JPH07236513A - 自動電圧切替加熱装置 - Google Patents

自動電圧切替加熱装置

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JPH07236513A
JPH07236513A JP2721394A JP2721394A JPH07236513A JP H07236513 A JPH07236513 A JP H07236513A JP 2721394 A JP2721394 A JP 2721394A JP 2721394 A JP2721394 A JP 2721394A JP H07236513 A JPH07236513 A JP H07236513A
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JP
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heater
voltage
thyristor
commercial power
relay
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JP2721394A
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Yoshinori Sainomoto
良典 才ノ本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源オフ時のヒータ構成を200V系電源用
とした自動電圧切替加熱装置において、簡単な構成で抵
抗の不要な発熱を抑制すること。 【構成】 2種類の商用電源1 の電圧を検出する検出部
2 と、その出力により動作するサイリスタ10と、サイリ
スタがオン時にオフするスイッチング素子17と、スイッ
チング素子に接続されたリレーの駆動コイル18a と、第
1のヒータ30a,30b と並列に接続される第1リレー接点
18b と、商用電源に直列に接続され第1リレー接点の動
作により2種類の商用電源電圧に対して略同一のヒータ
電力となる抵抗値を設定した第1のヒータ、第2のヒー
タ31と、を具備した自動電圧切替加熱装置において、前
記サイリスタは、その駆動電圧を第2のヒータ位置より
取得した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、100V系と200V
系の2種類の商用電源電圧において使用可能なヘアード
ライヤなどの自動電圧切替加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に商用電源電圧は、国によって異な
るが、概ね100V系(例えば100V、120V)と
200V系(200V、240V)に分類される。この
ため、ヘアードライヤ等の消費電力の大きい加熱装置に
おいては、切替スイッチを設け、このスイッチを供給さ
れている商用電源電圧に応じて手動で切替えるものが商
品化されているが、これでは使用者が予め供給されてい
る電圧を確認して切替える手間がかかるとともに、誤使
用した場合に装置を損傷したり発火するなどの危険があ
る。
【0003】そこで、商用電源が200V系であること
を電気的に検出すると、リレーの駆動コイルに直列に接
続したサイリスタをオンさせ、リレー接点によりヒータ
を自動的に切替えることにより、100V系及び200
V系の商用電源の違いにもかかわらず、ヒータにおける
消費電力を略一定にできるものが開示されている(特開
昭62−18932号)。 しかしながら,この先行技
術では、電源オフの時のヒータ構成が100V系である
ため、200V系の電源投入時におけるリレーが動作す
るまでの間、100V系ヒータに200V系の電源が投
入されることになり、大電流が流れるため、リレー等に
大定格のものを必要とするだけでなく、電圧降下により
商用電源に対しても悪影響を及ぼす。
【0004】これに対し、サイリスタとリレーとのオン
オフを反転し、ヒータ系を200V系にしたものが、特
開平1−29207、特開平2−193604に開示さ
れている。これらは、電源オフ時のヒータ構成及びモー
タの分圧抵抗構成を200V系電源用としたため、20
0V系電源が印加された場合でも過大な突入電流が流れ
ることがない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した特開平1−2
9207に開示されるものは、図3に示すように、サイ
リスタ10の駆動電圧を商用電源1 から取っているため、
200V系電源のとき、サイリスタ10がオンするとサイ
リスタ10と電源間に挿入した抵抗11、12 での発熱が大き
くなるという問題がある。また、特開平2−19360
4に開示されるものは、リレーの駆動コイルとサイリス
タを並列に接続し、その駆動電圧をヒータ切替により略
