JPH0723670B2 - パネル体のホットプレス加工による製造方法 - Google Patents

パネル体のホットプレス加工による製造方法

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JPH0723670B2
JPH0723670B2 JP62044677A JP4467787A JPH0723670B2 JP H0723670 B2 JPH0723670 B2 JP H0723670B2 JP 62044677 A JP62044677 A JP 62044677A JP 4467787 A JP4467787 A JP 4467787A JP H0723670 B2 JPH0723670 B2 JP H0723670B2
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JP
Japan
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panel body
sheet
core material
hot
face
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JP62044677A
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JPS63210385A (ja
Inventor
俊彦 塚山
常治 内山
Original Assignee
三和シヤツタ−工業株式会社
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  • Securing Of Glass Panes Or The Like (AREA)
  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、建造物に建付けられるドアや間仕切り等の面
板に凹凸部が設けられているパネル体のホツトプレス加
工による製造方法に関するものである。
[従来技術及び発明が解決しようとする問題点] 今日、パネル体の中には、面板に種々のモールを施した
り、複雑な凹凸部を設けてボリューム感を演出したりし
て、デザインの多様化を計るようにしたものがある。そ
してこの様なパネル体の場合、ホツトメルトタイプの接
着剤が塗布された表裏面板間に、ペーパーコア等のコア
材をサンドイツチ状に充填したのち、ホツトプレス工程
によつて一体的に接着しているものがある。しかるに、
従来ホツトプレス工程で用いるプレス板が何れも平板状
のものであつたため、面板に凹凸部があつた場合、凹部
にはプレス板が直接接することがなく、この結果、ホツ
トプレス工程において、該凹部に充分熱が伝わらなかつ
たり、あるいは伝わつたとしても段差部でのプレスが不
充分であるためどうしても接着不良となつてしまい、コ
ア材が面板から剥離する等して強度性や耐久性に問題が
ある。
そこで、プレス金型を、面板の凹凸形状に合せて凹凸に
することが提唱されるが、この場合に、パネル体の凹凸
形状に合つた金型をいちいち準備しなければならず、金
型の設備投資が膨大となつてコストアツプの要因の一つ
になる許りでなく、金型の交換作業が面倒かつ煩雑で、
生産性が低下するという問題もある。
[問題を解決するための手段] 本発明は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃す
ることができるパネル体のホツトプレス加工による製造
方法を提供することを目的として創案されたものであつ
て、一方に凹凸がある表裏一対の面板と、該面板間に積
層されたコア材とを仮組込みし、これをホツトメルトタ
イプの接着剤で一体的に接着するパネル体のホツトプレ
ス加工による製造方法であつて、前記仮組みされたパネ
ル体の凹凸がない面板側を、エア抜き孔が形成されるテ
ーブル上に載置し、かつ、該仮組込みされたパネル体の
凹凸がある面板側に、ラムに形成の凹陥状部の開口を覆
蓋する柔軟性を有したシート状部材を当てがうようにし
てパネル体を凹陥状部に内嵌せしめた後、エア抜き孔か
ら空気を抜き取つてシート状部材を凹凸のある面板表面
に沿うようにして密着させ、しかる後、シート状部材と
凹陥状部とのあいだの空間部に、面板とコア材間にある
前記接着剤が溶融するのに充分な温度の熱流体を注入し
て加熱して、凹凸部を含んだ面板とコア材との押圧およ
び接着剤の溶融を行わしめてホツトプレス加工をする構
成にしたことを特徴とするものである。
そして本発明は、この構成によつて、面板に形成される
凹凸部が異なつていても金型を交換することなくホツト
プレス加工ができるようにしたものである。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。図
面において、1はパネル体であつて、該パネル体1は、
対向する表裏面板2、3、ペーパーコア等のコア材4な
どの部材によつて構成されており、そしてこられ部材が
仮組込みされた状態で面板2、3の内面に予め塗布され
たホツトメルトタイプの接着剤を後述するホツトプレス
加工の工程で溶融させ、これを冷却することによつて面
板2、3及びコア材4を一体的に接着せしめることで組
み立てられるようになつていること等は従来通りでる
が、表面板2には凹溝状の段差部(凹凸部)5が予めプ
レス形成されている。
6はホツトプレス加工工程で使用されるプレス機であつ
て、該プレス機6は、テーブル7と上下移動するラム8
とを用いて構成されるものであるが、テーブル7は加熱
可能で、かつ図示しない吸引手段に連通連結されたエア
抜き孔7aが穿設されており、一方、ラム8の下面には外
縁部8aを残して凹溝8bが形成されており、シリコンラバ
ー等の柔軟性を有したシート状部材8cが前記凹溝8bの開
口を覆蓋しており、この空間部にホツトメルトタイプの
接着剤が溶融するに充分な温度の熱空気等の熱流体が高
圧状態で吹き込み充填されるようになつている。
而して、テーブル7の上に前述した仮組込みされたパネ
ル体1を載置し、図示しない吸引ポンプを用いて、テー
ブル7に穿設されている小孔7aからテーブル7上を吸引
