JPH07243318A - オイルミストセパレ−タ - Google Patents
オイルミストセパレ−タInfo
- Publication number
- JPH07243318A JPH07243318A JP5675994A JP5675994A JPH07243318A JP H07243318 A JPH07243318 A JP H07243318A JP 5675994 A JP5675994 A JP 5675994A JP 5675994 A JP5675994 A JP 5675994A JP H07243318 A JPH07243318 A JP H07243318A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- separation chamber
- filter member
- mist separator
- oil mist
- inlet hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロッカカバ内に装着されるオイルミストセパ
レータのフィルタ部材に衝突させるブローパイガスの流
速を可変開口体によって変え、油滴の分離効率の向上を
図る。 【構成】 ロッカカバ１１内壁にケース部材１を装着し
分離室２を画成する。分離室２底壁に入口孔１Ｃとドレ
ンパイプ体１４を設け、内部にフィルタ部材１３を立設
する。開口板５ａに軸部５ｂを設け、コイルスプリング
６を付設した可変開口体５を、フィルタ部材１３と間隙
をあけて軸支し、入口孔１Ｃ側に押圧する。
レータのフィルタ部材に衝突させるブローパイガスの流
速を可変開口体によって変え、油滴の分離効率の向上を
図る。 【構成】 ロッカカバ１１内壁にケース部材１を装着し
分離室２を画成する。分離室２底壁に入口孔１Ｃとドレ
ンパイプ体１４を設け、内部にフィルタ部材１３を立設
する。開口板５ａに軸部５ｂを設け、コイルスプリング
６を付設した可変開口体５を、フィルタ部材１３と間隙
をあけて軸支し、入口孔１Ｃ側に押圧する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンロッカカバ内に
設けられ、エンジン作動中に発生するブローバイガス中
の油滴を凝集して油分を分離するオイルミストセパレー
タに関する。
設けられ、エンジン作動中に発生するブローバイガス中
の油滴を凝集して油分を分離するオイルミストセパレー
タに関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車等のエンジンで発生するブローバ
イガスは、大気を汚染しないようにロッカカバ内に配設
したオイルミストセパレータで霧状油滴を凝集し、油滴
を除いたガス分だけをエンジンの負圧を利用してインテ
ークマニホールド等に還流させて燃焼することが行われ
る。
イガスは、大気を汚染しないようにロッカカバ内に配設
したオイルミストセパレータで霧状油滴を凝集し、油滴
を除いたガス分だけをエンジンの負圧を利用してインテ
ークマニホールド等に還流させて燃焼することが行われ
る。
【０００３】図４は従来のオイルミストセパレータの一
例を示すものである。オイルミストセパレータは、側壁
と側壁下端につながり略水平に延びる底壁１２ｂとから
なるケース部材１２をロッカカバ１１内壁に固設して内
部に分離室２を画成してある。ケース部材１２の底壁１
２ｂには一側に矩形の入口孔１２ｃを穿設し、他側に先
端が縮径したドレンパイプ体１４を配設してある。分離
室２内には底壁１２ｂとロッカカバ１１内壁とに接して
分離室２内を区画する孔あき板１６と多孔焼結金属より
なるフィルタ部材１３とを交互に所要間隔をあけて配設
してある。分離室２内はドレンパイプ体１４側で流出管
１７と連通している。
例を示すものである。オイルミストセパレータは、側壁
と側壁下端につながり略水平に延びる底壁１２ｂとから
なるケース部材１２をロッカカバ１１内壁に固設して内
部に分離室２を画成してある。ケース部材１２の底壁１
２ｂには一側に矩形の入口孔１２ｃを穿設し、他側に先
端が縮径したドレンパイプ体１４を配設してある。分離
室２内には底壁１２ｂとロッカカバ１１内壁とに接して
分離室２内を区画する孔あき板１６と多孔焼結金属より
