JPH0724409B2 - 4相psk復調装置のキ−ド自動レベル制御回路 - Google Patents
4相psk復調装置のキ−ド自動レベル制御回路Info
- Publication number
- JPH0724409B2 JPH0724409B2 JP28048986A JP28048986A JPH0724409B2 JP H0724409 B2 JPH0724409 B2 JP H0724409B2 JP 28048986 A JP28048986 A JP 28048986A JP 28048986 A JP28048986 A JP 28048986A JP H0724409 B2 JPH0724409 B2 JP H0724409B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- phase psk
- signal
- level
- phase
- Prior art date
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- Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)
- Television Systems (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、高速データ伝送方式を採用した通信システ
ムの受信端末機などで利用される4相PSK復調回路のキ
ード自動レベル制御(ALC:Automatic Level Control)
回路に関するものである。
ムの受信端末機などで利用される4相PSK復調回路のキ
ード自動レベル制御(ALC:Automatic Level Control)
回路に関するものである。
従来の技術 RFTDM(Radio Frequency Time Division Multiple
x)方式の一例として、第2図の伝送フォーマットに示
すように、映像信号の垂直あるいは水平ブランキング期
間内に4相PSK変調した時分割多重音声データをバース
ト状に送出する方式がテレビジョン放送などの分野でも
使用されている。各音声データの先頭には、固定シンボ
ルによる位相変調波がプリアンブルとして付加されてい
る。
x)方式の一例として、第2図の伝送フォーマットに示
すように、映像信号の垂直あるいは水平ブランキング期
間内に4相PSK変調した時分割多重音声データをバース
ト状に送出する方式がテレビジョン放送などの分野でも
使用されている。各音声データの先頭には、固定シンボ
ルによる位相変調波がプリアンブルとして付加されてい
る。
この4相PSK変調信号の復調装置として、通常、搬送波
再生回路を有する同期検波方式のものが使用される。す
なわち、第3図に示すように、この4相PSK復調装置1
は、復調回路10と、この復調回路10に供給する搬送波を
再生するために再変調部21及びAFC部22から成る搬送波
再生回路20とで構成されると共に、通常、その前段には
中間周波増幅回路2が配置されている。
再生回路を有する同期検波方式のものが使用される。す
なわち、第3図に示すように、この4相PSK復調装置1
は、復調回路10と、この復調回路10に供給する搬送波を
再生するために再変調部21及びAFC部22から成る搬送波
再生回路20とで構成されると共に、通常、その前段には
中間周波増幅回路2が配置されている。
復調回路10内の乗算器11と12はダブルバランスト・ミキ
サーなどで構成されるが、入力信号レベルの変動、特に
これが過大になった時の非直線歪みの増加に伴い正常な
復調ができなくなるおそれがある。そこで、この復調回
路10に入力する信号レベルを常時一定に保つために、前
段の中間周波増幅回路2に自動利得制御(AGC)機能が
付加されると共に、その出力レベルが検波器3で検出さ
れ、これが常時一定値となるように中間周波増幅回路2
の増幅利得が自動調整される。
サーなどで構成されるが、入力信号レベルの変動、特に
これが過大になった時の非直線歪みの増加に伴い正常な
復調ができなくなるおそれがある。そこで、この復調回
路10に入力する信号レベルを常時一定に保つために、前
段の中間周波増幅回路2に自動利得制御(AGC)機能が
付加されると共に、その出力レベルが検波器3で検出さ
れ、これが常時一定値となるように中間周波増幅回路2
の増幅利得が自動調整される。
発明が解決しようとする問題点 上述のように、従来は4相PSK復調回路への入力信号レ
ベルを一定値に保つために、前段の中間周波増幅回路の
出力レベルを検波器で検出してAGCをかけている。この
ため実際には、検波器を構成するダイオードの温度特性
などに起因して4相PSK復調装置への入力信号レベルが
変動し、誤復調を引き起こすという問題がある。
ベルを一定値に保つために、前段の中間周波増幅回路の
