JPH07248394A - 小物資材搬入装置 - Google Patents
小物資材搬入装置Info
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- JPH07248394A JPH07248394A JP6040746A JP4074694A JPH07248394A JP H07248394 A JPH07248394 A JP H07248394A JP 6040746 A JP6040746 A JP 6040746A JP 4074694 A JP4074694 A JP 4074694A JP H07248394 A JPH07248394 A JP H07248394A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、躯体内に埋設される小物資
材を搬入するための設備を設けて、タワークレーンの円
滑な稼動を可能とすることにより、大規模なプラント全
体の建設工期の短縮を図ることにある。 【構成】 本発明に係る小物資材搬入装置は、躯体3の
進捗工事に合せて複数の基本ユニット28を上下方向に連
結して構成される縦骨組14と、この縦骨組14の側面に接
続され複数の前記基本ユニット28を連結して構成される
横骨組17と、前記縦骨組14内を上下動する移動ボックス
12と、この移動ボックス12内に収容される資材運搬台車
11とから構成されている。
材を搬入するための設備を設けて、タワークレーンの円
滑な稼動を可能とすることにより、大規模なプラント全
体の建設工期の短縮を図ることにある。 【構成】 本発明に係る小物資材搬入装置は、躯体3の
進捗工事に合せて複数の基本ユニット28を上下方向に連
結して構成される縦骨組14と、この縦骨組14の側面に接
続され複数の前記基本ユニット28を連結して構成される
横骨組17と、前記縦骨組14内を上下動する移動ボックス
12と、この移動ボックス12内に収容される資材運搬台車
11とから構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発電所等の大規模な構
築物の建設工事における小物資材搬入装置に関する。
築物の建設工事における小物資材搬入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の大規模なプラントの建屋建設にお
ける小物資材の搬入方法について、原子力発電所の建設
を例にとり、図15及び図16を参照し説明する。原子炉建
屋の建屋基礎1の施工が完了した時点で、原子炉建屋外
壁に近接する位置に図示しない原子炉格納容器などの組
立てを行うための大型タワークレーン又は躯体の建築用
としてタワークレーン2を数基設置する。次に建築側工
事として、このタワークレーン2を使用して躯体3を構
築するための建築用足場9の設置並びに鉄筋4、型枠5
及び支保工6などの搬入、搬出および設定を行う。
ける小物資材の搬入方法について、原子力発電所の建設
を例にとり、図15及び図16を参照し説明する。原子炉建
屋の建屋基礎1の施工が完了した時点で、原子炉建屋外
壁に近接する位置に図示しない原子炉格納容器などの組
立てを行うための大型タワークレーン又は躯体の建築用
としてタワークレーン2を数基設置する。次に建築側工
事として、このタワークレーン2を使用して躯体3を構
築するための建築用足場9の設置並びに鉄筋4、型枠5
及び支保工6などの搬入、搬出および設定を行う。
【0003】また建築側工事と並行しながら行う機械側
の工事として、躯体3内に埋設される配管及び電線管
7、埋込金物8の搬入工事についてもタワークレーン2
を使用して実施する。
の工事として、躯体3内に埋設される配管及び電線管
7、埋込金物8の搬入工事についてもタワークレーン2
を使用して実施する。
【0004】このようにしてコンクリート打設前の建築
側工事と機械側工事が準備が出来たところでコンクリー
トの打設を行う。この後、型枠5、鉄筋4の設定工事か
らコンクリート打設までの作業を順次繰り返えして行う
と共に必要な階高に応じて建築用足場9の盛替えなどを
行いながら躯体3を構築する。
側工事と機械側工事が準備が出来たところでコンクリー
トの打設を行う。この後、型枠5、鉄筋4の設定工事か
らコンクリート打設までの作業を順次繰り返えして行う
と共に必要な階高に応じて建築用足場9の盛替えなどを
行いながら躯体3を構築する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように原子力発電
