JPH0214296Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0214296Y2 JPH0214296Y2 JP1984039480U JP3948084U JPH0214296Y2 JP H0214296 Y2 JPH0214296 Y2 JP H0214296Y2 JP 1984039480 U JP1984039480 U JP 1984039480U JP 3948084 U JP3948084 U JP 3948084U JP H0214296 Y2 JPH0214296 Y2 JP H0214296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- spacer
- inner coil
- cold air
- coils
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 claims description 32
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 5
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims 1
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 description 15
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 4
- 239000002648 laminated material Substances 0.000 description 1
- 238000013021 overheating Methods 0.000 description 1
- 229920001225 polyester resin Polymers 0.000 description 1
- 239000004645 polyester resin Substances 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 技術分野
本考案は、冷却効果を高めた電気機器のコイル
の構造に関する。
の構造に関する。
(2) 従来技術と問題点
電気機器のコイルは一般に発熱を伴うことから
過熱しないような措置をしておかねばならない。
過熱しないような措置をしておかねばならない。
そのために、例えば回転電機の界磁コイルは、
従来、第1図、第2図に示す構造となつている。
即ち、鉄心1のまわりに内コイル2が巻回され、
該内コイル2の外側にはスペーサ3を介して外コ
イル4が巻回されている。このように、内コイル
2と外コイル4との間には例えばポリエステル樹
脂積層材からなるスペーサ3が介在することによ
つて流路5が形成され、流路5を冷風が流れるこ
とによつて内コイル2及び外コイル4が冷却され
る。
従来、第1図、第2図に示す構造となつている。
即ち、鉄心1のまわりに内コイル2が巻回され、
該内コイル2の外側にはスペーサ3を介して外コ
イル4が巻回されている。このように、内コイル
2と外コイル4との間には例えばポリエステル樹
脂積層材からなるスペーサ3が介在することによ
つて流路5が形成され、流路5を冷風が流れるこ
とによつて内コイル2及び外コイル4が冷却され
る。
ところが、中実のスペーサ3(第3図参照)が
介在していることから、内コイル2及び外コイル
4のうちスペーサ3と接触している部分からは冷
却されず、コイルの冷却効果が十分でないという
問題がある。
介在していることから、内コイル2及び外コイル
4のうちスペーサ3と接触している部分からは冷
却されず、コイルの冷却効果が十分でないという
問題がある。
(4) 考案の目的
そこで本考案は、より冷却効果の高い電気機器
のコイルを提供することを目的とする。
のコイルを提供することを目的とする。
(5) 考案の概要
本考案は、コイルの内部にスペーサを介在させ
ることによつて冷風の流路を形成したコイルの構
造において、前記スペーサに通気路を形成したこ
とを特徴とする。
ることによつて冷風の流路を形成したコイルの構
造において、前記スペーサに通気路を形成したこ
とを特徴とする。
(5) 実施例
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて説
明する。なお、本考案は、前述した従来のコイル
の構造においてスペーサに改良を加えただけなの
で、コイル全体の説明は省略し、スペーサについ
てのみ説明する。
明する。なお、本考案は、前述した従来のコイル
の構造においてスペーサに改良を加えただけなの
で、コイル全体の説明は省略し、スペーサについ
てのみ説明する。
本考案は、第4図のようにスペーサ6に通気路
7を形成したものであり、本実施例では通気路7
として貫通孔が設けられている。第1図からわか
るように、板幅の広いスペーサ6の板厚方向(第
4図中、上下方向)へ冷風を流すことができない
ので、通気路7は板幅方向へ傾斜させて形成され
ている。通気路7を傾斜させたのは以下の理由に
よる。即ち、鉄心1は図示しない回転軸(第1図
中の左右方向へ伸びる)から放射方向へ突出し、
回転軸の回転中は流路5内の空気は遠心力を受け
て放射方向へ移動しようとするので、この遠心力
により、冷風が通気路7内へはいり込んで流れる
ようにしたものである。この通気路7は、内コイ
ル2及び外コイル4からスペーサ6へ伝わつた熱
が効率良く冷風によつて奪われるように、スペー
サ6の内部の全体に亘つて略等間隔で多数穿孔さ
れている。
7を形成したものであり、本実施例では通気路7
として貫通孔が設けられている。第1図からわか
るように、板幅の広いスペーサ6の板厚方向(第
4図中、上下方向)へ冷風を流すことができない
ので、通気路7は板幅方向へ傾斜させて形成され
ている。通気路7を傾斜させたのは以下の理由に
よる。即ち、鉄心1は図示しない回転軸(第1図
中の左右方向へ伸びる)から放射方向へ突出し、
回転軸の回転中は流路5内の空気は遠心力を受け
て放射方向へ移動しようとするので、この遠心力
により、冷風が通気路7内へはいり込んで流れる
ようにしたものである。この通気路7は、内コイ
ル2及び外コイル4からスペーサ6へ伝わつた熱
が効率良く冷風によつて奪われるように、スペー
サ6の内部の全体に亘つて略等間隔で多数穿孔さ
れている。
斯かる構造であることから、流路5を流れる冷
風は通気路7を通つてスペーサ6の内部を通過す
