JPH07236531A - 引出し装置 - Google Patents

引出し装置

Info

Publication number
JPH07236531A
JPH07236531A JP6055036A JP5503694A JPH07236531A JP H07236531 A JPH07236531 A JP H07236531A JP 6055036 A JP6055036 A JP 6055036A JP 5503694 A JP5503694 A JP 5503694A JP H07236531 A JPH07236531 A JP H07236531A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drawer
rail
stopper
groove
surface portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6055036A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3004868B2 (ja
Inventor
Shinichi Hashimoto
本 伸 一 橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurogane Kosakusho Ltd
Original Assignee
Kurogane Kosakusho Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurogane Kosakusho Ltd filed Critical Kurogane Kosakusho Ltd
Priority to JP6055036A priority Critical patent/JP3004868B2/ja
Publication of JPH07236531A publication Critical patent/JPH07236531A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3004868B2 publication Critical patent/JP3004868B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drawers Of Furniture (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、安価に製作され、従来の引出
してあっても、正面板が外れたり、引出しの胴部が破損
したりする事のない引出し装置を提供する事を目的とす
る。 【構成】 家具本体の内面に、前後方向にわたって取り
つけられる合成樹脂製の軌条1と、この軌条1に外嵌す
る引出し2の側板202側面に形成された前後方向の凹
溝22よりなる引出し装置において、前記軌条1の後端
に、前記凹溝22の高さ寸法より大なる寸法を有し、軌
条1の上下方向に突出して、引出し2の収納時に引出し
2の胴部20の後面が当接する後ストッパー3を一体に
形成せしめたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビネット等の引出
し装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、引出し装置としては、家具等の本
体側の内面に、前後方向にわたって取りつけられる合成
樹脂製の軌条を、上下面部と取付面部より断面略コ字形
となし、下面部は上面部より前後方向に短く、前端部前
方に切り欠きが形成されると共に、前端部下面に前記凹
溝の下壁に近接する膨出部が形成され、さらに、上面部
前端に上方に突出するストッパー突部が形成される一
方、引出し等の外側面に前記ストッパー突部の後端に衝
突する引出しストッパーが形成され、引出しを収納する
時は、引出しの正面板の裏面を軌条の前端面に衝突させ
て停止させる構成であった。(例えば実公平5−452
56号)
【0003】一方、一般的に製作が容易で安価な引出し
として、表面に可撓性フィルムシートがラミネートされ
た基板に、前記可撓性フィルムシートの一部を残してV
字溝を形成し、該V字溝を折り曲げて両傾斜面部同士を
接着する事により形成された胴部に正面板をダボ接合し
たものが提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この様な引出しを、前
記の軌条と共に使用した場合、引出し内部に重量物が収
納されていた場合等、引出しを勢いよく収納すると、軌
条の前端に引出し正面板の裏面が衝突して引出しが急激
に停止すると、慣性によって収納物が後方に移動し、胴
部の後板に衝突する事がある。そして、この時の衝撃
で、胴部と正面板のダボ接合が外れたり、胴部の突き合
わせ部の接着がはずれて可撓性フィルムシートがちぎ
れ、胴部の後板がはずれる等の問題が発生していた。
【0005】本発明は、簡単な構成で、安価に製作さ
れ、引出しは従来のままであっても、正面板がはずれた
り、引出しの胴部が破損したりする事のない引出し装置
を提供する事を課題とする。
【0006】
【課題を解決する為の手段】そこで、本発明が第1の手
段として構成したところは、家具等の本体側の内面に、
前後方向にわたって取りつけられる合成樹脂製の軌条
と、この軌条に外嵌する引出し等の側板側面に形成され
た前後方向の凹溝よりなる引出し装置において、前記軌
条の後端に、前記凹溝の高さ寸法より大なる寸法を有
し、軌条の上下方向に突出して、引出しの収納時に引出