所等の大規模なプラントの建設工事において、大型タワ
ークレーンや建築用タワークレーン2を設置して工事を
行うことになる。このタワークレーン2の旋回範囲の関
係から、お互いにタワークレーン2を干渉しないように
設置しなければならないので、タワークレーン2の設置
台数が制限される。さらに、建築側工事および機械側工
事ともに限られた台数のタワークレーン2が競合して使
用することになるため、建設工事が本格的に開始される
とタワークレーン2の取合いとなり、タワークレーン2
の稼動時間が躯体3の構築工事における最大のクリティ
カルパスとなっていた。
所等の大規模なプラントの建設工事において、大型タワ
ークレーンや建築用タワークレーン2を設置して工事を
行うことになる。このタワークレーン2の旋回範囲の関
係から、お互いにタワークレーン2を干渉しないように
設置しなければならないので、タワークレーン2の設置
台数が制限される。さらに、建築側工事および機械側工
事ともに限られた台数のタワークレーン2が競合して使
用することになるため、建設工事が本格的に開始される
とタワークレーン2の取合いとなり、タワークレーン2
の稼動時間が躯体3の構築工事における最大のクリティ
カルパスとなっていた。
【0006】またタワークレーン2を用いて行う作業
は、屋外での作業となり安全上の観点から強風や濃霧な
どの天候条件に大きく左右される。さらに建設工事が進
捗すると本設機器の搬入据付工事と、躯体3の構築のた
めの建築側工事と、機械側工事が並行して行われるよう
になり、タワークレーン2の使用頻度が多くなることか
ら、詳細な使用調整を行う必要が生じ、この使用調整の
ために余分の工数がかかっていた。
は、屋外での作業となり安全上の観点から強風や濃霧な
どの天候条件に大きく左右される。さらに建設工事が進
捗すると本設機器の搬入据付工事と、躯体3の構築のた
めの建築側工事と、機械側工事が並行して行われるよう
になり、タワークレーン2の使用頻度が多くなることか
ら、詳細な使用調整を行う必要が生じ、この使用調整の
ために余分の工数がかかっていた。
【0007】このようにタワークレーンの稼動状況の制
限が、プラント全体の建設工期の長期化を招く要因の一
つとなっていた。本発明は上記の点を考慮してなされた
もので、発電所等の大規模な構築物の建設工事を行うた
めに設置されるタワークレーンと取合調整することな
く、躯体内に埋設される配管、電線管および埋込金物な
どの小物資材を搬入するための設備を設ける。このよう
にしてタワークレーンの円滑な稼動を行うことにより、
発電所等の大規模なプラント全体の建設工期の短縮、工
数低減および安全性の向上を図ることを目的とする。
限が、プラント全体の建設工期の長期化を招く要因の一
つとなっていた。本発明は上記の点を考慮してなされた
もので、発電所等の大規模な構築物の建設工事を行うた
めに設置されるタワークレーンと取合調整することな
く、躯体内に埋設される配管、電線管および埋込金物な
どの小物資材を搬入するための設備を設ける。このよう
にしてタワークレーンの円滑な稼動を行うことにより、
発電所等の大規模なプラント全体の建設工期の短縮、工
数低減および安全性の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、躯体の進捗工事に合せて複数の
基本ユニットを上下方向に連結して構成される縦骨組
と、この縦骨組の側面に接続され複数の前記基本ユニッ
トを連結して構成される横骨組と、前記縦骨組内を上下
動する移動ボックスと、この移動ボックス内に収容され
る資材運搬台車とから成ることを特徴とする小物資材搬
入装置を提供する。
に、本発明においては、躯体の進捗工事に合せて複数の
基本ユニットを上下方向に連結して構成される縦骨組
と、この縦骨組の側面に接続され複数の前記基本ユニッ
トを連結して構成される横骨組と、前記縦骨組内を上下
動する移動ボックスと、この移動ボックス内に収容され
る資材運搬台車とから成ることを特徴とする小物資材搬
入装置を提供する。
【0009】
【作用】このように構成することにより、建屋基礎上を
走行する資材運搬台車に、躯体内に埋設される配管、電
線管および金物などの小物資材を積載する。次に、躯体
の進捗工事に合せて組立てられた縦骨組の下面まで吊下
された移動ボックス内に小物資材を積載した資材運搬台
車を収容する。資材運搬台車を収容した移動ボックスを
巻上装置により縦骨組の上部まで吊上げる。上部まで吊
