JPH07248023A - 回転機のベアリング支持構造 - Google Patents
回転機のベアリング支持構造Info
- Publication number
- JPH07248023A JPH07248023A JP4024494A JP4024494A JPH07248023A JP H07248023 A JPH07248023 A JP H07248023A JP 4024494 A JP4024494 A JP 4024494A JP 4024494 A JP4024494 A JP 4024494A JP H07248023 A JPH07248023 A JP H07248023A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing
- spring washer
- housing
- support structure
- bearing support
- Prior art date
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- Pending
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- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストの低減を図りつつ、ベアリングの
軸方向への移動を効果的に防止することができる回転機
のベアリング支持構造を提供することを目的とする。 【構成】 回転軸の半径方向をベアリングを介してハウ
ジングに支持させるとともに、上記ベアリングの軸方向
をバネワッシャを介して上記ハウジングに支持させるよ
うにした回転機のベアリング支持構造において、上記バ
ネワッシャにその軸方向を向けて複数の突起を設け、該
突起によって上記ベアリングと上記ハウジングとの間隔
を保つように構成している。
軸方向への移動を効果的に防止することができる回転機
のベアリング支持構造を提供することを目的とする。 【構成】 回転軸の半径方向をベアリングを介してハウ
ジングに支持させるとともに、上記ベアリングの軸方向
をバネワッシャを介して上記ハウジングに支持させるよ
うにした回転機のベアリング支持構造において、上記バ
ネワッシャにその軸方向を向けて複数の突起を設け、該
突起によって上記ベアリングと上記ハウジングとの間隔
を保つように構成している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転機のベアリング支
持構造に関する。
持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転機の回転軸の半径方向を
ベアリングを介してハウジングに支持させるとともに、
ベアリングの軸方向をバネワッシャを介してハウジング
に支持させるように構成した回転機の軸受け支持構造が
提案されている。
ベアリングを介してハウジングに支持させるとともに、
ベアリングの軸方向をバネワッシャを介してハウジング
に支持させるように構成した回転機の軸受け支持構造が
提案されている。
【0003】ところで、このような回転機の回転軸に
は、その軸方向のスラスト荷重がかかることが知られて
いる。このようなスラスト荷重によって、該回転軸を支
持するベアリングがその軸方向に動いてしまう不具合が
生じる。これによって、上記バネワッシャのたわみ量が
適正値から変化してしまい、上記ベアリングに適正な予
圧をかけられなくなる。
は、その軸方向のスラスト荷重がかかることが知られて
いる。このようなスラスト荷重によって、該回転軸を支
持するベアリングがその軸方向に動いてしまう不具合が
生じる。これによって、上記バネワッシャのたわみ量が
適正値から変化してしまい、上記ベアリングに適正な予
圧をかけられなくなる。
【0004】また、上記バネワッシャのたわみ量の変化
を繰り返すことによって、バネワッシャ自体の劣化も招
く。さらにバネワッシャが劣化することによって、軸受
けに適正な予圧を常時かけることができなくなるととも
に、軸受けから騒音が発生される等の問題も生じる。
を繰り返すことによって、バネワッシャ自体の劣化も招
く。さらにバネワッシャが劣化することによって、軸受
けに適正な予圧を常時かけることができなくなるととも
に、軸受けから騒音が発生される等の問題も生じる。
【0005】そこで、これらの問題点を解消すべく、図
3および図4に示すような回転機のベアリング支持構造
が示されている。
3および図4に示すような回転機のベアリング支持構造
が示されている。
【0006】図3に示したベアリング支持構造では、回
転機10のハウジング11に段差12を設け、該段差に
よってベアリング13の軸方向の移動を規制するように
している。なお、図3において14はバネワッシャ、1
5は回転軸である。
転機10のハウジング11に段差12を設け、該段差に
よってベアリング13の軸方向の移動を規制するように
している。なお、図3において14はバネワッシャ、1
5は回転軸である。
【0007】図4に示したベアリング支持構造では、回
転機20に止め輪21を使用し、該止め輪によってベア
リング22がその軸方向へ移動するのを規制するように
している。なお、図4において、23は回転軸、24は
ハウジングである。
転機20に止め輪21を使用し、該止め輪によってベア
リング22がその軸方向へ移動するのを規制するように
している。なお、図4において、23は回転軸、24は
