JPH07239480A - 液晶表示基板 - Google Patents

液晶表示基板

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JPH07239480A
JPH07239480A JP3154594A JP3154594A JPH07239480A JP H07239480 A JPH07239480 A JP H07239480A JP 3154594 A JP3154594 A JP 3154594A JP 3154594 A JP3154594 A JP 3154594A JP H07239480 A JPH07239480 A JP H07239480A
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JP
Japan
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electrodes
liquid crystal
electrode
common electrode
present
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JP3154594A
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English (en)
Inventor
Junichi Owada
淳一 大和田
Katsumi Kondo
克己 近藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 応答速度およびコントラスト比の向上を図
る。 【構成】 液晶を介在させて相対向配置させた各透明基
板のうち一方の透明基板の液晶側の面に電圧が印加され
る一対の電極が形成され、これら各電極の間の領域を画
素として機能させる液晶表示基板において、前記一対の
電極を含む平面内の前記領域に凹陥部が形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はOA機器等の画像、文字
情報の表示装置として用いられる、アクティブマトリッ
クス方式の液晶表示装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】ガラス等の絶縁基板上に薄膜トランジス
タ(以下TFTと記す)をマトリックス状に形成し、こ
れをスイッチング素子として用いるアクティブマトリッ
クス型の液晶表示装置(TFT−LCD)は高画質のフ
ラットパネルディスプレィとして期待が大きい。従来の
アクティブマトリックス型液晶表示装置では、液晶層を
駆動する電極として2枚の基板上にそれぞれ相対向させ
て形成した透明電極を用いていた。これは液晶に印加す
る電界の方向を基板面にほぼ垂直な方向とすることで動
作するツイステッドネマチック表示方式に代表される表
示方式を採用していることによる。
【0003】一方、液晶に印加する電界の方向を基板面
にほぼ平行な方向とする方式としてたとえば特公昭63
−21907号に開示されているものが知られている。
【0004】この液晶表示基板は、液晶を介在させて相
対向配置させた各透明基板のうち一方の透明基板の液晶
側の面に電圧が印加される一対の電極が形成され、これ
ら各電極の間の領域を画素として機能させるようになっ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに平面基板上に構成された複数の電極間で平面基板と
平行方向の電界成分で液晶を駆動させる場合、電極間の
電気力線が平面基板の中を通るため液晶に充分な電界が
印加されないという問題が残存されていた。
【0006】液晶に充分な電界が印加されない場合、応
答速度が充分でなく、またコントラスト比も充分に得ら
れないからである。
【0007】それ故、本発明はこのような事情に基づい
てなされたものであり、その目的は、応答速度を向上さ
せ、またコントラスト比を充分に得る液晶表示基板を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、本発明は、基本的には、液晶を介在させて相
対向配置させた各透明基板のうち一方の透明基板の液晶
側の面に電圧が印加される一対の電極が形成され、これ
ら各電極の間の領域を画素として機能させる液晶表示基
板において、前記一対の電極を含む平面内の前記領域に
凹陥部が形成されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】このような構成からなる液晶表示基板によれ
