JPH07239633A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH07239633A
JPH07239633A JP6031727A JP3172794A JPH07239633A JP H07239633 A JPH07239633 A JP H07239633A JP 6031727 A JP6031727 A JP 6031727A JP 3172794 A JP3172794 A JP 3172794A JP H07239633 A JPH07239633 A JP H07239633A
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JP
Japan
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image forming
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JP6031727A
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English (en)
Inventor
Seiji Tsuzuki
清治 都築
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は、コピーした用紙が装置内の反転給
紙部に残り、排出されてこなくなってしまうことなく排
出でき、ミスコピーを除き、ユーザの操作性を軽減する
ことを目的とする。 【構成】この発明は、自動原稿送り装置39を有し、自
動原稿送り装置39への原稿のセット時に、初期モード
として片面→両面コピーの両面モードが設定されている
ものにおいて、1枚の原稿の場合、両面モードが禁止さ
れ、片面モードが選択されるようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動原稿送り装置を
有する画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、画像形成装置としての複写機等で
は、複数枚の原稿を受け入れて、1枚ずつ原稿台上に供
給する自動原稿送り装置が用いられるようになってい
る。このような複写機では、両面モードとして片面(原
稿)→両面(コピー用紙)、両面(原稿)→片面(コピ
ー用紙)、両面(原稿)→両面(コピー用紙)のコピー
が選択できるようになっている。この両面モードに対し
て一般的な片面モードとしての片面(原稿)→片面(コ
ピー用紙)のコピーも選択できるようになっている。
【0003】一般に、現在の複写機では、初期モードと
しては、片面モードが選択された状態でコピーすること
ができるようになっている。しかし、ユーザの要望によ
り初期モードとして、片面(原稿)→両面(コピー用
紙)の両面モードが選択された状態でコピーすることが
できるものが開発されている。
【0004】このような装置では、1枚の原稿に対して
も初期モードとして両面モードが選択されてしまい、コ
ピーした用紙が装置内の反転給紙部に残り、排出されて
こなくなってしまうという欠点がある。
【0005】また、使用者により初期モード以外の両面
モードを選択した後に、自動原稿送り装置に原稿を載置
した場合に、初期モードの両面モード(片面→両面コピ
ー)を選択してしまい、その選択したい両面モードを再
設定しなければならないという欠点がある。たとえば、
両面→両面コピーを選択した後、初期モードの片面→両
面コピーが選択され、両面→両面コピーを再設定しなけ
ればならない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記した
ように、自動原稿送り装置を有し、初期モードとして両
面モードが設定されているものにおいて、1枚の原稿に
対しても初期モードとして両面モードが選択されてしま
い、コピーした用紙が装置内の反転部に残り、排出され
てこなくなってしまい、しかも、自動原稿送り装置に原
稿を載置する前に、初期モードと異る両面モードが設定
された場合、初期モードの両面モードに偏向されてしま
い、再設定しなければならず、操作性が悪いという欠点
を除去するもので、1枚の原稿の場合、片面モードが選
択され、内部に取込まれることなく排出でき、しかも、
自動原稿送り装置に原稿を載置する前に初期モードと異
る両面モードが設定された場合、その設定された両面モ
ードのままコピーを行うことができ、操作性が良い画像
形成装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の画像形成装置
は、自動原稿送り装置により搬送された原稿に対する画
像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手段を有する
ものにおいて、上記自動原稿送り装置に原稿が設定され
たことを検知する第1の検知手段、この第1の検知手段
