JPH07246189A - 眼屈折力測定装置 - Google Patents
眼屈折力測定装置Info
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- JPH07246189A JPH07246189A JP6037290A JP3729094A JPH07246189A JP H07246189 A JPH07246189 A JP H07246189A JP 6037290 A JP6037290 A JP 6037290A JP 3729094 A JP3729094 A JP 3729094A JP H07246189 A JPH07246189 A JP H07246189A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】測定装置の被測定眼に対する相対位置の検出
と、眼屈折力の演算のための信号の検出を同時に行う眼
屈折力測定装置を提供する。 【構成】測定装置の内部には、測定装置の被測定眼に対
する相対位置の検出を行うための信号を出力する相対位
置検出系15と、被測定眼の眼屈折力測定を行うための
信号を出力する測定系16と、相対位置検出系15およ
び測定系16からの信号を受けて、測定装置が正しい相
対位置にあるときの眼屈折力を演算する演算部19と、
演算結果等を出力する出力系18とを備えている。ま
た、相対位置検出系15および測定系16からの信号を
記憶する記憶部21を備えている。
と、眼屈折力の演算のための信号の検出を同時に行う眼
屈折力測定装置を提供する。 【構成】測定装置の内部には、測定装置の被測定眼に対
する相対位置の検出を行うための信号を出力する相対位
置検出系15と、被測定眼の眼屈折力測定を行うための
信号を出力する測定系16と、相対位置検出系15およ
び測定系16からの信号を受けて、測定装置が正しい相
対位置にあるときの眼屈折力を演算する演算部19と、
演算結果等を出力する出力系18とを備えている。ま
た、相対位置検出系15および測定系16からの信号を
記憶する記憶部21を備えている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼屈折力測定装置に関
するものである。
するものである。
【0002】
【従来の技術】眼屈折力の測定方法には、自覚的測定方
法と他覚的測定方法とがある。
法と他覚的測定方法とがある。
【0003】他覚的測定方法による眼屈折力測定装置と
しては、被検者の眼屈折力を自動的に測定するオートレ
フラクトメータが知られている。本出願人は、特開昭5
5−160538号公報において「他覚的眼屈折力測定
装置」として、特開昭62−5147号公報において
「光学系の屈折力測定装置」として提案している。
しては、被検者の眼屈折力を自動的に測定するオートレ
フラクトメータが知られている。本出願人は、特開昭5
5−160538号公報において「他覚的眼屈折力測定
装置」として、特開昭62−5147号公報において
「光学系の屈折力測定装置」として提案している。
【0004】これらの眼屈折力測定装置を用いて被測定
眼の眼屈折力を測定する場合、測定を行う前に、被測定
眼の光軸と前記測定装置の光軸とを合わせる必要があ
る。この光軸合わせは、測定者が前記測定装置に設けら
れているモニタや接眼レンズを通して、被測定眼を観察
しながら行う。そして、測定者は、前記2つの光軸が合
ったことを主観的に判断したときに測定開始用のスイッ
チを押す。該スイッチが押されると、前記測定装置は、
被測定眼の眼屈折力の測定を開始する。
眼の眼屈折力を測定する場合、測定を行う前に、被測定
眼の光軸と前記測定装置の光軸とを合わせる必要があ
る。この光軸合わせは、測定者が前記測定装置に設けら
れているモニタや接眼レンズを通して、被測定眼を観察
しながら行う。そして、測定者は、前記2つの光軸が合
ったことを主観的に判断したときに測定開始用のスイッ
チを押す。該スイッチが押されると、前記測定装置は、
被測定眼の眼屈折力の測定を開始する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、測定者
が前記光軸合わせのために被測定眼を観察している際、
被検者は、その観察されている方の眼を動かしてしまう
場合がある。被検者が子供のような場合、このようなこ
とが生じ易い。観察中に被測定眼を動かされることは、
測定者にとって、光軸合わせがしづらくなる。
が前記光軸合わせのために被測定眼を観察している際、
被検者は、その観察されている方の眼を動かしてしまう
場合がある。被検者が子供のような場合、このようなこ
とが生じ易い。観察中に被測定眼を動かされることは、
測定者にとって、光軸合わせがしづらくなる。
【0006】また、測定者が光軸が合致したことを判断
した時と、前記測定開始用のスイッチを押下する時とで
は、わずかであるが時間的にずれが生じる。このずれ時
間の間に、被測定眼が動かされると、結局、光軸が合っ
ていない状態で測定が行われてしまうことになる。
した時と、前記測定開始用のスイッチを押下する時とで
は、わずかであるが時間的にずれが生じる。このずれ時
間の間に、被測定眼が動かされると、結局、光軸が合っ
ていない状態で測定が行われてしまうことになる。
【0007】最近では、手持ち可能な他覚的測定装置も
出てきており、この場合、被測定眼が動くばかりでな
く、装置本体も測定者の手ぶれ等で動くことになる。す
ると、前述のような光軸合わせがいっそう難しくなる。
眼屈折力測定装置において、良好な測定結果を得るため
には、被測定眼のほぼ中心において直径1mm程度の領
域内に該測定装置の光軸を合わせる必要がある。この領
域から該光軸が外れると測定誤差が大きくなる。
出てきており、この場合、被測定眼が動くばかりでな
く、装置本体も測定者の手ぶれ等で動くことになる。す
ると、前述のような光軸合わせがいっそう難しくなる。
眼屈折力測定装置において、良好な測定結果を得るため
には、被測定眼のほぼ中心において直径1mm程度の領
域内に該測定装置の光軸を合わせる必要がある。この領
域から該光軸が外れると測定誤差が大きくなる。
【0008】ところで、光軸合わせのしづらさを解決す
るために、特開平3−32637号公報記載の「手持眼
屈折計」がある。該手持眼屈折計は、本体に備えている
