JPH07237672A - 梱包用部材 - Google Patents

梱包用部材

Info

Publication number
JPH07237672A
JPH07237672A JP6030393A JP3039394A JPH07237672A JP H07237672 A JPH07237672 A JP H07237672A JP 6030393 A JP6030393 A JP 6030393A JP 3039394 A JP3039394 A JP 3039394A JP H07237672 A JPH07237672 A JP H07237672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing member
end portion
shape
packing
packaging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6030393A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuoki Nishimukai
一起 西向
Shigeru Toyoshima
茂 豊嶋
Shigeaki Inamura
重昭 稲村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Ten Ltd
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Ten Ltd filed Critical Denso Ten Ltd
Priority to JP6030393A priority Critical patent/JPH07237672A/ja
Publication of JPH07237672A publication Critical patent/JPH07237672A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buffer Packaging (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 幅Wや高さH等の形状が少しずつ異なる機器
44、45であっても一種類のもので対応することがで
き、したがって金型費を削減することができるととも
に、複雑な在庫管理や取り間違いによる作業ロスの発生
をなくすことができる梱包用部材を提供すること。 【構成】 緩衝材を用いて薄肉t形状に形成される一
方、機器端部44a、44bの挿入部13、14にテー
パ面13b、14bが形成されている梱包用部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は梱包用部材に関し、より
詳細には例えば車載用オーディオのような搭載車種や用
途により幅や高さ等の形状が少しずつ異なる機器を梱包
する際に用いられる梱包用部材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に衝撃を受けることを避ける必要が
ある車載用オーディオ等の機器は、梱包用部材により覆
った後、段ボール等を用いて形成された外装ケースに収
納して輸送されている。従来のこの種梱包用部材は前記
機器の少なくとも両端部を保持する一対の発泡プラスチ
ック製部材から構成されており、該発泡プラスチック製
の梱包用部材は金型を用い、ポリスチレン等のプラスチ
ックを前記機器の外形に沿ったブロック(内部が詰まっ
た態様)形状に発泡成形されたものが用いられている。
【0003】図5は従来のこの種発泡プラスチック製の
梱包用部材を用いてオーディオ機器の左右端部を保持し
た状態を示した図であり、(a)は斜視図、(b)は
(a)におけるA−A線断面図を示している。発泡プラ
スチック製の梱包材51は左右一対の梱包用部材52、
53から構成されており、各梱包用部材52、53には
挿入部52a、53aが形成され、各挿入部52a、5
3aはオーディオ機器40の各側壁部41a、41b近
傍と略同一形状に形成されている。そして梱包用部材5
2、53の挿入部52a、53aにオーディオ機器40
の側壁部41a、41bが挿入・保持され、さらにこれ
らが外装ケース(図示せず)に収納されることにより、
輸送中等に前記外装ケースに衝撃力が加わった場合で
も、発泡プラスチック製の梱包材51のクッション性に
よりオーディオ機器40が保護されるようになっている
(実開昭63−180576号公報)。
【0004】ところで車載用オーディオ機器の場合、図