ば、一対の電極のそれぞれの間に生じる電界の横方向
(各電極を結ぶ方向)の成分がより多く液晶を通過でき
ることになる。
【0010】前記凹陥部が形成された領域に液晶が充填
され、この充填された液晶層が一対の電極を含む平面に
近接することになるし、あるいは該平面の下側(一対の
電極が形成された透明基板面側)にまで存在することに
なるからである。
【0011】このため、液晶の応答速度を向上でき、ま
た充分なコントラスト比を得ることができるようにな
る。
【0012】
【実施例】
実施例1 図1〜図4は本発明の第1の実施例の動作原理を示す単
位画素の断面図及び平面図である。ガラス基板上にCr
よりなるゲート電極10およびコモン電極16を形成
し、これらの電極を覆うように窒化シリコン(SiN)
膜からなるゲート絶縁膜20を形成した。ゲート電極1
0上の一部にゲート絶縁膜20上を介して非晶質シリコ
ン(a−Si)膜30を形成しトランジスタの能動層と
する。前記a−Si膜30のパターンの一部に重畳する
ようにMoよりなるドレイン電極14、ソース電極15
を形成し、これらすべてを被覆するようにSiN膜より
なる保護絶縁膜23を形成した。以上よりなる単位画素
をマトリックス状に配置したアクティブマトリックス基
板の表面にポリイミドよりなる配向膜ORI1、ORI
2を形成し、表面にラビング処理を施した。同じくラビ
ング処理を施した配向膜ORI1、ORI2を表面に形
成した対向基板508と、前記アクティブマトリツクス
基板の間に棒状の液晶分子513を含む液晶組成物を封
入し、二枚の基板の外表面に偏光板505を配置した。
液晶分子513は無電界時(図1および図2)にはスト
ライプ状のソース電極15およびコモン電極16の長手
方向に対して若干の角度、即ち液晶分子の長軸(光学
軸)と電界の方向(ソース電極とコモン電極の長手方向
に垂直)のなす角度にして45°以上90°未満を持つ
ように配置されている。尚、上下基板との界面での液晶
分子の配向は互いに平行とした。また、液晶分子の誘電
異方性は正である。ここで、TFTのゲート電極10に
電圧を印加してTFTをオンとするとソース電極15に
電圧が印加し、ソース電極15−コモン電極16間に電
界E1を誘起させると、図3および図4に示すように電
界方向に液晶分子が向きを変える。上下基板の表面に配
置した2枚の偏光板505の偏光透過軸を所定角度AG
L1に配置することで電界印加によって光の透過率を変
化させることが可能になる。このように、本発明の表示
方式では従来必要であった透明電極がなくてもコントラ
ストを与える表示が可能となる。このため、透明電極の
形成に関わる工程を全て省略できるので製造コスト削減
が可能となる。さらに、従来の透明電極を用いる表示方
式では、電圧印加により液晶分子の長軸を基板界面から
立ち上がらせ複屈折位相差を0とすることで暗状態を得
ているが、複屈折位相差が0となる視角方向は正面、即
ち基板界面に垂直な方向のみであり、僅かでも傾くと複
屈折位相差が現れ、ノーマリーオープン型の表示では光
が漏れコントラストの低下や階調レベルの反転を引き起
こす。ところが、本実施例の表示方式では液晶分子の長
軸は基板とほぼ平行であり電圧を印加しても立ち上がる
ことが無い、従って視角方向を変えたときの明るさの変
化が小さく視角特性が大幅に改善される効果がある。
【0013】さらに、本実施例ではコモン電極16をゲ
ート電極10と同一のレイヤーに形成し、ソース電極1
5およびドレイン電極14とコモン電極16をゲート絶
縁膜20によって絶縁分離した。また、従来使用されて
いた櫛歯状電極を廃し、ソース電極15とコモン電極1
6をゲート絶縁膜20を介して重畳させた。このように
ソース電極15およびドレイン電極14とコモン電極1
6を絶縁分離することによりソース電極15およびコモ
ン電極16の平面パターンの設計自由度が大きくなり画
素開口率を向上させることが可能となる。また、ソース
電極15とコモン電極16の重畳部は液晶容量と並列に
接続される付加容量として作用するので液晶印加電圧の
保持能を向上させることができる。このような効果は従
来の櫛歯状電極では得られないものであり、ソース電極
15およびドレイン電極14とコモン電極16を絶縁分
離することにより初めて達成される。
【0014】胃所のように、ソース電極15およびドレ
イン電極14とコモン電極16を異層化することにより
平面パターンの設計自由度が大きくなったので、電極形
状としては本実施例に限らず多種多彩な構造が採用でき
る。
【0015】実施例2 図5は本発明の第2の実施例の単位画素の平面図を示
す。本実施例の断面構造は前記第1の実施例(図1)と
