JP2003043008A - ガスセンサの接続状態判定方法及び定電位電解式ガス測定器 - Google Patents

ガスセンサの接続状態判定方法及び定電位電解式ガス測定器

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JP2003043008A
JP2003043008A JP2001229630A JP2001229630A JP2003043008A JP 2003043008 A JP2003043008 A JP 2003043008A JP 2001229630 A JP2001229630 A JP 2001229630A JP 2001229630 A JP2001229630 A JP 2001229630A JP 2003043008 A JP2003043008 A JP 2003043008A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 定電位電解式ガスセンサにおいて、ガスセン
サ(の対極、参照極、作用極)の不良または断線発生な
どの接続異常を判別して報知することができるガスセン
サの接続状態判定方法及び定電位電解式ガス測定器を提
供することである。 【解決手段】 定電位電解式のガスセンサを具備したガ
ス測定器のガス濃度増幅部に予め設定した電位変更パル
スを印加し、この電位変更パルスの印加前と印加中のガ
ス濃度増幅部の出力電圧を測定し、この測定した電位変
更パルス印加前の出力電圧と電位変更パルス印加中の出
力電圧との電位差を算出し、この算出した電位差と予め
定めた基準電位とを比較することによりガスセンサの異
常及びガスセンサの接続異常を判別し、異常の場合は警
報を発し、正常の場合は測定した電位変更パルス印加前
の出力電圧に基づいてガス濃度を算出して表示するガス
センサの接続状態判定方法及び定電位電解式ガス測定
器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガスセンサの接続
状態判定方法及び定電位電解式ガス測定器に関する。詳
しくは、ガスセンサ及びガスセンサの接続状態の異常を
瞬時に判別して報知することができるガスセンサの接続
状態判定方法及び定電位電解式ガス測定器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術における定電位電解式ガスセン
サでは、ガスセンサの作用極と対極に一定電位を印加
し、目的ガスの流入により生じる電解電流を検出するも
のであるが、目的ガスが存在しない状態においては極め
て高いインピーダンスを持っており、センサの各電極の
接続不良または断線が発生して場合において、ガス濃度
値に変化をきたさないか、異常に高い値若しくは異常に
低い値を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような定電位電解式ガスセンサでは、作用極と対極に一
目的ガスが存在しない状態でセンサの各電極の接続不良
または断線が発生してもガス濃度値に変化をきたさな
い、異常に高い値または低い値を示すかの何れかである
ため、センサに示された値がガス濃度を示したものであ
るか、断線などによるものであるのか判別が困難である
という問題がある。
【0004】また、従来技術においてはポテンショスタ
ット回路を介して対極及び参照極のみの電位変更パルス
を印加していたため、作用極と対極及び参照極との間で
電位差が発生し、電解液を介して強制電流が流れ、パル
ス電位、パルス幅を大きくするとガス濃度ゼロ点安定度
が悪化するという問題が発生する。
【0005】従って、定電位電解式ガスセンサにおい
て、ガスセンサ(の対極、参照極、作用極)の不良また
は断線発生などの接続異常を判別して報知すること、ガ
ス濃度ゼロ点安定度の悪化を防止すること、に解決しな
ければならない課題を有する。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るガスセンサの接続状態判定方法及び定
電位電解式ガス測定器は次のような構成にすることであ
る。
【0007】(1)定電位電解式のガスセンサを具備し
たガス測定器のポテンショスタット部に予め設定した電
位変更パルスを印加し、該電位変更パルスの印加前と印
加中の前記ポテンショスタット部の出力電圧を測定し、
該測定した電位変更パルス印加前の出力電圧と電位変更
パルス印加中の出力電圧との電位差を算出し、該算出し
た電位差と予め定めた基準電位とを比較することにより
前記ガスセンサの異常及び前記ガスセンサの接続異常を
判別し、異常の場合は警報を発することを特徴とするガ
スセンサの接続状態判定方法。 (2)前記電位変更パルスは、前記ポテンショスタット
部に所定の周期で印加するようにしたことを特徴とする
(1)に記載のガスセンサの接続状態判定方法。 (3)定電位電解式のガスセンサを具備したガス測定器
のガス濃度増幅部に予め設定した電位変更パルスを印加
し、該電位変更パルスの印加前と印加中の前記ガス濃度
増幅部の出力電圧を測定し、該測定した電位変更パルス
印加前の出力電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧と
の電位差を算出し、該算出した電位差と予め定めた基準
電位とを比較することにより前記ガスセンサの異常及び
前記ガスセンサの接続異常を判別し、異常の場合は警報
を発し、正常の場合は前記測定した電位変更パルス印加
前の出力電圧に基づいてガス濃度を算出して表示するよ
うにしたことを特徴とするガスセンサの接続状態判定方
法。 (4)前記電位変更パルスは、前記ガス濃度増幅部に所
定の周期で印加するようにしたことを特徴とする(3)
に記載のガスセンサの接続状態判定方法。 (5)定電位電解式のガスセンサを具備したガス測定器
のポテンショスタット部及びガス濃度増幅部に予め設定
した電位変更パルスを同時に印加し、該電位変更パルス
の印加前と印加中の前記ポテンショスタット部の出力電
圧及び前記ガス濃度増幅部の出力電圧を測定し、該測定
したポテンショスタット部の電位変更パルス印加前の出
力電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧との電位差及
び該測定したガス濃度増幅部の電位変更パルス印加前の
出力電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧との電位差
を算出し、該算出した電位差と予め定めた基準電位とを
比較することにより、ガスセンサの異常及びガスセンサ
の接続異常を判別し、異常の場合は警報を発し、正常の
場合は前記測定したガス濃度増幅部の電位変更パルス印
加前の出力電圧に基づいてガス濃度を算出して表示する
ようにしたことを特徴とするガスセンサの接続状態判定
方法。 (6)前記電位変更パルスは、前記ポテンショスタット
部及び前記ガス濃度増幅部に所定の周期で印加するよう
にしたことを特徴とする(5)に記載のガスセンサの接
続状態判定方法。
【0008】(7)定電位電解式のガスセンサを備えた
センサ部と、前記ガスセンサに対して所定の電圧を印加
