JPH07239020A - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置

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JPH07239020A
JPH07239020A JP2859094A JP2859094A JPH07239020A JP H07239020 A JPH07239020 A JP H07239020A JP 2859094 A JP2859094 A JP 2859094A JP 2859094 A JP2859094 A JP 2859094A JP H07239020 A JPH07239020 A JP H07239020A
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JP
Japan
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hydraulic pressure
shift
automatic transmission
time
control device
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Withdrawn
Application number
JP2859094A
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English (en)
Inventor
Kenjiro Fujita
憲次郎 藤田
Tetsuya Tashiro
徹也 田代
Katsutoshi Usuki
克俊 臼杵
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Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の自動変速機のパワーオンアップシフト
時において、結合側の摩擦係合要素の結合遅れにより発
生するエンジン吹き上がりを防止するために、一旦油圧
を解放した解放側摩擦係合要素を再結合する際の、再結
合に伴うショックを極力少なくし、変速フィーリングを
向上させる。 【構成】 結合側の摩擦係合要素のピストンの無効スト
ロークを解消するガタ詰め時間(所定時間)tF を学習
補正するようにし、油圧の再供給が実施されることなく
変速制御が終了したら(S52) 、ガタ詰め時間tF の学習
を所定の変速回数(SN)に亘り中止し(S56,S58) 、該所定
の変速回数を越えたら油圧の再供給が行われる方向にガ
タ詰め時間tF を補正する(S75,S77,S79)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に用いられる
自動変速機の変速制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の自動変速機では、一般にプラ
ネタリギヤによる変速機構が多用されており、油圧式の
湿式多板クラッチ(以下、単にクラッチと記す)や油圧
式のバンドブレーキ(以下、単にブレーキと記す)等の
油圧摩擦係合要素により、サンギヤやプラネタリキャリ
ヤ等の結合や解放、すなわちギヤの掴み換えを行って所
望の変速段を得るようにしている。
【0003】近年の自動変速機では、ECU(電子制御
ユニット)により油圧制御用のソレノイド弁を駆動制御
するようにして、油圧摩擦係合要素の解放と結合とを行
う電子制御式のものが多くなっている。このような自動
変速機は、変速制御がスロットル開度と車速とをパラメ
ータとするシフトマップに基づいて行われる。すなわ
ち、運転状態がシフトマップ上のダウンシフトタイミン
グやアップシフトタイミングとなった時点で変速指令が
出力され、この変速指令に応じて結合側摩擦係合要素に
供給される作動油圧、あるいは解放側摩擦係合要素から
排出される作動油圧を制御してギヤの掴み換えを行うこ
とになる。
【0004】この変速制御は、例えば特開平3−617
57公報、特開平3−282018公報、特開平4−1
51063公報あるいは特公平5−17979公報等に
記載されているように、結合側の摩擦係合要素の結合に
要する時間の調整、あるいはデューティ駆動されるソレ
ノイド弁のデューティ率等の補正による作動油圧の調整
を行うことにより、結合側と解放側の摩擦係合要素が同
時に結合することなくスムースな変速を実現し、より変
速フィーリングを高めるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記変速制
御は、掴み換えのタイミングを微妙なところで設定する
ため、解放側摩擦係合要素を解放しても結合側摩擦係合
要素の油圧立ち上がりが遅れるようなことがあると、エ
ンジンの駆動力が供給されているパワーオン状態のもと
での変速時においては、摩擦係合要素が全く結合せず、
変速機がニュートラルと同様の状態に近くなってしまう
という不都合が発生し得る。このような場合には、トル
クコンバータの出力側のタービンおよび変速機のインプ
ットシャフト等は動力を伝達することなく空転すること
になり、結合側の摩擦係合要素が結合するときのトルク
変動が大になって変速衝撃(シフトショック)がより大
きなものとなってしまう。
【0006】このようなパワーオンアップシフト中にお
ける、エンジンの吹き上がりを防止するために、タービ
ン回転速度が所定回転速度より大きく上昇したことが確
認されたら、再結合制御を実行するようにして一旦解放
した解放側摩擦係合要素に油圧を再供給し、該摩擦係合
要素を再結合させる再結合制御を実行するようにして、
タービン回転速度の上昇を抑制している。
【0007】しかしながら、この再結合制御による油圧
の再供給を行うと、解放側摩擦係合要素を再結合させる
際、上昇したタービンの回転エネルギが瞬間的ではある
が急激に変速機の出力軸側に伝達されることになり、出
力軸トルクが一時的に大きく変動するような現象がおこ
る。このトルク変動によって、運転者は、車両が前方に
押し出されるようなショックを感じ、変速フィーリング
が悪化することになる。
【0008】本発明は、上述した事情に基づいてなされ
たもので、その目的とするところは、特にパワーオン状
態でのアップシフト時に、タービンの空転を防止すべく
実行される再結合制御の油圧再供給によって発生するシ
フトショックを少なく抑えた自動変速機の変速制御装置
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明では、第一摩擦係合要素への油圧を解放して
その係合を解除するとともに第二摩擦係合要素に油圧を
供給してこれを係合させることにより第一変速段から第
二変速段に変速を行う自動変速機の変速制御装置におい
て、第二摩擦係合要素を駆動するピストンの無効ストロ
ークを解消するよう前記第二摩擦係合要素へ所定油圧を
