JPH09269009A - クリープ防止転がり軸受 - Google Patents
クリープ防止転がり軸受Info
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- JPH09269009A JPH09269009A JP8103509A JP10350996A JPH09269009A JP H09269009 A JPH09269009 A JP H09269009A JP 8103509 A JP8103509 A JP 8103509A JP 10350996 A JP10350996 A JP 10350996A JP H09269009 A JPH09269009 A JP H09269009A
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- JP
- Japan
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- outer ring
- creep
- band mounting
- bearing
- groove
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C35/00—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers
- F16C35/04—Rigid support of bearing units; Housings, e.g. caps, covers in the case of ball or roller bearings
- F16C35/06—Mounting or dismounting of ball or roller bearings; Fixing them onto shaft or in housing
- F16C35/067—Fixing them in a housing
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
- F16C19/14—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load
- F16C19/18—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls
- F16C19/181—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact
- F16C19/183—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles
- F16C19/184—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows for both radial and axial load with two or more rows of balls with angular contact with two rows at opposite angles in O-arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C2202/00—Solid materials defined by their properties
- F16C2202/20—Thermal properties
- F16C2202/22—Coefficient of expansion
-
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- F16C2226/00—Joining parts; Fastening; Assembling or mounting parts
- F16C2226/10—Force connections, e.g. clamping
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/583—Details of specific parts of races
- F16C33/586—Details of specific parts of races outside the space between the races, e.g. end faces or bore of inner ring
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外径寸法を変更しないで、厳しい荷重条件に
耐えられるクリープ防止転がり軸受を提供する。 【解決手段】 複列のアンギュラ玉軸受において、外輪
２の外径面に環状のバンド装着溝５を設け、この溝５内
に、外輪２よりも線膨張係数が大きな材質、例えば合成
樹脂製等のバンド６を装着する。バンド装着溝５は、接
触角方向と反対方向に偏らせて配置する。
耐えられるクリープ防止転がり軸受を提供する。 【解決手段】 複列のアンギュラ玉軸受において、外輪
２の外径面に環状のバンド装着溝５を設け、この溝５内
に、外輪２よりも線膨張係数が大きな材質、例えば合成
樹脂製等のバンド６を装着する。バンド装着溝５は、接
