JPH07248323A - アミノ酸分析装置 - Google Patents

アミノ酸分析装置

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JPH07248323A
JPH07248323A JP3943594A JP3943594A JPH07248323A JP H07248323 A JPH07248323 A JP H07248323A JP 3943594 A JP3943594 A JP 3943594A JP 3943594 A JP3943594 A JP 3943594A JP H07248323 A JPH07248323 A JP H07248323A
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JP
Japan
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reaction
reaction system
reagent
selector valve
buffer
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Pending
Application number
JP3943594A
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English (en)
Inventor
Yoshio Fujii
芳雄 藤井
Hiroshi Satake
尋志 佐竹
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ニンヒドリン法用緩衝液(1〜6)と蛍光法用
緩衝液(1′〜6′)を切換弁(17)により、および
ニンヒドリン試薬(11)と第1反応液(11A)を三
方電磁弁(17A)により一斉に切換える。ニンヒドリ
ン法用反応コイル(19)と第1反応コイル(18)は、
六方切換弁(24)によって手動または自動で切換えら
れる。ニンヒドリン用光度計(23)と蛍光光度計(2
0)は三方弁(28)によって切換えられる。 【効果】クロマトグラフィ法を利用してアミノ酸分析を
行う場合に、多方切換弁の操作により、ニンヒドリン方
式分析系と蛍光方式分析系をワンタッチで選択できるの
で、簡便に操作できるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ酸分析装置に係
り、特に液体クロマトグラフィを利用したアミノ酸分析
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】反応系を備えたアミノ酸分析には大きく
分けて2つの反応検出方法が用いられている。1つはニ
ンヒドリン試薬の反応検出によるアミノ酸分析方法(以
下ニンヒドリン法という)。もう1つは蛍光試薬の反応
検出によるアミノ酸分析方法(以下蛍光法という)であ
る。ニンヒドリン法についての一例は特公平2−59428号
公報に述べられている。もう1つの蛍光法についての一
例は特公平2−33985号公報に述べられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで2つの分析法を
比較してみると、ニンヒドリン法は、ベースラインの安
定性およびデータの安定性はすぐれているが、検出感度
には限界がある(約10pmolが検出限界)。一方蛍光法
は検出感度はすぐれているが(約0.5pmolが検出限
界)、ベースラインが不安定で、データの再現性に乏し
い。そこで、この2つの異なる方法を同一分析計内で、
切換えて行いたいという要求が生まれる。すなわち通常
はニンヒドリン法で分析するが、時々感度的に試料量が
不足の場合は蛍光法で行うことができるのが望まれる。
【0004】本発明の目的は、ニンヒドリン法と蛍光法
の両方を1台の分析装置によって簡単な操作で選択的に
実行できるアミノ酸分析装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1緩衝液系
と第2緩衝液系を選択的に切換える緩衝液切換弁を送液
ポンプの上流側に設け、この送液ポンプによって送られ
た液が導入される分離カラムの下流に反応系切換弁を設
け、分離カラムと反応系切換弁を接続する流路に、ニン
ヒドリン試薬又は酸化剤試薬が緩衝液系の選択に応じて
選択的に流通される共用流路を接続し、ニンヒドリン反
