JPH0724218B2 - アルカリ電池用ニッケル電極及びこれを用いた電池 - Google Patents
アルカリ電池用ニッケル電極及びこれを用いた電池Info
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- JPH0724218B2 JPH0724218B2 JP63088416A JP8841688A JPH0724218B2 JP H0724218 B2 JPH0724218 B2 JP H0724218B2 JP 63088416 A JP63088416 A JP 63088416A JP 8841688 A JP8841688 A JP 8841688A JP H0724218 B2 JPH0724218 B2 JP H0724218B2
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- Y10T29/49108—Electric battery cell making
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、アルカリ電池用ニッケル電極及びこれを用い
た電池に関するものである。
た電池に関するものである。
従来技術とその問題点 一般に用いられているアルカリ電池のニッケル極は、焼
結式電極と称し、その製法として通常のニッケル粉末を
穿孔鋼板等に焼結した微孔基板に硝酸ニッケル塩溶液を
含浸させ、アルカリ溶液中で水酸化ニッケルに変化させ
る工程を数回繰り返し、所定量の水酸化ニッケルを充填
させる方法である。
結式電極と称し、その製法として通常のニッケル粉末を
穿孔鋼板等に焼結した微孔基板に硝酸ニッケル塩溶液を
含浸させ、アルカリ溶液中で水酸化ニッケルに変化させ
る工程を数回繰り返し、所定量の水酸化ニッケルを充填
させる方法である。
しかし、この充填方法は工程を何度も繰り返し非常に煩
雑であり、コストを高くする一因となっている。しかも
用いる基板の多孔度が実用上80%以上に制限されるた
め、活物質の充填密度が低く、電極のエネルギー密度が
400mAh/cc程度の低いものしか生産できないという現状
であった。
雑であり、コストを高くする一因となっている。しかも
用いる基板の多孔度が実用上80%以上に制限されるた
め、活物質の充填密度が低く、電極のエネルギー密度が
400mAh/cc程度の低いものしか生産できないという現状
であった。
この欠点を改良する試みとして、非焼結式電極の開発が
広く行われている。例えば、特開昭56−59460に開示さ
れた如く、水酸化コバルト被覆水酸化ニッケル粉末に導
電性付加剤として、20数wt%のグラファイト粉末を混合
し、プレスによってシート状にした後、集電体であるニ
ッケル板の両面に圧着して電極とする。この電極は、ポ
ケット式電極と同様に多量の導電性付加剤であるグラフ
ァイトを必要とする。導電性付加剤そのものは電極の容
量に寄与しないために容量密度が低下し、且つグラファ
イトの分解による炭酸根が多量に生成するために、密閉
形ニッケルカドミウム電池の如き電解液量の少ない電池
には使用できないという欠点を有する。上記欠点を克服
する方法として、例えば上記基板に替わる95%の高多孔
度の金属繊維基板を用いて、水酸化ニッケル粉末の充填
工程を繰り返すことなく、1回で充填できるペースト式
ニッケル極が実用化されつつある。
広く行われている。例えば、特開昭56−59460に開示さ
れた如く、水酸化コバルト被覆水酸化ニッケル粉末に導
電性付加剤として、20数wt%のグラファイト粉末を混合
し、プレスによってシート状にした後、集電体であるニ
ッケル板の両面に圧着して電極とする。この電極は、ポ
ケット式電極と同様に多量の導電性付加剤であるグラフ
ァイトを必要とする。導電性付加剤そのものは電極の容
量に寄与しないために容量密度が低下し、且つグラファ
イトの分解による炭酸根が多量に生成するために、密閉
形ニッケルカドミウム電池の如き電解液量の少ない電池
には使用できないという欠点を有する。上記欠点を克服
する方法として、例えば上記基板に替わる95%の高多孔
度の金属繊維基板を用いて、水酸化ニッケル粉末の充填
工程を繰り返すことなく、1回で充填できるペースト式
ニッケル極が実用化されつつある。
上記ペースト式ニッケル極は、特開昭61−138458号に開
示された如く、硝酸ニッケル塩水溶液と水酸化ナトリウ
ム水溶液から作成された水酸化ニッケル粉末活物質に、
活物質間導電性のネットワークを形成するCoO粉末を添
加し、カルボキシメチルセルローズを水に溶解した粘調
液を加えペースト状態で繊維基板に充填して作成され
