JPH0723792U - 運搬装置 - Google Patents

運搬装置

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JPH0723792U
JPH0723792U JP5490393U JP5490393U JPH0723792U JP H0723792 U JPH0723792 U JP H0723792U JP 5490393 U JP5490393 U JP 5490393U JP 5490393 U JP5490393 U JP 5490393U JP H0723792 U JPH0723792 U JP H0723792U
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廣美 助川
修 神戸
中西  孝
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東洋運搬機株式会社
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  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 支持フレームに、左右方向軸心を中心に揺動
自在なマスト5を設け、マスト5に昇降自在なフォーク
4を設け、フォーク4の先端部に係止溝19を形成し、運
搬用容器2のフォーク差込み溝26内に、係止溝19に係合
自在なピン28を設け、ピン28を運搬用容器2の重心Gよ
りも前方に偏位させ、運搬用容器2の後部に排出口25を
設け、運搬用容器2の底面から排出口25の下方にかけて
を丸型の湾曲接地部34として形成した。 【効果】 マスト5を揺動させて運搬用容器2を傾斜さ
せる場合、湾曲接地部34が接地して前方へ円滑に滑るた
め、運搬用容器2がスムーズに傾斜する。また、マスト
5を逆に揺動させて運搬用容器2を水平姿勢に戻す場合
も、湾曲接地部34が接地して後方へ円滑に滑るため、運
搬用容器2がスムーズに水平姿勢に戻る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば、トンネル内の土砂や岩石などを運搬用容器内に積載し、こ の運搬用容器を運搬用車両で所定位置まで運搬し、その後運搬用容器内の積載物 を排出するための運搬装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の運搬装置としては、例えば実公平1−38159号公報に示さ れるものがある。すなわち、運搬装置は、土砂や岩石を積載するためのバケット (運搬用容器)と、このバケットを運搬するフォークリフト(運搬用車両)とか ら構成されている。フォークの上面には台が設けられ、この台には凹形状に切欠 いた溝が形成されている。
【0003】 上記バケットの底部は中央底部とその両側に設けた側底部とから成り、両側底 部は中央底部に対して一段高い段差がつけられている。これにより、両側底部の 下方には、上記段差により、フォーク差込み部が形成される。また、バケットの 両側面には、バケットの重心位置よりも後方に位置するようにピンが固定されて いる。これらピンは上記フォークの切欠き溝に対して係脱自在になっている。
【0004】 これによると、バケットを運搬する場合は、フォークをフォーク差込み部に差 し込み上昇させる。これにより、フォークの台の上面が側底部下面に当接してバ ケットを持ち上げる。その後、フォークリフトを走行させてバケットを目的地ま で運搬させる。
【0005】 その後、バケットを一旦地面に下ろし、両フォークを外方に横移動させてピン の下方に位置させる。そして、フォークを上昇させて切欠き溝をピンに係合させ る。この際、バケットの重心位置がピンよりも前方に偏位しているため、さらに フォークを上昇させることにより、バケットの自重によりバケットが前傾してバ ケットの底面前端が地面に支持され、バケット内の土砂が前方に排出される。そ の後、フォークを下降させることにより、バケットは水平姿勢に戻り地面に載置 される。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来形式では、バケットの底面前端部から前面下端部にかけて はほぼ直角に形成されているため、フォークを前傾姿勢にする際または水平姿勢 に戻す際、バケットの底面前端が地面にひっかかってがたつきながら前後方向に 移動するといった恐れがあった。
