JPH0724821A - コンクリート成型用型枠材 - Google Patents

コンクリート成型用型枠材

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JPH0724821A
JPH0724821A JP19557793A JP19557793A JPH0724821A JP H0724821 A JPH0724821 A JP H0724821A JP 19557793 A JP19557793 A JP 19557793A JP 19557793 A JP19557793 A JP 19557793A JP H0724821 A JPH0724821 A JP H0724821A
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JP
Japan
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synthetic resin
aluminum
concrete
layer
laminated
Prior art date
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Pending
Application number
JP19557793A
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English (en)
Inventor
Seiichi Ishida
誠一 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンクリート成型用型枠の組立て、及び解体
作業が安全かつ容易であって、しかも繰り返し使用する
ことの出来る、軽量で加工性の良いコンクリート成型用
型枠材を提供する。 【構成】 熱可塑性合成樹脂22を芯層とし、この両面
にアルミニウム21を積層したアルミニウム系複合材2
の表面に接着剤層3を介して、ポリ塩化ビニルフイルム
41、及び耐アルカリ性、耐水性に優れた熱可塑性合成
樹脂層42を熱圧着した合成樹脂保護層4を順に積層し
たコンクリート成型用型枠材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビル等の建築現場にお
いてコンクリート打ち込み作業の際使用される型枠材に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築現場においては、コンクリー
トの打ち込み時に合板製の型枠材を使用し、この型枠材
を多数枚使用して所望の型枠を組み立て、この型枠内に
コンクリートを流し込んで固化させるようにしている
が、現場で多数の型枠材を釘等で打ちつけて組み立てを
行っているため作業能率が極めて悪く、またコンクリー
ト固化後の型枠取り外し作業にも手数と時間を浪費する
ばかりでなく、解体後の型枠材等の損傷が甚だしく再々
繰り返して使用することが出来ない、即ち転用回数が少
ないという欠点があった。又昨今の木材事情より木質資
源の枯渇が益々進み安価なものではなくなってきてお
り、将来的には供給の面でも不安がある。
【0003】一方、合板等木質系が有するこのような欠
点を克服する材料として、金属ステンレス板を型枠材と
したものが用いられている。これらは転用回数は大幅に
向上するが、材料費が非常に高価で、しかも重量的に非
常に重く、組み立て等の取扱いも困難で、現場施工性に
劣ったものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる問題点
に鑑みてなされたものであって、その目的とするところ
は、型枠の組み立て、及び解体作業等の現場施工性の良
い、転用回数に優れた、軽量で加工性の良いコンクリー
ト成型用型枠材を安価に、しかも安定的に提供すること
にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のコンクリート成型用型枠材は、アルミニウ
ム、熱可塑性合成樹脂、アルミニウムからなる、アルミ
ニウム複合材を基材とし、該アルミニウム複合材の表面
に接着剤を介して、少なくとも、耐アルカリ性、耐水性
に優れた合成樹脂保護層を積層してなることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明のコンクリート成型用型枠材は、熱可塑
性合成樹脂脂層を芯層としこの両面にアルミニウムを積
層したアルミニウム系複合材の表面に接着剤を介して耐
アルカリ性、耐水性に優れた合成樹脂保護層が積層構成
されているために、型枠は軽量化され、またコンクリー
ト打ち込み時のアルカリ水による腐食劣化を防止する。
【0007】
【実施例】以下、実施例について図面を参照して説明す
る。図1は本発明実施例1のコンクリート成型用型枠材
の積層構成を示す断面図であり、図2は本発明実施例2
のコンクリート成型用型枠材の積層構成を示す断面図で
あつて、1はコンクリート成型用型枠材、2はアルミニ
ウム複合材、3は接着剤、4は合成樹脂保護層、5はエ
ンボス凹凸部をそれぞれ表す。
【0008】これらの図から分かるように、前記コンク
リート成型用型枠材1の構成としては、図1に示すよう
に、アルミニウム21、熱可塑性合成樹脂22、アルミ
ニウム21の順に積層したアルミニウム複合材2の上面
に接着剤層3、合成樹脂保護層4の順に設けた構成、或
いは図2に示すように、アルミニウム21、熱可塑性合
成樹脂22、アルミニウム21の順に積層したアルミニ
ウム複合材2の上面に接着剤層3、合成樹脂保護層4を
順に設け、該合成樹脂保護層4の表面にエンボスによる
凹凸部5を設けた構成がある。
【0009】コンクリート成型用型枠材1の基材として
は、熱可塑性合成樹脂22を芯層とし、この両面に金属
層として、アルミニウム21を積層した、アルミニウム
複合材2から成っている。表面金属層としては鉄、銅、
チタン、等も考えられるが、耐腐食性、比重、加工性等
諸性能、及び材料コストから、軽くて加工性のあるアル
ミニウムが最も好ましい。又芯層にはポリエチレン、ポ
リプロピレン等のオレフィン系樹脂22が好ましい。ア
ルミニウム複合材2の厚さとしては、コンクリート成型
用型枠材1として、軽量、かつ、必要な強度、剛性を与
えるため、表面アルミニウム層が0.30〜0.50m
m、全体厚さとして3〜5mmのものが好適に用いられ
る。
【0010】次に基材表面に貼合せる合成樹脂保護層4
としては、コンクリートと接する面が、コンクリート打
ち込み、固化成型時に発生する強アルカリ水による劣化
がなく、耐侯性に優れたものであればよく、例えば、ポ
リ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリフッ
化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ナイロン、ポリアク