ハウジングである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した回
転機のベアリング支持構造では、次のような欠点があ
る。すなわち、図3に示した回転機10では、段差12
をハウジング11に設けるようにしていたため、加工工
程が多くなり、製造コストを上昇させてしまう欠点があ
った。
転機のベアリング支持構造では、次のような欠点があ
る。すなわち、図3に示した回転機10では、段差12
をハウジング11に設けるようにしていたため、加工工
程が多くなり、製造コストを上昇させてしまう欠点があ
った。
【0009】図4の示した回転機20では、止め輪21
を使用する分、部品点数が多くなり、この点でも製造コ
ストを上昇させてしまう欠点があった。
を使用する分、部品点数が多くなり、この点でも製造コ
ストを上昇させてしまう欠点があった。
【0010】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、製造コストの低減を図りつつ、ベアリングの軸方向
への移動を効果的に防止することができる回転機のベア
リング支持構造を提供することを目的とする。
で、製造コストの低減を図りつつ、ベアリングの軸方向
への移動を効果的に防止することができる回転機のベア
リング支持構造を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するために、回転軸の半径方向をベアリングを介し
てハウジングに支持させるとともに、上記ベアリングの
軸方向をバネワッシャを介して上記ハウジングに支持さ
せるようにした回転機のベアリング支持構造において、
上記バネワッシャにその軸方向を向けて複数の突起を設
け、該突起によって上記ベアリングと上記ハウジングと
の間隔を保つように構成している。
達成するために、回転軸の半径方向をベアリングを介し
てハウジングに支持させるとともに、上記ベアリングの
軸方向をバネワッシャを介して上記ハウジングに支持さ
せるようにした回転機のベアリング支持構造において、
上記バネワッシャにその軸方向を向けて複数の突起を設
け、該突起によって上記ベアリングと上記ハウジングと
の間隔を保つように構成している。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る回転機のベアリング支持
構造の一実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1および図2は、本発明に係る回転機のベアリン
グ支持構造の一実施例を示すものである。
構造の一実施例を添付図面を参照しながら詳細に説明す
る。図1および図2は、本発明に係る回転機のベアリン
グ支持構造の一実施例を示すものである。
【0013】本実施例の回転機のベアリング支持構造で
は、回転機1の回転軸2の半径方向をベアリング3を介
してハウジング4の側壁部4aに支持させるとともに、
ベアリング3の軸方向をバネワッシャ5を介してハウジ
ング4の底壁部4bに支持させ、該バネワッシャによっ
てベアリング3に軸方向の予圧を与えている。
は、回転機1の回転軸2の半径方向をベアリング3を介
してハウジング4の側壁部4aに支持させるとともに、
ベアリング3の軸方向をバネワッシャ5を介してハウジ
ング4の底壁部4bに支持させ、該バネワッシャによっ
てベアリング3に軸方向の予圧を与えている。
【0014】バネワッシャ5は、図2に詳しく示すよう
に、環状に形成されるとともに、周方向に波状に撓まれ
ている。さらに、バネワッシャ5には、その周方向に並
べて複数の突起6が形成されている。
に、環状に形成されるとともに、周方向に波状に撓まれ
ている。さらに、バネワッシャ5には、その周方向に並
べて複数の突起6が形成されている。
【0015】それぞれの突起6は、断面略半球状または
断面略円錐形状に形成されている。それぞれの突起6
は、バネワッシャ5の上方を向けて形成しても良く、ま
た、その下方を向けて形成しても良い。さらに、それぞ
れの突起6は、バネワッシャ5に上下交互に形成しても
良い(図2参照)。
断面略円錐形状に形成されている。それぞれの突起6
は、バネワッシャ5の上方を向けて形成しても良く、ま
た、その下方を向けて形成しても良い。さらに、それぞ
れの突起6は、バネワッシャ5に上下交互に形成しても
良い(図2参照)。
【0016】本実施例では、バネワッシャ5に形成した
複数の突起6は、ベアリング3のアウターリング3aと
ハウジング4の底壁部4bとの間に介在され、これら間
の間隔を保つ役目をしている。
複数の突起6は、ベアリング3のアウターリング3aと
ハウジング4の底壁部4bとの間に介在され、これら間
の間隔を保つ役目をしている。
【0017】このため、本実施例では、これらの突起6
によってベアリング3の軸方向の移動が規制される。
によってベアリング3の軸方向の移動が規制される。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る回転
機のベアリング支持構造によれば、回転軸の半径方向を
ベアリングを介してハウジングに支持させるとともに、
上記ベアリングの軸方向をバネワッシャを介して上記ハ
ウジングに支持させるようにした回転機のベアリング支
持構造において、上記バネワッシャにその軸方向を向け
て複数の突起を設け、該突起によって上記ベアリングと
上記ハウジングとの間隔を保つようにした構成としたの
で、上記複数の突起によって上記ベアリングの軸方向の