【0007】 本考案は上記問題を解決するもので、ダンプ時、運搬用容器をスムーズに傾斜 姿勢および水平姿勢にすることが可能な運搬装置を提供することを目的とするも のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために、本第1の考案は、運搬用車両と運搬用容器とに より構成される運搬装置であって、運搬用車両側に、前後方向に揺動自在なマス トを設け、このマストを揺動させる駆動装置を設け、上記マストに案内されて昇 降するフォークを設け、このフォークの先端部に凹状の係止部を形成し、上記運 搬用容器の下部に上記フォークが差し込まれるフォーク差込み溝を形成し、この フォーク差込み溝内に、上記係止部に係脱自在かつ回動可能に係合する被係合部 を設け、この被係合部を上記運搬用容器の重心に対して偏位位置に設け、運搬用 容器をフォーク上で固定するロック装置を設け、上記運搬用容器に、被係合部と は反対側に位置する排出口を設け、運搬用容器の底面から排出口の下方にかけて を丸型に形成したものである。
【0009】 本第2の考案は、運搬用車両と運搬用容器とにより構成される運搬装置であっ て、運搬用車両側にマストを設け、このマストに案内されて昇降するL形状のフ ォークを設け、このフォークの上端部を水平方向軸心を中心にして回動自在に形 成し、上記フォークを回動させる駆動装置を設け、上記フォークの先端部に凹状 の係止部を形成し、上記運搬用容器の下部に上記フォークが差し込まれるフォー ク差込み溝を形成し、このフォーク差込み溝内に、上記係止部に係脱自在かつ回 動可能に係合する被係合部を設け、この被係合部を上記運搬用容器の重心に対し て偏位位置に設け、運搬用容器をフォーク上で固定するロック装置を設け、上記 運搬用容器に、被係合部とは反対側に位置する排出口を設け、運搬用容器の底面 から排出口の下方にかけてを丸型に形成したものである。
【0010】
【作用】
上記第1の考案の構成によると、フォークを運搬用容器のフォーク差込み溝に 差し込み、ロック装置で運搬用容器をフォーク上に固定する。フォークを上昇さ せることにより、被係合部が係止部に係合した状態で、運搬用容器はフォークに より持ち上げられる。その後、運搬用車両を走行させて運搬用容器を目的地まで 運搬する。
【0011】 目的地にて、一旦フォークを下降させて運搬用容器を地上に降ろし、ロック装 置を解除する。そして、駆動装置を作動させて、マストを一方へ揺動させる。マ ストの揺動とともに、被係合部が係止部に係合して支持された状態で、フォーク の先端が一方かつ上方に変位して運搬用容器の被係合部側を持ち上げる。この際 、被係合部は運搬用容器の重心に対して偏位しているため、運搬用容器の被係合 部とは反対側の下端は自重により接地したままである。このように、運搬用容器 の被係合部側を持ち上げることにより、運搬用容器は被係合部を支点にして被係 合部の反対側に傾斜するため、運搬用容器内の土砂や岩石などは排出口から排出 される。
【0012】 このように運搬用容器が傾斜する場合、運搬用容器の底面から排出口の下方に かけての丸型の部分が接地して他方へ円滑に滑るため、運搬用容器がスムーズに 傾斜する。
【0013】 ダンプ後、マストを逆に揺動させて直立姿勢に戻すことにより、運搬用容器は 水平姿勢に戻り地面に降ろされる。この際、運搬用容器の底面から排出口の下方 にかけての丸型の部分が接地して一方へ円滑に滑るため、運搬用容器がスムーズ に水平姿勢に戻る。
【0014】 上記第2の考案の構成によると、フォークを運搬用容器のフォーク差込み溝に 差し込み、ロック装置で運搬用容器をフォーク上に固定する。フォークを上昇さ せることにより、被係合部が係止部に係合した状態で、運搬用容器はフォークに より持ち上げられる。その後、運搬用車両を走行させて運搬用容器を目的地まで 運搬する。
【0015】 目的地にて、一旦フォークを下降させて運搬用容器を地面に降ろし、ロック装 置を解除する。そして、駆動装置を作動させて、フォークを水平方向軸心を中心 にして一方へ回動させる。フォークの回動とともに、被係合部が係止部に係合し て支持された状態で、フォークの先端が一方かつ上方に変位して運搬用容器の被 係合部側を持ち上げる。この際、被係合部は運搬用容器の重心に対して偏位して いるため、運搬用容器の被係合部とは反対側の下端は自重により接地したままで ある。このように、運搬用容器の被係合部側を持ち上げることにより、運搬用容 器は被係合部を支点にして被係合部の反対側に傾斜するため、運搬用容器内の土 砂や岩石などは排出口から排出される。