6に示したように機器本体41の幅W及び高さHは規格
により一定値に制限される一方、奥行きLは機器本体4
1内に組み込まれる部品により変えられることが多い。
また、表示部41eや操作ボタン41fを有する前面板
41cは、機器本体41に比べて幅WC 及び高さHC
幾分小さいもの(a)、幅WC 及び高さHC が幾分大き
いもの(b)、幅WCのみが幾分大きいもの(c)等、
機種により少しずつ異なることが多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図5に示した従来の発
泡プラスチック製の梱包材51においては、オーディオ
機器40の側壁部41a、41bが保持・被覆される一
方、比較的損傷し易い前面板41c側は露出・開放され
ており、保護効果が少ないという課題があった。
【0006】またオーディオ機器40の前面板41c、
後壁部41d側を保持・被覆しようとすると、発泡プラ
スチック製の梱包材51では材質及び厚肉構造に起因し
て変形性が少ないため、前面板41cの形状(幅WC
高さHC )の変化に合わせてその都度梱包用部材52、
53の金型を作製する必要があった。この結果、金型費
が高くつき、また複数種の梱包用部材52、53をあら
かじめ用意しておくと梱包用部材52、53の在庫管理
が複雑になり、梱包用部材52、53の取り間違いによ
る作業ロスが生じ易いという課題があった。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
のであり、幅や高さ等の形状が少しずつ異なる機器であ
っても一種類のもので対応することができ、したがって
金型費を削減することができるとともに、複雑な在庫管
理や取り間違いによる作業ロスの発生をなくすことがで
きる梱包用部材を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係る梱包用部材は、機器の少なくとも両端部
を保持する梱包用部材において、緩衝材を用いて薄肉形
状に形成される一方、前記機器端部の挿入部にテーパ面
が形成されていることを特徴としている(1)。
【0009】また本発明に係る梱包用部材は、機器の少
なくとも両端部を保持する梱包用部材において、緩衝材
を用いて薄肉形状に形成される一方、前記機器端部の挿
入部近傍に段部及び/またはU字形状の溝部が形成され
ていることを特徴としている(2)。
【0010】また本発明に係る梱包用部材は、機器の少
なくとも両端部を保持する梱包用部材において、緩衝材
を用いて薄肉形状に形成される一方、前記機器端部の挿
入部にテーパ面が形成されるとともに、前記挿入部近傍
に段部及び/またはU字形状の溝部が形成されているこ
とを特徴としている(3)。
【0011】
【作用】上記構成の梱包用部材(1)によれば、緩衝材
を用いて薄肉形状に形成される一方、機器端部の挿入部
にテーパ面が形成されているので、前記挿入部底面と前
記テーパ面とにより前記機器端部を確実、かつ弾性的に
保持し得ることとなる。また前記機器の形状が幾分大き
い場合でも、前記テーパ面が前記機器端部の形状に沿っ
て変形するため、該機器端部を前記挿入部へ容易に挿入
し得ることとなり、該挿入部底面と変形した前記テーパ
面とにより確実、かつ弾性的に保持し得ることとなる。
したがって前記機器端部の幅Wや高さH等の形状が少し
ずつ異なる場合でも、一種類の梱包用部材でもって梱包
し得ることとなり、梱包用部材を成形するための金型費
を削減し得るとともに、多種類の梱包用部材を管理する
場合における複雑さや取り間違いによる作業ロスの発生
をなくし得ることとなる。
【0012】また上記構成の梱包用部材(2)によれ
ば、緩衝材を用いて薄肉形状に形成される一方、機器端
部の挿入部近傍に段部及び/またはU字形状の溝部が形
成されているので、前記挿入部側壁と前記挿入部底面と
により前記機器端部を確実、かつ弾性的に保持し得るこ
ととなる。また前記機器の形状が幾分大きい場合でも、
前記段部に当たると、該段部が押し伸ばされ、あるいは
前記溝部が押し広げられて前記機器端部の形状に沿って
変形するため、該機器端部を前記挿入部へ容易に挿入し
得ることとなり、変形した前記挿入部側壁と前記挿入部
底面とにより確実、かつ弾性的に保持し得ることとな
る。したがって梱包用部材(1)の場合と同様に上記し
た作用が得られることとなる。
【0013】また上記構成の梱包用部材(3)によれ
ば、緩衝材を用いて薄肉形状に形成される一方、機器端
部の挿入部にテーパ面が形成されるとともに、前記挿入
部近傍に段部及び/またはU字形状の溝部が形成されて
いるので、前記挿入部底面と前記テーパ面とにより前記