所定時間だけ供給する第一手段と、前記所定時間を学習
補正する学習手段と、第一摩擦係合要素の油圧解放を開
始した後、所定の運転状態となったとき、該第一摩擦係
合要素へ油圧を再供給する第二手段と、前記油圧の再供
給がなく変速を終了したとき、以後の変速において前記
第二手段による油圧の再供給が行われない変速制御が続
く限り、所定回数だけ前記学習手段による学習補正を中
止させる第三手段と、変速回数が前記所定回数を越えた
後、前記所定時間を補正する補正手段とを具えたことを
特徴とする。
【0010】
【作用】結合側となる第二摩擦係合要素を駆動するピス
トンには、無効ストロークを解消すべく所定油圧が所定
時間に亘り供給される。この所定時間が長すぎると、第
二摩擦係合要素は、ピストンの無効ストロークが終了
し、さらに係合も開始されるので、不必要にトルク伝達
が行われる。逆に所定時間が短すぎるとなかなか無効ス
トロークが終了せず、エンジンが吹き上がる虞がある。
そこで、この所定時間を第二手段による油圧再供給の実
施時点に基づいて学習補正する。
【0011】しかし、学習補正を頻繁に行うと、所定時
間の最適化は図られるものの、第二手段による油圧再供
給が実施される頻度もそれだけ多くなることになり、該
油圧再供給による変速ショックを感じる回数もそれだけ
増える。そこで、油圧再供給が実施されることがなかっ
た場合には、所定の変速回数に亘って学習補正を中止さ
せるとともに、所定回数がカウントされた後は今度はわ
ざと第二摩擦係合要素への油圧再供給が実施されるよう
に所定時間を補正する。
【0012】これにより、油圧再供給が実施されるか否
かの微妙なところで所定時間の学習が安定するため、再
結合制御が実行される回数が最小限に抑えられ、上述し
た変速ショックの発生も最小限に抑える。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の一実施例を
詳細に説明する。図1には、本発明に係る変速制御装置
を適用した乗用車のパワープラントの概略構成を示して
ある。同図において、エンジン1の後端には自動変速機
2が接続されており、エンジン1の出力は自動変速機2
を介して駆動輪(図示せず)に伝達される。自動変速機
2は、トルクコンバータ3、変速機本体4、油圧コント
ローラ5から構成されており、ECU(電子制御ユニッ
ト)6により駆動制御される。変速機本体4は複数組の
プラネタリギヤの他、油圧クラッチや油圧ブレーキ等の
油圧摩擦係合要素を内蔵している。また、油圧コントロ
ーラ5には、一体に形成された油圧回路の他、ECU6
によってデューティ駆動され油圧を制御する複数のソレ
ノイド弁(図示せず)が収納されている。尚、このソレ
ノイド弁は後述する複数の摩擦係合要素毎に設けられて
いる。また、自動変速機2には切換レバー(図示せず)
が装着されており、運転者が該切換レバーを操作するこ
とにより、パーキングレンジ、走行レンジ(例えば、1
速段〜3速段)、ニュートラルレンジおよび後退レンジ
の選択を手動で行えるようになっている。
【0014】ECU6は、図示しない入出力装置、記憶
装置(不揮発性RAM,ROM等)、中央処理装置(C
PU)、タイマカウンタ等を具えており、その入力側に
は車速Vを検出する車速検出手段である車速センサ7、
スロットル弁(図示せず)の開度θを電圧VTHに変換し
て出力するスロットルセンサ8、後述する自動変速機2
のタービン30の回転速度NT を検出するタービン回転
速度検出手段であるタービン回転速度センサ9等が接続
されている。一方、出力側には、前述の油圧コントロー
ラ5に収納された複数のソレノイド弁(後述する図3に
は第一ソレノイド弁71だけが例示されている)が接続
されている。ECU6は、車速センサ7とスロットルセ
ンサ9からの信号により変速段を決定して、同変速段へ
の変速に該当するソレノイド弁に対しデューティ率で設
定された駆動信号を所定のパターンで出力するようにな
っている。これにより、所望の変速段が滑らかに達成可
能となっている。尚、ECU6にはこれらセンサの他、
切換え位置を検出するインヒビタスイッチ、エンジン回
転速度NE を検出するNE センサ等、種々のセンサやス
イッチ類が接続しているが、それらは本実施例と直接関
係ないため図示しない。
【0015】図2は、前進4段、後進1段が達成可能な
自動変速機本体4内のギヤトレーンを示した概略図であ
る。この図において、トルクコンバータ3のポンプ31
とタービン30は流体継手を構成し、ポンプ31の作動
油吐出圧によってタービン30が回転することにより、
駆動力が伝達されるようになっている。タービン30に
はインプットシャフト11が接続されており、変速機構
10として、第1、第2プラネタリギヤ12、13の
他、第1プラネタリギヤ12のサンギヤ14をインプッ
トシャフト11に結合する第1クラッチ15、第2プラ
ネタリギヤ13のピニオンキャリア16をインプットシ
ャフト11に結合する第2クラッチ17、第2プラネタ
リギヤ13のサンギヤ18をインプットシャフト11に
結合する第3クラッチ19が保持されている。また、変
速機本体4のケーシング20には、第1プラネタリギヤ
12のインターナルギヤ21を固定し、反力要素となる
第1ブレーキ22と、第2プラネタリギヤ13のサンギ
ヤ18を固定し、反力要素となる第2ブレーキ23とが
取り付けられている。インプットシャフト11の回転
は、第1プラネタリギヤ12のピニオンキャリア24、
ピニオンキャリア24に連結されたドライブギヤ26、
ドリブンギヤ27を介してカウンターシャフト28に伝
達され、更にデファレンシャルキャリア29に伝達され
る。
【0016】尚、第1プラネタリギヤ12のインターナ
ルギヤ21と第2プラネタリギヤ13のピニオンキャリ
ア16、第1プラネタリギヤ12のピニオンキャリア2
4と第2プラネタリギヤ13のインターナルギヤ25は
それぞれ結合されており、それらは一体に回転する。図
3は油圧回路の一部を示し、該油圧回路は、摩擦係合要
素、例えば第1クラッチ15への油圧の給排を制御する
ソレノイド弁、例えば第1ソレノイド弁71を具えてい
る。この第1ソレノイド弁71は、常閉型の2位置切換
え弁で、3箇所にポート71a、71b、71cを有し
ている。
【0017】第1ポート71aには、オイルパン68か
ら作動油を汲み上げるオイルポンプ69に延びる第1油
路60が接続されており、この第1油路60には、調圧
弁(レギュレータ弁)70が介在され、所定圧に調圧さ
れた作動油圧(ライン圧)がソレノイド弁等に供給され
ている。また、第2ポート71bには、第1クラッチ1
5に延びる第2油路61が、第3ポート71cには、オ
イルパン68へ作動油を排出する第3油路62がそれぞ
れ接続されており、第2油路61には、アキュムレータ
73が介在されている。
【0018】ソレノイド弁71は、ECU6に電気的に
接続されており、ECU6からの駆動信号により、デュ
