JPH07246427A - 折曲げ加工方法および装置 - Google Patents
折曲げ加工方法および装置Info
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- JPH07246427A JPH07246427A JP6039577A JP3957794A JPH07246427A JP H07246427 A JPH07246427 A JP H07246427A JP 6039577 A JP6039577 A JP 6039577A JP 3957794 A JP3957794 A JP 3957794A JP H07246427 A JPH07246427 A JP H07246427A
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- JP
- Japan
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- die
- bending
- shaped groove
- amount
- plate material
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D5/00—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves
- B21D5/02—Bending sheet metal along straight lines, e.g. to form simple curves on press brakes without making use of clamping means
- B21D5/0272—Deflection compensating means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 事前の湾曲撓み量予測演算を必要とすること
なく、また被加工板材の板厚にばらつきに拘らず撓み補
正を的確に行い、多種多様な折曲げ加工において常に完
璧乃至高度な折曲げ線の直線性補償が行われ、高精度の
折曲げ加工が行われることを具現することにある。 【構成】 Ｖ形先端を有するパンチ金型とＶ形溝を有す
るダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との間に
被加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパンチ金
型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金型の
Ｖ形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる加工
方法であって、被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量
を折曲げ線方向の複数箇所にて押し込み量計測器１７に
より各々インプロセス方式にて計測し、各計測箇所にお
ける押し込み量計測値の差に基づいて金型保持テーブル
に撓み変形を与え、撓み量補正を行う。
なく、また被加工板材の板厚にばらつきに拘らず撓み補
正を的確に行い、多種多様な折曲げ加工において常に完
璧乃至高度な折曲げ線の直線性補償が行われ、高精度の
折曲げ加工が行われることを具現することにある。 【構成】 Ｖ形先端を有するパンチ金型とＶ形溝を有す
るダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との間に
被加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパンチ金
型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金型の
Ｖ形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる加工
方法であって、被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量
を折曲げ線方向の複数箇所にて押し込み量計測器１７に
より各々インプロセス方式にて計測し、各計測箇所にお
ける押し込み量計測値の差に基づいて金型保持テーブル
に撓み変形を与え、撓み量補正を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、折曲げ加工方法および
装置に関し、特にプレスブレーキなどを使用して折曲げ
加工を行う方法および装置に関するものである。
装置に関し、特にプレスブレーキなどを使用して折曲げ
加工を行う方法および装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】Ｖ形先端を有するパンチ金型とＶ形溝を
有するダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との
間に被加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパン
チ金型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金
型のＶ形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる
折曲げ加工は、プレスブレーキなどにより多く行われて
いる。
有するダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との
間に被加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパン
チ金型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金
型のＶ形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる
折曲げ加工は、プレスブレーキなどにより多く行われて
いる。
【０００３】この折曲げ加工においては、一般に、幅広
の金型保持テーブルの駆動がテーブル両側端部に接続さ
れた油圧シリンダなどの加圧駆動手段により行われるこ
とから、金型保持テーブルが上下方向に湾曲撓み変形
し、折曲げ線の直線性が保証されない。これは、折曲げ
加工の通り精度を低下し、いわゆる船形曲げの原因にな
る。
の金型保持テーブルの駆動がテーブル両側端部に接続さ
れた油圧シリンダなどの加圧駆動手段により行われるこ
とから、金型保持テーブルが上下方向に湾曲撓み変形
し、折曲げ線の直線性が保証されない。これは、折曲げ
加工の通り精度を低下し、いわゆる船形曲げの原因にな
る。
【０００４】このことに対処して、特開昭６０−２６１
６２３号公報、特開昭６２−１９９２２７号公報などに
示されているように、クラウニング機構と云われる撓み
変形付与手段を設け、撓み変形付与手段によって上述の
金型保持テーブルの湾曲撓み変形を相殺する撓み変形を
金型保持テーブルに与え、撓み補正を行って折曲げ線の
直線性を補償することが既に提案されている。
６２３号公報、特開昭６２−１９９２２７号公報などに
示されているように、クラウニング機構と云われる撓み
変形付与手段を設け、撓み変形付与手段によって上述の
金型保持テーブルの湾曲撓み変形を相殺する撓み変形を
金型保持テーブルに与え、撓み補正を行って折曲げ線の
直線性を補償することが既に提案されている。
【０００５】従来、撓み変形付与手段により金型保持テ
ーブルに与える撓み補正値は、被加工板材の材質、板
厚、曲げ長さ、抗張力、使用金型、金型保持テーブル上
での折曲げ加工位置などの数値条件から金型保持テーブ
ルの湾曲撓み量を予測演算し、この演算結果に基づいて
決定されている。
ーブルに与える撓み補正値は、被加工板材の材質、板
厚、曲げ長さ、抗張力、使用金型、金型保持テーブル上
での折曲げ加工位置などの数値条件から金型保持テーブ
ルの湾曲撓み量を予測演算し、この演算結果に基づいて
決定されている。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上述のような演算によ
る撓み補正値を全ての場合において最適値であるように
することは、実際の多種多様な折曲げ加工において困難
性が高く、これはあくまでも金型保持テーブルの湾曲撓
み量の予測演算によるから、折曲げ線の直線性の補償が
完璧乃至高度には行われない。
る撓み補正値を全ての場合において最適値であるように
することは、実際の多種多様な折曲げ加工において困難
性が高く、これはあくまでも金型保持テーブルの湾曲撓
み量の予測演算によるから、折曲げ線の直線性の補償が
完璧乃至高度には行われない。
【０００７】またたとえ、予測演算によって撓み補正値
が最適値に設定されても、被加工板材の板厚のばらつき
には対応できず、結局は高度な予測演算が行われても折
曲げ線の直線性の補償が完璧乃至高度には行われない。
が最適値に設定されても、被加工板材の板厚のばらつき
には対応できず、結局は高度な予測演算が行われても折
曲げ線の直線性の補償が完璧乃至高度には行われない。
【０００８】本発明は、従来の撓み補正に於ける上述の
如き問題点に着目してなされたものであり、複雑で高度
な事前の湾曲撓み量予測演算を必要とすることなく、ま
た被加工板材の板厚にばらつきに拘らず撓み補正を的確
に行い、多種多様な折曲げ加工においにて常に完璧乃至
高度な折曲げ線の直線性補償が行われ、高精度の折曲げ
加工が行われることを具現する折曲げ加工方法および装
置を提供することを目的としている。
如き問題点に着目してなされたものであり、複雑で高度
な事前の湾曲撓み量予測演算を必要とすることなく、ま
た被加工板材の板厚にばらつきに拘らず撓み補正を的確
に行い、多種多様な折曲げ加工においにて常に完璧乃至
