JPH07245894A - 回転電機のコイルエンド部の冷却装置 - Google Patents
回転電機のコイルエンド部の冷却装置Info
- Publication number
- JPH07245894A JPH07245894A JP6458894A JP6458894A JPH07245894A JP H07245894 A JPH07245894 A JP H07245894A JP 6458894 A JP6458894 A JP 6458894A JP 6458894 A JP6458894 A JP 6458894A JP H07245894 A JPH07245894 A JP H07245894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil end
- coil
- end portion
- electric machine
- hollow duct
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Windings For Motors And Generators (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】回転電機の固定子巻線のコイルエンド部を均一
に冷却する冷却装置を提供する。 【構成】中空ダクト１２と、中空ダクト１２の一方の端
に取り付けられた上コイル用冷却風取入れ口６または下
コイル用冷却風取入れ口７と、中空ダクトの面に突出す
る複数の突起１０とからなり、突起１０をしばり紐５で
互いに結合された間隔片１３を設け、冷却風は半径方向
に流れて冷却風取入れ口６，７から入り、中空ダクト１
２を通ってコイル端まで流れるので、コイルエンド部を
均一に冷却できる。しかもコイルエンド部の剛性を保つ
ことができる。
に冷却する冷却装置を提供する。 【構成】中空ダクト１２と、中空ダクト１２の一方の端
に取り付けられた上コイル用冷却風取入れ口６または下
コイル用冷却風取入れ口７と、中空ダクトの面に突出す
る複数の突起１０とからなり、突起１０をしばり紐５で
互いに結合された間隔片１３を設け、冷却風は半径方向
に流れて冷却風取入れ口６，７から入り、中空ダクト１
２を通ってコイル端まで流れるので、コイルエンド部を
均一に冷却できる。しかもコイルエンド部の剛性を保つ
ことができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、回転電機の固定子巻
線のコイルエンド部の冷却装置に関する。
線のコイルエンド部の冷却装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】図５は従来の回転電機の固定子巻線のコ
イルエンド部の冷却風の流れを示す断面図である。固定
子鉄心３の溝に上コイル１と下コイル２が挿入され、回
転子の回転に伴って冷却風は内径側から外径側へ半径方
向に流れる。図６は従来の固定子巻線のコイルエンド部
の展開図である。コイルエンド部の剛性を高めるため隣
合うコイルエンド部間に複数の間隔片４を挿入し、しば
り紐５で両方のコイルエンド部をしばって、コイルエン
ド部間に半径方向に通風させコイルエンド部を冷却して
いた。
イルエンド部の冷却風の流れを示す断面図である。固定
子鉄心３の溝に上コイル１と下コイル２が挿入され、回
転子の回転に伴って冷却風は内径側から外径側へ半径方
向に流れる。図６は従来の固定子巻線のコイルエンド部
の展開図である。コイルエンド部の剛性を高めるため隣
合うコイルエンド部間に複数の間隔片４を挿入し、しば
り紐５で両方のコイルエンド部をしばって、コイルエン
ド部間に半径方向に通風させコイルエンド部を冷却して
いた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の構造では、コイ
ルエンド部への間隔片挿入箇所は、放熱が著しく妨げら
れていた。また、冷却風は半径方向に流れるため、固定
子鉄心端付近の上コイルと下コイルが重なり合う部分の
冷却も妨げられていた。その結果、コイルエンド部は均
一に冷却されないため温度分布にむらを生じた。
ルエンド部への間隔片挿入箇所は、放熱が著しく妨げら
れていた。また、冷却風は半径方向に流れるため、固定
子鉄心端付近の上コイルと下コイルが重なり合う部分の
冷却も妨げられていた。その結果、コイルエンド部は均
一に冷却されないため温度分布にむらを生じた。
【０００４】この発明は、回転電機の固定子巻線のコイ
ルエンド部を均一に冷却する冷却装置を提供することを
目的とする。
ルエンド部を均一に冷却する冷却装置を提供することを
目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】固定子巻線の上コイルと