上げられた移動ボックスより、資材運搬台車が縦骨組よ
り外側に出る。さらに縦骨組の上部側面に設置された横
骨組を通って所定の場所まで資材運搬台車が走行する。
所定の位置に達した資材運搬台車より、躯体内に埋設さ
れる配管、電線管および金物などの小物資材を降ろす。
この降された小物資材は、所定の位置まで運搬され、設
置され、コンクリートを打設することにより躯体内に埋
設される。このように、発電所等の大規模な構築物の建
設工事を行うために設置されるタワークレーンを使用し
ないで、配管、電線管および金物などの小物資材を躯体
の所定の場所に運搬することができる。こうして、タワ
ークレーンと使用調整することなく、躯体内に埋設され
る配管、電線管および埋込金物などの小物資材を運搬す
ることができる。このためタワークレーは重量物運搬な
どの本来の作業に専用に使用できるので、タワークレー
ンの円滑な稼動を行うことが可能となる。こうして、タ
ワークレーンを使用するための待ち時間を大幅に削減す
ることができ、ひいては発電所等の大規模なプラント全
体の建設工期の短縮、工数低減および安全性の向上を図
ることができる。
走行する資材運搬台車に、躯体内に埋設される配管、電
線管および金物などの小物資材を積載する。次に、躯体
の進捗工事に合せて組立てられた縦骨組の下面まで吊下
された移動ボックス内に小物資材を積載した資材運搬台
車を収容する。資材運搬台車を収容した移動ボックスを
巻上装置により縦骨組の上部まで吊上げる。上部まで吊
上げられた移動ボックスより、資材運搬台車が縦骨組よ
り外側に出る。さらに縦骨組の上部側面に設置された横
骨組を通って所定の場所まで資材運搬台車が走行する。
所定の位置に達した資材運搬台車より、躯体内に埋設さ
れる配管、電線管および金物などの小物資材を降ろす。
この降された小物資材は、所定の位置まで運搬され、設
置され、コンクリートを打設することにより躯体内に埋
設される。このように、発電所等の大規模な構築物の建
設工事を行うために設置されるタワークレーンを使用し
ないで、配管、電線管および金物などの小物資材を躯体
の所定の場所に運搬することができる。こうして、タワ
ークレーンと使用調整することなく、躯体内に埋設され
る配管、電線管および埋込金物などの小物資材を運搬す
ることができる。このためタワークレーは重量物運搬な
どの本来の作業に専用に使用できるので、タワークレー
ンの円滑な稼動を行うことが可能となる。こうして、タ
ワークレーンを使用するための待ち時間を大幅に削減す
ることができ、ひいては発電所等の大規模なプラント全
体の建設工期の短縮、工数低減および安全性の向上を図
ることができる。
【0010】
【実施例】本発明による建屋建設装置について、原子力
発電所の建設を例にとり図1乃至図14を参照して説明す
る。なお、図1において、図15と同一部分には同一符号
を付し、その部分の構成の説明は省略する。
発電所の建設を例にとり図1乃至図14を参照して説明す
る。なお、図1において、図15と同一部分には同一符号
を付し、その部分の構成の説明は省略する。
【0011】まず図1および図2に示すように、小物資
材搬入装置10は、資材運搬台車11と、この資材運搬台車
11を上下方向に移動するための移動ボックス12と、この
移動ボックス12を昇降する巻上装置13とから構成され
る。この巻上装置13を任意の高さに設置するために、2
本の縦骨組14,14が建立されている。この縦骨組14は、
図3に示す基本ユニット28を複数連結することにより構
成される。この基本ユニット28は、4本の縦部材29、4
本の横部材30、4本の横部材31を溶接組立てすることに
より構成される。2本の縦骨組14,14の上方は横骨組17
で連結されている。この横骨組17も、図3に示す基本ユ
ニット28を複数連結することにより形成される。この横
骨組17に使用される基本ユニット28は、図4に示すよう
に、資材運搬台車11が走行できるように、下面にはグレ
ーチング15が敷設されている。また資材運搬台車11から
小物が落下しない様に側面にはネット16が付設されてい
る。
材搬入装置10は、資材運搬台車11と、この資材運搬台車
11を上下方向に移動するための移動ボックス12と、この
移動ボックス12を昇降する巻上装置13とから構成され
る。この巻上装置13を任意の高さに設置するために、2
本の縦骨組14,14が建立されている。この縦骨組14は、
図3に示す基本ユニット28を複数連結することにより構
成される。この基本ユニット28は、4本の縦部材29、4