位置検出手段により、被測定眼に対する該手持眼屈折計
の相対位置を検出する。そして、相対位置が正しいこと
を判断したときに眼屈折力測定を開始する。
るために、特開平3−32637号公報記載の「手持眼
屈折計」がある。該手持眼屈折計は、本体に備えている
位置検出手段により、被測定眼に対する該手持眼屈折計
の相対位置を検出する。そして、相対位置が正しいこと
を判断したときに眼屈折力測定を開始する。
【0009】しかしながら、前記手持眼屈折計は、該眼
屈折計が備えるセンサが受光してから測定を開始するま
でに、処理時間として20msから50ms程度かかる
ものと思われる。この処理時間の間、被測定眼が動いて
しまうと前述したような問題が発生する。
屈折計が備えるセンサが受光してから測定を開始するま
でに、処理時間として20msから50ms程度かかる
ものと思われる。この処理時間の間、被測定眼が動いて
しまうと前述したような問題が発生する。
【0010】そこで、上記問題点を考慮し、本発明の目
的は、被測定眼の光軸と測定装置の光軸とが合致してい
るときの眼屈折力を測定できる眼屈折力測定装置を提供
することにある。
的は、被測定眼の光軸と測定装置の光軸とが合致してい
るときの眼屈折力を測定できる眼屈折力測定装置を提供
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の態様によれば、被測定眼に対向する
測定部と、前記測定部を介して被測定眼に照明光束を照
射する照射手段と、前記被測定眼で反射した反射光束を
前記測定部を介して受光し、受光信号を出力する受光手
段と、前記測定部に対する前記被測定眼の相対位置を検
出して相対位置検出信号を出力する相対位置検出手段
と、前記受光信号に基づいて前記被測定眼の眼屈折力を
算出する演算手段とを備える眼屈折力測定装置であっ
て、前記受光手段での前記反射光束の受光と、前記相対
位置検出手段での前記測定部に対する前記被測定眼の相
対位置検出とを同時に行い、前記受光信号と前記相対位
置検出信号とを同時に発生させる発生手段を有すること
を特徴とする眼屈折力測定装置が提供される。
に、本発明の第1の態様によれば、被測定眼に対向する
測定部と、前記測定部を介して被測定眼に照明光束を照
射する照射手段と、前記被測定眼で反射した反射光束を
前記測定部を介して受光し、受光信号を出力する受光手
段と、前記測定部に対する前記被測定眼の相対位置を検
出して相対位置検出信号を出力する相対位置検出手段
と、前記受光信号に基づいて前記被測定眼の眼屈折力を
算出する演算手段とを備える眼屈折力測定装置であっ
て、前記受光手段での前記反射光束の受光と、前記相対
位置検出手段での前記測定部に対する前記被測定眼の相
対位置検出とを同時に行い、前記受光信号と前記相対位
置検出信号とを同時に発生させる発生手段を有すること
を特徴とする眼屈折力測定装置が提供される。
【0012】本発明の第2の態様によれば、前記第1の
態様において、前記測定部に対する前記被測定眼の相対
位置が正しい相対位置になっているか否かを前記相対位
置検出信号に基づいて判断する判断手段を有し、前記演
算手段は、前記判断手段が前記相対位置が正しい相対位
置になっていると判断したとき、前記相対位置検出信号
と同時に発生した前記受光信号から前記眼屈折力を算出
することを特徴とする眼屈折力測定装置が提供される。
態様において、前記測定部に対する前記被測定眼の相対
位置が正しい相対位置になっているか否かを前記相対位
置検出信号に基づいて判断する判断手段を有し、前記演
算手段は、前記判断手段が前記相対位置が正しい相対位
置になっていると判断したとき、前記相対位置検出信号
と同時に発生した前記受光信号から前記眼屈折力を算出
することを特徴とする眼屈折力測定装置が提供される。
【0013】本発明の第3の態様によれば、前記第1の
態様において、前記受光手段は、前記被測定眼の眼底で
反射した前記反射光束を受光して前記受光信号を発生
し、前記相対位置検出手段は、前記被測定眼の角膜で反
射した角膜反射光束を受光して前記相対位置検出信号を
発生することを特徴とする眼屈折力測定装置が提供され
る。
態様において、前記受光手段は、前記被測定眼の眼底で
反射した前記反射光束を受光して前記受光信号を発生
し、前記相対位置検出手段は、前記被測定眼の角膜で反
射した角膜反射光束を受光して前記相対位置検出信号を
発生することを特徴とする眼屈折力測定装置が提供され
る。
【0014】本発明の第4の態様によれば、前記第2の
態様において、前記発生手段で発生した前記受光信号と
前記相対位置検出信号とを記憶する記憶手段を有し、前
記判断手段は、前記記憶手段に記憶された前記相対位置
検出信号に基づいて前記正しい相対位置になっているか
否かを判断し、前記演算手段は、前記判断手段が前記相
対位置が正しい相対位置になっていると判断したとき、
前記正しい相対位置を示す前記相対位置検出信号と同時
に発生した前記受光信号から前記眼屈力を算出すること
を特徴とする眼屈折力測定装置が提供される。
態様において、前記発生手段で発生した前記受光信号と
前記相対位置検出信号とを記憶する記憶手段を有し、前
記判断手段は、前記記憶手段に記憶された前記相対位置
検出信号に基づいて前記正しい相対位置になっているか
否かを判断し、前記演算手段は、前記判断手段が前記相
対位置が正しい相対位置になっていると判断したとき、
前記正しい相対位置を示す前記相対位置検出信号と同時
に発生した前記受光信号から前記眼屈力を算出すること
を特徴とする眼屈折力測定装置が提供される。
【0015】
【作用】被測定眼の眼屈折力を測定する際、前記第1の
態様によれば、前記照射手段は、前記測定部を介して被
測定眼に照明光束を照射する。そして、前記受光手段
は、被測定眼で反射した反射光束を前記測定部を介して
受光し、受光信号を出力する。前記演算手段は、前記受
光信号に基づいて前記被測定眼の眼屈折力を算出する。
態様によれば、前記照射手段は、前記測定部を介して被
測定眼に照明光束を照射する。そして、前記受光手段
は、被測定眼で反射した反射光束を前記測定部を介して
受光し、受光信号を出力する。前記演算手段は、前記受
光信号に基づいて前記被測定眼の眼屈折力を算出する。
【0016】前記相対位置検出手段は、前記測定部に対
