JPH0724541B2 - 食品ケーシング及びその製造方法 - Google Patents

食品ケーシング及びその製造方法

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JPH0724541B2
JPH0724541B2 JP14614792A JP14614792A JPH0724541B2 JP H0724541 B2 JPH0724541 B2 JP H0724541B2 JP 14614792 A JP14614792 A JP 14614792A JP 14614792 A JP14614792 A JP 14614792A JP H0724541 B2 JPH0724541 B2 JP H0724541B2
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トマス・エンゲル・ヒギンス
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BISKASE CORPORATION
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【発明の詳細な説明】
〔0001〕 [技術分野]本発明は一般に剥離し得る食品ケーシング
に関し、さらに詳細には高度に凝集性であり、かつ容易
にひだを除去し得るひだ付けされた棒状のケーシング、
及びその製造方法に関するものである。 〔0002〕 [従来技術]加工食品工業で使用される食品ケーシング
は一般に再生セルロース、セルロース誘導体、アルギン
酸化合物、コラーゲンなどから製造される種々な直径の
肉薄チューブである。これら食品ケーシングには繊維ウ
エブも埋め込むことができ、この種のケーシングは一般
に「繊維質食品ケーシング」又は「フアイブラスケーシ
ング」と当業界で呼ばれている。一般に、繊維質ケーシ
ング及び非繊維質ケーシングの両者は、内部に充填され
た食品を加工する際に容器として使用し得るか、或いは
最終製品に対する保護覆いとして作用する点で多機能の
用途を有する。しかしながら、ソーセージ肉工業におい
ては、たとえばフランクフルトソーセージのような小型
ソーセージから、たとえばポロニヤソーセージのような
大型寸法に至る各種のソーセージの製造は、一般に最終
包装の前に加工肉からケーシングを除去することを含ん
でいる。加工ソーセージからケーシングを剥離すること
は、特に多数の製品が含まれかつ販売操作において高速
度の自動充填式の剥離装置を使用することが望ましいよ
うなフランクフルトソーセージの製造においては大きな
問題を提起している。 〔0003〕ケーシングを肉塊から除去する場合、しば
しば若干の肉がケーシングに付着しかつケーシングと共
にソーセージから引裂かれてソーセージの表面損傷を引
起す傾向がある。他の場合には、肉エマルジヨンの組成
変化或いは加工条件の変化は、詰め込まれた食品からの
ケーシングの迅速な除去を阻げるような食品に対するケ
ーシングの粘着度をもたらすこともある。たとえは、ウ
イルコクソンに係る米国特許第2,424,346号、
マツクルア等に係る第2,514,660号、グレツグ
に係る第2,686,927号及びパーカース等に係る
第2,757,409号各公報に開示されたような高速
度の自動剥離装置の使用には、ケーシングがソーセージ
から分離するのに最小の抵抗しか生せず、或いは食品が
剥離器に詰まり、或いは剥離されないまま通過しないこ
とが特に必要である。不完全なケーシングの除去は、手
作業の選別及び剥離を必要とする。 〔0004〕従来、易剥離特性を有するケーシングを供
給すべく多くの試みがなされている。たとえばアンダー
ウツド等に係る米国特許第2,901,358号、フア
ースに係る第3,106,471号及び第3,158,
492号、チュー等に係る第3,307,956号、ワ
ルバツクに係る第3,442,663号、タリカに係る
第3,558,331号並びにチュー等に係る第3,8
98,348号各公報に開示されたように、食品ケーシ
ングの内壁部に或る種の被覆を施こして、充填ソーセー
ジ製品からのケーシングの剥離特性を改善し得ることが
当業界で知られている。 〔0005〕良好な剥離特性を有する食品ケーシング
は、しばしば自動食品充填操作の前に或いはその時点で
剥離特性とは無関係な他の問題を提起する。たとえば、
ウインナソーセージ、フランクフルトソーセージなどの
ような食品を詰めるために一般に使用されるケーシング
は、典型的には約16〜50m若しくはそれ以上の長さ
かつ約2.2〜6.3cm若しくはそれ以上の巾の寸法
を有する連続した長さで加工され、これらをひだ付けさ
れたケーシング棒に成形する。ケーシングは、使用前に
長さ30〜60cmのひだ付けされたひだ付きのケーシ
ング棒として貯蔵される。ひだ付けされたケーシング棒