するポテンショスタット回路と、前記ガスセンサで測定
した測定値を増幅するためのガス濃度増幅回路と、前記
ポテンショスタット回路及び前記ガス濃度増幅回路の出
力電圧をサンプリングし、該サンプリングした出力電圧
に基づいて該ポテンショスタット回路及びガス濃度増幅
回路を制御する機能を備えているマイクロプロセッサ
と、前記マイクロプロセッサの設定に従って前記ポテン
ショスタット回路及び前記ガス濃度増幅回路に所定の電
圧を印加する電位設定器と、前記センサ部の異常及び前
記センサ部との接続状態の異常を検出する異常検出手段
と、を備え、前記異常検出手段は、前記マイクロプロセ
ッサによって前記電位設定器を制御して前記ポテンショ
スタット回路及び前記ガス濃度増幅回路に予め設定した
電位変更パルスを同時に印加し、該電位変更パルスの印
加前と印加中のポテンショスタット回路の出力電圧及び
ガス濃度増幅回路の出力電圧を測定し、該測定したポテ
ンショスタット回路の電位変更パルス印加前の出力電圧
と電位変更パルス印加中の出力電圧との電位差及び該測
定したガス濃度増幅回路の電位変更パルス印加前の出力
電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧との電位差を算
出し、該算出した電位差と予め定めた基準電位とを比較
することにより、ガスセンサの異常及びガスセンサの接
続異常を判別し、該判別において異常である場合には警
報を発し、正常である場合には前記測定したガス濃度増
幅回路の電位変更パルス印加前の出力電圧に基づいてガ
ス濃度を算出して表示するようにしたことを特徴とする
定電位電解式ガス測定器。 (8)前記電位変更パルスは、前記ポテンショスタット
回路及び前記ガス濃度増幅回路に所定の周期で印加する
ようにしたことを特徴とする(7)に記載の定電位電解
式ガス測定器。 (9)定電位電解式のガスセンサを備えたセンサ部と、
前記センサ部と接続コードで接続し、前記センサ部を制
御する機器であって、前記ガスセンサに対して所定の電
圧を印加するポテンショスタット回路と、前記ガスセン
サで測定した測定値を増幅するためのガス濃度増幅回路
と、前記ポテンショスタット回路及びガス濃度増幅回路
の出力電圧をサンプリングし、該サンプリングした出力
電圧に基づいて該ポテンショスタット回路及びガス濃度
増幅回路を制御する機能を備えているマイクロプロセッ
サと、前記マイクロプロセッサの設定に従って前記ポテ
ンショスタット回路及びガス濃度増幅回路に所定の電圧
を印加する電位設定器と、前記センサ部と接続するため
の接続コードに所定の電圧を印加するコード電位設定部
と、前記センサ部の異常及び前記センサ部との接続状態
の異常を検出することができる異常検出手段とを具備し
たガス測定器と、からなり、前記異常検出手段は、前記
マイクロプロセッサによって前記電位設定器を制御して
前記ポテンショスタット回路及び前記ガス濃度増幅回路
に予め設定した電位変更パルスを同時に印加し、該電位
変更パルスの印加前と印加中のポテンショスタット回路
の出力電圧及びガス濃度増幅回路の出力電圧を測定し、
該測定したポテンショスタット回路の電位変更パルス印
加前の出力電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧との
電位差及び該測定したガス濃度増幅回路の電位変更パル
ス印加前の出力電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧
との電位差を算出し、該算出した電位差と予め定めた基
準電位とを比較することにより、ガスセンサの異常及び
ガスセンサの接続異常を判別し、該判別において異常で
ある場合には警報を発し、正常である場合には前記測定
したガス濃度増幅回路の電位変更パルス印加前の出力電
圧に基づいてガス濃度を算出して表示するようにしたこ
とを特徴とする定電位電解式ガス測定器。 (10)前記電位変更パルスは、前記ポテンショスタッ
ト回路及び前記ガス濃度増幅回路に所定の周期で印加す
るようにしたことを特徴とする(9)に記載の定電位電
解式ガス測定器。
【0009】このようなガスセンサの接続状態判定方法
及び定電位電解式ガス測定器において、マイクロプロセ
ッサによりプログラムされた所定の周期に従い、定常の
電位を印加されているポテンショスタット回路の出力電
圧を測定し、次に予め設定されたガスセンサへの動作電
位を変える電位変更パルスをポテンショスタット回路に
印加し、印加中のポテンショスタット回路の出力電圧を
測定する。マイクロプロセッサは、測定した出力電圧同
士の電位差を求め、あらかじめ定められた基準電位(規
格値)と比較演算することにより、センサ部(ガスセン
サの対極、参照極)の異常または接続異常を瞬時に判定
し、この判定に基づいて異常の場合に異常表示および警
報を発生させることができる。
【0010】上述同様、マイクロプロセッサによりプロ
グラムされた所定の周期に従い、定常の電位を印加した
ガス濃度増幅回路の出力電圧を測定し、次にあらかじめ
設定されたガスセンサへの動作電位を変える電位変更パ
ルスをガス濃度増幅回路に印加し、印加中のガス濃度増
幅回路の出力電圧を測定する。マイクロプロセッサは、
測定した出力電圧同士の電位差を求め、予め定められた
基準電位(規格値)と比較演算することにより、センサ
部(ガスセンサの作用極、増幅抵抗回路)の異常または
接続異常を瞬時に判定し、この判定に基づいて異常の場
合は異常表示および警報を発生し、判定結果が正常な場
合は、定常の電位を印加時のガス濃度増幅回路の出力電
圧に基づいてガス濃度を算出して表示する。
【0011】また、ポテンショスタット回路とガス濃度
増幅回路に対して印加する定常の電位と電位変更パルス
(パルス幅)を同じタイミングで印加することにより、
ガスセンサの各電極に電位差が発生しないので、電位変
更パルスの電位やパルス幅の制限条件がなくなるのでガ
ス濃度ゼロ点安定度の悪化を防止することができる。
【0012】更に、センサ部をガス測定器と別体とした
定電位電解式ガス測定により、遠方位置のガス濃度を測
定することが可能であり、この場合も上述と同様に、セ
ンサ部(ガスセンサ)及びセンサ部とガス測定器を接続
する接続コード(の各接続線)の断線などの異常を検知
できるは勿論のこと、ガス測定器に設けたコード電位設
定器により接続コード(例えば、シールドケーブルのシ
ールド線)に所定電圧を印加しておくことで、センサ部
〜接続コード(の各接続線)〜ガス測定器間が短絡して
いる場合の検知を行うことが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るガスセンサの
接続状態判定方法及び定電位電解式ガス測定器の実施の
形態を図面を参照して説明する。但し、図面は専ら解説
のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定する
ものではない。
【0014】第1の実施例として、図1に示す定電位電
解式ガス測定器は、センサ部10と、センサ制御部20
0とから構成される。
【0015】センサ部10は、封入した電解液中に対極
