JPH07236060A - 画像処理装置 - Google Patents
画像処理装置Info
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- JPH07236060A JPH07236060A JP6022917A JP2291794A JPH07236060A JP H07236060 A JPH07236060 A JP H07236060A JP 6022917 A JP6022917 A JP 6022917A JP 2291794 A JP2291794 A JP 2291794A JP H07236060 A JPH07236060 A JP H07236060A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】画像処理装置において、周波数領域における強
調処理とコアリングに相当する処理を同一のハードウェ
アで実現する。 【構成】画像処理装置において、デジタル画像信号の同
一画素データの少なくとも1画素データ分が、それぞれ
に入力される複数のLook up Table と、該複数のLook u
p Table からの出力を加算する加算器とを有する。
調処理とコアリングに相当する処理を同一のハードウェ
アで実現する。 【構成】画像処理装置において、デジタル画像信号の同
一画素データの少なくとも1画素データ分が、それぞれ
に入力される複数のLook up Table と、該複数のLook u
p Table からの出力を加算する加算器とを有する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は周波数領域におけるデジ
タルデータの強調処理等を行う画像処理装置に関するも
のである。
タルデータの強調処理等を行う画像処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的なデジタル画像処理装置は
図18に示すようなブロック構成である。図18におい
て、撮像素子を含む画像入力装置101から出力された
映像信号はA/D変換器102でデジタル信号に変換さ
れ、必要に応じてフレームメモリ103に記憶され、デ
ジタル画像処理部104をへて、D/A変換器105に
よりアナログ信号に変換され、モニタ106に表示され
る。また、上記デジタル信号処理に即時性の要求がされ
ない場合には図19に示すように、フレームメモリ10
3に蓄えられたデジタルデータをデジタル画像処理部1
04にて所定の処理を施し、この結果を再びフレームメ
モリ103に書きこみ、このデータをD/A変換器10
5でアナログ信号に変換し出力するということが行われ
る。
図18に示すようなブロック構成である。図18におい
て、撮像素子を含む画像入力装置101から出力された
映像信号はA/D変換器102でデジタル信号に変換さ
れ、必要に応じてフレームメモリ103に記憶され、デ
ジタル画像処理部104をへて、D/A変換器105に
よりアナログ信号に変換され、モニタ106に表示され
る。また、上記デジタル信号処理に即時性の要求がされ
ない場合には図19に示すように、フレームメモリ10
3に蓄えられたデジタルデータをデジタル画像処理部1
04にて所定の処理を施し、この結果を再びフレームメ
モリ103に書きこみ、このデータをD/A変換器10
5でアナログ信号に変換し出力するということが行われ
る。
【0003】本発明は、デジタル画像処理装置におい
て、特にデジタル画像処理部104で行われる周波数領
域での高域強調処理に関するものである。一般的に、周
波数領域の高域強調処理(エッジ強調)はデジタルフィ
ルタを用いて行われる。今、デジタルフィルタとして図
14に示すような係数matrix(同係数matrixは高域強調
成分であるので、後に原信号を加算すれば高域強調信号
が得られる)を考え、これに同図中の0,1で示すデジ
タルデータが入力されたとする。そのデジタルデータに
基づくmatrixの演算結果を時間と共に示したのが図16
である。
て、特にデジタル画像処理部104で行われる周波数領
域での高域強調処理に関するものである。一般的に、周
波数領域の高域強調処理(エッジ強調)はデジタルフィ
ルタを用いて行われる。今、デジタルフィルタとして図
14に示すような係数matrix(同係数matrixは高域強調
成分であるので、後に原信号を加算すれば高域強調信号
が得られる)を考え、これに同図中の0,1で示すデジ
タルデータが入力されたとする。そのデジタルデータに
基づくmatrixの演算結果を時間と共に示したのが図16
である。
【0004】図15はこれを2つのLATCH 回路及び3つ
の乗算器、1つの加算器により実現した従来例である。
図16、図17よりわかるように入力データと出力デー
タ(入力+加算器出力)を比較するとエッジ部の振幅が
大きくなっており、エッジ強調がなされていることがわ
かる。
の乗算器、1つの加算器により実現した従来例である。
図16、図17よりわかるように入力データと出力デー