機器端部を確実、かつ弾性的に保持し得ることとなる。
また前記機器の形状が幾分大きい場合でも、前記段部が
押し伸ばされ、あるいは前記溝部が押し広げられつつ、
前記テーパ面が前記機器端部の形状に沿って変形するた
め、該機器端部を前記挿入部へより一層容易に挿入し得
ることとなり、変形した前記テーパ面と前記挿入部底面
とにより一層確実、かつ弾性的に保持し得ることとな
る。したがって梱包用部材(1)の場合と同様に上記し
た作用が得られることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る梱包用部材の実施例を図
面に基づいて説明する。図1は本発明に係る梱包用部材
の実施例(1)を示した模式図であり、(a)は水平断
面図、(b)は(a)におけるA−A線断面図を示して
いる。梱包材10は一対の前面梱包用部材11、後面梱
包用部材12から構成されており、これら前面梱包用部
材11、後面梱包用部材12は新聞紙等の故紙とバージ
ンパルプとを混合したものを金型に流し込み、肉厚tの
薄肉形状に成形した緩衝材であるパルプモウルドにより
形成されている。パルプモウルドはバージンパルプの配
合割合と肉厚等の構造とを調整することにより所望の強
度と変形性とが得られ易いため、緩衝材として適してい
る。前面梱包用部材11、後面梱包用部材12には車載
用オーディオ機器44の前端部44a、後端部44bが
挿入される挿入部13、14がそれぞれ形成され、挿入
部13、14底部の形状は幅がW、高さがHに設定され
ている。さらに挿入部13、14底部には保持部13
a、14aがそれぞれ形成され、挿入部13、14側壁
には所定の角度を有するテーパ面13b、14bがそれ
ぞれ形成されている。
【0015】このように構成された梱包材10を用い、
幅W、高さHを有する車載用オーディオ機器44を梱包
する場合、まず前端部44a、後端部44bに前面梱包
用部材11の挿入部13、後面梱包用部材12の挿入部
14をそれぞれ挿入する。すると前端部44a、後端部
44bは保持部13a、14aとテーパ面13b、14
b底部とで保持される。次にこれらの外形と同一形状を
有する外装ケース(図示せず)内にこれらを収納する。
【0016】また幾分形状が大きい(幅がW′、高さが
H′)車載用オーディオ機器45を梱包する場合、車載
用オーディオ機器44の場合と同様の梱包材10を用
い、前端部45a、後端部45bに前面梱包用部材11
の挿入部13、後面梱包用部材12の挿入部14をそれ
ぞれ挿入する。すると前端部45a、後端部45bが保
持部13a、14aに当接する前に挿入部13、14の
テーパ面13b、14bに当たり、なおも挿入するとテ
ーパ面13b、14bが前端部45a、後端部45bの
形状に沿って変形する。そして前端部45a、後端部4
5bは保持部13a、14aに当接し、保持部13a、
14aと変形したテーパ面13b、14bとで保持され
る。次に前記外装ケース内にこれらを収納する。
【0017】本実施例(1)に係る梱包材10では、挿
入部13、14におけるテーパ面13b、14b底部と
保持部13a、14aとにより車載用オーディオ機器4
4の前端部44a、後端部44bを確実、かつ弾性的に
保持することができる。また車載用オーディオ機器45
のように形状が幾分大きい場合でも、テーパ面13b、
14bに当たると、テーパ面13b、14bが前端部4
5a、後端部45b形状に沿って変形するため、前端部
45a、後端部45bを挿入部13、14へ容易に挿入
することができ、保持部13a、14aと変形したテー
パ面13b、14bとにより確実、かつ弾性的に保持す
ることができる。したがって車載用オーディオ機器4
4、45の幅Wや高さH等の形状が少しずつ異なる場合
でも、一種類の梱包材10を用いて梱包することがで
き、これを成形するための金型費を削減することができ
るとともに、梱包材10を余分に在庫しておく必要がな
く、また取り間違いによる作業ロスの発生をなくすこと
ができる。
【0018】なお実施例(1)のものではテーパ面13
b、14bが挿入部13、14側壁の全面に形成されて
いる場合について説明したが、別の実施例では、図2に
示したように挿入部13、14側壁の一部にテーパ面1
3b、14bが形成されたものであってもよい。
【0019】図3は本発明に係る梱包用部材の実施例
(2)を模式的に示した水平断面図であり、(a)は比
較的小さい車載用オーディオ機器を梱包した状態、
(b)は比較的大きい車載用オーディオ機器を梱包した
状態を示している。梱包材20は一対の前面梱包用部材
21、後面梱包用部材22から構成されており、これら