同様である。本実施例ではコモン電極16を十字型と
し、一方ソース電極15はリング型とした点に特徴があ
る。コモン電極16とソース電極15はC1、C2、C
3、C4と記した個所で互いに重なり付加容量を形成し
ている。本実施例によれば、コモン電極16とゲート電
極10の間の距離を大きくとれるのでコモン電極16と
ゲート電極10間の短絡不良を防止できる。また、ソー
ス電極15をリング型にすることにより、ソース電極の
任意の個所で断線が発生しても2個所以上の断線が無い
かぎりソース電極全体に給電され、正常な動作が可能で
ある。即ち、本構造は断線に対し冗長性をもち歩留まり
を向上させることができる。
【0016】実施例3 図6は本発明の第3の実施例の単位画素の平面図を示
す。本実施例の断面構造は前記第1の実施例(図1)と
同様である。本実施例では、ソース電極15は第2の実
施例と同様にリング型とし、コモン電極16をT字型と
した点に特徴がある。本実施例では、リング状のソース
電極の短辺の一方とコモン電極が重なるようにすること
により、開口率を低下させることなく大きな付加容量を
形成でき、電圧保持特性を改善できる。また、水平方向
のコモン電極を光透過領域内から排除したので画素開口
率向上に有利である。
【0017】実施例4 図7は本発明の第4の実施例の単位画素の平面図を示
す。本実施例の断面構造は前記第1の実施例(図1)と
同様である。本実施例では、ソース電極15は第2の実
施例と同様にリング型とし、コモン電極16をエ字型と
した点に特徴がある。本実施例では、リング状のソース
電極の2つの短辺とコモン電極が重なるようにすること
により、開口率を低下させることなくより大きな付加容
量を形成でき、電圧保持特性を改善できる。
【0018】実施例5 図8は本発明の第5の実施例の単位画素の平面図を示
す。本実施例の断面構造は前記第1の実施例(図1)と
同様である。本実施例では、コモン電極16はII字型と
し、ソース電極15をT字型とした。本実施例は前記第
2〜第4の実施例とはことなり、画素の中央にソース電
極15を、その左右両側にコモン電極16を配置した点
に特徴がある。このような配置の利点は、コモン電極1
6とドレイン電極14がゲート絶縁膜により分離されて
いるためにこれらの電極の間の距離を小さくできる点に
ある。これにより、コモン電極16をドレイン電極14
にできる限り近付けることにより光透過領域を拡大でき
開口率を向上させることができる。ただし、この時コモ
ン電極16とドレイン電極14が重なると、これらの電
極間の寄生容量が急激に増大する。コモン電極とドレイ
ン電極の間の過大な寄生容量はコモン電極信号の波形歪
をもたらし、スミアと呼ばれる画質低下が発生するので
望ましくない。したがって、コモン電極とドレイン電極
は可能な限り近付けてもよいが決して重ならないように
することが必要である。
【0019】実施例6 図9は本発明の第6の実施例の単位画素の平面図を示
す。本実施例の断面構造は前記第1の実施例(図1)と
同様である。本実施例では、ソース電極15をエ字型と
し、コモン電極16はリング型とした点に特徴がある。
本実施例では前記第5の実施例と同様に開口率を向上さ
せることができることに加え、ソース電極15とコモン
電極16の重なりを大きくできるので付加容量を大きく
できる。
【0020】実施例7 図10は本発明の第7の実施例の単位画素の平面図を示
す。本実施例の断面構造は前記第1の実施例(図1)と
同様である。本実施例では、ソース電極15をはしご型
とし、コモン電極16はリング型として互いに重ね合わ
せた構造を有し、前記第1〜第6の実施例と異なり液晶
を駆動する電界は画素の長手方向と平行な方向とした点
に特徴がある。本実施例では、はしご型電極の断数を変
えることによりコモン電極16とソース電極15間のギ
ャップを任意に変えることができる。電極間ギャップは
液晶の応答速度を決めるので、ギャップを任意に調節す
ることにより所望の応答速度を得ることが可能となる。
【0021】この場合においても、コモン電極16とソ
ース電極15で囲まれる4つの領域からなる画素領域に
それぞれ凹陥部DENTが形成されている。
【0022】以上のように、コモン電極とソース電極、
ドレイン電極を異層化することにより多種多様な電極形
状の設計が可能となり、用途に応じた表示性能を実現す
ることができる。
【0023】以上の実施例ではコモン電極をゲート電極
と同一の電極材料で構成する場合を示してきたが、コモ
ン電極またはソース電極を複数の電極を組み合わせて構
成してもよい。以下、そのような実施例を示す。