タ(入力+加算器出力)を比較するとエッジ部の振幅が
大きくなっており、エッジ強調がなされていることがわ
かる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図15に示すような従
来の技術においては画像入力部101より出力される映
像信号中のエッジ部の強調がなされるが、それと同時に
ノイズ成分の強調も行われてしまうので、モニタ106
にノイズの多い画像が出力されてしまうという問題点が
あった。これを避ける為にコアリングが行われることが
ある。コアリングとは画像データからエッジ部か、ノイ
ズかを判別し、ノイズと判断された場合には周波数領域
の高域強調処理を行わず、エッジ部と判断された場合の
み周波数領域の高域強調処理を行う手法である。通常コ
アリングは、例えば図14のmatrixの場合には図15の
演算結果の大小により行われ、この演算結果がある所定
値より小さい場合にはノイズ、ある所定値以上の時には
エッジと判断される。従来のこの種の装置においては、
このコアリングは上記matrix演算部とは別途に行ってお
り、専用のハードウェア又はソフトウェアを必要とする
という問題点があった。本発明は、この様な従来の問題
点に鑑みてなされたものであり、画像処理装置におい
て、周波数領域における強調処理とコアリングに相当す
る処理を同一のハードウェアで実現することを目的とす
る。
来の技術においては画像入力部101より出力される映
像信号中のエッジ部の強調がなされるが、それと同時に
ノイズ成分の強調も行われてしまうので、モニタ106
にノイズの多い画像が出力されてしまうという問題点が
あった。これを避ける為にコアリングが行われることが
ある。コアリングとは画像データからエッジ部か、ノイ
ズかを判別し、ノイズと判断された場合には周波数領域
の高域強調処理を行わず、エッジ部と判断された場合の
み周波数領域の高域強調処理を行う手法である。通常コ
アリングは、例えば図14のmatrixの場合には図15の
演算結果の大小により行われ、この演算結果がある所定
値より小さい場合にはノイズ、ある所定値以上の時には
エッジと判断される。従来のこの種の装置においては、
このコアリングは上記matrix演算部とは別途に行ってお
り、専用のハードウェア又はソフトウェアを必要とする
という問題点があった。本発明は、この様な従来の問題
点に鑑みてなされたものであり、画像処理装置におい
て、周波数領域における強調処理とコアリングに相当す
る処理を同一のハードウェアで実現することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的のために本発明
では、デジタル画像信号を1クロック分遅延させる遅延
回路を備え前記デジタル画像信号の周波数領域の強調等
の処理をデジタルデータを用いて行う画像処理装置にお
いて、前記デジタル画像信号の同一画素データが、それ
ぞれに入力される複数のLook up Table と、該複数のLo
ok up Table からの出力を加算する加算器と、を有する
こと第1の課題解決の手段とするものである。また、デ
ジタル画像信号を1クロック分遅延させる遅延回路を備
え前記デジタル画像信号の周波数領域の強調等の処理を
デジタルデータを用いて行う画像処理装置において、隣
接画素データがそれぞれに入力される複数のLook up Ta
ble と、該複数のLook up Table からの出力を加算する
加算器と、を有すること第2の課題解決の手段とし、デ
ジタル画像信号を1クロック分遅延させる遅延回路を備
え前記デジタル画像信号の周波数領域の強調等の処理を
デジタルデータを用いて行う画像処理装置において、同
一画素データの少なくとも1画素データ分が入力される
少なくとも2つのLook up Table を含む複数のLook up
Table と、該複数のLook up Table からの出力を加算す
る加算器と、を有することを第3の課題解決の手段とす
るものである。
では、デジタル画像信号を1クロック分遅延させる遅延
回路を備え前記デジタル画像信号の周波数領域の強調等
の処理をデジタルデータを用いて行う画像処理装置にお
いて、前記デジタル画像信号の同一画素データが、それ
ぞれに入力される複数のLook up Table と、該複数のLo
ok up Table からの出力を加算する加算器と、を有する
こと第1の課題解決の手段とするものである。また、デ
ジタル画像信号を1クロック分遅延させる遅延回路を備
え前記デジタル画像信号の周波数領域の強調等の処理を
デジタルデータを用いて行う画像処理装置において、隣
接画素データがそれぞれに入力される複数のLook up Ta
ble と、該複数のLook up Table からの出力を加算する
加算器と、を有すること第2の課題解決の手段とし、デ
ジタル画像信号を1クロック分遅延させる遅延回路を備
え前記デジタル画像信号の周波数領域の強調等の処理を
デジタルデータを用いて行う画像処理装置において、同
一画素データの少なくとも1画素データ分が入力される