高度な折曲げ線の直線性補償が行われ、高精度の折曲げ
加工が行われることを具現する折曲げ加工方法および装
置を提供することを目的としている。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、本発明に
よれば、Ｖ形先端を有するパンチ金型とＶ形溝を有する
ダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との間に被
加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパンチ金型
あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金型のＶ
形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる加工方
法であって、被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量を
折曲げ線方向の複数箇所にて各々インプロセス方式にて
計測し、各計測箇所における押し込み量計測値の差に基
づいて金型保持テーブルに撓み変形を与え、撓み量補正
を行うことを特徴とする折曲げ加工方法によって達成さ
れる。
よれば、Ｖ形先端を有するパンチ金型とＶ形溝を有する
ダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との間に被
加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパンチ金型
あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金型のＶ
形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる加工方
法であって、被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量を
折曲げ線方向の複数箇所にて各々インプロセス方式にて
計測し、各計測箇所における押し込み量計測値の差に基
づいて金型保持テーブルに撓み変形を与え、撓み量補正
を行うことを特徴とする折曲げ加工方法によって達成さ
れる。
【００１０】また上述の目的を達成するため、本発明に
よる折曲げ加工装置は、Ｖ形先端を有するパンチ金型と
Ｖ形溝を有するダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ
金型との間に被加工板材を挟み、金型保持テーブルによ
ってパンチ金型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材
をダイ金型のＶ形溝に押し込むことにより被加工板材を
折曲げる加工装置であって、折曲げ線方向の複数箇所に
設けられ各々被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量を
インプロセス方式にて計測する複数個の押し込み量計測
手段と、前記複数個の押し込み量計測手段の各々により
計測される押し込み量計測値の差に基づいて金型保持テ
ーブルに与える撓み変形値を決定する撓み変形値決定手
段と、前記撓み変形値決定手段により決定された撓み変
形値を制御目標値として金型に撓み変形を与える撓み変
形付与手段とを有していることを特徴としている。
よる折曲げ加工装置は、Ｖ形先端を有するパンチ金型と
Ｖ形溝を有するダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ
金型との間に被加工板材を挟み、金型保持テーブルによ
ってパンチ金型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材
をダイ金型のＶ形溝に押し込むことにより被加工板材を
折曲げる加工装置であって、折曲げ線方向の複数箇所に
設けられ各々被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量を
インプロセス方式にて計測する複数個の押し込み量計測
手段と、前記複数個の押し込み量計測手段の各々により
計測される押し込み量計測値の差に基づいて金型保持テ
ーブルに与える撓み変形値を決定する撓み変形値決定手
段と、前記撓み変形値決定手段により決定された撓み変
形値を制御目標値として金型に撓み変形を与える撓み変
形付与手段とを有していることを特徴としている。
【００１１】また本発明による折曲げ加工装置において
は、前記押し込み量計測手段は、ダイ金型のＶ形溝に溝
深さ方向に移動可能に設けられてＶ形溝内に進入する被
加工板材により押される接触子と、前記接触子のＶ形溝
深さ方向の移動量を検出する線形変位量検出手段とによ
り構成されていてよい。
は、前記押し込み量計測手段は、ダイ金型のＶ形溝に溝
深さ方向に移動可能に設けられてＶ形溝内に進入する被
加工板材により押される接触子と、前記接触子のＶ形溝