なるフィルタ部材１３とを交互に所要間隔をあけて配設
してある。分離室２内はドレンパイプ体１４側で流出管
１７と連通している。
【０００４】上記オイルミストセパレータは、図示しな
いクランクケース内に発生するブローバイガスをロッカ
カバ内に導びき、オイルセパレータの入口孔１２ｃから
分離室２内へ導入させ、該室内に立設する孔あき板１６
の各々の孔によって流れを急激に縮流させて孔を通過す
る速度を増大させ、高速のブローバイガスをフィルタ部
材１３に激しく衝突させて油滴を付着、凝集させガス分
と分離させている。
いクランクケース内に発生するブローバイガスをロッカ
カバ内に導びき、オイルセパレータの入口孔１２ｃから
分離室２内へ導入させ、該室内に立設する孔あき板１６
の各々の孔によって流れを急激に縮流させて孔を通過す
る速度を増大させ、高速のブローバイガスをフィルタ部
材１３に激しく衝突させて油滴を付着、凝集させガス分
と分離させている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この従
来のオイルミストセパレータは、エンジンの運転状態に
よってブローバイガスの発生量が大きく変化すると孔あ
き板を通過する際の流速も変動してしまう。このため、
ブローバイガスの量が少ないとフィルタ部材には低速の
ブローバイガスが衝突することになり油滴が凝集され
ず、また多量の場合には孔あき板の開口面積が足りず流
路抵抗となり、ドレンパイプ体から分離室内にブローバ
イガスが進入し、油滴が分離されないまま流出管へ流れ
てしまう。
来のオイルミストセパレータは、エンジンの運転状態に
よってブローバイガスの発生量が大きく変化すると孔あ
き板を通過する際の流速も変動してしまう。このため、
ブローバイガスの量が少ないとフィルタ部材には低速の
ブローバイガスが衝突することになり油滴が凝集され
ず、また多量の場合には孔あき板の開口面積が足りず流
路抵抗となり、ドレンパイプ体から分離室内にブローバ
イガスが進入し、油滴が分離されないまま流出管へ流れ
てしまう。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明のオイルミスト
セパレータは、ロッカカバ内壁にケース部材を装着して
ロッカカバ内に箱状の分離室を画成し、分離室底壁の一
端に入口孔を形成するとともに他端にドレンパイプ体を
垂設し、さらに分離室内にフィルタ部材を立設したオイ
ルミストセパレータにおいて、略矩形をなし一端に軸部
を形成し該軸部に弾性体を付設した可変開口体を、分離
室内を区画するように入口孔側に押圧させてフィルタ部
材の入口孔側の分離室内壁に軸支させたものである。
セパレータは、ロッカカバ内壁にケース部材を装着して
ロッカカバ内に箱状の分離室を画成し、分離室底壁の一
端に入口孔を形成するとともに他端にドレンパイプ体を
垂設し、さらに分離室内にフィルタ部材を立設したオイ
ルミストセパレータにおいて、略矩形をなし一端に軸部
を形成し該軸部に弾性体を付設した可変開口体を、分離
室内を区画するように入口孔側に押圧させてフィルタ部
材の入口孔側の分離室内壁に軸支させたものである。
【０００７】
【作用】入口孔から分離室内に流入したブローバイガス
は、分離室内を下流側に向けて進み、可変開口体を押し
開けその流量に応じて開度を変化させながら流速を早め
て所要の速度でフィルタ部材に衝突し、油滴を分離し、
油分をドレンする。
は、分離室内を下流側に向けて進み、可変開口体を押し
開けその流量に応じて開度を変化させながら流速を早め
て所要の速度でフィルタ部材に衝突し、油滴を分離し、
油分をドレンする。
【０００８】
【実施例】図１は本発明によるオイルミストセパレータ
の実施例を示す。オイルミストセパレータは略下方に伸
びる側壁１ａとその下端につながり略水平方向に延びる
底壁１ｂとからなる薄板金属製のケース部材１を有して
おり、ネジまたは溶接によってロッカカバ１１内壁に取
付けそれらの間に分離室２を区画している。分離室２内
には、焼結金属製で多孔板状のフィルタ部材１３を所要
間隔あけ分離室２内壁に周縁を当接させて複数枚立設し
てある。
の実施例を示す。オイルミストセパレータは略下方に伸
びる側壁１ａとその下端につながり略水平方向に延びる
