JP3448388B2 - 空調用消音器 - Google Patents

空調用消音器

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JP3448388B2
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利行 村上
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エアコンスター株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空調用ダクトに取付け
て、送風源からの騒音を減少させる消音器に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の消音器は、箱形のケーシング内面
にグラスウール等の消音材を装着すると共に、内部に各
種の線状のスプリット板等を適宜設けたものが多い。し
かも、ケーシング並びに内装部材のサイズの夫々異なる
ものが一般に使用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の消音器
のように要求される消音量に応じて、ケーシング並びに
内部消音部材のサイズが夫々異なるものを供給すること
は、最近のように多種少量生産が要求される場合が多く
なると、著しくコスト高になる難点があった。而して、
従来この種の消音器では、送風源等から発生する騒音の
中、高周波音は相当量減音されていたが、低周波音の減
音は一般に少なかった。そこで、本発明では、大中小等
サイズの異なる多種類の消音器を少数ずつ求められる場
合でも相当コストダウンできるようにし、また高周波ノ
イズと低周波ノイズの両方を減音できるようにし、合わ
せて、種々の消音量の消音器でも、その設計、製作が容
易にできるようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の空調用消音器は、ケーシング外形の大きさ
が色々異なる場合でも、内部の消音部材は総て共通の消
音エレメントを使用するものであって、ケーシングが大
型の場合は多数の消音エレメントを組み入れ、小型の場
合は少数の消音エレメントを組入れるようにし、また消
音量を多く要求される場合は、消音器の長さを長くし
て、消音エレメントを多く組み入れるようにした。而し
て、消音エレメントは、グラスウールの通風パイプと、
角形板の中央部に前記通風パイプの端部を装着し得る通
風孔を設けた端板とからなり、通風パイプの両端に端板
を装着して適宜数のエレメントを角形に組み込み得るよ
うにしてあり、上記ケーシングは一側に空気入口を他側
に出口を設けると共にその内部は、組み込まれた消音エ
レメントの縦方向に連接する端板の各列で区画され、そ
の区画された空間部毎に開放されている。
【0005】
【作用】本発明に係る消音器を使用すると、入口16から
入った空気は各通風パイプ13内を流通するが、端板15,
15間は各パイプ13の外側とケーシング12内面間は仕切ら
れていないので、ダクト内を伝搬して来た騒音は各通風
パイプ13から端板15,15間の広い空間部24に急に開放さ
れ、騒音が反射されて減音が行われ、消音作用を一段と
高めることができ、高周波ノイズと共に低周波ノイズも
同様に減音できる。この作用は、音の開放端反射減衰に
よるもので、図6に示すように、ダクトdから伝搬して
来た音は広い空間部Dに開放されることにより音の一部
が反射され、減音されるものである。而して、この消音
エレメント11を並列、並びに直列に適宜数組み込んでお
くと、端板15,15間の各空間部24a乃至24dで順次同様
に消音作用が繰り返され減音される。また、ケーシング
12はサイズの異なるものを数種類用意しておくと、所要
の大きさのケーシングに同一の消音エレメントを適宜数
組み込むことにより、必要な減音効果を生じさせること
ができる。
【0006】
【実施例】次に図面に従って本発明の実施例を説明す
る。図1乃至図5は本発明に係る空調用消音器10を示す
ものであって、消音エレメント11と、ケーシング12から
なっている。上記消音エレメント11は、グラスウールの
通風パイプ13と、通風パイプの端部を装着し得る通風孔
14を中央部に設けた端板15からなっている。16は通風孔
14の一側または両側に設けた突縁であって、通風パイプ
13の端部を装着し易いようにしたものである。通風孔14
は円形に形成したが、角形に形成し、通風パイプ13も角
形のものを用いる場合もある。17は通風パイプ13の両端
に取付けてある両端板15,15の周縁部に亘り装着した角
筒状の消音材を示し、18は両端板15,15の各隅角部に亙
り取りつけた断面L状の保持具であって、消音材17の各
隅角部を保持している。また、図示しないが、断面L状
の保持具の代りに、細長いボルト状の軸棒を両端板の隅
角部に亘り取付けて保持具とすることができる。上記通
風パイプ13及び消音材17は、グラスウールの硬さ、厚
さ、重さを変えることによって、減衰効果、遮音効果を