る。このニッケル極は焼結式のものに比べ、かなり安価
でエネルギー密度も500mAh/cc程度と高い。
示された如く、硝酸ニッケル塩水溶液と水酸化ナトリウ
ム水溶液から作成された水酸化ニッケル粉末活物質に、
活物質間導電性のネットワークを形成するCoO粉末を添
加し、カルボキシメチルセルローズを水に溶解した粘調
液を加えペースト状態で繊維基板に充填して作成され
る。このニッケル極は焼結式のものに比べ、かなり安価
でエネルギー密度も500mAh/cc程度と高い。
しかし、近年のポータブルエレクトロニクス機器の軽量
化に伴い、市場ニーズとして600mAh/cc程度の高エネル
ギー密度が要求されている。このニーズに対応するため
には、基板の多孔度に限界があることから、本酸化ニッ
ケル粉末そのものを高密度化する必要がある。
化に伴い、市場ニーズとして600mAh/cc程度の高エネル
ギー密度が要求されている。このニーズに対応するため
には、基板の多孔度に限界があることから、本酸化ニッ
ケル粉末そのものを高密度化する必要がある。
高密度水酸化ニッケル粉末は、鉄板のパーカライジング
処理の原料の一部として一般に用いられており、その製
造方法は硝酸あるいは硫酸ニッケルを弱塩基性のアンモ
ニア水溶液中に溶解させ、ニッケルアンミン錯イオンと
して安定化させ、水酸化ナトリウム水溶液を加えながら
粒子内部に空孔が発達しないように徐々に水酸化ニッケ
ルを析出させるものである。しかし、この粉末をそのま
ゝ電池用活物質材料として使用するにはいくつかの問題
点を有している。
処理の原料の一部として一般に用いられており、その製
造方法は硝酸あるいは硫酸ニッケルを弱塩基性のアンモ
ニア水溶液中に溶解させ、ニッケルアンミン錯イオンと
して安定化させ、水酸化ナトリウム水溶液を加えながら
粒子内部に空孔が発達しないように徐々に水酸化ニッケ
ルを析出させるものである。しかし、この粉末をそのま
ゝ電池用活物質材料として使用するにはいくつかの問題
点を有している。
例えば、水酸化ニッケル電極の充放電反応は、水酸化ニ
ッケルの結晶内をプロトン(H+)が自由に移動すること
によって起こる。
ッケルの結晶内をプロトン(H+)が自由に移動すること
によって起こる。
ところが水酸化ニッケルの高密度化に伴う結晶の緻密性
により、結晶内のプロトンの移動の自由さが束縛され、
且つ比表面積の減少により、電流密度が増大し、2段放
電及び電極の膨潤と言った放電並びに寿命特性の悪化原
因となる高次酸化物γ−NiOOHが多量に生成するように
なる。ニッケル電極のγ−NiOOH生成に伴う膨潤機構
は、高密度β−NiOOHから低密度γ−NiOOHへの密度変化
に起因するものであり、J.Appl.Electrochem.,16,403
(1986)及びJ.Power Scurces,12,219(1984)に記載さ
れている。
により、結晶内のプロトンの移動の自由さが束縛され、
且つ比表面積の減少により、電流密度が増大し、2段放
電及び電極の膨潤と言った放電並びに寿命特性の悪化原
因となる高次酸化物γ−NiOOHが多量に生成するように
なる。ニッケル電極のγ−NiOOH生成に伴う膨潤機構
は、高密度β−NiOOHから低密度γ−NiOOHへの密度変化
に起因するものであり、J.Appl.Electrochem.,16,403
(1986)及びJ.Power Scurces,12,219(1984)に記載さ
れている。
発明の目的 本発明は、高次酸化物γ−NiOOHの生成を防止し、活物
質利用率の向上した、高エネルギー密度、且つ長寿命の
ニッケル電極及びこれを用いたアルカリ電池を提供する
ものである。
質利用率の向上した、高エネルギー密度、且つ長寿命の
ニッケル電極及びこれを用いたアルカリ電池を提供する
ものである。
発明の構成 本発明は、耐アルカリ性金属多孔体を集電体とし、水酸
化ニッケル粉末を活物質主成分とするペースト式ニッケ
ル電極において、水酸化ニッケルが15〜30Åの細孔半径
を有し、その空孔容積が0.05ml/g以下で且つ比表面積が
15〜30m2/gであることを特徴とするアルカリ電池用ニッ
ケル電極及びこれを用いたアルカリ電池である。
化ニッケル粉末を活物質主成分とするペースト式ニッケ
ル電極において、水酸化ニッケルが15〜30Åの細孔半径
を有し、その空孔容積が0.05ml/g以下で且つ比表面積が
15〜30m2/gであることを特徴とするアルカリ電池用ニッ
ケル電極及びこれを用いたアルカリ電池である。
水酸化ニッケル活物質が、カドミウムを2〜7wt%含有
し、且つカドミウムが水酸化ニッケルの結晶中で固溶状
態である前記のアルカリ電池用ニッケル電極である。