により上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを
検知した際、被画像形成媒体の片面のみに画像を有する
原稿から被画像形成媒体の両面に画像を形成するモード
に設定する設定手段、この設定手段の設定に応じて、上
記自動原稿送り装置により搬送される2枚の原稿の片面
に対する画像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像
形成媒体の両面に形成する第1の処理手段、上記自動原
稿送り装置に設定された原稿が1枚であることを検知す
る第2の検知手段、この第2の検知手段の検知により上
記自動原稿送り装置に設定された原稿が1枚であること
を検知した際、上記設定手段の設定を解除し、上記自動
原稿送り装置により搬送される1枚の原稿の片面に対す
る画像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像形成媒
体の片面に形成する第2の処理手段、および上記第1、
第2の処理手段により画像が形成された被画像形成媒体
を排出する排出手段から構成される。
【0008】この発明の画像形成装置は、自動原稿送り
装置により搬送された原稿に対する画像を被画像形成媒
体上に形成する画像形成手段を有するものにおいて、上
記自動原稿送り装置により搬送される原稿に対する画像
を上記画像形成手段を用いて被画像形成媒体の両面に形
成する両面モードを初期設定モードとして設定する第1
の設定手段、上記自動原稿送り装置に原稿が設定された
ことを検知する第1の検知手段、上記第1の設定手段に
より設定されている初期設定モード以外のモードを指定
する指定手段、この指定手段により初期設定モード以外
のモードが指定されていない場合、上記第1の検知手段
により上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを
検知した際、上記第1の設定手段により設定されている
初期設定モードに設定する第2の設定手段、上記指定手
段により指定に応じて、あるいは上記第2の設定手段の
設定に応じて、および上記自動原稿送り装置により搬送
される原稿に対する画像を上記画像形成手段を用いて被
画像形成媒体に形成する処理手段から構成される。
【0009】この発明の画像形成装置は、自動原稿送り
装置により搬送された原稿に対する画像を被画像形成媒
体上に形成する画像形成手段を有するものにおいて、上
記自動原稿送り装置により搬送される2枚の原稿の片面
に対する画像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像
形成媒体の両面に形成する第1の両面モード、上記自動
原稿送り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対す
る画像を上記画像形成手段を用いて2枚の被画像形成媒
体の片面に形成する第2の両面モード、上記自動原稿送
り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対する画像
を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像形成媒体の両
面に形成する第3の両面モードの中の1つの両面モード
を初期設定モードとして設定する第1の設定手段、上記
自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知する第
1の検知手段、この第1の検知手段により上記自動原稿
送り装置に原稿が設定されたことを検知した際、上記第
1の設定手段により設定されている初期設定モードに設
定する第2の設定手段、およびこの第2の設定手段の設
定に応じて、上記自動原稿送り装置により搬送される原
稿に対する画像を上記画像形成手段を用いて被画像形成
媒体に形成する処理手段から構成される。
【0010】この発明の画像形成装置は、自動原稿送り
装置により搬送された原稿に対する画像を被画像形成媒
体上に形成する画像形成手段を有するものにおいて、上
記自動原稿送り装置により搬送される2枚の原稿の片面
に対する画像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像
形成媒体の両面に形成する第1の両面モード、上記自動
原稿送り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対す
る画像を上記画像形成手段を用いて2枚の被画像形成媒
体の片面に形成する第2の両面モード、上記自動原稿送
り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対する画像
を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像形成媒体の両
面に形成する第3の両面モードの中の1つの両面モード
を初期設定モードとして設定する第1の設定手段、上記
