JPH01234116A - 数値制御切削・放電加工装置 - Google Patents

数値制御切削・放電加工装置

Info

Publication number
JPH01234116A
JPH01234116A JP5763488A JP5763488A JPH01234116A JP H01234116 A JPH01234116 A JP H01234116A JP 5763488 A JP5763488 A JP 5763488A JP 5763488 A JP5763488 A JP 5763488A JP H01234116 A JPH01234116 A JP H01234116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machining
voltage
electrode
signal
tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5763488A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Suzuki
清 鈴木
Tetsutaro Uematsu
植松 哲太郎
Yoko Okawa
大川 陽康
Tatsuhito Yanase
柳瀬 辰仁
Shuji Asano
修司 浅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nibex Co Ltd
Original Assignee
Nibex Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nibex Co Ltd filed Critical Nibex Co Ltd
Priority to JP5763488A priority Critical patent/JPH01234116A/ja
Publication of JPH01234116A publication Critical patent/JPH01234116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は既存のマシニングセンタやターニングセンタの
ような数値制御切削装置で放電加工を行なえるようにし
た数値制御切削・放電加工装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、例えば、プラスチック型、ダイカスト型、フォー
ミング型等の三次元曲面を有する金型の加工は、交換可
能な多数の切削用の加工工具を備えたマシニングセンタ
やターニングセンタのような数値制御切削装置(以下単
にNC切削装置という)によって行なわれている。
ここで、第2図(a) 、(b)を参照して従来のNC
I、7J削装置について説明する。
第2図(a)において、101は加工プログラムを外部
から読み込む入力部、102は加工プログラムに基づい
て送り速度や直線補間或いは円弧補間を演算する、マイ
クロブロッセサやメモリ等からなる加工制御手段、10
3は該加工制御手段102から出力さ□れた駆動信号に
基づき加工工具及びワークの送り用モータ104を駆動
するモータ制御部、105は多数の切削用の加工工具を
有するツールマガジンを工具交換位置に駆動するツール
マガジン駆動装置、106は前記ツールマガジンから作
業に適した加工工具を選択しツール軸に装着可能な工具
交換装置である。種類によっては前記ツールマガジン駆
動装置106がツールマガジンだけで構成されている場
合がある。
107は、加工工具及びワークの送り速度の加工プログ
ラム上で指定された速度に対する比率を送り用モータ1
04の速度を可変することにより調整可能な送りオーバ
ーライド設定部であり、該送りオーバーライド設定部1
07は第2図(b)に示すように、切換え操作手段10
8と送りオーバーライド制御部109とから構成されて
いる。切換え操作手段108は、+24Vの電圧が供給
された計5個の可動接点108aを有する可動部108
bと、前記可動接点108aが接続可能な21個の固定
接点108Cをそれぞれ有するとともに、該固定接点1
08Cが連結成いは非連結された5本の出力線108d
とからなるもので、固定接点108Cに対する可動接点
108aの位置によって+24Vをハイレベルとした信
