JPH0724195Y2 - 位置割出し装置のベルト切れ検知装置 - Google Patents

位置割出し装置のベルト切れ検知装置

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JPH0724195Y2
JPH0724195Y2 JP1989102005U JP10200589U JPH0724195Y2 JP H0724195 Y2 JPH0724195 Y2 JP H0724195Y2 JP 1989102005 U JP1989102005 U JP 1989102005U JP 10200589 U JP10200589 U JP 10200589U JP H0724195 Y2 JPH0724195 Y2 JP H0724195Y2
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JP
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drive belt
carriage
tension block
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drive
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文雄 松元
日 林
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鬼頭工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、位置割出し装置のベルト切れ検知装置に関す
るものである。
(従来の技術) 従来の位置割出し装置を第6図ないし第9図にもとづい
て説明する。1は位置割出し装置本体を示し、2は位置
割出し装置本体1の基台を示している。基台2の上部適
所および前部適所には、ガイドレール3およびガイドレ
ール4が敷設されている(第9図参照)。5は位置割出
し装置本体1に配設した台車を示しており、台車5の適
所には一対のガイドレール3,4に摺動自在に嵌合したベ
アリング6,7が固着している。したがって、台車5は一
対のガイドレール3,4上を第6図において左右に走行す
る。
8は基台2に張設した駆動ベルトを示しており、駆動ベ
ルト8の両端は基台2に固着したテンションブロック9,
10に固定している。駆動ベルト8には台車5の中央に回
転自在に設けた駆動プーリ11が係合している。また、台
車5の駆動プーリ11の両側には押えローラ12,13が回転
自在に設けられている。押えローラ12,13は駆動ベルト
8が駆動プーリ11に具合よく係合するように駆動ベルト
8を押えているものである(第8図参照)。
14は駆動プーリ11を回転駆動するための駆動モータを示
している。駆動モータ14の駆動軸は減速機15を介して駆
動プーリ11と連結している。したがって、駆動モータ14
が回転するとその回転力は減速機15により減速され駆動
プーリ11へと伝達され駆動プーリ11が回転する。駆動プ
ーリ11が回転すると駆動プーリ11は駆動ベルト8と係合
しているので、台車5は一対のガイドレール3,4上を第
7図において左右に走行する。なお、16,17は基台2の
台車5の走行端に設けたストッパである。
上記のように構成した位置割出し装置本体1の作用につ
いて説明する。まず、原位置に待機している台車5は駆
動モータ14が作動すると、駆動モータ14の回転方向によ
り一対のガイドレール3,4上を左右に走行するので、駆
動モータ14の回転数と回転方向を前もって図示しない制
御装置に設定しておけば、台車5は一対ガイドレール3,
4上を走行し所定位置に停止して位置決めされる。この
ようにして、台車5を所望する位置に順次停止させ、最
後に台車5を原位置に復帰させて一サイクルは終了す
る。
(考案が解決しようとする課題) 台車5は、駆動ベルト8に係合させた駆動プーリ11を駆
動モータ14によって回転させて一対のガイドレール3,4
上を走行するようにしているので、万一、台車5の走行
中に駆動ベルト8が切断した場合でも、駆動モータ14は
回転し続けることになり、駆動プーリ11に駆動ベルト8
が巻付いて、他の装置を破損したり、作業者を危険に曝
す虞れがあった。さらに、台車5は惰力により走行し、
他の装置に接触して、それらの装置を破損する問題点も
あった。また、台車を長期にわたって使用していると、
駆動ベルトが老化、摩耗等により次第に緩んできて、台
車の停止位置決め精度が悪くなるという問題点があっ
た。しかし、駆動ベルトの両端をテンションブロックで
基台に固定して張設するようにしているので、一度張設
すると駆動ベルトの調整が難しいという問題点もあっ
た。
本考案は、上記従来の問題点に鑑みてなされたもので、
台車の走行中に駆動ベルトが切断しても、これを直ちに
検知して台車の走行を停止させると共に、駆動ベルトの
伸びを確実に検知して、その張力を容易に調整すること
ができ、かつ、構造が簡単で、製作費の安い位置割出し