少なくとも2つのLook up Table を含む複数のLook up
Table と、該複数のLook up Table からの出力を加算す
る加算器と、を有することを第3の課題解決の手段とす
るものである。
【0007】
【作用】本発明においては、周波数領域の強調等の処理
をデジタルデータを用いて行う画像処理装置において、
同一画素データが、それぞれに入力される複数のLook u
p Table を有するように、または隣接画素データがそれ
ぞれに入力される複数のLook up Table を有するよう
に、または同一画素データの少なくとも1画素データ分
が入力される少なくとも2つのLook up Table を含む複
数のLook up Tableを有するように構成したので、各々
に共通に入力される画像データが少なくとも1画素デー
タ分あるので、同画素データと周辺画素データの差分を
とることにより、ノイズ、エッジの判別を可能とするこ
とができる。
をデジタルデータを用いて行う画像処理装置において、
同一画素データが、それぞれに入力される複数のLook u
p Table を有するように、または隣接画素データがそれ
ぞれに入力される複数のLook up Table を有するよう
に、または同一画素データの少なくとも1画素データ分
が入力される少なくとも2つのLook up Table を含む複
数のLook up Tableを有するように構成したので、各々
に共通に入力される画像データが少なくとも1画素デー
タ分あるので、同画素データと周辺画素データの差分を
とることにより、ノイズ、エッジの判別を可能とするこ
とができる。
【0008】
【実施例】図14のmatrixの演算結果は次の式で得られ
る。 Y=−(1/2)Xt-1 +Xt −(1/2)Xt+1 ...(1)となる。 通常画像の量子化bit 数は8bit が使われることが多
い。上記(1)式を単数のLook up Table にて実現しよ
うとすると24bit (=16M)のアドレスが必要とな
り、16M×8bit のメモリが必要となる。(図13)
(これが1行5列のmatrixとなった場合には40bit
(≒1012)のアドレスが必要となる。)すなわち、上
記を1回の演算で実現しようとする為には、メモリ素子
の高集積化に期待せざるを得ない。
る。 Y=−(1/2)Xt-1 +Xt −(1/2)Xt+1 ...(1)となる。 通常画像の量子化bit 数は8bit が使われることが多
い。上記(1)式を単数のLook up Table にて実現しよ
うとすると24bit (=16M)のアドレスが必要とな
り、16M×8bit のメモリが必要となる。(図13)
(これが1行5列のmatrixとなった場合には40bit
(≒1012)のアドレスが必要となる。)すなわち、上
記を1回の演算で実現しようとする為には、メモリ素子
の高集積化に期待せざるを得ない。
【0009】この為、本発明では複数のLUT により、上
記演算を行う構成とした。図10にこの一例を示す。第
1のLUT 71にはXt-1 と、隣接画素データXt が同時
に入力する。第1のLUT 71のアドレス部はXt-1 とX
t の全ての組合わせであり、データ部には全てのXt と
Xt-1 の組合わせについてY’=−(1/2)Xt-1+
Xt の値が格納されている。ここでは簡単の為、量子化
bit 数を2bit とし、ノイズ成分とエッジ成分の判別値
は十進数で2として考える。第1のLUT 71の格納デー
タを図11に示す。(尚、同図中の表記は全て十進法で
ある)図中※は|Xt −Xt-1 |が2以上であり、エッ
ジと判断される場合である。それ以外はノイズと判断さ
れ、強調成分は0となる。
記演算を行う構成とした。図10にこの一例を示す。第
1のLUT 71にはXt-1 と、隣接画素データXt が同時
に入力する。第1のLUT 71のアドレス部はXt-1 とX
t の全ての組合わせであり、データ部には全てのXt と
Xt-1 の組合わせについてY’=−(1/2)Xt-1+
Xt の値が格納されている。ここでは簡単の為、量子化
bit 数を2bit とし、ノイズ成分とエッジ成分の判別値
は十進数で2として考える。第1のLUT 71の格納デー
タを図11に示す。(尚、同図中の表記は全て十進法で
ある)図中※は|Xt −Xt-1 |が2以上であり、エッ
ジと判断される場合である。それ以外はノイズと判断さ
れ、強調成分は0となる。
【0010】ここで図9に示すデジタルデータが図10
のLUT 71に入力した際のLUT71の出力データを求
めると図9の(b)のようになる。図9の(a)0→1
の変化時はノイズとみなされ強調信号は0であるが、1
→3の変化はエッジとみなされ強調信号が出力される。
図12にLUT 73のデータアドレスを示す。ここでのデ
ータYはY=Y’−(1/2)Xt+1 により計算され
る。ここでLUT 71より0が入力された1つの場合につ
いて考える。図11中の→の場合Y’出力は0にな
る。この時Xt-1 、Xt は各々2、1であり、LUT 71
内部のコアリング処理によりこの変化分はノイズと判断