深さ方向の移動量を検出する線形変位量検出手段とによ
り構成されていてよい。
【００１２】
【作用】上述の如き構成によれば、折曲げ線方向の複数
箇所の各々にて被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量
をインプロセス方式にて計測し、各計測箇所における押
し込み量計測値の差に基づいてフィードバック補償式に
金型保持テーブルに撓み変形を与えることことが行われ
る。
箇所の各々にて被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量
をインプロセス方式にて計測し、各計測箇所における押
し込み量計測値の差に基づいてフィードバック補償式に
金型保持テーブルに撓み変形を与えることことが行われ
る。
【００１３】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。図１、図２は本発明による折曲げ加工装置の
一実施例を示している。折曲げ加工装置は固定配置の下
部金型保持テーブル１と上下動可能な上部金型保持テー
ブル３とを有し、下部金型保持テーブル１上にはＶ形溝
５を有するダイ金型７が装着され、上部金型保持テーブ
ル３にはＶ形先端９を有するパンチ金型１１が装着され
ている。
説明する。図１、図２は本発明による折曲げ加工装置の
一実施例を示している。折曲げ加工装置は固定配置の下
部金型保持テーブル１と上下動可能な上部金型保持テー
ブル３とを有し、下部金型保持テーブル１上にはＶ形溝
５を有するダイ金型７が装着され、上部金型保持テーブ
ル３にはＶ形先端９を有するパンチ金型１１が装着され
ている。
【００１４】上部金型保持テーブル３は左右両側端部に
て各々油圧シリンダ１３と接続され、油圧シリンダ１３
により上下駆動される。
て各々油圧シリンダ１３と接続され、油圧シリンダ１３
により上下駆動される。
【００１５】下部金型保持テーブル１は、サンドイッチ
構造をなし、折曲げ線方向（図１にて左右方向）の複数
箇所にて油圧式のクラウニング用シリンダ１５と接続さ
れ、各クラウニング用シリンダ１５により上向きに加圧
されることにより、図１にて仮想線により過大模式的に
示されているように凸状に湾曲撓み変形する。
構造をなし、折曲げ線方向（図１にて左右方向）の複数
箇所にて油圧式のクラウニング用シリンダ１５と接続さ
れ、各クラウニング用シリンダ１５により上向きに加圧
されることにより、図１にて仮想線により過大模式的に
示されているように凸状に湾曲撓み変形する。
【００１６】この下部金型保持テーブル１の湾曲撓み変
形量は、各クラウニング用シリンダ１５に与える油圧の
定量制御により定量的に制御可能に与えられる。
形量は、各クラウニング用シリンダ１５に与える油圧の
定量制御により定量的に制御可能に与えられる。
【００１７】ダイ金型７の折曲げ線方向の複数箇所の各
々には被加工板材ＷのＶ形溝５に対する押し込み量Ｅを
インプロセス方式にて計測する押し込み量計測器１７が
設けられている。
々には被加工板材ＷのＶ形溝５に対する押し込み量Ｅを
インプロセス方式にて計測する押し込み量計測器１７が
設けられている。
【００１８】押し込み量計測器１７は、図３に示されて
いるように、ダイ金型７のＶ形溝５に溝深さ方向、即ち
上下方向に移動可能に設けられＶ形溝５内に進入する被
加工板材Ｗにより下方へ押される接触子１９と、接触子
１９を上方へ付勢するばね２１と、接触子１９のＶ形溝
深さ方向の移動量を検出する差動トランス、リニアスケ
ールなどによる線形変位量検出器２３とにより構成され
ている。
いるように、ダイ金型７のＶ形溝５に溝深さ方向、即ち
上下方向に移動可能に設けられＶ形溝５内に進入する被
加工板材Ｗにより下方へ押される接触子１９と、接触子
１９を上方へ付勢するばね２１と、接触子１９のＶ形溝
深さ方向の移動量を検出する差動トランス、リニアスケ
ールなどによる線形変位量検出器２３とにより構成され
ている。
【００１９】図４は本発明による折曲げ加工方法の実施
に使用される制御系の一実施例を示している。この制御
系は、複数個の押し込み量計測器１７の各々よりの計測
値信号をＡ／Ｄ変換器２５によりＡ／Ｄ変換した信号を
取り込み、各押し込み量計測器１７による押し込み量計
測値の差を演算する押し込み量差演算部２７と、押し込
み量差と各クラウニング用シリンダ１５に与える油圧の
圧力指令値とのデータテーブルによる撓みデータベース
部２９と、押し込み量差演算部２７により演算された押
し込み量差を検索キーとして撓みデータベース部２９よ
り各クラウニング用シリンダ１５に与える油圧の圧力指
令値を読み込み、各クラウニング用シリンダ１５に与え
る油圧の圧力指令値、即ち下部金型保持テーブル１に与
える撓み変形値を決定する撓み変形値決定部３１と、撓
み変形値決定部３１により決定された与えられる圧力指
令値（目標値）と油圧センサ３３により検出される各ク