前面梱包用部材21、後面梱包用部材22は肉厚tの薄
肉形状に成形したパルプモウルドにより形成されてい
る。前面梱包用部材21、後面梱包用部材22には車載
用オーディオ機器44の前端部44a、後端部44bが
挿入される挿入部23、24がそれぞれ形成されてお
り、挿入部23、24底部の形状は、幅がW、高さがH
(図示せず)に設定されている。挿入部23、24底部
には保持部23a、24aがそれぞれ形成され、保持部
23aには略U字形状の溝部23cが形成されており、
さらに挿入部23、24側壁には段部23b、24bが
形成されている(図3(a))。
【0020】このように構成された梱包材20を用い、
幅W、高さHを有する車載用オーディオ機器44を梱包
する場合、まず前端部44a、後端部44bに前面梱包
用部材21の挿入部23、後面梱包用部材22の挿入部
24をそれぞれ挿入する。すると前端部44a、後端部
44bは保持部23a、24aと挿入部23、24側壁
とで保持される(図3(a))。次にこれらの外形と同
一形状を有する外装ケース(図示せず)内にこれらを収
納する。
【0021】また幾分形状が大きい(幅がW′、高さが
H′)車載用オーディオ機器45を梱包する場合、車載
用オーディオ機器44の場合と同様の梱包材20を用
い、前端部45a、後端部45bに前面梱包用部材21
の挿入部23、後面梱包用部材22の挿入部24をそれ
ぞれ挿入する。すると後端部45bが挿入部24の段部
24bに当たり、なおも挿入すると段部24bが略くの
字形状に押し伸ばされて後端部45bの形状に沿って変
形し、後端部45bは保持部24aと変形した挿入部2
4側壁とで保持される。また前端部45aが挿入部23
の段部23bに当たり、なおも挿入すると段部23bが
略くの字形状に押し伸ばされるとともに、溝部23cが
略くの字形状に押し広げられて前端部45aの形状に沿
って変形し、前端部45aは変形した保持部23a及び
挿入部23側壁とで保持される(図3(b))。次に前
記外装ケース内にこれらを収納する。
【0022】本実施例(2)に係る梱包材20では、挿
入部23、24側壁と保持部23a、24aとにより車
載用オーディオ機器44の前端部44a、後端部44b
を確実、かつ弾性的に保持することができる。また車載
用オーディオ機器45のように形状が幾分大きい場合で
も、段部23b、24bに当たると、段部23b、24
bが略くの字形状に押し伸ばされ、あるいは溝部23c
が略くの字形状に押し広げられて前端部45a、後端部
45b形状に沿って変形するため、前端部45a、後端
部45bを挿入部23、24へ容易に挿入することがで
き、変形した挿入部23、24側壁と保持部23a、2
4aとにより確実、かつ弾性的に保持することができ
る。したがって梱包材20では実施例(1)の梱包用部
材10の場合と同様の上記した効果を得ることができ
る。
【0023】なお別の実施例では、前面梱包用部材21
と後面梱包用部材22とを入れ替えることも可能であ
る。
【0024】また別の実施例では、前面梱包用部材21
の挿入部23に段部23bが形成されず、溝部23cの
みが形成されたものであってもよい。
【0025】図4は本発明に係る梱包用部材の実施例
(3)を模式的に示した水平断面図であり、(a)は比
較的小さい車載用オーディオ機器を梱包した状態、
(b)は比較的大きい車載用オーディオ機器を梱包した
状態を示している。梱包材30は一対の前面梱包用部材
31、後面梱包用部材32から構成されており、これら
前面梱包用部材31、後面梱包用部材32は肉厚tの薄
肉形状に成形したパルプモウルドにより形成されてい
る。前面梱包用部材31、後面梱包用部材32には車載
用オーディオ機器44の前端部44a、後端部44bが
挿入される挿入部33、34がそれぞれ形成されてお
り、挿入部33、34底部の形状は、幅がW、高さがH
(図示せず)に設定されている。挿入部33、34底部
には保持部33a、34aがそれぞれ形成され、保持部
33a、34aには略U字形状の溝部33c、34cが
それぞれ形成されている。また挿入部33、34側壁に
は所定の角度を有するテーパ面33b、34bがそれぞ
れ形成されており、テーパ面33b底部近傍には段部3
3dが形成されている(図4(a))。
【0026】このように構成された梱包材30を用い、
幅W、高さHを有する車載用オーディオ機器44を梱包
する場合、まず前端部44a、後端部44bに前面梱包
用部材31の挿入部33、後面梱包用部材32の挿入部
34をそれぞれ挿入する。すると前端部44a、後端部
44bは保持部33a、34aとテーパ面33b、34