【0016】 このように運搬用容器が傾斜する場合、運搬用容器の底面から排出口の下方に かけての丸型の部分が接地して他方へ円滑に滑るため、運搬用容器がスムーズに 傾斜する。
【0017】 ダンプ後、フォークを逆に回動させて直立姿勢に戻すことにより、運搬用容器 は水平姿勢に戻り地面に降ろされる。この際、運搬用容器の底面から排出口の下 方にかけての丸型の部分が接地して一方へ円滑に滑るため、運搬用容器がスムー ズに水平姿勢に戻る。
【0018】
【実施例】
先ず、本第1の考案の実施例を第1実施例〜第3実施例により説明する。 第1実施例を図1〜図8に基づいて説明すると、図2,図3に示すように、1 は運搬装置であり、トンネル内の土砂や岩石などを積載する運搬用容器2と、こ の運搬用容器2を目的地まで運搬する運搬用車両3とから構成されている。この 運搬用車両3は、上記運搬用容器2を持ち上げるためのフォーク4とマスト5と を有する支持フレーム6を牽引している。
【0019】 すなわち、上記支持フレーム6は、運搬用車両3の後部に連結されており、前 フレーム部6aから後方に連設された左右一対の側フレーム部6bにより、平面 視でU形状に形成される。上記側フレーム部6bの後部には、支持フレーム6を 地面7から支持する車輪8が設けられる。また、両側フレーム部6bの後部間に は、後方から運搬用容器2を収納可能な容器収納部9が形成されている。
【0020】 上記マスト5は、各側フレーム部6bの前部上面に立設されたブラケット12を 介して、両側フレーム部6b間に左右一対設けられる。すなわち、各マスト5の 上部は連結ピン13を介してブラケット12に取付けられ、これにより、各マスト5 は左右方向軸心14を中心に前後方向に揺動自在に設けられる。また、前フレーム 部6aには、上記マスト5を揺動させるシリンダ装置15(駆動装置の一例)が設 けられる。
【0021】 図1,図2に示すように、フォーク4はそれぞれ、各マスト5の後側に取付け られて容器収納部9内に突出するとともに、各マスト5に案内されて昇降自在に 形成される。各フォーク4の上面には受け台17が一段高く設けられるとともに、 各フォーク4の上面先端には係止爪18が立設されている。これにより、受け台17 と係止爪18との間には凹状の係止溝19(係止部の一例)が形成される。尚、フォ ーク4の昇降はリフトシリンダ(図示せず)で行われる。
【0022】 図4〜図7に示すように、運搬用容器2は底板22と、左右一対の側壁23と、前 壁24とにより形成され、上部および後部が開放されている。このうち、運搬用容 器2の後部は排出口25として開放されている。図6に示すように、上記底板22の 前部は中央底部22aとその両側方に設けた側底部22bとから成り、側底部22bは 中央底部22aに対して上方へ段差がつけられ、この段差部をフォーク差込み溝26 としている。これにより、フォーク4は運搬用容器2の前方からフォーク差込み 溝26に差し込まれる。各フォーク差込み溝26の内部にはそれぞれ、上記フォーク 4の係止溝19に係脱自在に係合するピン28(被係合部の一例)が左右方向に設け られている。尚、図1に示すように、各ピン28は運搬用容器2の重心Gよりも前 方に偏位している。また、上記底板22の後部は上向きに傾斜して形成されている 。尚、上記両側壁23の上部および前壁24の上部には、左右外方に張り出す張出部 29が形成されている。
【0023】 上記運搬用容器2は、複数のリブ30で補強され、底板22の下面に下部骨組体31 を有している。図7に示すように、下部骨組体31は、前後方向の主フレーム材32 を複数本左右に並設し、これら主フレーム材32間を連結フレーム材33で連結した ものである。そして、各主フレーム材32の後端部は、上方に向かって丸みを帯び て曲げられた湾曲接地部34として形成され、上記底板22の後端部下面に連結され ている。尚、上記主フレーム材32および連結フレーム材33には角パイプやH形鋼 などが使用されている。