号の組合わせ(最大で25通り)を5本の出力線108
dを通じて出力できるようになっている。また、送りオ
ーバーライド制御部109は、前記切換え操作手段10
8の5本の出力線108dが接続される計5個の入力端
子Fv1、FV2、FV4、FV8、FV16を有して
いて、各入力端子に入力される+24Vをハイレベルと
した信号の組合わせによって送り用モータ104の速度
比率を図示例では0〜200%の範囲内で可変できるよ
うになっている。この速度比率指令は前記モータ制御部
103に入力される駆動信号に基づいて送り用モータ1
04に出力される。
以上のように構成されたNC切削装置であっても、特に
複雑な形状、例えば角穴、楕円穴等の異形形状やこれら
の組み合わせ形状の加工や、強靭材料、高硬度材料の加
工を要する場合には該切削用のNC切削装置の他にNC
型彫り放電加工機を併用し加工能力の向上に務めている
ところが、NC切削装置とNC放電加工機を併用して前
述のような金型の加工を行なう場合では、高価な加工機
を2台要することに加え、加工途中でワークの脱着が必
要になるため、このワークの脱着によってワーク上の加
工基準に位置ずれを生じて加工精度が著しく低下し、ま
たワークの脱着作業に時間が浪費されて加工コストの高
騰を招くという問題がある。
(発明が解決しようとする課8) このような事情から、比較的簡単な切削機能を備えたN
C放電加工機も登場している。しかし、この放電加工機
を購入するにしても多額の費用を新たに投じなければな
らない。しかも、このような放電加工機は放電加工を主
に開発されたものだけに、該加工機における切削能力は
勿論のこと、機械的剛性、運動性共に先に述べた専用の
NC切削装置よりも劣ることは免かれない。
ところで、マシニングセンタやターニングセンタのよう
なNC切削装置上で放電加・工を行なう場合には、NC
切削装置のツールマガジンに放電加工用の電極を装備す
るとともに、電極をツール軸に装着した際に該電極とワ
ークとの間に放電電力を供給する放電電源が必要になる
ことは勿論のこと、放電加工を的確に行なうために放電
サーボ機能の付与が不可欠となる。
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、既存
のマシニングセンタやターニングセンタのようなNC切
削装置でNC放電加工機と同様の放電加工を的確に行な
えるようにしたNC切削Φ放電加工装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は前記目的を達成するために、多数の切削用の加
工工具を有するツールマガジンと、該ツールマガジンか
ら作業に適した加エエμを選択しツール軸に装着可能な
工具交換装置と、加工工具及びワークを加工作業に係わ
る加工プログラムに基づいて駆動制御する加工制御手段
と、入力信号に基づいて加工工具またはワークの送り速
度を可変する送すオーバライド制御部とを備えた数値制
御切削装置において、前記ツールマガジンに放電加工用
の電極を装備し、放電加工時において該電極とワークの
間に放電電力を供給する放電電源と、放電加工時におけ
る極間電圧を検出する極間電圧検出手段とを備えるとと
もに、前記極間電圧検出手段で検出された電圧値と所定
のしきい値電圧とを比較し、検出された電圧値のレベル
に応じた信号を前記送りオーバーライド制御部に出力し
、且つ極間電圧の値が近似的に零である場合に該電圧零
信号を前記加工制御手段に出力する極間電圧比較手段と
、前記極間電圧比較手段から出力された電圧零信号を前
記加工制御手段が割込信号として受けてそれまで実行さ
れていた加工プログラムが中断した時に、その加工中断
位置から加工経路に沿って電極を後退させるためのパラ
メータを設定し、且つ該後退パラメータを前記加工制御
手段に出力する後退パラメータ設定手段と、電極の後退
が開始されてからの時0間を監視し所定時間経過後に停
止信号を前記加工制御手段に出力する時間監視手段と、
該時間監視手段から出力された停止信号を前記加工制御
手段が割込信号として受けて前記後退移動が停止した時
に、その停止位置から電極を前記加工経路に沿って前記
加工中断位置に復帰させるためのパラメータを設定し、
且つ該復帰パラメータを前記加工制御手段に出力する復
帰パラメータ設定手段と、この電極が加工中断位置に復
帰した際に前記加工中断位置からの加工を続行させるた
