JPH072468U - 電着塗装装置 - Google Patents

電着塗装装置

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JPH072468U
JPH072468U JP3363793U JP3363793U JPH072468U JP H072468 U JPH072468 U JP H072468U JP 3363793 U JP3363793 U JP 3363793U JP 3363793 U JP3363793 U JP 3363793U JP H072468 U JPH072468 U JP H072468U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】長期間に亘ってワークに均一な塗膜を形成でき
るようにする。 【構成】ルーフ電極4をワーク搬送方向に延ばしかつ当
該電極4の搬送方向下流側端部4bを直流電圧を印加す
る接続部分とする構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電着塗装装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4および図5は、電着塗装装置の従来構成(例えば、特開昭61−2723 99号,実開昭64−53766号等)を示す図である。 これらの図において、2は電着槽、10は搬送手段(ハンガー11,ガイドレ ール12等)でハンガー11によって支持したワーク(ここでは自動車ボデー) Wを電着槽2内の電着塗料液中に浸漬させて槽長手方向(図4中紙面と直交方向 )に搬送可能に形成されている。
【0003】 上記電着槽2内には、第1の電極(サイド電極3A,3B)がワークWの両側 面と対向するように配設されている。通常、サイド電極3A,3Bは、隔膜電極 より形成されており,ワークWに高品質塗膜を形成できるように電着槽2の両内 側壁に沿って所定間隔で複数個配設されている。また、サイド電極3A,3Bは 、ワークWの側面はもとより上面等も円滑に電着塗装できるようにワークWの高 さ以上の長さ(例えば2m)を有するように形成されている。 また、6は、ワークWとサイド電極(3A,3B)との間に一定の直流電圧を 印加する電源装置である。なお、図5中、9は集電バーである。
【0004】 したがって、上記電着塗装装置でカチオン電着塗装を施す場合には、サイド電 極(3A,3B)に電源装置6の陽極を接続し、ワークWに集電バー9を介して 陰極を接続して、ワークWを図5中右側から左側に搬送することにより当該ワー クWに所定の塗膜を形成することができる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、電着塗装においては、ワークWの外面全体が必ずしも均一に塗 装されるとは限らない。例えば、ワーク(自動車ボデー)Wを電着塗装した場合 、その側面の塗膜厚さが25μmとなっても上面の塗膜厚さは15μmとしかな らないことがある。
【0006】 そこで、電着の劣る部分(ワークW上面等)用に補助電極(例えばルーフ電極 4)が設けられることがある。このルーフ電極4は、図4中2点鎖線で示す如く 、ワークWの上方に位置しかつワーク搬送方向と直交するように設けられる。ま た、通常、各ルーフ電極4は、管状に形成された隔膜に金属製の電極を内蔵する 管状隔膜電極構造とされ、ケーブル線7等を介して電源装置6の陽極に接続され ている。
【0007】 ところで、ルーフ電極4は、その構造上、実効を挙げるには設置本数を多くす る必要があるが、搬送手段10と干渉しないように設置しなければならず十分な 本数を確保するのが困難である。
【0008】 そこで、各ルーフ電極4を、図6に示す如く、支持部材21を用いてワーク搬 送方向に沿って並設してみたところ、設置本数を少なくしても個々の電極4でワ ークWを連続して円滑に電着塗装することができた。しかし、このような構成の ルーフ電極4は、電源装置6との接続部分である搬送方向上流側端部4aが次第 に局部的に細くなってゆき、ついには当該端部4a付近が大きく撓んで電着塗装 に支障が生じたり、極端な場合には載置された支持部材21から落下してしまう 事態が生じることがあることが判明した。
【0009】 本考案の目的は、上記事情に鑑み、長期間にわたってワークに均一な塗膜を形 成することができる電着塗装装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、例えば、ルーフ電極をワーク搬送方向に沿って並設した場合、その 下流側に行くほど対極となるワークが塗膜の形成により電気抵抗が大きくなるの で電流が流れにくくなることに着目し、当該電極の搬送方向下流側端部を直流電 圧を印加する接続部分とすれば当該端部(接続部分)が電食作用のために局部的 に細くなるようなことはなく、撓みや落下等を防止することができるとの分析に 立ち創成したものである。
【0011】 すなわち、本考案に係る電着塗装装置は、電着槽内に、ワークを浸漬させなが ら搬送させるとともに、そのワークの両側に第1の電極を、ワークの上方および 下方の少なくとも一方に第2の電極をそれぞれ配置し、ワークと両電極との間に 直流電圧を印加して電着塗装を行う電着塗装装置において、前記第1および第2 の電極のうちの少なくとも一方をワーク搬送方向に延ばしかつそのワーク搬送方 向下流側端部を直流電圧を印加する接続部分としたことを特徴とする。
【0012】
【作用】
上記構成による本考案では、電源装置によってワークと第1および第2の電極 との間に直流電圧を印加しつつ、当該ワークを電着槽内に浸漬させながら搬送す ることにより電着塗装される。この際、例えば第2の電極からは金属イオンが溶 出するが、溶出する割合は電流値が大きくなるほど高くなる。
【0013】 ここにおいて、第2の電極をワーク搬送方向に沿って配設した場合、そのワー ク搬送方向下流側に行くほど対極となるワークが塗膜の形成により電気抵抗が大 きくなるので電流が流れにくくなる。そのため、第2の電極の下流側端部から金 属イオンが溶出する割合は最小となり、当該端部が局部的に細くなってゆくよう なことはない。したがって、第2の電極が撓んだり、支持部材から落下するとい った事態は生ぜず、長期間にわたってワークに均一な塗膜を形成することができ る。