の2つの性質が特に重要であり、すなわちひだ付き棒と
しての一体性を維持するが複数のひだ付き片まで「破
壊」しない棒の能力に関係する棒の「凝集性」と、ケー
シングを引裂いてしまうような過度の力をかけることな
く充填直前にひだ付き棒のひだを除去する能力(すなわ
ち、ひだを容易に伸ばせること)に関する棒の「ひだ除
去能力」とである。たとえば、ブリツジフオードに係る
米国特許第3,451,827号公報に開示されたよう
な或る種の剥離被覆は、食品ケーシングの内表面に施こ
されると、ケーシングの機械的ひだ付けを阻害し、或い
はひだ付けされたケーシングの機械的充填を阻害するこ
とが判明した。たとえは、チユーに係る米国特許第3,
898,348号公報に開示されたようなその他の剥離
被覆は、優秀な剥離特性を与えるが、しばしばひだ付き
棒の凝集性の点で若干不満足な点が残る。 〔0006〕 〔発明の目的〕したがつて、本発明の目的は、食品の充
填及び加工に適しかつ内部に充填された加工食品から高
速度の自動ソーセージ剥離装置を使用して容易に剥離さ
れる被覆チューブ状セルロース食品ケーシングを提供す
ることである。本発明の他の目的は、ケーシングをひだ
付けする際改良された凝集性を与え、かつひだ除去の
際、ケーシングの引裂を最小化させ若しくは除去するよ
うなひだ除去力によつて容易にひだを除夫し得るような
被覆チューブ状セルロース食品ケーシング、並びにその
製造方法を提供することである。本発明のその他の目的
及び利点は以下の説明から明らかとなるであろう。 〔0007〕 〔発明の概要〕本発明は、内表面に被覆を有し、この被
覆が少なくとも3成分からなり、第1の成分が水溶性セ
ルロースエーテルであり、第2の成分が少なくとも1種
の脂肪酸部分エステルの水不溶性酸化アルキレンアダク
トであり、かつ第3の成分が動物性及び植物性油、鉱物
油及びシリコーン油よりなる群から選択される油であ
り、前記被覆の前記第1成分がケーシング内表面に対し
約7.75mg/m約108.5mg/mの量で存
在し、前記第2の成分がケーシング内表面の約7.75
mg/m約155mg/mの量で存在し、かつ前記
第3の成分がケーシング表面の約1.55〜約4651
mg/mの量で被覆中に存在し、食品を充填するのに
適し、かつその内部で加工された食品から容易に剥離し
得ることを特徴とするチューブ状のセルロースケーシン
グに関するものである。また、本発明は、少なくとも上
記の3成分からなる被覆をチューブ状のセルロース食品
ケーシングに施こすことからなる被覆チューブ状セルロ
ース食品ケーシングの製造方法に関するものである。さ
らに、本発明は、上記被覆ケーシングに食品を詰める工
程を含むケーシングの使用方法に関するものである。本
発明の方法により製造されるケーシングは、広範囲の組
成及び加工条件により食品を製造する際に使用すること
ができ、次いで食品の表面を阻害することなく高速度の
自動剥離装置を用いてかつ高効率の剥離により加工食品
から容易に除去することができる。 〔0008〕 〔発明の具体的説明〕本発明の食品ケーシングはチュー
ブ状ケーシング、特に内表面に被覆組成物を施こすこと
により任意の公知方法にしたがつて加工される再生セル
ロース及び繊維強化再生セルロースのケーシングから製
造することができ、前記被覆組成物は以下詳細に説明す
る成分を含有する。ケーシングの長さは、一般にひだ付
けされて貯蔵、取扱い及び自動充填装置によるその後の
使用を容易にするためひだ付けされたケーシング棒にす
る。チューブ状ケーシングの長さをひだ付けしてひだ付
けされたケーシング棒を得るのに使用する典型的な方法
及び装置は、たとえはマテツキーに係る米国特許第2,
984,574号及びマルバツハに係る第3,110,
058号公報に開示されており、これら両特許の開示を
参考のためここに引用する。
〔0009〕ひだ付けされたケーシング棒は、食品エマ
ルジヨンを詰める際、引裂き又はその他の損傷を受ける
ことなく容易に伸ばしすなわちひだ除去されねばなら
ず、しかもひだ付けされた棒は自立性となつて破壊する
ことなくその取扱いを可能にすると共に、手動及び自動
の食品充填装置により面倒のない操作を可能にするのに
充分な凝集強度、すなわち「凝集性」を示さねばならな
い。しかしながら、或る種の水溶性エーテルを使用し
て、びだ付けされたケーシング棒の形態で作成された食
品ケーシングへ剥離特性を付与する場合、互いにからみ
合つたケーシングのひだは互いに粘着し合う傾向を有し
(いはゆる「ひだのブロツキング」)、次いでケーシン
グは肉エマルジヨンを充填する際損傷されることが判明
した。 〔0010〕本発明に有用な被覆の1必須成分は水溶性
セルロースエーテル、又は水溶性セルロースエーテルの
混合物である。使用し得る典型的な水溶性セルロースエ
ーテルは、非イオン性の水溶性アルキル及びヒドロキシ