めのパラメータを設定し、且つ該続行パラメータを前記
加工制御手段に出力する続行パラメータ設定手段とを備
えたことを特徴としている。
(作 用) 本発明によれば、放電加工を行なう場合には工具交換装
置によってツールマガジンから放電加工用の電極がツー
ル軸に装着され、また該電極とワークの間に放電電源よ
り放電電力が供給されるとともに、加工制御手段により
加工プログラムに基づいて電極及びワークが駆動制御さ
れる。
放電加工時において、極間電圧検出手段で検出された極
間電圧(電極とワークの間の電圧)の値が所定のしきい
値電圧よりも高い或いは低い場合、即ち極間距離が正規
の状態と異なる場合には、極間電圧比較手段から前記極
間電圧の電圧レベルに応じた信号が送りオーバーライド
制御部に出力され、該送りオーバーライド制御部によっ
て電極またはワーク送り用モータの速度が可変されてそ
の送り速度が調整される。
また、放電加工時において、極間電圧検出手段で検出さ
れた極間電圧が近似的に零である場合には、前記極間電
圧比較手段から出力された電圧零信号を加工制御手段が
割込信号として受けてそれまで実行されていた加工プロ
グラムが中断し、後退パラメータ設定手段によりその加
工中断位置から加工経路に沿って電極を後退させるため
のバラメータが設定されて加工制御手段に出力され、該
後退パラメータに基づいて電極が後退移動する。
そして、電極の後退が開始されてからの時間が時間監視
手段により監視され、所定時間経過後に停止信号が加工
制御手段に出力される。この停止信号を加工制御手段が
割込信号として受けて前記後退移動が停止し、復帰パラ
メータ設定手段によりその停止位置から電極を前記加工
経路に沿って前記加工中断位置に復帰させるためのパラ
メータが設定されて加工制御手段に出力され、該復帰パ
ラメータに基づいて電極が復帰移動する。そして、この
電極が加工中断位置に復帰すると続行パラメータ設定手
段により前記加工中断位置からの加工を続行させるため
のパラメータが設定されて加工制御手段に出力され、該
続行パラメータに基づいて電極が移動し加工が続行され
る。
(実施例) 第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図であり、同
図において1は加工プログラムを外部から読み込む入力
部、2は入力された加工プログラムに基づいて送り速度
や直線補間或いは円弧補間を演算する加工制御手段、3
は該加工制御手段2から出力された駆動信号に基づき加
工工具及びワークの送り用モータ4を駆動するモータ制
御部、5は切削用の加工工具の他に放電加工用の電極が
装備されたツールマガジンを工具交換位置に駆動するツ
ールマガジン駆動装置、6は前記ツールマガジンから作
業に適した加工工具を選択しNC切削機械のツール軸に
装着可能な工具交換装置、7は送り用モータ4の速度を
可変し、加工工具及びワークの送り速度を調整可能な送
りオーバーライド制御部である。
以上の構成は放電加工用の電極をツールマガジンに装備
した点を除き第2図(a) 、(b)に示した従来のN
C切削装置と同様の構成である。
8は、放電加工時においてツール軸に装着された電極と
ワークの間に放電電力を供給する放電電源であり、該放
電電源8がらの電圧及び電流の供給は、前記加工制御手
段2がら出力された制御信号や、該放電電源8の操作盤
から制御される。
9は、ツール軸に装着された電極とワークの間の電圧、
即ち極間電圧を検出する極間電圧検出手段であり、該極
間電圧検出手段9は第3図に示すように、入力端子9a
、9bを電極側とワーク側に接続された給電線(図示せ
ず)にそれぞれ接続している。また、極間電圧検出手段
9は入力端子9 a s 9 bに直列に接続された可
変抵抗器R1と抵抗器R2を有しており、出力線9cの
電圧値を該可変抵抗器R1により調整できるようになっ
ている。9dは前記可変抵抗器R1に並列に接続された
電圧計である。
10は、前記出力線9cから入力された電圧の値と所定
のしきい値電圧とを比較し、電圧レベルに応じた信号を
出力する極間電圧比較手段である。
10a、10b、10cは前記出力線9cがそれぞれ負
側に接続された3個のコンパレータである。
コンパレータ10aの正側には抵抗器R3と抵抗器R4
による正電圧(+15V)の分圧電圧が供給されており
、またコンパレータ10bの正側には前記抵抗器R3よ
りも抵抗値の高い抵抗器R5と前記抵抗器R4と同一抵