されY’は0となる。次にXt+1 として1又は2が入っ
た場合の出力は各々−(1/2)、−1になるが、Xt
は1であるのでXt+1 との差分は1である。これはノイ
ズと判断され、本来はY出力として0が得られるはずで
ある。これはLUT 73において、ノイズ、エッジの判定
が行えない為である。本発明ではこれを解決する為、例
えば上の例で説明すると2つのLUT 各々にXt の画像デ
ータを入力する構成とした。
のLUT 71に入力した際のLUT71の出力データを求
めると図9の(b)のようになる。図9の(a)0→1
の変化時はノイズとみなされ強調信号は0であるが、1
→3の変化はエッジとみなされ強調信号が出力される。
図12にLUT 73のデータアドレスを示す。ここでのデ
ータYはY=Y’−(1/2)Xt+1 により計算され
る。ここでLUT 71より0が入力された1つの場合につ
いて考える。図11中の→の場合Y’出力は0にな
る。この時Xt-1 、Xt は各々2、1であり、LUT 71
内部のコアリング処理によりこの変化分はノイズと判断
されY’は0となる。次にXt+1 として1又は2が入っ
た場合の出力は各々−(1/2)、−1になるが、Xt
は1であるのでXt+1 との差分は1である。これはノイ
ズと判断され、本来はY出力として0が得られるはずで
ある。これはLUT 73において、ノイズ、エッジの判定
が行えない為である。本発明ではこれを解決する為、例
えば上の例で説明すると2つのLUT 各々にXt の画像デ
ータを入力する構成とした。
【0011】以下、これについて説明する。(1)式
Y=−(1/2)Xt-1 +Xt −(1/2)Xt+1 を変
形すると下記の(2)式のようになる。 Y=〔−(1/2)Xt-1 +(1/2)Xt 〕 第1項 +〔(1/2)Xt −(1/2)t-1 〕 第2項 ....(2) この(2)式の第1項、第2項を2つのLUT で構成す
る。
Y=−(1/2)Xt-1 +Xt −(1/2)Xt+1 を変
形すると下記の(2)式のようになる。 Y=〔−(1/2)Xt-1 +(1/2)Xt 〕 第1項 +〔(1/2)Xt −(1/2)t-1 〕 第2項 ....(2) この(2)式の第1項、第2項を2つのLUT で構成す
る。
【0012】このブロックダイアブラムを図1に示す。
また、LUT 11、12の内容を図2、図3に示す。ここ
でノイズ、エッジの判別基準は図13の例と同様とす
る。図4は上記条件のもとでXt-1 、Xt 、Xt+ 1 より
求めたその値を全てのくみあわせについて示した。これ
より図2、図3より求めたものと図4とが一致している
ことがわかる。先に図12で説明したXt- 1 =2,Xt
=1,Xt+1 =1の場合にはノイズと判断され演算結果
は0となる。また、Xt+1 =2の場合も演算結果は0と
なる。
また、LUT 11、12の内容を図2、図3に示す。ここ
でノイズ、エッジの判別基準は図13の例と同様とす
る。図4は上記条件のもとでXt-1 、Xt 、Xt+ 1 より
求めたその値を全てのくみあわせについて示した。これ
より図2、図3より求めたものと図4とが一致している
ことがわかる。先に図12で説明したXt- 1 =2,Xt
=1,Xt+1 =1の場合にはノイズと判断され演算結果
は0となる。また、Xt+1 =2の場合も演算結果は0と
なる。
【0013】本例では水平方向のフィルタについて示し
たが、垂直方向のフィルタについても例えば、図1の中
のLATCH のかわりに垂直方向に同様の処理、即ちインタ
ーレース走査の場合は1Field Deley 、ノンインターレ
ース走査の場合は1Line Deleyを用いれば同様である。
また次に係数matrixの列数を拡張し1×5として考え
る。ここでは、フィルタの位相特性を直線とする為、通
常行われるとおり、係数は対称として考えるmatrixの例
を図5に示す。
たが、垂直方向のフィルタについても例えば、図1の中
のLATCH のかわりに垂直方向に同様の処理、即ちインタ
ーレース走査の場合は1Field Deley 、ノンインターレ
ース走査の場合は1Line Deleyを用いれば同様である。
また次に係数matrixの列数を拡張し1×5として考え
る。ここでは、フィルタの位相特性を直線とする為、通
常行われるとおり、係数は対称として考えるmatrixの例
を図5に示す。
【0014】この時のLUT を用いたBlock diagram を図
6に示す、図中のLUT 21〜24は各々次の式(3)の
第1〜4項を実現している。 Y=〔−(1/4)Xt-2 −(1/8)Xt-1 〕 第1項 +〔−(1/8)Xt-1 +(1/2)Xt 〕 第2項 +〔 (1/2)Xt −(1/8)Xt+1 〕 第3項 +〔−(1/8)Xt+1 −(1/4)Xt+2 〕 第4項 ....(3) このように隣接画素の画像データが入力されるLUT を用
いることでコアリングに相当する処理と周波数領域での
処理を同時に行うことができる。
6に示す、図中のLUT 21〜24は各々次の式(3)の
