JPH0724643Y2 - 取付金具 - Google Patents

取付金具

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JPH0724643Y2
JPH0724643Y2 JP10551789U JP10551789U JPH0724643Y2 JP H0724643 Y2 JPH0724643 Y2 JP H0724643Y2 JP 10551789 U JP10551789 U JP 10551789U JP 10551789 U JP10551789 U JP 10551789U JP H0724643 Y2 JPH0724643 Y2 JP H0724643Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、取付金具に関し、特に重量物である被固定物
をDIN(Deutschen Industrial Normung)レールに取り
付ける場合の取付金具に適用して有効な技術に関する。
[従来の技術] たとえば、被固定物をDINレールに取り付ける場合の取
付構造としては、被固定物の取付面に切欠部が形成さ
れ、この切欠部に弾性部材によって移動自在につめが配
設された構造の被固定物がある。そして、被固定物をDI
Nレールに取り付ける場合に、被固定物をDINレールに押
し付けることによって被固定物のつめがDINレールのつ
ばに当接して弾性部材の付勢力に抗して移動し、さらに
押し付けることによって被固定物のつめがDINレールの
つばに係止されて固定されるものである。
[考案が解決しようとする課題] ところが、前記のような従来技術においては、DINレー
ルが垂直面に取り付けられることが多く、そのために被
固定物が重量物である場合に被固定物の自重によって位
置ずれが生じたり、また最悪の場合には、被固定物のつ
めがDINレールのつばから外れて落下してしまうという
問題がある。
従って、重量物である被固定物の場合には、被固定物の
取付方向および取付強度の面において問題が生じてい
た。
また、DINレールはDIN規格に基づいた型材であるため
に、レール幅に応じて種類が多く、被固定物を取り付け
る場合に各種の寸法のDINレールに対応できないという
問題がある。
そこで、本考案の目的は、被固定物が重量物である場合
においても取付方向に影響されることなく、かつ被固定
物を充分な取付強度においてDINレールへの確実な取付
が可能とされる取付金具を提供することにある。
本考案の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろ
う。
[課題を解決するための手段] 本願において開示される考案のうち、代表的なものの概
要を簡単に説明すれば、下記のとおりである。
すなわち、本考案の取付金具は、被固定物をDINレール
に取り付ける取付金具であって、前記取付金具が、断面
が凹形状に形成され、かつ該凹形状の側面切欠部に前記
DINレールのつばに係止されるつめが形成され、前記DIN
レールのつばへの係止が解除される範囲に移動可能に前
記DINレールに対して直角方向に取り付けられる第1取
付部材と、該第1取付部材と所定の間隔をおいて覆うよ
うに断面が凹形状に形成され、該凹形状の側面切欠部が
前記DINレールのつばに当接して取り付けられる第2取
付部材とから構成され、前記第1取付部材のつめを前記
DINレールのつばに係止させ、前記第2取付部材および
該第2取付部材に搭載される前記被固定物を介して、締
結部材が前記第1取付部材の凹形状の溝に配設される被
締結部材に螺着されることによって、前記被固定物を取
り付けることができるようにしたものである。
また、前記第2取付部材を、前記被固定物と一体化して
形成することができるようにしたものである。
さらに、前記第1取付部材の凹形状の溝幅を、前記被締
結部材の幅に比べて若干大きく形成することができるよ
うにしたものである。
[作用] 前記した取付金具によれば、DINレールのつばに係止さ
れるつめが形成され、このDINレールのつばへの係止が
解除される範囲に移動可能に取り付けられる第1取付部
材と、この第1取付部材と所定の間隔をおいて覆うよう
にしてDINレールのつばに当接して取り付けられる第2
取付部材とから構成されることにより、第1取付部材の
つめをDINレールのつばに係止させ、第2取付部材およ
びこの第2取付部材に搭載される被固定物を介して、締
結部材を第1取付部材の凹形状の溝に配設される被締結
部材に螺着することによって被固定物を取り付けること
ができる。
これにより、DINレールのつばに第1取付部材のつめが
確実に係止され、またDINレールのつばに当接される第
2取付部材を介して、第1取付部材と所定の間隔をおい
て独立させて被固定物を固定することができる。この場
合に、被固定物の自重が第1取付部材に影響を及ぼすこ
とがないので、第1取付部材の位置ずれが抑制され、被
固定物のDINレールからの落下を防止することができ
る。
また、第2取付部材が被固定物と一体化されて形成され