する前記被測定眼の相対位置を検出して相対位置検出信
号を出力する。
する前記被測定眼の相対位置を検出して相対位置検出信
号を出力する。
【0017】そして、前記発生手段は、前記受光手段で
の前記反射光束の受光と、前記相対位置検出手段での前
記測定部に対する前記被測定眼の相対位置検出とを同時
に行い、前記受光信号と前記相対位置検出信号とを同時
に発生させる。
の前記反射光束の受光と、前記相対位置検出手段での前
記測定部に対する前記被測定眼の相対位置検出とを同時
に行い、前記受光信号と前記相対位置検出信号とを同時
に発生させる。
【0018】前記第2の態様によれば、前記判断手段
は、前記測定部に対する前記被測定眼の相対位置が正し
い相対位置になっているか否かを前記相対位置検出信号
に基づいて判断する。そして、前記演算手段は、前記判
断手段が前記相対位置が正しい相対位置になっていると
判断したとき、前記相対位置検出信号と同時に発生した
前記受光信号から前記眼屈折力を算出する。
は、前記測定部に対する前記被測定眼の相対位置が正し
い相対位置になっているか否かを前記相対位置検出信号
に基づいて判断する。そして、前記演算手段は、前記判
断手段が前記相対位置が正しい相対位置になっていると
判断したとき、前記相対位置検出信号と同時に発生した
前記受光信号から前記眼屈折力を算出する。
【0019】前記第3の態様によれば、前記受光手段
は、前記被測定眼の眼底で反射した前記反射光束を受光
して前記受光信号を発生し、前記相対位置検出手段は、
前記被測定眼の角膜で反射した角膜反射光束を受光して
前記相対位置検出信号を発生する。
は、前記被測定眼の眼底で反射した前記反射光束を受光
して前記受光信号を発生し、前記相対位置検出手段は、
前記被測定眼の角膜で反射した角膜反射光束を受光して
前記相対位置検出信号を発生する。
【0020】前記第4の態様によれば、前記記憶手段
は、前記発生手段で発生した前記受光信号と前記相対位
置検出信号とを記憶する。そして、前記判断手段は、前
記記憶手段に記憶された前記相対位置検出信号に基づい
て前記正しい相対位置になっているか否かを判断する。
前記演算手段は、前記判断手段が前記相対位置が正しい
相対位置になっていると判断したとき、前記正しい相対
位置を示す前記相対位置検出信号と同時に発生した前記
受光信号から前記眼屈折力を算出する。
は、前記発生手段で発生した前記受光信号と前記相対位
置検出信号とを記憶する。そして、前記判断手段は、前
記記憶手段に記憶された前記相対位置検出信号に基づい
て前記正しい相対位置になっているか否かを判断する。
前記演算手段は、前記判断手段が前記相対位置が正しい
相対位置になっていると判断したとき、前記正しい相対
位置を示す前記相対位置検出信号と同時に発生した前記
受光信号から前記眼屈折力を算出する。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係る眼屈折力測定装置の一実
施例について図面を用いて説明する。
施例について図面を用いて説明する。
【0022】図1および図3において、眼屈折力測定装
置1は、被測定眼7に照明光束を照射し、その反射光束
を受光するための光学系を備える測定光学系12と、前
記照明光束および前記反射光束が通過する測定部、具体
的には測定用窓32と、被測定眼7の角膜からの反射光
束を受光し、被測定眼7に対する測定部32の相対位置
(被測定眼7と測定部32とのアライメント)を検出す
るための信号を出力する相対位置検出系15と、被測定
眼7の眼底からの反射光束を受光し、被測定眼7の眼屈
折力を測定するための信号を出力する測定系16と、前
記相対位置検出系15および前記測定系16からの信号
を受けて、被測定眼7に対する該測定部32の相対位置
を検出し、被測定眼7の眼屈折力を求める制御系17
と、該制御系17からの信号を出力する出力系18とを
備えている。
置1は、被測定眼7に照明光束を照射し、その反射光束
を受光するための光学系を備える測定光学系12と、前
記照明光束および前記反射光束が通過する測定部、具体
的には測定用窓32と、被測定眼7の角膜からの反射光
束を受光し、被測定眼7に対する測定部32の相対位置
(被測定眼7と測定部32とのアライメント)を検出す
るための信号を出力する相対位置検出系15と、被測定
眼7の眼底からの反射光束を受光し、被測定眼7の眼屈
折力を測定するための信号を出力する測定系16と、前
記相対位置検出系15および前記測定系16からの信号
を受けて、被測定眼7に対する該測定部32の相対位置
を検出し、被測定眼7の眼屈折力を求める制御系17
と、該制御系17からの信号を出力する出力系18とを
備えている。
【0023】まず、前記測定光学系12の構成について
記述する。
記述する。
【0024】図1において、測定光学系12は、被測定
眼7へ照明光束を照射するための照射部13と、該照明
光束の被測定眼7からの反射光束を受光するための受光
部14と、前記照射部13からの照明光束を被測定眼7
に導き、そして、被測定眼7からの反射光束を前記受光
部14へ導くための光分割ミラ−8とを備えている。
眼7へ照明光束を照射するための照射部13と、該照明
光束の被測定眼7からの反射光束を受光するための受光
部14と、前記照射部13からの照明光束を被測定眼7
に導き、そして、被測定眼7からの反射光束を前記受光
部14へ導くための光分割ミラ−8とを備えている。
【0025】前記照射部13は、例えば、照明光束の光
源となる光源2と、該照明光束を平行光線にする第1レ
ンズ3と、該照明光束をスリット状の光束にするための
スリットが形成されているチョッパ円板5と、該チョッ
パ円板5を回転させるモータ4と、該チョッパ円板5の
スリットの像の焦点を被測定眼7の角膜にほぼ合わせる
第2レンズ6とを備えている。また、前記スリットは、
前記チョッパ円板5の回転の際に、前記スリット状の光
束が被測定眼7において直交する2方向で択一走査でき
るように形成されている。
源となる光源2と、該照明光束を平行光線にする第1レ
ンズ3と、該照明光束をスリット状の光束にするための
スリットが形成されているチョッパ円板5と、該チョッ
パ円板5を回転させるモータ4と、該チョッパ円板5の
スリットの像の焦点を被測定眼7の角膜にほぼ合わせる
第2レンズ6とを備えている。また、前記スリットは、