抗値の抵抗器R6による正電圧(+15V)の分圧電圧
が供給されており、更にコンパレータ10cの正側には
前記抵抗器R5よりも抵抗値の高い抵抗器R7と前記抵
抗器R4、R6と同一抵抗値の抵抗器R8による正電圧
(+15V)の分圧電圧が供給されている。
また、コンパレータ10aの出力線10dには発光ダイ
オード10eが接続されており、またコンパレータ10
bの出力線10fには発光ダイオード10gが接続され
ており、更にコンパレータ10cの出力線10hには発
光ダイオード10iが接続されティる。FWI、FW2
、FW4、FW8、FWI6、VINTは極間電圧比較
手段1oの計6個の出力端子であり、該出力端子FWI
、FW2、FW4、FW8、FWI 6、VINTI:
はそれぞれ常開のリレー接点s1、s2、s4、s8、
S16.5VINTを介して正電圧源(+ 24 V)
が接続されている。また、前記出力端子FW8とリレー
接点S8との間には前記発光ダオード10eに対応した
ホトトランジスタ10jが接続されてフォトカブラを形
成し、また出力端子FW2とリレー接点S2との間には
前記発光ダオード10gに対応したホトトランジスタ1
0kが接続されてフォトカブラを形成し、更に出力端子
VINTとリレー接点5VINTとの間には前記発光ダ
オード101に対応したホトトランジスタ10IIが接
続されてフォトカブラを形成している。前記リレー接点
S1、S2、S4、S8、S16.5VINTは前記放
電電源8の作動に合わせて閉成される。また、前記出力
端子のうちFWl、FW2、FW4、FW8、FWl6
の出力端子は前記送りオーバーライド制御部7の入力端
子Fv1、FV2、FV4、FV8、FV16にそれぞ
れ接続されており、また出力端子VINTは前記加工制
御手段2に接続されている。
即ち、第3図に例示した極間電圧比較手段10では放電
加工時において、常にハイレベルの信号が出力端子FW
1、FW4、FWl6から、また前記極間電圧検出手段
9の出力線9Cの電圧値と、各コンパレータ10a、1
0bの正側に入力された高低2種類の電圧値(しきい値
)との比較結果がハイ、ローいずれかのレベルで出力端
子FW2、FW8から送りオーバーライド制御部7に出
力される。つまり、極間電圧が高く極間距離が大き過ぎ
ると判断された場合には出力端子FV2、FV8からロ
ーレベルの信号が出力されて送りオーバーライドが例え
ば100%に設定される。また、極間電圧がそれほど高
くなく極間距離が小さいと判断された場合には出力端子
FV2からローレベルの信号が、また出力端子FV8か
らハイレベルの信号が出力されて送りオーバーライドが
例えば20%に設定される。更に、極間電圧が低く極間
距離が小さ過ぎると判断された場合には出力端子FV2
、FV8からハイレベルの信号が出力されて送りオーバ
ーライドが例えば0%に設定される。
このように、送りオーバーライド制御部7の各入力端子
FVI、FV2、FV4、FV8、FVI6には極間電
圧の電圧レベルの応じて+24Vをハイレベルとした3
通りの信号の組合わせが入力され、これによって送り用
モータ4の速度を、前述のように加工プログラム上で指
定された送り速度の100%と20%と0%の3通りに
可変できるようになっている。
また、前記極間電圧比較手段10では放電加工時におい
て、前記極間電圧検出手段9の出力線9Cの電圧値と、
コンパレータ10cの正側に入力された電圧値(しきい
値)との比較結果がノ1イ、ローいずれかのレベルで出
力端子VINTから前記加工制御手段2に出力されるこ
とになる。つまり、極間電圧が近似的に零で極間が短絡
状態にあると判断された場合には出力端子VINTから
71イレベルの電圧零信号が加工制御手段2に出力され
、該加工制御手段2ではこの電圧零信号を割込信号とし
て受けてそれまで実行されていた加工プログラムを中断
する。
11は後退パラメータ設定手段であり、該後退パラメー
タ設定手段11は、前記極間電圧比較手段10から出力
された電圧零信号を加工制御手段2が割込信号として受
けてそれまで実行されていた加工プログラムが中断した
時に、その加工中断位置から加工経路に沿って電極を後
退させるためのパラメータを設定し該後退パラメータを
前記加工制御手段2に出力する。
12は前記後退パラメータに基づく電極の後退が開始さ
れてからの時間を監視し、所定時間経過後、例えば0.