ることにより、被固定物のDINレールへの取付を容易に
行うことができる。
さらに、第1取付部材の凹形状の溝幅が被締結部材の幅
に比べて若干大きく形成されることにより、被締結部材
への回り止め工具が不要となるので、被固定物の取付お
よび取外しがDINレールの上面方向から行うことができ
る。
[実施例] 第1図は本考案の一実施例である取付金具を示す正面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の底面
図、第4図は本実施例の取付金具を用いて被固定物を取
り付けた状態を示す正面半断面図、第5図は第4図の底
面図である。
まず、第1図、第2図および第3図により本実施例の取
付金具の構成を説明する。
本実施例の取付金具は、たとえば被固定物をDINレール
に取り付ける取付金具とされ、第1取付部材1および第
2取付部材2とから構成され、ナット(被締結部材)3
に螺着される止めねじ(締結部材)4の締付によって、
被固定物としてたとえばマニホールド5がDINレール6
に固定される構造とされている。
第1取付部材1は、断面が凹形状に形成され、この凹形
状の側面に切欠部7が形成されている。そして、この切
欠部につめ8,9が形成され、このつめ8,9がDINレール6
に係止される構造とされている。
また、第1取付部材1は、DINレール6への係止が解除
可能な範囲に移動されるように、一方のつめ8が他方の
つめ9に比べて長い寸法に形成され、さらに凹形状の底
面に移動可能な範囲の取付穴10が形成されている。そし
て、DINレール6に対して直角方向に取り付けられ、第
1取付部材1の一端部に形成された取手11によって移動
される構造とされている。
第2取付部材2は、断面が凹形状に形成され、この凹形
状の側面に切欠部12が形成されている。そして、第1取
付部材1と所定の間隔をおいて独立され、第1取付部材
1を覆うようにして側面の切欠部12がDINレール6に当
接され、凹形状の底面に形成された取付穴13によって取
り付けられる構造とされている。
DINレール6は、断面が凹形状に形成され、この凹形状
の側面につば14が突出されて形成されている。
以上のように構成される取付金具は、たとえば第4図お
よび第5図のように、DINレール6が垂直面である壁な
どに取り付けられ、第1都付部材1および第2取付部材
2を介して、たとえばマニホールド5などの重量物が、
ナット3に螺着される止めねじ4の締付によってDINレ
ール6に固定されている。
次に、本実施例の作用について、第4図および第5図に
基づいて説明する。
始めに、取付金具の第1取付部材1を、壁などの垂直面
に固定されたDINレール6に対して長い寸法のつめ8を
下側にして、つめ8の方から挿入して取り付ける。そし
て、第1取付部材1の自重によって移動可能な範囲にお
いて下側に移動し、上側のつめ9がDINレール6のつば1
4に嵌合される。
続いて、第2取付部材2を、DINレール6に嵌合された
第1取付部材1を覆うようにして、側面の切欠部12がDI
Nレール6のつば14に当接するように支持する。
さらに、マニホールド5を、第2取付部材2の上面に支
持した状態において、第1取付部材1の凹形状の溝に配
置されるナット3にマニホールド5の上面から止めねじ
4で締め付ける。
これにより、DINレール6のつば14に第1取付部材1の
つめ8,9が確実に係止され、またDINレール6のつば14に
当接される第2取付部材2を介して、第1取付部材1と
所定の間隔をおいて独立させてマニホールド5を固定す
ることができる。
この場合に、第1取付部材1の取付方向を、DINレール
6への解除可能な範囲を下側方向とすることによって、
第1取付部材1の取手11を上側方向に移動させない限り
DINレール6から外れることがない。
また、第1取付部材1と第2取付部材2とが、それぞれ
独立して固定されることによって、マニホールド5の自
重が第1取付部材1に影響を及ぼすことがないので、第
1取付部材1の位置ずれが抑制され、より一層マニホー
ルド5がDINレール6から落下することが防止できる。
さらに、第5図に示すように第1取付部材1の凹形状の
溝幅が、ナット3の幅に比べて若干大きく形成されるこ
とによって、ナット3への回り止め工具が不要となるの
で、マニホールド5の取付および取外しがDINレール6
の上面方向から行うことができる。
また、第1取付部材1は、止めねじ4を締め付けない限
りDINレール6に確実に係止されることがないので、止
めねじ4の仮止め状態において第1取付部材1をDINレ
ール6の長さ方向に沿って自由に移動させることができ
る。
以上、本考案者によってなされた考案を実施例に基づき
具体的に説明したが、本考案は前記実施例に限定される
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可
能であることはいうまでもない。
たとえば、本実施例の取付金具については、被固定物の
一例としてマニホールド5を取り付けた場合について説
明したが、本考案は前記実施例に限定されるものではな
