JPH0718755A - 消音器 - Google Patents

消音器

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JPH0718755A
JPH0718755A JP5164867A JP16486793A JPH0718755A JP H0718755 A JPH0718755 A JP H0718755A JP 5164867 A JP5164867 A JP 5164867A JP 16486793 A JP16486793 A JP 16486793A JP H0718755 A JPH0718755 A JP H0718755A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound absorbing
sound
branch pipe
noise
passage
Prior art date
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Pending
Application number
JP5164867A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeru Hirano
滋 平野
Mitsutoshi Watanabe
充敏 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH0718755A publication Critical patent/JPH0718755A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 管状の吸音通路に共鳴管を組み合わせ、この
共鳴管に消音しようとする音の逆位相の音を発生させ
て、吸音通路では十分に消音仕切れなかった比較的低周
波領域の音を効果的に消音する。 【構成】 吸音通路12の内壁12aに、この内壁12
aから外方に突出してこの吸音通路12に連通するブラ
ンチ管14を設ける。ブランチ管14は内部空間14a
が共鳴管として機能し、低減しようとする低周波領域の
騒音を特定し、開口部14bから導入されたこの騒音の
逆位相の音を発生させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸音通路を通して騒音
を消音するようにした消音器。
【0002】
【従来の技術】工場等の大きな騒音が発生される建物で
は、給・排気口やダクトから大きな騒音が外方に漏洩し
て公害の原因になってしまう。このため、前記給・排気
口に消音器を取付けて消音し、騒音が外方に漏れるのを
低減するようになっている。前記消音器のパッシブタイ
プとしては、吸音ダクト型消音器,空洞型消音器,共鳴
型消音器,干渉型消音器等が知られるが、特に、規模の
大きな発電所のタービン設置建物とか清掃工場等では、
空気抵抗の少ない吸音ダクト型消音器として構成される
スプリッタ型とかセル型の消音器が用いられる傾向にあ
る。即ち、前記スプリッタ,セル型消音器は断面矩形状
の管状空間として形成される吸音通路を備え、この吸音
通路内に騒音を通過させることにより消音するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のスプリッタ,セル型消音器にあっては、騒音を単
に管状の吸音通路に通すのみであるため、比較的高周波
領域の消音は効果的に行われるのであるが、低周波領域
の騒音は消音量が十分では無いという課題があった。
【0004】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、管状の吸音通路に共鳴管を組み合わせ、この共鳴管
に消音しようとする音の逆位相の音を発生させて、吸音
通路では十分に消音仕切れなかった比較的低周波領域の
音を効果的に消音することができる消音器を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに本発明は、吸音通路の内壁に、この内壁から外方に
突出してこの吸音通路に連通するブランチ管を設け、こ
のブランチ管を共鳴管として、発生する逆位相の音で吸
音通路を通過する音を消音する構成とする。
【0006】また、前記吸音通路を複数有し、それぞれ
の吸音通路に設けられるブランチ管の開口位置および容
量等の共鳴要素をそれぞれ異ならせることが望ましい。
【0007】更に、ブランチ管の開口位置および容量を
可変とし、この可変容量式ブランチ管を設けて吸音通路
をユニット化し、このユニット化した吸音通路を適宜結
合して構成することが望ましい。
【0008】
【作用】以上の構成により本発明の消音器は、吸音通路
の内壁に設けたブランチ管を共鳴管として発生する逆位
相の音で吸音通路を通過する音を消音するようにしたの
で、このブランチ管に発生する逆位相の音を、吸音通路
で消音仕切れない比較的低周波領域の音に設定しておく
ことにより、吸音通路自体で消音される高周波領域の音
と相俟って幅広い周波数領域の騒音を効果的に消音する
ことができる。
【0009】また、前記吸音通路を複数有し、それぞれ
の吸音通路に設けられるブランチ管の開口位置および容
量等の共鳴要素をそれぞれ異ならせることにより、ブラ
ンチ管全体で消音できる音の周波数を幅広く設定するこ
とができる。
【0010】更に、前記ブランチ管の開口位置および容
量を可変とし、この可変容量式ブランチ管を設けて吸音
通路をユニット化し、このユニット化した吸音通路を適
宜結合して構成することにより、複数の吸音通路に設け
たブランチ管の消音周波数をそれぞれ変化させる場合に
も、ユニット化した吸音通路を複数設けてそれぞれのブ
ランチ管の容量を変化させておくことにより達成するこ
とができる。従って、ユニット化した前記吸音通路を複
数設けておくことにより、現場での共鳴菅の長さおよび
開口位置の変更による調整が簡単に可能となり、現場で
の施工を大幅に簡単化することができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
詳細に説明する。図1は本発明にかかる消音器10の一
実施例を示す基本的な構成を示し、スプリッタ型消音器
として構成される吸音通路12の内壁12aに、この内
壁12aから外方に突出してこの吸音通路12に連通す