自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知する第
1の検知手段、上記第1の設定手段により設定されてい
る初期設定モード以外の両面モードを指定する指定手
段、この指定手段により初期設定モード以外の両面モー
ドが指定されていない場合、上記第1の検知手段により
上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知し
た際、上記第1の設定手段により設定されている初期設
定モードに設定する第2の設定手段、および上記指定手
段による初期設定モード以外の両面モードの指定に応じ
て、あるいは上記第2の設定手段の設定に応じて、上記
自動原稿送り装置により搬送される原稿に対する画像を
上記画像形成手段を用いて被画像形成媒体に形成する処
理手段から構成される。
【0011】
【作用】この発明は、上記のような構成において、自動
原稿送り装置により搬送された原稿に対する画像を被画
像形成媒体上に形成する画像形成手段を有するものにお
いて、上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを
検知し、この検知により被画像形成媒体の片面のみに画
像を有する原稿から被画像形成媒体の両面に画像を形成
するモードに設定し、この設定に応じて、上記自動原稿
送り装置により搬送される2枚の原稿の片面に対する画
像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像形成媒体の
両面に形成し、上記自動原稿送り装置に設定された原稿
が1枚であることを検知した際、上記設定手段の設定を
解除し、上記自動原稿送り装置により搬送される1枚の
原稿の片面に対する画像を上記画像形成手段を用いて1
枚の被画像形成媒体の片面に形成し、上記画像が形成さ
れた被画像形成媒体を排出するようにしたものである。
【0012】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照して説明する。図2はこの発明に係る画像形成装置と
しての複写機1の内部構成を示すもので、その本体11
内の略中央部には感光体ドラム12が回転自在に設けら
れている。この感光体ドラム12の周囲部にはその回転
方向に沿って順次、帯電チャージャ13、露光部14、
現像器15、転写チャージャ17、剥離チャージャ1
8、クリーナ19および除電器20が配設されている。
【0013】また、上記本体11内の上部には露光系2
1が設けられている。この露光系21は露光ランプ2
2、第1から第3の反射ミラー23、24、25、変倍
用レンズブロック26、第4から第6の反射ミラー2
7、28、29によって構成されている。
【0014】また、上記本体11の一側部には、給紙カ
セット30と1000枚以上の大容量給紙装置(LC
F)31とが設けられている。大容量給紙装置31に最
も使用頻度の高い用紙(例えばA4サイズ)Pをセット
するようにすれば用紙切れの生じる回数を減らすことが
できる。
【0015】上記給紙カセット30あるいは上記大容量
給紙装置31から給紙された用紙(被画像形成媒体)P
は上記本体11内に設けられた用紙搬送路32に沿って
搬送されるようになっている。
【0016】前記用紙搬送路32には用紙Pの搬送方向
に沿って順次、レジストローラ33、上記転写、剥離チ
ャージャ17、18、搬送ベルト34、定着器35、排
紙ローラ対36が配設されている。
【0017】また、上記本体11の上面部には原稿載置
台38が設けられ、この原稿載置台38上には、自動原
稿送り装置39が設けられている。一方、上記本体11
の排紙部にはソータ装置51が設けられている。このソ
ータ装置51は、本体11の排紙部からの用紙Pを搬送
する搬送ローラ56、この搬送ローラ56によって搬送
される用紙Pをソート時とノンソート時とで振分けるゲ
ート手段54、ソート時に上記ゲート手段54によって
振分けられた用紙Pを搬送する搬送路52、この搬送路
52の出口に対向し、図示しないビン移動機構により上
下方向に移動可能に配設された複数のビン53a、…
と、ノンソート時に上記ゲート手段54によって振分け
られた用紙Pが排出される排紙トレイ55によって構成
されている。
【0018】搬送路52は、搬送ガイド57aと搬送ロ
ーラ57bとによって構成されている。上記搬送ローラ
56の近傍には、上記本体11の排紙部からの用紙Pの
ソータ装置51への挿入を検知する検知器58が設けら
れ、上記搬送ローラ57bの近傍には、ビン53a、…
への用紙Pの搬送を検知する検知器59が設けられてい
る。
【0019】また、上記排紙ローラ対36の近傍には用
紙Pを本体11外へ排出するか反転給紙部49に導くか
を切換えるゲート手段50が設けられている。この反転
給紙部49に導かれた用紙Pは、表裏が反転された後、
再び用紙搬送路32に沿って搬送されるようになってい
る。
【0020】しかして、通常のコピー時には、原稿載置
台38に載置された原稿Oに露光系21により、光が走