5秒後に停止信号を加工制御手段2に出力する時間監視
手段である。
13は復帰パラメータ設定手段であり、該復帰パラメー
タ設定手段13は、前記該時間監視手段12から出力さ
れた停止信号を加工制御手段2が割込信号として受けて
前記後退移動が停止した時に、その停止位置から電極を
前記加工経路に沿って前記加工中断位置に復帰させるた
めのパラメータを設定し該復帰パラメータを前記加工制
御手段2に出力する。
14は続行パラメータ設定手段であり、該続行パラメー
タ設定手段14は前記電極が前記加工中断位置に復帰し
た際に該加工中断位置からの加工を続行させ目的とする
加工を終了するためのパラメータを設定し該続行パラメ
ータを前記加工制御手段2に出力する。
以下に時計廻り方向の円弧移動時を例として放電加工時
における電極の後退・復帰移動について第4図(a) 
、(b)を参照して説明する。
加工時における工具の軌跡は、入力された加工パラメー
タをもとに直線補間、円弧補間(時計廻り方向:CW)
、円弧補間(反時計廻り方向二〇〇W)の中から選択さ
れた軌跡プログラムによって制御される。図示例では第
4図(a)に示すように、放電加工用の電極は、入力さ
れた加工パラメータをもとに開始点A1目標点Bとした
時計廻り方向(CW)の円弧移動で放電加工を行なって
いる(ステップ1)。この加工はステップ2で電極が目
標点Bに到達したと判別された場合に終了する。
放電加工が続行されている状態では、極間電圧が近似的
に零となったか否かが常に監視されており(ステップ3
)、この極間電圧が近似的に零となった場合、即ち電極
とワークが短絡した場合には、この電圧零の信号を割込
信号としてそれまで実行されていた加工プログラムが中
断される(ステップ4)。次に、電極をその加工中断位
置Cから加工経路に沿って後退させるための後退パラメ
ータ、即ち向きが反時計廻り方向(CCW)に、目標点
が開始点であるAに、送り速度が早送りにそれぞれ設定
される(ステップ5)。そしてタイマがスタートしくス
テップ6)、前記後退パラメータに基づき電極が後退移
動する(ステップ7)。
電極の後退が開始されてからの時間は時間監視手段12
で監視されていて(ステップ8)、所定時間経過後には
該時間監視手段12から出力された停止信号を割込信号
として前記後退移動が停止されるとともに(ステップ9
)、その停止位置Tから前記電極を前記加工経路に沿っ
て復帰させるための復帰パラメータ、即ち向きが時計廻
り方向(CW)に、目標点が加工中断位置であるCにそ
れぞれ設定される。送り速度は特に設定しなくとも先に
設定した早送りがそのまま適用される(ステップ10)
。そして前記復帰パラメータに基づき電極が復帰移動す
る(ステップ11)。
そして、この電極が目標点である加工中断位置Cに到達
したか否かが確認され(ステップ12)、到達した際に
おいてその位置Cから中断された加工を続行するための
続行パラメータ、即ち目標点が当初の目標点であるBに
、送り速度が当初の加工送りにそれぞれ設定される。向
きは特に設定しなくとも先に設定した時計廻り方向(C
W)がそのまま適用される(ステップ13)。そして、
ステップ1に戻りこの続行パラメータに基づき電極が続
行移動する。
以上のように前記実施例によれば、放電加工時において
、極間電圧検出手段9で検出された極間電圧(電極とワ
ークの間の電圧)の値が所定のしきい値電圧よりも高い
或いは低い場合、即ち極間距離が正規の状態と異なる場
合には、極間電圧比較手段10から前記極間電圧の電圧
レベルに応じた信号を送りオーバーライド制御部7に出
力し、該送りオーバーライド制御部7によって送り用モ
ータ4の速度を3通りに可変して電極及びワークの送り
速度を調整し、極間距離を適正化して常に良好な放電状
態を維持して加工を行なうことができる。
また、放電加工時において、極間電圧検出手段9で検出
された極間電圧が近似的に零である場合、即ち電極とワ
ークが短絡状態にあると判断した場合には、前記極間電
圧比較手段10から加工制御手段2に電圧零信号を出力
してこの電圧零信号を割込信号としてそれまで実行され
ていた加工プログラムを中断し、その加工中断位置から
加工経路に沿って電極を後退させるためのパラメータを
後退パラメータ設定手段11により設定して電極を後退
移動させ、次にこの電極の後退が開始されてから所定時
間経過後に時間監視手段12から停止信号を加工制御手
段2に出力してこの停止信号を割込信号として後退移動
を停止し、そしてその停止位置から電極を前記加工経路
に沿って前記加工中断位置に復帰させるためのパラメー
タを復帰パラメータ設定手段13により設定して電極を
復帰移動させ、更にこの電極が加工中断位置に復帰した