本の横部材30、4本の横部材31を溶接組立てすることに
より構成される。2本の縦骨組14,14の上方は横骨組17
で連結されている。この横骨組17も、図3に示す基本ユ
ニット28を複数連結することにより形成される。この横
骨組17に使用される基本ユニット28は、図4に示すよう
に、資材運搬台車11が走行できるように、下面にはグレ
ーチング15が敷設されている。また資材運搬台車11から
小物が落下しない様に側面にはネット16が付設されてい
る。
【0012】図5を用いて巻上装置について説明する。
巻上装置13は、縦骨組14の上部に設置される。この巻上
装置13からのワイヤロープ32は、複数連結された基本ユ
ニット28からなる縦骨組14の内部を通り、移動ボックス
12の上部に固定される。このワイヤロープ32を伸縮する
ことにより、移動ボックス12を昇降させる。この移動ボ
ックス12の側面には、資材運搬台車11が自由に出入りで
きるようにドア18が設けられている。
巻上装置13は、縦骨組14の上部に設置される。この巻上
装置13からのワイヤロープ32は、複数連結された基本ユ
ニット28からなる縦骨組14の内部を通り、移動ボックス
12の上部に固定される。このワイヤロープ32を伸縮する
ことにより、移動ボックス12を昇降させる。この移動ボ
ックス12の側面には、資材運搬台車11が自由に出入りで
きるようにドア18が設けられている。
【0013】次に図6乃至図11を用いて、縦骨組14およ
び横骨組17に使用される基本ユニット28の接続機構につ
いて説明する。縦骨組14および横骨組17は、基本ユニッ
ト28を連結することにより構成される。この基本ユニッ
ト28の接続機構は、縦骨組14および横骨組17の組立てに
おいて、ほぼ同一の構造を有している。
び横骨組17に使用される基本ユニット28の接続機構につ
いて説明する。縦骨組14および横骨組17は、基本ユニッ
ト28を連結することにより構成される。この基本ユニッ
ト28の接続機構は、縦骨組14および横骨組17の組立てに
おいて、ほぼ同一の構造を有している。
【0014】図6に、縦骨組14を構成する基本ユニット
28,28および横骨組17を構成する基本ユニット28の接続
部を示す。図7乃至図9には、縦骨組14を構成する基本
ユニット28の接続部を示す。下段の基本ユニット28の上
面には、軸19が回転自在に立設され、この軸19の上部に
は、この軸19と直角にピン20,20が取付けられている。
一方上段の基本ユニット28の下面には、貫通孔21が設け
られている。この貫通孔21は、軸19とピンが組立てられ
たものが、挿入できる形状を有している。
28,28および横骨組17を構成する基本ユニット28の接続
部を示す。図7乃至図9には、縦骨組14を構成する基本
ユニット28の接続部を示す。下段の基本ユニット28の上
面には、軸19が回転自在に立設され、この軸19の上部に
は、この軸19と直角にピン20,20が取付けられている。
一方上段の基本ユニット28の下面には、貫通孔21が設け
られている。この貫通孔21は、軸19とピンが組立てられ
たものが、挿入できる形状を有している。
【0015】図10には、横骨組17を構成する基本ユニッ
ト28の接続部を示す。縦骨組14の接続部と同様に、縦骨
組14の基本ユニット28の側面に軸33が回転自在に取付け
られ、この軸33の上部にはピン34,34が固定されてい
る。一方この基本ユニット28に連結される横骨組17の基
本ユニット28の側面には、貫通孔35が設けられている。
この貫通孔35には、ピン34,34が固定された軸33が自由
に挿入できる形状を有している。
ト28の接続部を示す。縦骨組14の接続部と同様に、縦骨
組14の基本ユニット28の側面に軸33が回転自在に取付け
られ、この軸33の上部にはピン34,34が固定されてい
る。一方この基本ユニット28に連結される横骨組17の基
本ユニット28の側面には、貫通孔35が設けられている。
この貫通孔35には、ピン34,34が固定された軸33が自由
に挿入できる形状を有している。
【0016】図11(A)において、基本ユニット28同士
を接続するための固定具22について説明する。この固定
具22は、軸19に挿入されるパイプ36及びこのパイプ36の
側面に取付けられた取手24から構成される。このパイプ
36を軸19に挿入するとき、ピン20,20との干渉を避ける
ために、パイプ36の側面には溝23が切欠いてある。
を接続するための固定具22について説明する。この固定