しの胴部の後面が当接する後ストッパーを前記軌条と一
体に形成せしめた点にある。
【0007】また、本発明が第2の手段として構成した
ところは、軌条を上下面部と取付面部より断面略コ字形
となし、前記後ストッパーの前側に位置して、引出しの
収納時に凹溝の底面部に弾性的に接触するブレーキ突部
を取付面部の後端部に一体に形成せしめた点にある。
【0008】また、本発明が第3の手段として構成した
ところは、上下面部と取付面部より断面略コ字形をな
し、下面部は上面部より前後方向に短く、前端部前方に
切り欠きを形成すると共に、前端部下面に前記凹溝の下
壁に近接する膨出部を形成し、さらに、上面部前端に上
方に突出するストッパー突部を形成する一方、引出しの
側板の側面に前記ストッパー突部の後端に衝突する引出
しストッパーを形成した点にある。
【0009】
【作用】本発明が手段とする第1の特徴によれば、引出
しが収納された際、胴部の後面が後ストッパーの前端に
衝突し、引出しの移動が停止する。
【0010】本発明が手段とする第2の特徴によれば、
引出しが収納された際、胴部の後面が後ストッパーの前
端に衝突する前、凹溝の底面部にブレーキ突部が弾性的
に接触し、引出しの収納速度が減速される。
【0011】本発明が手段とする第3の特徴によれば、
引出しが前方に最も引き出された状態で、凹溝の上壁は
軌条の上面部に接し、凹溝の下壁の後端部は膨出部の下
面に接触する。
【0012】
【実施例】以下、実施例を図面に基づいて説明する。図
1において、符号1は、家具等の本体側10の内面側に
とりつけられる合成樹脂製の軌条を示し、図2におい
て、符号2は引出しを示している。
【0013】軌条1は、上下面部11、12、及び取付
面部13よりなる断面略コ字形で、下面部12は上面部
11より前後方向に短めに形成されている。
【0014】そして、下面部12の前端部前方に引出し
2を抜き出す時の切り欠き部14が形成され、切り欠き
部14の後部に前方に向かって上方に傾斜して引出し2
側に突出し、引出し2の装着時に案内部となる案内壁1
5が下面部12の前端に連設されている。
【0015】又、下面部12の前端下面に、後記する抽
斗2の胴部20に形成された凹溝22の下壁25に近接
する膨出部16が下方に突出して形成されている。
【0016】そして、上面部11の前端に、家具等の本
体側10よりに位置して上方に突出するストッパー突部
17が形成されている。
【0017】又、上下面部11、12の後端に、凹溝2
2の高さ寸法より大なる高さ寸法を有し、引出し2の収
納時に胴部20の後面が当接する後ストッパー3が一体
に形成されている。
【0018】さらに、取付面部13の後端部で、前記後
ストッパー3の前側に、引出し2の収納時に、凹溝22
の底面部221に弾性的に接触するへの字形のブレーキ
突部4が一体に形成されている。
【0019】符号18は、上面部12の前端補強部を示
し、符号19は、取付面部13の前側補強部を示してい
る。そして、軌条1は、取付面部13をタッカー等にて
家具等の本体側10の内側面に止着される。
【0020】抽斗2は、胴部20と正面板5より形成さ
れ、胴部20と正面板はダボ接合によって連結されてい
る。胴部20は、表面に可撓性フィルムシートがラミネ
ートされた基板に、前記可撓性フィルムシ−トの一部を
残してV字溝を形成し、該V字溝を折り曲げて、傾斜面
部同士を接着剤にて接着してなる後板201、左右の側
板202と、後板201、及び左右の側板202に止着
された底板203より形成され、このように形成された
胴部20の左右の側板202の前端に複数個のダボを突
設し、正面板5と接合されている。
【0021】そして、側板202には、前後方向にわた
る凹溝22と、凹溝22の上方で、側板202の後端部
に、外方に突出する引出しストッパー23が形成されて
いる。
【0022】一方、凹溝22の上壁24と下壁25の間
隔は、軌条1の上下面部11、12の間隔よりやや大き
く、上面部11と、膨出部16の間隔とほぼ等しく形成
されている。
【0023】すなわち、上下面部11、12間の寸法を
上下面部11と膨出部16間の寸法に設定すると、成形
時に発生する軌条1の前後方向のソリによって、軌条1
に凹溝2が嵌合出来なかったり、又、スムーズな摺動が
得られないという問題が発生する。
【0024】一方、上下面部11、12間の寸法を凹溝
22の寸法より、成形時のソリを見越して小さく設定す
ると、スムーズな摺動は得られても、凹溝22と軌条1
のギャップによって上下方向のガタ付きが発生し、さら
に、引出し2が最も引き出された状態(ストッパー突部
17に引出しストッパー23が衝突した状態)で極端に
前下がりとなる。
【0025】本考案は、以上の如く構成され、引出し2
は、凹溝22が軌条1に外嵌した状態で前後方向に摺動
し、最も引き出された状態で引出しストッパー23がス
トッパー突部17に衝突して停止する。
【0026】そして、この状態で、凹溝22の上壁24
は軌条1の上面部11に接し、下壁25の後端部は膨出
部16の下面に接触して、引出し2はほとんど前下がり
となる事はない。
【0027】又、引出し2を抜き出す時は、引出し2の
前端を持ち上げて、ストッパー23をストッパー突部1
7の上方に位置せしめた状態を維持して抜き出す。
【0028】この時、軌条1の下面部12を上面部11
より短く形成して、切り欠き部14を形成しているの
で、引出し2の上方への傾斜はスムーズに行われる。
【0029】一方、引出し2を装着、及び収納する時
は、前記と逆の動作にて凹溝22と軌条1を嵌合する。