ーティ制御が実行される。そして、ソレノイド71eが
消勢されている場合には、弁体71fは、リターンスプ
リング71gに押圧されて第1ポート71aと第2ポー
ト71bの連通を遮断するとともに、第2ポート71b
と第3ポート71cを連通させる。一方、ソレノイド7
1eが付勢されている場合には、弁体71fは、リター
ンスプリング71gに抗してリフトし、第1ポート71
aと第2ポート71bを連通させるとともに、第2ポー
ト71bと第3ポート71cとの連通を遮断する。
【0019】ECU6からソレノイド弁、例えば第1ソ
レノイド弁71に供給されるデューティ率が100%の
場合には、摩擦係合要素、例えば第1クラッチ15に供
給される作動油圧は調圧弁70により調圧されたライン
圧となる。一方、デューティ率が減少するのに応じて第
1クラッチ15に供給される油圧は小になり、デューテ
ィ率0%の場合には、弁体71fはリターンスプリング
71gにより第1ポート71aと第2ポート71bとの
連通を遮断するとともに、第2ポート71bと第3ポー
ト71cとを連通させ、第1クラッチ15から作動油を
排出することになる。
【0020】図4は、ブレーキまたはクラッチ等の摩擦
係合要素、例えば第1クラッチ15の断面詳細を示して
いる。この第1クラッチ15は、多数の摩擦係合板50
を具えている。これら摩擦係合板50は、インプットシ
ャフト11と一体に回転するクラッチプレート50a
と、サンギヤ14と一体に回転するクラッチディスク5
0bとから構成されている。この第1クラッチ15の結
合時には、第1ソレノイド弁71によって油圧制御され
た作動油が、第1油路61からポート51を介して第1
クラッチ15に供給され、ピストン52が往動して各摩
擦係合板50のクラッチプレート50aとクラッチディ
スク50bとが結合する。一方、解放時には、リターン
スプリング53によりピストン52が押し戻されること
により、作動油がポート51、第一油路61、第1ソレ
ノイド弁71、第2油路62を介して排出され、クラッ
チプレート50aとクラッチディスク50bとの摩擦係
合は解放される。
【0021】この第1クラッチ15のクラッチプレート
50aとクラッチディスク50bとの間には、解放時に
おいて引きずり現象が発生することなく、完全に解放状
態になるように、充分なクリアランス(ガタ)が設けら
れている。従って、結合時にあっては、クラッチプレー
ト50aとクラッチディスク50bとが結合状態に入る
前に、先ず、該クリアランス(ガタ)を略ゼロにするた
め、無効ストロークを解消するための所謂ガタ詰め操作
が実施される。
【0022】尚、第2クラッチ17、第3クラッチ19
等については、第1クラッチ15と略同一の構成である
から、それらの説明は省略する。以上のような構成の自
動変速機2では、切換レバーが走行レンジに選択されて
走行しているときには、車速センサ7で検出される車速
Vおよびスロットルセンサ8で検出されるスロットル開
度θに応じて上述の第1〜第3クラッチ15、17、1
9および第1〜第2ブレーキ22、23等の摩擦係合要
素が、各々に設定されたソレノイド弁によってデューテ
ィ駆動制御され、表1に示すような結合あるいは解放の
組み合わせにより、自動的に各変速段が確立されるよう
になっている。表1の○印が各クラッチあるいは各ブレ
ーキの結合を示している。
【0023】
【表1】
【0024】変速時においては、所定のデューティ率で
設定された駆動信号が所定の出力パターンで油圧コント
ローラ5のソレノイド弁に供給され、変速フィーリング
の良い最適な変速制御が実行される。図5乃至図10
は、パワーオンアップシフト時にECU6が実行するア
ップシフト制御を示すフローチャートであり、また、図
11は、これらのフローチャートの解放側制御および結
合側制御に基づく、タービン回転速度NT 、解放側摩擦
係合要素のソレノイド弁への供給信号デューティ率DR
、結合側摩擦係合要素のソレノイド弁への供給信号デ
ューティ率DC および出力軸トルクTの時間変化を示し
たグラフであり、以下本発明に係る変速制御を図5乃至
図11に基づいて説明する。
【0025】尚、アップシフト時の結合側摩擦係合要素
(第二摩擦係合要素)とは、表1から明らかなように、
1速段から2速段へのシフトに関しては第2ブレーキ2
3を、2速段から3速段へのシフトに関しては第2クラ
ッチ17を、3速段から4速段へのシフトに関しては第
2ブレーキ23をそれぞれ示し、解放側摩擦係合要素
(第一摩擦係合要素)とは、1速段から2速段へのシフ
トに関しては第1ブレーキ22を、2速段から3速段へ
のシフトに関しては第2ブレーキ23を、3速段から4
速段へのシフトに関しては第1クラッチ15をそれぞれ
示す。
【0026】図5は、例えば1速段から2速段へのパワ
ーオンアップシフト時の主制御であるアップシフト制御
ルーチンを示しており、以下この1−2アップシフトを
例に説明する。先ず、ステップS10において、解放側
のデューティ率DR を制御する解放側制御が実施され、
図6のサブルーチンが実行される。
【0027】図6では、先ず、1速段から2速段への変
速指令(SS)が出力されてから、所定時間tC が経過
したか否かを判別する(ステップS21)。所定時間t
C は、図11に示すように、第1ブレーキ22からの油
圧解放時間tR と第2ブレーキ23へ油圧を供給し、ガ
タ詰め操作を行うガタ詰め時間(所定時間)tF との差
として設定される。これらの油圧解放時間tR 、ガタ詰
め時間tF は学習により常に補正されるものであり、詳
細は後述する。
【0028】ステップS21の判別結果がNo(否定)
で未だ所定時間tC が経過していないと判定される場合
には、次にステップS28に進んでデューティ率DR を
100%に保持し、作動油圧をレギュレータ弁70から
のライン圧として、図5のステップS12に戻る。一
方、判別結果がYes(肯定)の場合には、次のステッ
プS22に進んで再結合制御を実行する。
【0029】ステップS22の再結合制御では、後述す
るように、制御開始直後には再結合制御による油圧再供
給がすぐに実施されるようなことはないため、この場合
には、次のステップS24において、フラグf(BB)の値
を判別して、判別結果がNo(否定)であればステップ
S26に進む。ここで、フラグf(BB)は、油圧再供給が
実施されたか否かを記憶するためのプログラム制御変数
であり、油圧再供給が実施されたときに値1に設定され
る。尚、値1に設定されたフラグf(BB)は、この1−2
アップシフトが終了すると再び値0にリセットされる。
【0030】ステップS26では、デューティ率DR を
0%に設定し、第1ブレーキ22から油圧の解放を開始
し、ステップS12へ戻る。油圧の解放が開始される
と、図11に示すように100%に設定されていたデュ
ーティ率DR がECU6からの指令を受けて0%とな