【0024】実施例8 図11は本発明の第8の実施例の単位画素の平面図を示
す。図12は図11中B−B’における断面図を示す。
本実施例ではコモン電極は引出配線160と駆動電極1
61の2つの部材によって構成され、これらはゲート絶
縁膜20に設けたスルーホールTHを介して接続されて
いる。ここで引出配線160にはゲート電極10と同一
の電極材料を、駆動電極161にはソース電極15と同
一の電極材料を用いた。本実施例においてもコモン電極
の引出配線160とソース電極15はゲート絶縁膜20
によって異層化されているため、互いに交差させること
ができ交差部Cstにおいて付加容量を構成し、保持特
性を改善できる。また、駆動電極161をソース電極1
5と同一層内に形成することにより、ソース電極15と
隣接するドレイン電極14との間で形成される不必要な
電界をシールドすることが可能となる。液晶の駆動に直
接関与しない電極によって形成される寄生電界は液晶の
配向を乱し、表示画像のコントラスト低下を招くので、
通常電極の周囲を遮光層によって隠すことによって対策
している。しかしこのような遮光層は開口率を低下させ
るという欠点を持つ。これにたいして本実施例のよう
に、液晶の配向を乱す寄生電界をシールドすることによ
り遮光層の面積を縮小できるので開口率を向上させるこ
とが可能となる。
【0025】そして、ソース電極15とコモン電極16
1の間の領域に凹陥部DENTが形成されて、応答速度
およびコントラスト比の向上を図っている。この場合、
引出配線160はガラス基板1に設けた凹陥部に沿って
形成してもよく、また、この引出線160をを境にして
それぞれ2個の凹陥部を形成してもよい。
【0026】実施例9 図13は本発明の第9の実指令の単位画素の平面図を示
す。図14は図13中C−C’における断面図を示す。
本実施例ではコモン電極の引出配線160は、前記第7
の実施例と同様にゲート電極10と同一の電極材料で構
成し、駆動電極161は保護絶縁膜23上に設けた新た
な電極によって構成し、これらをスルーホールによって
接続した。本実施例ではコモン電極は引出配線160、
駆動電極161とともにソース電極15と絶縁分離され
ているので前記の実施例と同様な効果がある。
【0027】この場合、実施例8と比較した場合、凹陥
部DENTはガラス基板1に形成された凹陥部に基づく
ものではなく、該ガラス基板1面より突出した状態でソ
ース電極15およびコモン電極161が形成されてい
る。すなわち、ソース電極15はゲート絶縁膜20面に
形成され、コモン電極161は該ゲート絶縁膜20上に
積層された保護絶縁膜23面に形成されているととも
に、凹陥部DENT形成領域に相当する領域の該ゲート
絶縁膜20は選択エッチングされ、これにより露呈され
たガラス基板1面に保護絶縁膜23が形成されている。
【0028】このように形成した凹陥部DENTにあっ
ても、この凹陥部DENTに液晶が充填され、この液晶
に前記各電極間に発生する電気力線が通過するようにな
る。
【0029】したがって、液晶に印加される電界が大き
くなることから、応答速度およびコントラスト比の向上
が図れるようになる。
【0030】実施例10 前記実施例ではコモン電極の駆動電極161は保護絶縁
膜23上に設けた電極によって構成したが、駆動電極は
ゲート電極10の下層に設けてもよい。図15は本発明
の第10の実施例の単位画素の平面図を示す。図16は
図15中D−D’における断面図を示す。本実施例では
コモン電極の引出配線160は、前記第7の実施例と同
様にゲート電極10と同一の電極材料で構成し、駆動電
極161はゲート電極10の下層に絶縁膜24を介して
設けた新たな電極によって構成し、これらをスルーホー
ルによって接続した。本実施例ではコモン電極は引出配
線160、駆動電極161ともにソース電極15と絶縁
分離されているので前記の実施例と同様な効果がある。
【0031】この場合、ソース電極15およびコモン電
極161の間には、ガラス基板1に形成した凹陥部に基
づく凹陥部DENTが形成されている。コモン電極16
1はガラス基板1面に形成され該ガラス基板1面から突
出していない構成となっているからである。
【0032】実施例11 図17は本発明の第11の実施例の単位画素の平面図を
示す。図18は図17中E−E’における断面図を示
す。本実施例ではコモン電極16はゲート電極10の下
層に下地絶縁膜24を介して設けた新たな電極によって
構成した。従って、コモン電極はゲート電極10および
ソース電極15、ドレイン電極14の全てと異層化され
る。そこで、本実施例ではコモン電極16をゲート電極
と平行な方向だけでなくゲート電極と垂直な方向にも引