査され、その反射光が帯電チャージャ13により表面が
帯電された感光体ドラム12上に結像されて静電潜像が
形成される。この静電潜像は現像器15により現像剤が
供給されることにより顕像化される。このとき、給紙カ
セット30、あるいは大容量給紙装置31から用紙Pが
供給されることにより、感光体ドラム12と転写チャー
ジャ17との間の画像転写部12aに用紙Pが送られて
感光体ドラム12上の顕像が用紙Pに転写される。この
画像が転写された用紙Pは剥離チャージャ18の作用に
より、感光体ドラム12から剥離され、搬送ベルト34
により、定着器35へと送られ画像が定着される。この
画像が定着された用紙Pは排紙ローラ対36を介して排
出され、ソータ装置51のゲート手段54を介して排紙
トレイ55上あるいはソート部内のビン53a、…に選
択的に排出されることになる。排紙ローラ対36による
排出は排紙スイッチとしての検出器45によって検出さ
れるようになっている。
【0021】また、原稿Oを複数部コピーしてソートす
る場合にはゲート手段54がソート部側に切換わること
により、用紙Pが搬送路52を介して搬送され、その搬
送路52の出口に選択的に対応しているビン53a、…
に振分けられ、ソートされることになる。ビン53a、
…は、図示しないビン移動機構により上下動(上昇、下
降)されることにより、搬送路52の出口にそれぞれが
対向するようになっている。
【0022】また、両面コピーする場合には、ゲート手
段50が反転給紙部49側に切換わることにより、用紙
Pが反転給紙部49に導かれ、表裏が反転された後、再
び用紙搬送路32に沿って搬送され、裏面側に画像が転
写され、定着されて排出される。
【0023】上記自動原稿送り装置39は、原稿供紙台
61、1通取出し部62、反転部63、搬送部64、排
紙部65、排紙トレイ66、および原稿検知器67によ
って構成されている。
【0024】上記原稿供紙台61には、供紙される1枚
の原稿Oあるいは複数の原稿O、…が載置される。上記
1通取出し部62は、上記原稿供紙台61上の原稿Oを
1枚ずつ取出し搬送するものである。上記反転部63
は、上記1通取出し部62からの原稿Oをそのまま搬送
部64へ導いたり、あるいは搬送部64からの原稿Oを
反転して搬送部64へ返送するものである。上記搬送部
64は、上記反転部63からの原稿Oを搬送して原稿載
置台38上の基準位置にセットしたり、原稿載置台38
上の原稿Oを上記反転部63に搬送したり、排紙部65
に搬送するようになっている。上記排紙部65は、搬送
部64からの原稿Oを排紙トレイ66に排紙するもので
ある。
【0025】原稿検知器67は、原稿供紙台61に原稿
O、…が載置されているか否かをたとえば光学的に検知
するものである。また、本体11の前面上部には、様々
な複写条件並びに複写動作を開始させる複写開始信号な
どを入力する操作パネル70が設けられている。
【0026】操作パネル70は、図3に示すように、テ
ンキー71、コピーキー72、状態表示部73、案内表
示部74、原稿サイズ設定キー75、用紙サイズ設定キ
ー76、自動露光キー77、濃度設定キー78、倍率設
定キー79、操作ガイドキー80、割込キー81、予熱
キー82、両面モード設定キー83、頁連写設定キー8
4、枠消し設定キー85、編集設定キー86、綴じ代設
定キー87、および両面モード表示器88a、88b、
88cによって構成されている。
【0027】テンキー71は、コピー枚数を設定するも
のである。コピーキー72は、コピー開始を指示するも
のである。状態表示部73は、給紙カセットの選択状態
や、原稿の選択状態や、用紙のジャムや、濃度設定キー
78により設定されるコピー濃度などを案内表示するも
のである。案内表示部74は、原稿枚数やコピー枚数を
表示するとともに、複写倍率の表示や種々の操作案内を
行うものである。原稿サイズ設定キー75は、原稿Oの
サイズを設定するものである。用紙サイズ設定キー76
は、用紙Pのサイズを設定するものである。自動露光キ
ー77は、自動露光に設定する際にしようするものであ
る。濃度設定キー78は、コピー濃度を設定するもので
ある。倍率設定キー79は、コピー倍率を設定するもの
である。操作ガイドキー80は操作ガイドの指示を設定
するものである。割込キー81は割込コピー時に入力す
るキーである。予熱キー82は、予熱時に入力するキー
である。両面モード設定キー83は、種々の両面モード
を設定するものである。頁連写設定キー84は、頁連写
を設定するものである。枠消し設定キー85は枠消しを
設定するものである。編集設定キー86は、原稿Oの片
面ずつを用紙Pの両面を用いてコピー、原稿Oの両面を
それぞれ用紙Pの両面にコピー、原稿Oの両面のそれぞ
れを用紙Pの片面ずつを用いてコピー、あるいはブック
コピーを設定するものである。綴じ代設定キー87は、
綴じ代を設定するものである。
【0028】両面モード設定キー83は、原稿Oの片面
ずつをコピー用紙Pの両面にコピーする片面→両面コピ