し、且つカドミウムが水酸化ニッケルの結晶中で固溶状
態である前記のアルカリ電池用ニッケル電極である。
又、ニッケル電極を化成することなく電池に組み込み、
電解液を注入一日以上放置し、該電極中のコバルト化合
物を完全に溶解し再析出した後、初充電することを特徴
とする前記のニッケル電極を用いたアルカリ電池であ
る。
電解液を注入一日以上放置し、該電極中のコバルト化合
物を完全に溶解し再析出した後、初充電することを特徴
とする前記のニッケル電極を用いたアルカリ電池であ
る。
内部細孔容積を最小限にした高密度水酸化ニッケル粉末
は、高次酸化物γ−NiOOHが多量に発生するが、異種金
属イオン、特にカドミウムイオンを水酸化ニッケルの結
晶中に配置すると結晶に歪みを生じ、プロトンの動きに
自由さが増し利用率の向上及びγ−NiOOHの生成を減少
する作用がある。
は、高次酸化物γ−NiOOHが多量に発生するが、異種金
属イオン、特にカドミウムイオンを水酸化ニッケルの結
晶中に配置すると結晶に歪みを生じ、プロトンの動きに
自由さが増し利用率の向上及びγ−NiOOHの生成を減少
する作用がある。
一方、水酸化ニッケルの結晶外においては、コバルト化
合物添加剤を溶解させ、集電体と水酸化ニッケル粒子間
をHCoO2 -→β−Co(OH)2反応によって接続させた後に充
電すると、β−Co(OH)2→CoOOH反応により導電率の高い
オキシ水酸化コバルトに変化し、集電体ニッケル繊維と
水酸化ニッケル粒子間の電子の流れをスムーズにし、活
物質の利用率を増大させる作用がある。この反応メカニ
ズムのモデル化を第1図に示した。
合物添加剤を溶解させ、集電体と水酸化ニッケル粒子間
をHCoO2 -→β−Co(OH)2反応によって接続させた後に充
電すると、β−Co(OH)2→CoOOH反応により導電率の高い
オキシ水酸化コバルトに変化し、集電体ニッケル繊維と
水酸化ニッケル粒子間の電子の流れをスムーズにし、活
物質の利用率を増大させる作用がある。この反応メカニ
ズムのモデル化を第1図に示した。
実施例 以下、本発明における詳細について実施例により説明す
る。
る。
硝酸ニッケルに少量の硝酸カドミウムを加えた水溶液に
硝酸アンモニウムを添加し、ニッケルおよびカドミウム
のアンミン錯イオンを形成させる。この液に水酸化ナト
リウム水溶液を滴下しながら激しく攪拌を行い、錯イオ
ンを分解させてカドミウムの固溶体化した水酸化ニッケ
ル粒子を徐々に析出成長させる。従来の如く、PH14以上
の高濃度アルカリ溶液では無秩序に水酸化ニッケル粒子
が析出するのみであり、空孔容積が増大する。そこで、
PH10〜14程度の薄いアルカリ濃度にして、温度20〜90℃
の範囲で徐々に析出させることが必要である。PH及び温
度の調節によって種々の比表面積、細孔容積をもった水
酸化ニッケル粒子が得られた。この結果を第2図に示し
た。
硝酸アンモニウムを添加し、ニッケルおよびカドミウム
のアンミン錯イオンを形成させる。この液に水酸化ナト
リウム水溶液を滴下しながら激しく攪拌を行い、錯イオ
ンを分解させてカドミウムの固溶体化した水酸化ニッケ
ル粒子を徐々に析出成長させる。従来の如く、PH14以上
の高濃度アルカリ溶液では無秩序に水酸化ニッケル粒子
が析出するのみであり、空孔容積が増大する。そこで、
PH10〜14程度の薄いアルカリ濃度にして、温度20〜90℃
の範囲で徐々に析出させることが必要である。PH及び温
度の調節によって種々の比表面積、細孔容積をもった水
酸化ニッケル粒子が得られた。この結果を第2図に示し
た。
A,B,C,D,Eが水酸化ニッケルのみで、Fが5%のカドミ
ウムを固溶状態で添加したものであり、Gが従来法によ
る水酸化ニッケルのみのものである。
ウムを固溶状態で添加したものであり、Gが従来法によ
る水酸化ニッケルのみのものである。
比表面積と細孔容積との間には相関々係があり、比表面
積の増大に伴い粒子内部の細孔容積が増大する傾向を示
している。細孔容積の少ない高密度活物質は取りも直さ
ず比表面積が少ない宿命にあると言える。
積の増大に伴い粒子内部の細孔容積が増大する傾向を示
している。細孔容積の少ない高密度活物質は取りも直さ
ず比表面積が少ない宿命にあると言える。
周知の従来方法により、硝酸ニッケル塩溶液を90℃、PH
−14.5の高濃度アルカリ溶液中に滴下し析出させた約70
m2/gの水酸化ニッケルの細孔径分布を第3図のGに、上
記高密度活物質Fの細孔径分布を第3図のFに示した。
なお、細孔径分布は窒素吸着等温線の脱離側より算出し
た。従来方法で析出させた粉末Gの空孔は、細孔半径15
〜100Åの幅広い範囲に渡り多量且つ無秩序に存在し、