ラウニング用シリンダ１５の供給油圧（制御量）との偏
差により操作量を演算して操作量信号を各クラウニング
用シリンダ１５の油圧制御部３５に出力する操作量演算
部３７とを有している。
に使用される制御系の一実施例を示している。この制御
系は、複数個の押し込み量計測器１７の各々よりの計測
値信号をＡ／Ｄ変換器２５によりＡ／Ｄ変換した信号を
取り込み、各押し込み量計測器１７による押し込み量計
測値の差を演算する押し込み量差演算部２７と、押し込
み量差と各クラウニング用シリンダ１５に与える油圧の
圧力指令値とのデータテーブルによる撓みデータベース
部２９と、押し込み量差演算部２７により演算された押
し込み量差を検索キーとして撓みデータベース部２９よ
り各クラウニング用シリンダ１５に与える油圧の圧力指
令値を読み込み、各クラウニング用シリンダ１５に与え
る油圧の圧力指令値、即ち下部金型保持テーブル１に与
える撓み変形値を決定する撓み変形値決定部３１と、撓
み変形値決定部３１により決定された与えられる圧力指
令値（目標値）と油圧センサ３３により検出される各ク
ラウニング用シリンダ１５の供給油圧（制御量）との偏
差により操作量を演算して操作量信号を各クラウニング
用シリンダ１５の油圧制御部３５に出力する操作量演算
部３７とを有している。
【００２０】撓みデータベース部２９のデータテーブル
における押し込み量差と各クラウニング用シリンダ１５
に与える油圧の圧力指令値との関係は、押し込み量差が
零、即ち各押し込み量計測器１７により計測される押し
込み量Ｅが互いに同一値になるよう設定されている。
における押し込み量差と各クラウニング用シリンダ１５
に与える油圧の圧力指令値との関係は、押し込み量差が
零、即ち各押し込み量計測器１７により計測される押し
込み量Ｅが互いに同一値になるよう設定されている。
【００２１】上述の如き構成によれば、油圧シリンダ１
３により上部金型保持テーブル３が降下駆動され、パン
チ金型１１とダイ金型７との間に被加工板材Ｗが挟ま
れ、上部金型保持テーブル３の降下に伴い被加工板材Ｗ
がダイ金型７のＶ形溝９内に押し込まれる。これにより
被加工板材ＷはＶ形状に折曲げられる。
３により上部金型保持テーブル３が降下駆動され、パン
チ金型１１とダイ金型７との間に被加工板材Ｗが挟ま
れ、上部金型保持テーブル３の降下に伴い被加工板材Ｗ
がダイ金型７のＶ形溝９内に押し込まれる。これにより
被加工板材ＷはＶ形状に折曲げられる。
【００２２】この折曲げ過程にて各押し込み量計測器１
７が被加工板材ＷのＶ形溝９に対する押し込み量Ｅをリ
アルタイムにインプロセス方式にて計測し、この計測値
は、Ａ／Ｄ変換器２５によりＡ／Ｄ変換され、押し込み
量差演算部２７に入力される。
７が被加工板材ＷのＶ形溝９に対する押し込み量Ｅをリ
アルタイムにインプロセス方式にて計測し、この計測値
は、Ａ／Ｄ変換器２５によりＡ／Ｄ変換され、押し込み
量差演算部２７に入力される。
【００２３】押し込み量差演算部２７は、各押し込み量
計測器１７による押し込み量計測値の差を演算し、この
押し込み量差を撓み変形値決定部３１に出力する。撓み
変形値決定部３１は入力した押し込み量差を検索キーと
してデータベース部２９より各クラウニング用シリンダ
１５に与える油圧の圧力指令値を読み込み、この圧力指
令値と油圧センサ３３により検出される各クラウニング
用シリンダ１５の供給油圧との偏差により操作量を演算
し、操作両演算部３７が操作量信号を各クラウニング用
シリンダ１５の油圧制御部３５に出力する。
計測器１７による押し込み量計測値の差を演算し、この
押し込み量差を撓み変形値決定部３１に出力する。撓み
変形値決定部３１は入力した押し込み量差を検索キーと
してデータベース部２９より各クラウニング用シリンダ
１５に与える油圧の圧力指令値を読み込み、この圧力指
令値と油圧センサ３３により検出される各クラウニング
用シリンダ１５の供給油圧との偏差により操作量を演算
し、操作両演算部３７が操作量信号を各クラウニング用
シリンダ１５の油圧制御部３５に出力する。
【００２４】これにより各クラウニング用シリンダ１５
が動作し、下部金型保持テーブル１が凸状に湾曲撓み変
形する。
が動作し、下部金型保持テーブル１が凸状に湾曲撓み変
形する。
【００２５】この下部金型保持テーブル１の湾曲撓み変
形量は各クラウニング用シリンダ１５に与えられる油圧
により決まるから、上述のように各クラウニング用シリ
ンダ１５に与える油圧が制御されることにより、各押し
込み量計測器１７により計測される押し込み量Ｅが互い
に同一値になるよう、下部金型保持テーブル１が湾曲撓
み変形する。
形量は各クラウニング用シリンダ１５に与えられる油圧
により決まるから、上述のように各クラウニング用シリ
ンダ１５に与える油圧が制御されることにより、各押し
込み量計測器１７により計測される押し込み量Ｅが互い
に同一値になるよう、下部金型保持テーブル１が湾曲撓
み変形する。
【００２６】これにより、被加工板材Ｗの板厚のばらつ
