JPH07246517A - 型彫放電加工機のジャンプ制御方法 - Google Patents

型彫放電加工機のジャンプ制御方法

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JPH07246517A
JPH07246517A JP6541194A JP6541194A JPH07246517A JP H07246517 A JPH07246517 A JP H07246517A JP 6541194 A JP6541194 A JP 6541194A JP 6541194 A JP6541194 A JP 6541194A JP H07246517 A JPH07246517 A JP H07246517A
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program
jump
machining
gap
main program
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JP6541194A
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Kazuhiko Murakawa
和彦 村川
Teruo Baida
照生 倍田
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Fanuc Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23HWORKING OF METAL BY THE ACTION OF A HIGH CONCENTRATION OF ELECTRIC CURRENT ON A WORKPIECE USING AN ELECTRODE WHICH TAKES THE PLACE OF A TOOL; SUCH WORKING COMBINED WITH OTHER FORMS OF WORKING OF METAL
    • B23H7/00Processes or apparatus applicable to both electrical discharge machining and electrochemical machining
    • B23H7/14Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply
    • B23H7/18Electric circuits specially adapted therefor, e.g. power supply for maintaining or controlling the desired spacing between electrode and workpiece

Abstract

(57)【要約】 【目的】 型彫放電加工機のジャンプ制御方法におい
て、ジャンプ動作をサブプログラムによりおこない、そ
のジャンプ動作の開始を割り込み信号により行うジャン
プ制御方法を提供することを目的とする。 【構成】 加工中に一時的に放電を中止し、工具電極と
被加工物間の間隙を広げ、加工液を間隙に導き入れ、そ
の後前記間隙を狭めることによって間隙に生成した加工
屑を加工液とともに除去するための型彫放電加工機のジ
ャンプ制御方法において、ジャンプ動作を行うプログラ
ムをサブプログラム2として作成し、放電加工を行うメ
インプログラム1の実行中に入力される割り込み信号に
よりメインプログラム1を一時中断するとともに、メイ
ンプログラム1の中断時点におけるプログラムの実行状
態を記憶してサブプログラム2を実行し、サブプログラ
ム2によるジャンプ動作の終了した後、記憶しておいた
プログラムの実行状態を読み出して、再びメインプログ
ラム1を中断時点から続行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電加工機に関し、特
に型彫放電加工において加工中に行うジャンプ(電極の
逃げ)動作の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、型彫放電加工においては、加工
が進行するにつれて被加工物と工具電極間にギャップ
(間隙)に溜まる加工屑が増加して、ギャップの汚染状
態が変化する。ギャップの汚染状態が進むと、正常な放
電加工ができなくなることから、従来、加工電極を被加
工物から後退させ、被加工物と加工電極間のギャップを
広げ、周囲の加工液を該ギャップに導き入れ、その後、
工具電極と被加工物を再び接近させることによって、ギ
ャップに生成している加工屑を加工液とともに排除する
電極のジャンプ(電極の逃げ)動作を行っている。通
常、型彫放電加工の動作の制御はプログラムにより行わ
れており、従来、型彫放電加工の動作におけるジャンプ
動作の制御は、加工プログラムのメインプログラム中に
ジャンプ工程を実施するためのプログラムを組み込むこ
とにより行っている。図9は、従来の型彫放電加工にお
けるメインプログラムの一例であり、メインプログラム
中に複数個のジャンプ工程プログラムが組み込まれてい
る。このジャンプ工程プログラムは、プログラマーがメ
インプログラム作成において適宜メインプログラム中に
組み込まれ、その組み込みの程度は、一定周期ごと、あ
るいは加工ブロックの種類等から経験的に加工屑の発生
する程度を予想して行われている。そして、加工プログ