その容積は0.15ml/gと粒子容積(0.41ml/g)の30〜40%
にも達し、かなり空隙の大きい粒子であることを示して
いる。一方、Fの粒子の場合、その容積は0.04ml/gと小
さく、G粒子の1/4程度に過ぎない。この結果はF粒子
がG粒子よりも20〜30%高密度であることを示してい
る。
−14.5の高濃度アルカリ溶液中に滴下し析出させた約70
m2/gの水酸化ニッケルの細孔径分布を第3図のGに、上
記高密度活物質Fの細孔径分布を第3図のFに示した。
なお、細孔径分布は窒素吸着等温線の脱離側より算出し
た。従来方法で析出させた粉末Gの空孔は、細孔半径15
〜100Åの幅広い範囲に渡り多量且つ無秩序に存在し、
その容積は0.15ml/gと粒子容積(0.41ml/g)の30〜40%
にも達し、かなり空隙の大きい粒子であることを示して
いる。一方、Fの粒子の場合、その容積は0.04ml/gと小
さく、G粒子の1/4程度に過ぎない。この結果はF粒子
がG粒子よりも20〜30%高密度であることを示してい
る。
即ち、活物質粒子が高密度であるためには、できるかぎ
り比表面積、及び空孔容積が小さなものでなければなら
ないことを示している。
り比表面積、及び空孔容積が小さなものでなければなら
ないことを示している。
これらの水酸化ニッケル粉末にアルカリ電解液に溶解し
Co(II)錯イオンを生成する少量のコバルト化合物、Co
O,α−Co(OH)2,β−Co(OH)2あるいは酢酸コバルト等の
粉末を混合し、しかる後1%のカルボキシメチルセルロ
ーズの溶解した水溶液を加えて流動性のあるペースト液
を調製した。このペースト液を多孔度95%の耐アルカリ
繊維基板、例えばニッケル繊維基板等に所定量充填さ
せ、乾燥後プレス成型しニッケル極とした。
Co(II)錯イオンを生成する少量のコバルト化合物、Co
O,α−Co(OH)2,β−Co(OH)2あるいは酢酸コバルト等の
粉末を混合し、しかる後1%のカルボキシメチルセルロ
ーズの溶解した水溶液を加えて流動性のあるペースト液
を調製した。このペースト液を多孔度95%の耐アルカリ
繊維基板、例えばニッケル繊維基板等に所定量充填さ
せ、乾燥後プレス成型しニッケル極とした。
活物質利用率並びに充放電によるγ−NiOOHの生成率を
知るためにこのニッケル極を対極としてカドミウム極を
用いてポリプロピレン不織布セパレータを介して組立
て、水酸化カリウム電解液を注入し、電池とした。電解
液注入後、添加剤であるコバルト化合物を腐食電位で溶
解させ、水酸化ニッケル粉末間を接続させるために、各
種条件で放置した。添加剤CoOと比表面積70m2/gの水酸
化ニッケルを用い、放置条件と活物質利用率の関係を第
4図に示した。導電性ネットワーク形成の重要な過程で
ある放置条件は、高濃度電解液及び高温度ほど短期間で
高い活物質利用率が得られることを示しており、且つ溶
解したCoO量が有効に作用していることを示している。
更にこの原因が添加剤溶解析出後のコバルトE.P.M.A写
真(第5図)から、均一分散性(完全なネットワーク形
成)に起因することが分かる。
知るためにこのニッケル極を対極としてカドミウム極を
用いてポリプロピレン不織布セパレータを介して組立
て、水酸化カリウム電解液を注入し、電池とした。電解
液注入後、添加剤であるコバルト化合物を腐食電位で溶
解させ、水酸化ニッケル粉末間を接続させるために、各
種条件で放置した。添加剤CoOと比表面積70m2/gの水酸
化ニッケルを用い、放置条件と活物質利用率の関係を第
4図に示した。導電性ネットワーク形成の重要な過程で
ある放置条件は、高濃度電解液及び高温度ほど短期間で
高い活物質利用率が得られることを示しており、且つ溶
解したCoO量が有効に作用していることを示している。
更にこの原因が添加剤溶解析出後のコバルトE.P.M.A写
真(第5図)から、均一分散性(完全なネットワーク形
成)に起因することが分かる。
適切な放置条件下での水酸化ニッケルの種類と活物質利
用率の関係を第6図に示した。
用率の関係を第6図に示した。
活物質組成が水酸化ニッケルのみから成るものは、比例
関係が存在する。この事実は、高い活物質利用率を得る
ためには高い比表面積が必要であることを示しており、
それは取りも直さず空孔容積の大きい低密度活物質の方
が良いことを意味している。しかしながら、水酸化ニッ
ケルの結晶中に少量のカドミウムを添加したFは、比表
面積が小さいにも係わらず従来粉末Gと変わらない高い
利用率を示している。
関係が存在する。この事実は、高い活物質利用率を得る
ためには高い比表面積が必要であることを示しており、
それは取りも直さず空孔容積の大きい低密度活物質の方