【0024】 図1,図8に示すように、フォーク4の上端部には、ロック装置35がフォーク 4に対して昇降自在に設けられている。すなわち、このロック装置35は、図8の 仮想線に示すように下限位置で、運搬用容器2の前壁24に設けられた係止板36を クランプして運搬用容器2をロックし、図8の実線に示すように上限位置で係止 板36から上方へ離間する。尚、ロック装置35はシリンダ装置(図示せず)により 昇降される。
【0025】 以下、上記構成における作用を説明する。 トンネル内の土砂や岩石などは運搬用容器2に積載されて運搬用車両3で目的 地まで運搬される。この際、運搬用車両3を後進させるとともに、図1の実線に 示すように、フォーク4を下限位置まで下降させて運搬用容器2のフォーク差込 み溝26に差し込む。これにより、運搬用容器2は両側フレーム部6b間の容器収 納部9内に収納される。
【0026】 そして、受け台17が運搬用容器2の側底部22bの下面に当接するまでフォーク 4を少し上昇させ、係止溝19をピン28に係合させる。その後、図8の仮想線に示 すように、ロック装置35を下限位置まで下降させることにより、運搬用容器2の 係止板36がロック装置35によりクランプされて、運搬用容器2がフォーク4上で 固定される。
【0027】 その後、図3に示すように、フォーク4を上昇させてさらに運搬用容器2を持 ち上げ、運搬用車両3を前進させる。これにより、運搬用車両3は支持フレーム 6を牽引して運搬用容器2を目的地まで運搬する。
【0028】 また、運搬用容器2内から土砂や岩石などを排出させる場合は、一旦フォーク 4を下降させて運搬用容器2を地上に降ろし、ロック装置35を上限位置まで上昇 させる。これにより、図8の実線に示すように、ロック装置35が係止板36から上 方へ離間するため、運搬用容器2はロック解除される。
【0029】 次に、図1の仮想線に示すように、シリンダ装置15を作動させて、マスト5の 下部が後方に傾斜するように、マスト5を左右方向軸心14を中心にして所定傾斜 角度まで後方に揺動させる。このマスト5の揺動とともに、ピン28が係止溝19に 係合して支持された状態で、フォーク4の先端が後方かつ上方に変位して運搬用 容器2の前部を持ち上げる。この際、ピン28は運搬用容器2の重心Gよりも前方 に取付けられているため、運搬用容器2の後部下端は自重により接地したままで ある。このように、運搬用容器2の前部を持ち上げることにより、運搬用容器2 はピン28を支点として後方に傾斜し、運搬用容器2内の土砂や岩石などが排出口 25から排出される。
【0030】 このように運搬用容器2が傾斜する場合、下部骨組体31の湾曲接地部34が接地 するため、この湾曲接地部34が地面7を前方へ円滑に滑りながら運搬用容器2が スムーズに傾斜する。
【0031】 ダンプ後、図1の実線に示すように、マスト5を逆に揺動させて直立姿勢に戻 すことにより、運搬用容器2は水平姿勢に戻り地面7に降ろされる。この際、下 部骨組体31の湾曲接地部34が接地するため、この湾曲接地部34が地面7を後方へ 円滑に滑りながら運搬用容器2がスムーズに水平姿勢に戻る。
【0032】 上記実施例では、運搬用容器2の下部骨組体31に湾曲接地部34を形成したが、 運搬用容器2に、下部骨組体31を設けず、排出口25を有する後壁を新たに設け、 この後壁と底板22とのコーナー部に丸みをつけたものであってもよい。
【0033】 また、上記実施例では、図2に示すように、フォーク4は左右一対(すなわち 2本)設けられているが、中央に一本設けたものでもよい。 次に、第2実施例を図9に基づいて説明する。
【0034】 すなわち、支持フレーム6の前フレーム部6aには左右一対のブラケット41が 立設され、これらブラケット41にリンク機構42を介してマスト43がそれぞれ取付 けられている。上記リンク機構42は、それぞれ前端部を中心にして上下に揺動自 在な上部連結杆44と下部連結杆45とにより構成されている。上部連結杆44の前端 部および下部連結杆45の前端部はそれぞれ上記ブラケット41に連結され、上部連 結杆44の後端部はマスト43の上端部に回動自在に連結され、下部連結杆45の後端 部はマスト43の下端部に回動自在に連結されている。下部連結杆45は上部連結杆 44よりも長く形成されている。また、前フレーム部6aには、上部連結杆44を揺 動させるシリンダ装置46が取付けられている。尚、マスト43には、昇降自在なフ ォーク4が取付けられている。