b底部とで保持される。次にこれらの外形と同一形状を
有する外装ケース(図示せず)内にこれらを収納する。
【0027】また幾分形状が大きい(幅がW′、高さが
H′)車載用オーディオ機器45を梱包する場合、車載
用オーディオ機器44の場合と同様の梱包用部材30を
用い、前端部45a、後端部45bに前面梱包用部材3
1の挿入部33、後面梱包用部材32の挿入部34をそ
れぞれ挿入する。すると後端部45bが挿入部34のテ
ーパ面34bに当たり、なおも挿入すると溝部34cが
略くの字形状に押し広げられつつ、テーパ面34bが後
端部45bの形状に沿って変形し、後端部45bは変形
した保持部34a及びテーパ面34bで保持される。ま
た前端部45aがテーパ面33bまたは段部33dに当
たり、なおも挿入すると段部33dが略くの字形状に押
し伸ばされ、溝部33cが略くの字形状に押し広げられ
つつ、テーパ面33bが前端部45aの形状に沿って変
形し、前端部45aは変形した保持部33a及びテーパ
面33bで保持される(図4(b))。次に前記外装ケ
ース内にこれらを収納する。
【0028】本実施例(3)に係る梱包材30では、保
持部33a、34aとテーパ面33b、34b底部とに
より車載用オーディオ機器44の前端部44a、後端部
44bを確実、かつ弾性的に保持することができる。ま
た車載用オーディオ機器45のように形状が幾分大きい
場合でも、テーパ面33b、34bまたは段部33dに
当たると、段部33dが略くの字形状に押し伸ばされ、
あるいは溝部33c、34cが略くの字形状に押し広げ
られつつ、テーパ面33b、34bが前端部45a、後
端部45b形状に沿って変形するため、前端部45a、
後端部45bを挿入部33、34へより一層容易に挿入
することができ、変形したテーパ面33b、34b及び
保持部33a、34aにより一層確実、かつ弾性的に保
持することができる。したがって梱包材30では実施例
(1)の梱包用部材10の場合と同様の上記した効果を
得ることができる。
【0029】なお別の実施例では、前面梱包用部材31
と後面梱包用部材32とを入れ替えることも可能であ
る。
【0030】また別の実施例では、前面梱包用部材31
に溝部33cが形成されず、段部33dのみが形成され
たものであってもよい。
【0031】また上記した実施例ではいずれも緩衝材と
して肉厚tの薄肉形状に成型したパルプモウルドを用い
たが、別の実施例では塩化ビニール、ポリカーボネィト
等の軟質プラスチック、厚手の紙等を肉厚tの薄肉形状
に形成したものも用いてもよい。
【0032】また実施例(2)、実施例(3)のもので
は段部23b、24b、33d、溝部23c、33c、
34cが1個ずつ形成されている場合について説明した
が、別の実施例では複数個形成されていてもよい。
【0033】また、車載用オーディオ機器44を梱包し
た後、梱包材10、20、30の薄肉で囲まれた空洞部
内に詰め物を挿入することも可能である。
【0034】また上記した実施例ではいずれも車載用オ
ーディオ機器45のように幅W′と高さH′とが全体的
に幾分大きい場合について説明したが、図6に示したよ
うに前面板41cの形状のみが異なる場合にでも上記実
施例は適用可能である。
【0035】また上記した実施例ではいずれも車載用オ
ーディオ機器44、45を梱包する場合について説明し
たが、なにも車載用オーディオ機器44、45に限定さ
れるものではなく、幅や高さ等の形状が少しずつ異なる
機器には適用可能である。
【0036】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係る梱包用
部材(1)にあっては、緩衝材を用いて薄肉形状に形成
される一方、前記機器端部の挿入部にテーパ面が形成さ
れているので、前記挿入部底面と前記テーパ面とにより
前記機器端部を確実、かつ弾性的に保持することができ
る。また前記機器の形状が幾分大きい場合でも、前記テ
ーパ面が前記機器端部の形状に沿って変形するため、該
機器端部を前記挿入部へ容易に挿入することができ、該
挿入部底面と変形した前記テーパ面とにより確実、かつ
弾性的に保持することができる。したがって前記機器の
幅や高さ等の形状が少しずつ異なる場合でも、一種類の
梱包用部材でもって梱包することができ、梱包用部材を
成形するための金型費を削減することができるととも
に、多種類の梱包用部材を管理する場合における複雑さ
や取り間違いによる作業ロスの発生をなくすことができ
る。
【0037】また本発明に係る梱包用部材(2)にあっ
ては、緩衝材を用いて薄肉形状に形成される一方、前記
機器端部の挿入部近傍に段部及び/またはU字形状の溝