前記チョッパ円板5の回転の際に、前記スリット状の光
束が被測定眼7において直交する2方向で択一走査でき
るように形成されている。
【0026】前記受光部14は、例えば、前記光分割ミ
ラ−8を介して、被測定眼7からの反射光束を集光する
ための集光レンズ9と、該集光レンズ9を通過した光束
を絞る絞り10と、該絞り10で絞られた光束を受光す
るための受光素子11とを備えている。前記絞り10
は、被測定眼7の眼底とほぼ共役となるように配置さ
れ、前記受光素子11の受光面は、被測定眼7の角膜と
ほぼ共役となるように配置されている。
ラ−8を介して、被測定眼7からの反射光束を集光する
ための集光レンズ9と、該集光レンズ9を通過した光束
を絞る絞り10と、該絞り10で絞られた光束を受光す
るための受光素子11とを備えている。前記絞り10
は、被測定眼7の眼底とほぼ共役となるように配置さ
れ、前記受光素子11の受光面は、被測定眼7の角膜と
ほぼ共役となるように配置されている。
【0027】また、前記受光素子11は、例えば、図2
に示すようになっている。図2において、受光素子11
は、その受光面上に、眼底からの反射光束の位相差を検
出するための位相差検出用の光電変換素子40、41、
42および43と、被測定眼7と測定部32とのアライ
メント用の4分割光電変換素子31とが設けられてい
る。
に示すようになっている。図2において、受光素子11
は、その受光面上に、眼底からの反射光束の位相差を検
出するための位相差検出用の光電変換素子40、41、
42および43と、被測定眼7と測定部32とのアライ
メント用の4分割光電変換素子31とが設けられてい
る。
【0028】前記4分割光電変換素子31は、受光部1
4の光軸上に設けられ、被測定眼7の角膜からの反射光
束(角膜反射光束)を受光する。受光部14の光軸と前
記反射光束の光軸が合っている場合、前記4分割光電変
換素子31の各素子31(a)、(b)、(c)および
(d)は、前記反射光束を均等に受光することになるの
で、各素子の出力は等しくなる。しかし、光軸が合って
いない場合、それぞれの素子は前記反射光束を均等に受
光せず、各素子の出力が等しくならなくなる。そこで、
この各素子の出力のずれを検出することで、被測定眼7
に対する測定部32の相対位置を検出することができ
る。該測定部32の相対位置が予め定められた範囲内に
あるかどうかの判断は、後記の演算部19が行う。
4の光軸上に設けられ、被測定眼7の角膜からの反射光
束(角膜反射光束)を受光する。受光部14の光軸と前
記反射光束の光軸が合っている場合、前記4分割光電変
換素子31の各素子31(a)、(b)、(c)および
(d)は、前記反射光束を均等に受光することになるの
で、各素子の出力は等しくなる。しかし、光軸が合って
いない場合、それぞれの素子は前記反射光束を均等に受
光せず、各素子の出力が等しくならなくなる。そこで、
この各素子の出力のずれを検出することで、被測定眼7
に対する測定部32の相対位置を検出することができ
る。該測定部32の相対位置が予め定められた範囲内に
あるかどうかの判断は、後記の演算部19が行う。
【0029】一方、前記光電変換素子40、41、42
および43は、前記受光部14の光軸から一定距離離れ
た位置に設けられ、被測定眼7の眼底からの反射光束
(眼底反射光束)を受光する。この眼底反射光束は、前
述したようにチョッパ円板5にてスリット状の光束とな
っており、被測定眼7にて直交する径線方向に択一走査
された反射光束である。したがって、受光素子11の受
光面は、例えば、図2示すX方向、または、Y方向にス
リット状の光束を受光することになる。そして、前記光
電変換素子40と42とが、前記光電変換素子41と4
3とが、対になっており、対になっているそれぞれの光
電変換素子の出力の位相差を検出することにより被測定
眼の眼屈折力を求めることができる。
および43は、前記受光部14の光軸から一定距離離れ
た位置に設けられ、被測定眼7の眼底からの反射光束
(眼底反射光束)を受光する。この眼底反射光束は、前
述したようにチョッパ円板5にてスリット状の光束とな
っており、被測定眼7にて直交する径線方向に択一走査
された反射光束である。したがって、受光素子11の受
光面は、例えば、図2示すX方向、または、Y方向にス
リット状の光束を受光することになる。そして、前記光
電変換素子40と42とが、前記光電変換素子41と4
3とが、対になっており、対になっているそれぞれの光
電変換素子の出力の位相差を検出することにより被測定
眼の眼屈折力を求めることができる。
【0030】つぎに、前記相対位置検出系15について
記述する。
記述する。
【0031】図3において、相対位置検出系15は、前
述の4分割光電変換素子31と、該4分割光電変換素子
31から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器24とを備えている。
述の4分割光電変換素子31と、該4分割光電変換素子
31から出力されるアナログ信号をデジタル信号に変換
するA/D変換器24とを備えている。
【0032】前記4分割光電変換素子31の各素子31
(a)、31(b)、31(c)および31(d)は、
それぞれ前記A/D変換器24に接続されている。そし
て、該A/D変換器24は、演算部19に接続されてい
る。前記4分割光電変換素子31の各素子が検出した検
出結果は、それぞれA/D変換器24を介して演算部1
9に出力される。この出力された信号が、被測定眼7と
測定部32とのアライメントを示す信号となる。
(a)、31(b)、31(c)および31(d)は、
それぞれ前記A/D変換器24に接続されている。そし
て、該A/D変換器24は、演算部19に接続されてい
る。前記4分割光電変換素子31の各素子が検出した検
出結果は、それぞれA/D変換器24を介して演算部1
9に出力される。この出力された信号が、被測定眼7と
測定部32とのアライメントを示す信号となる。
【0033】つぎに、前記測定系16について記述す
る。
る。
【0034】図3において、前記測定系16は、前述の
位相差検出用の光電変換素子40、41、42および4
3と、これら4つの光電変換素子から出力されるそれぞ
れの信号に対して波形整形を行うための波形整形回路2
7、29、28および30と、波形整形回路27から出