【0035】 これによると、図9の仮想線に示すように、シリンダ装置46のピストンロッド 47が伸長することにより、上部連結杆44と下部連結杆45とがそれぞれ前端部を中 心にして上方に揺動し、マスト43が所定傾斜角度まで後方に揺動する。これによ り、上述した第1実施例と同様に、フォーク4の先端が後方かつ上方に変位して 運搬用容器2が傾斜し、土砂や岩石などが排出される。
【0036】 また、第3実施例を図10に基づいて説明する。 すなわち、ロック装置50は、中央部に挿通されたピン51を介して、マスト5の 上端に設けられている。このロック装置50はピン51を中心にして上下に回動自在 であり、ロック装置50の前端部には、ロック装置50を回動させるシリンダ装置52 のピストンロッド53が連結されている。また、ロック装置50の後端部は、下方に 回動して運搬用容器2の前壁24の係止板36をクランプし、上方に回動して係止板 36から離間することが可能である。
【0037】 これによると、図10の仮想線に示すように、シリンダ装置52のピストンロッド 53が伸長してロック装置50が一方に回動することにより、ロック装置50の後端部 が運搬用容器2の係止板36をクランプするため、運搬用容器2がフォーク4上で 固定される。また、図10の実線に示すように、シリンダ装置52のピストンロッド 53が短縮してロック装置50が他方に回動することにより、ロック装置50の後端部 が運搬用容器2の係止板36から離間するため、運搬用容器2はロック解除される 。
【0038】 次に、本第2の考案の実施例を第4実施例により説明する。 すなわち、図11,図12に示すように、左右一対のマスト64は支持フレーム6に 直立姿勢で固定されており、各マスト64には、キャリッジ65を介して昇降自在な フォーク66が取付けられている。各フォーク66は側面視でL形状に形成され、そ の上端は、連結ピン67を介して、左右方向軸心68を中心に回動自在にキャリッジ 65に連結されている。すなわち、上記連結ピン67は、フォーク66の上端部に設け られた取付ブラケット69と、キャリッジ65に設けられた連結ブラケット70とに挿 通されている。また、キャリッジ65にはフォーク66を回動駆動させるシリンダ装 置71(駆動装置の一例)が取付けられ、これらシリンダ装置71のピストンロッド 72の先端は上記取付ブラケット69の前端部に連結している。これにより、ピスト ンロッド72と取付ブラケット69との連結部、およびフォーク66と取付ブラケット 69との連結部は連結ピン67の前後に振分けられる。
【0039】 これによると、運搬用容器2内から土砂や岩石などを排出させる場合は、一旦 フォーク66を下降させて運搬用容器2を地面7に降ろし、ロック装置35を上昇さ せてロック解除する。
【0040】 次に、図12の仮想線に示すように、シリンダ装置71のピストンロッド72を伸長 させて、フォーク66を左右方向軸心68を中心にして所定傾斜角度まで回動させる 。これにより、図11に示すように、フォーク66の回動とともに、ピン28が係止溝 19に係合して支持された状態で、フォーク66の先端が後方かつ上方に変位して運 搬用容器2の前部を持ち上げる。この際、ピン28は運搬用容器2の重心Gよりも 前方に取付けられているため、運搬用容器2の後部下端は自重により接地したま まである。このように、運搬用容器2の前部を持ち上げることにより、運搬用容 器2はピン28を支点として後方に傾斜し、運搬用容器2内の土砂や岩石などが排 出口25から排出される。
【0041】 このように運搬用容器2が傾斜する場合、下部骨組体31の湾曲接地部34が接地 するため、この湾曲接地部34が地面7を前方へ円滑に滑りながら運搬用容器2が スムーズに傾斜する。
【0042】 ダンプ後、図12の実線に示すように、フォーク66を逆に回動させて直立姿勢に 戻すことにより、運搬用容器2は地面7に降ろされる。この際、下部骨組体31の 湾曲接地部34が接地するため、この湾曲接地部34が地面7を後方へ円滑に滑りな がら運搬用容器2がスムーズに水平姿勢に戻る。
【0043】
【考案の効果】
以上述べたように、本第1の考案によれば、マストを揺動させて運搬用容器を 傾斜させる場合、運搬用容器の底面から排出口の下方にかけての丸型の部分が接 地して他方へ円滑に滑るため、運搬用容器がスムーズに傾斜する。