る。そして、通気路7内を通過する際に、内コイ
ル2及び外コイル4からスペーサ6へ伝わつた熱
を奪う。したがつて、内コイル2及び外コイル4
のうちスペーサ6と接触する部分からも冷却さ
れ、コイル全体が均等に効率良く冷却される。こ
れは、スペーサ6の内部全体に均一に多数の通気
路7を配設したからである。
風は通気路7を通つてスペーサ6の内部を通過す
る。そして、通気路7内を通過する際に、内コイ
ル2及び外コイル4からスペーサ6へ伝わつた熱
を奪う。したがつて、内コイル2及び外コイル4
のうちスペーサ6と接触する部分からも冷却さ
れ、コイル全体が均等に効率良く冷却される。こ
れは、スペーサ6の内部全体に均一に多数の通気
路7を配設したからである。
また、回転軸の回転によつてスペーサ6の長さ
方向へ遠心力が加わり、通気路7がスペーサ6の
長さ方向に対して斜めに形成されているので、冷
風は滞流を生じることなく通気路7内を流れる。
方向へ遠心力が加わり、通気路7がスペーサ6の
長さ方向に対して斜めに形成されているので、冷
風は滞流を生じることなく通気路7内を流れる。
なお、内コイル、外コイルとあるが、コイルが
二つだけあるという意味に限定するものではな
く、コイルが多重に巻回されているうちの任意の
一組について示すものである。本考案について
は、コイルとコイルとの間にスペーサが介在する
場合に限らず、鉄心とコイルとの間にスペーサを
介在させる場合についても適用できる。
二つだけあるという意味に限定するものではな
く、コイルが多重に巻回されているうちの任意の
一組について示すものである。本考案について
は、コイルとコイルとの間にスペーサが介在する
場合に限らず、鉄心とコイルとの間にスペーサを
介在させる場合についても適用できる。
(6) 考案の効果
以上説明したことからわかるように、本考案に
よる電気機器のコイル構造によれば、コイル間に
流路を形成するためのスペーサに、その内部全体
に亘つて均一に多数の通気路を形成したので、冷
風が通気路を流れてスペーサの全体が冷却され
る。このことは、コイルのうちの冷却されにくい
部分であるスペーサとの接触部が他の部分と同様
に効率良く冷却されることを意味する。
よる電気機器のコイル構造によれば、コイル間に
流路を形成するためのスペーサに、その内部全体
に亘つて均一に多数の通気路を形成したので、冷
風が通気路を流れてスペーサの全体が冷却され
る。このことは、コイルのうちの冷却されにくい
部分であるスペーサとの接触部が他の部分と同様
に効率良く冷却されることを意味する。
また、スペーサの長さ方向に対して通気路を傾
斜させているので、遠心力によつて冷風が通気路
内を放射方向へ移動し、冷風の流れが必然的に生
じる。このことは、前記の冷却効率を向上させる
ものである。
斜させているので、遠心力によつて冷風が通気路
内を放射方向へ移動し、冷風の流れが必然的に生
じる。このことは、前記の冷却効率を向上させる
ものである。
第1図〜第3図は従来のコイルの構造に係り、
第1図は正面図、第2図は第1図のA−A矢視断
面図、第3図はスペーサの斜視図、第4図は本考
案に係るコイルの構造に用いるスペーサの斜視図
である。 1……鉄心、2……内コイル、4……外コイ
ル、5……流路、6……スペーサ、7……通気
路。
第1図は正面図、第2図は第1図のA−A矢視断
面図、第3図はスペーサの斜視図、第4図は本考
案に係るコイルの構造に用いるスペーサの斜視図
である。 1……鉄心、2……内コイル、4……外コイ
ル、5……流路、6……スペーサ、7……通気
路。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 回転軸に固着した鉄心に内コイルを巻回し、内
コイルが巻回される巻回軸心と平行であつて内コ
イルのまわりに略等間隔に配置された複数の幅の
広いスペーサを介して、内コイルのまわりに外コ
イルを巻回した電気機器のコイルの構造におい
て、 内コイルと外コイルとの間に形成される流路で
あつてスペーサで仕切られる双方の流路を連通さ
せる通気路を形成し、該通気路はスペーサの内部
全体に亘つて均一に多数形成し、かつ回転時の冷
風の移動を容易ならしめるためにスペーサの長手
方向に対して傾斜させて設けたことを特徴とする
電気機器のコイルの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3948084U JPS60151114U (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 電気機器のコイルの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3948084U JPS60151114U (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 電気機器のコイルの構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60151114U JPS60151114U (ja) | 1985-10-07 |
JPH0214296Y2 true JPH0214296Y2 (ja) | 1990-04-18 |
Family
ID=30547460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3948084U Granted JPS60151114U (ja) | 1984-03-19 | 1984-03-19 | 電気機器のコイルの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60151114U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49113124A (ja) * | 1973-03-02 | 1974-10-29 |
-
1984
- 1984-03-19 JP JP3948084U patent/JPS60151114U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS49113124A (ja) * | 1973-03-02 | 1974-10-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60151114U (ja) | 1985-10-07 |
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