第1〜4項を実現している。 Y=〔−(1/4)Xt-2 −(1/8)Xt-1 〕 第1項 +〔−(1/8)Xt-1 +(1/2)Xt 〕 第2項 +〔 (1/2)Xt −(1/8)Xt+1 〕 第3項 +〔−(1/8)Xt+1 −(1/4)Xt+2 〕 第4項 ....(3) このように隣接画素の画像データが入力されるLUT を用
いることでコアリングに相当する処理と周波数領域での
処理を同時に行うことができる。
【0015】尚上記例では、隣接画素についてノイズ、
エッジの判定を行ったが、中心画素と周辺の画素でこれ
を行ってもよい。図5の例でこれを行うと図7のように
なる。図中のLUT 31〜34は各々、次の(4)式の第1〜
4項を実現する。 Y=〔−(1/4)Xt-2 +(1/4)Xt 〕 第1項 +〔−(1/4)Xt-1 +(1/4)Xt 〕 第2項 +〔−(1/4)Xt+1 +(1/4)Xt 〕 第3項 +〔−(1/4)Xt+2 +(1/4)Xt 〕 第4項 ....(4) また、図5の例においてノイズ、エッジの判別を中心画
素とその隣接画素についてのみ行ってもよい。これを具
現化したブロックダイアグラムを図8に示す。図中のLU
T 41〜43は各々、次の(5)式の第1〜3項を実現
する。
エッジの判定を行ったが、中心画素と周辺の画素でこれ
を行ってもよい。図5の例でこれを行うと図7のように
なる。図中のLUT 31〜34は各々、次の(4)式の第1〜
4項を実現する。 Y=〔−(1/4)Xt-2 +(1/4)Xt 〕 第1項 +〔−(1/4)Xt-1 +(1/4)Xt 〕 第2項 +〔−(1/4)Xt+1 +(1/4)Xt 〕 第3項 +〔−(1/4)Xt+2 +(1/4)Xt 〕 第4項 ....(4) また、図5の例においてノイズ、エッジの判別を中心画
素とその隣接画素についてのみ行ってもよい。これを具
現化したブロックダイアグラムを図8に示す。図中のLU
T 41〜43は各々、次の(5)式の第1〜3項を実現
する。
【0016】 Y=〔−(1/4)Xt-1 +(1/2)Xt 〕 第1項 +〔−(1/4)Xt+1 +(1/2)Xt 〕 第2項 +〔−(1/4)Xt-2 −(1/4)Xt+2 〕 第3項 ....(5)
【0017】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、同一画素デ
ータが、それぞれに入力される複数のLook up Table を
有するように、または隣接画素データがそれぞれに入力
される複数のLook up Table を有するように、または同
一画素データが入力される少なくとも2つのLook up Ta
ble を含む複数のLook up Table を有するように画像処
理装置にLUT を構成することで、周波数領域における強
調処理とコアリングに相当する処理を同一のハードウェ
アで実現する如くなしたので、ノイズの少ない画像が得
られると共に専用のハードウェアまたはソフトウェアを
必要としないという効果を奏するものである。
ータが、それぞれに入力される複数のLook up Table を
有するように、または隣接画素データがそれぞれに入力
される複数のLook up Table を有するように、または同
一画素データが入力される少なくとも2つのLook up Ta
ble を含む複数のLook up Table を有するように画像処
理装置にLUT を構成することで、周波数領域における強
調処理とコアリングに相当する処理を同一のハードウェ
アで実現する如くなしたので、ノイズの少ない画像が得
られると共に専用のハードウェアまたはソフトウェアを
必要としないという効果を奏するものである。
【図1】本発明による第1実施例を説明するブロック構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】本発明による第1実施例のLUT 11の内容を示
す図である。
す図である。
【図3】本発明による第1実施例のLUT 12の内容を示
す図でありある。
す図でありある。
【図4】本発明による第1実施例のLUT 11、LUT 12
の出力とその加算結果を示す図である。
の出力とその加算結果を示す図である。
【図5】本発明による第2実施例を説明する図でありフ
ィルターの係数マトリックスを示す図である。
ィルターの係数マトリックスを示す図である。
【図6】本発明による第2実施例のブロック構成を示す
図である。
図である。
【図7】本発明の第3の実施例を説明するブロック構成
図である。
図である。
【図8】本発明の第4の実施例を説明するブロック構成
図である。
図である。
【図9】従来例におけるLUT のシミュレーションを説明
する図である。
する図である。
【図10】従来の技術を説明するブロック構成図であ
る。
る。
【図11】従来技術のLUT 71の内容を示す図である。
【図12】従来技術のLUT 73の内容を示す図である。
【図13】LUT の説明図である。
【図14】デジタルフィルタの一般的な説明図であり、
サンプル値とマトリックスを説明する図である。