一定電圧(100V)となるところより取っているが、
100V系電源を通電したとき、通電初期は200V系
電源の半分の電圧となり、その電圧でリレーが正常に動
作するように降圧抵抗を設定すると、リレー動作後は倍
の電圧となり、降圧抵抗での損失は100V系電源より
直接取るよりもかえって大きくなるという問題がある。
さらに、サイリスタの電源についてもリレーと同じ所か
ら取っているため、降圧抵抗はリレーの特性によって決
まり、これも商用電源から直接取るよりも損失はかえっ
て大きくなる。
【0006】本発明は、かかる事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、電源オフ時のヒータ構成
を200V系電源用とした自動電圧切替加熱装置におい
て、簡単な構成で抵抗の不要な発熱を抑制することがで
きる自動電圧切替加熱装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
めに、請求項1記載の自動電圧切替加熱装置は、100
V系と200V系の2種類の商用電源電圧を検出する検
出部と、検出部の出力によりオンオフするサイリスタ
と、サイリスタがオン時にオフするスイッチング素子
と、スイッチング素子に接続されたリレーの駆動コイル
と、第1のヒータと並列に接続され電源オフ時にオフと
なる前記リレーの第1リレー接点と、商用電源に直列に
接続され前記第1リレー接点の動作により2種類の商用
電源電圧に対して略同一のヒータ電力となるように抵抗
値を設定した第1のヒータ及び第2のヒータと、商用電
源に整流器を介して直列に接続されたモータと、を具備
した自動電圧切替加熱装置において、前記サイリスタ
は、その駆動電圧を商用電源をヒータ等の降圧抵抗で降
圧した位置より取得した構成している。
【0008】また、請求項2記載の自動電圧切替加熱装
置は、請求項1記載のサイリスタにおいて、その駆動電
圧を第2のヒータ位置より取得した構成としている。
【0009】また、請求項3記載の自動電圧切替加熱装
置は、第1の分圧抵抗と並列に接続され第1リレー接点
と連動して動作する第2リレー接点を設けるとともに、
請求項1記載のモータは、第1のヒータ及び第2のヒー
タとは並列であって、第2リレー接点のオンオフ動作に
より2種類の商用電源電圧に対して略同一のモータの回
転数となるように抵抗値を設定した第1の分圧抵抗及び
第2の分圧抵抗と直列な整流器を介して接続され、請求
項1記載のサイリスタは、その駆動電圧を第2の分圧抵
抗位置より取得した構成としている。
【0010】
【作用】請求項1記載の構成によれば、商用電源電圧が
200V系の場合、サイリスタの駆動電圧は、ヒータ等
による降圧抵抗で降圧した低い値とすることにより、サ
イリスタを流れる電流が小さくなり、その駆動電圧の経
路における抵抗の発熱を小さく抑えることができる。
【0011】また、請求項2記載の構成によれば、サイ
リスタの駆動電圧は、第2のヒータ位置より取得するこ
とにより、第1のヒータによる降圧抵抗で降圧した低い
値とすることができるので、請求項1の作用をさらに助
長する。
【0012】また、請求項3記載の構成によれば、請求
項1の作用を奏するうえに、モータは、第1のヒータ及
び第2のヒータとは並列に配置されているために、モー
タのみを独立に動かすことができ、ヘアードライヤの場
合、冷風が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1に基づいて
説明する。図1は、自動電圧切替加熱装置の回路図であ
る。なお、従来例で説明したものと基本的な機能が同様
な部材には、同一の符号を付している。
【0014】1 は商用電源であり、交流電源であって、
電圧は、100V、120V等の100V系、又は20
0V、240V等の200V系の場合がある。
【0015】2 は検出部であり、商用電源電圧が100
V系か、200V系かを検出する。検出部2 は、商用電
源1 に電源スイッチ3 、整流器4 を介して直列に接続さ
れ、その後段にはサーモスイッチ5 を有している。さら
に、検出部2 を詳しく述べると、整流器4 の出力を抵抗
6、7 で抵抗分割し、その中点にツェナーダイオード8、
抵抗9 が接続されている。
【0016】10はサイリスタであり、検出部2 の出力に
よりオンオフする。サイリスタ10のゲートは、ツェナー
ダイオード8 と抵抗9 の中点に接続され、サイリスタ10
のアノードは、抵抗11、12 と整流器13を介して後述する
第1のヒータと第2のヒータの中点に接続され、第2ヒ
ータの電圧をサイリスタ10の駆動電圧としている。ま
た、サイリスタ10のアノードには、抵抗14、15 が接続さ
れ、ゲート、カソード間にはノイズ防止用コンデンサ16
が接続されている。
【0017】17はトランジスタで形成されたスイッチン
グ素子であり、サイリスタ10のオン時にオフする。スイ
