JPH0723711Y2 - 測温用抵抗素子の異常検出装置 - Google Patents

測温用抵抗素子の異常検出装置

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JPH0723711Y2
JPH0723711Y2 JP4463989U JP4463989U JPH0723711Y2 JP H0723711 Y2 JPH0723711 Y2 JP H0723711Y2 JP 4463989 U JP4463989 U JP 4463989U JP 4463989 U JP4463989 U JP 4463989U JP H0723711 Y2 JPH0723711 Y2 JP H0723711Y2
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JP
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voltage
resistance element
temperature
temperature measurement
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JP4463989U
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JPH02135829U (ja
Inventor
泰久 野村
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浜西産業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、温度調節器に使用される測温用抵抗素子の異
常を検出する装置に関する。
(従来技術及びその問題点) 温度調節器の多くは、測温用素子と制御器とを別個に配
置し、その間をコードで連結する構成がとられている。
その場合、測温用素子は温度測定の必要性から、被測温
体と一体化されており、温度的ストレスだけでなく、コ
ードと共に機械的ストレスも受けることになる。従って
測温用素子やコードは、制御器に比べて故障する割合が
多く、これが故障するとたとえ制御器が正常であっても
温度調節機能が失われ、火災等の災害が発生する危険性
が大きい。
(問題点を解決する為の手段) 本考案はこうした点に鑑み、測温用素子に温度によって
抵抗値の変化する素子を使用した温度調節器において、
コードを含めた測温用抵抗素子の異常を検出できる装置
の提供を目的とし、電圧比較器7の一方の入力端には測
温用抵抗素子1の出力電圧EAを分圧して供給し、他方の
入力端には該出力電圧EAをゼナーダイオード9及びダイ
オード10を介して供給すると共に、基準電圧ECを他のダ
イオード11を介して供給するようにした測温用抵抗素子
の異常検出装置に係る。本考案を実施例の図示に従って
詳述すると、第1図は本考案の要部を示す回路図で測温
用抵抗素子1は温度によって抵抗値の変化する各種サー
ミスタなどで2つの抵抗2、3と直列に接続されて電源
6の電圧が印加されており、温度によって該測温用抵抗
素子1の抵抗値が変化したとき、その温度に対応した電
圧が出力電圧EAとして得られる。普通コンパレータと呼
ばれている電圧比較器7は、2つの入力端+、−に加え
られた電圧の高低を比較し、入力端+の電圧が入力端−
の電圧より高いときには出力電圧EFが高くなり、その逆
の場合には出力電圧EFが低い値を示す回路網である。
測温用抵抗素子1の出力電圧EAは、温度信号として温度
調節器8に導かれる一方、ゼナーダイオード9、ダイオ
ード10を経て電圧比較器7の一方の入力端+に供給され
ると共に、2つの抵抗2,3により分圧されて電圧比較器
7の他方の入力端−に供給されている。更に電圧比較器
7の入力端+には、電源6の電圧を抵抗4と抵抗5によ
って分圧した基準電圧ECがダイオード11を介して供給さ
れている。
(作用) 以上の構成において各部の電圧を第1図に示すようにEA
〜EFで表わし、電圧EA即ち測温用抵抗素子1の出力電圧
を横軸にとってグラフ化すれば第2図のようになる。
即ち、測温用抵抗素子1の抵抗値が無限大状態から小さ
くなるに従って出力電圧EAは0からだんだん高くなる。
この時電圧比較器7の入力端−の電圧EBは、抵抗2及び
3によって分圧されているから となり、勾配が1より小さい直線O〜Bになる。
ゼナーダイオード9とダイオード10との接続点の電圧ED
は、電圧EAがゼナーダイオード9のゼナー電圧VZより小
さい範囲では0ボルトであるが、電圧EAがゼナー電圧VZ
を越すとその点から電圧が上がりはじめ、勾配が1の直
線となり、これらは次式で表される。
EA≦VZのとき ED=0 EA≧VZのとき ED=EA−VZ これは第2図、0〜VZ〜Eの折れ線で表される。
ここで電圧EBの勾配が1より小さく、電圧EDの勾配が1
であることに着目すると、第2図のグラフにおいて必ず
交点ができることになり、この交点の横軸座標を(ハ)
とする。
抵抗4と抵抗5との接続点の電圧ECは電源6の電圧を抵
抗4及び5で分圧したものであるから となり、電圧EAには無関係であり、第2図のグラフでは
横軸に平行な直線EC〜Cで表される。従ってこの直線と
電圧EBとは必ず交わり、この交点の横軸座標を(イ)と
する。又この電圧ECを表す直線は電圧EDを表す直線とも
必ず交わり、その交点を(ロ)と表す。
電圧比較器7の入力端+の電圧EEは、ダイオード10及び
11があるため、電圧ECと電圧EDの高い方の電圧を示す。
従って第2図のグラフではEc〜(ロ)〜Eの折れ線で表
される。
以上のことから、電圧EAが0〜(イ)の範囲及び(ハ)
より高い範囲ではEB<EEとなっており、電圧EFは高い値
を示し、電圧EAが(イ)〜(ハ)の範囲ではEB>EEとな
って電圧EFは低い値を示すことが容易に理解できる。
一方電圧EAが0ボルト付近にあるということは、測温用
抵抗素子1及びそれに至る導線に異常があり、通電が行
われ難くなっているとみなすことができ、一方電圧EAが
高過ぎるということは、それらがショート状態に近いと
みなすことができる。従って電圧EAの(イ)〜(ハ)範
囲で温度調節器8が正常な動作を得られるように設定し
ておけば、電圧比較器7の出力電圧EFが高くなったとき
には測温用抵抗素子1及びそれに至る導線に異常がある
と判断することができ、警報を発するとか、電源を切る
とかの安全処理を構ずることができる。
尚、電圧比較器7の2つの入力端+−への接続方法を逆
にすれば、測温用抵抗素子1の異常時に出力電圧EFを低
く、正常な時に高くすることができることは説明するま
でもない。又、前述の例では、基準電圧ECを電源6の電
圧を分圧して得ているが、これは電源6の電圧変動の影
響を少しでも少なくしたいために行ったもので、その必
要がなければ他の方法で基準電圧ECを得ても良い。
(効果) 以上説明したように本考案によれば、電圧比較器7の一
方の入力端に測温用抵抗素子1の出力電圧EAを分圧して
供給し、電圧比較器7の他方の入力端には測温用抵抗素
子1の出力電圧EAをゼナーダイオード9及びダイオード
10を介して供給すると共に基準電圧ECをダイオード11を
介して供給することにより、測温用抵抗素子1の異常を
簡単な構成で検出することができる特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による測温用抵抗素子の異常検出装置の
回路図、第2図は、第1図に示した回路上の各部の電圧
を、電圧EAを横軸にとってグラフ化したものである。 1……測温用抵抗素子、2.3.4.5.……抵抗 6……電源、7……電源比較器 8……温度調節器、9……ゼナーダイオード 10.11……ダイオード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電圧比較器7の一方の入力端には測温用抵
    抗素子1の出力電圧EAを分圧して供給し、他方の入力端
    には該出力電圧EAをゼナーダイオード9及びダイオード
    10を介して供給すると共に、基準電圧ECを他のダイオー
    ド11を介して供給するようにした測温用抵抗素子の異常
    検出装置。
JP4463989U 1989-04-17 1989-04-17 測温用抵抗素子の異常検出装置 Expired - Lifetime JPH0723711Y2 (ja)

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JPH02135829U JPH02135829U (ja) 1990-11-13
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