アルキルセルロースエーテル、たとえばメチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシ
プロピルセルロース、エチルメチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース及びエチルヒドロキシエチルセル
ロース、並びに好ましくは陰イオン性の水溶性セルロー
スエーテル、たとえばカルボキシメチルセルロース及び
カルボキシメチルヒドロキシエチルセルロースである。
工業的には、カルボキシメチルセルロース(ここでは
「CMC」とも呼ぶ)及びカルボキシメチルヒドロキシ
エチルセルロースは殆んど常にナトリウム塩として販売
され、この商品をナトリウム塩と呼ばないことが充分確
立された商業慣例である。本出願の目的で、これら材料
の説明はナトリウム塩及びその他のアルカリ金属塩を包
含する。さらに、アルカリ可溶性セルロースエーテル、
たとえばアルカリ可溶性メチルセルロース及びヒドロキ
シエチルセルロースも適しており、本出願の目的で水溶
性という定義はこれらアルカリ可溶性のセルロースエー
テルも包含することを意図する。 〔0011〕所望の剥離特性を付与するのに必要とされ
る食品ケーシングの内表面に存在させる水溶性セルロー
スエーテルの量は広範囲で変化することもできるが、極
めて少量が実際に必要とされる。一般に、本発明のチュ
ーブ状ケーシングはケーシング表面1m当り約7.7
5mgのセルロースエーテルから約108.5mgま
で、好ましくはケーシング内表面に対し約38.7mg
/m〜約54.3mg/mのセルロースエーテルを
含有する。108.5mg/mより多いセルロースエ
ーテルにおいては、いわゆる「滲出」、すなわち充填食
品の脂肪成分の表面滲出が生じ得る。 〔0012〕本発明に有用な被覆の他の必須成分は1種
若しくはそれ以上の脂肪酸部分エステルの水不溶性酸化
アルキレンアダクト又はその混合物であり、酸化アルキ
レン部分は1〜4個の炭素原子、好ましくは2個の炭素
原子を有する。アダクトは好ましくはアルコキシル化グ
リセライド、特に好ましくはエトキシル化モノ−及びジ
−グリセライド、最も好ましくはエトキシル化モノグリ
セライド及びその混合物である。しかしながら、上記種
類の脂肪酸部分エステルの範囲内にある他の水不浴性ア
ダクトも本発明の範囲内に入る。本明細書において、
「水不溶性」という用語は、本発明のアダクトについて
言及する場合、約10〜約13、より好ましくは約11
〜約13の範囲の親水性−親油性バランス(HLB)値
を有する任意のこの種のアダクトを示すことを意味す
る。上記範囲のHLB値内にある脂肪酸または脂肪酸部
分エステルの水不浴性酸化アルキレンアダクトは当業界
で周知されており、容易に入手することができる。特に
好適な種類の本発明の範囲内にある組成物は、式: R−C−R又はR(CO)
〔Rは10〜24個の炭素原子を有する長鎖の脂肪酸
基であり、Rは−(CO)Hであり、ここで
nは1〜40の整数、Rは水素または炭素数10〜2
4を有する長鎖脂肪酸基である〕により示されるもので
ある。この種の特に好適な化合物は周知されており、米
国特許第3,490,918号におけるその製造方法と
共に詳細に記載されており、参考のためここに引用す
る。この種類の特に好適なアダクトは「マゾール80M
G」、すなわちメイザー・ケミカルス社の商品として市
販されている。他の有用なアダクトは次のものを包含す
る:ポリオキシエチレン(5)ソルビタンモノオレエー
ト(HLB No=10.0);ポリオキシエチレング
リコール(400)ジラウレート(HLB No=1
0.0);ポリオキシエチレン(9)モノステアレート
(HLB No=11.2);ポリオキシエチレン
(9)モノオレエート(HLB No=11.0);ポ
リエチレングリコール(400)モノタレート(HLB
No=11.0);ポリエチレングリコール(400
0)モノステアレート(HLB No=13.0)な
ど。 〔0013〕このアダクト又はアダクトの混合物は一般
にケーシング内表面に対し約7.75〜約155mg/
、好ましくは約7.75〜約41.9mg/m
量でチューブ状ケーシングに使用される。アダクト又は
アダクトの混合物を約7.75mg/m未満の量で存
在させると、ひだのブロツキング及びその後のシヤーリ
ング除去時におけるケーシングの引裂が起こり、また1
55mg/mより多いアダクトのレベルではひだ付け
された棒の凝集性を低下させる傾向がある。本発明に有
用な被覆の第3の必須成分は動物性及び植物性油、鉱物
油及びシリコーン油よりなる群から選択される油であ
る。この第3の成分は被覆組成物として又は別の流れか
らケーシングへ施こすことができる。ケーシングの内表
面に存在させる第3成分の量は、ケーシング表面に対し
約1.55〜約4651mg/m、好ましくは約1.