るブランチ管14を設けてある。ブランチ管14は内部
空間14aが共鳴管として機能し、低減しようとする低
周波領域の騒音を特定し、開口部14bから導入された
この騒音の逆位相の音を発生させるようになっている。
【0012】従って、本実施例の消音器10にあって
は、騒音が消音器10を通過する際に、吸音通路12で
比較的高周波領域の騒音を効果的に消音することができ
ると共に、特定された低周波領域の騒音に対してはブラ
ンチ管14で発生される逆位相の音で効果的に消音する
ことができる。従って、従来のスプリッタ型消音器では
十分に消音しきれなかった低周波音による騒音を前記ブ
ランチ管14で消音して、幅広い周波数領域の騒音が外
方に漏れるのを大幅に低減し、騒音公害となるのを防止
することができる。
【0013】図2は他の実施例を示す消音器20で、吸
音通路22,22…を複数並設することにより構成さ
れ、それぞれの吸音通路22,22…にブランチ管2
4,24…が設けられる。前記吸音通路22,22…間
は所定厚さの壁体26,26…で隔成され、この壁体2
6,26…内にそれぞれブランチ管24,24…が形成
される。
【0014】前記壁体26,26…は吸音材28で形成
され、その中心部に連続する鉄板29,29…が配置さ
れる。前記ブランチ管24,24…は壁体26,26…
の厚さ一杯に内部空間24a,24a…が形成され、そ
の内側は鉄板29aで覆ってある。前記ブランチ管2
4,24…にはそれぞれの吸音通路22,22…に連通
する開口部24b,24b…が形成される。そして、前
記ブランチ管24,24…の共鳴要素となる開口部24
b,24b…位置および内部空間24a,24a…の長
さLつまり容量をそれぞれ異ならせてある。
【0015】従って、この実施例では複数の吸音通路2
2,22…によって高周波領域の騒音を消音し、かつ、
ブランチ管24,24…によって低周波領域の騒音を消
音できることは勿論のこと、それぞれの吸音通路22,
22…に設けたブランチ管24,24…の開口部24
b,24b…位置および内部空間24a,24a…長さ
Lを異ならせたので、消音器20全体では広い幅の低周
波数域の騒音を効果的に消音することができる。
【0016】また、本実施例ではそれぞれの吸音通路2
2,22…を隔成する壁体26,26…を吸音材28で
形成したので、この吸音材28によっても騒音を消音す
ることができ、消音器20の吸音機能を大幅に向上する
ことができる。
【0017】図3は他の実施例を示す消音器30で、こ
の消音器30は吸音通路32に連通するブランチ管34
の共鳴要素となる開口部34a位置および内部空間34
bの容量を可変とし、この可変容量式ブランチ管34を
設けてユニット化してある。
【0018】即ち、前記吸音通路32およびブランチ管
34は壁板36でそれぞれ隔成することにより構成さ
れ、吸音通路32に隣設してブランチ管34が形成され
る。前記ブランチ管34の内部空間34bは、その長さ
L1 を十分に長く形成し、その長さ方向中間部を可動式
の仕切板38で隔成してある。また、前記開口部34a
は、吸音通路32とブランチ管34を隔成する壁板36
に所定間隔をもって複数のミシン目40を形成してお
き、隣り合う任意のミシン目40から一部の壁板36を
切除、移動することにより、この開口部34aの位置を
自由に変化できるようになっている。
【0019】従って、この実施例では1組の吸音通路3
2とブランチ管34とでユニット化した消音器30を構
成したので、ブランチ管34付きの吸音通路32を複数
設ける場合にも、前記ユニット化した消音器30を複数
用いて結合することにより、構造を簡単化して工期の大
幅な短縮化かつコストダウンを図ることができる。ま
た、かかる消音器30にあっては前記ブランチ管34の
共鳴要素を仕切板38の位置調整および開口部34aの
位置調整により可変としたので、消音しようとする低周
波領域の騒音に合わせて前記共鳴要素を調整することが
できることにより、画一化した1種類の消音器30で各
種の騒音に対処することができ、この点からも大幅なコ
ストダウンおよび工期短縮を図ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に示す消音器にあっては、吸音通路の内壁に設けたブラ
ンチ管を共鳴管として発生する逆位相の音で吸音通路を
通過する音を消音するようにしたので、このブランチ管
に発生する逆位相の音を、吸音通路で消音仕切れない比
較的低周波領域の音に設定しておくことにより、吸音通
路自体で消音される高周波領域の音と相俟って幅広い周
波数領域の騒音の消音機能を大幅に向上することができ
る。
【0021】また、本発明の請求項2にあっては、前記
吸音通路を複数有し、それぞれの吸音通路に設けられる
ブランチ管の開口位置および容量等の共鳴要素をそれぞ
れ異ならせたので、ブランチ管全体で消音できる音の周
波数を幅広く設定し、外部に漏れる騒音対策を大幅に向
上することができる。
【0022】更に、前記ブランチ管の開口位置および容
量を可変とし、この可変容量式ブランチ管を設けて吸音
通路をユニット化し、このユニット化した吸音通路を適
宜結合して構成したので、複数の吸音通路に設けたブラ
ンチ管の消音周波数をそれぞれ変化させる場合にも、ユ
ニット化した吸音通路を複数設けてそれぞれのブランチ
管の容量を変化させておくことにより達成することがで
きる。従って、ユニット化した前記吸音通路を複数設け
ておくことにより、現場での共鳴菅の長さおよび開口位
置の変更による調整が簡単に可能となり、現場での施工
を大幅に簡単化し、延いては、施工時間の短縮化および
低コスト化を達成することができるという各種優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる消音器の一実施例を示す概略構
成図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 消音器 12 吸音通路 14 ブランチ管 14a 内部空間 14b 開口部 20 消音器 22 吸音通路 24 ブランチ管 24a 内部空間 24b 開口部 30 消音器 32 吸音通路 34 ブランチ管 34a 開口部 34b 内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G10K 11/16