【0044】 また、ダンプ後、マストを逆に揺動させて直立姿勢に戻すことにより、運搬用 容器は水平姿勢に戻り地面に降ろされる。この際、運搬用容器の底面から排出口 の下方にかけての丸型の部分が接地して一方へ円滑に滑るため、運搬用容器がス ムーズに水平姿勢に戻る。このように、運搬用容器の底面から排出口の下方にか けてを丸型に形成したため、運搬用容器をスムーズに傾斜姿勢および水平姿勢に することが可能となる。
【0045】 本第2の考案によれば、フォークを回動させて運搬用容器を傾斜させる場合、 運搬用容器の底面から排出口の下方にかけての丸型の部分が接地して他方へ円滑 に滑るため、運搬用容器がスムーズに傾斜する。
【0046】 また、ダンプ後、フォークを逆に回動させて直立姿勢に戻すことにより、運搬 用容器は水平姿勢に戻り地面に降ろされる。この際、運搬用容器の底面から排出 口の下方にかけての丸型の部分が接地して一方へ円滑に滑るため、運搬用容器が スムーズに水平姿勢に戻る。このように、運搬用容器の底面から排出口の下方に かけてを丸型に形成したため、運搬用容器をスムーズに傾斜姿勢および水平姿勢 にすることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例における運搬用容器のダン
プ方法を説明するための側面図である。
【図2】運搬装置の平面図である。
【図3】運搬装置の側面図である。
【図4】運搬用容器の前方から見た斜視図である。
【図5】運搬用容器の後方から見た斜視図である。
【図6】運搬用容器の底板の斜視図である。
【図7】運搬用容器の下部骨組体の斜視図である。
【図8】ロック装置の側面図である。
【図9】本考案の第2実施例における運搬装置のマスト
を揺動させる駆動部の側面図である。
【図10】本考案の第3実施例における運搬装置のロック
装置の側面図である。
【図11】本考案の第4実施例における運搬用容器のダン
プ方法を説明するための側面図である。
【図12】フォークを回動させる駆動部の側面図である。
【符号の説明】
1 運搬装置 2 運搬用容器 3 運搬用車両 4 フォーク 5 マスト 15 シリンダ装置(駆動装置) 19 係止溝(係止部) 25 排出口 26 フォーク差込み溝 28 ピン(被係合部) 35 ロック装置 43 マスト 46 シリンダ装置(駆動装置) 50 ロック装置 64 マスト 66 フォーク 68 左右方向軸心(水平方向軸心) 71 シリンダ装置(駆動装置) G 重心

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬用車両と運搬用容器とにより構成さ
    れる運搬装置であって、運搬用車両側に、前後方向に揺
    動自在なマストを設け、このマストを揺動させる駆動装
    置を設け、上記マストに案内されて昇降するフォークを
    設け、このフォークの先端部に凹状の係止部を形成し、
    上記運搬用容器の下部に上記フォークが差し込まれるフ
    ォーク差込み溝を形成し、このフォーク差込み溝内に、
    上記係止部に係脱自在かつ回動可能に係合する被係合部
    を設け、この被係合部を上記運搬用容器の重心に対して
    偏位位置に設け、運搬用容器をフォーク上で固定するロ
    ック装置を設け、上記運搬用容器に、被係合部とは反対
    側に位置する排出口を設け、運搬用容器の底面から排出
    口の下方にかけてを丸型に形成したことを特徴とする運
    搬装置。
  2. 【請求項2】 運搬用車両と運搬用容器とにより構成さ
    れる運搬装置であって、運搬用車両側にマストを設け、
    このマストに案内されて昇降するL形状のフォークを設
    け、このフォークの上端部を水平方向軸心を中心にして
    回動自在に形成し、上記フォークを回動させる駆動装置
    を設け、上記フォークの先端部に凹状の係止部を形成
    し、上記運搬用容器の下部に上記フォークが差し込まれ
    るフォーク差込み溝を形成し、このフォーク差込み溝内
    に、上記係止部に係脱自在かつ回動可能に係合する被係
    合部を設け、この被係合部を上記運搬用容器の重心に対
    して偏位位置に設け、運搬用容器をフォーク上で固定す
    るロック装置を設け、上記運搬用容器に、被係合部とは
    反対側に位置する排出口を設け、運搬用容器の底面から
    排出口の下方にかけてを丸型に形成したことを特徴とす
    る運搬装置。
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