具22は、軸19に挿入されるパイプ36及びこのパイプ36の
側面に取付けられた取手24から構成される。このパイプ
36を軸19に挿入するとき、ピン20,20との干渉を避ける
ために、パイプ36の側面には溝23が切欠いてある。
【0017】図11(B)に示すように、基本ユニット28
の上に別の基本ユニット28を積み重ね、貫通孔21を通過
したピン20,20を付属した軸19に、固定具22をかぶせ
る。この後固定具22を270 °から225 °まで回転させる
ことにより、軸19のピン20,20を同様に270 °から225
°に回転させる。このピン20,20の回転により、ピン2
0,20の方向と貫通孔21の長穴の方向が不一致すること
により、基本ユニット28,28同士を軸19を介してピン2
0,20で拘束することができる。
の上に別の基本ユニット28を積み重ね、貫通孔21を通過
したピン20,20を付属した軸19に、固定具22をかぶせ
る。この後固定具22を270 °から225 °まで回転させる
ことにより、軸19のピン20,20を同様に270 °から225
°に回転させる。このピン20,20の回転により、ピン2
0,20の方向と貫通孔21の長穴の方向が不一致すること
により、基本ユニット28,28同士を軸19を介してピン2
0,20で拘束することができる。
【0018】図12乃至図14を使用して、基本ユニット28
の吊り機構37について説明する。この吊り機構37は、基
本ユニット28の横部材30を下方より支持する吊り具25
と、この吊り具25の上部孔38,38を貫通するボルト28
と、このボルト28の他端にセットされるナット27から構
成される。この基本ユニット28に組込んだ吊り機構37
は、躯体3の外壁又は建設用足場9等から図示しないワ
イヤロープ又はフックなどを利用して支持し倒れ防止等
の対策を講じる。
の吊り機構37について説明する。この吊り機構37は、基
本ユニット28の横部材30を下方より支持する吊り具25
と、この吊り具25の上部孔38,38を貫通するボルト28
と、このボルト28の他端にセットされるナット27から構
成される。この基本ユニット28に組込んだ吊り機構37
は、躯体3の外壁又は建設用足場9等から図示しないワ
イヤロープ又はフックなどを利用して支持し倒れ防止等
の対策を講じる。
【0019】次にこのような構成からなる本実施例によ
る資材搬入方法について図1及び図2により説明する。
建屋の基礎部分1の施工が完了した時点で原子炉格納容
器などの組立て及び躯体3の構築を行うために、クワー
クレーン2を設置する。このタワークレーン2を用いて
建築用足場9の設置を行うと共に、小物資材搬入装置10
を設置する。次に、建築側工事としてタワークレーン2
を用いて躯体3構築のため、鉄筋4、型枠材5および支
保工6の搬入および設定を行う。
る資材搬入方法について図1及び図2により説明する。
建屋の基礎部分1の施工が完了した時点で原子炉格納容
器などの組立て及び躯体3の構築を行うために、クワー
クレーン2を設置する。このタワークレーン2を用いて
建築用足場9の設置を行うと共に、小物資材搬入装置10
を設置する。次に、建築側工事としてタワークレーン2
を用いて躯体3構築のため、鉄筋4、型枠材5および支
保工6の搬入および設定を行う。
【0020】この建築側工事と並行しながら機械側工事
を施工する。機械側工事は、まず資材運搬台車11に配
管、電線管および金物などの小物資材を積載する。この
資材運搬台車11を移動ボックス12内に走行させ、巻上装
置13により所定の高さまで持上げる。所定の高さに達し
た後、資材運搬台車11は移動ボックス12より出て、横骨
組17内を走行して所定の位置に達する。所定の位置に達
した資材運搬台車11より配管、電線管および金物を取出
し、所定の箇所に設定する。
を施工する。機械側工事は、まず資材運搬台車11に配
管、電線管および金物などの小物資材を積載する。この
資材運搬台車11を移動ボックス12内に走行させ、巻上装
置13により所定の高さまで持上げる。所定の高さに達し
た後、資材運搬台車11は移動ボックス12より出て、横骨
組17内を走行して所定の位置に達する。所定の位置に達
した資材運搬台車11より配管、電線管および金物を取出
し、所定の箇所に設定する。
【0021】このようにして建築側工事と機械側工事が
準備ができたところで、コンクリートの打設を行う。こ
のコンクリートの打設によって躯体3の所定の階の工事
が終了する。次に、前記と同様の手順にて次の階高工事