リル酸エチル、ポリアクリル酸メチル、ポリメタアクリ
ル酸エチル、ポリメタアクリル酸メチル等の合成樹脂フ
イルム又はシートの単層体又は複数の積層体のフイルム
が使用しうる。
【0011】また、合成樹脂保護層4は図1に示すよう
に、アルミニウム複合材2と接する面側を、アルミニウ
ムと接着性の良いポリ塩化ビニルフイルム41とし、そ
の上側、即ち、コンクリートと接する面側を、耐アルカ
リ性、耐水性、耐侯性に優れ、コンクリートから離れや
すい熱可塑性合成樹脂層で、しかもアルミニウムと接着
性の良いポリ塩化ビニルフイルム41と熱圧着による貼
合せが可能である、例えば、ポリフッ化ビニリデンとア
クリル系樹脂の共押出フイルムとした積層フイルムで有
ることが好ましい。ここで、ポリ塩化ビニルフイルム4
1としては、可塑剤量30重量部以下の硬質、又は半硬
質で厚さは0.1〜0.5mmのものが適用され、好まし
くは厚さ0.1mm、可塑剤量23重量部のフイルムが良
い。
【0012】合成樹脂保護層4の積層の方法としては、
熱圧着による貼合せが好ましい。即ち、接着剤の塗布、
乾燥等の製造工程が省略されることにより生産効率が向
上し、低コストで製造できる。
【0013】次いで、アルミニウム複合材2と合成樹脂
保護層4の積層としては、接着剤層3を介して行うこと
が作業工程、品質の安定上好ましい方法であり、アルミ
ニウム21との接着面をポリ塩化ビニルフイルム41と
したのは、例えば、ポリエステルポリオール系等の様
に、アルミニウムとポリ塩化ビニルとの接着剤は、すで
に市場に大量に展開されており品質の安定した接着剤を
比較的安価に選択することが容易であることによる。
【0014】また、コンクリートの表面意匠性の必要に
応じて、合成樹脂保護層の表面形状をグロス調やマット
調に仕上げたものを用いる事が出来る。更に凹凸形状が
必要で有れば、熱可塑性合成樹脂複合フイルムにエンボ
ス加工による凹凸を賦形されたものを用いることによっ
てコンクリート面に適宜な模様を表す事が出来る。
【0015】実施例1 厚さ0.35mmのアルミニウムを表面金属層とし、芯層
がポリプロピレン樹脂よりなる、厚み3.0mmのアルミ
ニウム複合体を基材とし、別途工程で、厚さ0.1mmの
ポリ塩化ビニルフイルムと厚さ0.055mmのフッ素/
アクリル共押出フイルムのアクリル面を重ねて、加熱条
件170℃、速度20m/分、ニップ圧25kg/cm2
条件で熱圧着した熱可塑性合成樹脂複合フイルムを、前
記アルミニウム複合体の表面にポリエステルポリオール
系接着剤を8g/m2塗布し、該接着剤を介して貼合せる
ことにより、軽量なコンクリート成型用型枠材を得た。
【0016】実施例2 上記ポリ塩化ビニルフイルムと複合フイルムを熱圧着す
る加熱ロールにエンボスロールを用いることにより、表
面に凹凸部を有する複合フイルムを得た。該フイルムを
アルミ系基材に貼合せることにより、凹凸付の軽量なコ
ンクリート成型用型枠材を得た。
【0017】
【発明の効果】本発明のコンクリート成型用型枠板は以
上説明したように構成されているので、軽量で取扱いが
容易で現場施工性に優れ、表面に熱可塑性合成樹脂の複
合フイルムがラミネートされているため耐アルカリ、耐
水性等の物性に優れ、コンクリートが離れやすく、型枠
にコンクリートが殆ど付着しないため、そぎ落とし作業
は不要となり、手間もはぶけ、型枠材の破損も少なくな
り、耐用回数が大幅に向上する。また凹凸賦形等が可能
であり、意匠性に優れたコンクリート面が作製できる。
【0018】更に、合成樹脂保護層の製造に当たって
は、熱圧着による貼合せのために、接着剤の塗布乾燥等
の工程、及び時間も不要となり生産効率がよくなり低コ
ストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の化粧シートの積層構成を
示す断面図である。
【図2】本発明の第2実施例の化粧シートの積層構成を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 コンクリート成型用型枠材 2 アルミニウム複合体 21 アルミニウム 22 熱可塑性合成樹脂 3 接着剤層 4 合成樹脂保護層 41 ポリ塩化ビニルフイルム 42 熱可塑性合成樹脂層 5 エンボス凹凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム、熱可塑性合成樹脂、アル
    ミニウムからなる、アルミニウム複合材を基材とし、該
    アルミニウム複合材の表面に接着剤を介して、少なくと
    も、耐アルカリ性、耐水性に優れた合成樹脂保護層を積
    層してなることを特徴とするコンクリート成型用型枠
    材。
JP19557793A 1993-07-14 1993-07-14 コンクリート成型用型枠材 Pending JPH0724821A (ja)

Priority Applications (1)

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JP19557793A JPH0724821A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 コンクリート成型用型枠材

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JP19557793A JPH0724821A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 コンクリート成型用型枠材

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JPH0724821A true JPH0724821A (ja) 1995-01-27

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19557793A Pending JPH0724821A (ja) 1993-07-14 1993-07-14 コンクリート成型用型枠材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173019A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kashikura Setsubi Kogyo Co Ltd コンクリート供試体成型型枠とこれを用いたコンクリート供試体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012173019A (ja) * 2011-02-18 2012-09-10 Kashikura Setsubi Kogyo Co Ltd コンクリート供試体成型型枠とこれを用いたコンクリート供試体

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20020108