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸音通路の内壁に、この内壁から外方に
    突出してこの吸音通路に連通するブランチ管を設け、こ
    のブランチ管を共鳴管として、発生する逆位相の音で吸
    音通路を通過する音を消音することを特徴とする消音
    器。
  2. 【請求項2】 吸音通路を複数有し、それぞれの吸音通
    路に設けられるブランチ管の開口位置および容量等の共
    鳴要素をそれぞれ異ならせたことを特徴とする請求項1
    に記載の消音器。
  3. 【請求項3】 ブランチ管の開口位置および容量を可変
    とし、この可変容量式ブランチ管を設けて吸音通路をユ
    ニット化し、このユニット化した吸音通路を適宜結合し
    て構成することを特徴とする消音器。
JP5164867A 1993-07-02 1993-07-02 消音器 Pending JPH0718755A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5164867A JPH0718755A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 消音器

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JP5164867A JPH0718755A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 消音器

Publications (1)

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JPH0718755A true JPH0718755A (ja) 1995-01-20

Family

ID=15801434

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JP5164867A Pending JPH0718755A (ja) 1993-07-02 1993-07-02 消音器

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JP (1) JPH0718755A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155129A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 East Japan Railway Co トンネル緩衝工
US8146706B2 (en) 2006-08-07 2012-04-03 Denso Corporation Air duct for vehicle air conditioning and air conditioner for vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005155129A (ja) * 2003-11-25 2005-06-16 East Japan Railway Co トンネル緩衝工
JP4555560B2 (ja) * 2003-11-25 2010-10-06 東日本旅客鉄道株式会社 トンネル緩衝工
US8146706B2 (en) 2006-08-07 2012-04-03 Denso Corporation Air duct for vehicle air conditioning and air conditioner for vehicle

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