55〜約775mg/m、特に好ましくは約1.55
〜約77.5mg/mとすべきである。 〔0014〕第3成分として使用するのに適する材料は
精製動物及び植物油を包含し、これらは一般に室温で液
体であるか又は約38℃未満の融点を有し、或いは食品
級の鉱物油及びシリコーン油であるが、好ましくは鉱物
油である。ケーシング内表面へセルロースエーテル被覆
を施こすことは、多数の周知方法のいずれかを用いて達
成することができる。たとえば、水溶性セルロースエー
テルを含有する被覆組成物を液体の「スラグ」としてケ
ーシング中へ導入し、液体スラグ中にケーシングを前進
させてその内表面を被覆することができる。或いは、好
適方法は、水性の被覆組成物をケーシングを前進させる
中空マンドレルを介してケーシングの内表面へ施こすこ
とであり、たとえばブリツチフオードに係る米国特許第
3,451,827号公報に記載されたと同様な方法で
ケーシングシヤーリング装置のマンドレルを使用する。 〔0015〕本発明の被覆されたチューブ状の繊維質及
び非繊維質ケーシングを製造するには、セルロースエー
テルの水溶液が最も適し、かつ好適であることが判明し
た。これらの水溶液はより均一なセルロースエーテルの
被覆を与えると共に、ケーシングの表面に施こされる所
望の被覆のセルロースエーテル及びその他成分の量を良
好に調節する。しかしながら、或る種の用途に使用され
るケーシングを製造するには、懸濁物として水溶性セル
ロースエーテルを含有する被覆組成物を施こせば充分で
ある。さらに、本発明に有用な水性被覆組成物は必要に
応じ被覆溶液の重量に対し10〜90重量%の量のポリ
オールを含有することもでき、好ましくは含有する。こ
のポリオールは3〜6個の炭素原子と少なくとも2個の
ヒドロキシル基とを含有する。使用し得る典型的なポリ
オールはグリセリン、プロピレングリコール、トリエチ
レングリコール及びソルビトールである。使用し得るポ
リオールの量は一般に被覆組成物の所望の粘度に依存
し、さらに以下詳細に説明するように処理されるチュー
ブ状ケーシングが耐え得る水量に依存する。他の機能と
しては、ポリオールは特に米国特許第3,981,04
1号に記載されかつ公知であるようにケーシング自体に
おける「保湿剤」として作用する。(参考のため前記米
国特許をここに引用する)。ひだ付けされたケーシング
棒の製造、並びに特にひだ付操作及び充填操作に高速度
自動装置を使用する場合各種の食品を処理するのに使用
するひだ付けされたケーシング棒の適性に対し影響を及
ぼす多くの因子が知られている。たとえば、チューブ状
ケーシングの水分含量が約25重量%より多くなれば、
適正なひだ及びひだ付け模様を形成するのに困難が生
じ、かつ得られるひだ付けされたケーシング棒の「折曲
及び捩れ」が生じて充填操作をより困難にすることが当
業界で周知されている。さらに、ひだ付け工程の際に水
をケーシングに施こす場合、過剰量の水の使用はケーシ
ングをひだ付けマンドレルの上に付着させ、その結果不
可能ではないが加工を極めて困難にすることも判明して
いる。 〔0016〕したがつて、チューブ状ケーシングがひだ
付け操作の前又はその間にひだ付けマンドレル上を通過
している間、ここに記載した被覆組成物を施こすことが
望ましければ、水溶性セルロースエーテルでケーシング
の内表面を処理する際に施こす被覆組成物の量を調節し
て、ケーシングに加えられる水の量を制限せねばならな
いことが判明した。本発明によれば、被覆されたケーシ
ングは、上記の問題を回避すると共に粘着凝集性を最適
化するには約11.0〜25.0重量%、好ましくは約
14.0〜約22.0重量%、より好ましくは15.0
〜19.0重量%の水分含量を有すべきである。 〔0017〕さらに、過剰の被覆組成物が損失されかつ
浪費されるのを防止し、或いはひだ付けされた棒の局部
領域に蓄積してこれに悪影響をもたらすのを防止するた
め、ケーシングにより吸収され得るよりも多量の被覆組
成物を施こすのを避けることが特に有利である。一般
に、約31g/m以下、好ましくは約7.75g/m
