JPH0724866B2 - 折曲げ機における揺動金型 - Google Patents

折曲げ機における揺動金型

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JPH0724866B2
JPH0724866B2 JP9003986A JP9003986A JPH0724866B2 JP H0724866 B2 JPH0724866 B2 JP H0724866B2 JP 9003986 A JP9003986 A JP 9003986A JP 9003986 A JP9003986 A JP 9003986A JP H0724866 B2 JPH0724866 B2 JP H0724866B2
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die
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shaft
oscillating
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勝巳 小山
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Amada Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、折曲げ機における揺動金型に関し、更に詳細
には、例えば金属板の周辺を箱曲げ加工するために使用
するトップダイの揺動部を、トップダイホルダの昇降に
連動して変位させる折曲げ機における揺動金型に関す
る。
[発明の技術的背景及びその問題点] 従来、例えば折曲げ機などのごとき板材を曲げ加工する
装置において、金属板の周辺を箱曲げ加工するために使
用するトップダイの形状は、第7図および第8図に示す
ようなものがある。
両側をチャンネル状に加工済のワークピースWに対し
て、トップダイホルダ201に支承されたトップダイ203の
両端のトップダイ205は、揺動体207を備え、この揺動体
207はピン209を介して回動自在に取付けてなるものであ
る。
上記揺動体207は、自重もしくはスプリング等により矢
印方向に回動し、ストッパ211により第7図に示した位
置、つまりチャンネル状のワークピースWの側面と昇降
時に接触しない位置にて回動は係止される。この状態で
トップダイホルダ201を下降させ第8図に示した位置に
てワークピースWを押圧固定する。この時揺動体207お
よびトップダイ203、205の下面は一直線をなし、揺動体
207の先端部213は、チャンネル状のワークピースWのコ
ーナ部215に接するように構成されている。
ところが従来の揺動金型にあっては、ワークピースWを
押圧固定する際、揺動体207の先端部213は、常にワーク
ピースWの表面をすべりながら移動する。
この結果、ワークピース表面に瑕疵を発生させ高品質の
製品を得ることができなかった。
また、一工程の作業終了後、次の工程に移る時トップダ
イに設けた揺動体の先端がワークピース表面より離れる
まで上昇させる必要がある。これは、次工程の加工をす
るためワークピースを移行させる時、ワークピース表面
に瑕疵を付けないためである。
なお、上記不具合を改善した例として図示は省略する
が、前述した揺動体207の先端にローラを設けた型式の
ものもある。
この場合、ローラ径の関係で箱曲げしたチャンネル部の
高さが低い場合にはローラが当接し使用することができ
ない。
更に、ワークピース搬送時常にローラ表面がワークピー
ス面に接触しているため、ワークピース表面に瑕疵を発
生させ高品質の製品を得ることができない。
従って、いずれの場合も作業時間を多く要し、作業能率
の向上が図れないという問題があるのが現状である。
[発明の目的] 本発明は上述した問題点に鑑み創案されたものである。
従って本発明の目的は、金属板の周辺を箱曲げ加工する
ために使用するトップダイの揺動部を、トップダイホル
ダの昇降に連動させて変位させることにより製品の品質
及び作業能率の向上を図った折曲げ機における揺動金型
を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明はその目的を達成させるために次のような構成と
している。
すなわち、この発明に係る折曲げ機における揺動金型
は、ボトムダイ上に載置した板材を昇降自在のトップダ
イホルダに装着したトップダイにより押圧固定し上下動
自在に支承したベンドビームにてダイより突出した板材
の自由端縁を折曲げる型式の折曲げ機において、前記ト
ップダイの下部に側方へ突出可能に設けた揺動体を備
え、この揺動体をトップダイホルダの昇降に連動して揺
動自在に変位させる連動機構を設けてなるものである。
[実施例] 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ具体的に説明
する。
例えば第5図および第6図に示す本発明を実施した折曲
げ機について総体的に説明する。
折曲げ機1を構成するフレーム3は、ベース5とベース
5の両側部から垂直に立設した左右のサイドフレーム7,
9および左右両端部をサイドフレーム7,9の上部に支承さ
れて前後に離隔された上部ビーム部材11F,11R等によっ
て構成される。
また、前後のボトムダイ13F,13Rから左右両端部をサイ
ドフレーム7,9に連結した、複数のダイサポートプレー
ト15F,15Rに固着されている。
前記ボトムダイ13F,13Rは、ワークピースWを支持する