を施工する。このように躯体3の階高に合せて、必要に
応じてタワークレーン2により横骨組17の引上げ及び縦
骨組14への基本ユニット28の積み増しを行う。
準備ができたところで、コンクリートの打設を行う。こ
のコンクリートの打設によって躯体3の所定の階の工事
が終了する。次に、前記と同様の手順にて次の階高工事
を施工する。このように躯体3の階高に合せて、必要に
応じてタワークレーン2により横骨組17の引上げ及び縦
骨組14への基本ユニット28の積み増しを行う。
【0022】このように本実施例によれば、躯体3の外
壁に設置された建築用足場9に沿って小物資材搬入装置
10を設置することにより、現状のタワークレーン2の設
置台数を増加することなく、小物資材搬入用の揚重設備
を得ることができる。横骨組17の引上げ及び基本ユニッ
ト28の増設時を除き、タワークレーン2との使用調整を
避けて小物資材の搬入工事を施工することができ、タワ
ークレーン2の使用頻度を低減することが可能となる。
建設工事が本格化しても、タワークレーン2の稼動時間
を容易に確保できる。また小物資材搬入装置10は、躯体
3の外壁および建設用足場9から倒れ防止の支持を行う
ことができる。また建設用足場9に沿って設置すること
ができるので、タワークレーン2の様に、安全上の対策
のため強風および濃霧などの天候条件に大きく左右され
ることなく屋外での作業を実施することが可能となる。
さらに建設工事が進捗すると、本設機余の搬入据付工
事、躯体3構築のための建築側工事および機械側工事が
並行して施行されるようになるが、小物資材搬入装置10
を使用することにより、躯体3構築のための機械側工事
がタワークレーン2を使用せずに施工できる。このため
タワークレーンの使用調整は、建設側工事主体で行える
ことになり、機械側工事と詳細な使用調整を行う必要が
なくなり、工数低減を図ることができる。
壁に設置された建築用足場9に沿って小物資材搬入装置
10を設置することにより、現状のタワークレーン2の設
置台数を増加することなく、小物資材搬入用の揚重設備
を得ることができる。横骨組17の引上げ及び基本ユニッ
ト28の増設時を除き、タワークレーン2との使用調整を
避けて小物資材の搬入工事を施工することができ、タワ
ークレーン2の使用頻度を低減することが可能となる。
建設工事が本格化しても、タワークレーン2の稼動時間
を容易に確保できる。また小物資材搬入装置10は、躯体
3の外壁および建設用足場9から倒れ防止の支持を行う
ことができる。また建設用足場9に沿って設置すること
ができるので、タワークレーン2の様に、安全上の対策
のため強風および濃霧などの天候条件に大きく左右され
ることなく屋外での作業を実施することが可能となる。
さらに建設工事が進捗すると、本設機余の搬入据付工
事、躯体3構築のための建築側工事および機械側工事が
並行して施行されるようになるが、小物資材搬入装置10
を使用することにより、躯体3構築のための機械側工事
がタワークレーン2を使用せずに施工できる。このため
タワークレーンの使用調整は、建設側工事主体で行える
ことになり、機械側工事と詳細な使用調整を行う必要が
なくなり、工数低減を図ることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る小物
資材搬入装置によれば、大規模なプラント全体の建設工
事の際、タワークレーンの使用を調整することなく、躯
体内に埋設される配管、電線管および金物などの小物資
材を搬入し、タワークレーンの円滑な稼動を確保するこ
とにより、プラント全体の建設工期の短縮、工数低減お
よび安全性の向上を図ることができる。
資材搬入装置によれば、大規模なプラント全体の建設工
事の際、タワークレーンの使用を調整することなく、躯
体内に埋設される配管、電線管および金物などの小物資
材を搬入し、タワークレーンの円滑な稼動を確保するこ
とにより、プラント全体の建設工期の短縮、工数低減お
よび安全性の向上を図ることができる。
【図1】本発明の一実施例である小物資材搬入装置の全
体概要を示す正面図。
体概要を示す正面図。
【図2】図1で示す小物資材搬入装置の側面図。
【図3】図1に適用される縦骨組および横骨組を構成す
る基本ユニットを示す鳥瞰図。
る基本ユニットを示す鳥瞰図。
【図4】図1に適用される横骨組を構成する基本ユニッ
トを示す構成図。
トを示す構成図。
【図5】図1に適用される巻上装置を示す構成図。
【図6】図1に適用される縦骨組と横骨組の接続部を示
す斜視図。