ッチング素子17のベースには、抵抗14、15 の中点が接続
され、コレクタには、リレー18の駆動コイル18a 、抵抗
19を介して整流器4 の出力が接続される。また、駆動コ
イル18a と並列に平滑用コンデンサ20、ツェナーダイオ
ード21が接続され、リレー18の動作の安定化を図る。な
お、抵抗11、12 の中点には平滑用コンデンサ22が接続さ
れ、サイリスタ10及びスイッチング素子17の動作を安定
させる。
【0018】30a,30b は第1のヒータ、31は第2のヒー
タであり、商用電源1 、サーモスイッチ5 と直列に接続
されている。18b はリレー18の第1リレー接点であり、
第1のヒータ30a,30b と並列に接続され、オンオフする
ことによりヒータ構成を変えるものであって、電源オフ
時にはオフとなる。第1のヒータ30a,30b 及び第2のヒ
ータ31は、第1リレー接点18b の動作により、100V
系と200V系の2種類の商用電源電圧に対して略同一
のヒータ電圧となるように抵抗値が設定されている。
【0019】32はモータであり、第1のヒータの一部30
b と第2のヒータ31と並列に分圧抵抗33、整流器34を介
して接続される。なお、モータ32は、風を流れを作るフ
ァン(図示せず)と連結されている。
【0020】このような構成にすることにより、自動電
圧切替加熱装置は次のように動作する。まず、商用電源
1 が100Vの場合、電源スイッチ3 をオンして商用電
源1より100Vが印加されると、整流器4 を介して抵
抗6、7 で抵抗分割された電圧が、ツェナーダイオード8
に印加される。ところが、前記電圧は、ツェナーダイオ
ード8 のツェナー電圧よりも低いため、ツェナーダイオ
ード8 はオフのままで電流が流れない。その結果、サイ
リスタ10のゲートにはサイリスタ10をオンするだけの電
流が流れず、サイリスタ10はオフしたままである。
【0021】一方、スイッチング素子17には、第1のヒ
ータ30a,30b と第2のヒータ31で商用電源1 の電圧を分
割した電圧、すなわち、第2のヒータ31の電圧より、整
流器13、抵抗12、11、14を介して、ベースに電流が流れ、
スイッチング素子17がオンする。これにより、リレー18
の駆動コイル18a には抵抗19を介して駆動電流が流れ、
リレー18が動作する。これにより、リレー18の第1リレ
ー接点18b がオンするため第1のヒータ30a,30b が短絡
し、商用電源1 は第2のヒータ31に直接印加される。ま
た、モータ32には、第1のヒータの一部30b と第2のヒ
ータ31と並列な分圧抵抗33、整流器34を介して商用電圧
1 が印加される。従って、第2のヒータ31とモータ32に
電源が供給されることにより、温風が発生する。
【0022】次に、商用電源1 が200Vの場合につい
て説明すると、電源スイッチ3 をオンして商用電源1 の
200Vが印加されると、整流器4 を介して抵抗6、7 で
分割された電圧がツェナーダイオード8 に印加される。
ところが、今回は前記電圧がツェナーダイオード8 がな
い場合はツェナー電圧より高くなるが、ツェナーダイオ
ード8 によってツェナー電圧になるように電流が流れ、
サイリスタ10のゲートにこの電流が供給されて、サイリ
スタ10がオンする。なお、抵抗6、7 の抵抗値及びツェナ
ーダイオード10のツェナー電圧は、商用電源1 が100
V系ではサイリスタ10がオンせず、200V系では確実
にオンするように設定されている。
【0023】一方、コンデンサ22には抵抗12を介して徐
々に充電されていくが、スイッチング素子17がオンする
前にサイリスタ10がオンするため、スイッチング素子17
にベース電流が流れず、スイッチング素子17はオフのま
まとなる。ここで、コンデンサ22は、サイリスタ10のオ
ン電流を平滑化し、且つコンデンサ22、抵抗11、12 の値
は、商用電源1 の交流波形を整流したリップル波形に対
してもサイリスタ10の保持電流以下となって、サイリス
タ10がオフすることがないように設定されている。
【0024】スイッチング素子17がオフのままのため、
リレー18の駆動コイル18a には電流が流れず、リレー18
は動作しない。すなわち、第1リレー接点18b はオフの
ままであり、商用電源1 は第1のヒータ30a,30b と第2
のヒータ31に直列に印加される。一方、モータ32には、
第1のヒータ30a,30b 、第2のヒータ31の抵抗分圧され
た電圧が分圧抵抗33、整流器34を介して印加されるた
め、モータ32を回転させて温風が発生する。
【0025】ここで、各ヒータの抵抗値は、第1のヒー
タ30a が2R、30b がRであり、第2のヒータ31はRと
設定することにより、100V電源のときのヒータの抵
抗はRとなり、200V電源のときは4Rとなるため、
100V、200Vのいずれの電源においても略同一の