触角方向と反対方向に偏らせて配置する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、電磁クラッチ
や、その他種々の機器に使用されて熱膨張補正を行うク
リープ防止転がり軸受に関する。
や、その他種々の機器に使用されて熱膨張補正を行うク
リープ防止転がり軸受に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、単列の深溝玉軸受において、クリ
ープ現象の対策として、外輪外径面に線膨張係数が外輪
よりも大きな材質、例えば樹脂製のバンドを装着したも
のが使用されている。これによれば、アルミ等からなる
ハウジングと鋼製の軸受外輪との線膨張係数差によっ
て、温度上昇時に両者の嵌合が緩むことが、前記バンド
により防止され、クリープの発生が防止される。
ープ現象の対策として、外輪外径面に線膨張係数が外輪
よりも大きな材質、例えば樹脂製のバンドを装着したも
のが使用されている。これによれば、アルミ等からなる
ハウジングと鋼製の軸受外輪との線膨張係数差によっ
て、温度上昇時に両者の嵌合が緩むことが、前記バンド
により防止され、クリープの発生が防止される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】荷重条件が厳しい場
合、転動体径の大きなものを使用する必要があるが、単
列型としたこの種のクリープ防止転がり軸受では、断面
高さが高く、ハウジングの外径寸法が大きくなってしま
う。そのため、コンパクトな機械設計ができない。
合、転動体径の大きなものを使用する必要があるが、単
列型としたこの種のクリープ防止転がり軸受では、断面
高さが高く、ハウジングの外径寸法が大きくなってしま
う。そのため、コンパクトな機械設計ができない。
【０００４】この発明の目的は、外径寸法を変更しない
で、厳しい荷重条件に耐えられるクリープ防止転がり軸
受を提供することを目的とする。
で、厳しい荷重条件に耐えられるクリープ防止転がり軸
受を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この発明のクリープ防止
転がり軸受は、複列の転がり軸受において、外輪の外径
面に環状のバンド装着溝を設け、このバンド装着溝内
に、前記外輪よりも線膨張係数が大きな材質のバンドを
装着したものである。この構成によると、温度上昇に伴
い、アルミ等からなるハウジングと軸受外輪との線膨張
係数の差により嵌合の緩みが生じても、線膨張係数が大
きな材質のバンドが熱膨張することで、嵌合の緩みが補
正され、クリープが防止される。また、複列としたた
め、負荷能力を大きくしても断面高さを低く抑えること
ができ、ハウジング外径寸法を小さくできて、コンパク
トな機械設計が可能となる。特に、複列のアンギュラ玉
軸受とした場合に、このコンパクト化の効果が大きい。
アンギュラ玉軸受では、接触角があるため、バンド装着
溝の配置を工夫することで、軌道溝とバンド装着溝との
距離、あるいは軌道溝のボール接点とバンド装着溝との
距離を長くとることができ、より薄肉の外輪が使用でき
て、一層コンパクト化できる。
転がり軸受は、複列の転がり軸受において、外輪の外径
面に環状のバンド装着溝を設け、このバンド装着溝内
に、前記外輪よりも線膨張係数が大きな材質のバンドを
装着したものである。この構成によると、温度上昇に伴
い、アルミ等からなるハウジングと軸受外輪との線膨張
係数の差により嵌合の緩みが生じても、線膨張係数が大
きな材質のバンドが熱膨張することで、嵌合の緩みが補
正され、クリープが防止される。また、複列としたた
め、負荷能力を大きくしても断面高さを低く抑えること
ができ、ハウジング外径寸法を小さくできて、コンパク
トな機械設計が可能となる。特に、複列のアンギュラ玉
軸受とした場合に、このコンパクト化の効果が大きい。
アンギュラ玉軸受では、接触角があるため、バンド装着
溝の配置を工夫することで、軌道溝とバンド装着溝との
距離、あるいは軌道溝のボール接点とバンド装着溝との
距離を長くとることができ、より薄肉の外輪が使用でき
て、一層コンパクト化できる。
【０００６】このように軸受が複列アンギュラ玉軸受で
ある場合において、比較的厚肉の外輪を用いる場合は、
外輪外径面のバンド装着溝を、各列に対して２条ずつ設
け、これらバンド装着溝を、各列の軌道溝の溝幅中心に
対する両側に各々配置することが好ましい。軸受外輪が
薄肉であって、両列の接触角が互いに軸受内径側に開く
形式の複列アンギュラ玉軸受の場合は、外輪外径面のバ
ンド装着溝を、各列の軌道溝の溝幅中心に対して外輪幅
面側へ各々偏らせて２条設ける。これにより、軌道溝と
バンド装着溝との距離、あるいは軌道溝のボール接点と
バンド装着溝との距離を長くとることができる。両列の
接触角が互いに軸受外径側に開く形式の複列アンギュラ
玉軸受の場合は、外輪外径面のバンド装着溝を、両列の
軌道溝の溝幅中心に対して軸受幅の中心側へ偏らせる。
これにより、軌道溝とバンド装着溝との距離、あるいは
軌道溝のボール接点とバンド装着溝との距離を長くとる
ことができる。バンド本数は、１本であっても２本であ
っても良い。
ある場合において、比較的厚肉の外輪を用いる場合は、
外輪外径面のバンド装着溝を、各列に対して２条ずつ設
け、これらバンド装着溝を、各列の軌道溝の溝幅中心に
対する両側に各々配置することが好ましい。軸受外輪が
