JPH07235522A - 基板の処理装置 - Google Patents

基板の処理装置

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JPH07235522A
JPH07235522A JP2686094A JP2686094A JPH07235522A JP H07235522 A JPH07235522 A JP H07235522A JP 2686094 A JP2686094 A JP 2686094A JP 2686094 A JP2686094 A JP 2686094A JP H07235522 A JPH07235522 A JP H07235522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
processing
substrate
processing tank
tank
cleaning liquid
Prior art date
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Pending
Application number
JP2686094A
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English (en)
Inventor
Nobuki Matsuzaki
伸樹 松崎
Makoto Saito
誠 斉藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2686094A priority Critical patent/JPH07235522A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明は処理槽内の基板を清浄空気をブロ−
して乾燥させる際に、上記基板に付着した液体に含まれ
る塵埃が上記基板に再付着するのを防止できるようにし
た処理装置を提供することにある。 【構成】 処理槽1内に供給された基板6を処理する処
理装置において、上記処理槽内の雰囲気を外部へ排出す
る排出ポンプ11と、この排出ポンプによる排気時に上
記処理槽内に清浄空気を導入する導入孔12とを具備し
たことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体ウエハや液晶用
ガラス基板などを処理するための処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体ウエハや液晶用ガラス基板などの
基板に回路パタ−ンを形成する場合、上記基板に洗浄、
塗布、現像あるいはエッチングなどの種々のウエット処
理が行われる。
【0003】このような基板へのウエット処理は処理槽
内で行われ、その処理が終了したならば、上記基板を洗
浄し、ついで洗浄液の残留によるウオ−タマ−クの発生
を防止するために乾燥が行われる。
【0004】基板の乾燥は、上記処理槽に清浄空気を導
入して行われる。その際、洗浄液が乾燥させられること
で、その洗浄液に含まれていた塵埃が飛散し、上記基板
に再付着するという虞があるため、そのような再付着を
招くことなく、上記基板の乾燥が行える処理装置が望ま
れている。
【0005】一方、処理装置において、基板の処理を行
うと、その処理装置の内面に処理液が付着することが避
けられない。そのため、基板の処理を繰り返して行う
と、処理槽の内面に付着した不要な処理液が処理中の基
板に滴下し、不良品の発生を招くということがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の処
理装置は、処理された基板を洗浄してから乾燥させる
際、洗浄液に含まれた塵埃が上記基板に再付着するとい
うことがあり、また処理を繰り返すことで処理槽の内面
に付着した処理液が処理中の基板に滴下して不良品の発
生を招くということがあった。
【0007】この発明の第1の目的は、基板を乾燥させ
る際に、処理槽内の雰囲気の流れを安定化させること
で、塵埃の再付着を防止できるようにした基板の処理装
置を提供することにある。
【0008】この発明の第2の目的は、処理槽内に洗浄
液とほぼ同じ経路で気体を供給することで、処理槽の内
面に付着した不要な処理液を除去できるようにした基板
の処理装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、処理槽内に供給された基板を処理する処理装置にお
いて、上記処理槽内の雰囲気を外部へ排出する排出手段
と、この排出手段による排気時に上記処理槽内に清浄空
気を導入する導入手段とを具備したことを特徴とする。
【0010】この発明の第2の手段は、処理槽内に供給
された基板を処理する処理装置において、上記処理槽に
洗浄液を供給して上記基板を洗浄する洗浄液供給手段
と、上記処理槽に上記洗浄液供給手段によって供給され
る洗浄液とほぼ同じ部位から気体を噴射して上記洗浄槽
の内面に付着した洗浄液を吹き飛ばす気体供給手段とを
具備したことを特徴とする。
【0011】
【作用】上記第1の手段によれば、導入手段と排出手段
とにより処理槽内における気体の流れを安定化させるこ
