JPH07247822A - スプリッター型消音器 - Google Patents

スプリッター型消音器

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Publication number
JPH07247822A
JPH07247822A JP3434994A JP3434994A JPH07247822A JP H07247822 A JPH07247822 A JP H07247822A JP 3434994 A JP3434994 A JP 3434994A JP 3434994 A JP3434994 A JP 3434994A JP H07247822 A JPH07247822 A JP H07247822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air flow
splitter
silencer
unit
noise silencer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3434994A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hirano
滋 平野
Hideo Fujiwara
日出夫 藤原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DAINETSU KK
Obayashi Corp
Original Assignee
DAINETSU KK
Obayashi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DAINETSU KK, Obayashi Corp filed Critical DAINETSU KK
Priority to JP3434994A priority Critical patent/JPH07247822A/ja
Publication of JPH07247822A publication Critical patent/JPH07247822A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工場の給・排気口やダクトなどに取り付けら
れ、ジグザグ状の空気流通路により騒音を小さくする消
音器において、大型且つ大規模な消音器であっても現場
での組み立てや据付を容易なものにする。 【構成】 消音器11はジグザグ状の空気流通路12を
並列に有するものであり、各空気流通路12は個別に分
割されて作製された筒状のユニット13により形成され
ている。これらのユニット13は図のように所定個数が
並べられて相互にジクザグ状の凹凸部が重ね合わされて
並列接続される。この重ね合わせによる接続が、組み立
て及び据付を兼ねる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、スプリッター型消音
器、とりわけ、空気流通路をジグザグ状に屈曲形成した
変形タイプのスプリッター型消音器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば工場などのように大きな騒音が
発生する建物では、給・排気口やダクトなどを通じて大
きな騒音が外部に漏洩して、公害の原因になってしま
う。このため、前記給・排気口やダクトに消音器を取り
付けて遮音をおこない、騒音が外部に漏れにくいように
することが行われている。
【0003】このような消音器のパッシブタイプとして
は、吸音ダクト型消音器、空洞型消音器、共鳴型消音
器、干渉型消音器などが知られている。
【0004】特に、規模の大きな発電所のタービン設置
建物や清掃工場などでは、吸音ダクト型消音器の一種で
あって、空気抵抗が小さく,圧力損失が少いスプリッタ
ー型消音器が用いられる傾向にある。
【0005】図4から図6は従来のスプリッター型消音
器1、2、3を示すもので、このうち図4または図5に
示すスプリッター型消音器1、2は、空気流通路4が直
線的であり、空気流通路4を通して向う側が見通せる構
造になっている。これに対し図6に示すスプリッター型
消音器3は、空気流通路4が屈曲し、ジグザグ状になっ
て向う側が見通せない構造になっている。このように空
気流通路4が屈曲しているタイプは、空気流通路4が直
線的なタイプより、消音効果、特に高周波領域における
消音効果がより大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、吸音ダクト
型消音器では、大型のものの場合、工場でその全ての組
み立てを完了させておくと、運搬性に支障を来すので、
現場での最終組み立てをある程度余儀なくされる。しか
しながら、特に空気流通路4が屈曲している上記スプリ
ッター型消音器では、現場での上記組立作業は甚だ面倒
なものであり、作業効率も良くない。しかも、大型で且
つ大規模なものになると、その組み立てのみならず据付
も容易でない。