底壁１ｂとからなる薄板金属製のケース部材１を有して
おり、ネジまたは溶接によってロッカカバ１１内壁に取
付けそれらの間に分離室２を区画している。分離室２内
には、焼結金属製で多孔板状のフィルタ部材１３を所要
間隔あけ分離室２内壁に周縁を当接させて複数枚立設し
てある。
【０００９】ケース部材１底壁１ｂには、底壁１ａ側に
下端を縮径したドレンパイプ体１４を貫通させて垂設
し、他側に略矩形の入口孔１ｃを底壁１ｂの幅方向に形
成してある。
下端を縮径したドレンパイプ体１４を貫通させて垂設
し、他側に略矩形の入口孔１ｃを底壁１ｂの幅方向に形
成してある。
【００１０】前記分離室２内には、さらに底壁の入口孔
１ｃとフィルタ部材１３との間およびフィルタ部材１３
間に可変開口体５を配設してある。可変開口体５は図２
に示すように軽金属製薄板矩形で短辺長が略分離室２の
高さの半分に設定した開口板５ａの上端縁に丸棒状の軸
部５ｂを一体的に形成し、軸部５ｂに両端を略直角に向
けたコイルスプリング６を巻着してその一端を開口板５
ａに掛止させたもので、上下二組の可変開口体５の軸部
５ｂ両端を各々分離室２内壁に軸支しコイルスプリング
６の他端を内壁に掛止して該スプリングの反力で開口板
５ａを入口孔１ｃ側に押圧して上方の開口板５ａ下端を
下方の開口板５ａの軸部５ｂに当接させ、下方の開口板
５ａ下端を分離室２底壁２ｂに当接させて分離室２内を
区画してある。
１ｃとフィルタ部材１３との間およびフィルタ部材１３
間に可変開口体５を配設してある。可変開口体５は図２
に示すように軽金属製薄板矩形で短辺長が略分離室２の
高さの半分に設定した開口板５ａの上端縁に丸棒状の軸
部５ｂを一体的に形成し、軸部５ｂに両端を略直角に向
けたコイルスプリング６を巻着してその一端を開口板５
ａに掛止させたもので、上下二組の可変開口体５の軸部
５ｂ両端を各々分離室２内壁に軸支しコイルスプリング
６の他端を内壁に掛止して該スプリングの反力で開口板
５ａを入口孔１ｃ側に押圧して上方の開口板５ａ下端を
下方の開口板５ａの軸部５ｂに当接させ、下方の開口板
５ａ下端を分離室２底壁２ｂに当接させて分離室２内を
区画してある。
【００１１】可変開口体は上記実施例に限られるもので
なく、例えば軸部を開口板の一側端に一体的に形成し軸
部を縦にして配設してもよく、その枚数も適宜設定する
ことができ、また図３に示すようにまず入口孔１ｃ側の
可変開口体１５を分離室２内の上部に軸支して垂下さ
せ、次ぎの可変開口体１５を分離室２内の底壁１ｂ側に
回動自在に立設させフィルタ部材１３の間に上下交互に
可変開口体１５を列設したり、その開口板１５ａを押圧
する弾性体として略直角に曲折した板ばね１６を用いて
もよい。さらに分離室を画成するケース部材も四方を側
壁で囲んだ箱状となしてもよく、上述の鋼板に限らず合
成樹脂や軽合金鋳造によって形成してもよい。
なく、例えば軸部を開口板の一側端に一体的に形成し軸
部を縦にして配設してもよく、その枚数も適宜設定する
ことができ、また図３に示すようにまず入口孔１ｃ側の
可変開口体１５を分離室２内の上部に軸支して垂下さ
せ、次ぎの可変開口体１５を分離室２内の底壁１ｂ側に
回動自在に立設させフィルタ部材１３の間に上下交互に
可変開口体１５を列設したり、その開口板１５ａを押圧
する弾性体として略直角に曲折した板ばね１６を用いて
もよい。さらに分離室を画成するケース部材も四方を側
壁で囲んだ箱状となしてもよく、上述の鋼板に限らず合
成樹脂や軽合金鋳造によって形成してもよい。
【００１２】ロッカカバ１１内のブローバイガスは入口
孔１ｃから分離室２内に流入する。次いで、分離室２内
を下流側に向けて進みその風圧によって弾性体の押圧力
と釣合う位置まで（例えば図１の一点鎖線）まで可変開
口体５、１５を押し開く。そして、可変開口体５、１５
と分離室２内壁とで形成される開口部分を通過する間に
縮流されて含有する油滴に所要の貫性力を与えるように
速度を増しフィルタ部材１３へ向い、該フィルタ部材に
激しく衝突し、油滴を付着させる。さらに、前記と同様
に分離室２内を下流側に進み再び次の可変開口体５、１
５を押し開き、フィルタ部材１３と衝突して油滴を分離
し、ドレンパイプ体を介してドレンさせ、油滴を含まな
いガス分だけのブローバイガスが分離室２外へ排出され
る。
孔１ｃから分離室２内に流入する。次いで、分離室２内