際に前記加工中断位置からの加工を続行させるだめのパ
ラメータを続行パラメータ設定手段14により設定して
電極を移動し加工を続行することができるので、電極と
ワークが短絡状態になった場合にもこれを速やかに回復
し、放電加工を続行することができる。
シタがって、既存のマシニングセンタやターニングセン
タのようなNC切削装置に特段の費用投資をせずに放電
サーボ機能を付与し、該NC切削装置上でNC放電加工
機と同様の放電加工を的確に行なうことが可能となり、
切削性能及び放電加工性能共に優れ、コスト面において
も極めて有利なNC切削・放電加工装置を得ることがで
きる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、多数の切削用の
加工工具を有するツールマガジンと、該ツールマガジン
から作業に適した加工工具を選択・ しツール軸に装着
可能な工具交換装置と、加工工具及びワークを加工作業
に係わる加工プログラムに基づいて駆動制御する加工制
御手段と、入力信号に基づいて加工工具またはワークの
送り速度を可変する送りオーバライド制御部とを備えた
数値制御切削装置において、前記ツールマガジンに放電
加工用の電極を装備し、放電加工時において該電極とワ
ークの間に放電電力を供給する放電電源と、放電加工時
における極間電圧を検出する極間電圧検出手段とを備え
るとともに、前記極間電圧検出手段で検出された電圧値
と所定のしきい値電圧とを比較し、検出された電圧値の
レベルに応じた信号を前記送りオーバーライド制御部に
出力し、且つ極間電圧の値が近似的に零である場合に該
電圧零信号を前記加工制御手段に出力する極間電圧比較
手段と、前記極間電圧比較手段から出力された電圧零信
号を前記加工制御手段が割込信号として受けてそれまで
実行されていた加工プログラムが中断した時に、その加
工中断位置から加工経路に沿って電極を後退させるため
のパラメータを設定し、且つ該後退パラメータを前記加
工制御手段に出力する後退パラメータ設定手段と、電極
の後退が開始されてからの時間を監視し所定時間経過後
に停止信号を前記加工制御手段に出力する時間監視手段
と、該時間監視手段から出力された停止信号を前記加工
制御手段が割込信号として受けて前記後退移動が停止し
た時に、その停止位置から電極を前記加工経路に沿って
前記加工中断位置に復帰させるためのパラメータを設定
し、且つ該復帰パラメータを前記加工制御手段に出力す
る復帰パラメータ設定手段と、この電極が加工中断位置
に復帰した際に前記加工中断位置からの加工を続行させ
るためのパラメータを設定し、且つ該続行パラメータを
前記加工制御手段に出力する続行パラメータ設定手段と
を備えているので、放電加工時において、極間電圧検出
手段で検出された極間電圧(電極とワークの間の電圧)
の値が所定のしきい値電圧よりも高い或いは低い場合、
即ち極間距離が正規の状態と異なる場合には、極間電圧
比較手段から前記極間電圧の電圧レベルに応じた信号を
送りオーバーライド制御部に出力し、該送りオーバーラ
イド制御部によって送り用モータの速度を適宜可変して
電極及びワークの送り速度を調整し、極間距離を適正化
して常に良好な放電状態を維持して加工を行なうことが
できる。
また、放電加工時において、極間電圧検出手段で検出さ
れた極間電圧が近似的に零である場合、即ち電極とワー
クが短絡状態にあると判断した場合には、前記極間電圧
比較手段から加工制御手段に電圧零信号を出力してこの
電圧零信号を割込信号としてそれまで実行されていた加
工プログラムを中断し、その加工中断位置から加工経路
に沿って電極を後退させるためのパラメータを後退パラ
メータ設定手段により設定して電極を後退移動させ、次
にこの電極の後退が開始されてから所定時間経過後に時
間監視手段から停止信号を加工制御手段に出力してこの
停止信号を割込信号として後退移動を停止し、そしてそ
の停止位置から電極を前記加工経路に沿って前記加工中
断位置に復帰させるためのパラメータを復帰パラメータ
設定手段により設定して電極を復帰移動させ、更にこの
電極が加工中断位置に復帰した際に前記加工中断位置か
らの加工を続行させるためのパラメータを続行パラメー
タ設定手段により設定して電極を移動し加工を続行する
ことができるので、電極とワークが短絡状態になった場
合にもこれを速やかに回復し、放電加工を続行すること
ができる。
したがって、既存のマシニングセンタやターニングセン
タのようなNC切削装置に特段の費用投資をせずに放電
サーボ機能を付与し、該NC切削装置上でNC放電加工
機と同様の放電加工を的確に行なうことが可能となり、
切削性能及び放電加工性能共に優れ、コスト面において