が良いことを意味している。しかしながら、水酸化ニッ
ケルの結晶中に少量のカドミウムを添加したFは、比表
面積が小さいにも係わらず従来粉末Gと変わらない高い
利用率を示している。
一方、極板単位体積あたりのエネルギー密度は、表1の
如く従来粉末Gが504mAh/cc、高密度粉末Fが590mAh/cc
とFがGよりも15〜20%高い数値を示している。
如く従来粉末Gが504mAh/cc、高密度粉末Fが590mAh/cc
とFがGよりも15〜20%高い数値を示している。
この結果は、上記理由により、従来粉末に比べ高密度粉
末が、同一体積基板ではより多くを充填できることによ
る。
末が、同一体積基板ではより多くを充填できることによ
る。
要求される600mAh/cc程度のエネルギー密度を満たす高
密度活物質粉末の空孔容積は、0.05ml/g以下でなければ
ならず、同時に空孔容積と相関々係にある比表面積は15
〜30m2/gである。カドミウム添加のこの効果は、比表面
積の減少により電解液から反応積プロトンの出入り口が
縮小するが、水酸化ニッケル結晶に歪みを持たせること
により、固相でのプロトン移動をスムーズにすることに
より補われたためと考察される。
密度活物質粉末の空孔容積は、0.05ml/g以下でなければ
ならず、同時に空孔容積と相関々係にある比表面積は15
〜30m2/gである。カドミウム添加のこの効果は、比表面
積の減少により電解液から反応積プロトンの出入り口が
縮小するが、水酸化ニッケル結晶に歪みを持たせること
により、固相でのプロトン移動をスムーズにすることに
より補われたためと考察される。
即ち、活物質の利用率はプロトンの移動量を意味する
が、これは粒子の比表面積と結晶内部(固相)での拡散
速度の二つの因子に支配されており、結晶が同一の場合
は、比表面積に支配され、結晶が異なる場合は内部歪み
に支配されるものと考察される。
が、これは粒子の比表面積と結晶内部(固相)での拡散
速度の二つの因子に支配されており、結晶が同一の場合
は、比表面積に支配され、結晶が異なる場合は内部歪み
に支配されるものと考察される。
活物質が反応するためには集電体から活物質粒子表面に
スムーズに電子を移動させる必要があり、上述した如く
遊離状態(水酸化ニッケルに固溶することなく粒子表面
に存在)にある導電性を持ったCoOOH粒子のネットワー
クが不可欠である。
スムーズに電子を移動させる必要があり、上述した如く
遊離状態(水酸化ニッケルに固溶することなく粒子表面
に存在)にある導電性を持ったCoOOH粒子のネットワー
クが不可欠である。
このネットワークを作るCoO添加剤については、第7図
にCoO添加量と活物質利用率、極板体積あたりのエネル
ギー密度との関係を示した。CoO添加剤の量を増加させ
ると、活物質利用率も増加し、100%付近に収束する。
しかし添加剤そのものは導電性に寄与するのみで実際に
は放電しないため、実質の極板エネルギー密度は、15%
付近より低下する傾向を示している。第8図は活物質組
成とγ−NiOOHの生成量の関係を3次元的に示したもの
である。1Cの高電流密度で充電し、充電末期の極板をX
線解析により、粉末の種類とγ−NiOOH生成量との関係
をみると、水酸化ニッケルの結晶中にカドミウムを固溶
状態で添加すれば、添加量に反比例してγ−NiOOHの生
成量が減少することが分かる。第9図にカドミウムを含
まない高密度粉末Aと本発明のカドミウムを含む高密度
粉末Fの電極との放電々圧特性の比較を示した。カドミ
ウムを含まない高密度粉末Aの場合、多量に生成するγ
−NiOOHにより、放電々圧は2段放電特性となる。第8
図よりγ−NiOOH生成防止効果が、カドミウムの2%添
加から認められ、7%添加で完全γ−NiOOHは消滅す
る。
にCoO添加量と活物質利用率、極板体積あたりのエネル
ギー密度との関係を示した。CoO添加剤の量を増加させ
ると、活物質利用率も増加し、100%付近に収束する。
しかし添加剤そのものは導電性に寄与するのみで実際に
は放電しないため、実質の極板エネルギー密度は、15%
付近より低下する傾向を示している。第8図は活物質組
成とγ−NiOOHの生成量の関係を3次元的に示したもの
である。1Cの高電流密度で充電し、充電末期の極板をX
線解析により、粉末の種類とγ−NiOOH生成量との関係
をみると、水酸化ニッケルの結晶中にカドミウムを固溶
状態で添加すれば、添加量に反比例してγ−NiOOHの生
成量が減少することが分かる。第9図にカドミウムを含
まない高密度粉末Aと本発明のカドミウムを含む高密度
粉末Fの電極との放電々圧特性の比較を示した。カドミ
ウムを含まない高密度粉末Aの場合、多量に生成するγ