下コイルのそれぞれのコイルエンド部に間隔片を備えた
回転電機において、中空ダクトと、この中空ダクトの一
方の端に取り付けられた冷却風取入れ口と、前記中空ダ
クトの上下の面に突出する複数の突起とからなり、前記
突起を結合部材で互いに結合された間隔片を設けたこと
によって、上記目的を達成する。
下コイルのそれぞれのコイルエンド部に間隔片を備えた
回転電機において、中空ダクトと、この中空ダクトの一
方の端に取り付けられた冷却風取入れ口と、前記中空ダ
クトの上下の面に突出する複数の突起とからなり、前記
突起を結合部材で互いに結合された間隔片を設けたこと
によって、上記目的を達成する。
【０００６】また、固定子枠に支持され前記コイルエン
ド部の内径側を被う円筒状の風仕切板を設けたことによ
って、上記目的を達成する。
ド部の内径側を被う円筒状の風仕切板を設けたことによ
って、上記目的を達成する。
【０００７】さらに、固定子枠に支持されコイルエンド
部の端の内径側を被う環状の風仕切板と、固定子枠に支
持され前記コイルエンド部の端に対向し、回転軸と直角
方向に広がるガイドを設けたことによって、上記目的を
達成する。
部の端の内径側を被う環状の風仕切板と、固定子枠に支
持され前記コイルエンド部の端に対向し、回転軸と直角
方向に広がるガイドを設けたことによって、上記目的を
達成する。
【０００８】
【作用】この発明においては、冷却風取入れ口から半径
方向に取り入れた風を間隔片の中空ダクトを通して固定
子巻線の上コイルと下コイルのそれぞれのコイル端まで
流通させ、コイルエンド部を均一に冷却することができ
る。中空ダクトは間隔片の役目もするので、固定子巻線
のコイルエンド部の剛性を保つことができる。
方向に取り入れた風を間隔片の中空ダクトを通して固定
子巻線の上コイルと下コイルのそれぞれのコイル端まで
流通させ、コイルエンド部を均一に冷却することができ
る。中空ダクトは間隔片の役目もするので、固定子巻線
のコイルエンド部の剛性を保つことができる。
【０００９】また、コイルエンド部の内径側を被う円筒
状の風仕切り板を設ければ、風圧を高め中空ダクトを通
る風速を速くするのでコイルエンド部の冷却効果を高め
る。さらに、コイルエンド部の端の内径側を被う環状の
風仕切板と、固定子枠に支持されコイルエンド部の端に
対向し、回転軸と直角方向に広がるガイドを設ければ、
風圧を高め中空ダクトを通る風速を速くするのでコイル
エンド部の冷却効果を高める。
状の風仕切り板を設ければ、風圧を高め中空ダクトを通
る風速を速くするのでコイルエンド部の冷却効果を高め
る。さらに、コイルエンド部の端の内径側を被う環状の
風仕切板と、固定子枠に支持されコイルエンド部の端に
対向し、回転軸と直角方向に広がるガイドを設ければ、
風圧を高め中空ダクトを通る風速を速くするのでコイル
エンド部の冷却効果を高める。
【００１０】
【実施例】実施例１ 図１はこの発明の実施例による冷却装置を備えた回転電
機のコイルエンド部の展開図である。図１において図６
と同じ部位は同じ符号を付している。図２は図１の冷却
装置の斜視図である。図２において、芯９の両側に支柱
１１を介して中空ダクト１２が取り付けられ、支柱９の
上下の端面に突出する突起１０と、中空ダクト１２の一
方の端面に取り付けられた上コイル用冷却風取入れ口
６，または下コイル用冷却風取入れ口７とから間隔片１
３を構成している。また、中空ダクト１２の剛性を高め
れば、芯９及び支柱１１をなくし中空ダクト１２の上下
に突起１０を備えた間隔片１３を構成できる。このよう
に構成された間隔片１３を固定子巻線の上コイル及び下
コイルのそれぞれの隣合うコイルエンド部間に挿入し、
上下の突起１０を結合部材であるしばり紐５でしばりつ
け、コイルエンド部の剛性を保つ。冷却風は中空ダクト
１２を通ってコイル端まで流れるので、コイルエンド部
を均一に冷却することができる。
機のコイルエンド部の展開図である。図１において図６
と同じ部位は同じ符号を付している。図２は図１の冷却
装置の斜視図である。図２において、芯９の両側に支柱
１１を介して中空ダクト１２が取り付けられ、支柱９の
上下の端面に突出する突起１０と、中空ダクト１２の一
方の端面に取り付けられた上コイル用冷却風取入れ口
６，または下コイル用冷却風取入れ口７とから間隔片１
３を構成している。また、中空ダクト１２の剛性を高め
れば、芯９及び支柱１１をなくし中空ダクト１２の上下
に突起１０を備えた間隔片１３を構成できる。このよう
に構成された間隔片１３を固定子巻線の上コイル及び下
コイルのそれぞれの隣合うコイルエンド部間に挿入し、
上下の突起１０を結合部材であるしばり紐５でしばりつ
け、コイルエンド部の剛性を保つ。冷却風は中空ダクト
１２を通ってコイル端まで流れるので、コイルエンド部