サンプル値とマトリックスを説明する図である。
【図15】デジタルフィルタの一般的な説明図であり、
ブロック構成図である。
ブロック構成図である。
【図16】デジタルフィルタの一般的な説明図であり、
構成から得られる動作を説明する図である。
構成から得られる動作を説明する図である。
【図17】デジタルフィルタの一般的な説明図であり、
図15の結果に原信号を加算した際の説明図である。
図15の結果に原信号を加算した際の説明図である。
【図18】画像処理装置の構成図である。
【図19】画像処理装置の構成図である。
11、12、21〜24、31〜34、41〜43、71、73Look up Tabl
e 72 LATCH 回路 101 画像入力装置 102 A/D変換回路 103 メモリ回路 104 画像処理回路 105 D/A変換回路 106 モニタ
e 72 LATCH 回路 101 画像入力装置 102 A/D変換回路 103 メモリ回路 104 画像処理回路 105 D/A変換回路 106 モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 15/68 400 J
Claims (3)
- 【請求項1】 デジタル画像信号を1クロック分遅延さ
せる遅延回路を備え前記デジタル画像信号の周波数領域
の強調等の処理をデジタルデータを用いて行う画像処理
装置において、前記デジタル画像信号の同一画素データ
分が、それぞれに入力される複数のLook up Table と、
該複数のLook up Table からの出力を加算する加算器
と、を有することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項2】デジタル画像信号を1クロック分遅延させ
る遅延回路を備え前記デジタル画像信号の周波数領域の
強調等の処理をデジタルデータを用いて行う画像処理装
置において、前記デジタル画像信号の隣接画素データが
それぞれに入力される複数のLook up Table と、該複数
のLook up Table からの出力を加算する加算器と、を有
することを特徴とする画像処理装置。 - 【請求項3】デジタル画像信号を1クロック分遅延させ
る遅延回路を備え前記デジタル画像信号の周波数領域の
強調等の処理をデジタルデータを用いて行う画像処理装
置において、前記デジタル画像信号の同一画素データが
入力される少なくとも2つのLook up Table を含む複数
のLook up Table と、該複数のLook up Table からの出
力を加算する加算器と、を有することを特徴とする画像
処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6022917A JPH07236060A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 画像処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6022917A JPH07236060A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 画像処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07236060A true JPH07236060A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12096001
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6022917A Pending JPH07236060A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 画像処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07236060A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7970231B2 (en) | 2004-02-19 | 2011-06-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Image processing method |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6022917A patent/JPH07236060A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7970231B2 (en) | 2004-02-19 | 2011-06-28 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Image processing method |
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