111および参照極112と作用極113が相対配置し
てあるガスセンサ110と、増幅抵抗回路120とから
構成され、増幅抵抗回路120は、ガスセンサ110の
作用極113からの電圧を増幅する増幅抵抗R1と、温
度特性を測定するためのサーミスタ121と、サーミス
タ121の出力を増幅する増幅抵抗R2とから構成され
ている。
【0016】センサ制御部200は、ポテンショスタッ
ト回路20と、ガス濃度増幅回路30と、A/Dコンバ
ータ40と、電位設定器50と、マイクロプロセッサ6
0と、表示部70と、警報部80とから構成されてい
る。
【0017】ポテンショスタット回路20は、電位設定
器50に印加された電圧とガスセンサ110の対極11
1からの電圧との差を出力電圧としてA/Dコンバータ
40に送る。ガス濃度増幅回路30は、電位設定器50
に印加された電圧とガスセンサ110の作用極113の
電圧との差を出力電圧としてA/Dコンバータ40に送
る。A/Dコンバータ40は、ポテンショスタット回路
20やガス濃度増幅回路30からの出力電圧やガスセン
サ110(の参照極112)やサーミスタ121からの
出力を読み取ってデジタル値に変換してマイクロプロセ
ッサ60へ出力する。電位設定器50は、マイクロプロ
セッサ60に従ってポテンショスタット回路20やガス
濃度増幅回路30に所定の電圧を所定の周期で印加す
る。マイクロプロセッサ60は、プログラムに従いA/
Dコンバータ40からの出力電圧の読み取り、電位設定
器50の制御を行うと共に、その結果を表示部70や警
報部80へ出力する。表示部70は、マイクロプロセッ
サ60から送られてくる測定結果やセンサの異常等の情
報を表示する。警報部80は、マイクロプロセッサ60
から送られてくる測定結果やセンサの異常等の情報に基
づき音などによって報知する。
【0018】このような構成からなる定電位電解式ガス
測定器は次のような接続状態となっている。
【0019】まず、センサ部10内の接続状態を説明す
る。ガスセンサ110の対極111は、接続端子10
bを介してポテンショスタット回路20の出力端子23
に接続されている。ガスセンサ110の参照極112
は、接続端子10aを介してポテンショスタット回路
20のマイナス(−)入力端子22に接続されている。
ガスセンサ110の作用極113は、増幅抵抗回路12
0の増幅抵抗R1と接続されており、また、接続端子
10cを介してガス濃度増幅器30のマイナス(−)入
力端子32に接続されている。
【0020】次に、増幅抵抗回路120内の接続状態を
説明する。増幅抵抗R1は、一方がガスセンサ110の
作用極113と接続されていると共に接続端子10c
を介してガス濃度増幅器30のマイナス(−)入力端子
32と接続され、他方はサーミスタ121及び増幅抵抗
R2と接続されている。サーミスタ121は、増幅抵抗
R2と並列接続されていると共に、一方が増幅抵抗R
1、他方は接続端子10dを介してガス濃度増幅器3
0の出力端子33に接続されている。
【0021】続いて、制御部200の接続状態を説明す
る。ポテンショスタット回路20は、プラス(+)入力
端子21が電位設定器50と接続され、マイナス(−)
入力端子22がセンサ部10の接続端子10aを介し
てガスセンサ110の参照極112と接続され、出力端
子23はA/Dコンバータ40と接続されていると共
に、センサ部10の接続端子10bを介してガスセン
サ110の対極111に接続されている。
【0022】ガス濃度増幅回路30は、プラス(+)入
力端子31が電位設定器50と接続され、マイナス
(−)入力端子32がセンサ部10の接続端子10c
を介してガスセンサ110の作用極113と接続され、
出力端子33はA/Dコンバータ40と接続されている
と共に、センサ部10の接続端子10dを介して増幅
抵抗回路部120のサーミスタ121及び増幅抵抗R2
と接続されている。
【0023】A/Dコンバータ40は、一方(入力側)
には、ポテンショスタット回路20の出力端子23及び
ガス濃度増幅回路30の出力端子33が接続され、他方
(出力側)には、マイクロプロセッサ60が接続されて
いる。
【0024】マイクロプロセッサ60は、A/Dコンバ
ータ40(の出力側)と接続され、また、電位設定器5
0・表示部70・警報部80(の各入力側)と接続され
ている。
【0025】電位設定器50は、一方(入力側)は、マ
イクロプロセッサ60(の出力側)と接続され、他方
(出力側)は、ポテンショスタット回路20のプラス
(+)入力端子21及びガス濃度増幅回路30のプラス
(+)入力端子31と接続されている。
【0026】表示部70及び警報部80は、マイクロプ
ロセッサ60(の出力側)と接続されている。
【0027】次に、このような接続状態である定電位電
解式ガス測定器の接続判定の方法について図2を参照し
ながら説明する。
【0028】まず、ガスセンサ110との接続状態が正
常時の場合について説明する。図2(a)に示すよう
に、ポテンショスタット回路20のプラス(+)入力端
子21には、電位設定器50により定時電圧1.25
[V]を印加されている。マイクロプロセッサ60がタ
イミングt1にて定時電圧印加時のポテンショスタット
回路20の出力端子23の電位の読み取りを行い、この
時の出力端子23の電位がA/Dコンバータ40を介し
てデジタル値に変換され、電位aとしてマイクロプロセ
ッサ60内に記憶される。
【0029】一方、ガス濃度増幅回路30のプラス
(+)入力端子31にも前述同様に電位設定器50によ
り定時電圧1.25[V]が印加されており、マイクロ
プロセッサ60が前述と同じタイミングt1で定時電圧
印加時のガス濃度増幅回路30の出力端子33の電位)
の読み取りを行うと、ガス濃度増幅回路30の出力端子
33の電位がA/Dコンバータ40を介してデジタル値
に変換され、電位cとしてマイクロプロセッサ60内に
記憶される。
【0030】マイクロプロセッサ60は、プログラムに
従って出力端子23及び出力端子33の電位a、電位c
の読み取りに続き、電位設定器50に対して電位変更パ
ルス(電圧)を発生するように指示を行う。
【0031】電位設定器50は、マイクロプロセッサ6
0の指示により定時電圧1.25[V]から50[m
V]低い電圧の1.20[V]の電位変更パルスを発生
させて、ポテンショスタット回路20のプラス(+)入
力端子21及びガス濃度増幅回路30のプラス(+)入
力端子31に印加する。
【0032】マイクロプロセッサ60は、タイミングt
2で電位変更パルス印加時のポテンショスタット回路2
0の出力端子23及びガス濃度増幅回路30の出力端子
33の電位の読み取りを行う。ポテンショスタット回路
20の出力端子23の電位はA/Dコンバータ40を介
してデジタル値に変換された電位b、ガス濃度増幅回路
30の出力端子33の電位はA/Dコンバータを介して
デジタル変換された電位dとしてマイクロプロセッサ6
0内に記憶される。そして、A/Dコンバータ40によ
り各出力端子23/33の電位(電位b、電位d)のサ
ンプリングが終了したら、プログラムに従い電位設定器
50に対して定時電圧1.25[V]が発生するよう指