ものであって、それぞれ前後の適宜面には、ワークピー
スWの幅寸法を検出するためにセンサ17F,17Rが適宜間
隔に複数配設してある。
さらに、前記ボトムダイ13F,13Rの上方位置には、トッ
プダイホルダ19が昇降シリンダ21により上下動自在に配
設されている。
上記トップダイホルダ19の下面の前後部には、後述する
ように前記ボトムダイ13F,13RにワークピースWを押圧
固定するためのトップダイ23F,23Rおよび25F,25Rが、そ
れぞれ着脱自在に取付けられている。このトップダイ23
F,23Rおよび25F,25Rは、複数に分割された適宜寸法の複
数の分割片を、ワークピースWの幅寸法に応じて適宜の
長さ寸法に組合せて使用され、両端に設けたトップダイ
25F,25Rには下面に揺動体27F,27Rを備えている。
上記トップダイ23F,23R,25F,25Rによってワークピース
Wをボトムダイ13F,13Rに押圧固定するとき、ワークピ
ースWの反力によってトップダイホルダ19が上向中凸に
湾曲するのを防止するための複数の押圧シリンダ29F,29
Rが、前記上部ビーム部材11F,11Rの下面に適宜間隔に装
着してある。そしてトップダイホルダ19の上面には、各
押圧シリンダ29F,29Rに対応する複数のロータリアクチ
エータ31F,31Rが装着してある。この各ロータリアクチ
エータ31F,31Rの回動軸には、前記押圧シリンダ29F,29R
の真下の位置および押圧シリンダ29F,29Rの真下から離
れた位置へ移動自在な山形形状の可動ブロック33F,33R
が取付けてある。
したがって、前記センサ17F,17Rの作動によって、対応
したロータリアクチエータ31F,31Rのみが作動し、ワー
クピースWに対応した位置の可動ブロック33F,33Rのみ
が、押圧シリンダ29F,29Rの真下へ位置せしめられるこ
ととなる。
前記トップダイ23F,23R,25F,25Rによって、ボトムダイ1
3F,13Rに押圧固定されたワークピースWの端縁部を上方
向へ折曲げるために、ボトムダイ13F,13Rの内側には、
ベンドビーム35F,35Rが上下動自在に設けられている。
このベンドビーム35F,35Rは、偏心軸37F,37Rに支承さ
れ、曲げ用シリンダ39F,39Rの伸縮作動により偏心軸37
F,37Rが回動され、トップダイ23F,23R,25F,25Rによって
ボトムダイ13F,13Rに押圧されているワークピースWの
端縁部は上方向へ折曲げられる。
この折曲げ時、ベンドビーム35F,35Rをトップダイ23F,2
3R,25F,25Rの方向へ指向せしめるガイド部41に支承され
た楔形ガイド部材43F,43Rが、前記トップダイホルダ19
の下面に上下位置調節自在に装着されている。
なお、前記トップダイホルダ19の昇降に連動しトップダ
イ25F,25Rに設けた揺動体27F,27Rの位置を変位させる連
動機構45F,45Rが設けられて構成されている。
次に本発明に係る揺動金型の連動機構45Rについて第1
図乃至第4図により詳細に説明する。
なお、図面は板材進行方向後側の揺動金型を示している
が、前側の揺動金型についてもまったく同一な機構を備
えている。
連動機能を備えた揺動金型は、下部に設けた揺動体27R
はラック47を備えた軸49と連結する接続片51により、接
続片51の下端は揺動体27Rとピン53により、上端は軸49
とピン55により揺動自在に支承されている。
なお、軸49はトップダイ25Rに垂直に貫通した案内孔57
内を昇降自在であり、欠円状に形成した案内面59を備
え、トップダイ25Rに設けた複数の案内ローラ61により
回り止めを兼ね、且つ、円滑な昇降を可能としている。
この軸49の案内面59と反対側の面にはラック47が設けら
れ、これと噛合する小歯車63は両端をベアリング65(第
3図参照)および67を介してトップダイ25Rに回動自在
に支承されている。
一方、トップダイ19の昇降により前記揺動体27Rを作動
させる駆動機構を内蔵したブロック69が、トップダイ25
Rの側面に固着してある。
ブロック69は駆動機構組込みのため2分割してあり、ブ
ロック69aとブロック69bとで形成され締結具等にて固着
構成されている。
このブロック69の下面に突出した突当て体71に内装した
複数枚の板バネ73を介し連結ボルト75により軸77と結合
し、前記板バネ73は軸77の下端と突当て体71の段部79間
に装着されているので常時突当て体71を突出方向(第1
図にて下側)へ付勢している。
なお、軸77はブロック69に垂直に貫通した案内孔81内を
昇降自在となり、欠円状の案内面83を有し、ブロック69
に設けた複数の案内ローラ61により回り止めを兼ね円滑
な昇降が可能となっている。
この軸77の案内面83の反対側の面にはラック85が設けて
あり、このラック85と噛合する大歯車87は両端をベアリ
ング89を介しブロック69に回動自在に支承されている。
更に大歯車87と同軸上に隣接して設けた小歯車91は連結
軸93Aに設けたラック95と噛合している。
この連結軸93A,93B,93C,93Dは、前記軸49および軸中77
と離れた位置でともに直角に交差し、連結軸93Aはブロ
ック69に、連結軸93Bはブロック69に隣接したトップダ
イ25Rに、連結軸93Cは複数個に組合されたトップタイ23
R(図面にては1個とした)に、また連結軸93Dはトップ
ダイ25Rにそれぞれ貫挿してある。
連結軸93Aは、ラック95の反対側の面に案内面97が設け
てあり、ブロック69に設けた案内ローラ61により回り止