を下流側に向けて進みその風圧によって弾性体の押圧力
と釣合う位置まで（例えば図１の一点鎖線）まで可変開
口体５、１５を押し開く。そして、可変開口体５、１５
と分離室２内壁とで形成される開口部分を通過する間に
縮流されて含有する油滴に所要の貫性力を与えるように
速度を増しフィルタ部材１３へ向い、該フィルタ部材に
激しく衝突し、油滴を付着させる。さらに、前記と同様
に分離室２内を下流側に進み再び次の可変開口体５、１
５を押し開き、フィルタ部材１３と衝突して油滴を分離
し、ドレンパイプ体を介してドレンさせ、油滴を含まな
いガス分だけのブローバイガスが分離室２外へ排出され
る。
【００１３】
【発明の効果】以上のように本発明のオイルミストセパ
レータは分離室内のフィルタ部材上流側に弾性体を付設
した可変開口体を分離室内を区画して軸支させたので、
可変開口体は通過するブローバイガスの量によって開度
が変化し、油滴の分離が適正となる流速のブローバイガ
スをフィルタ部材に衝突させることができ、ブローバイ
ガス量の変動にかかわらず効果的な油滴の分離を行うこ
とができる。
レータは分離室内のフィルタ部材上流側に弾性体を付設
した可変開口体を分離室内を区画して軸支させたので、
可変開口体は通過するブローバイガスの量によって開度
が変化し、油滴の分離が適正となる流速のブローバイガ
スをフィルタ部材に衝突させることができ、ブローバイ
ガス量の変動にかかわらず効果的な油滴の分離を行うこ
とができる。
【図１】本考案の実施例を示す模式図である。
【図２】図１の可変開口体の図である。
【図３】他の実施例を示す模式図である。
【図４】従来のオイルミストセパレータを装着したロッ
カカバの模式図である。
カカバの模式図である。
１ ケース部材 １ｃ 入口孔 ２ 分離室 ５ 可変開口体 ６ コイルスプリング １１ ロッカカッバ １３ フィルタ部材
Claims (1)
- 【請求項１】 ロッカカバ内壁にケース部材を装着して
ロッカカバ内に箱状の分離室を画成し、分離室底壁の一
側に入口孔を形成するとともに他側にドレンパイプ体を
垂設し、さらに分離室内にフィルタ部材を立設したオイ
ルミストセパレータにおいて、略矩形をなし一端に軸部
を形成し該軸部に弾性体を付設した可変開口体を、分離
室内を区画するように入口孔側に押圧させてフィルタ部
材の入口孔側の分離室内壁に軸支させたオイルミストセ
パレータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5675994A JPH07243318A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | オイルミストセパレ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5675994A JPH07243318A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | オイルミストセパレ−タ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07243318A true JPH07243318A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13036436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5675994A Pending JPH07243318A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | オイルミストセパレ−タ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07243318A (ja) |
Cited By (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1994
- 1994-02-28 JP JP5675994A patent/JPH07243318A/ja active Pending
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