力される信号と波形整形回路28から出力される信号と
の位相差を検出するための第1位相差回路25と、波形
整形回路29から出力される信号と波形整形回路30か
ら出力される信号との位相差を検出するための第2位相
差回路26とを備えている。前記第1位相差回路25お
よび前記第2位相差回路26の検出結果は、それぞれ演
算部19へ、眼屈折力の演算用の信号として出力され
る。
位相差検出用の光電変換素子40、41、42および4
3と、これら4つの光電変換素子から出力されるそれぞ
れの信号に対して波形整形を行うための波形整形回路2
7、29、28および30と、波形整形回路27から出
力される信号と波形整形回路28から出力される信号と
の位相差を検出するための第1位相差回路25と、波形
整形回路29から出力される信号と波形整形回路30か
ら出力される信号との位相差を検出するための第2位相
差回路26とを備えている。前記第1位相差回路25お
よび前記第2位相差回路26の検出結果は、それぞれ演
算部19へ、眼屈折力の演算用の信号として出力され
る。
【0035】つぎに、前記制御系17について記述す
る。
る。
【0036】図3において、制御系17は、眼屈折力の
演算等を行う演算部19と、演算部19の演算結果等を
格納する記憶部21と、眼屈折力の測定を開始するため
の入力を受け付ける測定スイッチ20とを備えている。
演算等を行う演算部19と、演算部19の演算結果等を
格納する記憶部21と、眼屈折力の測定を開始するため
の入力を受け付ける測定スイッチ20とを備えている。
【0037】前記演算部19は、前記相対位置検出系1
5から出力されたアライメントを示す信号と、前記測定
系16から出力された眼屈折力の演算用の信号とを受け
て、測定部32が被測定眼7に対する予め定められた相
対位置の範囲内に存在していたときの被測定眼7の眼屈
折力を算出する。この予め定められた相対位置の範囲
は、該測定部32の正しい相対位置として、該測定部3
2の光軸と被測定眼7の光軸とのずれと、眼屈折力の測
定誤差との関係に基づいて決定される。また、前記記憶
部21は、前記アライメントを示す信号により得られる
アライメント情報と、前記眼屈折力の演算用の信号によ
る得られる眼屈折力演算用情報と、前記演算部19が該
演算用情報により求めた眼屈折力デ−タとを少なくとも
格納できる容量を持っている。
5から出力されたアライメントを示す信号と、前記測定
系16から出力された眼屈折力の演算用の信号とを受け
て、測定部32が被測定眼7に対する予め定められた相
対位置の範囲内に存在していたときの被測定眼7の眼屈
折力を算出する。この予め定められた相対位置の範囲
は、該測定部32の正しい相対位置として、該測定部3
2の光軸と被測定眼7の光軸とのずれと、眼屈折力の測
定誤差との関係に基づいて決定される。また、前記記憶
部21は、前記アライメントを示す信号により得られる
アライメント情報と、前記眼屈折力の演算用の信号によ
る得られる眼屈折力演算用情報と、前記演算部19が該
演算用情報により求めた眼屈折力デ−タとを少なくとも
格納できる容量を持っている。
【0038】前記演算部19が行う処理は、例えば、次
のようになる。
のようになる。
【0039】前記演算部19は、被測定眼の眼屈折力の
測定が開始されると、一定の間隔をおいて、前記アライ
メントを示す信号と前記眼屈折力の演算用の信号とを同
時に取り込む。もちろん、厳密に述べるならば演算部1
9はこれらの信号を可能な限り続けて取り込むことにな
る。そして、該演算部19は、取り込んだ前記アライメ
ントを示す信号をアライメント情報として、また、取り
込んだ前記眼屈折力の演算用の信号は眼屈折力演算用情
報として、前記記憶部21に格納する。
測定が開始されると、一定の間隔をおいて、前記アライ
メントを示す信号と前記眼屈折力の演算用の信号とを同
時に取り込む。もちろん、厳密に述べるならば演算部1
9はこれらの信号を可能な限り続けて取り込むことにな
る。そして、該演算部19は、取り込んだ前記アライメ
ントを示す信号をアライメント情報として、また、取り
込んだ前記眼屈折力の演算用の信号は眼屈折力演算用情
報として、前記記憶部21に格納する。
【0040】つぎに、該演算部19は、このアライメン
ト情報により、眼屈折力の測定時、測定部32が被測定
眼に対して予め定められた範囲内の相対位置にあったか
どうかを判断する。そして、演算部19は、測定部32
の相対位置が、予め定められた範囲内であったことを判
断した場合、前記眼屈折力演算用情報から被測定眼の眼
屈折力を演算する。
ト情報により、眼屈折力の測定時、測定部32が被測定
眼に対して予め定められた範囲内の相対位置にあったか
どうかを判断する。そして、演算部19は、測定部32
の相対位置が、予め定められた範囲内であったことを判
断した場合、前記眼屈折力演算用情報から被測定眼の眼
屈折力を演算する。
【0041】このような方法を用いることにより、被測
定眼に対する測定部の相対位置を判断している間に、被
測定眼が動いてしまうようなことが無くなる。すなわ
ち、該測定装置は、アライメント信号を取り込んでから
被測定眼と測定部との相対位置を検出し、それから眼屈
折力の測定を開始する測定装置よりも、正確な眼屈折力
を測定することができる。
定眼に対する測定部の相対位置を判断している間に、被
測定眼が動いてしまうようなことが無くなる。すなわ
ち、該測定装置は、アライメント信号を取り込んでから
被測定眼と測定部との相対位置を検出し、それから眼屈
折力の測定を開始する測定装置よりも、正確な眼屈折力
を測定することができる。
【0042】前述の処理を行うために、前記演算部19
にCPUを備え、前記記憶部21にROM(リ−ドオン
リメモリ)およびRAM(ランダムアクセスメモリ)を
備えてコンピュ−タを構成してもよい。
にCPUを備え、前記記憶部21にROM(リ−ドオン
リメモリ)およびRAM(ランダムアクセスメモリ)を
備えてコンピュ−タを構成してもよい。
【0043】また、前記演算部19が求めた眼屈折力デ
−タは、出力系18により出力される。該出力系18
は、例えば、前記眼屈折力デ−タを表示する表示部22
や該デ−タの印字を行う印字部23を備えている。前記
表示部23は、表示装置としてCRTを備えてもよい
し、また、印字部23はプリンタを備えてもよい。