−NiOOHにより、放電々圧は2段放電特性となる。第8
図よりγ−NiOOH生成防止効果が、カドミウムの2%添
加から認められ、7%添加で完全γ−NiOOHは消滅す
る。
このカドミウムの効果は、他の異種元素例えばコバルト
が固溶状態で共存していても同じである。コバルトにも
わずかながらカドミウムに似た挙動が認められる。充電
末期の生成物が3価のβ−NiOOHである場合、放電によ
り2価のβ−Ni(OH)2に完全に還元された時、理論容量
=0.29Ah/g(活物質量)を示す。
が固溶状態で共存していても同じである。コバルトにも
わずかながらカドミウムに似た挙動が認められる。充電
末期の生成物が3価のβ−NiOOHである場合、放電によ
り2価のβ−Ni(OH)2に完全に還元された時、理論容量
=0.29Ah/g(活物質量)を示す。
この容量を電極が示した場合、活物質利用率を100%と
するのが慣例である。水酸化ニッケル電極において、単
に利用率が高い電極が優れた電極とは言えない。例え
ば、J.Power Sources,12,219(1984)に記載の如く、時
として100%を越える活物質利用率が得られる。その原
因は4価の高次酸化物γ−NiOOHの生成に起因する。γ
−NiOOHは、低温度での充電によって生成し易い。例え
ば、従来法で得られる比表面積が大きく、組成が水酸化
ニッケルのみの粉末Gの場合、第10図に示した如く、0
℃において120%の高い利用率を示す。しかしながら、
容量変動が激しく、且つγ−NiOOHの生成により、電極
が膨潤し、寿命に大きな影響を与える。従って、充電末
期の活物質の結晶形態は、3価のβ−NiOOHである必要
があり、その意味では利用率が100%を越えることは好
ましくない。従って、どのような条件でもγ−NiOOHの
生成を押え利用率が100%近くを維持することが優れた
電極である。第10図に示すように5%のカドミウムを固
溶状態で含有する高密度粉末Fにおいては、低温におい
ても100%付近が維持される。5%のカドミウムと3%
のコバルトを固溶状態で含有する高密度粉末Hについて
は、特開昭59−224062号に開示された高温性能の向上が
認められ、より一層容量変動が少ない。
するのが慣例である。水酸化ニッケル電極において、単
に利用率が高い電極が優れた電極とは言えない。例え
ば、J.Power Sources,12,219(1984)に記載の如く、時
として100%を越える活物質利用率が得られる。その原
因は4価の高次酸化物γ−NiOOHの生成に起因する。γ
−NiOOHは、低温度での充電によって生成し易い。例え
ば、従来法で得られる比表面積が大きく、組成が水酸化
ニッケルのみの粉末Gの場合、第10図に示した如く、0
℃において120%の高い利用率を示す。しかしながら、
容量変動が激しく、且つγ−NiOOHの生成により、電極
が膨潤し、寿命に大きな影響を与える。従って、充電末
期の活物質の結晶形態は、3価のβ−NiOOHである必要
があり、その意味では利用率が100%を越えることは好
ましくない。従って、どのような条件でもγ−NiOOHの
生成を押え利用率が100%近くを維持することが優れた
電極である。第10図に示すように5%のカドミウムを固
溶状態で含有する高密度粉末Fにおいては、低温におい
ても100%付近が維持される。5%のカドミウムと3%
のコバルトを固溶状態で含有する高密度粉末Hについて
は、特開昭59−224062号に開示された高温性能の向上が
認められ、より一層容量変動が少ない。
CoOOHのネットワークを形成させる上記に記載した他の
添加剤については、第11図に示した如き結果を得た。活
物質利用率はCoO>α−Co(OH)2>β−Co(OH)2の順によ
い。この理由は、電解液への溶解性に起因すると考えら
れる。即ちβ−Co(OH)2の場合、電解液注液後、溶存酸
素により酸化され褐色の溶解性の悪いCo(OH)3が形成さ
れやすく、一方α−Co(OH)2の場合、α−Co(OH)2→β−
Co(OH)2を経由するためにCo(OH)3がより形成されにく
い。CoOの場合、Co(OH)3が全く形成しないために最も優
れた添加剤といえる。より具体的に、溶解速度の見地よ
り望ましいCoOは、β−Co(OH)2を200〜800℃の高温不活
性雰囲気下にて加熱生成させたものである。水酸化ニッ
ケルをHCoO2 -イオン中に浸漬し、表面に水酸化コバルト
層を形成させた粉末ペースト充填した電極はCoO粉末を
混合した電極よりも利用率が劣り、β−Co(OH)2粉末を
混合した電極程度であった。更にオキシ水酸化ニッケル
粉末の表面に導電性のCoOOH層を形成させた粉末(具体