す斜視図。
【図7】図6に適用される縦骨組の基本ユニットの接続
部Aを部分拡大して示す正面図。
部Aを部分拡大して示す正面図。
【図8】図7に適用される下段の基本ユニットの上面を
示す上面図。
示す上面図。
【図9】図7に適用される上段の基本ユニットの下面を
示す上面図。
示す上面図。
【図10】図6に適用される横骨組の基本ユニットの接
続部Bを拡大して示す正面図。
続部Bを拡大して示す正面図。
【図11】(A)は、図7に適用される基本ユニットの
接続部を固定する固定具を示す構成図。(B)は、図11
(A)に適用される固定具を示す上面図。
接続部を固定する固定具を示す構成図。(B)は、図11
(A)に適用される固定具を示す上面図。
【図12】基本ユニットの吊り機構を示す正面図。
【図13】基本ユニットの吊り機構を示す上面図。
【図14】図12に適用される吊り機構の構成を示す構
成図。
成図。
【図15】従来の建屋建設を示す説明図。
【図16】従来の躯体建設を示す断面図。
3…躯体 10…小物資材搬入装置 11…資材運搬台車 12…移動ボックス 13…巻上装置 14…縦骨組 15…横骨組 28…基本ユニット
Claims (5)
- 【請求項1】 躯体の進捗工事に合せて複数の基本ユニ
ットを上下方向に連結して構成される縦骨組と、この縦
骨組の側面に接続され複数の前記基本ユニットを連結し
て構成される横骨組と、前記縦骨組内を上下動する移動
ボックスと、この移動ボックス内に収容される資材運搬
台車とから成ることを特徴とする小物資材搬入装置。 - 【請求項2】 前記縦骨組が前記躯体に沿って2列配置
され、この2列配置された縦骨組の間に前記横骨組が設
置されることを特徴とする請求項1記載の小物資材搬入
装置。 - 【請求項3】 前記移動ボックスが前記縦骨組の上部に
設置された巻上装置により上下動されることを特徴とす
る小物資材搬入装置。 - 【請求項4】 前記横骨組が前記基本ユニットの下面に
底板を設置することにより構成されることを特徴とする
小物資材搬入装置。 - 【請求項5】 前記資材運搬台車が前記移動ボックスを
出て前記横骨組内を走行することを特徴とする小物資材
搬入装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6040746A JPH07248394A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 小物資材搬入装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6040746A JPH07248394A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 小物資材搬入装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07248394A true JPH07248394A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12589205
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6040746A Pending JPH07248394A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 小物資材搬入装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07248394A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016141982A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 清水建設株式会社 | 浮体式海洋構造物の海上施工システム |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6040746A patent/JPH07248394A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016141982A (ja) * | 2015-01-30 | 2016-08-08 | 清水建設株式会社 | 浮体式海洋構造物の海上施工システム |
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