も極めて有利なNC切削・放電加工装置を得ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図(
a) 、(b)は従来例を示すもので、第2図(a)は
数値制御切削装置の全体構成図、第2図(b)は送りオ
ーバライド設定部の構成図、第3図は極間電圧検出手段
並びに極間電圧比較手段の回路図、第4図(a)は後退
・復帰移動時の工具軌跡図、第4図(b)は後退・復帰
移動のフローチャートである。 2・・・加工制御手段、4・・・送り用モータ、6・・
・工具交換装置、7・・・送りオーバーライド制御部、
8・・・放電電源、9・・・極間電圧検出手段、10・
・・極間電圧比較手段、11・・・後退パラメータ設定
手段、12・・・時間監視手段、13・・・復帰パラメ
ータ設定手段、14・・・続行パラメータ設定手段。 特許出願人    二ペックス株式会社(他2名)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 多数の切削用の加工工具を有するツールマガジンと、該
    ツールマガジンから作業に適した加工工具を選択しツー
    ル軸に装着可能な工具交換装置と、加工工具及びワーク
    を加工作業に係わる加工プログラムに基づいて駆動制御
    する加工制御手段と、入力信号に基づいて加工工具また
    はワークの送り速度を可変する送りオーバライド制御部
    とを備えた数値制御切削装置において、 前記ツールマガジンに放電加工用の電極を装備し、放電
    加工時において該電極とワークの間に放電電力を供給す
    る放電電源と、放電加工時における極間電圧を検出する
    極間電圧検出手段とを備えるとともに、 前記極間電圧検出手段で検出された電圧値と所定のしき
    い値電圧とを比較し、検出された電圧値のレベルに応じ
    た信号を前記送りオーバーライド制御部に出力し、且つ
    極間電圧の値が近似的に零である場合に該電圧零信号を
    前記加工制御手段に出力する極間電圧比較手段と、 前記極間電圧比較手段から出力された電圧零信号を前記
    加工制御手段が割込信号として受けてそれまで実行され
    ていた加工プログラムが中断した時に、その加工中断位
    置から加工経路に沿って電極を後退させるためのパラメ
    ータを設定し、且つ該後退パラメータを前記加工制御手
    段に出力する後退パラメータ設定手段と、 電極の後退が開始されてからの時間を監視し所定時間経
    過後に停止信号を前記加工制御手段に出力する時間監視
    手段と、 該時間監視手段から出力された停止信号を前記加工制御
    手段が割込信号として受けて前記後退移動が停止した時
    に、その停止位置から電極を前記加工経路に沿って前記
    加工中断位置に復帰させるためのパラメータを設定し、
    且つ該復帰パラメータを前記加工制御手段に出力する復
    帰パラメータ設定手段と、 この電極が加工中断位置に復帰した際に前記加工中断位
    置からの加工を続行させるためのパラメータを設定し、
    且つ該続行パラメータを前記加工制御手段に出力する続
    行パラメータ設定手段とを備えた ことを特徴とする数値制御切削・放電加工装置。
JP5763488A 1988-03-11 1988-03-11 数値制御切削・放電加工装置 Pending JPH01234116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5763488A JPH01234116A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 数値制御切削・放電加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5763488A JPH01234116A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 数値制御切削・放電加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01234116A true JPH01234116A (ja) 1989-09-19

Family