この時、案内壁15は凹溝22の下壁25の後端面を案
内する。そして、引出し2を収納していくと、収納しき
る手前で、凹溝22の底面部221にブレーキ突部4が
弾性的に接触し、収納速度を減速せしめる。
【0030】そして、収納しきった状態で、引出し2の
胴部20の後面(後板201の左右端部後面)が衝突し
て停止し、引出し2が収納状態となる。
【0031】
【発明の効果】
(1)請求項1に記載の本発明によれば、後ストッパー
3が合成樹脂にて軌条1と一体に形成されているので、
製作が非常に容易であり、従来と同様、軌条1をとりつ
ける作業以外に新たな作業が発生する事がないから、安
価に製作できる。
【0032】又、後ストッパー3は、凹溝22の高さ寸
法より大きく、軌条1の後端に上下方向に突出して形成
されているので、引出し2の収納時に胴部20の後面が
衝突して停止するから、従来の様に引出し2の内部に重
量物が収納され、引出し2の停止によって重量物が移動
して後板201に衝突しても、その衝撃は後板201を
介して軌条1の後ストッパー3で受けとめられるので、
後板201、あるいは胴部20が後方に移動する事がな
いから、胴部20の後板201と側板202の突き合わ
せ部の接着がはずれて、可撓性フィルムシートがちぎれ
て後板201がはずれたり、あるいは正面板5と胴部2
0のダボ接合がはずれたりする事がない。
【0033】(2)請求項2に記載の本発明によれば、
前記(1)の効果に加え、上下面部11、12と取付面
部13より断面略コ字形となす事により、弾性を付与し
たブレーキ突部4の形成空間が上下面部11、12間に
形成する事ができ、ブレーキ突部4を軌条1と一体に合
成樹脂で形成する事が出来る。さらに、ブレーキ突部4
を前記後ストッパー3の前側に形成し、引出し2の収納
時に凹溝22の底面部221に弾性的に接触せしめてい
るので、引出し2が勢いよく収納されても、適当に減速
されるので、収納時の衝突音の発生が極めて少ない。ま
た、引出し2の収納状態で、ブレーキ突部4が凹溝22
の底面部に接触しているので、引出し2の収納位置にお
ける左右方向の安定性が向上する。
【0034】(3)請求項3に記載の本発明によれば、
前記(1)(2)の効果に加え、膨出部16のみが凹溝
22の下壁25に近接する構成であるから、成形時に発
生する軌条1のソリも吸収する事ができ、スムーズな摺
動が得られると共に、引出し2の上下のガタツキ、及び
引出し2の最も引き出された状態での前下がりも防止す
る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】軌条の斜視図
【図2】軌条と引出しの一部切り欠き斜視図
【図3】本発明の要部縦断面図
【図4】図3のA−A線断面図
【符号の説明】
1 軌条 11 上面部 12 下面部 13 取付面部 14 切り欠き部 15 案内壁 16 膨出部 17 ストッパー突部 2 引出し 20 胴部 201 後板 202 側板 203 底板 22 凹溝 23 引出しストッパー 3 後ストッパー 4 ブレーキ突部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 家具等の本体側の内面に、前後方向にわ
    たって取りつけられる合成樹脂製の軌条と、この軌条に
    外嵌する引出しの側板側面に形成された前後方向の凹溝
    よりなる引出し装置であって、前記凹溝の高さ寸法より
    大なる寸法を有し、軌条の上下方向に突出して、引出し
    の収納時に引出しの胴部の後面が当接する後ストッパー
    が、軌条の後端に一体に形成されている事を特徴とする
    引出し装置。
  2. 【請求項2】 前記軌条は、上下面部と取付面部より断
    面略コ字形をなし、取付面部の後端部で前記後ストッパ
    ーの前側に、引出しの収納時に凹溝の底面部に弾性的に
    接触するブレーキ突部が一体に形成されている事を特徴
    とする請求項1に記載の引出し装置。
  3. 【請求項3】 前記軌条は、上下面部と取付面部より断
    面略コ字形をなし、下面部は上面部より前後方向に短
    く、前端部前方に切り欠きが形成されると共に、前端部
    下面に前記凹溝の下壁に近接する膨出部が形成され、さ
    らに、上面部前端に上方に突出するストッパー突部が形
    成される一方、引出し等の外側面に前記ストッパー突部
    の後端に衝突する引出しストッパーが形成されている事
    を特徴とする請求項1、又は、請求項2に記載の引出し
    装置。
JP6055036A 1994-02-28 1994-02-28 引出し装置 Expired - Fee Related JP3004868B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6055036A JP3004868B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 引出し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6055036A JP3004868B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 引出し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07236531A true JPH07236531A (ja) 1995-09-12
JP3004868B2 JP3004868B2 (ja) 2000-01-31