的には、CoO粉末を混合した電極を充放電した後、電極
から集電体であるニッケル繊維を除去した物)を再度ペ
ースト充填した電極は、利用率が悪かった。この事は重
要な意味を持っている。即ち、活物質粉末と集電体との
導電性ネットワーク(CoOOH)形成は、作成された電極
中で形成されることが不可決であり、予め活物質粒子表
面に形成してもその効果が低いことである。従って、Co
O粉末を含む本発明のニッケル電極は、化成することな
く電池を組み立て、電解液を注入後放置し、CoO粉末の
溶解と再析出工程を必要とする。CoO添加剤を用いて本
発明により作成された電極は、導電性付加剤を用いなく
とも、β−NiOOHの理論利用率に達することから、導電
性付加剤を必要とせず、密閉形ニッケルカドミウム電池
に適用できる。尚、基板として金属繊維焼結体を例に示
したがこれらに限定されるものではない。
添加剤については、第11図に示した如き結果を得た。活
物質利用率はCoO>α−Co(OH)2>β−Co(OH)2の順によ
い。この理由は、電解液への溶解性に起因すると考えら
れる。即ちβ−Co(OH)2の場合、電解液注液後、溶存酸
素により酸化され褐色の溶解性の悪いCo(OH)3が形成さ
れやすく、一方α−Co(OH)2の場合、α−Co(OH)2→β−
Co(OH)2を経由するためにCo(OH)3がより形成されにく
い。CoOの場合、Co(OH)3が全く形成しないために最も優
れた添加剤といえる。より具体的に、溶解速度の見地よ
り望ましいCoOは、β−Co(OH)2を200〜800℃の高温不活
性雰囲気下にて加熱生成させたものである。水酸化ニッ
ケルをHCoO2 -イオン中に浸漬し、表面に水酸化コバルト
層を形成させた粉末ペースト充填した電極はCoO粉末を
混合した電極よりも利用率が劣り、β−Co(OH)2粉末を
混合した電極程度であった。更にオキシ水酸化ニッケル
粉末の表面に導電性のCoOOH層を形成させた粉末(具体
的には、CoO粉末を混合した電極を充放電した後、電極
から集電体であるニッケル繊維を除去した物)を再度ペ
ースト充填した電極は、利用率が悪かった。この事は重
要な意味を持っている。即ち、活物質粉末と集電体との
導電性ネットワーク(CoOOH)形成は、作成された電極
中で形成されることが不可決であり、予め活物質粒子表
面に形成してもその効果が低いことである。従って、Co
O粉末を含む本発明のニッケル電極は、化成することな
く電池を組み立て、電解液を注入後放置し、CoO粉末の
溶解と再析出工程を必要とする。CoO添加剤を用いて本
発明により作成された電極は、導電性付加剤を用いなく
とも、β−NiOOHの理論利用率に達することから、導電
性付加剤を必要とせず、密閉形ニッケルカドミウム電池
に適用できる。尚、基板として金属繊維焼結体を例に示
したがこれらに限定されるものではない。
発明の効果 上述した如く、本発明は高次酸化物γ−NiOOHの生成を
防止した、活物質利用率の向上した、高エネルギー密
度、且つ長寿命のニッケル電極及びこれを用いたアルカ
リ電池を提供することができるので、その工業的価値は
極めて大である。
防止した、活物質利用率の向上した、高エネルギー密
度、且つ長寿命のニッケル電極及びこれを用いたアルカ
リ電池を提供することができるので、その工業的価値は
極めて大である。
第1図は、コバルト化合物の溶解のモデル図である。 第2図は、水酸化ニッケル粒子の比表面積と細孔容積の
関係を示した図である。 第3図は、従来の水酸化ニッケル粉末と本発明の高密度
水酸化ニッケル粉末の細孔径分布の曲線を示した図であ
る。 第4図は、放置条件と活物質利用率の関係を示した図で
ある。 第5図は、図面に代る写真のX線写真(X線マイクロア
ナライザ略称EPMA)であり、コバルト添加剤溶解析出後
の状態を示したものである。 第6図は、水酸化ニッケルの種類と活物質利用率の関係
を示した図である。 第7図は、CoO添加量と活物質利用率、極板体積あたり
のエネルギー密度との関係を示した図である。 第8図は、活物質組成とγ−NiOOHの生成量の関係を示
した図である。 第9図は、γ−NiOOHの多量に生成した電極と本発明の
電極との放電々圧特性の比較を比した図である。 第10図は、活物質組成、充放電温度及び活物質の利用率
の関係を示したものである。 第11図は各種コバルト化合物添加剤と活物質の利用率と
の関係を示したものである。
関係を示した図である。 第3図は、従来の水酸化ニッケル粉末と本発明の高密度
水酸化ニッケル粉末の細孔径分布の曲線を示した図であ
る。 第4図は、放置条件と活物質利用率の関係を示した図で
