JPH072439U - 帯状パップ剤 - Google Patents

帯状パップ剤

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JPH072439U
JPH072439U JP3844193U JP3844193U JPH072439U JP H072439 U JPH072439 U JP H072439U JP 3844193 U JP3844193 U JP 3844193U JP 3844193 U JP3844193 U JP 3844193U JP H072439 U JPH072439 U JP H072439U
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JP
Japan
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drug layer
adhesive sheet
shaped
strip
poultice
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Pending
Application number
JP3844193U
Other languages
English (en)
Inventor
文子 石黒
久規 石黒
忠男 岡本
Original Assignee
大協薬品工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 患部及び患部周辺の筋肉や関節及び靱帯に対
しての補強作用を持ち、手足及び手首や肘や膝等の関節
等の動きが激しい部所に対しても有効であり、薬剤効果
の持続性が向上したパップ剤を得る。 【構成】 粘着層を有する粘着シート上に周縁を残して
薬剤層が設けられたパップ剤の粘着シートの一方に薬剤
層を片寄らせて設けたもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、湿布剤をはじめとするパップ剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、患部に薬剤を固定するには絆創膏によりパップ剤の複数部分を止め るように貼着して固定するか、パップ剤を覆うように別の粘着シートで貼着して 固定するか、パップ剤の薬剤層自体に粘着力を保持させて薬剤層のみを貼着して 固定するか、又は、パップ剤の上に包帯を巻回して固定する等により行われてい た。
【0003】 しかし、患部が繰り返し湾曲や伸縮ような動きをする部所である場合では、パ ップ剤を貼着してから時間経過と共に、患部が繰り返し湾曲や伸縮することによ り薬剤層部分と患部表面との間に空間ができ、絆創膏の粘着力も衰えてしまうの で剥離し易くなるという欠点があった。
【0004】 そこで、このような欠点を補うために、例えば、包帯や粘着シート等の薬剤層 を固定する役割を果たすもの又は薬剤層自身にに伸縮性を備えさせて患部がどの ような動きをしても剥離しないように密着性を向上させたものが提案されている 。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、薬剤を貼着した後、患部を動かさないように補強して固定する 必要がある場合では、一般に包帯を何回も巻回することにより固定していたが、 患部が包帯により何重にも巻回されているために、季節によってはムレが生じ易 く、そのため、ムレに起因した薬剤によるかぶれ等の二次的な薬害が発生する場 合もあった。
【0006】 また、従来の粘着シート等の薬剤層を固定する役割を果たすもの又は薬剤層自 身では、それらの構成からも補強の強さの点から不十分であった。
【0007】 そこで、このような難点を改良するために、本考案は、患部に対しては勿論、 患部周辺の筋肉や関節及び靱帯に対しての補強作用を持ち、手足及び手首や肘や 膝等の関節等の動きが激しい部所に対しても有効であり、薬剤効果の持続性が向 上したパップ剤を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成すべく、請求項1に係る考案は、粘着層を有する粘着シート上 に周縁を残して薬剤層が設けられたパップ剤において、 前記帯状の粘着シートの一方に薬剤層を片寄らせて設けたことを特徴とするも のである。
【0009】 また、請求項2に係る考案は、請求項1のパップ剤において、前記帯状の粘着 シートが伸縮性を備えたことを特徴とするものである。
【0010】 更に、請求項3に係る考案は、請求項1のパップ剤において、前記帯状の粘着 シート及び薬剤層に通風孔を設けたことを特徴とするものである。
【0011】 また、請求項4に係る考案は、請求項1のパップ剤において、前記薬剤層が粘 着力を有していることを特徴とするものである。
【0012】
【作用】
本考案の帯状パップ剤は、前記帯状の粘着シートの一方に薬剤層を片寄らせて 設けたものであるため、患部に薬剤層を密着させてから粘着層を巻回させること ができ、これにより、粘着シートが薬剤層をしっかりと固定するので、患部に対 しては勿論、患部周辺の筋肉や関節及び靱帯に対しての補強作用(テーピング作 用)を図ることができる。
【0013】 尚、帯状の粘着シートの長さは、少なくとも手首や足首等の患部に薬剤層を密 着させてから一周する長さであれば充分であるが、一層強固に患部及び患部周辺 の筋肉や関節、靱帯等を補強して保護するために、粘着シートをさらに帯状に伸 ばして薬剤層の上を何回も巻回させ得る長さとしてもよい。
【0014】 本考案の帯状パップ剤は、この補強作用により患部を強固に固定することが可 能であるので、患部の余分な動きによって引き起こされる症状の悪化を防ぐこと ができる。