示を行う。
【0033】マイクロプロセッサ60は、記憶している
電位a、b、c、dにもとづき電位変更パルス印加前と
印加中の各出力端子23/33の電位差を算出し、所定
の基準値(10〜90[mV]内の範囲)と比較してガ
スセンサ110(の各極111〜113)の異常や、セ
ンサ部10の接続端子〜(10a〜10d)と他の
回路との接続異常の判定を行う。
【0034】このようなプロセスによってガスセンサ1
10及びガスセンサ110との接続状態の良否判定を行
う場合における詳細な動作について説明する。
【0035】まず、ガスセンサ110及びガスセンサ1
10との接続状態が正常である場合について説明する。
上述したように、最初は電位設定器50により定時電圧
1.25[V]が印加されている状態のポテンショスタ
ット回路20の出力端子23の電位a及びガス濃度増幅
回路30の出力端子33の電位cをタイミングt1で読
み取り、マイクロプロセッサ60内に記憶する。続い
て、電位変更パルス1.20[V]を印加した時のポテ
ンショスタット回路20の出力端子23の電位b及びガ
ス濃度増幅回路30の出力端子33の電位dをタイミン
グt2で読み取り、マイクロプロセッサ60が記憶す
る。
【0036】この時、マイクロプロセッサ60が記憶し
た電位は、電位a=1.25[V]、電位b=1.20
[V]であり、電位aと電位bの電位差を算出すると、
電位a−電位b=50[mV]であるので、基準値(正
常時規格)10[mV]〜90[mV]と比較し、この
範囲内であるので正常と判定する。同じく、電位c=
1.25[V]、電位d=1.20[V]であり、電位
cと電位dの電位差を算出すると、電位c−電位d=5
0[mV]であるので、基準値(正常時規格)10[m
V]〜90[mV]の範囲内であるので正常と判定す
る。この結果、どちらも正常であるので、ガスセンサ1
10及びガスセンサ110との接続状態は正常と判定
し、マイクロプロセッサ60で電位cをガス濃度表示変
換して表示部70に送り、表示部70によりガス濃度値
が表示される。
【0037】続いて、ガスセンサ110及びガスセンサ
110との接続状態が異常である場合の動作について説
明する。
【0038】まず、第1の異常検出状態として、接続端
子10a(1ピン)及びこれに接続されている部分が
断線した場合について説明する。
【0039】この場合、ポテンショスタット回路20の
マイナス(−)入力端子がオープンであり、ハイインピ
ーダンス入力のため電位不定となり、ポテンショスタッ
ト回路20内のオペアンプは増幅率無限のコンパレータ
として働く。この時の出力端子23の電位がオペアンプ
のオフセット電位を含めプラス(+)入力端子21の電
位と比べて、電位が高いときはマイナス(−)入力端子
22(オペアンプ電源電圧のマイナス電位)と同じ電位
になり(図2(c)参照)、電位が低きときはプラス
(+)入力端子21(オペアンプ電源電圧のプラス電
位)と同じ電位となる(図2(e)参照)。つまり、ど
ちらの場合も電位aと電位bの電位差=0[V]とな
り、基準値(正常時規格)10[mV]〜90[mV]
の範囲外であるので異常と判定される。
【0040】次に、マイクロプロセッサ60がタイミン
グt1又はタイミングt2でポテンショスタット回路2
0の出力端子23の電位を読み取った時に異常を検出し
た場合の動作について説明する。
【0041】ポテンショスタット回路20に定時電圧
(1.25[V])を印加されている状態で、読み取り
タイミングt1におけるマイナス(−)入力端子22の
電位が、プラス(+)入力端子21の電位より高いと
き、出力端子23の電位はマイナス(−)入力端子22
(電源電圧のマイナス電位)と同じ電位になる。また、
ポテンショスタット回路20に電位変更パルスが印加さ
れている時の読み取りタイミングt2のときも同様に出
力端子23の電位はマイナス(−)入力端子22(電源
電圧のマイナス電位)と同じ電位になる。従って、電位
aと電位bの電位差=0[mV]となり、10[mV]
以下であるので基準値(正常時規格)10[mV]〜9
0[mV]の範囲外であるので異常と判定する(図2
(c)参照)。
【0042】一方、上述とは逆に、読み取りタイミング
t1におけるマイナス(−)入力端子22の電位がプラ
ス(+)入力端子21の電位より低いとき、且つ、オペ
アンプのオフセット電圧も含めて50[mV]以内の場
合は、出力端子23の電位はプラス(+)入力端子21
(電源電圧のプラス電位)となるが、読み取りタイミン
グt2のときはプラス(+)入力端子21に印加される
電位が50[mV]下がるために出力端子23の電位は
反転のマイナス(−)入力端子22(電源電圧のマイナ
ス電位)と同じ電位になる。従って、電位aと電位bの
電位差は90[mV]以上となり、基準値10[mV]
〜90[mV]の範囲外であるので異常と判定する。こ
の状態の時は出力端子23(オペアンプ出力)に接続さ
れているガスセンサ110の対極111に同信号が伝わ
るので、参照極112に容量的に影響して定常の電位
(定時電圧1.25[V])に戻ってもすぐにはプラス
電位にはならない(図2(d)参照)。
【0043】また、タイミングt1において、マイナス
(−)入力端子22の電位がプラス(+)入力端子の電
位より低いとき、且つ、オペアンプのオフセット電圧も
含めて50[mV]以上の場合は、読み取りタイミング
t2のときの出力端子23の電位は反転のプラス(+)
入力端子21(電源電圧のプラス電位)と同じ電位にな
る。従って、電位aと電位bの電位差=0[mV]とな
り、基準値10[mV]〜90[mV]の範囲外である
ので異常と判定する(図2(e)参照)。
【0044】続いて、第2の異常検出状態として、接続
端子10c(2ピン)に接続されている部分)が断線
した場合について説明する。
【0045】この場合、ポテンショスタット回路20の
オペアンプフィードバック制御が行われなくなるため、
ガスセンサ110の参照極112はハイインピーダンス
となり接続端子10aを介して接続されている(オペ
アンプの)マイナス(−)入力端子22の電位は、プラ
ス(+)入力端子21とほぼ同じになる。この時にマイ
ナス(−)入力端子22の電位がオフセット電圧を含め
プラス(+)入力端子21の電位より高いとき、出力端
子23の電位はマイナス(−)入力端子22と同じ電位
(オペアンプ電源電圧のマイナス電位)になり(図2
(c)参照)、マイナス(−)入力端子22の電位がプ
ラス(+)入力端子21の電位より低いとき、出力端子
23の電位はプラス(+)入力端子21と同じ電位(オ
ペアンプ電源電圧のプラス電位)になる(図2(e)参
照)。つまり、どちらの場合も電位aと電位bの電位差
=0[mV]となり、基準値(正常時規格)10[m
V]〜90[mV]の範囲外であるので異常と判定され
る。
【0046】次に、マイクロプロセッサ60がタイミン
グt1及びタイミングt2でポテンショスタット回路2
0の出力端子23の電位を読み取った時に異常を検出し
た場合の動作について説明する。
【0047】ポテンショスタット回路20に定時電圧
(1.25[V])を印加されている状態で、タイミン