り、ソレノイド弁を消勢して作動油圧の解放が開始され
る。
【0031】図5のステップS12においては、結合側
のデューティ率DC を制御する結合側制御が実行され
る。結合側制御は、図11に示すように、ECU6から
SSが出力されると、先ず、前述したクラッチプレート
とクラッチディスク間のクリアランス(ガタ)を詰める
ために、所定のガタ詰め時間tF だけガタ詰め操作を行
う。このガタ詰め操作は、第2ブレーキ23の無効スト
ロークを解消するためのものであることから、その動作
が最も速くなるようデューティ率DC は100%に設定
され、第2ブレーキ23には、ライン圧の作動油が供給
される。ガタ詰め時間tF は、前述したように学習によ
って補正されるものであり、詳細は後述する。ガタ詰め
時間tF が経過すると、デューティ率DC を100%か
ら所定値DA まで低下させ、第2ブレーキ23のピスト
ンを略ガタ詰め完了位置に保持するとともに、タービン
回転速度NT が1速段でのタービン回転速度NTIから外
れ、実際の変速が開始されたと判定されたとき、この所
定値DA を初期デューティ率値として2速段の達成が検
出されるまでフィードバック制御を実行する。(このフ
ィードバック制御は既に公知であるため、詳細な説明は
割愛する)このとき第1ブレーキ22側は、再結合制御
による油圧再供給の終了後該第1ブレーキ22から油圧
を排出するようデューティ率DR が0%に維持される。
【0032】以後、タービン回転速度NT が2速段達成
とみなせる回転速度(NTJ)に到達したとき、第2ブレ
ーキ23へライン圧を供給して完全係合させ、この1−
2アップシフトを終了させる。尚、結合側制御について
は、本願発明に直接関わらないためこれで説明を終わ
る。次にステップS14において本1−2アップシフト
が終了したか否か(タービン回転速度NT が2速段での
回転速度(NTJ)に到達したか否か)を判別し、判別結
果がNo(否定)であれば、ステップS10に戻る。ま
た、ステップS14の判別結果がYes(肯定)であれ
ば、後述するガタ詰め時間tF および油圧解放時間tR
の学習を実行し、ステップS10に戻る。
【0033】解放側制御のステップS21において、所
定時間tC が経過したと判定されたとき、図6のステッ
プS22の再結合制御、詳しくは図7のサブルーチンを
実行する。このサブルーチンでは、ステップS30にお
いてフラグf(BB)が値1であるか否かを判別することに
なるが、解放側制御開始直後には前述したように値1を
とらないことが多く(f(BB)=0)、判別結果はNo
(否定)となるため、解放側制御開始直後には次のステ
ップS32が実行される。ステップS32は第1ブレー
キ22に油圧再供給を実施し、再結合を行う必要がある
か否かを判別するステップであり、この判別は、タービ
ン30が所定のタービン回転速度よりも所定偏差ΔNSA
だけ上昇したか否かで判別する。
【0034】図11に示すように、第2ブレーキ23の
ガタ詰め操作が終了し、デューティ率DC が所定値DA
に低下させられると、タービン30の回転速度NT が1
速段の同期回転速度NTIよりも上昇し、出力軸トルクT
が急激に減少し始める場合がある(図11に示すY
点)。これが、所謂タービン30等の無負荷空転開始状
態(吹き上がり)であり、第1ブレーキ22の油圧再供
給を必要としているときである。尚、同期回転速度NTI
は、自動変速機2の出力軸回転速度No に変速前変速段
のギヤ比を乗算して演算される。
【0035】そこで、ステップS32では、タービン3
0が吹き上がり、タービン回転速度NT が同期回転速度
NTIよりも所定偏差ΔNSAを越えて上昇したか否かの判
別を行う。判別結果がNo(否定)で速度差(NT −N
TI)が所定偏差ΔNSA以下であれば、変速作動は良好に
進行しており、油圧再供給は必要でないと判定でき、当
該ルーチンを終了する。一方、判別結果がYes(肯
定)で速度差(NT −NTI)が所定偏差ΔNSAより大き
い場合には、次にステップS34に進み、図11に示す
ように、デューティ率DR を再び100%に設定して作
動油圧をライン圧とし、第1ブレーキ22の油圧再供給
を実施する。そして、ステップS36において、前述の
フラグf(BB)に値1を設定してこれを記憶する。
【0036】一旦再結合が実施され、フラグf(BB)が値
1に設定されると、次回の当該ルーチン実行時には、ス
テップS30でのフラグf(BB)の判別結果がYes(肯
定)となるため、ステップS40に進む。ステップS4
0では、ステップS34でデューティ率DR を100%
としたことで第1ブレーキ22の再結合が実施された
後、タービン30の吹き上がりが抑えられ、再結合を終
了しても良いか否かを判断するステップであり、速度差
(NT −NTI)が減少して所定偏差ΔNSB(図12X詳
細参照)よりも小さくなったか否かで判別する。ここに
所定偏差ΔNSBは、所定偏差ΔNSAより小さい正の値で
ある。判別結果がNo(否定)の場合には、未だ油圧再
供給の効果が現れておらず、タービン30が吹き上がっ
たままの状態であるため、ステップS44においてデュ
ーティ率DR を100%に維持する。従って、タービン
30の速度差(NT −NTI)が所定偏差ΔNSBよりも小
さくならない限りは、第1ブレーキ22の油圧再供給状
態は維持されることになる。
【0037】一方、ステップS40の判別結果がYes
(肯定)で速度差(NT −NTI)が所定値ΔNSBよりも
小さくなったことが確認されたら、油圧再供給の効果が
充分に現れたと判断でき、ステップS42においてデュ
ーティ率DR を0%に戻し、作動油圧を抜くようにして
第1ブレーキ22の再結合制御を終了する。ところで、
速度差(NT −NTI)が所定偏差ΔNSBよりも小さくな
り、一旦デューティ率DR を0%に戻した後に、第2ブ
レーキ23の結合が進まず、再度タービン30が吹き上
がるような場合には、速度差(NT −NTI)が所定偏差
ΔNSBよりも小さくなるまで、油圧再供給は繰り返し実
施されることになる。
【0038】再結合制御を終了すると、図6の解放側制
御に戻り、ステップS24を実行することになるが、一
旦再結合制御により第1ブレーキ22の油圧再供給が実
施され、フラグf(BB)が値1になると、判別結果はYe
s(肯定)となり、ステップS26を実行しないため、
デューティ率DR は再結合制御において設定された値に
支配される。
【0039】図11に示すように、第2ブレーキ23の
結合が進行すると、タービン回転速度NT は減少し始
め、もはやタービン回転速度NT の吹き上がりがなくな
るので、以後の変速制御は、上述した如く第2ブレーキ
23のフィードバック制御により実行される。ところ
で、第2ブレーキ23の結合遅れにより駆動力が伝達さ
れずに出力軸トルクTが減少し始めたときに、上述のよ
うに再結合制御による油圧再供給が実施されると、図1
1に示すように出力軸トルクTが急激に上昇し、大きく
