JPH07239094A - 円筒型低温流体貯蔵タンクのコーナーピースの製作方法 - Google Patents

円筒型低温流体貯蔵タンクのコーナーピースの製作方法

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JPH07239094A
JPH07239094A JP5115494A JP5115494A JPH07239094A JP H07239094 A JPH07239094 A JP H07239094A JP 5115494 A JP5115494 A JP 5115494A JP 5115494 A JP5115494 A JP 5115494A JP H07239094 A JPH07239094 A JP H07239094A
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JP
Japan
Prior art keywords
corner piece
line
bending
fold
storage tank
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5115494A
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English (en)
Inventor
Nobuyuki Nishioka
信之 西岡
Yasuhiro Kokayu
康弘 小粥
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単なプレス加工方法によって、高強度を有
する円筒型低温流体貯蔵タンクの一体成形的コーナーピ
ースを低コストで成形する製作方法。 【構成】 水平正方形板材を深絞りプレス加工して外周
部四隅にそれぞれ外方へ凸曲するアール2を有する異形
正方形断面の角筒部を形成し、水平円板部4をなす上端
部の外周と、上記角筒部の上端とを滑らかに連続する球
面部5に形成するとともに、上記円板部4上で上記異形
正方形断面の対角線の両端寄りの位置に中心対称的にポ
ンチによる凹所5を形成するプレス工程と、円板部4,
角筒部3及び球面部5の両対角部、円板部4の各凹所5
をそれぞれ頂点として対称的に直角の切欠き6にて立体
的に切欠いて除去する切断工程と、両直角切欠部7の頂
点同士を結ぶ線を折り曲げ線8として円板部4の両翼部
4L,4RをU字状に平行的に折り曲げる曲げ工程と、
折り曲げ線8の両端部を整形する再プレス工程とからな
ること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円筒型低温流体貯蔵タ
ンクのコーナーピースの製作方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液化ガス等の極低温液を貯蔵する竪円筒
型タンクにおいては、図3内面斜視図に示すように、内
槽をなす複数の長方形の内側メンブレン09の鉛直方向
に延びるひだ06と、底面の扇形シートの半径方向に延
びるひだ010とは図4斜視図に示すコーナーピース0
9の鉛直方向ひだによって気密に連続する形になってい
る。このコーナーピース09は、従来、左右1対のプレ
ス成形シートをひだ頂部でヘリ溶接01することによ
り、形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種のコーナーピー
スには円周方向の低温熱収縮を吸収するために、側部の
鉛直方向ひだ,底部の半径方向ひだが設けてあり、両ひ
だをヘリ溶接により形成する場合、溶接部の疲労被害度
が大きく、また再現性に乏しいため貯槽の大容量化の障
害となっている。また、ひだ自体が側部ひだ06と底部
ひだ010との一体化をスムースにするために上方へ凹
曲するアールをなしているため、側面,底面の熱変形に
対するひだの追随性に乏しい欠点がある。
【0004】本発明はこのような事情に鑑みて提案され
たもので、簡単なプレス加工方法によって、高強度を有
する経済的な円筒型低温流体貯蔵タンクの一体成形的コ
ーナーピースの製作方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、水
平正方形板材を深絞りプレス加工して外周部四隅にそれ
ぞれ外方へ凸曲するアールを有する異形正方形断面の角
筒部を形成し、上端部が水平円板部をなし、その外周と
上記角筒部の上端とを滑らかに連続する球面部を形成す
るとともに、上記円板部上で上記異形正方形断面の対角
線の両端寄りの位置に中心対称的にポンチによる凹所を
形成するプレス工程と、上記プレス工程ののち上記円板
部,角筒部及び球面部の両対角部を、上記円板部の上記
各凹所をそれぞれ頂点として対称的に直角の切欠きにて
立体的に切欠いて除去する切断工程と、上記切断工程の
のち上記両直角切欠部の頂点同士を結ぶ線を折り曲げ線
として上記円板部の両翼部をU字状に平行的に折り曲げ
る曲げ工程と、上記曲げ工程ののち上記折り曲げ線の両
端部を整形する再プレス工程とからなることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】このような構成によれば、下記の作用効果が奏
せられる。 (1)ヘリ溶接の代わりに、板の曲げによってひだを形
成するので、疲労強度が向上する。 (2)ひだ部が直線であるから、円周方向の熱収縮をス
ムースに吸収することが可能となる。 (3)一体成形であることにより、ひだ頂部の現地溶接
作業が不要となり、工期が短縮する。
【0007】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図1はそのコーナーピースを示す斜視図、図2は図
1のコーナーピースを平板のプレス加工により形成する
工程図である。
【0008】まず、図1において、本発明に係るコーナ
ーピースは一枚の板材をプレス加工により成形してな
り、そのひだのヘリは約45°の勾配の一直線をなして
いる点で図4に示した従来のコーナーピースとは大きく
相違する。
【0009】次に、図2において、本発明コーナーピー
スの製法を説明する。図4示した従来型のコーナーピー
ス09は側壁のメンブレンひだ06と底部のメンブレン
ひだ010をつなげるためにアール形状をなすヘリ溶接
01によって一体化していたが、図1に示す本発明のコ
ーナーピースは、ひだを直線の折り曲げひだとすること
で疲労強度が向上する。また、側壁ひだ及び底部ひだと
のつなぎ部分(重ね継手)は特別な仕上げ加工を施すこ
とにより、ひだを屈曲させ同士がスムースに連続する構
造としている。これらより本発明のコーナーピースは大
深度の貯槽にも適用できる。その製作方法は図2に示す
ように、下記の順に進められる。同図において、まず、
正方形板をプレスによりに示すように深絞りする。
次に、,に示すように、ポンチ型にて凹所9,9を
成形し、α=90°の角で直角切欠き線6,6に沿って
両対角端部にに示すように、カッティングを施す。こ
こで、H1 =H2 (図3)である。さらに、に破線で
示すくびれ部を結ぶ折り曲げ線8を折り曲げ線として両
翼部4L,4Rをともに上方へ矢印方向にプレスするこ
とにより、に示すように、U字状に折り曲げてひだ1
0を成形したのち、折り曲げ線8の両端部つまりひだ重
ね部であるポンチ型による凹所を再度プレス加工し、寸
法精度を高める。
【0010】
【発明の効果】このような本発明方法によれば、下記の
効果が奏せられる。 (1)低温液貯蔵タンクの液化天然ガス等の低温液の出
し入れによる温度変化,圧力変化の繰り返し荷重に対し
て疲労強度が増加し、強度信頼性を確保することができ
る。 (2)コーナーピースの取付けに図4に示したアール部
の溶接が不要となり、工期短縮が可能となる。 (3)本発明方法は大深度の竪円筒型貯槽にも適用する
ことができる。
【0011】要するに本発明によれば、水平正方形板材
を深絞りプレス加工して外周部四隅にそれぞれ外方へ凸
曲するアールを有する異形正方形断面の角筒部を形成
し、上端部が水平円板部をなし、その外周と上記角筒部
の上端とを滑らかに連続する球面部を形成するととも
に、上記円板部上で上記異形正方形断面の対角線の両端
寄りの位置に中心対称的にポンチによる凹所を形成する
プレス工程と、上記プレス工程ののち上記円板部,角筒
部及び球面部の両対角部を、上記円板部の上記各凹所を
それぞれ頂点として対称的に直角の切欠きにて立体的に
切欠いて除去する切断工程と、上記切断工程ののち上記
両直角切欠部の頂点同士を結ぶ線を折り曲げ線として上
記円板部の両翼部をU字状に平行的に折り曲げる曲げ工
程と、上記曲げ工程ののち上記折り曲げ線の両端部を整
形する再プレス工程とからなることにより、簡単なプレ
ス加工方法によって、高強度を有する経済的な円筒型低
温流体貯蔵タンクの一体成形的コーナーピースの製作方
法を得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により形成されたコーナーピースを示す
斜視図である。
【図2】本発明方法を示す工程説明図である。
【図3】従来の低温液貯蔵タンクを示す部分内面斜視図
である。
【図4】図3のコーナーピースを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 正方形板材 2 アール 3 角筒部 4 円板部 4L,4R 両翼部 5 球面部 6 直角切欠き 7 直角切欠部 8 折り曲げ線 9 半球面状凹所 10 ひだ 01 ヘリ溶接 02 折り曲げひだ 03 ひだ重ね部 04 屋根 05 保冷材 06 側部メンブレンひだ 07 メンブレン平板部 08 アンカー 09 コーナーピース 010 底部扇形シートひだ 011 コンクリート躯体 012 低温液