−タは、出力系18により出力される。該出力系18
は、例えば、前記眼屈折力デ−タを表示する表示部22
や該デ−タの印字を行う印字部23を備えている。前記
表示部23は、表示装置としてCRTを備えてもよい
し、また、印字部23はプリンタを備えてもよい。
【0044】以上、本発明に係る眼屈折力測定装置の構
成について記述したが、つぎに該測定装置を用いた測定
方法について記述する。
成について記述したが、つぎに該測定装置を用いた測定
方法について記述する。
【0045】測定方法としては、例えば、後述の2通り
が考えられる。これらの測定方法は、いずれの場合も、
前述した測定装置の構成要素により実現することでき
る。そして、前記記憶部21には、これらの測定を実施
するために必要な演算部19のプログラムが予め格納さ
れている。
が考えられる。これらの測定方法は、いずれの場合も、
前述した測定装置の構成要素により実現することでき
る。そして、前記記憶部21には、これらの測定を実施
するために必要な演算部19のプログラムが予め格納さ
れている。
【0046】まず、第1の測定方法を図1、3および図
4に基づいて記述する。
4に基づいて記述する。
【0047】図4に示すように被測定眼の眼屈折力測定
を開始するためには、まず、測定装置本体に設けられて
いる図示しない電源スイッチをオンにする(S40
1)。すると、測定装置の各部において、イニシャル処
理が開始される(S402)。該イニシャル処理の完了
後、測定スイッチ20が、例えば測定者によりオンにさ
れると、照射部13から被測定眼7に対して照明光束が
照射される。該照明光束は、被測定眼7で反射し、反射
光束として受光部14にて受光される。具体的には、ア
ライメント用の4分割光電変換素子31は角膜反射光束
を、位相差検出用の光電変換素子40、41、42およ
び43は眼底反射光束を受光することになる。すると、
アライメント用の4分割光電変換素子31の各素子は、
それぞれ受光度に応じた信号を出力する。該信号は、そ
れぞれA/D変換器24にて、アナログ信号からデジタ
ル信号に変換される。一方、前記位相差検出用の4つの
光電変換素子についても、受光度に応じた信号が出力さ
れる。該信号は、それぞれ波形整形回路に入力され波形
整形がなされる。そして、波形整形回路から出力された
信号は、位相差回路に入力される。このとき、対となっ
ている波形整形回路27および28から出力された信号
は、それぞれ第一位相差回路25へ入力され、もう一対
の波形整形回路29および30から出力された信号は、
それぞれ第二位相差回路26へ入力される。それぞれの
位相差回路は、入力された2つの信号の位相差を検出す
る。(S403)。
を開始するためには、まず、測定装置本体に設けられて
いる図示しない電源スイッチをオンにする(S40
1)。すると、測定装置の各部において、イニシャル処
理が開始される(S402)。該イニシャル処理の完了
後、測定スイッチ20が、例えば測定者によりオンにさ
れると、照射部13から被測定眼7に対して照明光束が
照射される。該照明光束は、被測定眼7で反射し、反射
光束として受光部14にて受光される。具体的には、ア
ライメント用の4分割光電変換素子31は角膜反射光束
を、位相差検出用の光電変換素子40、41、42およ
び43は眼底反射光束を受光することになる。すると、
アライメント用の4分割光電変換素子31の各素子は、
それぞれ受光度に応じた信号を出力する。該信号は、そ
れぞれA/D変換器24にて、アナログ信号からデジタ
ル信号に変換される。一方、前記位相差検出用の4つの
光電変換素子についても、受光度に応じた信号が出力さ
れる。該信号は、それぞれ波形整形回路に入力され波形
整形がなされる。そして、波形整形回路から出力された
信号は、位相差回路に入力される。このとき、対となっ
ている波形整形回路27および28から出力された信号
は、それぞれ第一位相差回路25へ入力され、もう一対
の波形整形回路29および30から出力された信号は、
それぞれ第二位相差回路26へ入力される。それぞれの
位相差回路は、入力された2つの信号の位相差を検出す
る。(S403)。
【0048】つぎに、演算部19は、前記A/D変換器
24からの出力信号を取り込み、続いて、前記第一位相
差回路、前記第二位相差回路の出力信号を取り込む(S
404)。取り込まれたA/D変換器24からの信号
は、前記アライメント情報として、そして、取り込まれ
た第一、二位相差回路からの信号は、前記眼屈折力演算
用情報として記憶部21に格納される(S405)。演
算部19は、このアライメント情報から、測定時、測定
部32が被測定眼に対して予め定められた相対位置の範
囲内にあったかどうかを判断する(S406)。測定部
32が前記範囲内にあった場合、演算部19は、前記眼
屈折力演算用情報から被測定眼の眼屈折力の演算を行う
(S407)。この算出された眼屈折力デ−タは、記憶
部21に格納される(S408)。
24からの出力信号を取り込み、続いて、前記第一位相
差回路、前記第二位相差回路の出力信号を取り込む(S
404)。取り込まれたA/D変換器24からの信号
は、前記アライメント情報として、そして、取り込まれ
た第一、二位相差回路からの信号は、前記眼屈折力演算
用情報として記憶部21に格納される(S405)。演
算部19は、このアライメント情報から、測定時、測定
部32が被測定眼に対して予め定められた相対位置の範
囲内にあったかどうかを判断する(S406)。測定部
32が前記範囲内にあった場合、演算部19は、前記眼
屈折力演算用情報から被測定眼の眼屈折力の演算を行う
(S407)。この算出された眼屈折力デ−タは、記憶
部21に格納される(S408)。
【0049】この後、S404にて、再び信号の取り込
みが開始される。一方、S406にて、測定部32が前
記範囲内になかったと判断された場合も、その後、S4
04にて前記信号の取り込みが開始される。
みが開始される。一方、S406にて、測定部32が前
記範囲内になかったと判断された場合も、その後、S4
04にて前記信号の取り込みが開始される。
【0050】以上が測定の処理フロ−であるが、この処
理を繰り返し行うことにより、前記記憶部21には、被
測定眼7に対する測定部32の相対位置が良好なときの
眼屈折力データが蓄積されていくことになる。この蓄積