装置のベルト切れ検知装置を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上記目的を達成するために、位置割出し装置
本体の基台に駆動ベルトを張設し、該駆動ベルトに台車
に装着した駆動プーリを係合して、該台車を前記基台に
走行自在に配設すると共に、該台車に前記駆動プーリを
回転駆動する駆動手段を設け、該駆動手段により前記駆
動プーリを回転駆動することによって、前記台車を所定
位置まで移動する位置割出し装置において、 前記駆動ベルトの一端部を前記基台の前記駆動ベルトの
張設方向の一側部に摺動可能に設けた一側テンションブ
ロックに連結し、前記駆動ベルトの他端部を前記基台の
他側部に固着した他側テンションブロックに固定し、前
記基台の、前記一側テンションブロックの前記駆動ベル
ト取付位置の反対側に保持ブラケットを固着し、該保持
ブラケットに前記一側テンションブロックに固定したテ
ンションボルトを摺動自在に挿通し、該挿通したテンシ
ョンボルトに前記駆動ベルトのテンションを調整するナ
ットを螺合し、前記保持ブラケットと前記一側テンショ
ンブロックとの間に該一側テンションブロックを前記駆
動ベルトの伸長方向に常時付勢する付勢手段を設け、さ
らに、前記一側テンションブロックの移動を検知する検
知装置を設け、該検知装置からの信号によって作動し、
前記基台に固着した制動レールに係合する制動装置を前
記台車に設けたことを特徴とするものである。
(作用) 以上のように構成したので、台車が基台を走行中に駆動
ベルトが切れると、一側テンションブロックは付勢手段
により駆動ベルトの伸長方向に常時付勢されているの
で、一側テンションブロックは駆動ベルトの伸長方向に
移動する。この移動を検知装置が検知して信号を発信す
る。この信号によって、駆動手段の作動が停止すると共
に、台車に設けた制動装置が基台に固着した制動レール
に係合して台車を停止させる。台車が停止したら作業者
は駆動ベルトの点検および交換を行う。
また、駆動ベルトが老化、摩耗等により伸長した場合、
一側テンションブロックは前記と同様に付勢手段によ
り、駆動ベルトの伸長方向に伸長した分だけ移動する。
この移動を検知装置が検知して信号を発信する。信号が
発信されると、制動装置が作動して台車が停止するの
で、作業者はテンションボルトの張力を調整する。この
とき、駆動ベルトの老化、摩耗等が激しいときは新しい
ものと取り替える。
(実施例) 次に、本考案の一実施例を図にもとづいて説明する。な
お、第6図ないし第9図と同一部分には同一の符号を付
してその詳細な説明は省略する。20は駆動ベルト8の一
端部に設けられ、駆動ベルト8の伸長方向に沿って基台
2に固着したガイドレールで、21はガイドレール20に摺
動可能に設けた一側テンションブロック(以下、単にテ
ンションブロックという)である。テンションブロック
21は下部に固着したベアリング22をガイドレール20に嵌
合させることによって摺動可能となっている。これによ
って、テンションブロック21はガイドレール20上を移動
するようになる。さらに、テンションブロック21には駆
動ベルト8の一端部が固着している。したがって、駆動
ベルト8の一端部はテンションブロック21に摺動自在に
保持され、他端部は他側テンションブロック9(以下、
単にテンションブロック9という)によって基台2に固
着、保持されていることになる。
23は駆動ベルト8の一端部に設けた、駆動ベルト8を伸
長するための伸長力加減装置を示している。この伸長力
加減装置23は下記のようになっている。24は基台2に固
着した保持ブラケットであり、保持ブラケット24はテン
ションブロック21の駆動ベルト8の連結側とは反対側に
配置されている。25,25は一端がテンションブロック21
に固着し、他端が保持ブラケット24に摺動自在に挿通し
たテンションボルト、26,26はテンションボルト25,25に
螺合した締付ナットをそれぞれ示している。この締付ナ
ット26,26を適宜締付けることによって駆動ベルト8を
適当な強さで伸長することができる。また、テンション
ボルト25,25には締付けナット26,26の緩みを防止するた
めのロックナット27,27が螺合している。この保持ブラ
ケット24、テンションボルト25,25、締付けナット26,2
6、ロックナット27,27で伸長力加減装置23が構成されて
いる。
28,28はテンションブロック21に固着したスプリング
留、29,29は保持ブラケット24に保持されたスプリング
留を示している。スプリング留29,29はナット30,30およ
びナット31,31により保持ブラケット24に固定されてい
る。32,32はスプリング留28,28とスプリング留29,29と
の間に介装した付勢手段としてのスプリングを示してい
る。このスプリング32,32は駆動ベルト8を常時、伸長
方向(第2図において左方向)へ付勢しているものであ
る。
33はテンショブロック21の適所に固着したドッグ、34は
ドッグ33と係合可能に基台2の適所に配設した検知装置
であるリミットスイッチを示している。リミットスイッ