とができるから、乾燥時に発生する塵埃が円滑に排出さ
れる。
【0012】上記第2の手段によれば、洗浄槽の内面に
付着した洗浄液を気体によって飛散させることができる
から、基板の処理中に不要な処理液が滴下するのを防止
できる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の第1の実施例の処理装置を示
す。この処理装置は、たとえば基板の洗浄からスピン乾
燥までを一貫して行えるものであって、この装置は処理
槽1を備えている。この処理槽1は上面が開放した容器
状をなしていて、その上面開口は蓋体2によって開閉自
在に閉塞されている。
【0014】上記処理槽1内には円盤状の回転体3が配
設されている。この回転体3の外底面には駆動軸4が連
結されている。この駆動軸4は上記処理槽1の底壁を気
密に貫通して回転駆動源5に連結されている。したがっ
て、この回転駆動源5が作動することで、上記回転体3
が回転駆動される。
【0015】上記回転体3には、ウエット処理が行われ
た半導体ウエハや液晶用ガラス基板などの基板6を積層
状態で収容保持した複数のキャリア7が周方向に所定間
隔で供給される。複数のキャリア7の中心部分にはシャ
ワ−ノズル8が配設され、このシャワ−ノズル8からは
各キャリア7の基板6に向かってリンス用の純水が噴射
されるようになっている。
【0016】上記処理槽1の周壁の下部には、周方向に
所定間隔で複数の排気管9が接続され、底部にはドレン
管10が接続されている。各排気管9は排気ポンプ11
に連通している。したがって、上記排気ポンプ11が作
動することで、上記処理槽1内の雰囲気が排気されるよ
うになっている。
【0017】上記蓋体2には、上記排気ポンプ11の排
気作用によって上記処理槽1内へ清浄空気を吸入するた
めの複数の導入孔12が形成されている。各導入孔12
には、その導入孔12に比べて細径な可動軸13が挿通
されている。各可動軸13の上記蓋体2の外部に突出し
た基端は遮蔽体14の下面に連結され、処理槽1内に突
出した先端には上記導入孔12よりも大径なシ−ル体1
5が設けられている。
【0018】上記遮蔽体14は複数の導入孔12を覆う
大きさに設定されていて、その上面は遮蔽体14を上下
方向に駆動する上下駆動源15の駆動軸16に連結され
ている。この上下駆動源15によって上記遮蔽体14が
上下方向に駆動されれば、遮蔽体14と蓋体2とのギャ
ップが変化する。それによって、蓋体2に穿設された導
入孔12から処理槽1内に導入される清浄空気の量が制
御できるようになっている。
【0019】上記遮蔽体14の下面には所定の厚さの調
整部材17が取着されている。この調整部材17が蓋体
2の上面に当たるまで上記遮蔽体14を下降方向へ駆動
すれば、上記遮蔽体14の下面と蓋体2の上面との間の
ギャップを上記調整部材17の厚さによって一定に設定
できる。
【0020】このような構成の処理装置においては、ウ
エット処理された基板6を積層保持したキャリア7が蓋
体2が開放された処理槽1内の回転体3上に供給される
と、蓋体2が閉じられ、回転駆動源5が作動して上記回
転体3が回転させられる。それ同時にシャワ−ノズル8
から純水が供給されてキャリア7に保持された基板6が
リンスされる。
【0021】基板6のリンスが終了すると、排気ポンプ
11が作動して処理槽1内が負圧になるから、その内部
の雰囲気が排出される。処理槽1内が負圧になると、そ
の圧力差によって外部の清浄空気が蓋体2に形成された
導入孔12から吸引される。それによって、キャリア7
に保持された基板6は回転体3の回転にともなう遠心力
と、導入孔12から導入された清浄空気によるブロ−と
によって乾燥させられることになる。
【0022】上記導入孔12から吸引された清浄空気は
上記排気ポンプ11の吸引力によって排気管9へ吸引さ
れる。つまり、洗浄槽1内に吸引された清浄空気は導入
孔12と排気管9との位置関係によって定まる流路に沿
って流れることになる。そのため、基板6をブロ−した
清浄空気がそのまま排気されるよう、つまり基板6をブ
ロ−したのち、舞い上がることなく排気されるようにす
れば、基板6をリンスした液中に塵埃が含まれていて
も、その塵埃を基板6に再付着させることなく排出する
ことができる。
【0023】上記蓋体2の導入孔12から導入される清
浄空気は、上下駆動源15を作動させて遮蔽体14を駆
動し、この遮蔽体14と蓋体2とのギャップを調整する
ことで制御できる。たとえば遮蔽体14の下面に設けら
れた調整部材17が蓋体2の上面に当接するまで上記遮
蔽体14を下降させれば、上記導入孔12から吸引され
る清浄空気を上記調整部材17の厚さに応じて設定する
ことができる。
【0024】それによって、導入孔12から処理槽1内
に導入され、排気管9から排出される清浄空気の流れを
予め設定された状態に維持できるから、そのことによっ
ても塵埃が基板6に再付着することのないブロ−が行え
る。
【0025】一方、上記遮蔽体14から垂設された可動
軸13の先端に取着されたシ−ル体15は、上記導入孔
12よりも大径に設定されているから、上記導入孔12
の処理槽1内へ開口した端面は覆い隠されている。その
ため、リンス工程において、上記シャワ−ノズル8から