変動することがある。これは、回転速度の上昇したター
ビン30とともに空転状態にあるプラネタリギヤ等を、
第1ブレーキ22が急激に掴むことによって起こるもの
であり、この変動によって乗員は車両が急に前方に押さ
れるようなシフトショックを感じることになる。
【0040】このようなシフトショックを軽減するに
は、アップシフト時において、摩擦係合要素のスムース
な掴み換えを実現するために必要である再結合制御が、
新たなシフトショックを頻繁に発生させないようにして
やればよく、その手段として、上述した結合側のガタ詰
め時間(所定時間)tF と解放側の油圧解放時間tR
を所定の学習により最適値に補正するようにしている。
以下これらの学習について説明する。
【0041】図5のステップS16では、ガタ詰め時間
F の学習(学習手段)を行い、図8および図9のサブ
ルーチンを実行することになるが、このガタ詰め時間t
F 学習サブルーチンは、1−2アップシフトの変速制御
が終了する毎に実行される。尚、このガタ詰め時間tF
の学習は、1−2アップシフトの他に2−3、3−4ア
ップシフト等のモード毎に実行され、学習値もそれぞれ
のモード毎に記憶される。この学習は、上述の再結合制
御の実施により発生するシフトショックを低減させるべ
く、結合側の第2ブレーキ23のピストンのガタ詰めピ
ストンストローク量SCTに基づいて、ガタ詰め時間tF
を適正な値に学習補正するというものである。
【0042】そもそも、再結合制御は、結合側の第2ブ
レーキ23のガタ詰めの遅れに起因して発生する不都合
を解消するために実施するものであり、ガタ詰め時間t
F を初めから長くして結合遅れが無いようにしておけ
ば、エンジンの吹き上がりはなく、再結合制御を実行す
る必要はないはずである。しかしながら、必要以上にガ
タ詰め時間tF を長くしすぎてしまうと、デューティ率
DC 100%の高油圧で結合が急激になされることにな
り、自動変速機2の故障に繋がる大きなシフトショック
を発生させる虞がある。
【0043】そこで、油圧再供給が実施されるか否か、
すなわち、タービン30の回転速NT が(NT +ΔNS
A)を越えて吹き上がるのと略同時に、結合側の第2ブ
レーキ23のガタ詰めが終わるようにしてやれば、油圧
再供給の発生をなくすことができ、ひいてはこの油圧再
供給によるシフトショックを抑止することができること
から、第2ブレーキ23の結合開始タイミングを支配す
るガタ詰め時間tF を最適値に補正すべく、このような
ガタ詰め時間tF 学習を実施するようにしている。
【0044】このガタ詰め時間tF の補正の特徴は、例
えば、本1−2アップシフトにおいて油圧再供給が実施
されたときにはガタ詰め時間tF を学習補正するが、油
圧再供給が実施されることなくシフトが終了したときに
は、以後の1−2アップシフトが所定回数終了するまで
ガタ詰め時間tF の学習を中止し、所定回数経過後は故
意に油圧再供給が実施されるようガタ詰め時間tF を補
正する(tF 値を短くする)ことである。これにより、
油圧再供給が実施されるか否かの微妙なところでガタ詰
め時間tF の値が安定するため、上述したタービン回転
速度NT の吹き上がり(ΔNSA)の発生する時間が略ゼ
ロとなり、トルク変動が防止され、変速フィーリングが
向上するものである。
【0045】以下、図8および図9のフローチャートに
沿ってガタ詰め時間tF 学習を説明する。ガタ詰め時間
F 学習では、先ず、図8のステップS50において、
ガタ詰め時間tF の学習を実行しても良い条件が成立し
ているか否かを判別する。学習を実行するためには、作
動油温TOIL 、車速V、スロットル弁開度θおよびエン
ジン負荷(一吸気行程当たりの吸気量A/N等によって
表される)がそれぞれ所定の範囲内にあり、出力トルク
等が安定している必要がある。判別結果がNo(否定)
で学習条件が満たされていない場合には、出力トルク等
が未だ安定していないと判定でき、ガタ詰め時間tF
学習を実行しない。一方、判別結果がYes(肯定)で
学習条件成立の場合には、次にステップS52に進む。
【0046】ステップS52は、今回のアップシフト変
速制御で油圧再供給が実施されたか否かを、前述したフ
ラグf(BB)が値1であるか否かで判別するステップであ
る。ここで、判別結果がYes(肯定)で再結合制御に
よる油圧再供給が実施された場合には、後述する図9の
ステップS60以降を実行することにより、ガタ詰め時
間tF を油圧再供給が実行されなくなるように補正する
一方、制御開始直後のように判別結果がNo(否定)と
なり今回のアップシフト変速制御で油圧再供給が実行さ
れていなければ、次にステップS54以降を実行する。
【0047】ステップS54は、油圧再供給が実行され
なかった回数をカウントする油圧再供給無カウンタIN
が、ゼロ(IN=0)であるか否かを判別するステップ
である。カウンタ値INがIN=0である場合とは、バ
ッテリ電源を初めてオン状態(不揮発性RAMの記憶値
を初期値にリセットした状態)にした制御開始直後の場
合である。この初期状態のときに油圧再供給が実行され
ず、先のステップS52でNo(否定)と判定された場
合のみ、該ステップS54の判別結果はYes(肯定)
となる。通常制御開始直後には油圧再供給は実行されな
いことが多く、この場合には、ステップS54の判別結
果はYes(肯定)となり、次にステップS70に進
み、第2ブレーキ23のピストンのガタ詰めピストンス
トロークの補正量ΔSCTに所定の補正値LTFB を設定す
る。この補正値LTFB は、油圧再供給が実行され易くな
るように負の値に設定してある(ΔSCT=LTFB <
0)。そして、ステップS79において、次式(A1)に
よって算出されるガタ詰め時間補正量ΔtF だけ、ガタ
詰め時間tF を次式(A2)によって補正し、油圧再供給
が実施されるようにする。この式において、Kはストロ
ーク補正量ΔSCTを補正時間に換算する比例定数であ
る。
【0048】 ΔtF =K×ΔSCT/(デューティ率100%)…(A1) tF =(tF n +ΔtF …(A2) ここで、(tF n は、前回1−2アップシフトにおい
て学習されて今回のアップシフトで使用されたガタ詰め
時間を示す。このステップS70での補正は、先のステ
ップS52の判別結果がNo(否定)でフラグf(BB)が
値1にならない限り、すなわち再結合制御による油圧再
供給が少なくとも一回実行されるまで繰り返されること
になる。
【0049】ステップS70の補正によって、一旦再結
合制御が実行されると、次の制御周期で同ステップを実
行したときには、その判別結果はYes(肯定)とな
り、図9のステップS60以降を実行することになる。
ステップS60では、先ず、カウンタINを値1に設定
する(IN=1)。このカウンタ値は、一旦値1に設定
されるとバッテリ電源が外されることがない限り、再び