ー、原稿Oの両面をコピー用紙Pの両面にコピーする両
面→両面コピー、原稿Oの両面をコピー用紙Pの片面に
コピーする両面→片面コピーの各両面モードを切換設定
するものであり、原稿供紙台61に原稿Oを載置した際
の初期設定としては、片面→両面コピーが設定されてい
る。
【0029】両面モードによるコピー枚数は、たとえば
50枚までとなっている。この両面モードの初期設定
は、図4のフローチャートに示すように、サービスマン
により変更できるようになっている。
【0030】たとえば、テンキー71の「0」キーと
「8」キーとを同時に押している状態で、図示しない電
源スイッチをオンすることにより、システムモード(サ
ービスマンモード)が選択され、両面モードの初期設定
変更に対応するコード「5」をテンキー71により投入
することにより、両面モードの初期設定変更モードとな
る。このモードにおいて、「1」をテンキー71により
投入することにより、片面→両面コピーが設定され、
「2」をテンキー71により投入することにより、両面
→両面コピーが設定され、「3」をテンキー71により
投入することにより、両面→片面コピーが設定され、
「0」をテンキー71により投入することにより、両面
モードが機能しないと設定される。上記モードは後述す
る内部メモリ91aに記憶される。
【0031】図1は上記複写機1と自動原稿送り装置3
9の制御回路を示すものである。すなわち、上記複写機
1側には、上記複写機1の全体を制御するCPU91が
設けられている。このCPU91には、画像形成を行う
画像形成部92、様々な複写条件並びに複写動作を開始
させる複写開始信号などを入力する操作パネル70、上
記自動原稿送り装置39と接続され信号の送受を行うイ
ンターフェース93が接続されている。画像形成部92
は、図2で説明した複写機1の内部構成の各部に対応し
ている。
【0032】また、自動原稿送り装置39側には、上記
自動原稿送り装置39の全体を制御するCPU95が設
けられている。このCPU95には、上記複写機1と接
続され信号の送受を行うインターフェース96、上記1
通取出し部62、反転部63、搬送部64、排紙部65
の図示しないローラを回転する駆動回路98、および上
記原稿検知器67が接続されている。
【0033】次に、上記のような構成において、図5に
示すフローチャートを参照しつつ動作を説明する。すな
わち、自動原稿送り装置39の原稿供紙台61に原稿O
がセットされると、原稿検知器67が原稿Oを検知す
る。この原稿検知器67からの検知信号が、CPU9
5、インターフェース96、93を介してCPU91に
供給される。この際、CPU91の内部メモリ91aに
初期設定モードとして両面→片面コピーモードが設定さ
れているため、CPU91は、操作パネル70の表示器
88cを点灯し、両面→片面コピーモードの設定を表示
する。
【0034】この後、コピーキー72が投入されると、
CPU91は、原稿引込み開始信号をインターフェース
93、96を介してCPU95に供給する。CPU95
はその原稿引込み開始信号により、搬送機構97を駆動
する。これにより、1枚目の原稿Oが自動原稿送り装置
39内に引込まれ、原稿載置台38上の基準位置にセッ
トされる。
【0035】この結果、給紙カセット30等から給紙さ
れたコピー用紙Pの一面に対して、画像形成部92によ
り1枚目の原稿Oに対するコピーがなされた後、反転給
紙部49に搬送される。
【0036】ついで、2枚目の原稿Oが自動原稿送り装
置39内に引込まれ、原稿載置台38上の基準位置にセ
ットされる。この結果、反転給紙部49から取出された
コピー用紙Pの他面に対して、画像形成部92により2
枚目の原稿Oに対するコピーがなされた後、排紙トレイ
55に排出される。
【0037】以後、自動原稿送り装置39内に原稿Oが
順次引込まれ、2枚の原稿Oに対する片面ずつの画像
が、1枚のコピー用紙Pの両面にコピーされて排出され
る。また、CPU91は、上記原稿検知器67からの原
稿Oに対する検知信号が供給される前に、操作パネル7
0の両面モード設定キー83により初期設定モード以外
の両面モード、両面モードの解除(片面モード)、ある
いはページ連写キー84によりページ連写モードがオペ
レータにより選択されていた場合、初期設定モードへの
切換を禁止している。これにより、上記原稿検知器67
からの検知信号が供給されても、そのオペレータにより
選択されているモードのままとなる。
【0038】上記1枚目の原稿Oに対する引き込み処理
が行われた際に、上記原稿検知器67からの検知信号が
供給されなくなった場合、CPU91は、原稿Oが1枚
であったと判断し、自動両面モードを禁止し、片面(原
稿)→片面(コピー用紙)の片面モードに変更する。
【0039】これにより、原稿Oに対するコピー用紙P
は反転給紙部49に搬送されることなく、排紙トレイ5
5に排出される。また、奇数枚目の原稿Oを取り込んだ
後に、次の原稿がない場合、自動両面モードを禁止し、
片面(原稿)→片面(コピー用紙)の片面モードに設定