以下の被覆組成物をチューブ状ケーシングの内表面に
施こすべきである。たとえば、フランクフルトソーセー
ジなどの食品を製造する際に使用されるような自動食品
充填装置を用いて使用するひだ付けされたケーシング棒
の適性に影響を与えるため特に重要であることが知られ
た他の因子は、自立性物品としてのひだ付き棒の耐久性
又は凝集性である。充填装置に装着する前のひだ付き棒
の分解又は破壊は、この棒体を使用に不適当にする。し
たがつて、ひだ付きされたケーシング棒に成形すべきチ
ューブ状の食品ケーシングへ被覆を施こすような任意の
処理は、ひだ付き棒の凝集性に対し悪影響を及ぼしては
ならず、かつ被覆材料及びその塗布方法は凝集性に対す
るその効果を考慮せねばならない。以下、ひだ付けされ
たケーシング棒に関するこの重要な特性を決定するため
使用される凝集性試験につき説明する。 〔0018〕凝集性試験方法 ケーシング棒の凝集性は、棒体を破壊する際の曲げモー
メント(cm−kg又はインチ−ポンド)を測定して決
定される。基板上に固定されかつ間隔(D)で離間した
2つのV−切欠支持ブラケツトにケーシング棒を載置
し、この場合ケーシング棒の長さの約80〜90%を試
験する。10.2cm(4インチ)未満の間隔Dにて離
間したV−切欠支柱を備えた加圧部材を、ケーシング棒
の頂部に対し中心的に下降させる。下降圧力は、モータ
作動式ラツク及び加圧部材の中心に固定された圧力計
(たとえばフンター・フオース・インジケータ、モデル
L−1M型、「ホールド・アツト・マキシマム・デバイ
ス」)に対するピニオン連結によつて与えられる。この
力は、ケーシング棒が破壊するまで順次に増大される。
この力の読みP(kg)を記録する。装置での破断にお
ける曲げモーメント(cm−kg)はP/2×2cm−
kgに等しく、したがつて力の読みPはケーシング棒を
破断するのに要する曲げモーメントのcm−kgに等し
い。一般に、許容し得る凝集性を有すると考えられるに
は、少なくとも約1.15cm−kg(1.0インチ−
ポンド)の凝集性がケーシング棒に対し必要とされ、少
なくとも約2.9cm−kg(2.5インチ−ポンド)
若しくはそれ以上の凝集性が特に適しておりかつ好適で
ある。 〔0019〕自動食品充填装置を用いて使用するひだ付
けされたケーシング棒の適性に影響を与える点で重要な
他の因子は、ケーシングをひだ除去するのに必要とされ
るひだ除去力である。所要のひだ除去力が過度であれ
ば、ひだ除去の際にケーシングの引裂きが起こるであろ
う。下記するように、ひだ除去力の試験を使用して本発
明の被覆ケーシングを評価した。 〔0020〕ひだ除去力の試験 この試験を用いて、充填する方向で選択ケーシング棒を
ひだ除去するのに必要とされる力を決定した。使用した
装置は、圧力計(モデルL−1型、アメテツク・テスチ
ング・エクイツプメント・システム社製、0.0045
kg増分にて0〜0.45kgを計測する)及びひだ付
けされた棒につきケーシングを引張りかつひだ除去する
のに使用される附属リール装置を備えたプーリーよりな
つている。この装置を使用して、ケーシング棒を毎分
1.14mの一定速度で引張りかつひだ除去する。ひだ
除去力の試験に関する試験手順は次の工程からなつてい
る: (a) 選択したひだ付き棒から約5.1cmの試料を
棒体の開口端部、中間部及び閉端部から切取る。 (b) 各棒体試料の端部を手によつて約2.5cmだ
けひだ除去する。棒体の円錐部分の周りにテープを巻付
けて、その円錐部位においてケーシングがひだ除去され
ないように確保する。 (c) 棒体のひだ除去された部分をばねクランプによ
り力計に固定し、糸を力計に取付ける。棒体の他端部
を、プーリーに取付けられたリール装置へ固定する。 (d) リール装置とプーリー機構とを始動させて、ケ
ーシングのひだ除去を開始する。2つの間隔で力計によ
り測定値を読んでひだ除去力を測定し、最頻度(「モー
ダル」)の力読みを与える。一般に、0.295kg未
満のモーダルのシヤーリング除去力が好適であり、0.