値0にリセットされることはなく、再結合制御が実行さ
れる毎に値1にリセットされることになる。
【0050】ステップS62以降は、油圧再供給の実施
を抑制するように第2ブレーキ23のガタ詰めピストン
ストローク量SCTを学習補正するステップであり、ステ
ップS62において、今回1−2アップシフトでのピス
トンストローク量(SCT)nを測定した今回のガタ詰め
時間(tF ) N と駆動デューティ率とに基づいて式(A
3)により算出し、次に、ステップS64で、前回1−
2アップシフトでのピストンストローク量(SCT)n-1
を前回使用したガタ詰め時間(tF ) n-1 と駆動デュー
ティ率とに基づいて式(A4)により同様に算出する。
【0051】 (SCT)n =K×デューティ率×(tF ) N …(A
3) (SCT)n-1 =K×デューティ率×(tF ) n-1 …(A
4) ここに、Kは前述の式(A1)で用いた比例定数と同じ値
が用いられる。そして、ステップS66で、これらの値
の差を求めることによりストローク補正量ΔSCTn (Δ
SCTn >0)を設定する。
【0052】 ΔSCTn =(SCT)n-1 −(SCT)n …(A5) ステップS68においては、この差ΔSCTn を次式(A
6)に基づいてΔSCTを補正する。 ΔSCT=C1×ΔSCTn …(A6) ここに、C1は補正定数(0<C1<1)であり、実験等に
より良好な結果が得られる値、例えば0.5に設定され
る。
【0053】次いで、前述したステップS79に進み、
ストローク補正量ΔSCTn に対応するガタ詰め時間補正
量ΔtF を前式(A1、A2)により改めて算出し、ガタ詰
め時間tF を補正する。ここで、測定したガタ詰め時間
(tF ) N および前回使用したガタ詰め時間(tF )
n-1 を一旦ピストンストローク量(SCT)n および(S
CT)n-1 に換算して補正量ΔSCTを求め、改めてガタ詰
め時間補正量ΔtF を求めるようにしたが、これはステ
ップS68の補正後のガタ詰め時間補正量ΔtFが必ず
しもガタ詰め時間tF の測定値の差だけによって求めた
値ΔtF ' ((t F ) n-1 −(tF ) N )と一致しない
ことによるものである。
【0054】このようにして、ガタ詰め時間tF を補正
することにより、次回アップシフト時には、油圧再供給
が発生し難くなることを期待できる。そして、実際に次
回1−2アップシフト時において、油圧再供給が発生せ
ず、先のステップS52の判別結果がNo(否定)とな
りフラグf(BB)が値1でない場合には(f(BB)=0)、
前述したステップS54に進む。今回は、前回ステップ
S60において油圧再供給無カウンタINを値1に設定
しているため、ステップS54の判別結果はNo(否
定)となり、次にステップS56に進む。
【0055】ステップS56は、カウンタINのカウン
ト値が、所定値SN(例えば、10)を越えたか否かを
判別するステップである。判別結果がNo(否定)で未
だ所定値SNに達していない場合には、この1−2アッ
プシフト変速制御において、油圧再供給が実行されずに
変速を終了した回数が連続する限り、次のステップS5
8において、油圧再供給無カウンタINを所定値SNに
達するまでカウントアップし続ける(IN=IN+
1)。すなわち、このカウンタ値INがカウントアップ
され続けている間(アップシフト10回分)は、油圧再
供給は実行されることがないため、以降の1−2アップ
シフトにおいて出力トルクT変動によるシフトショック
は起こらず、変速フィーリングは暫時最良状態に保持さ
れることになる。
【0056】ステップS56の判別結果がYes(肯
定)でカウンタ値INが所定値SNを越えたことが確認
されたら、ステップS75に進んでカウンタ値INを値
1にリセットし、次にステップS77において、ストロ
ーク補正量ΔSCTに、油圧再供給が実施され易くなるよ
うに所定の負の補正値LTFA を設定する。尚、補正値L
TFA は、前述した補正値LTFB と同じ値に設定してもよ
いが、これより大きい値(LTFB <LTFA <0)に設定
することが好ましい。そして、前述したステップS79
において、ストローク補正量ΔSCTに応じたガタ詰め時
間補正量ΔtF だけ、ガタ詰め時間tF を負側に補正す
る。
【0057】このように、ガタ詰め時間tF が、油圧再
供給が実施されることのない値で安定し、第2ブレーキ
23の結合制御が良好なものであっても、所定の周期
(1−2アップシフト10回分)で油圧再供給を起こさ
せ、ガタ詰め時間tF を学習してこれを更新することに
より、ガタ詰め時間tF を最良値近傍に常に安定させ続
けることが可能となる。
【0058】ガタ詰め時間tF 学習を終了したら、次に
図5のステップS17において油圧解放時間tR 学習
(他の学習手段)を実行する。この学習では、図10の
油圧解放時間tR 学習サブルーチンをガタ詰め時間tF
学習と同様にアップシフト毎に実行する。この学習は、
解放側の第1ブレーキ22の油圧解放開始タイミングか
ら油圧再供給実施タイミングまでの油圧解放時間t
R を、ガタ詰め時間tF と照らしながら、補正しようと
いうものである。これは、すなわち、SS発生時から油
圧解放開始時点までの時間tc を補正することである。
SSから油圧解放開始までの時間tc と油圧解放時間t
R 、ガタ詰め時間tF との関係式は、tF >tR の場合
には、次式(1) のようになる。
【0059】 tc =tF −tR (tF >tR )…(1) 一方、tF ≦tR の場合には、第1ブレーキ22の油圧
の解放をSSが発生したと同時に開始する必要があり、
次式(2) により時間tc を値0に設定する。 tc =0 (tF ≦tR ) …(2) この油圧解放時間tR の学習補正は、油圧再供給が実施
された後、ガタ詰め時間tF の学習が進行して時間tF
が適正値になるまでの間は、第1ブレーキ22からの油
圧解放開始タイミングが最適な値となるように、前回1
−2アップシフトにおいて学習補正され、今回アップシ
フトで使用された油圧解放時間(tR n を用いて油圧
解放時間tR を学習補正する。
【0060】その後、油圧再供給が実施されなくなれ
ば、そのときのガタ詰め時間tF および油圧解放時間t
R が最適値であるということになるから、ガタ詰め時間
F の学習中止に合わせて油圧解放時間tR もその学習
を一旦中止する。さらにガタ詰め時間tF の学習が再開
されれば、油圧解放時間tR も学習を再開する。油圧解
放時間tR の学習では、先ず、図10のステップS80
において、今回アップシフト変速制御において油圧再供
給が実施されたか否かをフラグf(BB)が値1であるか否
かで判別する。油圧再供給が実施されていない場合に
は、ステップS80の判別結果はNo(否定)となり、
次にステップS82に進む。一方、判別結果がYes
(肯定)で油圧再供給が実施された場合には、ガタ詰め