出力レベルを検波器で検出してAGCをかけている。この
ため実際には、検波器を構成するダイオードの温度特性
などに起因して4相PSK復調装置への入力信号レベルが
変動し、誤復調を引き起こすという問題がある。
問題点を解決するための手段 本発明に係わる4相PSK復調装置のキードALC回路は、プ
リアンブルの復調信号の直流成分のレベルを検出するレ
ベル検出手段と、この検出値が一定となるように入力信
号のレベルを変化させる信号レベル可変手段とを備え、
温度特性が問題となるダイオード検波器を用いることな
く4相PSK復調装置への入力信号レベルを一定値に保つ
ように構成されている。
リアンブルの復調信号の直流成分のレベルを検出するレ
ベル検出手段と、この検出値が一定となるように入力信
号のレベルを変化させる信号レベル可変手段とを備え、
温度特性が問題となるダイオード検波器を用いることな
く4相PSK復調装置への入力信号レベルを一定値に保つ
ように構成されている。
以下、本発明の作用を実施例と共に詳細に説明する。
実施例 第1図は、本発明の一実施例のキード自動レベル制御
(ALC)回路4の構成を、4相PSK変調装置1とその前段
に配置されるAGC機能を有する中間周波増幅回路2と共
に示すブロック図である。
(ALC)回路4の構成を、4相PSK変調装置1とその前段
に配置されるAGC機能を有する中間周波増幅回路2と共
に示すブロック図である。
4相PSK復調装置1は、復調回路10と、この復調回路10
に供給する搬送波を再生するために再変調部21及びAFC
部22から成る搬送波再生回路20とで構成されている。
に供給する搬送波を再生するために再変調部21及びAFC
部22から成る搬送波再生回路20とで構成されている。
復調回路10は、乗算器11、12、90度位相シフト回路13、
低域通過濾波器14、15、リミタ16、17、復調信号出力端
子18、19を備えている。搬送波再生回路20は、プリアン
ブル期間に同期して出現するゲートパルスを受けてプリ
アンブル期間のみ閉ループ制御を行う。この搬送波再生
回路20の構成と動作は本発明のキードALC回路とは直接
関係しないので説明を省略するが、必要ならば1985年テ
レビジョン学会全国大会の予稿集に掲載された「MLSE方
式テレビジョン受像機における音声復調器」(講演番号
13−18)と題する本発明者らによる論文などを参照され
たい。
低域通過濾波器14、15、リミタ16、17、復調信号出力端
子18、19を備えている。搬送波再生回路20は、プリアン
ブル期間に同期して出現するゲートパルスを受けてプリ
アンブル期間のみ閉ループ制御を行う。この搬送波再生
回路20の構成と動作は本発明のキードALC回路とは直接
関係しないので説明を省略するが、必要ならば1985年テ
レビジョン学会全国大会の予稿集に掲載された「MLSE方
式テレビジョン受像機における音声復調器」(講演番号
13−18)と題する本発明者らによる論文などを参照され
たい。
キードALC回路4は、復調回路10の低域通過濾波器14か
ら出力される復調信号からその低周波成分を抽出する低
域通過濾波器41と、抽出された低周波成分をゲートパル
スに同期して保持するサンプル・ホールド回路42と、こ
のサンプル・ホールド回路に保持された直流成分と基準
電圧Vrefとの差に比例した電圧を出力する差動増幅回路
43とを備えている。
ら出力される復調信号からその低周波成分を抽出する低
域通過濾波器41と、抽出された低周波成分をゲートパル
スに同期して保持するサンプル・ホールド回路42と、こ
のサンプル・ホールド回路に保持された直流成分と基準
電圧Vrefとの差に比例した電圧を出力する差動増幅回路
43とを備えている。
中間周波増幅回路2の出力、すなわち4相PSK復調装置
1への入力信号Sを、 S=k1(Isinωt+Qcosωt) ・・(1) とする。ただし、IとQはシンボルであり、それぞれ+
1又は−1のいずれかの値をとる。
1への入力信号Sを、 S=k1(Isinωt+Qcosωt) ・・(1) とする。ただし、IとQはシンボルであり、それぞれ+
1又は−1のいずれかの値をとる。
また、搬送波再生回路20のAFC部22から90度位相シフト
回路13に供給される再生搬送波Aを、 A=k2sinωt ・・・(2) とすれば、90度位相シフト回路13から乗算器11の一方の
入力端子に供給される信号Bは、 B=k2sin(ωt−π/2)=−k2cosωt ・・・(3) となる。
回路13に供給される再生搬送波Aを、 A=k2sinωt ・・・(2) とすれば、90度位相シフト回路13から乗算器11の一方の
入力端子に供給される信号Bは、 B=k2sin(ωt−π/2)=−k2cosωt ・・・(3) となる。
従って、乗算器11の出力Cは、 C=S×B =−k1k2(Isinωt cosωt+Qcos2ωt) ・・・
(4) となる。
(4) となる。