ある。 第5図は、図面に代る写真のX線写真(X線マイクロア
ナライザ略称EPMA)であり、コバルト添加剤溶解析出後
の状態を示したものである。 第6図は、水酸化ニッケルの種類と活物質利用率の関係
を示した図である。 第7図は、CoO添加量と活物質利用率、極板体積あたり
のエネルギー密度との関係を示した図である。 第8図は、活物質組成とγ−NiOOHの生成量の関係を示
した図である。 第9図は、γ−NiOOHの多量に生成した電極と本発明の
電極との放電々圧特性の比較を比した図である。 第10図は、活物質組成、充放電温度及び活物質の利用率
の関係を示したものである。 第11図は各種コバルト化合物添加剤と活物質の利用率と
の関係を示したものである。
Claims (2)
- 【請求項1】耐アルカリ性金属多孔体を集電体とし、水
酸化ニッケル粉末を活物質主成分とするペースト式ニッ
ケル電極において、水酸化ニッケルが15〜30Åの細孔半
径を有し、その空孔容積が0.05ml/g以下で、比表面積が
15〜30m2/gであり、且つニッケル電極がコバルト化合物
により集電体と活物質間の導電性が保持され、ニッケル
粉末あるいはグラファイト粉末等の導電性付加剤を含ま
ないことを特徴とするアルカリ電池用ニッケル電極。 - 【請求項2】ニッケル電極を化成することなく電池に組
み込み、電解液を注入し一日以上放置し、該電極中のコ
バルト化合物を完全に溶解し再析出した後、初充電する
ことを特徴とする請求項1記載のアルカリ電池用ニッケ
ル電極を用いたアルカリ電池。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63088416A JPH0724218B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | アルカリ電池用ニッケル電極及びこれを用いた電池 |
US07/199,930 US4844999A (en) | 1988-04-11 | 1988-05-26 | Nickel electrode for alkaline battery and battery using said nickel electrode |
DE3888163T DE3888163T2 (de) | 1988-04-11 | 1988-05-27 | Nickelelektrode für alkalische Batterie und Batterie mit dieser Elektrode. |
EP88304830A EP0337029B1 (en) | 1988-04-11 | 1988-05-27 | Nickel electrode for alkaline battery and battery using said nickel electrode |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP63088416A JPH0724218B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | アルカリ電池用ニッケル電極及びこれを用いた電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01260762A JPH01260762A (ja) | 1989-10-18 |
JPH0724218B2 true JPH0724218B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=13942189
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63088416A Expired - Fee Related JPH0724218B2 (ja) | 1988-04-11 | 1988-04-11 | アルカリ電池用ニッケル電極及びこれを用いた電池 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0337029B1 (ja) |
JP (1) | JPH0724218B2 (ja) |
DE (1) | DE3888163T2 (ja) |
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- 1988-05-27 DE DE3888163T patent/DE3888163T2/de not_active Expired - Lifetime
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