時間t F の補正学習を実行する必要があるが、油圧解放
時間tR も学習を実行すべくステップS90に進む。こ
れにより、油圧解放時間tR の補正学習を開始する。
【0061】ステップS90では、今回のアップシフト
制御時の油圧解放時間を演算し、これを今回油圧解放時
間tRCとして記憶する。今回油圧解放時間tRCの演算
は、今回制御時の油圧解放時点から油圧再供給実施時点
間の時間を読み出すことによって行うことができる。次
にステップS92において、前回アップシフト時に使用
した油圧解放時間(tR n-1 を記憶装置から読み出
し、ステップS94において、今回油圧解放時間tRC
前回油圧解放時間(tR n-1 との差ΔtRCを求める
(ΔtRC=tRC−(tR n-1 )。そして、ステップS
96において、この差ΔtRCから次式(4) に基づいて補
正値ΔtR を求める。
【0062】ΔtR =C2×ΔtRC…(4) ここに、C2は補正定数であり、実験等により良好な結果
が得られる値、例えば0.5に設定される。このように
設定された補正値ΔtR に基づいて、油圧解放時間tR
は、ステップS88において補正される。ここでは、油
圧解放時間tR は、今回使用された(tR n と上述し
た補正値ΔtR とから次式(5) の通り演算される。
【0063】tR =(tR n +ΔtR …(5) 尚、nが1、つまり今回初めてtR の学習が行われる場
合には(tR n-1 は(tR 0 となり、予め記憶装置
に記憶された基準値が用いられる。ガタ詰め時間tF
学習が進み、油圧再供給が実施されることなく今回の1
−2アップシフトが終了すると、フラグf(BB)は値1で
はなくなり(f(BB)=0)、ステップS80の判別結果
はNo(否定)となるため、次にステップS82を実行
する。ステップS82は、ガタ詰め時間tF がゼロ(t
F =0)であるか否かを判別するステップであるが、再
結合制御による油圧再供給がなく、且つこのガタ詰め時
間tF がゼロとなるというような場合は通常は起こらな
いため、殆どの場合は、判別結果がNo(否定)とな
る。しかし、異常等の何らかの原因により第2ブレーキ
23が、ガタ詰め操作なしに結合を開始したときには、
結合側と解放側の両方の摩擦係合要素が同時に結合され
た、所謂インタロック状態となることが考えられるた
め、これを防止すべくこのような判別ステップを設ける
ようにしている。
【0064】判別結果がYes(肯定)となるような場
合には、次にステップS86に進む。ステップS86で
は、油圧解放時間tR の補正値ΔtR をある程度大きな
所定の正の補正値XTR(例えば、24ms)に設定す
る。そして、ステップS88において、油圧解放時間t
R を所定の補正値XTRだけ補正する。このようにすれ
ば、解放側の油圧解放開始タイミングを早くすることが
できるため、第2ブレーキ23のガタ詰め操作が実施さ
れない場合でもインタロック状態とならず、変速ショッ
クを防止できる。また、この間に、ガタ詰め操作が正常
に実施されるようになり、ガタ詰め時間tF が発生する
ことも期待できる。
【0065】ステップS82の判別結果がNo(否定)
でガタ詰め時間tF がゼロではない場合には、次にステ
ップS84に進む。ステップS84は補正値ΔtR を設
定するステップであるが、この場合には、ステップS8
0の判別結果がNo(否定)でありフラグf(BB)は値1
ではないことから、ガタ詰め時間tF が安定していると
判定でき、補正値ΔtR を値0に設定する。これによ
り、第1ブレーキ22からの油圧解放開始タイミングと
第2ブレーキ23の結合開始タイミングとの関係は良好
に保持される。
【0066】最後に、図5のフローチャートに戻り、ス
テップS18において、再結合制御の実施毎に値1に設
定されるフラグf(BB)を値0にリセットし(f(BB)=
0)、一連の1−2アップシフト制御の実行を終了す
る。以上のように、ガタ詰め時間tF 学習ルーチンおよ
び油圧解放時間tR 学習ルーチンを、1ー2アップシフ
ト変速制御が実施される毎に実行するようにし、ガタ詰
め時間tF を、再結合制御が実施されるか否かの微妙な
値に安定させ、暫時これを保持し、所定の周期で今度は
再結合制御を強制的に発生させるようにガタ詰め時間t
F を僅かに変化させ、再びガタ詰め時間tF の学習を行
わせることにより、シフトショックの発生を少なくし、
変速フィーリングを向上させることができる。
【0067】尚、上記実施例のガタ詰め時間tF 学習に
おいては、第2ブレーキ23のガタ詰めピストンストロ
ーク量SCTは、ガタ詰め時間tF の測定値とデューティ
率とに基づいて求めるようにしたが、ガタ詰めピストン
ストローク量SCTをセンサ等によって直接求めるように
しても良い。さらに、上記実施例では、アップシフト時
の制御について説明したが、ダウンシフト時の制御に適
用させても良い。
【0068】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
変速制御装置によれば、第二摩擦係合要素を駆動するピ
ストンの無効ストロークを解消するよう前記第二摩擦係
合要素へ所定油圧を所定時間だけ供給する第一手段と、
前記所定時間を学習補正する学習手段と、第一摩擦係合
要素の油圧解放を開始した後、所定の運転状態となった
とき、該第一摩擦係合要素へ油圧を再供給する第二手段
と、前記油圧の再供給がなく変速を終了したとき、以後
の変速において前記第二手段による油圧の再供給が行わ
れない変速制御が続く限り、所定回数だけ前記学習手段
による学習補正を中止させる第三手段と、変速回数が前
記所定回数を越えた後、前記所定時間を補正する補正手
段とを具えるようにしたので、第一摩擦係合要素への油
圧再供給により発生する出力軸トルク変動を最小限に抑
えることができ、これによって引き起こされるショック
を無くすことができ、変速フィーリングを向上させるこ
とが可能である一方、所定時間の学習補正も周期的に実
行されるために、ガタ詰め時間の最適化も常に行われ、
変速時間を短縮し、シフトショックを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る変速制御装置が適用されるパワー
プラントの概略構成図である。
【図2】図1の変速機本体内のギヤトレーンを示したス
ケルトン図である。
【図3】図1の変速機本体内の油圧コントローラの油圧
回路の一部を示す概略図である。
【図4】図1の変速機本体内の摩擦係合要素であるクラ
ッチまたはブレーキを示す断面図である。
【図5】図1に示すECU(電子制御ユニット)により
実行される、アップシフト制御ルーチンを示すフローチ
ャートである。
【図6】図5に示す解放側制御のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図7】図6に示す再結合制御のサブルーチンを示すフ
ローチャートである。