ここで、プリアンブル期間内には、I=−1、Q=−1
と位相が固定されるものとすれば、この期間内の乗算器
11の出力Cpは、 Cp=k1k2(sinωt cosωt+cos2ωt) =k1k2(1+sin2ωt+cos2ωt)/2 ・・・(5) となる。
と位相が固定されるものとすれば、この期間内の乗算器
11の出力Cpは、 Cp=k1k2(sinωt cosωt+cos2ωt) =k1k2(1+sin2ωt+cos2ωt)/2 ・・・(5) となる。
従って、このプリアンブル期間の低域通過濾波器14の出
力Dは、 D=k1k2/2 ・・・(6) となる。
力Dは、 D=k1k2/2 ・・・(6) となる。
(6)式中のk2は、搬送波再生回路20のAFC部22から出
力される再生搬送波Aのレベルであり、これは通常AFC
部22内のリミタによって一定の値に保たれる。従って、
プリアンブル期間内の低域通過濾波器14からの出力D
は、4相PSK変調回路への入力信号レベルk1に比例する
ものとなる。
力される再生搬送波Aのレベルであり、これは通常AFC
部22内のリミタによって一定の値に保たれる。従って、
プリアンブル期間内の低域通過濾波器14からの出力D
は、4相PSK変調回路への入力信号レベルk1に比例する
ものとなる。
この出力Dは、低域通過濾波器41を通したのちゲートパ
ルスに同期してサンプル・ホールド回路42に保持され
る。なお、復調回路10内の低域通過濾波器14の帯域幅は
2ωとωの高周波成分を除去できるようωよりも十分狭
く設定され、低域通過濾波器41の帯域はさらに狭い値に
設定される。差動増幅回路43は、サンプル・ホールド42
に保持された電圧と基準電圧Vrefとの差分に比例する誤
差電圧をAGC機能を有する中間周波増幅回路2の利得制
御用入力端子に供給する。
ルスに同期してサンプル・ホールド回路42に保持され
る。なお、復調回路10内の低域通過濾波器14の帯域幅は
2ωとωの高周波成分を除去できるようωよりも十分狭
く設定され、低域通過濾波器41の帯域はさらに狭い値に
設定される。差動増幅回路43は、サンプル・ホールド42
に保持された電圧と基準電圧Vrefとの差分に比例する誤
差電圧をAGC機能を有する中間周波増幅回路2の利得制
御用入力端子に供給する。
以上、既存のAGC機能を有する中間周増幅回路をそのま
ま本発明のキードALC回路の一部として利用し、その増
幅利得を制御することによって自動レベル制御を行う構
成を例示した。
ま本発明のキードALC回路の一部として利用し、その増
幅利得を制御することによって自動レベル制御を行う構
成を例示した。
しかしながら、そのような中間周波増幅回路が設置され
ていない4相PSK復調装置などでは、その前段にpinダイ
オードによる可変減衰器を設置してその減衰量を制御す
るなどの構成を採用すればよい。
ていない4相PSK復調装置などでは、その前段にpinダイ
オードによる可変減衰器を設置してその減衰量を制御す
るなどの構成を採用すればよい。
発明の効果 以上詳細に説明したように、本発明のキードALC回路
は、固定位相のプリアンブルの復調信号の直流成分が4
相PSK復調回路への入力信号のレベルに比例することに
着目し、これを一定にするように入力信号のレベルを変
化させる構成であるから、温度特性が問題となるダイオ
ード検波器などを用いることなく安定なALCが可能とな
り、入力レベルの変動に起因する誤復調が有効に回避さ
れる。
は、固定位相のプリアンブルの復調信号の直流成分が4
相PSK復調回路への入力信号のレベルに比例することに
着目し、これを一定にするように入力信号のレベルを変
化させる構成であるから、温度特性が問題となるダイオ
ード検波器などを用いることなく安定なALCが可能とな
り、入力レベルの変動に起因する誤復調が有効に回避さ
れる。
第1図は本発明の一実施例のキードALC回路の構成を関
連の4相PSK復調回路やその前段に配置されるAGC機能を
有する中間周波増幅回路と共に示すブロック図、第2図
は4相PSK変調方式を用いるMUSE方式の信号フォーマッ
ト図、第3図は従来の4相PSK復調回路とその前段に配
置されるAGC機能を有する中間周波増幅回路と共に示す
ブロック図である。 1……4相PSK復調回路、2……AGC機能を有する中間周
波増幅回路、4……キードALC回路、10……復調回路、4
1……低域通過濾波器、42……サンプル・ホールド回
路、43……差動増幅回路。
連の4相PSK復調回路やその前段に配置されるAGC機能を
有する中間周波増幅回路と共に示すブロック図、第2図
は4相PSK変調方式を用いるMUSE方式の信号フォーマッ
ト図、第3図は従来の4相PSK復調回路とその前段に配
置されるAGC機能を有する中間周波増幅回路と共に示す
ブロック図である。 1……4相PSK復調回路、2……AGC機能を有する中間周
波増幅回路、4……キードALC回路、10……復調回路、4