25kg未満の力が特に好適である。以下の例により本
発明をより詳細に説明するが、これら実施例にのみ本発
明は限定されない。特記しない限り、部数及び%は全て
重量による。 〔0021〕例 1 下記第I表に示した組成を有する本発明の範囲内にある
数種の被覆組成物を調製した。比較組成物Aとして下記
第I表に示した比較組成物は、チューに係る米国特許第
3,898,348号公報に詳細に記載されたように被
覆添加物として「ワイーン−80」(商品名)を用いて
調製し、下記する方法にしたがつて調製した。下記第I
表に詳細に記載するように、本発明の組成物1〜3は被
覆添加物として「マゾール80MG」を使用したのに対
し、本発明の組成物4は被覆添加物として「アルドスパ
ース MS20」(商品名)を使用し、組成物5は「ペ
ゴスパース400 MO」(商品名)を使用した。 〔0022〕
【表1】 〔0023〕上記第I表に記載した組成物を製造するに
際し、次の手順にしたがつた。先ずカルボキシメチルセ
ルロースをブレンダ中で水の1部分と混合し、次いで得
られた混合物をビーカーに移して高剪断実験室ミキサに
より混合した。次いで、他の成分を次のように順次に加
えた:被覆添加物(上記第I表に記載)、鉱物油、第I
表に示したような全水量を与えるための追加水、及びプ
ロピレングリコール。最後に、得られた混合物を10分
間混合し、次いでガウリンホモゲナイザにて281kg
/cmで2回ホモゲナイズした。次いで、各組成物を
ケーシング試料に被覆する直前に充分混合して、使用時
点における均質性を確保した。約3.0インチの寸法の
平巾を有する工業生産されたセルロースケーシング試料
を使用して、この例のケーシングを作成した。これらの
ケーシングをたとえばマテツキーに係る米国特許第2,
984,574号及びマルバツハに係る第3,110,
058号公報に開示されたような装置でひだ付けした。
各長さのケーシングがひだ付けされている際上記第I表
の特定の被覆組成物をケーシングの内表面1in当り
3.5mgの被覆組成物の量で施こし、その際ひだ付け
用マンドレルを介して計測すると共に膨張空気流を使用
した。次いで、被覆されたひだ付き棒を下記第II表に
示す性質につき試験した。 〔0024〕
【表2】 〔0025〕結果を比較する際、試験組成物を用いて作
成したケーシングを、同じロツトのケーシングから同時
に比較組成物について作成したケーシングと比較する必
要がある。この比較を以下説明する。第II表に示した
結果は、本発明の組成物1及び2によつて被覆されたケ
ーシングが上記の「凝集性試験法」を用いた場合それぞ
れ3.38及び4.73cm−kgのひだ付き棒凝集値
を与えることを示しており、これは米国特許第3,89
8,348号公報の例IIIにしたがう被覆を用いた比
較組成物Aで被覆した棒体を破壊するのに必要とされる
2.32インチ−ポンドよりも明らかに優れている。凝
集性に基づき、組成物1及び2で被覆されたケーシング
は従来技術の比較組成物Aよりも顕著な改善をもたらす
と考えられる。何故なら、被覆されたひだ付き棒に関す
るひだ除去力(上記「ひだ除去力試験」による測定)及
び被覆溶液の安定性(被覆溶液を72時間静置し、次い
でこれらを相分離の%を肉眼検査して測定する)を含め
他の物理的性質が同等であるからである。組成物2は本
発明の最も好適な被覆組成物である。エトキシル化され
ていない被覆添加物、すなわちソルビタンモノオレエー
トを使用する比較組成物Bは、比較組成物Aよりもずつ
と貧弱な凝集性の結果、すなわち1.18インチ−ポン
ドを示した。組成物1及び2で使用したように「マゾー
ル 80MG」の形態で本発明の被覆添加物を使用した
組成物3は、5.43g/mのレベルでケーシングを
被覆するよう使用した場合、ケーシング棒につき19.