【0014】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づき説明する。 本電着塗装装置は、図1〜図3に示す如く、基本的構成(電着槽2,サイド電 極3A,3B,電源装置6,搬送手段10等)が従来例(図4,図5)と同様と されており、第2の電極(本実施例ではルーフ電極4)をワーク搬送方向に伸延 しかつ当該第2の電極(4)にそのワーク搬送方向下流側端部(4b)から電流 を供給することにより、当該電極(4)の長寿命化を実現して長期間にわたって 円滑に電着塗装することができるように構成されている。 なお、従来例(図4,図5)と共通する構成要素については同一の符号を付し 、その説明は簡略もしくは省略する。
【0015】 ルーフ電極4は、ステンレススチール製の電極を内蔵する管状隔膜電極構造と され、電着槽2内を搬送されるワークWの上方に位置するように所定個数(本実 施例では2本)ワーク搬送方向に沿って並設されている。また、各ルーフ電極4 は、ハンガー11の電着槽2内移動に支障を来たさないように支持部材21によ って両端支持されている。これにより、各ルーフ電極4は、搬送手段10と干渉 することなく少ない本数でワークWを連続して円滑に電着塗装することができる 。また、各ルーフ電極4は、その長手方向の伸縮が許容されるように支持部材2 1に支持(載置)されている。
【0016】 また、ルーフ電極4は、そのワーク搬送方向下流側端部4bがケーブル線7等 を介して電源装置6の一方極(本実施例では陽極)に接続されている。なお、ル ーフ電極4は、ワークWの形状等に応じてその寸法が決定されるが、本実施例で は長さ4mでステンレススチール製の電極の直径は約40mmとされている。ま た、ルーフ電極4には図示しない極液供給管および極液戻し管等を通して極液管 理ユニットが接続されている。また、ルーフ電極4の対極となるワークWは、集 電バー9を介して電源装置6の他方極(本実施例では陰極)に接続されている。
【0017】 次に、本実施例の作用について説明する。 電源装置6によってワークWとサイド電極(3A,3B)およびルーフ電極4 との間に直流電圧を印加しつつ、当該ワークWを電着槽2内を搬送することによ り電着塗装される。この際、ルーフ電極4等からは金属イオンが溶出するが、溶 出する割合は電流値が大きくなるほど高くなる。
【0018】 ここにおいて、ルーフ電極4は、ワーク搬送方向下流側に行くほど対極となる ワークWが塗膜の形成により電気抵抗が大きくなるので電流が流れにくくなる。 そのため、ルーフ電極4のワーク下流側端部4bから金属イオンが溶出する割合 は最小となり、当該端部4bから局部的に細くなってゆくようなことはない。し たがって、ルーフ電極4が撓んだり、支持部材21から落下するといった事態は 生ぜず、長期間にわたってワークWの側面および上面に均一な塗膜(例えば厚さ 20μmの塗膜)を形成することができる。
【0019】 しかして、この実施例によれば、ルーフ電極4をワーク搬送方向に延ばしかつ そのワーク搬送方向下流側端部4bを直流電圧の接続部分とする構成としたので 、長期間にわたってワークWの側面および上面に均一な塗膜を形成することがで きる。
【0020】 なお、上記実施例では、第2の電極としてルーフ電極4を選定したが、ワーク Wの底面を補助的に電着塗装する底部電極(図示省略)を選定してもよい。また 、サイド電極(3A,3B)を、ルーフ電極4と同様にワーク搬送方向に沿って 伸延する管状隔膜電極とし、かつ当該電極のワーク搬送方向下流側端部を電源装 置6の一方極(陽極)と接続するように構成してもよい。
【0021】
【考案の効果】
以上、本考案によれば、第1および第2の電極のうちの少なくとも一方をワー ク搬送方向に延ばし、かつその搬送方向下流側端部を直流電圧を印加する接続部 分とする構成としたので、当該端部(接続部分)が局部的に細くなっていって撓 んだり落下したりするようなことはなく、長期間にわたってワークに均一な塗膜 を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を説明するための側断面図であ
る。
【図2】同じく、電着槽の横断面図である。
【図3】同じく、電着槽の平面図である。
【図4】従来の電着塗装装置の構成を説明するための横
断面図である。
【図5】同じく、電着槽の構成を説明するための側断面
図である。
【図6】同じく、ルーフ電極を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
2 電着槽 3A,3B サイド電極(第1の電極) 4 ルーフ電極(第2の電極) 4b ルーフ電極のワーク搬送方向下流側端部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電着槽内に、ワークを浸漬させながら搬
    送させるとともに、そのワークの両側に第1の電極を、
    ワークの上方および下方の少なくとも一方に第2の電極
    をそれぞれ配置し、ワークと両電極との間に直流電圧を
    印加して電着塗装を行う電着塗装装置において、 前記第1および第2の電極のうちの少なくとも一方をワ
    ーク搬送方向に延ばしかつそのワーク搬送方向下流側端
    部を直流電圧を印加する接続部分としたことを特徴とす
    る電着塗装装置。
JP1993033637U 1993-06-22 1993-06-22 電着塗装装置 Expired - Fee Related JP2594157Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018016867A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 マツダ株式会社 電着塗装方法及び電着塗装ラインの洗浄水除去促進装置
JP2018016868A (ja) * 2016-07-29 2018-02-01 マツダ株式会社 電着塗装方法及び電着塗装ラインの塗膜熱フロー装置

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