を均一に冷却することができる。
【００１１】実施例２ 図３はこの発明の実施例の冷却装置及び円筒状の風仕切
板によるコイルエンド部の冷却風の流れを示す図であ
る。図３において図５と同じ部位は同じ符号を付してあ
る。固定子鉄心３の溝に上コイル１，下コイル２が挿入
されている。上コイル１には上コイル用冷却風取入れ口
６を有する間隔片１３が取り付けられ、下コイル２には
下コイル用冷却風取入れ口７を有する間隔片１３が取り
付けられる。コイルエンド部の内径側には、図示しない
固定子枠に支持された円筒状の非磁性材からなる風仕切
板り板８を設けた。冷却風は風仕切り板８に遮られて上
コイル用冷却風取入れ口６及び下コイル用冷却風取入れ
口７から入り、中空ダクト１２をとおってコイル端まで
流れ排出される。風仕切り板８を設ければ、中空ダクト
１２を通る風量が増え冷却効果を高める。
板によるコイルエンド部の冷却風の流れを示す図であ
る。図３において図５と同じ部位は同じ符号を付してあ
る。固定子鉄心３の溝に上コイル１，下コイル２が挿入
されている。上コイル１には上コイル用冷却風取入れ口
６を有する間隔片１３が取り付けられ、下コイル２には
下コイル用冷却風取入れ口７を有する間隔片１３が取り
付けられる。コイルエンド部の内径側には、図示しない
固定子枠に支持された円筒状の非磁性材からなる風仕切
板り板８を設けた。冷却風は風仕切り板８に遮られて上
コイル用冷却風取入れ口６及び下コイル用冷却風取入れ
口７から入り、中空ダクト１２をとおってコイル端まで
流れ排出される。風仕切り板８を設ければ、中空ダクト
１２を通る風量が増え冷却効果を高める。
【００１２】実施例３ 図４はこの発明の実施例の冷却装置と環状の風仕切り板
とガイドによるコイルエンド部の冷却風の流れを示す図
である。図４の例は、固定子枠に支持され固定子巻線の
コイルエンド部の端を被う環状の非磁性材からなる風仕
切り板８と、固定子巻線のコイル端に対向し、回転軸と
直角方向に広がる非磁性材からなるガイド１４を設け
た。半径方向に流れる風は、上コイル用冷却風取入れ口
６及び下コイル用冷却風取入れ口７から入り、中空ダク
トを通ってコイル端でガイド１４にぶっかり外径側へ排
気される。環状の風仕切り板８及び回転軸と直角方向に
ガイド１４を設ければ、中空ダクト１２を通る風量が増
え冷却効果を高める。
とガイドによるコイルエンド部の冷却風の流れを示す図
である。図４の例は、固定子枠に支持され固定子巻線の
コイルエンド部の端を被う環状の非磁性材からなる風仕
切り板８と、固定子巻線のコイル端に対向し、回転軸と
直角方向に広がる非磁性材からなるガイド１４を設け
た。半径方向に流れる風は、上コイル用冷却風取入れ口
６及び下コイル用冷却風取入れ口７から入り、中空ダク
トを通ってコイル端でガイド１４にぶっかり外径側へ排
気される。環状の風仕切り板８及び回転軸と直角方向に
ガイド１４を設ければ、中空ダクト１２を通る風量が増
え冷却効果を高める。
【００１３】
【発明の効果】この発明によれば、中空ダクトと冷却風
取入れ口とからなる間隔片を固定子巻線のコイルエンド
部に挿入したので、冷却風は冷却風取入れ口から半径方
向に入り、中空ダクトを通ってコイル端まで流れ、外径
側へ排出されるので、固定子巻線のコイルエンド部を均
一に冷却することができる。また、固定子巻線のコイル
エンド部の内径側を被う円筒状の風仕切り板またはコイ
ル端の内径側を被う環状の風仕切り板及び回転軸と直角
方向のガイドを設ければ、中空ダクトを通る風量が増
し、風速が速くなって冷却効果を高める。その結果回転
機全長を抑えることができて小型化できる。
取入れ口とからなる間隔片を固定子巻線のコイルエンド
部に挿入したので、冷却風は冷却風取入れ口から半径方
向に入り、中空ダクトを通ってコイル端まで流れ、外径
側へ排出されるので、固定子巻線のコイルエンド部を均
一に冷却することができる。また、固定子巻線のコイル
エンド部の内径側を被う円筒状の風仕切り板またはコイ
ル端の内径側を被う環状の風仕切り板及び回転軸と直角
方向のガイドを設ければ、中空ダクトを通る風量が増
し、風速が速くなって冷却効果を高める。その結果回転
機全長を抑えることができて小型化できる。
【図１】この発明の実施例１による冷却装置を備えた回
転電機のコイルエンド部の展開図である。
転電機のコイルエンド部の展開図である。
【図２】図１の冷却装置の斜視図である。
【図３】この発明の実施例２による回転電機のコイルエ
ンド部の冷却風の流れを示す図である。
ンド部の冷却風の流れを示す図である。
【図４】この発明の実施例３による回転電機のコイルエ
ンド部の冷却風の流れを示す図である。
ンド部の冷却風の流れを示す図である。
【図５】従来の回転電機のコイルエンド部の冷却風の流
れを示す図である。
れを示す図である。
【図６】従来の固定子巻線のコイルエンド部の展開図で