増減できるので、その材質等は要求される減衰量に応じ
て決めればよい。而して、通風パイプ13の両端に端板15
を装着して、通風パイプ13を並列、並びに直列にして適
宜数のエレメント11を角形に組み込み得るようにしてあ
る。
【0007】上記ケーシング12は、内部に消音エレメン
ト11の適宜数を組み込み装入し得る角形に形成されてお
り、その一方に空気入口19を設け、他方に出口20を設け
てある。而して、ケーシング12内部は、組み込まれた消
音エレメントの縦方向に連接する端板15の各列で区画さ
れ、その区画された空間部24a,24b,24c,24d毎に
開放されているまた、組み込み装入されたエレメント11
の前側端板15と入口間、並びにエレメント後側端板15と
出口20間に通風路21,22を設けて、ケーシング12内に入
口19から流入した空気が各通風パイプ13を通って出口20
から流出し易いように形成してある。23は入口側通風路
21、並びに出口側通風路22に沿って設けた消音材を示
す。
【0008】ケーシング12内に装入された各通風パイプ
13の外側の空間部24は、縦向きに連接された端板15の各
列で区画されているが、各空間部24a,24b,24c,24
d内はエレメント毎に金属板では仕切られていないの
で、各通風パイプ13に伝搬して来た騒音は、区画された
各空間部全体に反射される。なお、図示しないが、空間
部24全体にグラスウールの消音材を充填する場合もあ
る。図中矢印は空気の流れ方向を示す。図1では4個直
列に接続されたエレメントを9個並列させたことにより
36個の消音メントが組み込まれている。なお、ケーシン
グ12は装入する消音エレメント11の数に適合するよう
に、数種類のサイズに形成しておくことができる。而し
て、ケーシング12の一側25は、消音エレメントを組み入
れるため開閉できるようになっている。
【0009】
【発明の効果】上記構成からなる本発明においては、同
一サイズの消音エレメントを量産しておき、所要数の消
音エレメントと、それを組み込み装入するのに適する大
きさのケーシングを組合わせることにより、要求される
消音量の殆ど全ての場合に適応できる。従って従来のよ
うに多種類のサイズの消音部材を夫々少量ずつ生産する
必要がないので、著しく低廉なコストで提供できる。而
して、本発明に係る消音器によると、高周波騒音の減音
と共に低周波騒音の減音も相当高めることができる。ま
た、消音エレメント1個の減衰量、並びに適宜数を組み
込んだ場合の減衰量の基礎データーを予め作成しておく
と、種々の建物について要求される消音量に応じて、消
音計算並びに消音器の設計、製作が極めて容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ケーシング内に消音エレメントを装着した状態
の断面図である。
【図2】図1におけるAーA線断面図である。
【図3】消音エレメントの側面図である。
【図4】消音エレメントの端面図である。
【図5】消音エレメントの断面図である。
【図6】音の解放端反射減衰の説明図である。
【符号の説明】
10 消音器 11 消音エレメント 12 ケーシング 13 通風パイプ 14 通風孔 15 端板 16 突縁 17 消音材 18 保持具 19 入口 20 出口 21 通風路 22 通風路 23 消音材 24 空間部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24F 13/08 - 13/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜数の消音エレメントと、それを装入
    するケーシングとからなり、上記消音エレメントは、グ
    ラスウールの通風パイプと、角形板の中央部に前記通風
    パイプの端部を装着し得る通風孔を設けた端板とからな
    り、通風パイプの両端に端板を装着して適宜数のエレメ
    ントを角形に組み込み得るようにしてあり、上記ケーシ
    ングは一側に空気入口を他側に出口を設けると共にその
    内部は、組み込まれた消音エレメントの縦方向に連接す
    る端板の各列で区画され、その区画された空間部毎に開
    放されており、組み込まれた消音エレメントの前側端板
    と入口間、並びに後側端板と出口間に夫々通風路を設け
    内面に消音材を設けてあることを特徴とする空調用消音
    器。
  2. 【請求項2】 端板は通風孔の一側または両側に通風パ
    イプの端部を取付け得るようにした請求項1記載の空調
    用消音器。
  3. 【請求項3】 通風パイプの両端に取付けた端板の周縁
    部に亘り消音材を設けた請求項1または2記載の空調用
    消音器。
  4. 【請求項4】 通風パイプに取付けた両端板の各隅角部
    に亘り保持具を設けた請求項1、2または3記載の空調
    用消音器。
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