JP2793756B2 - スプリッタ型消音器 - Google Patents

スプリッタ型消音器

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JP2793756B2
JP2793756B2 JP11883893A JP11883893A JP2793756B2 JP 2793756 B2 JP2793756 B2 JP 2793756B2 JP 11883893 A JP11883893 A JP 11883893A JP 11883893 A JP11883893 A JP 11883893A JP 2793756 B2 JP2793756 B2 JP 2793756B2
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日出夫 藤原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプリッタ型消音器、
とりわけ、空気の流通路をジグザグ状に形成した変形タ
イプのスプリッタ型消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】工場等の大きな騒音が発生する建物で
は、給・排気口やダクトから大きな騒音が外方に漏洩し
て公害の原因になってしまう。このため、前記給・排気
口に消音器を取付けて遮音し、騒音が外方に漏れるのを
低減するようになっている。前記消音器のパッシブタイ
プとしては、吸音ダクト型消音器,空洞型消音器,共鳴
型消音器,干渉型消音器等が知られるが、特に、規模の
大きな発電所のタービン設置建物とか清掃工場等では、
空気抵抗の少ない吸音ダクト型消音器の変形例として構
成されるスプリッタ型消音器が用いられる傾向にある。
図4から図6に従来のスプリッタ型消音器1,2,3を
例示する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のスプリッタ型消音器にあっては、図4,図5に示
した向う側が見通せるタイプの単純形状のスプリッタ型
消音器1,2は、既製品を単に並べるのみで構成される
が、より消音効果が大きな図6に示した向う側が見通せ
ないタイプの変型スプリッタ型は、その仕様に応じて個
々に設計,製作する個別対応となっている。従って、後
者の変型スプリッタ型消音器は、受注してから納品する
までの期間が長くなり、かつ、コストが高くなってしま
うという課題があった。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、向う側が見通せないタイプのスプリッタ型消音器で
あって、予めユニット化できる構造とすることにより、
消音効果を大きくしつつ、その施工性を著しく向上する
ことができるスプリッタ型消音器を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、断面が直角部分を有する三角柱状に形成
され、少なくとも斜辺を吸音材で形成した消音ユニット
を複数設け、この消音ユニットの直角部分を挟む2辺を
適宜突き合わせて斜辺同士で山形および谷形を形成し、
それぞれ山形および谷形に配置された斜辺を対向配置す
ると共に、これら対向した斜辺間に適宜間隔を設けて空
気の流通路を形成することにより構成する。
【0006】前記消音ユニットの全体を吸音材で形成す
るようにしても良い。
【0007】
【作用】以上の構成により本発明のスプリッタ型消音器
は、三角柱状の消音ユニットを適宜組み合わせることに
より、少なくとも吸音材で形成した斜辺で山形,谷形を
形成し、これら山形,谷形部分の対向部分に空気の流通
路を形成するようにしたので、この空気の流通路がギザ
ギザ状に配置されることと、斜辺が吸音材で形成された
ことにより吸音効果を高めることができると共に、予め
消音ユニットを所定形状に形成した場合にも、これの配
置量を変えることで消音量を任意に調節できる。従っ
て、向う側が見通せない変型スプリッタ型にあっても、
予め規格化した消音ユニットを用いることができるため
施工性が著しく向上し、延いては、工期の短縮化および
低コスト化を達成することができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1,図2は本発明にかかるスプリッ
タ型消音器10の一実施例を示し、図1はスプリッタ型
消音器10の組付状態を示す要部断面図、図2はスプリ
ッタ型消音器10を構成する消音ユニット12の部分斜
視図である。
【0009】即ち、前記スプリッタ型消音器10は図1
に示したように、給・排気口やダクト14内に配置さ
れ、消音ユニット12を複数組み合わせることにより全
体が構成される。消音ユニット12は図2に示したよう
に、鉄板や鋼板を用いた仕切板16により断面が直角部
分を有する三角柱状に形成され、斜辺12aには所定厚
さの吸音材18が固着される。図示例では斜辺12aの
部分を平面的に形成したものを示したが、適当な曲率で
湾曲させて形成するようにしても良い。吸音材18には
必要に応じて、パンチングメタル等で形成したカバーを
覆着するようにしても良い。そして、前記消音ユニット
12の直角部分を挟む長,短2辺12b,12cを適宜
突き合わせて、前記斜辺12a同士で山形および谷形を
形成し、それぞれ山形および谷形に配置された斜辺12
aを複数層A,B,C…に対向配置することにより、前
記スプリッタ型消音器10が構成される。
【0010】即ち、本実施例では最下層Aに2つの消音
ユニット12が配置され、これら消音ユニット12は前
記2辺12b,12cのうち短辺12c同士を互いに突
き合わせて、上面に配置される2つの斜辺12aで山形
を形成するように配置される。そして、このように2つ
の短辺12cを突き合わせることにより、2つの長辺1
2bは一直線に配置され、これら長辺12bは給・排気