部が形成されているので、前記挿入部側壁と前記挿入部
底面とにより前記機器端部を確実、かつ弾性的に保持す
ることができる。また前記機器の形状が幾分大きい場合
でも、前記段部に当たると、該段部が押し伸ばされ、あ
るいは前記溝部が押し広げられて前記機器端部の形状に
沿って変形するため、該機器端部を前記挿入部へ容易に
挿入することができ、変形した前記挿入部側壁と前記挿
入部底面とにより確実、かつ弾性的に保持することがで
きる。したがって梱包用部材(1)の場合と同様に上記
した効果を得ることができる。
【0038】また本発明に係る梱包用部材(3)にあっ
ては、緩衝材を用いて薄肉形状に形成される一方、前記
機器端部の挿入部にテーパ面が形成されるとともに、前
記挿入部近傍に段部及び/またはU字形状の溝部が形成
されているので、前記挿入部底面と前記テーパ面とによ
り前記機器端部を確実、かつ弾性的に保持することがで
きる。また前記機器の形状が幾分大きい場合でも、前記
段部が押し伸ばされ、あるいは前記溝部が押し広げられ
つつ、前記テーパ面が前記機器端部の形状に沿って変形
するため、該機器端部を前記挿入部へより一層容易に挿
入することができ、変形した前記テーパ面と前記挿入部
底面とにより一層確実、かつ弾性的に保持することがで
きる。したがって梱包用部材(1)の場合と同様に上記
した効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る梱包用部材の実施例(1)を示し
た模式図であり、(a)は水平断面図、(b)は(a)
におけるA−A線断面図を示している。
【図2】別の実施例を模式的に示した側面図である。
【図3】本発明に係る梱包用部材の実施例(2)を模式
的に示した水平断面図であり、(a)は比較的小さい車
載用オーディオ機器を梱包した状態、(b)は比較的大
きい車載用オーディオ機器を梱包した状態を示してい
る。
【図4】本発明に係る梱包用部材の実施例(3)を模式
的に示した水平断面図であり、(a)は比較的小さい車
載用オーディオ機器を梱包した状態、(b)は比較的大
きい車載用オーディオ機器を梱包した状態を示してい
る。
【図5】従来のこの種発泡プラスチック梱包用部材を用
いてオーディオ機器の左右端部を保持した状態を示した
図であり、(a)は斜視図、(b)は(a)におけるA
−A線断面図を示している。
【図6】車載用オーディオ機器における前面板の形状が
搭載車種により幾分異なる状態を模式的に示した斜視図
であり、(a)は機器本体41に比べて前面板の幅及び
高さが幾分小さいもの、(b)は幅及び高さが幾分大き
いもの、(c)は幅のみが幾分大きいものを示してい
る。
【符号の説明】
10 梱包用部材 13、14 挿入部 13a、14a テーパ面 44、45 車載用オーディオ機器 44a、45a 前端部 44b、45b 後端部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器の少なくとも両端部を保持する梱包
    用部材において、緩衝材を用いて薄肉形状に形成される
    一方、前記機器端部の挿入部にテーパ面が形成されてい
    ることを特徴とする梱包用部材。
  2. 【請求項2】 機器の少なくとも両端部を保持する梱包
    用部材において、緩衝材を用いて薄肉形状に形成される
    一方、前記機器端部の挿入部近傍に段部及び/またはU
    字形状の溝部が形成されていることを特徴とする梱包用
    部材。
  3. 【請求項3】 機器の少なくとも両端部を保持する梱包
    用部材において、緩衝材を用いて薄肉形状に形成される
    一方、前記機器端部の挿入部にテーパ面が形成されると
    ともに、前記挿入部近傍に段部及び/またはU字形状の
    溝部が形成されていることを特徴とする梱包用部材。
JP6030393A 1994-02-28 1994-02-28 梱包用部材 Pending JPH07237672A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6030393A JPH07237672A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 梱包用部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6030393A JPH07237672A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 梱包用部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07237672A true JPH07237672A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12302690