出して網目状とすることが可能となる。このことによ
り、コモン電極の抵抗値を下げられるのでコモン電圧の
波形歪みを低減しスミアの発性を防止できる効果があ
る。
【0033】この場合においても、ソース電極15およ
びコモン電極161の間には、ガラス基板1に形成した
凹陥部に基づく凹陥部DENTが形成されている。コモ
ン電極16がガラス基板1面に形成されているからであ
る。
【0034】実施例12 図19は本発明の第12の実施例の単位画素の平面図を
示す。図20は図19中E−E’における断面図を示
す。本実施例ではコモン電極16は保護絶縁膜23上に
設けた新たな電極によって構成した。本実施例において
も、前記実施例11と同様にコモン電極はゲート電極1
0およびソース電極15、ドレイン電極14の全てと異
層化されるので、コモン電極16をゲート電極と平行な
方向だけでなくゲート電極と垂直な方向にも引出して網
目状とすることが可能となりコモン電圧の波形歪を低減
しスミアの発生を防止できる。
【0035】この場合、実施例9と同様に、ガラス基板
1には凹陥部が形成されておらず、該ガラス基板1を露
呈させたゲート絶縁膜20および保護絶縁膜23の選択
エッチングによって凹陥部DENTが形成されている。
【0036】実施例13 図21は本発明の第13の実施例の単位画素の断面図を
示す。本実施例の平面図は前記実施例1と同様である。
本実施例ではゲート電極10およびコモン電極16はア
ルミニウム(Al)で構成され、その表面はAlの自己
酸化膜であるアルミナ(Al23)21によって被覆さ
れている点に特徴がある。このような2層絶縁膜構造を
採用することによりコモン電極16とドレイン、ソース
電極との絶縁不良が低減できるので画素欠陥を低減でき
る。
【0037】この場合にも、ソース電極15およびコモ
ン電極161の間には、ガラス基板1に形成した凹陥部
に基づく凹陥部DENTが形成されている。コモン電極
16がガラス基板1面に形成されているからである。
【0038】実施例14 図22は本発明の第14の実施例の単位画素の平面図を
示す。図23は図22のG−G’断面図である。本実施
例ではコモン電極16はタンタル(Ta)で構成し、そ
の表面はTaの自己酸化膜である五酸化タンタル(Ta
23)22によって被覆した。また、コモン電極16上
のソース電極15と対向する側のゲート絶縁膜20およ
び保護絶縁膜23をエッチング除去した点に特徴があ
る。比誘電率が23と大きいTa23を露出させること
によりソース電極側に電束を集中できるのでより低い印
加電圧で液晶を駆動させることができる。
【0039】この場合、ゲート絶縁膜20および保護絶
縁膜14の同時選択エッチングによって凹陥部DENT
が形成されている。
【0040】図24は本発明のアクティブマトリックス
基板鏡の透過回路を含む平面模式図である。ガラス基板
1上にゲート電極10とドレイン電極14とこれらに接
続されたTFTとゲート電極10に平行に引き出された
コモン電極16とゲート電極ドレイン電極およびコモン
電極の引出端子101、151、163が形成されたも
のである。引出端子はゲート電極10、ドレイン電極1
4およびコモン電極16に外部回路から信号を供給する
ための端子である。
【0041】図25はアクティブマトリックス部の画素
配列の平面図である。図25では単位画素として図9に
示したものを使用した。各画素はゲート電極10が延在
する方向と同一方向に複数配置され、画素列X1、X
2、X3…のそれぞれを構成している。各画素列X1、
X2、X3…のそれぞれの画素は薄膜トランジスタTF
T1、コモン電極16およびソース電極15の配置位置
を同一に構成している。ドレイン電極14はゲート電極
10と交差するように配置され各画素列の内の1個の画
素に接続されている。
【0042】図26は本発明の液晶表示装置のセル断面
図である。下側のガラス基板1上に走査信号電極10と
映像信号電極14がマトリックス状に形成され、その交
点付近に形成されたTFTを介してソース電極15を駆
動する。棒状の液晶分子513を含む液晶層を挟んで対
向する対向基板508上にはカラーフィルター507、
カラーフィルター保護膜511、遮光用ブラックマトリ
ックス512が形成されている。図26の中央部は単位
画素の断面図を、左側は外部接続端子の存在する部分の
断面図を、右側は外部接続端子の存在しない部分の断面
図を示している。図26の右側、左側に示すシール材S
Lは液晶層を封止するように構成されており、液晶封入
口(図示せず)を除くガラス基板1、508の縁全体に
沿って形成されている。シール材は例えばエポキシ樹脂