グt1におけるマイナス(−)入力端子22の電位がプ
ラス(+)入力端子21の電位より高いとき、出力端子
23の電位はマイナス(−)入力端子22(電源電圧の
マイナス電位)と同じ電位になる。また、ポテンショス
タット回路20に電位変更パルスが印加されている時の
読み取りタイミングt2のときも同様に出力端子23の
電位はマイナス(−)入力端子22(電源電圧のマイナ
ス電位)と同じ電位になる。従って、電位aと電位bの
電位差=0[mV]となり、10[mV]以下であるの
で基準値(正常時規格)10[mV]〜90[mV]の
範囲外であるので異常と判定する(図2(c)参照)。
【0048】一方、上述とは逆に、読み取りタイミング
t1におけるマイナス(−)入力端子22の電位がプラ
ス(+)入力端子電位より低いとき、且つ、オペアンプ
のオフセット電圧も含めて50[mV]以内の場合は、
出力端子23の電位はプラス(+)入力端子21(電源
電圧のプラス電位)となるが、読み取りタイミングt2
のときプラス(+)入力端子21に印加される電位が5
0[mV]下がるために出力端子23の電位は反転のマ
イナス(−)入力端子22(電源電圧のマイナス電位)
と同じ電位になる。従って、電位aと電位bの電位差は
90[mV]以上となり、基準値10[mV]〜90
[mV]の範囲外であるので異常と判定する(図2
(d)参照)。
【0049】また、読み取りタイミングt1において、
マイナス(−)入力端子22の電位がプラス(+)入力
端子の電位より低いとき、且つ、オペアンプのオフセッ
ト電圧も含めて50[mV]以上の場合は、読み取りタ
イミングt2のときに出力端子23の電位は反転のプラ
ス(+)入力端子21(電源電圧のプラス電位)と同じ
電位になる。従って、電位aと電位bの電位差=0[m
V]となり、基準値10[mV]〜90[mV]の範囲
外であるので異常と判定する(図2(e)参照)。
【0050】第3の異常検出状態として、接続端子1
0c(3ピン)及びこれに接続されている部分が断線し
た場合について説明する。この場合、前述の第1の異常
検出状態で説明した動作と全く同じであり、ポテンショ
スタット回路20→ガス濃度増幅回路30、プラス
(+)入力端子21→プラス(+)入力端子31、マイ
ナス(−)入力端子22→マイナス(−)入力端子3
2、出力端子23→出力端子33に置き換えた説明と同
じであるのでその説明を省略する。
【0051】第4の異常検出状態として、接続端子1
0d(4ピン)及びこれに接続されている部分が断線し
た場合について説明する。この場合も同様に、前述の第
2の異常検出状態で説明した動作と全く同じであり、ポ
テンショスタット回路20→ガス濃度増幅回路30、プ
ラス(+)入力端子21→プラス(+)入力端子31、
マイナス(−)入力端子22→マイナス(−)入力端子
32、出力端子23→出力端子33に置き換えた説明と
同じであるのでその説明を省略する。
【0052】次に、第2の実施例として、遠方位置のガ
ス濃度を測定する為にセンサ部が別体である定電位電解
式ガス測定器についてのガスセンサ異常及び接続異常の
判定を行う場合を説明する。
【0053】図3に示す定電位電解式ガス測定器は、第
1の実施例で説明した定電位電解式ガス測定器のセンサ
部がセンサ制御部とは別体となっており、接続コードで
センサ部とガス測定器本体との接続を行って遠方位置の
ガス濃度を測定することができる定電位電解式ガス測定
器の一例であり、センサ部10’と、測定器200’
と、センサ部10’と測定器200’を接続する接続コ
ード300とから構成される。
【0054】センサ部10’は、封入した電解液中に対
極111’および参照極112’と作用極113’が相
対配置してあるガスセンサ110’と、増幅抵抗R1’
と、増幅抵抗R2’と、温度特性を測定するためのサー
ミスタ121’とからなる増幅抵抗回路120’とから
構成される。
【0055】ガス測定器200’は、ポテンショスタッ
ト回路20’と、ガス濃度増幅回路30’と、A/Dコ
ンバータ40’と、電位設定器50’と、マイクロプロ
セッサと60’、表示部70’と、警報部80’と、シ
ールド線電位設定器90とから構成される。
【0056】ポテンショスタット回路20’は、電位設
定器50’に印加された電圧とガスセンサ110’の対
極111’からの電圧との差を出力電圧としてA/Dコ
ンバータ40’に送る。ガス濃度増幅回路30’は、電
位設定器50’に印加された電圧とガスセンサ110’
の作用極113’の電圧との差を出力電圧としてA/D
コンバータ40’に送る。A/Dコンバータ40’は、
ポテンショスタット回路20’やガス濃度増幅回路3
0’の出力電圧やガスセンサ110’(の参照極11
2’)やサーミスタ121’からの出力を読み取ってデ
ジタル値に変換してマイクロプロセッサ60’へ出力す
る。電位設定器50’は、マイクロプロセッサ60’に
従ってポテンショスタット回路20’やガス濃度増幅回
路30’に所定の電圧を所定の周期で印加する。マイク
ロプロセッサ60’は、プログラムに従いA/Dコンバ
ータ40’からの出力電圧の読み取り、電位設定器5
0’の制御を行うと共に、その結果を表示部70’や警
報部80’へ出力する。表示部70’は、マイクロプロ
セッサ60’から送られてくる測定結果やセンサの異常
等の情報を表示する。警報部80’は、マイクロプロセ
ッサ60’から送られてくる測定結果やセンサの異常等
の情報に基づき音などによって報知する。シールド線電
位設定器90は、接続コード300のシールド線305
に所定の電位を印加する。
【0057】接続コード300は、センサ部10’の接
続端子〜(10a’〜10d’)と測定器200’
の接続端子〜(210a〜210e)を接続するた
めの各芯線301〜304とシールド線305を有する
シールドケーブルである。
【0058】このような定電位電解式ガス測定器は次の
ような接続状態となっている。
【0059】まず、センサ部10’内の接続状態を説明
する。ガスセンサ110’の対極111’は、接続端子
10b’→接続コード300(芯線302)→測定器
200’の接続端子210bを介して測定器200’
内のポテンショスタット回路20’の出力端子23’に
接続されている。ガスセンサ110’の参照極112’
は、接続端子10a’→接続コード300(芯線30
1)→測定器200’の接続端子210aを介して測
定器200’内のポテンショスタット回路20’のマイ
ナス(−)入力端子22’に接続されている。ガスセン
サ110’の作用極113’は、増幅抵抗回路120’
の増幅抵抗R1’と接続されており、また、接続端子
10c’→接続コード300(芯線303)→測定器2
00’の接続端子210cを介して測定器200’内
のガス濃度増幅器30’のマイナス(−)入力端子3
2’に接続されている。
【0060】次に、増幅抵抗回路120’内の接続状態
を説明する。増幅抵抗R1’は、一方がガスセンサ11
0’の作用極113’と接続されていると共に接続端子
10c’→接続コード300(芯線303)→測定器
200’の接続端子210cを介して測定器200’
内のガス濃度増幅器30’のマイナス(−)入力端子3