され、奇数枚目の原稿Oに対するコピー用紙Pは反転給
紙部49に搬送されることなく、排紙トレイ55に排出
される。
【0040】また、CPU91は、上記原稿検知器67
からの検知信号が供給される前に、操作パネル70のテ
ンキー71により50枚以上のコピー枚数がオペレータ
により設定された場合、自動両面モードを禁止し、片面
(原稿)→片面(コピー用紙)の片面モードに設定さ
れ、原稿Oに対するコピー用紙Pは反転給紙部49に搬
送されることなく、排紙トレイ55に排出される。
【0041】上記したように、自動原稿送り装置を有
し、自動原稿送り装置への原稿のセット時に、初期モー
ドとして片面→両面コピーの両面モードが設定されてい
るものにおいて、1枚の原稿の場合(次の原稿無しを検
知した場合)、両面モードが禁止され、片面モードが選
択されるようにしたものである。
【0042】これにより、コピーした用紙が装置内の反
転給紙部に残り、排出されてこなくなってしまうことな
く排出でき、ミスコピーを除き、ユーザの操作性を軽減
する。
【0043】また、自動原稿送り装置へ原稿をセットす
る前に、初期モード以外の別の両面モード、ページ連写
機能が選択(または選択後解除)された場合に、自動原
稿送り装置へ原稿をセットしてもそのまま選択された初
期モード以外の別のモードでそのまま処理を行うことが
でき、ミスコピーを除き、ユーザの操作性が改善され
る。
【0044】さらに、自動原稿送り装置への原稿のセッ
ト時の初期モードとしての両面モードの種類を、任意に
選択でき、機能のバリエーションが充実する。したがっ
て、自動原稿送り装置へ原稿をセットした際に、自動的
に両面モードを選択する機能について、例外条件を適切
に検知し、排除するようにしたものである。
【0045】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
自動原稿送り装置を有し、初期モードとして両面モード
が設定されているものにおいて、1枚の原稿の場合、片
面モードが選択され、内部に取込まれることなく排出で
き、しかも、自動原稿送り装置に原稿を載置する前に初
期モードと異る両面モードが設定された場合、その設定
された両面モードのままコピーを行うことができ、操作
性が良い画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における複写機と自動原稿
送り装置の全体の構成を示すブロック図。
【図2】複写機の内部構成を示す断面図。
【図3】操作パネルの構成を示す平面図。
【図4】両面モードの初期設定の変更動作を説明するた
めのフローチャート。
【図5】複写機の動作を説明するためのフローチャー
ト。
【符号の説明】
1…複写機 39…自動原稿送り装置 67…原稿検知器 70…操作パネル 91、95…CPU 91a…内部メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動原稿送り装置により搬送された原稿
    に対する画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手
    段を有する画像形成装置において、 上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知す
    る第1の検知手段と、 この第1の検知手段により上記自動原稿送り装置に原稿
    が設定されたことを検知した際、被画像形成媒体の片面
    のみに画像を有する原稿から被画像形成媒体の両面に画
    像を形成するモードに設定する設定手段と、 この設定手段の設定に応じて、上記自動原稿送り装置に
    より搬送される2枚の原稿の片面に対する画像を上記画
    像形成手段を用いて1枚の被画像形成媒体の両面に形成
    する第1の処理手段と、 上記自動原稿送り装置に設定された原稿が1枚であるこ
    とを検知する第2の検知手段と、 この第2の検知手段の検知により上記自動原稿送り装置
    に設定された原稿が1枚であることを検知した際、上記
    設定手段の設定を解除し、上記自動原稿送り装置により
    搬送される1枚の原稿の片面に対する画像を上記画像形
    成手段を用いて1枚の被画像形成媒体の片面に形成する
    第2の処理手段と、 上記第1、第2の処理手段により画像が形成された被画
    像形成媒体を排出する排出手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 自動原稿送り装置により搬送された原稿
    に対する画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手
    段を有する画像形成装置において、 上記自動原稿送り装置により搬送される原稿に対する画
    像を上記画像形成手段を用いて被画像形成媒体の両面に
    形成する両面モードを初期設定モードとして設定する第