めを兼ね円滑な左右方向の移動を容易にしている。
なお連結軸93Aの先端(第1図にて左側)にフランジ99
を設け、このフランジ99とブロック69の側面間にスプリ
ング101が装着され、常に連結軸93Aより小歯車91および
大歯車87を介し軸77を突出方向(第1図で下向方向)へ
付勢している。
突出限調整用としてブロック69の側面より突設したブラ
ケット103にストッパボルト105がナット107に依り調整
自在に設けてある。
連結軸93Bは、ブロック69を保持したトップダイ25Rに貫
挿され、前述した揺動体27Rに連結した軸49に設けたラ
ック47と連結軸93Bに設けたラック109とを同時に噛合す
る小歯車63により連動することができるようになってい
る。
更に、ラック109の反対側の面には案内面59が設けら
れ、トップダイ25Rに設けた案内ローラ61により回り止
めを兼ねて左右方向へ移動自在となっている。
また、連結軸93Bのブロック69側先端にはフランジ111を
有し、スプリング113により連結軸93Aに当接するよう常
に付勢してある。
連結軸93Cは、複数個のトップダイ23R(図面では1個と
した)にスプリング115がトップダイ23Rに設けた孔117
内に装着され、連結軸93Cに設けたフランジ119に当接し
常時連結軸93Bに当接するよう付勢されている。
また、連結軸93Dは、トップダイ25Rを貫通し、前述した
揺動体27Rに連結した軸49に設けたラック47と、連結軸9
3Dに設けたラック109と同時に噛合する小歯車63により
連動することができるようになっている。
更に、ラック109の反対側の面には案内面59が設けら
れ、トップダイ25Rに設けた案内ローラ61により回り止
めを兼ねて左右方向へ移動自在となっている。この構成
は連結軸93Bと同一である。
また、連結軸93Dの後端(第1図にて右側)側にフラン
ジ121が設けてあり、トップダイ25Rの側面に設けたエン
ドプレート123と前記フランジ123間にスプリング125が
装着され、連結軸93C側へ常に付勢している。
以上の構成によりその作用としては、常時は第1図に鎖
線で示す位置に揺動体27Rならびに突当て体71は突出し
ている。
トップダイホルダ19が下降しボトムダイ13R上に載置し
た板材をボトムダイ13Rとトップダイ23R,25Rで協働して
保持固定を行なう際は、トップダイホルダ19の下降によ
り揺動体27Rより先行して突当て体71がボトムダイ13Rに
当接するために突当て体71が引込み、これと連動して揺
動体27Rも上方向へ回動する。
ワークピースの保持固定作業限にて揺動体27Rの下面
は、トップダイ25Rの下面と一致する。
ベンドビーム35の上昇による曲げ作業完了後は、トップ
ダイホルダ19を上昇することによりワークピースWの保
持固定が解放されるが、突当て体71の上昇にともない、
連動機構45Rにより揺動体27Rは揺動下降する。かくて第
7図に示したように揺動体207は板材表面より左右両端
間の幅をせまくしてフランジ部分との干渉をさけながら
下面をこすることなく離隔することができる。
なお、上述した実施例に限定されず本発明の要旨を逸脱
しない範囲において種々変更し得ることは勿論である。
例えば、中間に設けるトップダイには揺動体を変位させ
る伝達機構を設けず、両端のトップダイにトップダイホ
ルダの変位を伝えて揺動体を昇降させる方法も考えられ
る。
[発明の効果] 本発明は上述したように検出体を設け、トップダイホル
ダの昇降に関連し連動機構を介して揺動体を昇降自在に
変位させることができる。このため箱曲げた板材のチャ
ンネル部の高さが低い場合でも板材移行時に板材表面よ
り揺動体を離隔することができ、板材表面へ瑕疵を付け
ることがない。
従って、製品の品質が向上し、更に従来の作業工程を省
略することができるので作業能率の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第4図は本発明に係る揺動金型および連動機
構を示し、第1図は第6図のI−I矢視の断面図、第2
図は第1図の一部断面を含む平面図、第3図は第1図の
III−III矢視の断面図、第4図は第2図のIV−IV矢視の
断面図、第5図および第6図は本発明を実施した折曲げ
機を示し、第5図は正面図、第6図は第5図のVI−VI矢
視の断面図、第7図および第8図は従来例を示す作動説
明図である。 図面の主要な部分を表わす符号の説明 13F,13R……ボトムダイ 19……トップダイホルダ 23F,23R……トップダイ 25F,25R……トップダイ 27F,27R……揺動体 45F,45R……連動機構

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボトムダイ上に載置した板材を昇降自在の
    トップダイホルダに装着したトップダイにより押圧固定
    し上下動自在に支承したベンドビームにてダイより突出
    した板材の自由端縁を折曲げる型式の折曲げ機におい
    て、前記トップダイの下部に側方へ突出可能に設けた揺
    動体を備え、この揺動体をトップダイホルダの昇降に連
    動して揺動自在に変位させる連動機構を設けたことを特
    徴とする折曲げ機における揺動金型。
JP9003986A 1986-04-21 1986-04-21 折曲げ機における揺動金型 Expired - Lifetime JPH0724866B2 (ja)

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