2’と接続され、他方はサーミスタ121’及び増幅抵
抗R2’と接続されている。サーミスタ121’は、増
幅抵抗R2’と並列接続されていると共に、一方が増幅
抵抗R1’、他方は接続端子10d’→接続コード3
00(芯線304)→測定器200’の接続端子21
0dを介して測定器200’内のガス濃度増幅器30’
の出力端子33’に接続されている。
【0061】続いて、測定器200’内の各部の接続状
態を説明する。まず、ポテンショスタット回路20’
は、プラス(+)入力端子21’が電位設定器50’と
接続され、マイナス(−)入力端子22’が接続端子
210a→接続コード300(芯線301)→センサ部
10’の接続端子10a’を介してガスセンサ11
0’の参照極112’と接続され、出力端子23’はA
/Dコンバータ40’と接続されていると共に、接続端
子210b→接続コード300(芯線302)→セン
サ部10’の接続端子10b’を介してガスセンサ1
10’の対極111’に接続されている。
【0062】ガス濃度増幅回路30’は、プラス(+)
入力端子31’が電位設定器50’と接続され、マイナ
ス(−)入力端子32’が接続端子210c→接続コ
ード300(芯線303)→センサ部10’の接続端子
10c’を介してガスセンサ110’の作用極11
3’と接続され、出力端子33’はA/Dコンバータ4
0’と接続されていると共に、接続端子210d→接
続コード300(芯線304)→センサ部10’の接続
端子10d’を介して増幅抵抗回路部120’のサー
ミスタ121’及び増幅抵抗R2’と接続されている。
【0063】A/Dコンバータ40’は、一方(入力
側)には、ポテンショスタット回路20’の出力端子2
3’及びガス濃度増幅回路30’の出力端子33’が接
続され、他方(出力側)には、マイクロプロセッサ6
0’が接続されている。
【0064】マイクロプロセッサ60’は、A/Dコン
バータ40’(の出力側)と接続され、また、電位設定
器50’・表示部70’・警報部80’(の各入力側)
と接続されている。
【0065】電位設定器50’は、一方(入力側)は、
マイクロプロセッサ60’(の出力側)と接続され、他
方(出力側)は、ポテンショスタット回路20’のプラ
ス(+)入力端子21’及びガス濃度増幅回路30’の
プラス(+)入力端子31’と接続されている。表示部
70’及び警報部80’は、マイクロプロセッサ60’
(の出力側)と接続されている。
【0066】シールド線電位測定器90は、一方が接地
され、他方が接続端子210eを介して接続コード3
00のシールド線305に接続されている。
【0067】次に、このような接続状態である定電位電
解式ガス測定器の動作について説明する。
【0068】ここでは、接続コード300の各芯線30
1〜304、シールド線305が短絡している場合を検
出を行うときの動作について説明する。なお、センサ部
10’〜接続ケーブル300〜測定器200’間の接続
異常、断線などの異常検出時の動作については、前述の
第1の実施例で説明した第1の異常検出状態〜第4の異
常検出状態と同様の動作で異常を判定するのでその説明
は省略する。なお、その他の説明においても第1の実施
例と同様である箇所の説明は省略する。
【0069】第1の短絡検出状態として、シールド線3
05がグランド(=0[V])の時、測定器200’の
接続端子10a’〜センサ10’の接地端子210
a間又は測定器200’の接続端子10c’〜センサ
10’の接地端子210c間と、シールド線305
(接続端子)が短絡している場合について説明する。
【0070】ポテンショスタット回路20’及びガス濃
度増幅回路30’には定時電圧(1.25[V])を印
加されている状態であり、マイクロプロセッサ60’の
読み取りタイミングt1において、マイナス(−)入力
端子22’/32’の電位がプラス(+)入力端子の電
位より低いとき、且つ、オペアンプのオフセット電圧も
含めて50[mV]以上の場合は、タイミングt2のと
きの出力端子23’/33’の電位は、反転のプラス
(+)入力端子21’/31’(電源電圧のプラス電
位)と同じ電位になる。従って、電位aと電位bの電位
差=0[V]となり、基準値10[mV]〜90[m
V]の範囲外であるので異常と判定する(図2(e)参
照)。
【0071】第2の短絡検出状態として、シールド線3
05がグランド(=0[V])の時、測定器200’の
接続端子10b’〜センサ10’の接地端子210
b間又は測定器200’の接続端子10d’〜センサ
10’の接地端子210d間と、シールド線305
(接続端子)が短絡している場合について説明する。
【0072】この場合、ポテンショスタット回路20’
及びガス濃度増幅回路30’の出力端子23’/33’
の電位(オペアンプの出力)が強制的に0[V]になる
ので、タイミングt1、t2で読み取る出力端子23’
/33’の電位は、電位aと電位b並びに電位cと電位
dはすべて同じ電位0[V]であるので、電位差も0
[V](電位a−電位b=電位c−電位d=0[V])
となり、基準値10[mV]〜90[mV]の範囲外で
あるので異常を検出できる。
【0073】第3の短絡検出状態として、シールド線電
位設定器90によりシールド線305に定時電圧(1.
25[V])が印加されている時、測定器200’の接
続端子10a’〜センサ10’の接地端子210a
間又は測定器200’の接続端子10c’〜センサ1
0’の接地端子210c間と、シールド線305(接
続端子)が短絡している場合について説明する。
【0074】この場合、マイクロプロセッサ60’がポ
テンショスタット回路20’/ガス濃度増幅回路30’
の出力端子23’/33’の電位を読みとるタイミング
t1において、マイナス(−)入力端子22’/32’
の電位がプラス(+)入力端子電位より低いとき、且
つ、オペアンプのオフセット電圧も含めて50[mV]
以内の場合は、出力端子23’/33’の電位はプラス
(+)入力端子21’/31’(電源電圧のプラス電
位)となるが、読み取りタイミングt2のときにプラス
(+)入力端子21’/31’に印加される電位が50
[mV]下がるために出力端子23’/33’の電位は
マイナス(−)入力端子22’/32’と同じ電位(電
源電圧のマイナス電位)になる。従って、電位aと電位
bの電位差は90[mV]以上となり、基準値10[m
V]〜90[mV]の範囲外であるので異常と判定する
(図2(d)参照)。
【0075】また、読み取りタイミングt1において、
マイナス(−)入力端子22’/32’の電位がプラス
(+)入力端子21’/31’の電位より低いとき、且
つ、オペアンプのオフセット電圧も含めて50[mV]
以上の場合は、読み取りタイミングt2のときに出力端
子23’/33’の電位はプラス(+)入力端子21’
/31’と同じ電位(電源電圧のプラス電位)になる。
従って、電位aと電位bの電位差=0[mV]となり、
基準値10[mV]〜90[mV]の範囲外であるので
異常と判定する(図2(e)参照)。
【0076】第4の短絡検出状態として、シールド線電
位設定器90によりシールド線305に定時電圧(1.