(例えば略0.7kg/cm2程度)して、パネル体1をテーブ
ル7側に位置固定する。そしてこの吸引を継続したまま
ラム部8を外縁部8aがテーブル7に接当するまで下動せ
しめてから、凹溝8b内に前記熱空気を高圧注入すること
で、シート状部材8cが表面板2の凹凸面形状に沿うよう
に弾性変形し、この状態で表面板2のホツトプレス加工
がなされ、所定時間経過後、該ホツトプレス工程が完了
するようになつている。
叙述の如く構成された本発明の実施例において、パネル
体1の表面板2に広い面積の凹部5が形成されている場
合において、ホツトプレスによつて該凹部5における接
着剤の溶融をして殆ど全面的に接着を行うことができ
る。
即ち、このものは、仮組みされたパネル体1をテーブル
7とラム8との間にセツトし、熱空気を高圧注入した場
合、シート状部材8cとテーブル7内の空気が小孔7aから
排出され、この結果、シート状部材8cは表面板2の凹凸
のある表面全体にぴつたりと沿うように密着し、この状
態で凹溝8b内の熱空気の温度でホツトプレス加工せしめ
られることとなる。従つて、広い凹部5を有するパネル
体1であつても、該凹部5のホツトプレス加工が確実に
成されて、表面板2とコア板4とが接着不良となつてし
まうことを未然に防止でき、強度の強い耐久性に優れた
高品質のパネル体1とすることができる。しかも、シー
ト状部材8cは柔軟性を有しているので、表面板2の凹凸
部の形状に拘りなくどの様なものでもこれに沿うように
密着することとなるため、どのように凹凸部の形状を有
するパネル体1でも、シート状部材8cを何ら交換するこ
となくそのまま対応できることとなつて、作業性の向上
やコストダウンを図れるものである。
[作用効果] 以上要するに、本発明は叙述の如く構成されたものであ
るから、面板の一方に凹凸があるパネル体をホツトプレ
ス加工する場合に、凹凸のない面板側をエア抜き孔が形
成されたテーブル上に載置した状態で、凹凸のある面板
側に柔軟性を有したシート状部材が当てがわれるように
してラムの凹陥状部にパネル体を内嵌し、この状態で、
エア抜き孔から空気を取り去ると共に、ラムの凹陥状部
とシート状部材とのあいだに形成される空間部に熱流体
を注入することで、シート状部材が凹凸面の隅々まで密
着する状態で接着剤を溶融させるホツトプレス加工を行
うことができ、従つて、ホツトプレス工程を経るもので
ありながら、凹凸部における接着剤の溶融とプレスとを
確実に行い得て、強度の高い耐久性に優れた高品質のパ
ネル体にすることができる。
しかも、凹凸面に当てがわれるシート状部材は柔軟性を
有していて、凹凸形状の変化にそのまま自在に対応でき
るので、凹陥状部を塞ぐシート状部材付きのラムを一組
用意するだけで、パネル体表面の凹凸形状が種々異なつ
ていても、これに拘りなく確実にホツトプレス加工がで
きることになつて、いちいち対応する金型に交換する等
の面倒かつ煩雑な作業の必要がなくなつて、作業性の向
上やコストダウンをも大いに図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係るパネル体のホツトプレス加工による
製造方法の実施例を示したものであつて、第1図はパネ
ル体の全体正面図、第2図はパネル体の要部断面図、第
3図A、B、Cはパネル体のホツトプレス工程を示す作
用説明図である。 図中、1はパネル体、2、3は表裏面板、4はコア材、
5は凹部、6はホツトプレス機、8はラム、8cはシート
状部材である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方に凹凸がある表裏一対の面板と、該面
    板間に積層されたコア材とを仮組込みし、これをホツト
    メルトタイプの接着剤で一体的に接着するパネル体のホ
    ツトプレス加工による製造方法であつて、前記仮組みさ
    れたパネル体の凹凸がない面板側を、エア抜き孔が形成
    されるテーブル上に載置し、かつ、該仮組込みされたパ
    ネル体の凹凸がある面板側に、ラムに形成の凹陥状部の
    開口を覆蓋する柔軟性を有したシート状部材を当てがう
    ようにしてパネル体を凹陥状部に内嵌せしめた後、エア
    抜き孔から空気を抜き取つてシート状部材を凹凸のある
    面板表面に沿うようにして密着させ、しかる後、シート
    状部材と凹陥状部とのあいだの空間部に、面板とコア材
    間にある前記接着剤が溶融するのに充分な温度の熱流体
    を注入して加熱して、凹凸部を含んだ面板とコア材との
    押圧および接着剤の溶融を行わしめてホツトプレス加工
    をする構成にしたことを特徴とするパネル体のホツトプ
    レス加工による製造方法。
JP62044677A 1987-02-27 1987-02-27 パネル体のホットプレス加工による製造方法 Expired - Lifetime JPH0723670B2 (ja)

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JPS63210385A JPS63210385A (ja) 1988-09-01
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030266A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Fuji Xerox Co Ltd 転写型感熱記録装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59102793U (ja) * 1982-12-27 1984-07-11 朝日工業株式会社 扉用鏡板

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6030266A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Fuji Xerox Co Ltd 転写型感熱記録装置

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