されたデ−タは、例えば、図示しない出力スイッチをオ
ンすることにより(S409)、前記出力系18から出
力することができる(S410)。
理を繰り返し行うことにより、前記記憶部21には、被
測定眼7に対する測定部32の相対位置が良好なときの
眼屈折力データが蓄積されていくことになる。この蓄積
されたデ−タは、例えば、図示しない出力スイッチをオ
ンすることにより(S409)、前記出力系18から出
力することができる(S410)。
【0051】つぎに、第2の測定方法を図1、3および
図5に基づいて記述する。
図5に基づいて記述する。
【0052】図5に示すように被測定眼の眼屈折力測定
を開始するためには、前記第1の測定方法と同じく、測
定装置本体に設けられた図示しない電源スイッチをオン
にする(S501)。すると、前述と同様な処理が行わ
れ(S502、S503)、演算部19は、前記A/D
変換器24からの出力信号を取り込み、続いて、前記第
一位相差回路、前記第二位相差回路の出力信号を取り込
む。この取り込みは、前述と同様、取り込みの同時性が
保てるように、可能な限り連続して行う。そして、本測
定方法では、この取り込みを繰返し行う。この繰返し回
数は、予め設定されており、例えば10回でもよい(S
504)。
を開始するためには、前記第1の測定方法と同じく、測
定装置本体に設けられた図示しない電源スイッチをオン
にする(S501)。すると、前述と同様な処理が行わ
れ(S502、S503)、演算部19は、前記A/D
変換器24からの出力信号を取り込み、続いて、前記第
一位相差回路、前記第二位相差回路の出力信号を取り込
む。この取り込みは、前述と同様、取り込みの同時性が
保てるように、可能な限り連続して行う。そして、本測
定方法では、この取り込みを繰返し行う。この繰返し回
数は、予め設定されており、例えば10回でもよい(S
504)。
【0053】この取り込まれた信号は、前記記憶部21
に格納される。具体的には、第1の測定方法と同様に、
取り込まれたA/D変換器24からの信号は、前記アラ
イメント情報として、また、取り込まれた第一、二位相
差回路からの信号は、前記眼屈折力の演算用情報として
記憶部21に格納される。ただし、前記各信号が、それ
ぞれ情報として格納される際、同時に取り込まれたこと
が認識できるように、前記アライメント情報と前記演算
用情報には、例えば、同時に取り込まれたことが認識で
きるような識別符号が付与される(S505)。
に格納される。具体的には、第1の測定方法と同様に、
取り込まれたA/D変換器24からの信号は、前記アラ
イメント情報として、また、取り込まれた第一、二位相
差回路からの信号は、前記眼屈折力の演算用情報として
記憶部21に格納される。ただし、前記各信号が、それ
ぞれ情報として格納される際、同時に取り込まれたこと
が認識できるように、前記アライメント情報と前記演算
用情報には、例えば、同時に取り込まれたことが認識で
きるような識別符号が付与される(S505)。
【0054】つぎに、演算部19は、記憶部21に格納
されているそれぞれのアライメント情報(繰返し回数が
10回ならば、10個のアライメント情報)に対して、
第1の測定方法と同様な、測定部32の相対位置の判断
を行っていく(S507)。そして、この判断の後、測
定部32の相対位置が予め定められた範囲にあると判断
されたアライメント情報と同時に取り込まれた演算用情
報を選出する。つまり、繰返し回数が10回ならば、1
0個の演算用情報の中から選出することになる。演算部
19は、この選出したそれぞれの演算用情報で、眼屈折
力デ−タをそれぞれ演算する(S508)。
されているそれぞれのアライメント情報(繰返し回数が
10回ならば、10個のアライメント情報)に対して、
第1の測定方法と同様な、測定部32の相対位置の判断
を行っていく(S507)。そして、この判断の後、測
定部32の相対位置が予め定められた範囲にあると判断
されたアライメント情報と同時に取り込まれた演算用情
報を選出する。つまり、繰返し回数が10回ならば、1
0個の演算用情報の中から選出することになる。演算部
19は、この選出したそれぞれの演算用情報で、眼屈折
力デ−タをそれぞれ演算する(S508)。
【0055】その後、演算部19は、これらの眼屈折力
デ−タの平均値を算出する。この眼屈折力デ−タの平均
値は記憶部21に格納される(S509)。
デ−タの平均値を算出する。この眼屈折力デ−タの平均
値は記憶部21に格納される(S509)。
【0056】演算部19は、この後、記憶部21に格納
されている前記アライメント情報および前記演算用情報
を消去し(S511)、S504から再び取り込みを開
始する。また、S507において、格納されているアラ
イメント情報の中に、測定部32の相対位置が予め定め
られた範囲にあることを示すアライメント情報が一つも
ない場合についても、S511の消去が行われる。
されている前記アライメント情報および前記演算用情報
を消去し(S511)、S504から再び取り込みを開
始する。また、S507において、格納されているアラ
イメント情報の中に、測定部32の相対位置が予め定め
られた範囲にあることを示すアライメント情報が一つも
ない場合についても、S511の消去が行われる。
【0057】また、前記記憶部21に格納されている前
記眼屈折力デ−タの平均値は、前記第1の測定方法と同
様に、出力部から出力することができる(S510、S
512)。
記眼屈折力デ−タの平均値は、前記第1の測定方法と同
様に、出力部から出力することができる(S510、S
512)。
【0058】
【発明の効果】本発明の眼屈折力測定装置によれば、測
定装置の測定部の被測定眼に対する相対位置の検出と、
眼屈折力の演算のための信号の検出を同時に行っている
ので、正確な眼屈折力の測定を行うことができる。さら
に、前記2つの検出を複数回行い、眼屈折力の平均値を
算出することができる。
定装置の測定部の被測定眼に対する相対位置の検出と、
眼屈折力の演算のための信号の検出を同時に行っている
ので、正確な眼屈折力の測定を行うことができる。さら
に、前記2つの検出を複数回行い、眼屈折力の平均値を
算出することができる。
【図1】本発明の眼屈折力測定装置の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図2】受光素子の一例を示す正面図である。