25[V])が印加されている時、測定器200’の接
続端子10b’〜センサ10’の接地端子210b
間又は測定器200’の接続端子10d’〜センサ1
0’の接地端子210d間と、シールド線305(接
続端子)が短絡している場合について説明する。
【0077】この場合は、ポテンショスタット回路2
0’/ガス濃度増幅回路30’の出力端子23’/3
3’の電位(オペアンプの出力)が強制的に1.25
[V]になるので、読み取りタイミングt1及びt2に
おける出力端子23’/33’の電位は、電位aと電位
b並びに電位cと電位dはすべて同じ電位1.25
[V]であり、電位差は0[V](電位a−電位b=電
位c−電位d=0[V])となる。従って、基準値10
[mV]〜90[mV]の範囲外であるので異常を検出
できる。
【0078】第5の短絡検出状態として、シールド線3
05に定時電圧1.25[V]より高い電位が印加され
ている時、測定器200’の接続端子10a’〜セン
サ10’の接地端子210a間又は測定器200’の
接続端子10c’〜センサ10’の接地端子210
c間と、シールド線305(接続端子)が短絡してい
る場合について説明する。
【0079】この場合、ポテンショスタット回路20’
/ガス濃度増幅回路30’の出力端子23’/33’の
電位がオペアンプのオフセット電位を含めプラス(+)
入力端子21’/31’の電位と比べて高いときは、マ
イナス(−)入力端子22’/32’と同じ電位(オペ
アンプ電源電圧のマイナス電位)になり(図2(c)参
照)、電位が低きときはプラス(+)入力端子21/3
1と同じ電位(オペアンプ電源電圧のプラス電位)とな
る(図2(e)参照)。つまり、どちらの場合も電位a
と電位bの電位差=0[mV]となり、基準値(正常時
規格)10[mV]〜90[mV]の範囲外であるので
異常と判定される。
【0080】第6の短絡検出状態として、シールド線3
05に定時電圧1.25[V]より高い電位が印加され
ている時において、測定器200’の接続端子10
b’〜センサ10’の接地端子210b間又は測定器
200’の接続端子10d’〜センサ10’の接地端
子210d間と、シールド線305(接続端子)が
短絡している場合について説明する。
【0081】この場合は、ポテンショスタット回路2
0’/ガス濃度増幅回路30’の出力端子23’/3
3’の電位(オペアンプの出力)が強制的にプラス
(+)入力端子の電位(電源プラス電位)になるので、
タイミングt1、t2で読み取る出力端子23’/3
3’の電位は、電位aと電位b並びに電位cと電位dは
すべて同じ電位となり、電位差は0[V](電位a−電
位b=電位c−電位d=0[V])となり、基準値10
[mV]〜90[mV]の範囲外であるので異常を検出
できる。
【0082】
【発明の効果】以上説明したようなガスセンサの接続状
態判定方法を用いた定電位電解式ガス測定器によって、
マイクロプロセッサによりプログラムされた所定の周期
で定常の電位を印加した時のポテンショスタット回路及
びガスセンサ濃度増幅回路の出力電圧と、予め設定され
たセンサの動作電位を変える電位変更パルスを印加した
時のポテンショスタット回路及びガス濃度増幅回路の出
力電圧を測定し、測定した出力電圧同士の電位差を求め
て規格値と比較することで、センサ部(ガスセンサ、増
幅抵抗回路)の異常または接続異常を瞬時に判別し、異
常の場合は異常表示および警報を発生させ、判定結果が
正常な場合は、定常の電位を印加した時のガス濃度増幅
回路の出力電圧に基づいて算出したガス濃度を表示する
ので、測定時にガスセンサ及びその接続状態などが異常
であるのか、正常な測定(測定前後で変化なし、測定範
囲外の測定値)であるのかを明確に識別することができ
る。
【0083】また、ポテンショスタット回路とガス濃度
増幅回路に印加する電位変更パルスの電位およびパルス
幅、タイミングは同じであるため、ガスセンサの各電極
(対極、参照極、作用極)に電位差が発生しないので電
位変更パルスの電位およびパルス幅の制限条件がなくな
り、ガス濃度ゼロ点安定度が悪化を防止することができ
る。
【0084】更に、遠方位置のガス濃度を測定する場合
には、センサ部とセンサ制御部を具備したガス測定器が
別体となっている定電位電解式ガス測定器を用い、ガス
測定器に設けたコード電位設定器によって接続コード
(例えばシールコードのシールド線)に所定電圧(基準
電圧)を印加しておくことで、センサ部や接続コードの
断線などの異常を検知できることは勿論のこと、接続コ
ードの各接続線が短絡している場合の検知を行うことが
可能になるというメリットがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガスセンサの接続状態判定方法及
び定電位電解式ガス測定器の構成を略示的に示した構成
図である。
【図2】本発明に係るガスセンサの接続状態判定方法及
び定電位電解式ガス測定器ガスにおいて、センサの各電
極の接続不良または断線発生などの接続異常の検出過程
を説明する為の説明図である。
【図3】本発明に係るガスセンサの接続状態判定方法及
び定電位電解式ガス測定器において、センサ部と測定器
を接続コード(シールド線有)で接続して使用する場合
の構成を略示的に示した構成図である。
【符号の説明】
10;センサ部、10a〜10d;接続端子110;ガ
スセンサ、111;対極、112;参照極、113;作
用極、120;増幅抵抗回路、R1;増幅抵抗、R2;
増幅抵抗、121;サーミスタ、200;センサ制御
部、20;ポテンショスタット回路、21;プラス
(+)入力端子、22;マイナス(−)入力端子、2
3;出力端子、30;ガス濃度増幅回路、31;プラス
(+)入力端子、32;マイナス(−)入力端子、3
3;出力端子、40;A/Dコンバータ、50;電位設
定器、60;マイクロプロセッサ、70;表示部、8
0;警報部、10’;センサ部、10a’〜10d’;
接続端子110’;ガスセンサ、111’;対極、11
2’;参照極、113’;作用極、120’;増幅抵抗
回路、R1’;増幅抵抗、R2’;増幅抵抗、12
1’;サーミスタ、20’;ポテンショスタット回路、
21’;プラス(+)入力端子、22’;マイナス
(−)入力端子、23’;出力端子、30’;ガス濃度
増幅回路、31’;プラス(+)入力端子、32’;マ
イナス(−)入力端子、33’;出力端子、40’;A
/Dコンバータ、50’;電位設定器、60’;マイク
ロプロセッサ、70’;表示部、80’;警報部、9
0;シールド線電位設定器、200’;測定器、210
a〜210e;接続端子、300;接続コード、301
〜304;芯線、305;シールド線

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】定電位電解式のガスセンサを具備したガス
    測定器のポテンショスタット部に予め設定した電位変更
    パルスを印加し、該電位変更パルスの印加前と印加中の
    前記ポテンショスタット部の出力電圧を測定し、該測定
    した電位変更パルス印加前の出力電圧と電位変更パルス
    印加中の出力電圧との電位差を算出し、該算出した電位
    差と予め定めた基準電位とを比較することにより前記ガ
    スセンサの異常及び前記ガスセンサの接続異常を判別
    し、異常の場合は警報を発することを特徴とするガスセ
    ンサの接続状態判定方法。