ラムの実行中において、ジャンプ工程プログラムの工程
となると電極のジャンプ動作が行われて電極と被加工物
との間隙が広がり、その後、再び電極を被加工物に近づ
けて次のブロックの加工を行うという工程を繰り返して
いる。したがって、従来の加工プログラムのメインプロ
グラム、各加工ごとのブロックと複数個のジャンプ工程
プログラムとから構成され、該ジャンプ工程プログラム
はジャンプ動作を行う回数だけメインプログラム中に作
成しておくことになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記のような従来のジ
ャンプ動作の制御では、ジャンプ動作を行う回数だけそ
の動作を行うためのジャンプ工程プログラムをメインプ
ログラム中に作成しておく必要があり、プログラムの作
成が煩雑となるという問題点がある。
【0004】また、電極と被加工物との間隙に加工屑が
たまってギャップの汚染状態が進んだ場合でも、ジャン
プ工程プログラムが形成されたプログラム位置までこな
ければジャンプ動作は行われず、加工状態が不良となる
場合があるという問題点もある。一方、プログラム上で
同様な工程を繰り返して行う場合、この工程をサブプロ
グラムとして形成する方法が知られている。しかしなが
ら、本発明者はこのジャンプ工程プログラムをサブプロ
グラムとして形成する方法を検討した結果、単にジャン
プ工程プログラムをサブプログラムとして形成する方法
では、未加工の箇所が発生して放電加工による加工を行
うことができないとういう問題点があることが判明し
た。図10はジャンプ工程プログラムをサブプログラム
として形成した場合を説明する図であり、メインプログ
ラム中のブロックAの実行中に割り込み信号が発生し、
この割り込み信号によりジャンプ工程プログラムのサブ
プログラムに移行してジャンプ動作を行うものである。
通常、メインプログラムは割り込み信号によってその実
行中のブロックの動作を中断し、代わりに指定されたサ
ブプログラムを実行する。そして、そのサブプログラム
が終了すると再びメインプログラムに戻ってプログラム
を続行する。この場合、続行するメインプログラムは、
中断したブロックの続きではなく次のブロックの先頭か
ら行われる。したがって、図10の(a)に示すよう、
ブロックAの実行中に割り込み信号が入るとその時点で
ジャンプ工程プログラムのサブプログラムが開始され、
このジャンプ工程プログラムが終了するとメインプログ
ラム中の次のブロックBの先頭からメインプログラムが
再開される。
【0005】上記のようなプログラムに実行による被加
工物の加工状態を図10の(b)に示す。点Pから点R
までの加工をブロックAとし、該加工の軌跡上の点Qに
おいて割り込み信号が入る場合を考える。このとき、点
Pから点Qまでは加工が終了しており、点Qから点Rま
では未加工の状態にある。加工ツールである電極は割り
込み信号によりあらかじめ定められたジャンプ位置Sに
ジャンプ動作を行い(図中の破線)、これによりギャッ
プに生成している加工屑の加工液による排除を行う。そ
の後、ジャンプ工程プログラムが終了すると電極が点S
から点Rへ復帰する(図中の破線)。したがって、被加
工物上の点Qから点Rまでは未加工のまま残されること
になり、放電加工による加工が行えないことになる。そ
こで、本発明は前記した従来の問題点を解決して、型彫
放電加工機のジャンプ制御方法において、ジャンプ動作
をサブプログラムにより実行可能とするジャンプ制御方
法を提供することを目的とする。また、本発明は、型彫
放電加工機のジャンプ制御方法において、ジャンプ動作
の開始を割り込み信号により行うことができるジャンプ
制御方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工中に一時
的に放電を中止し、工具電極と被加工物間の間隙を広
げ、加工液を間隙に導き入れ、その後前記間隙を狭める
ことによって間隙に生成した加工屑を加工液とともに除
去するための型彫放電加工機のジャンプ制御方法におい
て、ジャンプ動作を行うプログラムをサブプログラムと
して作成し、放電加工を行うメインプログラムの実行中
にメインプログラムを一時中断してサブプログラムを実
行し、サブプログラムによるジャンプ動作の終了した
後、再びメインプログラムを中断時点から続行すること
により、本発明の第1の目的であるジャンプ動作をサブ
プログラムにより実行可能とするジャンプ制御方法を提
供することを達成するものである。また、本発明は、加
工中に一時的に放電を中止し、工具電極と被加工物間の
間隙を広げ、加工液を間隙に導き入れ、その後前記間隙
を狭めることによって間隙に生成した加工屑を加工液と
ともに除去するための型彫放電加工機のジャンプ制御方
法において、ジャンプ動作を行うプログラムをサブプロ
グラムとして作成し、放電加工を行うメインプログラム
の実行中に入力される割り込み信号によりメインプログ
ラムを一時中断してサブプログラムを実行し、サブプロ
グラムによるジャンプ動作の終了した後、再びメインプ
ログラムを中断時点から続行することにより本発明の第
2の目的であるジャンプ動作の開始を割り込み信号によ
り行うことができるジャンプ制御方法を提供することを
達成するものである。
【0007】また、本発明は、加工中に一時的に放電を
中止し、工具電極と被加工物間の間隙を広げ、加工液を
間隙に導き入れ、その後前記間隙を狭めることによって
間隙に生成した加工屑を加工液とともに除去するための