1……低域通過濾波器、42……サンプル・ホールド回
路、43……差動増幅回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/08 7/081
Claims (2)
- 【請求項1】固定シンボルによる位相変調波がプリアン
ブルとして付加されている4相PSK変調信号に対する同
期検波方式の4相PSK復調装置への入力レベルを制御す
る回路であって、 前記プリアンブルの復調信号の直流成分のレベルを検出
するレベル検出手段と、この検出値を一定値に近付ける
ように前記4相PSK復調回路へ入力する信号のレベルを
変化させる信号レベル可変手段とを備えたことを特徴と
する4相PSK復調回路のキード自動レベル制御回路。 - 【請求項2】前記レベル検出手段は、復調信号の直流成
分を抽出する低域通過濾波回路及びこの抽出された直流
成分をプリアンブル信号の出現時点に同期して保持する
サンプル・ホールド回路から構成され、 前記信号レベル可変手段は、前記サンプル・ホールド回
路の出力と所定値との差分に比例する電圧を発生する差
動増幅回路及びこの差動増幅回路の出力に応じて増幅利
得を変化するAGC増幅回路から構成されることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の4相PSK復調回路のキ
ード自動レベル制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28048986A JPH0724409B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 4相psk復調装置のキ−ド自動レベル制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28048986A JPH0724409B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 4相psk復調装置のキ−ド自動レベル制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63133777A JPS63133777A (ja) | 1988-06-06 |
JPH0724409B2 true JPH0724409B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=17625791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28048986A Expired - Lifetime JPH0724409B2 (ja) | 1986-11-25 | 1986-11-25 | 4相psk復調装置のキ−ド自動レベル制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724409B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714187B1 (ko) * | 2004-01-28 | 2007-05-02 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4102859A1 (de) * | 1991-01-31 | 1992-08-20 | Thomson Brandt Gmbh | Rundfunkempfaenger mit nicam-decoder |
JPH04337931A (ja) * | 1991-05-15 | 1992-11-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | ダイバーシチ受信方式 |
JPH0511521U (ja) * | 1991-07-17 | 1993-02-12 | 富士通テン株式会社 | 直交復調回路 |
JP2004356939A (ja) | 2003-05-29 | 2004-12-16 | Fujitsu Component Ltd | 遠隔ユニット及び遠隔システム |
-
1986
- 1986-11-25 JP JP28048986A patent/JPH0724409B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100714187B1 (ko) * | 2004-01-28 | 2007-05-02 | 마쯔시다덴기산교 가부시키가이샤 | 플라즈마 디스플레이 패널의 구동 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63133777A (ja) | 1988-06-06 |
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