ヒータ電力となるように設定されている。また、モータ
32への電源となる第1のヒータの一部30b と第2のヒー
タ31間の電圧は、分圧抵抗33の抵抗値が各ヒータの抵抗
値と比較してかなり大きいため、略同じ100Vとな
り、略同一のモータ32の回転数が得られる。
【0026】従って、商用電源として100V系電圧が
印加された場合でも、200V系電圧が印加された場合
でも、自動的に電圧を検出しリレー18を制御してヒータ
構成を切替えるため、ヒータ電力及びモータ32の回転数
が略同一になるため、同じ風温の温風が使用者の手を煩
わせること無く得られる。
【0027】また、電源オフ時のヒータ構成を200V
系電源用となるようにしたため、200V系電源が印加
された場合でも確実にリレー18が動作せず、100V系
電源用ヒータ構成となることがない。従って、短時間で
も過大な突入電流が流れることがなく、リレー18等の劣
化を防ぐばかりでなく、商用電源の過大な電圧降下が発
生せず、他の機器への悪影響を与えることがないため安
全である。さらに、サイリスタ10の駆動電圧を第2のヒ
ータ31より取ったため、抵抗11、12 での損出が少ない。
【0028】ここで、リレー18の降圧用の抵抗19とサイ
リスタ10の降圧用の抵抗11、12 での損失を、両方とも商
用電源1 から取った特開平1−29207号の場合
(A)と、共用して第1のヒータ30a,30b の中点から取
った特開平2−193604号の場合(B)と、本発明
の第1実施例とを次に比較する。
【0029】〔100V時〕 通電初期 本発明 (100V−VL )×iL =900mW (A) (100V−VL )×iL =900mW (B) ( 50V−VL )×iL =400mW 〔100V時〕 リレー動作後 本発明 (100V−VL )×iL =900mW (A) (100V−VL )×iL =900mW (B) (100V−VL 2 ×iL /(50−
L )=2025mW 〔200V時〕 本発明 50V×iS = 250mW (A) 200V×iS =1000mW (B) (100V)2 ×iL /(50−VL )=2
500mW 但し iL :リレー18の駆動コイル18a の定格電流(18m
A) iS :サイリスタ10のオン電流(10mA) VL :リレー18の定格電圧(10V) 簡単のため電源は直流とし、スイッチング素子17のベー
ス電流、サイリスタ10、スイッチング素子17のオン電圧
は小さいので省略した。
【0030】上記よりわかるように、本発明は、(A)
に対しては、サイリスタ10の降圧用の抵抗17、18 の損失
が、(B)に対しては、サイリスタ10の降圧用の抵抗1
7、18、リレー18の降圧用の抵抗19の損失が少なくなる。
【0031】なお、第1実施例では、サイリスタ10の駆
動電圧を第2のヒータ31の端部より取得することで最も
簡単な構成としたが、第2のヒータ31を分割してそこか
ら取得してもよい。
【0032】次に、本発明の第2実施例を図2に基づい
て説明する。この実施例は、モータを各ヒータとは並列
に接続したものであり、第1実施例と共通部分の説明は
省略する。
【0033】モータ32は、商用電源1 に対して直列に配
した第1の分圧抵抗40、第2の分圧抵抗41、整流器34に
おける整流器34を介して接続され、第1のヒータ30、第
2のヒータ31、サーモスイッチ5 、スイッチ42と並列に
なっている。なお、第1の分圧抵抗40、第2の分圧抵抗
41の抵抗値は、後述する第2リレー接点がオンオフする
ことにより、商用電源1 が100V系、200V系のと
きでも、モータ32の回転数が略同一になるように設定さ
れている。
【0034】18c はリレー18の第2リレー接点であり、
第1の分圧抵抗40と並列に接続され、第1リレー接点18
b と連動して動作する。
【0035】また、整流器13は、第1の分圧抵抗40、第
2の分圧抵抗41の中点に接続され、サイリスタ10の駆動
電圧を取得するようになっている。なお、本実施例で
は、サイリスタ10の駆動電圧を第2の分圧抵抗41の端部
より取ったが、他方の端部や第2の分圧抵抗41を分割し
てその中点より取ってもよい。
【0036】さらに、スイッチ43とダイオード44の並列
回路は、本実施例の出力特性を2段階に切替えるもので
あり、45はヒューズである。これらの負荷機能は、必要
に応じて付け加えることができる。
【0037】次に、この第2実施例の動作について説明
する。まず、商用電源1 が100Vの場合、電源スイッ
チ3 をオンすると、第1実施例と同様、検出部2 のツェ
ナーダイオード8 がオフのままのため、サイリスタ10は
オフであり、第2の分圧抵抗41の端部よりスイッチング
素子17のベースに電流が供給され、スイッチング素子17
がオンすることにより、リレー18の駆動コイル18a に駆
動電圧が流れ、第1リレー接点18b 、第2リレー接点18