型彫放電加工機のジャンプ制御方法において、ジャンプ
動作を行うプログラムをサブプログラムとして作成し、
放電加工を行うメインプログラムの実行中に入力される
割り込み信号によりメインプログラムを一時中断すると
ともに、メインプログラムの中断時点におけるプログラ
ムの実行状態を記憶してサブプログラムを実行し、サブ
プログラムによるジャンプ動作の終了した後、記憶して
おいたプログラムの実行状態を読み出して、再びメイン
プログラムを中断時点から続行することにより本発明の
目的を達成するものである。さらに、本発明におけるメ
インプログラムの中断時点におけるプログラムの実行状
態の記憶は、工具電極の位置と該プログラム中の残りの
指令を記憶することにより行うことができ、その残りの
指令は、プログラムの進行とともに減少するカウンタに
より記憶することができる。本発明におけるサブプログ
ラムは、放電加工を行うための加工プログラムを収納す
るメインプログラムとは別個に形成されるプログラムで
あって、ジャンプ動作を行うためのジャンプ工程プログ
ラムであり、このサブプログラムの実効によって工具電
極、あるいは工具電極と被加工物を移動させ、工具電極
と被加工物との間のギャップ間隔を変更する動作を制御
するものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、型彫放電加工の工具電極と被
加工物間の間隙で発生する放電による放電加工中におい
て、一時的にその放電を中止した状態で工具電極と被加
工物間の間隙を広げることにより加工液をその広がった
間隙に導き入れ、その後この間隙を狭めることによって
間隙に生成した加工屑を加工液とともに除去するように
した型彫放電加工機のジャンプ制御方法において、放電
加工を行うメインプログラムの実行中にメインプログラ
ムを一時中断して、あらかじめ作成しておいたジャンプ
動作を行うためのサブプログラムを実行して、前記工具
電極と被加工物との間隙距離の変更によるジャンプ動作
を行って、このサブプログラムによるジャンプ動作の終
了した後、再びメインプログラムを中断時点から続行す
る。これにより、ジャンプ動作をサブプログラムにより
実行可能とするジャンプ制御方法を実施することができ
る。また、本発明によれば、型彫放電加工の工具電極と
被加工物間の間隙で発生する放電による放電加工中にお
いて、一時的にその放電を中止した状態で工具電極と被
加工物間の間隙を広げることにより加工液をその広がっ
た間隙に導き入れ、その後この間隙を狭めることによっ
て間隙に生成した加工屑を加工液とともに除去するよう
にした型彫放電加工機のジャンプ制御方法において、放
電加工を行うメインプログラムの実行中に入力される割
り込み信号によりメインプログラムを一時中断して、あ
らかじめ作成しておいたジャンプ動作を行うためのサブ
プログラムを実行して、前記工具電極と被加工物との間
隙距離の変更によるジャンプ動作を行って、このサブプ
ログラムによるジャンプ動作の終了した後、再びメイン
プログラムを中断時点から続行する。これにより、ジャ
ンプ動作の開始を割り込み信号により行うことができる
ジャンプ制御方法を実施することができる。
【0009】また、本発明によれば、型彫放電加工の工
具電極と被加工物間の間隙で発生する放電による放電加
工中において、一時的にその放電を中止した状態で工具
電極と被加工物間の間隙を広げることにより加工液をそ
の広がった間隙に導き入れ、その後この間隙を狭めるこ
とによって間隙に生成した加工屑を加工液とともに除去
するようにした型彫放電加工機のジャンプ制御方法にお
いて、放電加工を行うメインプログラムの実行中に入力
される割り込み信号によりメインプログラムを一時中断
するとともに、メインプログラムの中断時点におけるプ
ログラムの実行状態を記憶してあらかじめ作成しておい
たジャンプ動作を行うためのサブプログラムを実行し
て、前記工具電極と被加工物との間隙距離の変更による
ジャンプ動作を行って、このサブプログラムによるジャ
ンプ動作の終了した後、記憶しておいたプログラムの実
行状態を読み出して、再びメインプログラムを中断時点
から続行する。これにより、ジャンプ動作の開始を割り
込み信号によりサブプログラムを実行可能とするジャン
プ制御方法を実施することができる。また、前記型彫放
電加工機のジャンプ制御方法において、放電加工を行う
メインプログラムの実行中に入力される割り込み信号に
よりメインプログラムを一時中断するとともに、メイン
プログラムの中断時点におけるプログラムの実行状態を
工具電極の位置と該プログラム中の残りの指令により記
憶し、その残りの指令はプログラムの進行とともに減少
するカウンタにより記憶して、あらかじめ作成しておい
たジャンプ動作を行うためのサブプログラムを実行し
て、前記工具電極と被加工物との間隙距離の変更による
ジャンプ動作を行って、このサブプログラムによるジャ
ンプ動作の終了した後、記憶しておいたプログラムの実
行状態を読み出して、再びメインプログラムを中断時点
から続行することにより、ジャンプ制御を行う。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら詳
細に説明するが、本発明は実施例に限定されるものでは
ない。 (本発明の実施例に使用する放電加工機の構成)はじめ
に、本発明の実施例に使用する放電加工機の構成につい
て図3の第1の構成例を示すブロック図,および図4の
第2の構成例を示すブロック図を用いて説明する。 第1の構成例;図3の第1の構成例において、10は放