移動が規制される。
機のベアリング支持構造によれば、回転軸の半径方向を
ベアリングを介してハウジングに支持させるとともに、
上記ベアリングの軸方向をバネワッシャを介して上記ハ
ウジングに支持させるようにした回転機のベアリング支
持構造において、上記バネワッシャにその軸方向を向け
て複数の突起を設け、該突起によって上記ベアリングと
上記ハウジングとの間隔を保つようにした構成としたの
で、上記複数の突起によって上記ベアリングの軸方向の
移動が規制される。
【0019】このため、本発明では、従来の回転機の場
合のように、ハウジングに段差を設ける必要がなくなる
ので、加工工程も減り、また、止め輪を使用する必要も
なくなるので、部品点数を削減することができる。
合のように、ハウジングに段差を設ける必要がなくなる
ので、加工工程も減り、また、止め輪を使用する必要も
なくなるので、部品点数を削減することができる。
【0020】したがって、製製造コストの低減を図りつ
つ、ベアリングの軸方向への移動を効果的に防止するこ
とができる。
つ、ベアリングの軸方向への移動を効果的に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回転機のベアリング支持構造の一
実施例を示す断面図である。
実施例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る回転機のベアリング支持構造の一
実施例のバネワッシャを示す斜視図である。
実施例のバネワッシャを示す斜視図である。
【図3】従来の回転機のベアリング支持構造を示す断面
図である。
図である。
【図4】従来の回転機のベアリング支持構造を示す断面
図である。
図である。
1 回転機 2 回転軸 3 ベアリング 4 ハウジング 5 バネワッシャ 6 突起
Claims (2)
- 【請求項1】 回転軸の半径方向をベアリングを介して
ハウジングに支持させるとともに、上記ベアリングの軸
方向をバネワッシャを介して上記ハウジングに支持させ
るようにした回転機のベアリング支持構造において、上
記バネワッシャにその軸方向を向けて複数の突起を設
け、該突起によって上記ベアリングと上記ハウジングと
の間隔を保つようにしたことを特徴とする回転機のベア
リング支持構造。 - 【請求項2】 上記突起は、断面略半球状に形成したこ
とを特徴とする請求項1に記載の回転機のベアリング支
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4024494A JPH07248023A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 回転機のベアリング支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4024494A JPH07248023A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 回転機のベアリング支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07248023A true JPH07248023A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12575304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4024494A Pending JPH07248023A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 回転機のベアリング支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07248023A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100406761C (zh) * | 2004-11-05 | 2008-07-30 | 丰田自动车株式会社 | 用于转动体的支承结构 |
EP3048706A1 (en) | 2015-01-26 | 2016-07-27 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Electric motor |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP4024494A patent/JPH07248023A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100406761C (zh) * | 2004-11-05 | 2008-07-30 | 丰田自动车株式会社 | 用于转动体的支承结构 |
EP3048706A1 (en) | 2015-01-26 | 2016-07-27 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Electric motor |
US10014743B2 (en) | 2015-01-26 | 2018-07-03 | Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. | Electric motor |
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