Family

ID=12987441

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6055036A Expired - Fee Related JP3004868B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 引出し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3004868B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085112A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Matsushita Electric Works Ltd 床置き畳台
JP2008272224A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012152629A (ja) * 2012-05-24 2012-08-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
KR102579038B1 (ko) * 2023-01-13 2023-09-14 강승철 서랍 어셈블리

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007085112A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Matsushita Electric Works Ltd 床置き畳台
JP2008272224A (ja) * 2007-04-27 2008-11-13 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2012152629A (ja) * 2012-05-24 2012-08-16 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
KR102579038B1 (ko) * 2023-01-13 2023-09-14 강승철 서랍 어셈블리

Also Published As

Publication number Publication date
JP3004868B2 (ja) 2000-01-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6499785B2 (en) Storage device
JP2002362264A (ja) 車両用外装部材の取付構造
JPH0471945A (ja) バンパフェイシアの取付構造
JPH07236531A (ja) 引出し装置
JP2734999B2 (ja) サスペンションレール機構
JP4246896B2 (ja) 天井見切縁
JP4194417B2 (ja) 自動引き込み装置を有する家具
JP2867587B2 (ja) 引出し装置
JP3515378B2 (ja) 車両用収納装置
JP3108905U (ja) 引出しスライドレールの自動クローズ装置の緩衝装置
JPS5921084Y2 (ja) 引出式トレイ
JP2537080Y2 (ja) 引出し構造
JP3172933B2 (ja) 引出しの案内装置
JPH0533516Y2 (ja)
JPH0545256Y2 (ja)
JPH0529438U (ja) 引き出し装置
JPS6017135Y2 (ja) カウンタ−構造
JP2542823Y2 (ja) 机天板におけるエッジ部材の取付構造
JPS5833730Y2 (ja) プリント基板収納装置
JPH0244586Y2 (ja)
JPS6256822B2 (ja)
JP3501061B2 (ja) キャビネットの引出し
JPH0530984Y2 (ja)
JP2963660B2 (ja) バンパの受止めブラケット
JP3381498B2 (ja) 引出し装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees