JPH0724498U - ドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装置 - Google Patents

ドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装置

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JPH0724498U
JPH0724498U JP5373493U JP5373493U JPH0724498U JP H0724498 U JPH0724498 U JP H0724498U JP 5373493 U JP5373493 U JP 5373493U JP 5373493 U JP5373493 U JP 5373493U JP H0724498 U JPH0724498 U JP H0724498U
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JP
Japan
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water quality
drum
sodium phosphate
water
value
Prior art date
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Pending
Application number
JP5373493U
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English (en)
Inventor
雅司 木山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikkiso Co Ltd
Original Assignee
Nikkiso Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0724498U publication Critical patent/JPH0724498U/ja
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  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)
  • Control Of Non-Electrical Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラム水の水質を適正に測定して、リン酸ソ
ーダの注入を適正かつ自動的に行うことができるドラム
型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装置を
提供する。 【構成】 ドラム水の水質を測定する導電率計および/
またはpH計および/またはリン酸イオン計からなる水
質測定器20を設け、一方水質の許容値の最大値Aと最
小値Bとをそれぞれ設定する水質許容値設定手段22
A、22Bを設け、水質測定器20によるドラム水の水
質測定値を水質許容値設定手段22A、22Bに設定さ
れた水質許容値A、Bと比較して、前記測定値が前記許
容値より外れた際に、リン酸ソーダの注入の開始または
その停止を行う制御手段24,26を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、火力発電所等のドラム型ボイラプラントにおけるボイラ水の水質調 整装置に係り、特にドラム水のpH値調整剤もしくは軟化剤として使用するリン 酸ソーダの自動注入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
火力発電所等では、ボイラ水の水質に起因するプラント構成材の腐食事故を防 止するために、試料採取装置、水質管理計器および薬液注入装置からなる水質調 整装置を設けて、水質の調整を行っている。
【0003】 特に、ドラム型ボイラプラントにおいては、図2に示すように、ドラム10内 にボイラ水を貯留する構造のため、ドラム内のボイラ水(以下、ドラム水という )の水質調整のためのpH値調整剤もしくは軟化剤として、リン酸ソーダを使用 してこれを適宜ドラム内に注入し、ドラム水のpH値を適正に保持している。ま た、リン酸ソーダを使用することにより、ドラム水中の不純物を不溶性の浮遊物 にして、この不純物をボイラの発生蒸気にキャリーオーバーさせることなく、さ らにはプラント構成材におけるスケールの発生および成長を防止するように設定 している。なお、図2において、参照符号12は試料採取装置、14はリン酸ソ ーダ注入ポンプをそれぞれ示す。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに、従来においては、プラント運転員が、ドラム水のpH値を試料水採 取装置12に設けたpH計により監視して、適宜リン酸ソーダ注入ポンプ14を 起動および停止させ、ドラム水の水質調整を行っている。
【0005】 しかしながら、pH計は、これを適正に運用するために、試料水の流量点検、 調整および試料水の温度調整(25℃)さらには比較電極にKCl溶液の補充お よびバッファ校正および電極の汚れのチェック等を必要とする。
【0006】 このため、プラント運転員の負担が増大するばかりではなく、プラント運転員 の不注意やpH計等の測定値の信頼性等の問題により、プラント構成材について 腐食事故を発生する等の難点を有していた。
【0007】 そこで、本考案の目的は、ドラム水の水質を適正に測定して、リン酸ソーダの 注入を適正かつ自動的に行うことができるドラム型ボイラプラントにおけるリン 酸ソーダ自動注入装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
先の目的を達成するために、本考案に係るドラム型ボイラプラントにおけるリ ン酸ソーダ自動注入装置は、ドラム水の水質を測定する導電率計および/または pH計および/またはリン酸イオン計からなる水質測定器を設け、一方水質の許 容値を設定する水質許容値設定手段を設け、前記水質測定器によるドラム水の水 質測定値を前記水質許容値設定手段に設定された水質許容値と比較して、前記測 定値が前記許容値より外れた際に、リン酸ソーダの注入またはその停止を行う制 御手段を設けることを特徴とする。
【0009】 この場合、リン酸ソーダの注入およびその停止を行う制御手段は、水質測定値 が最小許容値以下の場合にプラントの運転状態を示す信号とのAND条件により 前記注入を開始する制御手段と、水質測定値が許容値以上の場合または前記注入 開始制御手段のタイマ設定時間の終了により前記注入を停止する制御手段とから 構成すれば、好適である。
【0010】
【作用】
本考案に係るドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装置によ れば、ドラム水の水質を測定し、この水質測定値を予め設定された許容値と比較 し、水質測定値が許容値の範囲外となった際に、リン酸ソーダの注入を自動的に 開始または停止制御するよう構成することにより、ドラム水の水質に起因するプ ラント構成材の腐食事故を有効に防止することができる。
【0011】
【実施例】
次に、本考案に係るドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装 置の実施例について、添付図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0012】 図1は、本考案に係るリン酸ソーダ自動注入装置の一実施例を示す制御系統図 である。しかるに、図1において、参照符号20は導電率計またはpH計または リン酸イオン計からなる水質測定器を示す。また、参照符号22Aおよび22B は、水質調整器20により測定される水質(導電率またはpH値またはリン酸イ オン値)に対応する最小許容値Aおよび許容値(設定値)Bをそれぞれ設定する 水質許容値設定手段を示す。そして、参照符号24および26は、リン酸ソーダ の注入の開始および停止を行う注入開始制御手段および注入停止制御手段をそれ ぞれ示す。なお、参照符号28はプラントの運転状態を表わす信号発生手段を示 し、また、参照符号30は注入開始制御手段24の起動時間を設定するオフディ レイタイマを示す。
【0013】 次に、前記構成からなる本実施例のリン酸ソーダ自動注入装置の動作につき説 明する。
【0014】 リン酸ソーダの注入開始制御手段24の始動は、信号発生手段28により発生 するボイラ運転状態を示す信号の状態で適宜インターロックされる。従って、ボ イラ運転停止時等には、前記注入開始制御手段24はインターロックされ、不必 要な注入を行わないよう構成されている。そこで、ボイラの運転状態において、 前記インターロックが解除されている場合に、ドラム水の導電率またはpH値ま たはリン酸イオン値が設定値A以下になると、リン酸ソーダの注入を、注入開始 制御手段24を介して自動的に開始させる。
【0015】 また、ドラム水の導電率またはpH値もしくはリン酸イオン値が、設定値B以 上またはオフディレイタイマ30の設定時間(注入開始時からの所定時間)にな ると、リン酸ソーダの注入を、注入停止制御手段26を介して自動的に停止させ る。
【0016】 このようにして、本実施例の装置によれば、ドラム水の水質を常に監視すると 共に、リン酸ソーダを許容範囲内で自動注入してドラム水の水質管理を簡便かつ 適正に行うことができる。
【0017】 以上、本考案の好適な実施例について説明したが、本考案は前記実施例に限定 されることなく、本考案の精神を逸脱しない範囲内において種々の設計変更をな し得ることは勿論である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係るドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソ ーダ自動注入装置は、ドラム水の水質を水質測定器によって測定し、この水質測 定値を予め設定された許容値とを比較し、水質測定器が許容値の範囲外となった 際に、リン酸ソーダの注入を自動的に開始または停止制御することによって、プ ラント構成材の腐食事故を有効に防止することができる。
【0019】 また、リン酸ソーダの注入開始動作は、プラントの運転状態すなわち運転停止 の場合等にインターロックされ、また、ドラム水の水質の変化に応じて、自動的 に開始および停止制御されるため、ドラム水に対するリン酸ソーダの適正注入に ついての信頼性を大幅に向上させることができると共に、プラント運転員の負担 を大幅に軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るリン酸ソーダ自動注入装置の一実
施例を示す概略制御系統図である。
【図2】ドラム型ボイラの概略系統図である。
【符号の説明】
10 ドラム 12 試料採取装置 14 リン酸ソーダ注入ポンプ 20 水質測定器 22A 最小許容値設定手段 22B 最大許容値設定手段 24 注入開始制御手段 26 注入停止制御手段 28 信号発生手段 30 オフディレイタイマ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドラム水のpH値等の水質を測定し、ド
    ラム水の水質が常に適正となるようにドラム中にリン酸
    ソーダを注入するよう構成したドラム型ボイラプラント
    において、 ドラム水の水質を測定する導電率計および/またはpH
    計および/またはリン酸イオン計からなる水質測定器を
    設け、一方水質の許容値を設定する水質許容値設定手段
    を設け、前記水質測定器によるドラム水の水質測定値を
    前記水質許容値設定手段に設定された水質許容値と比較
    して、前記測定値が前記許容値より外れた際に、リン酸
    ソーダの注入またはその停止を行う制御手段を設けるこ
    とを特徴とするドラム型ボイラプラントにおけるリン酸
    ソーダ自動注入装置。
  2. 【請求項2】 リン酸ソーダの注入およびその停止を行
    う制御手段は、水質測定値が最小許容値以下の場合にプ
    ラントの運転状態を示す信号とのAND条件により前記
    注入を開始する注入開始制御手段と、水質測定値が許容
    値以上の場合または前記注入開始制御手段のタイマ設定
    時間の終了により前記注入を停止する注入停止制御手段
    とからなる請求項1記載のドラム型ボイラプラントにお
    けるリン酸ソーダ自動注入装置。
JP5373493U 1993-10-04 1993-10-04 ドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装置 Pending JPH0724498U (ja)

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JP5373493U JPH0724498U (ja) 1993-10-04 1993-10-04 ドラム型ボイラプラントにおけるリン酸ソーダ自動注入装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011147893A (ja) * 2010-01-22 2011-08-04 Kurita Water Ind Ltd ボイラ水系の水処理方法
JP2018161640A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 メタウォーター株式会社 水処理装置及び水処理方法

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