薄肉であって、両列の接触角が互いに軸受内径側に開く
形式の複列アンギュラ玉軸受の場合は、外輪外径面のバ
ンド装着溝を、各列の軌道溝の溝幅中心に対して外輪幅
面側へ各々偏らせて２条設ける。これにより、軌道溝と
バンド装着溝との距離、あるいは軌道溝のボール接点と
バンド装着溝との距離を長くとることができる。両列の
接触角が互いに軸受外径側に開く形式の複列アンギュラ
玉軸受の場合は、外輪外径面のバンド装着溝を、両列の
軌道溝の溝幅中心に対して軸受幅の中心側へ偏らせる。
これにより、軌道溝とバンド装着溝との距離、あるいは
軌道溝のボール接点とバンド装着溝との距離を長くとる
ことができる。バンド本数は、１本であっても２本であ
っても良い。
【０００７】
【発明の実施の形態】この発明の一実施形態を図１に基
づいて説明する。この例は、複列のアンギュラ玉軸受に
適用した例であって、比較的外輪を厚肉とできる場合に
採用される。この軸受は、内輪１と外輪２の間に、各列
毎に保持器３に保持された２列の転動体４を介在させた
ものであり、両列の接触角θは互いに軸受内径側に開く
ようにしてある（この接触角θの向きを、この明細書で
は「外向き」と呼ぶ）。外輪２の外径面には２条のバン
ド装着溝５を形成し、各溝５，５にリング状のバンド６
を装着してある。バンド６は、外輪２よりも線膨張係数
が小さな材質のものであり、この例ではＰＰＳ樹脂（ポ
リフェニレンサルファイド樹脂）等の合成樹脂製として
ある。内外輪１，２および転動体４は軸受鋼製としてあ
る。
づいて説明する。この例は、複列のアンギュラ玉軸受に
適用した例であって、比較的外輪を厚肉とできる場合に
採用される。この軸受は、内輪１と外輪２の間に、各列
毎に保持器３に保持された２列の転動体４を介在させた
ものであり、両列の接触角θは互いに軸受内径側に開く
ようにしてある（この接触角θの向きを、この明細書で
は「外向き」と呼ぶ）。外輪２の外径面には２条のバン
ド装着溝５を形成し、各溝５，５にリング状のバンド６
を装着してある。バンド６は、外輪２よりも線膨張係数
が小さな材質のものであり、この例ではＰＰＳ樹脂（ポ
リフェニレンサルファイド樹脂）等の合成樹脂製として
ある。内外輪１，２および転動体４は軸受鋼製としてあ
る。
【０００８】なお、バンド６は、外輪２と一体に成形し
たものであっても、別体に成形しておいて、バンド装着
溝５に嵌め込んだものであっても良い。接触角θは、３
０°が標準であるが、１５°や２５°とされる場合もあ
る。後述の各実施形態における接触角θもこれと同様で
ある。なお、この図示の例では入れ溝無しの形式として
あるが、この例および他の各図の例は、いずれも外輪２
の内径面の片側等に転動体４の組み込み用の入れ溝（図
示せず）を設けた形式の軸受としても良い。
たものであっても、別体に成形しておいて、バンド装着
溝５に嵌め込んだものであっても良い。接触角θは、３
０°が標準であるが、１５°や２５°とされる場合もあ
る。後述の各実施形態における接触角θもこれと同様で
ある。なお、この図示の例では入れ溝無しの形式として
あるが、この例および他の各図の例は、いずれも外輪２
の内径面の片側等に転動体４の組み込み用の入れ溝（図
示せず）を設けた形式の軸受としても良い。
【０００９】この構成の軸受によると、温度上昇に伴
い、アルミ等からなるハウジング（図示せず）と軸受外
輪２との線膨張係数の差により嵌合の緩みが生じても、
線膨張係数が大きな材質のバンド６が熱膨張すること
で、嵌合の緩みが補正され、クリープが防止される。ま
た、複列としたため、負荷能力を大きくしても断面高さ
を低く抑えることができ、ハウジング外径寸法を小さく
できて、コンパクトな機械設計が可能となる。
い、アルミ等からなるハウジング（図示せず）と軸受外
輪２との線膨張係数の差により嵌合の緩みが生じても、
線膨張係数が大きな材質のバンド６が熱膨張すること
で、嵌合の緩みが補正され、クリープが防止される。ま
た、複列としたため、負荷能力を大きくしても断面高さ
を低く抑えることができ、ハウジング外径寸法を小さく
できて、コンパクトな機械設計が可能となる。
【００１０】外輪２に設けるバンド６の本数は、特に問
わないが、図２の例のように４本としても良い。図２の
例では、外輪外径面のバンド装着溝５を、各列に対して
２条ずつ設け、これらバンド装着溝５，５を、各列の軌
道溝７，７の溝幅中心に対する両側に各々配置してあ
る。その他の構成は図１の例と同じである。
わないが、図２の例のように４本としても良い。図２の
例では、外輪外径面のバンド装着溝５を、各列に対して
２条ずつ設け、これらバンド装着溝５，５を、各列の軌
道溝７，７の溝幅中心に対する両側に各々配置してあ
る。その他の構成は図１の例と同じである。
【００１１】図３は、この発明のさらに他の実施形態を
示す。この例も接触角が外向きの例であるが、外輪２を
比較的薄肉品とする場合に適用される。この例では、外
輪２の外径面のバンド装着溝５を、各列の軌道溝７，７
の溝幅中心に対して外輪幅面側へ各々偏らせて設けてあ
る。その他の構成は図１の例と同じである。このよう
に、バンド装着溝５を配置することにより、軌道溝７と
バンド装着溝５との距離、あるいは軌道溝５の転動体接
点とバンド装着溝５との距離を長くとることができる。
そのため、バンド装着溝５の形成に伴う外輪２の強度低
下が抑えられ、外輪２を薄肉に形成できて、軸受使用機