チ34はテンションブロック21が第2図において左方向へ
移動した際、これを検知するものである。35は基台2に
固着した制動レールを示し、36,36は制動レール35と係
合するように台車5に装着した制動装置であるブレーキ
を示している。このブレーキ36,36はリミットスイッチ3
4からの信号により作動し、制動レール35を挟持して台
車5の走行を停止する。
次に、本考案の作用を説明する。なお、台車5の走行に
ついては従来技術と同じなのでその説明は省略する。台
車5が一対のガイドレール3,4上を走行中に駆動ベルト
8が切れたり、または、駆動ベルト8が老化や摩耗等に
より伸長すると、テンションブロック21はスプリング3
2,32によって、駆動ベルト8の伸長方向(第2図におい
て左方向)へ常時付勢されているので、テンションブロ
ック21は第2図において左方向へ移動する。テンション
ブロック21が移動すると、テンションブロック21に固着
しているドッグ33も同方向に移動し、リミットスイッチ
34はドッグ33と係合し、駆動ベルト8の切れを検知する
と共に信号を発信する。リミットスイッチ34が信号を発
信すると、駆動モータ14は停止し、ブレーキ36,36が作
動し、制動レール35を挟持し、台車5はその位置で直ち
に停止する。台車5が停止したら、作業者は駆動ベルト
8の点検および交換等を行う。また、駆動ベルト8が伸
びていたら、テンションボルト25に螺合している締付け
ナット26やロックナット27を締め付けて駆動ベルト8の
張力の調整を行う。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、駆動ベルトが切れる
と、これを直ちに検知して駆動モータを停止させると共
に、惰力による台車の走行を止めるようにしたので、駆
動プーリに駆動ベルトが巻付いて、他の装置を破損した
り、作業者を危険に曝す虞もなくなった。
また、駆動ベルトの伸びが直ちに検知され、その調整も
容易に行うことができるので、台車の停止位置決め精度
を向上させることができ、かつ、駆動ベルトの老化、摩
擦等による駆動ベルトの切れをも未然に防ぐことができ
る。さらに、駆動ベルトの伸長力を調整可能としたの
で、台車の走行を常時、滑らかに行わせることができ
る。また、構造が簡単なので、従来の装置に極めて容易
に装着することができると共に、製作費が安価になる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面図、第2図は第1
図のものの平面図、第3図は本考案の台車の正面図、第
4図は第3図のものの側面図、第5図は第3図のものの
平面図、第6図は従来の位置割出し装置の正面図、第7
図は第6図のものの平面図、第8図は従来の台車の正面
図、第9図は第8図のものの側面図である。 1……位置割出し装置本体 2……基台 5……台車 8……駆動ベルト 11……駆動プーリ 14……駆動モータ 21……テンションブロック 23……伸長力加減装置 32……スプリング 34……リミットスイッチ 36……ブレーキ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置割出し装置本体の基台に駆動ベルトを
    張設し、該駆動ベルトに台車に装着した駆動プーリを係
    合して、該台車を前記基台に走行自在に配設すると共
    に、該台車に前記駆動プーリを回転駆動する駆動手段を
    設け、該駆動手段により前記駆動プーリを回転駆動する
    ことによって、前記台車を所定位置まで移動する位置割
    出し装置において、 前記駆動ベルトの一端部を前記基台の前記駆動ベルトの
    張設方向の一側部に摺動可能に設けた一側テンションブ
    ロックに連結し、前記駆動ベルトの他端部を前記基台の
    他側部に固着した他側テンションブロックに固定し、前
    記基台の、前記一側テンションブロックの前記駆動ベル
    ト取付位置の反対側に保持ブラケットを固着し、該保持
    ブラケットに前記一側テンションブロックに固定したテ
    ンションボルトを摺動自在に挿通し、該挿通したテンシ
    ョンボルトに前記駆動ベルトのテンションを調整するナ
    ットを螺合し、前記保持ブラケットと前記一側テンショ
    ンブロックとの間に該一側テンションブロックを前記駆
    動ベルトの伸長方向に常時付勢する付勢手段を設け、さ
    らに、前記一側テンションブロックの移動を検知する検
    知装置を設け、該検知装置からの信号によって作動し、
    前記基台に固着した制動レールに係合する制動装置を前
    記台車に設けたことを特徴とする位置割出し装置のベル
    ト切れ検知装置。
JP1989102005U 1989-08-31 1989-08-31 位置割出し装置のベルト切れ検知装置 Expired - Fee Related JPH0724195Y2 (ja)

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