く、たとえば電磁弁などの制御機器であるシーケンサな
どのような重量物の被固定物である場合に特に適用可能
であり、また重量物に限られるものではない。
また、本実施例の取付金具については、DINレール6に
係止される第1取付部材1と、マニホールド5が搭載さ
れる第2取付部材2とから構成される場合について説明
したが、たとえば第2取付部材2が被固定物と一体化さ
れて形成される場合についても適用可能とされ、この場
合に被固定物の自重が第1取付部材1に影響されない構
造であればよい。
さらに、本考案の取付金具は必ずしも金属のみでつくら
れるものに限定されず、少なくとも一部が金属以外の材
料でつくられるものについても適用可能である。
[考案の効果] 本願において開示される考案のうち、代表的なものによ
って得られる効果を簡単に説明すれば、下記のとおりで
ある。
(1).取付金具が、DINレールのつばに係止されるつ
めが形成され、このDINレールのつばへの係止が解除さ
れる範囲に移動可能に取り付けられる第1取付部材と、
この第1取付部材と所定の間隔をおいて覆うようにして
DINレールのつばに当接して取り付けられる第2取付部
材とから構成され、第1取付部材のつめをDINレールの
つばに係止させ、第2取付部材およびこの第2取付部材
に搭載される被固定物を介して、締結部材が第1取付部
材の凹形状の溝に配設される被締結部材に螺着されるこ
とによって被固定物が取り付けられることにより、DIN
レールのつばに第1取付部材のつめが確実に係止され、
またDINレールのつばに当接される第2取付部材を介し
て、第1取付部材と所定の間隔をおいて独立させて被固
定物を固定することができるので、被固定物の自重が第
1取付部材に影響を及ぼすことなく、第1取付部材の位
置ずれが抑制され、また被固定物のDINレールからの落
下を防止することが可能である。
(2).前記(1)により、第1取付部材は締結部材を
締め付けない限りDINレールに確実に係止されることが
ないので、締結部材の仮止め状態において第1取付部材
をDINレールの長さ方向に沿って自由に移動させること
が可能である。
(3).第2取付部材が被固定物と一体化されて形成さ
れることにより、被固定物のDINレールへの取付を容易
に行うとこができるので、被固定物の取付工数の短縮が
可能である。
(4).第1取付部材の凹形状の溝幅が被締結部材の幅
に比べて若干大きく形成されることにより、被締結部材
への回り止め工具が不要となるので、被固定物の取付お
よび取外しがDINレールの上面方向から行うことが可能
である。
(5).前記(1)〜(4)により、被固定物が重量物
である場合においても、被固定物の取付方向に影響され
ることなく、被固定物を充分な取付強度においてDINレ
ールへの確実な取付が可能とされる取付金具を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例である取付金具を示す正面
図、第2図は第1図の平面図、第3図は第1図の底面
図、第4図は本実施例の取付金具を用いて被固定物を取
り付けた状態を示す正面半断面図、第5図は第4図の底
面図である。 1……第1取付部材、2……第2取付部材、3……ナッ
ト(被締結部材)、4……止めねじ(締結部材)、5…
…マニホールド(被固定部材)、6……DINレール、7
……切欠部、8……つめ、9……つめ、10……取付穴、
11……取手、12……切欠部、13……取付穴、14……つ
ば。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被固定物をDINレールに取り付ける取付金
    具であって、前記取付金具が、断面が凹形状に形成さ
    れ、かつ該凹形状の側面切欠部に前記DINレールのつば
    に係止されるつめが形成され、前記DINレールのつばへ
    の係止が解除される範囲に移動可能に前記DINレールに
    対して直角方向に取り付けられる第1取付部材と、該第
    1取付部材と所定の間隔をおいて覆うように断面が凹形
    状に形成され、該凹形状の側面切欠部が前記DINレール
    のつばに当接して取り付けられる第2取付部材とから構
    成され、前記第1取付部材のつめを前記DINレールのつ
    ばに係止させ、前記第2取付部材および該第2取付部材
    に搭載される前記被固定物を介して、締結部材が前記第
    1取付部材の凹形状の溝に配設される被締結部材に螺着
    されることによって前記被固定物が取り付けられること
    を特徴とする取付金具。
  2. 【請求項2】前記第2取付部材が、前記被固定物と一体
    化されて形成されることを特徴とする請求項1記載の取
    付金具。
  3. 【請求項3】前記第1取付部材の凹形状の溝幅が、前記
    被締結部材の幅に比べて若干大きく形成されていること
    を特徴とする請求項1または2記載の取付金具。
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