JPH0723690Y2 - 磁気エンコーダの信号処理回路 - Google Patents
磁気エンコーダの信号処理回路Info
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- JPH0723690Y2 JPH0723690Y2 JP1989118794U JP11879489U JPH0723690Y2 JP H0723690 Y2 JPH0723690 Y2 JP H0723690Y2 JP 1989118794 U JP1989118794 U JP 1989118794U JP 11879489 U JP11879489 U JP 11879489U JP H0723690 Y2 JPH0723690 Y2 JP H0723690Y2
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Description
ーダの信号処理回路に関する。
デジタル制御が主流となっているため、電動機の速度セ
ンサはデジタル出力のロータリーエンコーダが一般的で
あり、特に工作機械の主軸ドライブなど油,埃など環境
の悪い所では磁気エンコーダが用いられる。
交互に着磁されたロータスディスク21と、磁気抵抗素子
(以下MR素子と称す)22を組合わせたセンサ部23から成
る。ロータディスク21が回転すると、着磁ピッチ毎に、
磁束が反転し、MR素子22の抵抗もそれに応じて変化す
る。したがって、MR素子22の抵抗変化を検出して回転角
の検出ができ、その時間変化を速度信号として取り出す
ことができる。磁気センサに印加される磁界は正弦波と
みなされるため、MR素子22の抵抗値の変化は、抵抗値が R=R0+rcos2θ R0:θ=90°の時の抵抗値、 r:抵抗の変化分、 θ:電流方向と磁化方向の角度、 で表わされるから、第4図のようになる。第5図に示す
ようにこのMR素子24,25と着磁ピッチの1/2ずれた位置に
配したMR素子26,27をブリッジ接続し、両端に直流電圧2
9を印加して、信号を差動増幅器28で取り出せば検出信
号Aが得られる。更に、MR素子24〜27と磁極ピッチの1/
4ずれた位置に配したMR素子30〜33から同様に差動増幅
器34を通して電気角で90°ずれた検出信号Bが得られ
る。この波形を第6図に示す。この検出信号A,Bはコン
パレータで論理信号に変換されて出力される。
り、高速でのパルス応答性はそのままで、低速での高分
解能が必要となっている。すなわち、磁気センサから得
られた信号と、これを逓倍した信号が必要である。
蔵するようになり、電動機の速度検出用エンコーダの信
号が位置制御に用いられるため、制御安定性上、速度検
出信号には4倍の分解能を持つ信号が必要である。
コーダと異なり第6図(5)に示すように正弦波電圧で
はないので、2相の検出信号A,Bの重み付け加算では4
逓倍信号が得られない。
ンコーダの信号処理回路を提供することである。
ら90°位相の遅れた第2の検出信号をそれぞれ出力する
第1,2の差動増幅器と、 それぞれ第1,第2の検出信号をOVと比較し、2相の第1,
第2の論理信号をそれぞれ出力する第1,第2のコンパレ
ータと、 第1の検出信号と第2の検出信号を加算する第1の加算
器と、 第1の検出信号から第2の検出信号を減算する第2の加
算器と、 それぞれ第1,2の加算器の出力信号をOVと比較し、2相
の第3,第4の論理信号をそれぞれ出力する第3,第4のコ
ンパレータと、 第1〜第4の論理信号の排他的論理和をとり、第1相の
4逓倍信号を出力する排他的論理和回路と、 第3の加算器と、 第1の差動増幅器の出力端と第3の加算器の第1の入力
端の間に設けられ、第1の論理信号がロウレベルの間導
通する第1のアナログスイッチと、 第2の差動増幅器の出力端と第3の加算器の第2の入力
端の間に設けられ、第2の論理信号がハイレベルの間導
通する第2のアナログスイッチと、 第3の加算器の出力信号を2倍増幅する2倍増幅回路
と、 第1の加算器の出力信号から2倍増幅回路の出力信号を
減算する第4の加算器と、 第4の加算器の出力信号の絶対値を出力する絶対値回路
と、 絶対値回路の出力信号からバイアスレベルを減算する第
5の加算器と、 第5の加算器の出力信号をOVと比較して、第2相の4逓
倍信号を出力する第5のコンパレータとを有する。
られた検出信号を2相の論理信号として出力すると共
に、この2相の検出信号を加算,減算することにより、
45°位相のずれた2相信号を発生させ、これらの信号を
コンパレータで2相の論理信号に変換し、4相の論理信
号の排他的論理和で1相分の4逓倍信号が得られる。こ
れと同時に、磁気抵抗素子から得られた検出信号をアナ
ログスイッチで切換えて得た検出信号の2倍の周波数の
信号を更に絶対値回路で全波整流して4倍の周波数の信
号に変換し、コンパレータを通することにより、他の1
相の4逓倍信号が得られる。
る。
回路のブロック図、第2図は第1図の回路の各部の信号
の波形図である。
ら出力された検出信号A,BをOVと比較することにより、
第2図(2),(3)に示す90°位相差の2相の論理信
号PA,PBを出力する。加算器6は検出信号AとBを加算
し、第2図(4)に示す信号Cを出力する。加算器7は
検出信号Aから検出信号Bを減算し、第2図(5)に示
す信号Dを出力する。信号CとDの位相はそれぞれ検出
信号B,Aに対して45°ずれている。コクパレータ3,4はそ
れぞれ信号C,DをOVと比較し、第2図(6),(7)に
示す90°位相差の2相の論理信号PC,PDを出力する。排
他的論理和回路8は論理信号PAとPBの排他的論理和をと
り、排他的論理和回路9は論理信号PCとPDの排他的論理
和をとり、排他的論理和回路10は排他的論理和回路8と
9の出力信号の排他的論理和をとる。論理信号PAは論理
信号PBに対して90°位相が進み、論理信号PCは論理信号
PDに対して90°位相が遅れているので、排他的論理和回
路10の出力P4Aは論理信号PA(PB,PC,PD)を4逓倍した
信号となる。インバータ18は論理信号PAを反転する。ア