ある。
ある。
１ 上コイル ２ 下コイル ３ 固定子鉄心 ４ 間隔片 ５ 結合部材であるしばり紐 ６ 上コイル用冷却風取入れ口 ７ 下コイル用冷却風取入れ口 ８ 風仕切り板 ９ 芯 １０ 突起 １１ 支柱 １２ 中空ダクト １３ 間隔片 １４ ガイド
Claims (3)
- 【請求項１】固定子巻線の上コイルと下コイルのそれぞ
れのコイルエンド部に間隔片を備えた回転電機におい
て、中空ダクトと、この中空ダクトの一方の端に取り付
けられた冷却風取入れ口と、前記中空ダクトの上下の面
に突出する複数の突起とからなり、前記突起を結合部材
で互いに結合された間隔片を設けたことを特徴とする回
転電機のコイルエンド部の冷却装置。 - 【請求項２】請求項１記載の回転電機のコイルエンド部
の冷却装置において、固定子枠に支持され前記コイルエ
ンド部の内径側を被う円筒状の風仕切板を設けたことを
特徴とする回転電機のコイルエンド部の冷却装置。 - 【請求項３】請求項１記載の回転電機のコイルエンド部
の冷却装置において、固定子枠に支持され前記コイルエ
ンド部の端の内径側を被う環状の風仕切板と、固定子枠
に支持され前記コイルエンド部の端に対向し、回転軸と
直角方向に広がるガイドを設けたことを特徴とする回転
電機のコイルエンド部の冷却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6458894A JPH07245894A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 回転電機のコイルエンド部の冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6458894A JPH07245894A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 回転電機のコイルエンド部の冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07245894A true JPH07245894A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13262566
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6458894A Pending JPH07245894A (ja) | 1994-03-08 | 1994-03-08 | 回転電機のコイルエンド部の冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07245894A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010077851A (ko) * | 2000-01-27 | 2001-08-20 | 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 | 교류 발전기 |
| US20090267426A1 (en) * | 2006-04-09 | 2009-10-29 | Klaus Graner | Liquid-cooled electric machine and method for cooling such electric machine |
| CN106787294A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-31 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 用于电机的定子以及电机 |
-
1994
- 1994-03-08 JP JP6458894A patent/JPH07245894A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010077851A (ko) * | 2000-01-27 | 2001-08-20 | 다니구찌 이찌로오, 기타오카 다카시 | 교류 발전기 |
| US20090267426A1 (en) * | 2006-04-09 | 2009-10-29 | Klaus Graner | Liquid-cooled electric machine and method for cooling such electric machine |
| CN106787294A (zh) * | 2016-12-21 | 2017-05-31 | 北京金风科创风电设备有限公司 | 用于电机的定子以及电机 |
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