  2. 【請求項2】前記電位変更パルスは、前記ポテンショス
    タット部に所定の周期で印加するようにしたことを特徴
    とする請求項1に記載のガスセンサの接続状態判定方
    法。
  3. 【請求項3】定電位電解式のガスセンサを具備したガス
    測定器のガス濃度増幅部に予め設定した電位変更パルス
    を印加し、該電位変更パルスの印加前と印加中の前記ガ
    ス濃度増幅部の出力電圧を測定し、該測定した電位変更
    パルス印加前の出力電圧と電位変更パルス印加中の出力
    電圧との電位差を算出し、該算出した電位差と予め定め
    た基準電位とを比較することにより前記ガスセンサの異
    常及び前記ガスセンサの接続異常を判別し、異常の場合
    は警報を発し、正常の場合は前記測定した電位変更パル
    ス印加前の出力電圧に基づいてガス濃度を算出して表示
    するようにしたことを特徴とするガスセンサの接続状態
    判定方法。
  4. 【請求項4】前記電位変更パルスは、前記ガス濃度増幅
    部に所定の周期で印加するようにしたことを特徴とする
    請求項3に記載のガスセンサの接続状態判定方法。
  5. 【請求項5】定電位電解式のガスセンサを具備したガス
    測定器のポテンショスタット部及びガス濃度増幅部に予
    め設定した電位変更パルスを同時に印加し、該電位変更
    パルスの印加前と印加中の前記ポテンショスタット部の
    出力電圧及び前記ガス濃度増幅部の出力電圧を測定し、
    該測定したポテンショスタット部の電位変更パルス印加
    前の出力電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧との電
    位差及び該測定したガス濃度増幅部の電位変更パルス印
    加前の出力電圧と電位変更パルス印加中の出力電圧との
    電位差を算出し、該算出した電位差と予め定めた基準電
    位とを比較することにより、ガスセンサの異常及びガス
    センサの接続異常を判別し、異常の場合は警報を発し、
    正常の場合は前記測定したガス濃度増幅部の電位変更パ
    ルス印加前の出力電圧に基づいてガス濃度を算出して表
    示するようにしたことを特徴とするガスセンサの接続状
    態判定方法。
  6. 【請求項6】前記電位変更パルスは、前記ポテンショス
    タット部及び前記ガス濃度増幅部に所定の周期で印加す
    るようにしたことを特徴とする請求項5に記載のガスセ
    ンサの接続状態判定方法。
  7. 【請求項7】定電位電解式のガスセンサを備えたセンサ
    部と、 前記ガスセンサに対して所定の電圧を印加するポテンシ
    ョスタット回路と、 前記ガスセンサで測定した測定値を増幅するためのガス
    濃度増幅回路と、 前記ポテンショスタット回路及び前記ガス濃度増幅回路
    の出力電圧をサンプリングし、該サンプリングした出力
    電圧に基づいて該ポテンショスタット回路及びガス濃度
    増幅回路を制御する機能を備えているマイクロプロセッ
    サと、前記マイクロプロセッサの設定に従って前記ポテ
    ンショスタット回路及び前記ガス濃度増幅回路に所定の
    電圧を印加する電位設定器と、前記センサ部の異常及び
    前記センサ部との接続状態の異常を検出する異常検出手
    段と、を備え、 前記異常検出手段は、前記マイクロプロセッサによって
    前記電位設定器を制御して前記ポテンショスタット回路
    及び前記ガス濃度増幅回路に予め設定した電位変更パル
    スを同時に印加し、該電位変更パルスの印加前と印加中
    のポテンショスタット回路の出力電圧及びガス濃度増幅
    回路の出力電圧を測定し、該測定したポテンショスタッ
    ト回路の電位変更パルス印加前の出力電圧と電位変更パ
    ルス印加中の出力電圧との電位差及び該測定したガス濃
    度増幅回路の電位変更パルス印加前の出力電圧と電位変
    更パルス印加中の出力電圧との電位差を算出し、該算出
    した電位差と予め定めた基準電位とを比較することによ
    り、ガスセンサの異常及びガスセンサの接続異常を判別
    し、該判別において異常である場合には警報を発し、正
    常である場合には前記測定したガス濃度増幅回路の電位
    変更パルス印加前の出力電圧に基づいてガス濃度を算出
    して表示するようにしたことを特徴とする定電位電解式
    ガス測定器。
  8. 【請求項8】前記電位変更パルスは、前記ポテンショス
    タット回路及び前記ガス濃度増幅回路に所定の周期で印
    加するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の定
    電位電解式ガス測定器。
  9. 【請求項9】定電位電解式のガスセンサを備えたセンサ
    部と、 前記センサ部と接続コードで接続し、前記センサ部を制
    御する機器であって、 前記ガスセンサに対して所定の電圧を印加するポテンシ
    ョスタット回路と、 前記ガスセンサで測定した測定値を増幅するためのガス
    濃度増幅回路と、 前記ポテンショスタット回路及び前記ガス濃度増幅回路
    の出力電圧をサンプリングし、該サンプリングした出力
    電圧に基づいて該ポテンショスタット回路及びガス濃度
    増幅回路を制御する機能を備えているマイクロプロセッ
    サと、 前記マイクロプロセッサの設定に従って前記ポテンショ
    スタット回路及び前記ガス濃度増幅回路に所定の電圧を
    印加する電位設定器と、 前記センサ部と接続するための接続コードに所定の電圧
    を印加するコード電位設定部と、 前記センサ部の異常及び前記センサ部との接続状態の異
    常を検出することができる異常検出手段とを具備したガ
    ス測定器と、からなり、 前記異常検出手段は、前記マイクロプロセッサによって
    前記電位設定器を制御して前記ポテンショスタット回路
    及び前記ガス濃度増幅回路に予め設定した電位変更パル
    スを同時に印加し、該電位変更パルスの印加前と印加中
    のポテンショスタット回路の出力電圧及びガス濃度増幅
    回路の出力電圧を測定し、該測定したポテンショスタッ
    ト回路の電位変更パルス印加前の出力電圧と電位変更パ
    ルス印加中の出力電圧との電位差及び該測定したガス濃
    度増幅回路の電位変更パルス印加前の出力電圧と電位変
    更パルス印加中の出力電圧との電位差を算出し、該算出
    した電位差と予め定めた基準電位とを比較することによ
    り、ガスセンサの異常及びガスセンサの接続異常を判別
    し、該判別において異常である場合には警報を発し、正
    常である場合には前記測定したガス濃度増幅回路の電位
    変更パルス印加前の出力電圧に基づいてガス濃度を算出
    して表示するようにしたことを特徴とする定電位電解式
    ガス測定器。
  10. 【請求項10】前記電位変更パルスは、前記ポテンショ
    スタット回路及び前記ガス濃度増幅回路に所定の周期で
    印加するようにしたことを特徴とする請求項9に記載の
    定電位電解式ガス測定器。
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