器をコンパクトなものに設計できる。
示す。この例も接触角が外向きの例であるが、外輪２を
比較的薄肉品とする場合に適用される。この例では、外
輪２の外径面のバンド装着溝５を、各列の軌道溝７，７
の溝幅中心に対して外輪幅面側へ各々偏らせて設けてあ
る。その他の構成は図１の例と同じである。このよう
に、バンド装着溝５を配置することにより、軌道溝７と
バンド装着溝５との距離、あるいは軌道溝５の転動体接
点とバンド装着溝５との距離を長くとることができる。
そのため、バンド装着溝５の形成に伴う外輪２の強度低
下が抑えられ、外輪２を薄肉に形成できて、軸受使用機
器をコンパクトなものに設計できる。
【００１２】図４は、接触角θを内向きとした形式、す
なわち両列の接触角θが互いに軸受外径側に開く形式の
複列アンギュラ玉軸受において、外輪外径面のバンド装
着溝５を軸受幅の中心部に１本設けたものである。
なわち両列の接触角θが互いに軸受外径側に開く形式の
複列アンギュラ玉軸受において、外輪外径面のバンド装
着溝５を軸受幅の中心部に１本設けたものである。
【００１３】図５の例も、接触角θを内向きとした例で
あるが、この例ではバンド装着溝５を２本設け、各バン
ド装着溝５にバンド６を装着している。各バンド装着溝
５は、両列の軌道溝７，７の溝幅中心に対して軸受幅の
中心側へ偏る配置となっている。その他の構成は図１の
例と同じである。このように、接触各θが内向きの場合
は、中心側へバンド装着溝５を偏らせることで、軌道溝
７とバンド装着溝５との距離、あるいは軌道溝５の転動
体接点とバンド装着溝５との距離を長くとることがで
き、バンド装着溝５の形成に伴う外輪２の強度低下が抑
えられ、外輪２を薄肉に形成できる。
あるが、この例ではバンド装着溝５を２本設け、各バン
ド装着溝５にバンド６を装着している。各バンド装着溝
５は、両列の軌道溝７，７の溝幅中心に対して軸受幅の
中心側へ偏る配置となっている。その他の構成は図１の
例と同じである。このように、接触各θが内向きの場合
は、中心側へバンド装着溝５を偏らせることで、軌道溝
７とバンド装着溝５との距離、あるいは軌道溝５の転動
体接点とバンド装着溝５との距離を長くとることがで
き、バンド装着溝５の形成に伴う外輪２の強度低下が抑
えられ、外輪２を薄肉に形成できる。
【００１４】なお、前記各実施形態はアンギュラ玉軸受
に応用した場合につき説明したが、この発明は複列の転
がり軸受一般に適用することができる。
に応用した場合につき説明したが、この発明は複列の転
がり軸受一般に適用することができる。
【００１５】
【発明の効果】この発明のクリープ防止転がり軸受は、
複列の転がり軸受において、外輪の外径面に環状のバン
ド装着溝を設け、このバンド装着溝内に、前記外輪より
も線膨張係数が大きな材質のバンドを装着したものであ
るため、バンドの装着でクリープ防止を図った軸受であ
りながら、外径寸法を変更しないで、厳しい荷重条件に
耐えられる軸受とできる。特に、軸受が複列アンギュラ
玉軸受である場合は、接触角があるため、バンド装着溝
の配置を工夫することで、軌道溝とバンド装着溝との距
離、あるいは軌道溝のボール接点とバンド装着溝との距
離を長くとることができ、より薄肉の外輪が使用でき
て、一層コンパクト化できる。
複列の転がり軸受において、外輪の外径面に環状のバン
ド装着溝を設け、このバンド装着溝内に、前記外輪より
も線膨張係数が大きな材質のバンドを装着したものであ
るため、バンドの装着でクリープ防止を図った軸受であ
りながら、外径寸法を変更しないで、厳しい荷重条件に
耐えられる軸受とできる。特に、軸受が複列アンギュラ
玉軸受である場合は、接触角があるため、バンド装着溝
の配置を工夫することで、軌道溝とバンド装着溝との距
離、あるいは軌道溝のボール接点とバンド装着溝との距
離を長くとることができ、より薄肉の外輪が使用でき
て、一層コンパクト化できる。
【図１】この発明の一実施形態の部分断面図である。
【図２】この発明の他の実施形態の部分断面図である。
【図３】この発明のさらに他の実施形態の部分断面図で
ある。
ある。
【図４】この発明のさらに他の実施形態の部分断面図で
ある。
ある。
【図５】この発明のさらに他の実施形態の部分断面図で
ある。
ある。
１…内輪 ２…外輪 ４…転動体 ５…バンド装着溝 ６…バンド ７…軌道溝 θ…接触角
Claims (5)
- 【請求項１】 複列の転がり軸受において、外輪の外径
面に環状のバンド装着溝を設け、このバンド装着溝内
に、前記外輪よりも線膨張係数が大きな材質のバンドを
装着したクリープ防止転がり軸受。 - 【請求項２】 前記転がり軸受が複列アンギュラ玉軸受
である請求項１記載のクリープ防止転がり軸受。 - 【請求項３】 請求項２記載のクリープ防止転がり軸受
であって、外輪外径面のバンド装着溝を、各列に対して
２条ずつ設け、これらバンド装着溝を、各列の軌道溝の
溝幅中心に対する両側に各々配置したクリープ防止転が
り軸受。 - 【請求項４】 請求項２記載のクリープ防止転がり軸受
であって、両列の接触角が互いに軸受内径側に開く形式
のものにおいて、外輪外径面のバンド装着溝を、各列の
軌道溝の溝幅中心に対して外輪幅面側へ各々偏らせて２
条設けたクリープ防止転がり軸受。 - 【請求項５】 請求項２記載のクリープ防止転がり軸受
であって、両列の接触角が互いに軸受外径側に開く形式