応流路および吸光光度計を有する第1反応系と、酸化反
応流路,蛍光試薬導入口および蛍光光度計を有する第2
反応系とを、反応系切換弁によって切換えるように構成
したことを特徴とする。
【0006】
【作用】クロマトグラフィを利用するアミノ酸分析方法
におけるニンヒドリン法と蛍光法とでは、用いる緩衝
液,反応用試薬および検出器が異なる。本発明では、緩
衝液送液ポンプ,分離カラム,反応流路の一部および試
薬供給流路の一部を、ニンヒドリン法および蛍光法のい
ずれの場合にも使用可能とし、緩衝液切換弁および反応
系切換弁を切換えることによって、測定しようとするア
ミノ酸含有試料に適した流路系を得ることができるよう
にした。
【0007】
【実施例】以下、本発明に基づく実施例を説明する。液
体クロマトグラフィを利用してアミノ酸分析を行う場合
に、ニンヒドリン法によるときは、緩衝液系としてニン
ヒドリン陽性物質を含まないクエン酸ナトリウム溶液を
用い、反応用試薬としてニンヒドリン試薬を用い、反応
流路として摂氏130度に維持された反応コイルを用
い、検出器として吸光光度計を用いる。また、蛍光法に
よるときは、緩衝液系として蛍光物質を含まないクエン
酸ナトリウム溶液を用い、第1の反応用試薬として次亜
塩素酸ナトリウム等の酸化剤を含むホウ酸緩衝液を用
い、第2の反応用試薬としてオルトフタルアルデヒド
(OPAと称することがある)等の蛍光物質を含む溶液
を用い、反応流路として摂氏50度に維持された反応コ
イルを用い、検出器として蛍光光度計を用いる。
【0008】ニンヒドリン法測定モードと蛍光法測定モ
ードを切換えるために、緩衝液送液ポンプの上流側に設
けた緩衝液切換弁および反応系切換弁を自動的に、又は
手動で切換える。ニンヒドリン反応流路と吸光光度計の
間に切換弁を設ける場合と設けない場合がある。蛍光試
薬を加えた後の反応流路は、両方のモードで共用する場
合と蛍光法測定モード専用にする場合がある。以下、図
面を参照して本発明の実施例を説明する。図1は、本発
明に基づく一実施例の概略流路構成を示す図である。
【0009】まずニンヒドリン法の場合について説明す
る。第1緩衝液系としての第1〜第5緩衝液1〜5およ
び再生液6は、それぞれに設けた電磁弁7によって1つ
ずつ、または最大6液までのグラジェント混合により選
択されて、緩衝液ポンプ8によってアンモニアフィルタ
カラム13とアミノ酸サンプルを導入するオートサンプ
ラ14を経由し、分離カラム15に送られる。ここで分
離されたアミノ酸成分は、ニンヒドリンポンプ9によっ
て送られたニンヒドリン試薬11と試薬導入口となるミ
キサ16において混合され、反応系切換弁としての六方
弁24の実線部分を経由して反応コイル19で反応す
る。ミキサ16は分離カラムと六方弁24の接続流路5
5に設ける。ここで発色したアミノ酸は、三方弁28の
実線部分を経由して吸光光度計23で連続的に検知さ
れ、クロマトグラムがデータ処理装置30に表示され
る。
【0010】次に蛍光法について説明する。第2緩衝液
系としての蛍光法用緩衝液1′〜6′および酸化剤液1
1Aは、スイッチに連動した緩衝液切換弁としての三方
電磁弁17および弁17Aによって同時に切換えられ
る。そして選択電磁弁7で選ばれた緩衝液は、緩衝液ポ
ンプ8によって、アンモニアフィルタカラム13とオー
トサンプラ14を経由して分離カラム15に送られる。
ここで分離したアミノ酸成分は、共用流路51を通して
ポンプ9によって送られた酸化剤液と蛍光試薬導入口と
してのミキサ16にて混合される。六方弁24のループ
52に設けた酸化反応流路としての第1反応コイル18
を破線のように通り反応する。次にポンプ10によって
送られた蛍光試薬12はループ52上のミキサ27で混
合し、再び六方弁24の破線部分を経由して蛍光反応流
路としての反応コイル19で反応する。ここで蛍光性を
持ったアミノ酸は、三方弁28の破線部分を通り、蛍光
光度計20で検知され、データ処理装置30でクロマト
グラムとして示される。図中21,22はポンプの脈動
を少なくするためのダンパコイル、26は流路抵抗29
を含んだドレインチューブである。六方弁24と三方弁
28とは、電気的に連動されるが、手動で別々に操作で
きるようにしても良い。31および31Aは恒温反応槽
である。ポート25は閉栓されている。
【0011】図1の装置によれば次のような効果が得ら
れる。まず、両モードの流路切換えが、自動化できる。