【図8】図5に示すガタ詰め時間tF 学習制御のサブル
ーチンを示すフローチャートの一部である。
【図9】図8に示すガタ詰め時間tF 学習制御のサブル
ーチンを示すフローチャートの残部である。
【図10】図5に示す油圧解放時間tR 学習制御のサブ
ルーチンを示すフローチャートである。
【図11】タービン回転速度NT 、解放側ソレノイド弁
のデューティ率DR 、結合側ソレノイド弁のデューティ
率DC および出力軸トルクTの時間的変化を示す図であ
る。
【図12】図11のタービン回転速度NT の吹き上がり
による偏差量を示す図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 自動変速機 3 トルクコンバータ 5 油圧コントローラ 6 ECU(電子制御ユニット) 7 車速センサ(車速検出手段) 8 タービン回転速度センサ(タービン回転速度検出手
段) 9 スロットルセンサ 10 変速機構 15 第1クラッチ(摩擦係合要素) 17 第2クラッチ(摩擦係合要素) 19 第3クラッチ(摩擦係合要素) 22 第1ブレーキ(摩擦係合要素) 23 第2ブレーキ(摩擦係合要素) 30 タービン 31 ポンプ 50 摩擦係合板 52 ピストン 70 レギュレータ弁 71 第1ソレノイド弁

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一摩擦係合要素への油圧を解放してそ
    の係合を解除するとともに第二摩擦係合要素に油圧を供
    給してこれを係合させることにより第一変速段から第二
    変速段に変速を行う自動変速機の変速制御装置におい
    て、 第二摩擦係合要素を駆動するピストンの無効ストローク
    を解消するよう前記第二摩擦係合要素へ所定油圧を所定
    時間だけ供給する第一手段と、 前記所定時間を学習補正する学習手段と、 第一摩擦係合要素の油圧解放を開始した後、所定の運転
    状態となったとき、該第一摩擦係合要素へ油圧を再供給
    する第二手段と、 前記油圧の再供給がなく変速を終了したとき、以後の変
    速において前記第二手段による油圧の再供給が行われな
    い変速制御が続く限り、所定回数だけ前記学習手段によ
    る学習補正を中止させる第三手段と、 変速回数が前記所定回数を越えた後、前記所定時間を補
    正する補正手段とを具えたことを特徴とする自動変速機
    の変速制御装置。
  2. 【請求項2】 前記自動変速機は、オイルポンプからの
    油圧を調圧するレギュレータ弁を具え、前記所定油圧は
    該レギュレータ弁吐出圧であることを特徴とする請求項
    1記載の自動変速機の変速制御装置。
  3. 【請求項3】 前記自動変速機は、オイルポンプからの
    油圧を調圧するレギュレータ弁を具え、第一摩擦係合要
    素へ再供給する油圧は該レギュレータ弁吐出圧であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の自動変速機の変速制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記自動変速機は、タービン回転速度検
    出手段を具え、前記所定の運転状態は、前記タービン回
    転速度検出手段により検出される変速指示後のタービン
    回転速度と第一変速段でのタービン回転速度との偏差が
    所定の回転速度だけ越えた状態であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか記載の自動変速機の変
    速制御装置。
  5. 【請求項5】 前記学習手段は、前記無効ストローク量
    に基づいて前記所定時間を補正することを特徴とする請
    求項1乃至請求項4のいずれか記載の自動変速機の変速
    制御装置。
  6. 【請求項6】 前記学習手段は、前記無効ストローク量
    と記憶手段に記憶された無効ストローク量との偏差に基
    づいて前記所定時間を補正することを特徴とする請求項
    5記載の自動変速機の変速制御装置。
  7. 【請求項7】 前記無効ストローク量は、前記所定油圧
    と前記所定時間とに基づいて演算されることを特徴とす
    る請求項6記載の自動変速機の変速制御装置。
  8. 【請求項8】 前記第一手段はデューティソレノイド弁
    を含み、前記所定油圧は、前記デューティソレノイド弁
    を駆動するデューティ率に基づいて設定されることを特
    徴とする請求項7記載の自動変速機の変速制御装置。
  9. 【請求項9】 前記補正手段は、前記所定時間から予め
    設定された所定値を減らすことを特徴とする請求項1記
    載の自動変速機の変速制御装置。
  10. 【請求項10】 前記補正手段は、前記第二手段による
    油圧再供給が一度も行われないとき、前記第三手段によ
    って中止させられることなく、前記所定時間から予め設
    定された所定値を減らすことを特徴とする請求項1記載
    の自動変速機の変速制御装置。
  11. 【請求項11】 さらに、前記第一摩擦係合要素の油圧
    解放開始から油圧を再供給するまでの油圧解放時間を計
    時する計時手段と、該油圧解放時間を学習補正する他の
    学習手段とを具えたことを特徴とする請求項1記載の自
    動変速機の変速制御装置。
  12. 【請求項12】 前記他の学習手段は、計時した油圧解
    放時間と前記記憶手段に記憶された油圧解放時間とに基
    づいて、前記油圧解放時間を補正することを特徴とする
    請求項11記載の自動変速機の変速制御装置。
  13. 【請求項13】 前記他の学習手段は、前記第二手段に
    よる油圧再供給が行われることなく変速が終了し、且つ
    前記所定時間がゼロのとき、前記基準油圧解放時間を所
    定時間延長する延長手段を具えたことを特徴とする請求
    項11記載の自動変速機の変速制御装置。
  14. 【請求項14】 前記自動変速機は複数の変速段が達成
    可能な歯車機構を含み、前記変速制御装置は前記第一変
    速段から前記第二変速段への変速を含む複数の変速モー
    ドを具え、少なくとも前記学習手段による補正は前記変
    速モード毎に実行されることを特徴とする請求項1記載
    の自動変速機の変速制御装置。
  15. 【請求項15】 前記自動変速機は複数の変速段が達成
    可能な歯車機構を含み、前記変速制御装置は前記第一変
    速段から前記第二変速段への変速を含む複数の変速モー
    ドを具え、少なくとも前記他の学習手段による補正は前
    記変速モード毎に実行されることを特徴とする請求項1
    1記載の自動変速機の変速制御装置。
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