【図3】本発明の眼屈折力測定装置の機能ブロック図で
ある。
ある。
【図4】本発明の眼屈折力測定装置に係るフローチャー
トである。
トである。
【図5】本発明の眼屈折力測定装置に係るフローチャー
トである。
トである。
1:眼屈折力測定装置、 2:光源、 3:第1レン
ズ、 4:モータ、 5:チョッパ円板、 6:第2レ
ンズ、 7:被測定眼、 8:光分割ミラ−、9:集光
レンズ、 10:絞り、 11:受光素子、 12:測
定光学系、 13:照射部、 14:受光部、 15:
相対位置検出系、 16:測定系、 17:制御系、
18:出力系、 19:演算部、 20:測定スイッ
チ、 21:記憶部、 22:印字部、 23:表示
部、 24:A/D変換器、 25:第1位相差回路、
26:第2位相差回路、 27、28、29、30:
波形整形回路、 31:4分割光電変換素子、 31
(a)、(b)、(c)、(d):4分割光電変換素子
の各素子、 32:測定部、 40、41、42、4
3:光電変換素子
ズ、 4:モータ、 5:チョッパ円板、 6:第2レ
ンズ、 7:被測定眼、 8:光分割ミラ−、9:集光
レンズ、 10:絞り、 11:受光素子、 12:測
定光学系、 13:照射部、 14:受光部、 15:
相対位置検出系、 16:測定系、 17:制御系、
18:出力系、 19:演算部、 20:測定スイッ
チ、 21:記憶部、 22:印字部、 23:表示
部、 24:A/D変換器、 25:第1位相差回路、
26:第2位相差回路、 27、28、29、30:
波形整形回路、 31:4分割光電変換素子、 31
(a)、(b)、(c)、(d):4分割光電変換素子
の各素子、 32:測定部、 40、41、42、4
3:光電変換素子
Claims (4)
- 【請求項1】被測定眼に対向する測定部と、前記測定部
を介して被測定眼に照明光束を照射する照射手段と、前
記被測定眼で反射した反射光束を前記測定部を介して受
光し、受光信号を出力する受光手段と、前記測定部に対
する前記被測定眼の相対位置を検出して相対位置検出信
号を出力する相対位置検出手段と、前記受光信号に基づ
いて前記被測定眼の眼屈折力を算出する演算手段とを備
える眼屈折力測定装置において、 前記受光手段での前記反射光束の受光と、前記相対位置
検出手段での前記測定部に対する前記被測定眼の相対位
置検出とを同時に行い、前記受光信号と前記相対位置検
出信号とを同時に発生させる発生手段を有することを特
徴とする眼屈折力測定装置。 - 【請求項2】請求項1に記載の眼屈折力測定装置におい
て、 前記測定部に対する前記被測定眼の相対位置が正しい相
対位置になっているか否かを前記相対位置検出信号に基
づいて判断する判断手段を有し、 前記演算手段は、前記判断手段が前記相対位置が正しい
相対位置になっていると判断したとき、前記相対位置検
出信号と同時に発生した前記受光信号から前記眼屈折力
を算出することを特徴とする眼屈折力測定装置。 - 【請求項3】請求項1に記載の眼屈折力測定装置におい
て、 前記受光手段は、前記被測定眼の眼底で反射した前記反
射光束を受光して前記受光信号を発生し、 前記相対位置検出手段は、前記被測定眼の角膜で反射し
た角膜反射光束を受光して前記相対位置検出信号を発生
することを特徴とする眼屈折力測定装置。 - 【請求項4】請求項2に記載の眼屈折力測定装置におい
て、 前記発生手段で発生した前記受光信号と前記相対位置検
出信号とを記憶する記憶手段を有し、 前記判断手段は、前記記憶手段に記憶された前記相対位
置検出信号に基づいて前記正しい相対位置になっている
か否かを判断し、 前記演算手段は、前記判断手段が前記相対位置が正しい
相対位置になっていると判断したとき、前記正しい相対
位置を示す前記相対位置検出信号と同時に発生した前記
受光信号から前記眼屈折力を算出することを特徴とする
眼屈折力測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6037290A JPH07246189A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 眼屈折力測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6037290A JPH07246189A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 眼屈折力測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07246189A true JPH07246189A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12493586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6037290A Withdrawn JPH07246189A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 眼屈折力測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07246189A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11109751B2 (en) * | 2017-12-08 | 2021-09-07 | Ambu A/S | Illumination system for an endoscope |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP6037290A patent/JPH07246189A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11109751B2 (en) * | 2017-12-08 | 2021-09-07 | Ambu A/S | Illumination system for an endoscope |
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