すなわち、三方電磁弁17と17Aと六方弁24と三方
弁28を連動させると1個のスイッチで1回で切換える
ことができる。更にこれをコンピュータに接続してプロ
グラマブル化することができる。必要なら手動でも別々
に切換えることもできる。
【0012】試薬は、両法が実行できるように設置して
いるので、モード切換えの毎に容器,中味を入れ換える
必要がなく簡便である。また、配管の取外し,付け換え
がないので、流路を開放することがない。だから、接続
を間違えることもない。第1反応コイル18が半密閉状
態なので、内部液の蒸発がなく、内部液の結晶化によっ
て詰まりを生じることがない。図1の状態でニンヒドリ
ン法を行う場合、反応コイル19は100〜150℃に
加温されることになる。この時、第1反応コイル18
は、六方弁24の実線状態に接続されるので、一方はポ
ート25で閉塞され、もう一方は流路抵抗29によって
内部液が封入されることになる。
【0013】次に他の実施例を説明する。図3の例の如
く図1の六方弁24の代りに四方弁24Bを設けると、
第1反応コイル18を完全に密封することができるの
で、長時間蛍光法を使用しない場合でも蒸発を防ぐこと
ができる。もう1つの図2の例では、図1の六方弁24
の代りに六方弁24Aを使用するポート25,56に栓
して、第1反応コイル18を六方の対称側に接続すると
密閉することができる。図2および図3の場合、蛍光試
薬導入路は反応コイル19の前のミキサ27Aに接続さ
れる。
【0014】さらに別の実施例を図4に示す。この実施
例でも、図1と同じ構成部を省略してある。この例は両
反応系を専用に分割したものである。まずニンヒドリン
法の場合は、分離カラム15で分離されたアミノ酸成分
は流路51からのニンヒドリン試薬とミキサ16で混合
されたあと、三方弁28Aの実線部分を通り、ニンヒド
リン用反応コイル19内で反応し、光度計23で検出さ
れる。
【0015】一方、蛍光法の場合は、分離カラム15で
分離されたアミノ酸成分が流路51からの第1反応試薬
とミキサ16で混合し、三方弁28Aの破線部分を通
り、第1反応コイル18内で酸化反応する。次に第2反
応液がミキサ27Bから混合され、第2反応コイル19
A内で反応し蛍光性を持つ。これを蛍光光度計20で検
知し、データ処理装置30でクロマトグラムとして記録
する。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、1台の分析装置によっ
てニンヒドリン法と蛍光法のアミノ酸分析操作を簡単に
選択して実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の流路系統図である。
【図2】本発明の他の実施例の要部を示す図である。
【図3】本発明のもう1つの実施例の要部を示す図であ
る。
【図4】本発明の別の実施例の要部を示す図である。
【符号の説明】
15…分離カラム、17…緩衝液切換弁、18,19,
19A…反応コイル、20…蛍光光度計、23…吸光光
度計、24,24A…六方弁、51…共用流路、52…
ループ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1緩衝液系と第2緩衝液系を選択的に切
    換える緩衝液切換弁を送液ポンプの上流側に設け、上記
    送液ポンプによって送られた液が導入される分離カラム
    の下流に反応系切換弁を設け、上記分離カラムと上記反
    応系切換弁を接続する流路に、ニンヒドリン試薬又は酸
    化剤試薬が上記緩衝液系の選択に応じて選択的に流通さ
    れる共用流路を接続し、ニンヒドリン反応流路および吸
    光光度計を有する第1反応系と、酸化反応流路,蛍光試
    薬導入口および蛍光光度計を有する第2反応系とを、上
    記反応系切換弁によって切換えるように構成したことを
    特徴とするアミノ酸分析装置。
JP3943594A 1994-03-10 1994-03-10 アミノ酸分析装置 Pending JPH07248323A (ja)

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JP3943594A JPH07248323A (ja) 1994-03-10 1994-03-10 アミノ酸分析装置

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