JPH0723637Y2 - 防振台 - Google Patents

防振台

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JPH0723637Y2
JPH0723637Y2 JP14632789U JP14632789U JPH0723637Y2 JP H0723637 Y2 JPH0723637 Y2 JP H0723637Y2 JP 14632789 U JP14632789 U JP 14632789U JP 14632789 U JP14632789 U JP 14632789U JP H0723637 Y2 JPH0723637 Y2 JP H0723637Y2
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JP
Japan
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vibration
rubber
positioning
head
support shaft
Prior art date
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JP14632789U
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JPH0384455U (ja
Inventor
勝 野々山
Original Assignee
共栄工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、エンジン、モータ等振動発生器からの振動が
外部に伝達されるのを防止したり、外部からの振動、衝
撃が計器、電気制御装置等精密機器類に伝達されるのを
防止する防振台の構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、防振を必要とする機器においては、機器と取付け
フレームとの間に防振ゴムを介在させた状態でボルト止
めしている。
この場合において、機器とフレームの何れか一方にネジ
で取付けられる防振ゴムは、第6図に示すように、ボル
ト101に防振ゴム102の厚みに対応した位置に形成された
円盤状ヘッド103とリング状フランジ104とで支持され、
この防振台105の場合、防振ゴム102はその機能を発揮さ
せるため、フランジ面はより広く、厚さも適当に厚くか
つゴムは適度な硬度で形成されている。
そのため、機器に対する防振ゴム102の実際の取付けに
際しては、第7図に示すように、ボルト106にワッシャ1
07とディスタンスカラー108を挿入した後、ディスタン
スカラー108位置に防振ゴム102を挿入し、更に、ボルト
106にワッシャ107を挿入したものを機器にネジ止めして
いる。
(考案が解決しようとする課題) ところが、この防振台109の場合、部品点数が多く、組
付けに相当の時間と手間を要することから、機器組立て
の生産性を低下させるばかりか、部品点数が多いことも
あって強度的にも比較的弱く、しかも、振動を直接受け
ていることから、長い間には防振台の取付けが緩み易い
と言う欠点があった。
だからと言って、第6図のように、ボルト101にヘッド1
03とフランジ104を一体成形したものに防振ゴム102を取
付けた防振台105の場合には、強度的にも強く、機器に
対する防振台5の取付けが容易で、しかも、緩み難いと
言う特長がある反面、防振ゴム102の軸心上孔をヘッド1
03若しくはフランジ104径程度に無理に広げてボルト101
に装着しなければならず、その場合、防振ゴム102を痛
めるばかりか、ボルト101に対する防振ゴム102の取付け
に時間と手間を要し、しかも、防振ゴム102の軸心上孔
を無理に広げる都合上、防振ゴム102の硬度はある程度
低くするとともに、防振ゴム102挿入側ヘッド103若しく
はフランジ104の径にも限界があり、防振台105としての
十分な特性を得ることができない場合が多い他、ボルト
101のネジ部をフランジ104端面の根元まで形成すること
ができず、取付け構造如何によってはネジ締めが十分に
行われない場合があり、だからと言って、防振ゴム102
にボルト101をインサートして一体成形した場合にはボ
ルト101の外形寸法精度を相当高くしなければならない
ため、防振台105の生産コストが大幅に上がると言う欠
点があった。
そこで、本考案の目的は、実質的に全ての条件を満足さ
せることができる防振台を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 即ち、本考案は、振動伝達防止状態で取付ける板体の厚
みに対応した幅の溝を筒状ゴム体の軸心方向中間部に形
成した形の防振ゴムと、該防振ゴムの一方の端面を位置
決め支持するためのヘッドに該防振ゴムに形成された軸
心上の孔に挿入するための支持軸を一体形成した取付け
体と、該防振ゴムの他方の端面を前記取付け体のヘッド
との間で位置決め固定するためフランジ状リングに前記
取付け体の支持軸に挿入して軸心方向位置を位置決め支
持するための筒状ブッシュを一体形成した位置決めリン
グとのそれぞれを備えて成り、前記取付け体の支持軸に
は前記位置決めリングの筒状ブッシュ端面を当接させる
段付部を該支持軸の軸心方向中間部に設けた防振台にあ
る。
(作用) このように構成された防振台の場合、取付け体に対する
防振ゴムの挿入取付けは、取付け体の支持軸に対するブ
ッシュ付リングの挿入前に行われ、しかも、ヘッドとリ
ングとの間隔は、ブッシュの突出高さと取付け体の支持
軸に形成されたブッシュ受けの例えば段付、段付がない
ときはヘッドの内面位置によって容易に決まり、防振ゴ
ムはあたかも一体成形のように取付け体に取付けられ、
しかも、取付け体の支持軸に例えばネジが形成されてい
る場合は、このネジ部が予め長めに形成されているた
め、防振台はそのリングから突出したネジ部が根元まで
形成されていることになる。
(考案の効果) その結果、本考案は防振台を取付けるフレームの厚さが