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平正方形板材を深絞りプレス加工して
    外周部四隅にそれぞれ外方へ凸曲するアールを有する異
    形正方形断面の角筒部を形成し、上端部が水平円板部を
    なし、その外周と上記角筒部の上端とを滑らかに連続す
    る球面部を形成するとともに、上記円板部上で上記異形
    正方形断面の対角線の両端寄りの位置に中心対称的にポ
    ンチによる凹所を形成するプレス工程と、上記プレス工
    程ののち上記円板部,角筒部及び球面部の両対角部を、
    上記円板部の上記各凹所をそれぞれ頂点として対称的に
    直角の切欠きにて立体的に切欠いて除去する切断工程
    と、上記切断工程ののち上記両直角切欠部の頂点同士を
    結ぶ線を折り曲げ線として上記円板部の両翼部をU字状
    に平行的に折り曲げる曲げ工程と、上記曲げ工程ののち
    上記折り曲げ線の両端部を整形する再プレス工程とから
    なることを特徴とする円筒型低温流体貯蔵タンクのコー
    ナーピースの製作方法。
JP5115494A 1994-02-24 1994-02-24 円筒型低温流体貯蔵タンクのコーナーピースの製作方法 Withdrawn JPH07239094A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020066385A1 (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社ノーリツ 温水装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2020051669A (ja) * 2018-09-26 2020-04-02 株式会社ノーリツ 温水装置
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US11774138B2 (en) 2018-09-26 2023-10-03 Noritz Corporation Hot water device

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