3重量%の水分含量と0.133kgのモーダル・ひだ
除去力とを有する被覆ケーシングを与えた。 〔0026〕上記第II表に示した被覆ケーシングの性
質に加え、組成物2で被覆したケーシングの剥離性を高
速度自動剥離装置を用いて比較組成物Aで被覆したケー
シングの剥離性と比較した。これら2つの組成物は同等
な優秀な剥離性を有するケーシングを与えることが判明
した。組成物4は本発明の被覆添加物の1種、すなわち
0.15%のアルドスパースMS20と水不溶性のポリ
オキシエチレン(20)グリセリンモノステアレートと
を使用した。ケーシングを被覆するのに使用する場合、
得られたひだ付き棒は2.55cm−kgの凝集値を示
した。ポリオキシエチレン(20)モノステアレート被
覆添加物を使用するこの凝集値は、明らかに米国特許第
3,898,348号による被覆を用いる比較組成物C
で被覆した棒体を破壊するのに必要とされる1.43c
m−kgよりも優れている。ポリオキシエチレン(2
0)グリセリンモノステアレートを含有する組成物4で
被覆したケーシングに対する0.18kgのひだ除去力
は許容し得るものであり、比較組成物Cについて見られ
る0.159kgのひだ除去力よりも僅かな増加を示
す。3時間後に組成物4で観察された僅かの分離は、組
成物の若干の攪拌が可能である条件下で被覆ケーシング
を製造する際に許容し得るものである。 〔0027〕72時間後に分離を示さない組成物がより
好適であるが、組成物4を使用して作成したケーシング
の凝集値及びひだ除去力は許容し得る仕上げ製品を示し
ている。組成物5は本発明の他の被覆添加物、すなわち
0.15%のペゴスパースMO、すなわち水不溶性ポリ
オキシエチレン(9)モノオレエートを使用する。ケー
シングを被覆するのに使用する場合、得られたひだ付き
棒は2.66の凝集値を示した。ポリオキシエチレン
(9)モノオレエート被覆添加物を使用するこの凝集値
は、明らかに米国特許第3,898,348号にしたが
う被覆を使用する比較組成物Dで被覆した棒体を破壊す
るのに要する1.75cm−kgよりも優れている。被
覆添加物ポリエチレングリコール(400)モノオレエ
ートを含有する組成物5で被覆したケーシングに対する
0.18kgのひだ除去力は許容し得るものであつて、
比較組成物Dで被覆したケーシングにつき見られる0.
159kgのひだ除去力よりも僅かの増加を示す。組成
物4で観察される僅かの分離は、被覆ケーシングの製造
に際し許容し得るものである。72時間後に分離を示さ
ない組成物が製造の容易さのためより好適であるが、組
成物5を使用して作成したケーシングの凝集値及びひだ
除去力の測定値は、本発明の教示にしたがつて改良され
たひだ付きソーセージケーシングの製品を示す。 〔0028〕例 2 例1の手順にしたがつて、下記第III表に示した組成
を有する本発明の範囲内にある数種の追加被覆組成物を
製造した。比較組成物Eとして下記第III表に示した
比較組成物は、被覆添加物として「ツイーン−80」を
使用して調製した。さらに、被覆添加物を使用せずに比
較例を調製した。下記第IV表に一層充分に記載したよ
うに、本発明の組成物6〜9はポリオキシエチレン
(5)ソルビタンモノオレエート、ポリエチレングリコ
ール(400)ジラウレート、ポリエチレングリコール
(400)モノステアレートとポリエチレングリコール
(400)モノタレート、及びポリオキシエチレンソル
ビタンモノオレエートを第IV表に示す市販製品として
使用した。下記第III表に記載した組成物を製造する
に際し、使用した手順は上記例1に記載したと同一であ
るが、ただし各成分の量は第III表に記載した通りで
ある。 〔0029〕上記例1に記載したような工業生産される
セルロースケーシングの試料を、ケーシングの内表面1
平方cm当り0.54kg/cmの量の被覆組成物を
与えるように、第III表に示した組成物のそれぞれで
処理した。次いで、ケーシングの各試料をひだ付けし
て、約35.6インチの長さのひだ付き被覆棒を形成さ
せた。次いで、このひだ付き被覆棒を、第V表に示した
性質につき試験した。これらの性質は上記例1に定義し
た通りである。これらの結果は、ケーシングの全重量当
り18.5〜21.5重量%の範囲の水分含量を有する
被覆棒を用いて、ひだ付けの7日後に行なつた試験につ
いて示し、その結果を下記第V表に示す。 〔0030〕
【表3】 〔0031〕
【表4】 〔0032〕
【表5】 〔0033〕特に、上記第V表に示した結果は、組成物
6〜8の連続混合若しくは攪拌を、これら組成物により
ケーシングを被覆する場合に行なわねばならないことを
示している。攪拌の必要性は、72時間の静置後におけ
る相分離%がこれら組成物につき90〜91%の範囲で
あるという結果に基づいている。これに対し、「ツイー
ン−80」を使用した比較組成物Eは72時間後に相分
離を示さなかつた。組成物6〜9は比較組成物Eと比較
して改良された結果を示した。殊に、組成物6〜9のそ
れぞれで被覆したひだ付きケーシングに関するモーダル
ひだ除去力は0.16〜0.24kg(0.35〜0.