    1の設定手段と、 上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知す
    る第1の検知手段と、 上記第1の設定手段により設定されている初期設定モー
    ド以外のモードを指定する指定手段と、 この指定手段により初期設定モード以外のモードが指定
    されていない場合、上記第1の検知手段により上記自動
    原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知した際、上
    記第1の設定手段により設定されている初期設定モード
    に設定する第2の設定手段と、 上記指定手段により指定に応じて、あるいは上記第2の
    設定手段の設定に応じて、上記自動原稿送り装置により
    搬送される原稿に対する画像を上記画像形成手段を用い
    て被画像形成媒体に形成する処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 自動原稿送り装置により搬送された原稿
    に対する画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手
    段を有する画像形成装置において、 上記自動原稿送り装置により搬送される2枚の原稿の片
    面に対する画像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画
    像形成媒体の両面に形成する第1の両面モード、上記自
    動原稿送り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対
    する画像を上記画像形成手段を用いて2枚の被画像形成
    媒体の片面に形成する第2の両面モード、上記自動原稿
    送り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対する画
    像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像形成媒体の
    両面に形成する第3の両面モードの中の1つの両面モー
    ドを初期設定モードとして設定する第1の設定手段と、 上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知す
    る第1の検知手段と、 この第1の検知手段により上記自動原稿送り装置に原稿
    が設定されたことを検知した際、上記第1の設定手段に
    より設定されている初期設定モードに設定する第2の設
    定手段と、 この第2の設定手段の設定に応じて、上記自動原稿送り
    装置により搬送される原稿に対する画像を上記画像形成
    手段を用いて被画像形成媒体に形成する処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
  4. 【請求項4】 自動原稿送り装置により搬送された原稿
    に対する画像を被画像形成媒体上に形成する画像形成手
    段を有する画像形成装置において、 上記自動原稿送り装置により搬送される2枚の原稿の片
    面に対する画像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画
    像形成媒体の両面に形成する第1の両面モード、上記自
    動原稿送り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対
    する画像を上記画像形成手段を用いて2枚の被画像形成
    媒体の片面に形成する第2の両面モード、上記自動原稿
    送り装置により搬送される1枚の原稿の両面に対する画
    像を上記画像形成手段を用いて1枚の被画像形成媒体の
    両面に形成する第3の両面モードの中の1つの両面モー
    ドを初期設定モードとして設定する第1の設定手段と、 上記自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知す
    る第1の検知手段と、 上記第1の設定手段により設定されている初期設定モー
    ド以外の両面モードを指定する指定手段と、 この指定手段により初期設定モード以外の両面モードが
    指定されていない場合、上記第1の検知手段により上記
    自動原稿送り装置に原稿が設定されたことを検知した
    際、上記第1の設定手段により設定されている初期設定
    モードに設定する第2の設定手段と、 上記指定手段による初期設定モード以外の両面モードの
    指定に応じて、あるいは上記第2の設定手段の設定に応
    じて、上記自動原稿送り装置により搬送される原稿に対
    する画像を上記画像形成手段を用いて被画像形成媒体に
    形成する処理手段と、 を具備したことを特徴とする画像形成装置。
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