き、下部金型保持テーブル１、上部金型保持テーブル３
などの加工圧、温度変化による変形に拘らず、折曲げ線
の直線性が確保され、通り精度が高い折曲げ加工が行わ
れる。ここで云う被加工板材Ｗの板厚のばらつきは、多
数個加工における各被加工板材相互の板厚のばらつき
と、一枚の被加工板材の折曲げ線方向の各部における板
厚のばらつきの両方であり、いずれの場合も板厚のばら
つきをキャンセルして一定角度による折曲げ加工が行わ
れる。
き、下部金型保持テーブル１、上部金型保持テーブル３
などの加工圧、温度変化による変形に拘らず、折曲げ線
の直線性が確保され、通り精度が高い折曲げ加工が行わ
れる。ここで云う被加工板材Ｗの板厚のばらつきは、多
数個加工における各被加工板材相互の板厚のばらつき
と、一枚の被加工板材の折曲げ線方向の各部における板
厚のばらつきの両方であり、いずれの場合も板厚のばら
つきをキャンセルして一定角度による折曲げ加工が行わ
れる。
【００２７】上述の実施例では、上部金型保持テーブル
３が降下する形式になっているが、本発明は下部金型保
持テーブル１が上昇移動する形式のものにも同様に適用
できる。また本発明においては、押し込み量計測器１７
やクラウニング用シリンダ１５の設置個数が多いほど、
微細な湾曲撓み変形のもとに高精度の折曲げ加工が行わ
れる。
３が降下する形式になっているが、本発明は下部金型保
持テーブル１が上昇移動する形式のものにも同様に適用
できる。また本発明においては、押し込み量計測器１７
やクラウニング用シリンダ１５の設置個数が多いほど、
微細な湾曲撓み変形のもとに高精度の折曲げ加工が行わ
れる。
【００２８】また各クラウニング用シリンダ１５に与え
る油圧の圧力指令値の決定は撓みデータベースに依らず
に所定の演算式に従った高速演算により行われてもよ
い。
る油圧の圧力指令値の決定は撓みデータベースに依らず
に所定の演算式に従った高速演算により行われてもよ
い。
【００２９】以上に於ては、本発明を特定の実施例につ
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
いて詳細に説明したが、本発明は、これに限定されるも
のではなく、本発明の範囲内にて種々の実施例が可能で
あることは当業者にとって明らかであろう。
【００３０】
【発明の効果】以上の説明から理解される如く、本発明
による折曲げ加工方法および装置によれば、折曲げ線方
向の複数箇所の各々にて被加工板材のＶ形溝に対する押
し込み量をインプロセス方式にて計測し、各計測箇所に
おける押し込み量計測値の差に基づいてフィードバック
補償式に金型保持テーブルに撓み変形を与えることこと
が行われるから、事前の湾曲撓み量予測演算を必要とす
ることなく被加工板材の板厚にばらつきに拘らず撓み補
正が的確に行われ、多種多様な折曲げ加工においにて各
部の圧力変形、温度変形をキャンセルして常に完璧乃至
高度な折曲げ線の直線性補償が行われ、高度な通り精度
による高精度の折曲げ加工が行われるようになる。
による折曲げ加工方法および装置によれば、折曲げ線方
向の複数箇所の各々にて被加工板材のＶ形溝に対する押
し込み量をインプロセス方式にて計測し、各計測箇所に
おける押し込み量計測値の差に基づいてフィードバック
補償式に金型保持テーブルに撓み変形を与えることこと
が行われるから、事前の湾曲撓み量予測演算を必要とす
ることなく被加工板材の板厚にばらつきに拘らず撓み補
正が的確に行われ、多種多様な折曲げ加工においにて各
部の圧力変形、温度変形をキャンセルして常に完璧乃至
高度な折曲げ線の直線性補償が行われ、高度な通り精度
による高精度の折曲げ加工が行われるようになる。
【図１】本発明による折曲げ加工装置の一実施例を示す
正面図である。
正面図である。
【図２】本発明による折曲げ加工装置の一実施例を示す
側面図である。
側面図である。
【図３】本発明による折曲げ加工装置に組み込まれる押
し込み量計測器１７の一実施例を示す断面図である。
し込み量計測器１７の一実施例を示す断面図である。
【図４】本発明による折曲げ加工方法の実施に使用され
る制御系の一実施例を示すブロック線図である。
る制御系の一実施例を示すブロック線図である。
１ 下部金型保持テーブル ３ 上部金型保持テーブル ５ Ｖ形溝 ７ ダイ金型 ９ Ｖ形先端 １１ パンチ金型 １３ 油圧シリンダ １５ クラウニング用シリンダ １７ 押し込み量計測器 １９ 接触子 ２３ 線形変位量検出器 ２７ 押し込み量差演算部 ２９ 撓みデータベース部 ３１ 撓み変形値決定部 ３７ 操作量演算部
Claims (3)
- 【請求項１】 Ｖ形先端を有するパンチ金型とＶ形溝を
有するダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との
間に被加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパン
チ金型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金
型のＶ形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる
加工方法であって、 被加工板材のＶ形溝に対する押し込み量を折曲げ線方向
の複数箇所にて各々インプロセス方式にて計測し、各計
測箇所における押し込み量計測値の差に基づいて金型保
持テーブルに撓み変形を与え、撓み量補正を行うことを
特徴とする折曲げ加工方法。 - 【請求項２】 Ｖ形先端を有するパンチ金型とＶ形溝を
有するダイ金型とを使用し、パンチ金型とダイ金型との
間に被加工板材を挟み、金型保持テーブルによってパン
チ金型あるいはダイ金型を駆動して被加工板材をダイ金
型のＶ形溝に押し込むことにより被加工板材を折曲げる
加工装置であって、 折曲げ線方向の複数箇所に設けられ各々被加工板材のＶ
形溝に対する押し込み量をインプロセス方式にて計測す
る複数個の押し込み量計測手段と、 前記複数個の押し込み量計測手段の各々により計測され
る押し込み量計測値の差に基づいて金型保持テーブルに
与える撓み変形値を決定する撓み変形値決定手段と、 前記撓み変形値決定手段により決定された撓み変形値を
制御目標値として金型に撓み変形を与える撓み変形付与
手段と、 を有していることを特徴とする折曲げ加工装置。 - 【請求項３】 前記押し込み量計測手段は、ダイ金型の
Ｖ形溝に溝深さ方向に移動可能に設けられてＶ形溝内に
進入する被加工板材により押される接触子と、前記接触
子のＶ形溝深さ方向の移動量を検出する線形変位量検出
手段とにより構成されていることを特徴とする請求項２
に記載の折曲げ加工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6039577A JPH07246427A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 折曲げ加工方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6039577A JPH07246427A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 折曲げ加工方法および装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07246427A true JPH07246427A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12556941
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6039577A Pending JPH07246427A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 折曲げ加工方法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07246427A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001053020A1 (fr) * | 2000-01-17 | 2001-07-26 | Amada Company, Limited | Procede et dispositif de cintrage |
| CN112262004A (zh) * | 2018-05-28 | 2021-01-22 | 株式会社天田集团 | 压弯机控制装置及方法、金属模具及金属模具信息的数据结构 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP6039577A patent/JPH07246427A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001053020A1 (fr) * | 2000-01-17 | 2001-07-26 | Amada Company, Limited | Procede et dispositif de cintrage |
| US7007530B2 (en) | 2000-01-17 | 2006-03-07 | Amada Company, Limited | Bending method and bending device |
| CN112262004A (zh) * | 2018-05-28 | 2021-01-22 | 株式会社天田集团 | 压弯机控制装置及方法、金属模具及金属模具信息的数据结构 |
| CN112262004B (zh) * | 2018-05-28 | 2023-06-13 | 株式会社天田集团 | 压弯机控制装置及方法 |
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