52lb)であり、0.29kg(0.55lb)未満
の好適範囲内にあつた。これに対し、比較組成物Fは
0.44kg(0.96lb) というずつと高いモー
ダルひだ除去力を示し、また比較組成物Eは組成物6〜
8で被覆したひだ付きケーシングに対する値に匹敵する
0.16kg(0.37lb)のモーダルひだ除去力を
示した。組成物6〜8で被覆しかつ7日間熟成したケー
シングに対する凝集値は5.10〜1.37cm−kg
(4.43〜5.03インチ−lb)の範囲であつた。
これらは許容し得る値であると考えられ、比較組成物E
に対する4.07cm−kg(3.53インチ−lb)
の凝集値より優れ、かつ比較組成物Gに対する凝集値
5.40cm−kg(4.69インチ−lb)及び比較
組成物Fに対する凝集値5.28cm−kg(4.58
インチ−lb)に匹敵することが判る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 充填された食品から容易に剥離し得る被
    覆チューブ状セルロース質食品ケーシンングを製造する
    に際し、前記ケーシングへ少なくとも3成分からなる被
    覆を施こし、第1の成分を水溶性セルロースエーテルと
    し、第2の成分を少なくとも1種の脂肪酸又は脂肪酸部
    分エステルの水不溶性酸化アルキレンアダクトとし、第
    3の成分を動物及び植物油、鉱物油及びシリコーン油よ
    りなる群から選択される油とし、前記被覆の第1成分を
    ケーシング内表面に対し7.75〜108.5mg/m
    (0.005mg/in〜0.07mg/in
    の量で存在させ、第2成分をケーシング内表面の7.7
    5〜155mg/m(0.005〜0.1mg/in
    )の量で存在させ、かつ第3成分をケーシング表面に
    対し1.55〜4651mg/m(0.001〜3m
    g/in)の量で存在させ、前記ケーシングは食品を
    充填するのに適しかつその内部で処理された食品から容
    易に剥離し得ることを特徴とする、被覆されたチューブ
    状セルロース食品ケーシングの製造方法。
  2. 【請求項2】 アダクトが式: R−C−R 又は R(CO)
    [式中、Rは10〜24個の炭素原子を有する長鎖の
    脂肪酸基であり、Rは−(CO)Hであり、
    ここでnは1〜40の整数であり、Rは水素または炭
    素原子数10〜24を有する長鎖脂肪酸基である]によ
    り示される特許請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】 ケーシングに施こす被覆がさらに約10
    〜90重量%の3〜6個の炭素原子を有しかつ少なくと
    も2個のヒドロキシノ基を有するポリオールを含有し、
    このポリオールを少なくとも0.15:1.0のポリオ
    ール対水の重量比で存在させる特許請求の範囲第1項記
    載の方法。
  4. 【請求項4】 水溶性セルロースエーテルをメチルセル
    ロース、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
    ルセルロース、カルボキシメチルヒドロキシエチルセル
    ロース、ヒドロキシプロピルセルロース及びヒドロキシ
    プロピルメチルセルロースよりなる群から選択する特許
    請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】 アダクトがエトキシル化モノグリセライ
    ドの混合物からなる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. 【請求項6】 被覆の水溶性セルロースエーテル成分を
    ケーシング表面に対し38.7〜54.3mg/m
    (0.025〜0.035mg/in)の量で存在
    させる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 第3成分が、1.55〜775mg/m
    (0.001mg/in〜0.5mg/in)の
    量で存在する鉱物油からなる特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  8. 【請求項8】 ケーシングを被覆後にひだ付けしてひだ
    付き被覆ケーシングを形成し、このひだ付き被覆ケーシ
    ングは少なくとも2.92cm−kg(2.5インチ−
    ポンド)の凝集性を有する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
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