【0007】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたものであり、その目的は、複数の空気流通路
がジグザグに屈曲する構造を持ち、大型で且つ大規模で
あっても、組み立て及び据付が容易なスプリッター型消
音器を提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の目的を達成するた
めに、この発明は、隣接する複数の空気流通路がジグザ
グ状に屈曲されたスプリッター型消音器において、前記
複数の空気流通路をそれぞれ筒状の同一形状のユニット
で個別に分割形成し、該ユニットの所定個数を空気流通
方向に対して並列に、ジグザグ状の凹凸部を相互に重ね
合わせて接続させたことを特徴とする。
【0009】
【作用】ジグザグ状に屈曲した複数の空気流通路は、形
状が同一な単一の筒状のユニットとして予め工場等で個
々に分割して製作される。これらのユニットは現場に運
ばれてから据え付け位置等で所定個数がジグザグ状の凹
凸部を相互に重ね合わされて順次並列接続され、スプリ
ッター消音器として完成される。従って、大型で且つ大
規模であっても、容易に運搬,組み立て,据え付けが行
える。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を添付図を参照し
て詳細に説明する。図1は本実施例に係るスプリッター
型消音器の組み立てられた状態を示す図であり、図2は
図1中に示す単一のユニットの拡大図であり、図3はそ
のユニットの斜視図である。
【0011】この実施例のスプリッター型消音器11は
ダクト内や、ダクトの給・排気口にこれを覆うようにし
て配置される。そして、このスプリッター型消音器11
は、給・排気口やダクト内の空気が流れ込むジグザグ状
の空気流通路12を複数有する。図において各空気流通
路12は並列に形成されている。各空気流通路12は個
々に筒状のユニット13に分割形成されている。
【0012】各ユニット13は山型(または谷型)に屈
曲した一対の向かい合う外側板14Aと、これら向かい
合う外側板14Aを繋ぐ一対の外側板14Bとからな
る。これら外側板14Aと外側板14Bは共通化されて
製作される。外側板14A,14Bは、ユニット13が
運搬、組み立て、据付に耐えられる強度を持つよう材質
や厚さが選ばれる。
【0013】外側板14Aの内側には、山型(または谷
型)に沿って吸音材15が取り付けられている。この吸
音材15には例えばグラスウールが用いられる。吸音材
15の更に内側には、この吸音材15の保護を行うため
のパンチングメタル16がカバーとして取り付けられて
いる。パンチングメタル16の端部、即ち空気の出入り
口の端部16Aは、滑らかに屈曲して外側板14Aに連
続している。この屈曲は、空気抵抗ができるだけ小さく
なるような曲率が採用される。
【0014】この実施例においては、各ユニット13は
工場などで予め製作された後、車両などにより工事現場
に運ばれ、据えつけ位置において最終組み立て及び据え
付けが行われる。即ち、各ユニット13はその空気流通
路12がダクトの空気流通方向に沿って配置され、かつ
所定個数が相互に並列接続される。つまり、一方のユニ
ット13の外側板14Aの谷型の面へ、他方のユニット
13の外側板14Aの山型の面が接触するように重ねら
れて並べられる。同様にして複数のユニット13が順次
並べられて、並列接続される。
【0015】更に、外側板14A同士の重ね合わせによ
る接続のみならず、外側板14B同士の重ね合わせによ
る接続も行われる。つまり、ユニット13は2次元的に
並べられダクトの内部を覆う。このようにしてジグザグ
状の空気流通路12を、2次元的に並列に複数形成す
る。
【0016】前記外側板14A同士の重ね合わせ面は鉛
直方向に配置するのが望ましい。即ち、このように鉛直
方向とすることで、上下方向のユニット13の重量を山
型(または谷型)に屈曲し上下方向に立てられた状態の
外側板14Aによって支えられるから、その支持強度を
十分に確保しつつ、ユニットの可及的な軽量化を図れ
る。
【0017】さて、以上のようにして据え付けられたス
プリッター型消音器11では図1のような水平断面図が
得られる。この状態で、例えば図中左側からスプリッタ
ー型消音器11に空気17が流れこみ図中右側から流れ
出る。このとき空気17の音波は、パンチングメタル1
6の孔16Bを介してを介して吸音材15により減衰さ
れ、消音が行われる。また、空気流通路12が屈曲しジ
グザグ波状となっていることから、この消音効果は大き
くなる。
【0018】以上説明したように、本実施例によれば、
工場で予め作成しておいたユニット13を現場の据え付
け位置で単に並べて接続するだけの簡単な作業で、スプ
リッター型消音器11の組み立て及び据え付けが容易に
行えることになる。しかも、この接続は、一方のユニッ
ト13の谷型の面に他方のユニット13の山型の面をぴ
ったりとくっつけることで、つまりジグザグ状の凹凸部
を相互に重ね合わせることで極めて容易に行い得る。従
って、各ユニット13の位置決めも容易に行われ、作業
能率を高めることができる。また、各ユニット13を図
3のような状態に配置して、山型(または谷型)に屈曲
した外側板14Aを立てた状態で用いれば、ユニット1
3の可及的な軽量化を図りつつ、上下方向に働く荷重を
十分に支えるだけの強度を確保することができる。
【0019】なお、以上の実施例においてはユニット1
3の接続は、長手方向に概略直角な並列方向にのみ行わ
れたが、他の実施例においては同時に長手方向にも接続
を行っても良い。この場合には、各空気流通路12が長
くなり消音効果がより大きくなる。
【0020】また、以上の実施例においては吸音材15
は外側板の内側にのみ設けられるものであったが、他の
実施例においては外側板14Aの内側のみならず外側板
14Bの内側にも設ける事もできる。このように1つの
空気流通路12の内周全体に消音材15を設ければ、消
音効果をより高めることができる。
【0021】また、以上の実施例においては、ユニット
13の外側板14A同士の重ね合わせによる接続は水平
方向に向けて行われるものであったが、他の実施例にお
いては外側板14A同士の重ね合わせによる接続を上下
方向に向けて行うこともできる。この場合には、上下方
向のユニット13の重量は外側板14Bによって支えら
れることになる。
【0022】
【発明の効果】以上、実施例で詳細に説明したように、
本発明に係わるスプリッター消音器によれば、ジグザグ
状に屈曲した複数の空気流通路は、形状が同一な単一の
筒状のユニットとして予め工場等で個々に分割して製作
され、これらのユニットが現場に運ばれてから据え付け
位置等で所定個数重ねられて並列接続されることでスプ
リッター消音器として完成されるから、大型で且つ大規
模なものであっても、容易に運搬,組み立て,据え付け
を行うことができ、しかも各ユニットは共通化し得るの
で、工場での製作も容易でコストの低減化も図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係るスプリッター型消音
器の組み立て状態における全体水平断面図である。
【図2】図1中に示す1つのユニットを拡大した水平断
面図である。
【図3】単一のユニットの斜視図である。
【図4】従来のスプリッター型消音器の一例を示す概略
構成図である。
【図5】従来のスプリッター型消音器の他の例を示す概
略構成図である。
【図6】従来のスプリッター型消音器の更に他の例を示
す概略構成図である。
【符号の説明】
11 スプリッター型消音器 12 空気流通路 13 ユニット 14A,14B 外側板 15 吸音材 16 パンチングメタル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 隣接する複数の空気流通路がジグザグ状
    に屈曲されたスプリッター型消音器において、前記複数
    の空気流通路をそれぞれ筒状の同一形状のユニットで個
    別に分割形成し、該ユニットの所定個数を空気流通方向
    に対して並列に、ジグザグ状の凹凸部を相互に重ね合わ
    せて接続させたことを特徴とするスプリッター型消音
    器。
JP3434994A 1994-03-04 1994-03-04 スプリッター型消音器 Pending JPH07247822A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3434994A JPH07247822A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 スプリッター型消音器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3434994A JPH07247822A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 スプリッター型消音器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07247822A true JPH07247822A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12411678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3434994A Pending JPH07247822A (ja) 1994-03-04 1994-03-04 スプリッター型消音器

Country Status (1)

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JP (1) JPH07247822A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100960712B1 (ko) * 2007-12-05 2010-05-31 주식회사 아론 덕트형 소음기

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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