電加工機、20は放電加工電源装置、30は駆動制御装
置、40は放電加工設定変更装置、50は加工液供給装
置である。放電加工機10は、従来の放電加工機と同様
の構成であって、工具電極13を被加工物14に対して
微小間隔(ギャップ)をもって対峙させており、該工具
電極13は送りネジ12等の回転運動を直線運動に変換
する伝導手段を介してサーボモータ11により駆動され
る。このサーボモータ11は、X軸方向,Y軸方向,お
よびZ軸方向に駆動可能であり、駆動制御装置30から
の駆動制御信号により駆動される。そして、X軸方向,
Y軸方向,およびZ軸方向に駆動することにより、工具
電極13を被加工物14に対して3次元的に移動させる
ものである。
【0011】放電加工電極装置20も従来の放電加工電
極装置とほぼ同様な構成であり、工具電極13および被
加工物14に対して電圧を印加して、工具電極13と被
加工物14間のギャップに放電を発生させている。
【0012】駆動制御装置30は、工具電極13と被加
工物14間の相対的位置関係を調整する装置であり、工
具電極13と被加工物14間のギャップ電圧や放電加工
設定変更装置40からの設定値に応じて駆動制御信号を
発生させ、サーボモータ11の駆動制御を行っている。
また、本発明の駆動制御装置30は、割り込み信号によ
り中断されるプログラム中の実行状態を記憶するメモリ
を有しており、該メモリへのデータの入出力は内蔵され
るCPUにより制御されている。なお、このメモリの機
能、およびメモリを用いた本発明の型彫放電加工機のジ
ャンプ制御の作用については後述する。放電加工設定変
更装置40も従来の放電加工設定変更装置とほぼ同様な
構成であり、各種加工条件の設定値を変更して前記放電
加工電源装置20、駆動制御装置30に出力する。ま
た、加工液供給装置50に対して加工液供給圧力の設定
値を変更して出力する。加工液供給装置50は、設定さ
れた加工液供給圧力に応じて工具電極13と被加工物1
4巻のギャップる加工液を供給するものである。
【0013】第2の構成例;前記第1の構成例において
は、工具電極13と被加工物14との相対的移動をサー
ボモータ11の駆動による工具電極13の移動によって
行っているのに対して、図4に示す第2の構成例のもの
は、サーボモータ11とX,Yテーブル15によって行
う点で相違しており、その他の構成は共通している。そ
こで、以下では、第2の構成例について相違する構成に
ついてのみ説明し、その他の共通する構成については説
明を省略する。放電加工機10は前記第1の構成例とほ
ぼ同じ構成であり、X,Yテーブル15を備えている点
で相違している。X,Yテーブル15は、被加工物14
を支持するとともにX軸方向,およびY軸方向に移動可
能とする移動装置あり、駆動制御装置30からの駆動制
御信号により駆動制御される。そして、このX,Yテー
ブル15の駆動によって、被加工物14は工具電極13
に対してX,Y方向の相対位置の調整を行うことができ
る。また、放電加工機10は前記第1の構成例と同様に
サーボモータ11も備えており、X,Yテーブル15と
同様に駆動制御装置30からの駆動制御信号により駆動
される。このサーボモータ11は、送りネジ12等の回
転運動を直線運動に変換する伝導手段を介して工具電極
13に接続されており、工具電極13をZ軸方向に駆動
する。したがって、第2の構成例においては、サーボモ
ータ11とX,Yテーブル15によって、工具電極13
を被加工物14に対して3次元的に移動させている。
【0014】(本発明のジャンプ制御のプログラム構
成)次に、本発明の型彫放電加工機のジャンプ制御方法
を実施するプログラム構成について説明する。図1は、
本発明のジャンプ制御方法を実施するプログラムの構成
を説明する図である。型彫放電加工機の制御は、メイン
プログラム1に形成された加工プログラムにより実施さ
れる。図1では、加工プログラムをP××××によって
表している。一方、ジャンプ工程を実施するためのプロ
グラムは、このメインプログラム1とは別に独立したサ
ブプログラム2として形成したジャンプ工程プログラム
としている。図1では、ジャンプ工程プログラムをP*
***によって表している。
【0015】そして、型彫放電加工機による通常の放電
加工は加工プログラムP××××により行われ、ジャン
プ動作はジャンプ工程プログラムP****によって行
われる。従来のジャンプ制御は、そのジャンプ動作の実
行をメインプログラム中にあらかじめ挿入しておいたジ
ャンプ工程プログラムによって行うのに対して、本発明
のジャンプ制御では、割り込み信号により実行中のプロ
グラムを中断して、サブプログラム2のジャンプ工程プ
ログラムを実行することにより行われる。
【0016】図1においては、メインプログラム1中の
ブロックAの実行中に割り込み信号が入った場合を示し
ている。ブロックAの実行中に割り込み信号が入ると、
この割り込み信号によりブロックAによる加工は中断さ
れ、サブプログラム2のジャンプ工程プログラムP**
**がその先頭から実行される。例えばM99で示され
るコードによってジャンプ工程プログラムP****の
処理が終了すると、再びメインプログラム1の前記中断
中のブロックAに戻り、ブロックAの残りの処理を実行
した後、次のブロックBの処理を行う。ここで、図1の
メインプログラム中において、M96P****で示さ
れるコードは、割り込み信号を受け入れてその割り込み
信号に入力によりジャンプ工程プログラムP****を
実行する区間の開始を示し、また、M97のコードはこ
の割り込み信号を受け入れる区間の終了を示している。
そして、メインプログラムの実行中の任意の時点で発生
する割り込み信号に対して、図1に示すプログラムにお
いては、M96P****のコードとM97のコードで
挟まれるプログラム区間においてのみ割り込み信号を受
け入れて、この割り込み信号によりジャンプ工程プログ
ラムP****を実行する構成とし、このプログラム区
間以外のプログラムの部分を実行している間において入
った割り込み信号は無視されて、ジャンプ工程プログラ
ムP****を実行しない。
【0017】なお、このコードは一例であり、その他の
コードの使用が可能であるとは明らかである。
【0018】この割り込み信号の受入れを許可する区間
を設けることにより、被加工物14を加工する工程以外
の区間、例えば、工具電極13を被加工物14に接近さ
せる工程等の区間において割り込み信号が入った場合に
は、この割り込み信号を無視してジャンプ動作を行わな
いようにすることができる。
【0019】割り込み信号は、ジャンプ動作を実行する
ために機械側から入力される信号である。この割り込み
信号としては、例えば、所定周期毎に発生するジャンプ
動作実行用信号や、工具電極13と被加工物14の間の
ギャップに加工屑が蓄積したことを表す信号を用いるこ
とができる。工具電極13と被加工物14の間のギャッ
プに加工屑が蓄積したことを表す信号としては、例え
ば、放電加工電極装置20の印加電圧を監視による放電
状態信号や、工具電極13と被加工物14間のギャップ
電圧の監視による信号を用いることができる。前記のよ
うな信号を割り込み信号として使用する場合には、放電
加工中か否かに係わらず割り込み信号が発生したり、工
具電極13と被加工物14の間のギャップの加工屑によ
り割り込み信号が発生する以外にも、その他の要因によ
り割り込み信号を発生することがあり、これらの信号を
そのまま使用してジャンプ動作を実行すると、前記で記
述したように被加工物14を加工する工程以外のジャン
プ動作が不必要な区間でも、ジャンプ動作を行うことに
なる。したがって、本発明の実施例のように、割り込み
信号の受入れを許可する区間を設けると、不必要な区間
でのジャンプ動作を防止することができるという効果を
奏することができる。
【0020】(本発明のジャンプ制御のプログラム動
作)次に、前記したジャンプ制御の動作について、図2
の本発明のジャンプ制御のプログラム動作を説明する
図、図5の本発明のジャンプ制御の動作を説明する図,
および図6の本発明のジャンプ制御の動作のフローチャ
ートを用いて説明する。なお、図6のフローチャートで
は、ステップSの符号を用いて説明する。図2では、メ
モリ32,メモリ33、およびメインプログラム1によ
り実行されるブロックを示している。メモリ32は前記
したメインプログラム1とサブプログラム2とからなる
プログラムを格納し、また、メモリ33は実行中のブロ
ックの現在位置Q(Xq,Yq)、実行中のブロックの
残りの指令、およびオフセット量等のNC加工機の状態
量等を格納するものであり、駆動制御装置30内に設置
され該駆動制御装置30内に設置されているCPUによ
り入出力制御が行われる。また、図5では、駆動制御装
置30内にCPU31とメモリ32,33がバスを介し
て接続されている状態を示している。このCPU31
は、さらにバスを介してサーボモータ11、X−Yテー
ブル15等に接続されている。CPU31は機械側から
駆動制御装置30に対して割り込み信号が入力されてい
るか否かを判定する(ステップS1)。この判定におい
て、割り込み信号が入力されている場合には、この割り
込み信号に入力時点において、CPU31が実行中のメ
インプログラム1が、例えば、M96P****のコー
ドとM97のコードで挟まれる割り込み信号を受け入れ
るプログラム区間か否かを判定する(ステップS2)。
この割り込み信号受入れ許容プログラム区間の判定は、
ソフトウェアにより実行することができるが、例えば、
M96P****のコード等の割り込み信号受入れ許容
開始コードによって立ち上がるフラッグを用い、該フラ
ッグの状態監視により行うことができる。
【0021】また、前記ステップS1において、機械側
から駆動制御装置30に対して割り込み信号が入力され
ていない場合には、メインプログラムを続行する(ステ
ップS8)。前記ステップS2の判定において、割り込
み信号の入力時点が割り込み信号受入れを許容するプロ
グラム区間の場合には、実行中のメインプログラムの実
行を中断する(ステップS3)。図2はメインプログラ
ム1がブロックAを実行中に割り込み信号が入力された
場合であり、割り込み信号の入力によりブロックAの途
中で実行を中断する。図2の下段はブロックの実行状態
を示す概略図であり、図中の点P(Xp,Yp)をブロ
ックAの開始点、点R(Xr,Yr)をブロックAの終
了点とし、さらに、点Q(Xq,Yq)を割り込み信号
入力時における加工点として表している。したがって、
割り込み信号が入力された時点では、図中の点Pから点
Qまでの実線で示される区間がブロックAの指令を実行
した加工済の区間であり、点Qから点Rまでの一点鎖線
で示される区間がブロックAの残指令により加工される
未加工の区間である。ここで、CPU31は、割り込み
信号入力時における工具電極13の現在位置である点Q
の位置データ(Xq,Yq)をNC機械側から読み取
り、その現在位置をメモリ32に格納する。また、CP
U31は、そのときのブロックAの残指令もメモリ32
に格納する(ステップS4)。このブロックAの残指令
の算出は、ブロックにおける指令を処理状態を計数する
手段により行うことができる。例えば、CPU31中の
カウンタを用意し、そのカウンタの値をブロックの指令
の処理に応じて変更することにより実現することができ
る。ブロックAの処理による処理量(例えば、移動量)
をmとすると、ブロックAの開始時点(点P)ではその
処理量は0であり、終了時点(点R)での処理量はmと
なり、途中の点Qでの処理量はnである。この処理量に
対して、ブロック中の残指令をカウンタ値C(m)で表
すと、ブロックAの開始時点(点P)ではそのカウンタ
値はC(m)であり、終了時点(点R)でのカウンタ値
はC(0)となり、途中の点Qでの処理量はカウンタ値
はC(m−n)で表すことができる。
【0022】したがって、割り込み信号が入力されたと
きの工具電極13の位置は点Qの位置データ(Xq,Y
q)として、また、割り込み信号が入力されたときのそ
の人口中のブロックにおける残りの指令はC(m−n)
として、メモリ32に格納されることになる。また、メ
モリ32には、前記点Qの位置データ(Xq,Yq)と
ブロック中の残指令はC(m−n)の他に、その他のN
C加工機の状態量も格納する。
【0023】前記メモリ32へのデータの格納の後、C
PU31はメモリ33に格納してあるサブプログラム2
のジャンプ工程プログラムを読み出し、ジャンプ動作を
実行する(ステップS5)。そして、このジャンプ工程
プログラムが終了した時点で、メモリ32に格納してお
いたデータを読み出してNC装置側に送る(ステップS
7)。前記ジャンプ工程プログラムが終了した時点は、
例えば、図1に示すサブプログラム2中のM99のコー
ドを監視することにより行うことができる。
【0024】図2において、メモリ32から読み出され
た点Qの位置データ(Xq,Yq)によりNC装置を駆
動すると、工具電極13と被加工物14との相対位置関
係はジャンプ動作前の関係に復帰して、点Qに位置に戻
る。次に、CPU31は、サブプログラム2のジャンプ
工程プログラムから、メインプログラム1の割り込み信
号入力時のブロックAに戻り、前記読み出したブロック
中の残指令はC(m−n)から再び放電加工を続行する
(ステップS8)。
【0025】また、前記ステップS2の判定において、
割り込み信号入力時点が割り込み信号受入れ区間以外の
場合には、前記ステップS3からステップS7の割り込
みしょりによるジャンプ動作を行うことなく、メインプ
ログラムを続行する。
【0026】(割り込み信号の発生)次に、割り込み信
号の発生について、図5を用いて説明する。割り込み信
号は、ジャンプ動作を実行するために機械側から入力さ
れる信号であり、図5は工具電極13と被加工物14の
間のギャップに加工屑が蓄積したことを表す信号を用い
る場合の例である。そして、図5の(a)は放電加工電
極装置20の印加電圧を監視による放電状態信号の例で
あり、放電加工電源装置20側に放電状態検出回路21
を設け、該放電状態検出回路21により放電加工電極装
置20の印加電圧を検出し、しきい値との比較を行っ
て、その電圧変化により電極13と被加工物14の間の
ギャップの加工屑の状態を検出するものである。また、
図5の(a)は工具電極13と被加工物14間のギャッ
プ電圧を監視するものであり、工具電極13と被加工物
14の電圧差を駆動制御装置30側の放電状態検出回路
34により検出し、しきい値との比較を行って、その電
圧変化により電極13と被加工物14の間のギャップの
加工屑の状態を検出するものである。また、割り込み信
号としては、NC装置側あるいはCPU31が発生する
所定周期毎のジャンプ動作実行用信号を用いることもで
きる。この場合には、前記の放電状態検出回路21,3
4を不要とする効果があるが、工具電極13と被加工物
14間のギャップの状態にかかわらずジャンプ動作を行
うため、ジャンプ動作が必要なときにジャンプ動作が行
われなかったり、あるいはジャンプ動作が不必要なとき
にジャンプ動作が行われたりといった不都合も生じるこ
とになる。
【0027】(ジャンプ動作)次に、ジャンプ動作にお
ける、そのジャンプの方向とジャンプの量(逃げ量)に
ついて、図7,図8の本発明のジャンプ動作を説明する
図を用いて説明する。
【0028】ジャンプ工程におけるジャンプ動作では、
そのジャンプの方向を被加工物14と工具電極13との
位置関係により定め、また、ジャンプの量(以下、逃げ
量という)を工具電極13と被加工物14との間のギャ
ップの状態に応じて定める必要がある。本発明の実施例
においては、ジャンプ動作におけるジャンプの方向は、
メインプログラム中のあらかじめそのジャンプが可能な
方向を指定することにより定め、また、ジャンプ動作に
おける逃げ量は、サブプログラム中に定義する変数の値
を放電加工電源装置からの逃げ量の指定により変更する
ことにより定めている。
【0029】はじめに、ジャンプ動作におけるジャンプ
の方向について説明する。図7に示すメインプログラム
において、例えば、(G**)で示されるコードを用い
てジャンプが可能な方向を指定する。この指定において
は、加工中の工具電極と被加工物との位置関係から、あ
らかじめジャンプが可能な方向を割り出すことにより行
う。例えば、図8の(a)は被加工物(図中の斜線部
分)に対して、矢印で示されるブロックAの加工を行う
ときのジャンプの可能な方向を示すものであり、X軸の
正方向(X+)、およびY軸の負方向(Y−)がジャン
プ(逃げ)の可能な方向である。そこで、例えば、(G
** X+,Y−)等のコードによりジャンプの可能な
方向を指定する。
【0030】また、図8の(b)は被加工物(図中の斜
線部分)に対して、矢印で示されるブロックBの加工を
行うときのジャンプの可能な方向を示すものであり、X
軸の正方向(X+)、およびY軸の正方向(Y+)およ
び負方向(Y−)がジャンプ(逃げ)の可能な方向であ
る。そこで、例えば、(G** X+,Y±)等のコー
ドによりジャンプの可能な方向を指定する。なお、この
コード名および方向の指定方法は一例にすぎず、その他
のコード名および方向の指定方法(例えば、角度の指
定、座標中の象限の指定等)を用いることもできる。角
度の指定によりジャンプの方向を指定した場合には細か
い指定が可能となり、また象限の指定によりジャンプの
方向を指定した場合にはプログラムの作成量を減少させ
ることができるといった効果がある。次に、ジャンプ動
作における逃げ量(ジャンプ量)について説明する。逃
げ量は、図7において例えば、サブプログラム中の(G
@@)で示されるコードにより定めることができる。こ
こで、サブプログラム中の(G@@ X#1000,Y
#2000)のコードによる変数の定義と、(G@@
X−#1000,Y−#2000)のコードによる逃げ
量の設定により行うことができる。はじめの変数の定義
は、X#1000によってX方向の逃げ量の変数を定義
し、Y#2000によってY方向の逃げ量の変数を定義
するもので、放電加工出装置側から逃げ量を入力するこ
とにより、サブプログラム中の逃げ量を設定することが
できるものである。このサブプログラム中への逃げ量の
設定は、定義した変数#1000,#2000に対して
放電加工出装置側から逃げ量を入力することにより行わ
れ、例えば、#1000として5mm、#2000とし
て10mmを入力すると、(G@@ X−#1000,
Y−#2000)のコードにより、それぞれの変数#1
000,および#2000に、5mmと10mmが設定
されることになる。
【0031】したがって、メインプログラムにおいて設
定された方向で、サブプログラム中で変数として定義さ
れ放電加工電源装置から入力される値でその大きさが設
定されジャンプの逃げ量分だけジャンプ動作が行われる
ことになる。
【0032】そして、ジャンプ処理が終了すると、前記
と逆の方向で、同じ大きさの逃げ量だけジャンプ動作が
行われて、再び元の位置に復帰することになる。上記し
たように、本発明の型彫放電加工機のジャンプ制御方法
では、ジャンプ動作を行うためのジャンプ工程プログラ
ムをサブプログラムとして作成し、割り込み信号が入力
されたときのメインプログラムの実行の途中状態を記憶
するメモリを備えおき、割り込み信号が入力したとき実
行中のメインプログラムを中断してそのときの途中状態
をメモリに格納の後、サブプログラムのジャンプ工程プ
ログラムの実行によりジャンプ動作を行い、さらに、ジ
ャンプ動作の終了後はメモリに格納しておいたデータに
より中断したメインプログラムを続行して、メインプロ
グラムを切れ目なく実行することができる。
【0033】(本発明の実施態様)本発明の割り込み信
号によりサブプログラムを実効する一実施態様として、
メインプログラム中に割り込み信号の受入れを許容する
プログラム区間を形成し、その許容プログラム区間のプ
ログラムの実効中に割り込み信号が入力された場合には
サブプログラムの実効を行い、許容プログラム区間以外
ののプログラムの実効中に割り込み信号が入力された場
合にはサブプログラムの実効を行わないようにすること
ができ、これにより、放電加工以外でのジャンプ動作の
防止を図ることができる。本発明における工具電極と被
加工物との相対的移動のための構成の一実施態様とし
て、工具電極に接続したサーボモータによりX軸方向,
Y軸方向,およびZ軸方向の3軸方向に行うことがで
き、また、その他の実施態様として、工具電極に接続し
たサーボモータによりZ軸方向の移動を行い、被加工物
を支持するX,YテーブルによってX軸方向,およびY
軸方向の移動を行うことができる。また、本発明におけ
る割り込み信号の一実施態様として、放電加工電源装置
における電極間への印加電圧の検出による割り込み信号
の発生を用いることができ、また、その他の実施態様と
して、工具電極と被加工物と間の電極間電圧の検出によ
る割り込み信号の発生を用いることができ、さらに、別
の実施態様として、周期的な割り込み信号の発生を用い
ることもできる。また、本発明におけるジャンプ動作の
指定を行う一実施態様として、ジャンプの方向をメイン
プログラム中に指定し、ジャンプ量(逃げ量)をサブプ
ログラムにおいて定義するジャンプ量の変数と、該変数
の値を定める放電加工電源装置から入力される値とによ
り指定することができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
型彫放電加工機のジャンプ制御方法において、ジャンプ
動作をサブプログラムにより実行可能とするジャンプ制
御方法を提供することができ、また、型彫放電加工機の
ジャンプ制御方法において、ジャンプ動作の開始を割り
込み信号により行うことができるジャンプ制御方法を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のジャンプ制御方法を実施するプログラ