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6030393A Pending JPH07237672A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 梱包用部材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07237672A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302159A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Kawakami Sangyo Co Ltd 緩衝パッド
CN111776446A (zh) * 2020-07-20 2020-10-16 上海燕汐软件信息科技有限公司 一种运输保护装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3111978B2 (ja) * 1998-05-15 2000-11-27 日本電気株式会社 光ファイバの高精度実装構造

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3111978B2 (ja) * 1998-05-15 2000-11-27 日本電気株式会社 光ファイバの高精度実装構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002302159A (ja) * 2001-04-05 2002-10-15 Kawakami Sangyo Co Ltd 緩衝パッド
JP4715013B2 (ja) * 2001-04-05 2011-07-06 川上産業株式会社 緩衝パッド
CN111776446A (zh) * 2020-07-20 2020-10-16 上海燕汐软件信息科技有限公司 一种运输保护装置
CN111776446B (zh) * 2020-07-20 2022-08-05 上海燕汐软件信息科技有限公司 一种运输保护装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4705168A (en) Drawer divider system
ITPD980192A1 (it) Contenitore-espositore pallettizzato in cartone.
JPS5962476A (ja) 多数の細長形工具部品を収容するための単一片ケ−ス
US4573575A (en) Needle packaging
JPH07237672A (ja) 梱包用部材
WO2019212190A1 (ko) 택배 박스
CN210883215U (zh) 门套包装结构
JPS6149818A (ja) 熱可塑性樹脂製容器の製造方法
JPH07187247A (ja) 包装資材並びに該包装資材を用いた包装方法
JP6876428B2 (ja) 緩衝部材及び梱包容器
EP1199254A1 (en) Package for detergent tablets
JP5047420B2 (ja) 両面に表皮材を有する発泡成形体およびその成形方法
JP4442856B2 (ja) 乾電池収容体
WO2004094247A3 (fr) Boîte en carton presentoir avec face avant ajouree
JPS6030212Y2 (ja) 包装容器
CN217125486U (zh) 卡托及包装容器
JPH0357854B2 (ja)
CN211443451U (zh) 一种镜柜包装结构
JP2000007024A (ja) 吊り下げ式のディスプレイパッケージ
EP0613828A1 (en) A box for packaging at least one object
JP3099261U (ja) 履物収納具
JPH06115581A (ja) マガジンストッパー
JP2530727Y2 (ja) 包装装置
JPH07237665A (ja) 梱包用部材
JPS5938336Y2 (ja) 収壜仕切枠

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990202