仮に薄くても、緩みのない状態で確実に取付けることが
でき、しかも、防振ゴムの硬度、形状は振動吸収に対応
した最適設計をすることができ、又、ヘッドとリングと
を支持軸に一体に成形したものと比較して部品点数が1
個増大しても部品の加工精度は低くて良い上、組立てが
容易であるにも拘らず一体成形と同等の強度を得ること
ができ、特に、種類が多くても異なる寸法の防振台を各
部品の組合せによって容易に対処することができる効果
がある。又、筒状ブッシュの長さを防振ゴムの長さより
短く設定することが可能で位置決めリングの製造が容易
になることから、組立てが容易で強度の大きな防振台を
比較的安価に提供することができるという効果がある。
(実施例) 次に、本考案の一実施例の構成を第1図〜第5図によっ
て説明する。
板体1、例えば振動発生源のモータを取付けた板体1に
形成したU字状切り欠き溝部2を挟み込むため板体1の
厚みに対応した幅の溝3を筒状ゴム体の軸心方向中間部
に形成した形の防振ゴム4は、その軸心上に形成された
孔5を、防振ゴム4の一方の端面を位置決め支持する面
を広くした形の六角ボルトの頭状、或は、同じく面を広
くした形の平ネジの頭状、本実施例では円盤状ヘッド6
にネジ止め、かしめ、割りピン止め用横孔付丸棒、或
は、スナップリング止め用溝付丸棒等の支持軸、本実施
例ではネジ棒7を突出形成した取付け体、本実施例では
取付けボルト8のネジ棒7に挿入した形で取付けられ、
かつ、該ネジ棒7には、取付けボルト8のヘッド6との
間で防振ゴム4を位置決め固定するためのフランジ状リ
ング9、この場合、ボルト8のネジ棒7に挿入、接着剤
塗布状態で挿入、或は、圧入、本実施例では圧入するた
めのブッシュ10を一体に突出形成したブッシュ10付リン
グ9が挿入され、この挿入状態で防振ゴム4の他方の端
面は、リング9で当接支持されている。
なお、ヘッド6とリング9との間隔は、ブッシュ10の突
出高さと取付けボルト8のネジ棒7に形成されたブッシ
ュ10受けの段付部11、段付部11がないときはヘッド6の
内面位置によって決まる。
次に、本実施例の作用について説明する。
このように構成された防振台12の場合、取付けボルト8
に対する防振ゴム4の挿入取付けは、取付けボルト8に
対するブッシュ10付リング9の圧入前に行われ、しか
も、リング9圧入によるヘッド6との間隔は突出し成形
によるブッシュ10の高さと取付けボルト8のネジ棒7に
形成されたブッシュ10受けの段付部11、段付部11がない
ときはヘッド6の内面位置によって容易に決まり、防振
ゴム4はあたかも一体成形のように取付けボルト8に取
付けられ、しかも、取付けボルト8のネジ部13は予め長
めに形成されているため、防振台12はそのリング9から
突出したネジ部13が根元まで形成されていることにな
る。
その結果、防振台12はそれを取付けるフレームの厚さが
仮に薄くても、緩みのない状態で確実に取付けることが
でき、しかも、防振ゴム4の硬度、形状は振動吸収に対
応した最適設計をすることができ、又、一体成形と比較
して部品点数が1個増大しても部品の加工精度は低くて
良い上、組立てが容易であるにも拘らず一体成形と同等
の強度を得ることができ、特に、種類が多くても異なる
寸法の防振台を各部品の組合せによって容易に得ること
ができる。又、筒状ブッシュの長さを防振ゴムの長さよ
り短く設定することが可能で位置決めリングの製造が容
易になることから、組立てが容易で強度の大きな防振台
を比較的安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の斜視図、第2図はその正面
図、第3図は第2図のA−A線断面図、第4図はその平
面図、第5図はその底面図、第6図は従来の第1の実施
例の破断正面図、第7図は従来の第2の実施例の破断正
面図である。 3…溝、4…防振ゴム 5…孔、6…ヘッド 7…ネジ棒、8…取付けボルト 9…リング、10…ブッシュ 12…防振台、13…ネジ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動伝達防止状態で取付ける板体の厚みに
    対応した幅の溝を筒状ゴム体の軸心方向中間部に形成し
    た形の防振ゴムと、該防振ゴムの一方の端面を位置決め
    支持するためのヘッドに該防振ゴムに形成された軸心上
    の孔に挿入するための支持軸を一体形成した取付け体
    と、該防振ゴムの他方の端面を前記取付け体のヘッドと
    の間で位置決め固定するためフランジ状リングに前記取
    付け体の支持軸に挿入して軸心方向位置を位置決め支持
    するための筒状ブッシュを一体成形した位置決めリング
    とのそれぞれを備えて成り、前記取付け体の支持軸には
    前記位置決めリングの筒状ブッシュ端面を当接させる段
    付部を該支持軸の軸心方向中間部に設けたことを特徴と
    する防振台。
JP14632789U 1989-12-19 1989-12-19 防振台 Expired - Lifetime JPH0723637Y2 (ja)

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JPH0384455U JPH0384455U (ja) 1991-08-27
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JP2007211887A (ja) * 2006-02-09 2007-08-23 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 波形可撓管
JP2010185578A (ja) * 2010-05-31 2010-08-26 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 波形可撓管の成形製造方法

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