口やダクト14の内面に取付けられる。
【0011】一方、下から第2層Bでは4つの消音ユニ
ット12が配置され、前記最下層Aと同様に短辺12c
同士を突き合わせた2つの消音ユニット12の下側とな
る長辺12bに、逆向きにした他の消音ユニット12の
長辺12bを当接して、全体にくの字状に形成してあ
る。従って、前記第2層Bではその下側に、吸音材18
を固着した2つの斜辺12aにより谷形が形成されると
共に、上側に2つの斜辺12aにより山形が形成され
る。そして、谷形となった下側の斜辺12aを前記最下
層Aの山形となった上側の斜辺12aに対向させ、これ
ら谷形と山形との間に適宜間隔Lを持たせて空気の流通
路20が構成される。
【0012】また、下から第3層Cは、前記第2層Bと
同様に4つの消音ユニット12で全体的にくの字状に形
成し、第3層Cの谷形となる下側の斜辺12aを第2層
Bの山形となる上側の斜辺12aに対向させると共に、
これら谷形,山形間に空気の流通路20を構成するよう
になっている。このようにして山形,谷形を形成した各
層A,B,C…を空気の流通路20を挟んで順次対向配
置するようになっている。尚、図示省略した最上層で
は、前記最下層Aとは上下逆に配置されて給・排気口や
ダクト14内面に取付けられる。
【0013】以上の構成により本実施例のスプリッタ型
消音器10にあっては、消音ユニット12を断面が直角
部分を有する三角柱状に形成し、複数の消音ユニット1
2を適宜組み合わせて吸音材18を固着した斜辺12a
で山形,谷形を形成し、これら山形,谷形間に空気の流
通路20を形成しつつそれぞれ対向配置したので、この
空気の流通路20がギザギザ状に配置されることによ
り、斜辺12aに固着した吸音材18に騒音が衝突し易
くなって、消音効果を高めることができる。
【0014】また、前記消音ユニット12を予め所定形
状に形成しておく場合にも、現場の騒音状態に合わせて
この消音ユニット12の配置量を変えることで、消音量
を任意に調節できる。従って、向う側が見通せない変型
スプリッタ型にあっても、予め規格化した消音ユニット
12を用いることができるようになり、消音器の施工性
が著しく向上し、延いては、工期の短縮化および低コス
ト化を達成することができる。
【0015】更に、前記斜辺12aにより山形を形成し
て吸音材18の厚さまたは吸音材18背後の空気層を変
化させているため、広い周波数域での吸音効果を得るこ
とができ、消音しようとする周波数領域を拡大して、消
音効果の更なる向上を図ることができる。
【0016】尚、本実施例にあっては三角柱状の消音ユ
ニット12の骨格が仕切り板16で構成され、その斜辺
12aにのみ吸音材18を固着するようにしたものを開
示したが、これに限ることなく三角形状の側面部にも吸
音材18を固着しても良い。さらには、図3に示したよ
うに消音ユニット12全体を吸音材18で形成し、この
吸音材18で形成した消音ユニット12に対して、その
直角部分を挟む2辺12b,12cの部分に仕切り板1
6を設けて構成しても良い。また、前記消音ユニット1
2の配置は前記構成に限ることなく、吸音材18を設け
た斜辺12aを流通路20に臨ませる限りにおいて、そ
の組み合わせを適宜変更することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかるス
プリッタ型消音器にあっては、断面が直角部分を有する
三角柱状の消音ユニットを適宜組み合わせることによ
り、吸音材で形成した斜辺で山形,谷形を形成し、これ
ら山形,谷形部分の対向部分に空気の流通路を形成する
ようにしたので、この空気の流通路がギザギザ状に配置
されることと、斜辺が吸音材で形成されたことにより吸
音効果を高めることができると共に、予め消音ユニット
を所定形状に形成した場合にも、これの配置量を変える
ことで消音量を任意に調節できる。従って、向う側が見
通せない変型スプリッタ型にあっても、予め規格化した
消音ユニットを用いることができるため施工性が著しく
向上し、延いては、工期の短縮化および低コスト化を達
成することができるという各種優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるスプリッタ型消音器の一実施例
の組付状態を示す要部断面図である。
【図2】本発明にかかるスプリッタ型消音器を構成する
消音ユニットの一実施例を示す部分斜視図である。
【図3】消音ユニットの他の例を示す図である。
【図4】従来のスプリッタ型消音器の一例を示す概略構
成図である。
【図5】従来のスプリッタ型消音器の他の例を示す概略
構成図である。
【図6】従来のスプリッタ型消音器の更に他の例を示す
概略構成図である。
【符号の説明】
10 スプリッタ型消音器 12 消音ユニット 14 ダクト 18 吸音材 20 空気の流通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 1/82 E06B 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が直角部分を有する三角柱状に形成
    され、少なくとも斜辺を吸音材で形成した消音ユニット
    を複数設け、この消音ユニットの直角部分を挟む2辺を
    適宜突き合わせて斜辺同士で山形および谷形を形成し、
    それぞれ山形および谷形に配置された斜辺を対向配置す
    ると共に、これら対向した斜辺間に適宜間隔を設けて空
    気の流通路を形成したことを特徴とするスプリッタ型消
    音器。
  2. 【請求項2】 前記消音ユニットの全体が吸音材で形成
    されていることを特徴とする請求項1記載のスプリッタ
    型消音器。
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