【0015】 更に、本考案の帯状パップ剤は、患部が手足及び手首や肘や膝等の関節等の動 きが激しい部所に対して有効である。勿論、包帯留め具等の補助留め具を使用せ ずとも簡単に貼着することができ、患部に対して長時間密着させて貼着すること ができる。
【0016】 また、前記帯状の粘着シートが伸縮性を備えたものであれば、表面が複雑な曲 面をなしている身体の部分、例えば、手首や肘や膝等であっても患部曲面の形状 に合わせて固定することができる。
【0017】 したがって、薬剤層が歪んで発生する皺や、患部と薬剤層との間に生じる空間 の発生を少なく押えることができ、適当なフィット感を与えて薬剤層を固定する ので、患部に効率よく薬剤の効果を持続させることができる。勿論、伸縮強度は 好みに応じた強さとすればよい。
【0018】 更に、本考案の帯状パップ剤は、前記帯状の粘着シート及び薬剤層に通風孔を 設けたものであるため、粘着シートを何回も巻回して強固に固定した場合であっ てもムレの発生を少なく抑えることができ、ムレに起因する害を抑えることが可 能である。
【0019】 また、本考案のパップ剤の前記薬剤層部分に粘着力を保持しているものを持ち いた場合、薬剤層が患部と長時間密着し得るので、補強作用の向上と共に薬剤効 果の持続性が向上したパップ剤を得ることができる。
【0020】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例の構成を示す上面図である。この図に示す通り、薬 剤層2は帯状に伸びた粘着シート1の一方に片寄らせて設けられている。また、 前記帯状の粘着シートが伸縮性を備え、さらに前記帯状の粘着シート及び薬剤層 にはムレ防止のための通風孔3を設けている。
【0021】 また、図2は、図1の実施例の一使用例を示す説明図である。この図は、帯状 パップ剤を手首に一重巻きにして固定した場合であるが、貼着の始端を薬剤層2 が設けられた方にしているので、最後に貼着した粘着シート1が帯状パップ剤の 終端をしっかりと固定している。
【0022】 この実施例は、前記帯状の粘着シート1が伸縮性を備えているので、腕から手 にかけた部分のように曲面からテーパ状曲面への変化がある部分に対しても密着 して固定することが可能である。
【0023】 更に、薬剤層表面2が粘着力を保持しているので、薬剤層2の表面のずれを少 なく抑えることができ、前記粘着シート1によって固定するものであるため、固 定のために包帯等の補助固定具を使用する必要がなく、片手でも簡単に貼着する ことができる。
【0024】 また、薬剤層のサイズを自由に変えることにより、例えば、小さいサイズは子 供の手足用、大きいサイズは大人の膝や肘用等、貼着部所の適正にあったパップ 剤を得ることも可能である。
【0025】
【考案の効果】 本考案のパップ剤は、患部及び患部周辺の筋肉や関節、靱帯等を強固に補強し て保護することが可能であり、患部の余分な動きによって引き起こされる症状の 悪化を防ぐことができる。
【0026】 また、患部表面が複雑な曲面をなしている場合であっても、患部表面と薬剤層 との間に空間が生じることを少なく押えられるため、患部に適当なフィット感を 与えてパップ剤を固定することができるので、患部に対しての薬剤効果を向上さ せることができる。
【0027】 また、片手では貼着しにくい箇所であっても簡単に患部に固定させることがで きると共に、ムレが発生しずらいパップ剤を得ることができる。
【0028】 更に、薬剤層自身の薬剤の性質や厚さに関係なく、パップ剤を患部に強固に安 定して貼着させることが可能であり、包帯留め具等の補助固定具を使用せずとも 長時間安定して患部を補強して固定することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す上面図である。
【図2】図1における実施例の一使用例を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 粘着シート 2 薬剤層 3 通風孔

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着層を有する粘着シート上に周縁を残
    して薬剤層が設けられたパップ剤において、 前記帯状の粘着シートの一方に薬剤層を片寄らせて設け
    たことを特徴とする帯状パップ剤。
  2. 【請求項2】 前記帯状の粘着シートが伸縮性を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の帯状パップ剤。
  3. 【請求項3】 前記帯状の粘着シート及び薬剤層に通風
    孔を設けたことを特徴とする請求項1に記載の帯状パッ
    プ剤。
  4. 【請求項4】前記薬剤層が粘着力を有していることを特
    徴とする請求項1に記載の帯状パップ剤。
JP3844193U 1993-06-22 1993-06-22 帯状パップ剤 Pending JPH072439U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53157262U (ja) * 1977-05-16 1978-12-09
CN106923957A (zh) * 2017-04-28 2017-07-07 上海中医药大学附属岳阳中西医结合医院 一种改进型蒸发罨包

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JPS5554083Y2 (ja) * 1977-05-16 1980-12-15
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