で形成されている。配向制御膜ORI1、ORI2、保
護膜23、カラーフィルタ保護膜511の各層はシール
材SLの内側に形成される。偏光板505は一対のガラ
ス基板1、508の外側表面に形成されている。液晶層
内の液晶分子513は配向制御膜ORI1、ORI2に
よって所定の方向に配向されており、バックライトBL
からの光をソース電極15とコモン電極16の間の部分
の液晶層で調節することによりカラー画像の表示が可能
となる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明による液晶表示基板によれば、応答速度およびコ
ントラスト比の向上を図ることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液晶表示基板の第1の実施例の電
界無印加時の画素平面模式図である。
【図2】本発明による液晶表示基板の第1の実施例の電
界無印加時の画素平面模式図である。
【図3】本発明による液晶表示基板の第1の実施例の電
界印加時の画素平面模式図である。
【図4】本発明による液晶表示基板の第1の実施例の電
荷印加時の画素断面模式図である。
【図5】本発明による液晶表示基板の第2の実施例の電
界無印加時の画素平面図である。
【図6】本発明による液晶表示基板の第3の実施例の電
界無印加時の画素平面図である。
【図7】本発明による液晶表示基板の第4の実施例の電
界無印加時の画素平面図である。
【図8】本発明による液晶表示基板の第5の実施例の電
界無印加時の画素平面図である。
【図9】本発明による液晶表示基板の第6の実施例の電
界無印加時の画素平面図である。
【図10】本発明による液晶表示基板の第7の実施例の
電界無印加時の画素平面図である。
【図11】本発明による液晶表示基板の第8の実施例の
電界無印加時の画素平面図である。
【図12】本発明による液晶表示基板の第8の実施例の
電界無印加時の画素断面図である。
【図13】本発明による液晶表示装置の第9の実施例の
電界無印加時の画素平面図である。
【図14】本発明による液晶表示基板の第9の実施例の
電界無印加時の画素断面図である。
【図15】本発明による液晶表示基板の第10の実施例
の電界無印加時の画素平面図である。
【図16】本発明による液晶表示基板の第10の実施例
の電界無印加時の画素断面図である。
【図17】本発明による液晶表示基板の第11の実施例
の電界無印加時の画素平面図である。
【図18】本発明による液晶表示基板の第11の実施例
の電界無印加時の画素断面図である。
【図19】本発明による液晶表示基板の第12の実施例
の電界無印加時の画素平面図である。
【図20】本発明による液晶表示基板の第12の実施例
の電界無印加時の画素断面図である。
【図21】本発明による液晶表示基板の第13の実施例
の電界無印加時の画素断面図である。
【図22】本発明による液晶表示基板の第14の実施例
の電界無印加時の画素平面図である。
【図23】本発明による液晶表示基板の第14の実施例
の電界無印加時の画素断面図である。
【図24】本発明による液晶表示基板の等価回路を示す
平面図である。
【図25】本発明による液晶表示基板の表示部TFTマ
トリックス部の平面図である。
【図26】本発明による液晶表示基板のセル断面図であ
る。
【符号の説明】
1…ガラス基板、10…ゲート電極、14…ドレイン電
極、15…ソース電極、16…コモン電極、141…ド
レイン電極の引出し端子、101…ゲート電極の引出し
端子、160…コモン電極の引き出し配線、161…駆
動電極、20…ゲート絶縁膜、21…アルミナ膜、23
…保護絶縁膜、DENT…凹陥部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶を介在させて相対向配置させた各透
    明基板のうち一方の透明基板の液晶側の面に電圧が印加
    される一対の電極が形成され、これら各電極の間の領域
    を画素として機能させる液晶表示基板において、 前記一対の電極を含む平面内の前記領域に凹陥部が形成
    されていることを特徴とする液晶表示基板。
  2. 【請求項2】 透明基板に形成されている凹陥部によっ
    て前記凹陥部が形成されていることを特徴とする請求項
    1記載の液晶表示基板。
  3. 【請求項3】 一対の電極の少なくとも1つを形成領域
    が透明基板面より突出させて形成することによって前記
    凹陥部が形成されていることを特徴とする請求項1記載
    の液晶表示基板。
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