ナログスイッチ11,12はそれぞれ差動増幅器28の出力端
と加算器13の第1の入力端、差動増幅器34の出力端と加
算器13の第2の入力端の間に設けられ、それぞれ論理信
号PB,PAがハイレベル(“H"と略す)、ロウレベル(以
下“L"と略す)のとき導通する。加算器13はアナログス
イッチ11,12をそれぞれ通過した信号を加算する。2倍
増幅回路19は加算器13の出力信号を2倍に増幅する。加
算器14は加算器6の出力信号Cから2倍増幅回路19の出
力信号を減算する。加算器14の出力信号Eは、アナログ
スイッチ11,12と2倍増幅回路19の動作により、次のよ
うに表わされる。
路16は信号Eの絶対値をとり、これは第2図(9)の破
線で表わされる。加算器15は信号|E|から第2図(9)
一点鎖線で表わされたバイアスレベル(コンパレータバ
イアス電圧源17の電圧)を減算する。コンパレータ5
は、この信号を入力し、OVと比較して、4逓倍信号P4B
を出力する。
が、正弦波信号に対しても4逓倍することが可能である
ことは勿論である。
アナログスイッチ、排他的論理和回路、絶対値回路等を
組合わせることにより、歪波である磁気センサの検出信
号を正確に4逓倍できるという効果がある。
回路の回路図、第2図は第1図の回路の各部の信号の波
形図、第3図は磁気エンコーダの構成図、第4図はMR素
子の特性図、第5図は実際のエンコーダのMR素子による
信号検出部の回路図、第6図は第5図の各部の波形図で
ある。 1〜5……コンパレータ、6,7,13〜15……加算器、8〜
10……排他的論理和回路、11,12……アナログスイッ
チ、16……絶対値回路、17……コンパレータバイアス電
圧源、18……インバータ、19……2倍増幅回路。
Claims (1)
- 【請求項1】外周上にN,Sが着磁されたロータディスク
と、電気角で90°の位相差に配置された複数の磁気抵抗
素子を組合わせたセンサ部からなる磁気エンコーダの信
号処理回路であって、 センサ部の信号から第1の検出信号、第1の検出信号か
ら90°位相の遅れた第2の検出信号をそれぞれ出力する
第1,第2の差動増幅器と、 それぞれ第1,第2の検出信号をOVと比較し、2相の第1,
第2の論理信号をそれぞれ出力する第1,第2のコンパレ
ータと、 第1の検出信号と第2の検出信号を加算する第1の加算
器と、 第1の検出信号から第2の検出信号を減算する第2の加
算器と、 それぞれ第1,第2の加算器の出力信号をOVと比較し、2
相の第3,第4の論理信号をそれぞれ出力する第3,第4の
コンパレータと、 第1〜第4の論理信号の排他的論理和をとり、 第1相の4逓倍信号を出力する排他的論理和回路と、 第3の加算器と、 第1の差動増幅器の出力端と第3の加算器の第1の入力
端の間に設けられ、第1の論理信号がロウレベルの間導
通する第1のアナログスイッチと、 第2の差動増幅器の出力端と第3の加算器の第2の入力
端の間に設けられ、第2の論理信号がハイレベルの間導
通する第2のアナログスイッチと、 第3の加算器の出力信号を2倍増幅する2倍増幅回路
と、 第1の加算器の出力信号から2倍増幅回路の出力信号を
減算する第4の加算器と、 第4の加算器の出力信号の絶対値を出力する絶対値回路
と、 絶対値回路の出力信号からバイアスレベルを減算する第
5の加算器と、 第5の加算器の出力信号をOVと比較して、第2相の4逓
倍信号を出力する第5のコンパレータとを有する、磁気
エンコーダの信号処理回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989118794U JPH0723690Y2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 磁気エンコーダの信号処理回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989118794U JPH0723690Y2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 磁気エンコーダの信号処理回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0357619U JPH0357619U (ja) | 1991-06-04 |
JPH0723690Y2 true JPH0723690Y2 (ja) | 1995-05-31 |
Family
ID=31666944
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989118794U Expired - Lifetime JPH0723690Y2 (ja) | 1989-10-12 | 1989-10-12 | 磁気エンコーダの信号処理回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723690Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-10-12 JP JP1989118794U patent/JPH0723690Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0357619U (ja) | 1991-06-04 |
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A521 | Written amendment |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20050125 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
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A521 | Written amendment |
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