c がオンする。
【0038】これにより、第1のヒータ30及び第1の分
圧抵抗40が短絡され、スイッチ42がオンされていると、
商用電源1 が第2のヒータ31及び第2の分圧抵抗41、整
流器34を介してモータ32に流れ、温風が発生する。ここ
で、スイッチ42がオフされると、第2のヒータ31への電
源が遮断され、冷風のみが発生する。なお、サイリスタ
10の電源、但し100V時はスイッチング素子17の電源
を、第2の分圧抵抗41より取り、第1の分圧抵抗40、第
2の分圧抵抗41、整流器34、モータ32のモータ回路を第
1のヒータ30及び第2のヒータ31より分離したため、ス
イッチ42をオフにしてもモータ32のみは正常に動作す
る。
【0039】ここで、スイッチ43をオフすると、商用電
源1 はモータ32及び第1のヒータ30、第2のヒータ31へ
ダイオード44を介して供給されるため、半波の電源とな
り、冷風及び温風を2段階に切替可能である。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の自動電圧切替加熱装置
は、商用電源電圧が200V系の場合、サイリスタの駆
動電圧は、ヒータ等による降圧抵抗で降圧した低い値と
することにより、サイリスタを流れる電流が小さくな
り、その駆動電圧の経路における抵抗の発熱を小さく抑
えることができるので、抵抗での損失が少なくなる。
【0041】請求項2記載の自動電圧切替加熱装置は、
サイリスタの駆動電圧を、第2のヒータ位置より取得す
ることにより、第1のヒータによる降圧抵抗で降圧した
低い値とすることができるので、請求項1の作用効果を
さらに助長する。
【0042】請求項3記載の自動電圧切替加熱装置は、
請求項1の効果を奏するうえに、モータは、第1のヒー
タ及び第2のヒータとは並列に配置されているために、
モータのみを独立に動かすことができ、ヘアードライヤ
の場合、冷風が可能となるので、使い勝手が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す自動電圧切替加熱装
置の回路図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す自動電圧切替加熱装
置の回路図である。
【図3】従来例を示す自動電圧切替加熱装置の回路図で
ある。
【符号の説明】
1 商用電源 2 検出部 8 ツェナーダイオード 10 サイリスタ 17 スイッチング素子 18 リレー 18a 駆動コイル 18b 第1リレー接点 18c 第2リレー接点 30、30a,30b 第1のヒータ 31 第2のヒータ 32 モータ 40 第1の分圧抵抗 41 第2の分圧抵抗

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 100V系と200V系の2種類の商
    用電源電圧を検出する検出部と、検出部の出力によりオ
    ンオフするサイリスタと、サイリスタがオン時にオフす
    るスイッチング素子と、スイッチング素子に接続された
    リレーの駆動コイルと、第1のヒータと並列に接続され
    電源オフ時にオフとなる前記リレーの第1リレー接点
    と、商用電源に直列に接続され前記第1リレー接点の動
    作により2種類の商用電源電圧に対して略同一のヒータ
    電力となるように抵抗値を設定した第1のヒータ及び第
    2のヒータと、商用電源に整流器を介して直列に接続さ
    れたモータと、を具備した自動電圧切替加熱装置におい
    て、 前記サイリスタは、その駆動電圧を商用電源をヒータ等
    の降圧抵抗で降圧した位置より取得したことを特徴とす
    る自動電圧切替加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記サイリスタは、その駆動電圧を第
    2のヒータ位置より取得したことを特徴とする請求項1
    記載の自動電圧切替加熱装置。
  3. 【請求項3】 第1の分圧抵抗と並列に接続され第1
    リレー接点と連動して動作する第2リレー接点を設ける
    とともに、前記モータは、第1のヒータ及び第2のヒー
    タとは並列であって、第2リレー接点のオンオフ動作に
    より2種類の商用電源電圧に対して略同一のモータの回
    転数となるように抵抗値を設定した第1の分圧抵抗及び
    第2の分圧抵抗と直列な整流器を介して接続され、前記
    サイリスタは、その駆動電圧を第2の分圧抵抗位置より
    取得したことを特徴とする請求項1記載の自動電圧切替
    加熱装置。
JP2721394A 1994-02-25 1994-02-25 自動電圧切替加熱装置 Withdrawn JPH07236513A (ja)

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