ID=13061325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5763488A Pending JPH01234116A (ja) 1988-03-11 1988-03-11 数値制御切削・放電加工装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01234116A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995024288A1 (fr) * 1994-03-10 1995-09-14 Fanuc Ltd Procede de commande de saut pour ensemble de gravage de matrice par etincelage
JP2011073091A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Mitsutoyo Corp 加工機械

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993247A (ja) * 1982-11-19 1984-05-29 Inoue Japax Res Inc 数値制御型加工装置
JPS62193723A (ja) * 1986-02-21 1987-08-25 Mitsubishi Electric Corp 放電加工機の後退制御方式

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5993247A (ja) * 1982-11-19 1984-05-29 Inoue Japax Res Inc 数値制御型加工装置
JPS62193723A (ja) * 1986-02-21 1987-08-25 Mitsubishi Electric Corp 放電加工機の後退制御方式

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995024288A1 (fr) * 1994-03-10 1995-09-14 Fanuc Ltd Procede de commande de saut pour ensemble de gravage de matrice par etincelage
JP2011073091A (ja) * 2009-09-30 2011-04-14 Mitsutoyo Corp 加工機械

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2573533C (en) System and method of precise wire feed control in a welder
JPS6336886B2 (ja)
JPH01234116A (ja) 数値制御切削・放電加工装置
JP4499303B2 (ja) ロボットアーク溶接のアークスタート制御方法
EP0526089A1 (en) Electric discharge machining apparatus
JP3078116B2 (ja) 消耗電極式アーク溶接電源装置
JP2756962B2 (ja) ワイヤ放電加工機の制御装置
US3745298A (en) Frequency generator for electrical discharge machining
JP2692022B2 (ja) 放電加工装置
JP3033368B2 (ja) 消耗電極式パルスアーク溶接方法
JPH0521690B2 (ja)
EP1430981B1 (en) Electrical discharge machine
JPH09103885A (ja) プラズマ加工機
WO2001045889A1 (fr) Procede et dispositif d'usinage par etincelage
US4891486A (en) Device for feed control of electrode-tool in spark erosion machines
JPS5828426A (ja) 放電加工装置
JP3262961B2 (ja) サーボガンロボット装置
JPS637225A (ja) ワイヤカツト放電加工装置
US4475025A (en) Cycle timer circuit for electrical discharge machining
JPH01115515A (ja) 放電加工機用制御装置
SU174515A1 (ja)
KR20010066263A (ko) 크레이터 발생방지기능을 갖는 용접장치
JPS58211827A (ja) 放電加工制御装置
WO1984003652A1 (en) Numerical control method and apparatus for electric-discharge machining
JP3026107B2 (ja) ワイヤカット放電加工装置