ムの構成を説明する図である。
【図2】本発明のジャンプ制御のプログラム動作を説明
する図である。
【図3】本発明のジャンプ制御を行う放電加工機の第1
の構成例を示すブロック図である。
【図4】本発明のジャンプ制御を行う放電加工機の第2
の構成例を示すブロック図である。
【図5】本発明のジャンプ制御の動作を説明する図であ
る。
【図6】本発明のジャンプ制御の動作のフローチャート
である。
【図7】本発明のジャンプ動作を説明する図である。
【図8】本発明のジャンプ動作を説明する図である。
【図9】従来の型彫放電加工におけるメインプログラム
の一例である。
【図10】ジャンプ工程プログラムをサブプログラムと
して形成した場合を説明する図である。
【符号の説明】
1 メインプログラム 2 サブプログラム 10 放電加工機 11 サーボモータ 13 工具電極 14 被加工物 15 X,Yテーブル 20 放電加工電源装置 21,34 放電状態検出回路 30 駆動制御装置 31 CPU 32,33 メモリ 40 放電加工設定変更装置 50 加工液供給装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工中に一時的に放電を中止し、工具電
    極と被加工物間の間隙を広げ、加工液を間隙に導き入
    れ、その後前記間隙を狭めることによって間隙に生成し
    た加工屑を加工液とともに除去するための前記工具電極
    のジャンプ制御方法において、ジャンプ動作を行うプロ
    グラムをサブプログラムとして作成し、放電加工を行う
    メインプログラムの実行中にメインプログラムを一時中
    断して前記サブプログラムを実行し、サブプログラムに
    よるジャンプ動作の終了した後、再びメインプログラム
    を前記中断時点から続行することを特徴とする型彫放電
    加工機のジャンプ制御方法。
  2. 【請求項2】 加工中に一時的に放電を中止し、工具電
    極と被加工物間の間隙を広げ、加工液を間隙に導き入
    れ、その後前記間隙を狭めることによって間隙に生成し
    た加工屑を加工液とともに除去するための前記工具電極
    のジャンプ制御方法において、ジャンプ動作を行うプロ
    グラムをサブプログラムとして作成し、放電加工を行う
    メインプログラムの実行中に入力される割り込み信号に
    よりメインプログラムを一時中断して前記サブプログラ
    ムを実行し、サブプログラムによるジャンプ動作の終了
    した後、再びメインプログラムを前記中断時点から続行
    することを特徴とする型彫放電加工機のジャンプ制御方
    法。
  3. 【請求項3】 加工中に一時的に放電を中止し、工具電
    極と被加工物間の間隙を広げ、加工液を間隙に導き入
    れ、その後前記間隙を狭めることによって間隙に生成し
    た加工屑を加工液とともに除去するための前記工具電極
    のジャンプ制御方法において、ジャンプ動作を行うプロ
    グラムをサブプログラムとして作成し、放電加工を行う
    メインプログラムの実行中に入力される割り込み信号に
    よりメインプログラムを一時中断するとともに、メイン
    プログラムの中断時点におけるプログラムの実行状態を
    記憶して前記サブプログラムを実行し、サブプログラム
    によるジャンプ動作の終了した後、前記記憶しておいた
    プログラムの実行状態を読み出して、再びメインプログ
    ラムを前記中断時点から続行することを特徴とする型彫
    放電加工機のジャンプ制御方法。
  4. 【請求項4】 前記メインプログラムの中断時点におけ
    るプログラムの実行状態の記憶は、工具電極の位置と該
    プログラム中の残りの指令を記憶することにより行う請
    求項3記載の型彫放電加工機のジャンプ制御方法。
  5. 【請求項5】 前記残りの指令は、前記プログラムの進
    行とともに減少するカウンタにより記憶する請求項4記
    載の型彫放電加工機のジャンプ制御方法。
JP6541194A 1994-03-10 1994-03-10 型彫放電加工機のジャンプ制御方法 Withdrawn JPH07246517A (ja)

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PCT/JP1995/000217 WO1995024288A1 (fr) 1994-03-10 1995-02-16 Procede de commande de saut pour ensemble de gravage de matrice par etincelage
EP95909100A EP0700745A1 (en) 1994-03-10 1995-02-16 Jump controlling method for die sinking electric discharge machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01234116A (ja) * 1988-03-11 1989-09-19 Nibetsukusu Kk 数値制御切削・放電加工装置
JP2946333B2 (ja) * 1988-06-03 1999-09-06 三菱電機株式会社 加工機適応制御装置

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