のものにおいて、外輪外径面のバンド装着溝を、両列の
軌道溝の溝幅中心に対して軸受幅の中心側へ偏らせて配
置したクリープ防止転がり軸受。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103509A JPH09269009A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | クリープ防止転がり軸受 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8103509A JPH09269009A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | クリープ防止転がり軸受 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09269009A true JPH09269009A (ja) | 1997-10-14 |
Family
ID=14355948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8103509A Pending JPH09269009A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | クリープ防止転がり軸受 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09269009A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2835580A1 (fr) * | 2002-02-05 | 2003-08-08 | Skf Ab | Palier a roulement, notamment pour moteur electrique |
| DE102005043945A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Schrägkugellager für das Festlager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| DE102005043954A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Zylinderrollenlager für das Loslager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| JP2010090984A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Ntn Corp | クリープ防止転がり軸受 |
| DE102012202900A1 (de) * | 2012-02-27 | 2013-08-29 | Aktiebolaget Skf | Lageranordnung |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP8103509A patent/JPH09269009A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2835580A1 (fr) * | 2002-02-05 | 2003-08-08 | Skf Ab | Palier a roulement, notamment pour moteur electrique |
| DE102005043945A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Schrägkugellager für das Festlager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| DE102005043954A1 (de) * | 2005-09-15 | 2007-03-22 | Schaeffler Kg | Radialwälzlager, insbesondere einreihiges Zylinderrollenlager für das Loslager einer Werkzeugmaschinen-Hauptspindel |
| JP2010090984A (ja) * | 2008-10-08 | 2010-04-22 | Ntn Corp | クリープ防止転がり軸受 |
| DE102012202900A1 (de) * | 2012-02-27 | 2013-08-29 | Aktiebolaget Skf | Lageranordnung |
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Legal Events
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| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040709 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20041102 |