噴射された純水が周囲に飛散しても、その純水が上記導
入孔12から外部へ飛び出すのが上記シ−ル体15によ
って防止される。
【0026】つまり、蓋体2に、清浄空気を外部から内
部へ導入する導入孔12を形成しても、その導入孔12
から処理液である純水が外部へ流出するのを防止でき
る。図2はこの発明の第2の実施例を示す。この第2の
実施例は処理槽1の蓋体21の断面形状が円弧状に湾曲
した形状の場合で、このような場合には遮蔽体24が上
記蓋体21の形状に対応した曲面に形成されている。
【0027】上記遮蔽体24には上記蓋体21に形成さ
れた導入孔12と対応する部位に挿通孔22が形成さ
れ、その挿通孔22には可動軸23がスライド自在かつ
揺動自在に挿通されている。この可動軸23の先端は上
記導入孔12から洗浄槽1内に挿入され、その先端には
シ−ル体15が取り付けられている。上記可動軸23
の、上記遮蔽体24の上面側に突出した後端にはばね2
5が装着されている。それによって、上記可動軸23は
スライドおよび揺動自在な状態で弾性的に保持されてい
る。
【0028】上記遮蔽体24は上下駆動源15によって
上下駆動されるようになっており、上昇方向に駆動され
たときに上記シ−ル15によって蓋体2に形成された挿
通孔22が閉塞されるようになっている。
【0029】その際、上記可動軸23は上下方向だけで
なく、揺動方向にも変位自在であるから、蓋体21が曲
面をなし、そこに挿通孔22が形成されていても、上記
可動軸23が揺動することで、その先端に設けられたシ
−ル体15によって上記挿通孔22を確実に閉塞するこ
とができる。
【0030】図3はこの発明の第3の実施例を示す。こ
の実施例は基板の処理装置としての洗浄装置を示し、こ
の洗浄装置は処理槽31を備えている。この処理槽31
内には、ウエット処理されキャリア7に積層状態で収容
された基板6が供給される。上記処理槽31の周壁下部
には排気ポンプ40に連通した複数の排気管41が接続
され、底部にはドレン管42が接続されている。
【0031】上記処理槽31は上面が開口した容器状を
なしていて、その上面開口は蓋体33によって閉塞され
ている。上記洗浄槽31内の上部には洗浄噴射体33が
配置されている。上記処理槽31の上面開口を閉塞した
蓋体33の上記洗浄噴射体33の上方の部位には、液供
給管34と気体供給管35とが接続されている。
【0032】上記液供給管34からは上記洗浄噴射体3
3に向かって洗浄液が所定の圧力で供給され、それによ
って洗浄液は処理槽31内で飛散してキャリア7に保持
された基板6を洗浄し、ドレン管42から排出される。
上記気体供給管35からは清浄空気が所定の圧力で上記
洗浄噴射体33に向かって噴射される。清浄空気は上記
洗浄液とほぼ同じ部位から上記洗浄噴射体33に向かっ
て噴射される。そのため、上記清浄空気は上記洗浄液と
ほぼ同じ経路をとって上記排気管41から排出されるこ
とになる。
【0033】上記構成の洗浄装置によれば、処理槽31
内にウエット処理された基板6が供給されると、液供給
管34から上記洗浄噴射体33に向かって洗浄液が供給
される。洗浄噴射体33に衝突した洗浄液は周囲に飛散
し、処理槽31内の基板6を洗浄することになる。
【0034】洗浄液による洗浄が終了したならば、排気
ポンプ40を作動させ、気体供給管35から洗浄槽31
内へ気体を供給する。洗浄槽31に供給された気体は洗
浄噴射体33に衝突して周囲に飛散し、洗浄槽31の下
部に接続された排気管41から排出される。
【0035】上記気体供給管35からの気体は、上記液
供給管34からの洗浄液と処理槽31内のほぼ同じ部位
供給されるから、ほぼ同じ経路を辿って排出される。そ
のため、その気体の流れによって、上記洗浄噴射体33
や処理槽31の内面に付着した洗浄液を吹き飛すことが
できるから、つぎの洗浄工程のときに上記洗浄噴射体3
3や処理槽31の内面から余分な洗浄液が基板に滴下す
るのを防止できる。
【0036】つまり、処理槽31内に、基板6の洗浄後
に気体を噴射することで、上記処理槽31の内面に付着
したミストを除去するなど、上記処理槽31内を容易に
洗浄することができる。
【0037】なお、この発明の適用は洗浄装置だけに限
定されず、他のウエット処理を行う装置にも適用するこ
とが可能である。また、洗浄槽内に清浄空気を導入する
導入手段としては、蓋体に導入孔を形成するだけであっ
てもよい。
【0038】
【発明の効果】以上述べたように請求項1に記載された
この発明は、処理槽内の雰囲気を外部へ排出する排出手
段と、この排出手段による排気時に上記処理槽内に清浄
空気を導入する導入手段とを設けるようにしたから、上
記処理槽内における上記清浄空気の流路を一定にするこ
とができる。
【0039】そのため、上記清浄空気によって、たとえ
ば洗浄液を乾燥させるような場合、上記洗浄液に含まれ
る塵埃を上記清浄空気の流れによって確実に排出できる
から、基板への再付着を防止できる。
【0040】請求項5に記載されたこの発明は、処理槽
に、洗浄液と気体とをほぼ同じ部位から供給できるよう
にし、上記洗浄液による洗浄後に気体を供給すること
で、上記処理槽に付着した洗浄液を吹き飛ばすようにし
た。そのため、つぎの洗浄工程のときに、上記洗浄槽の
内面から洗浄液が滴下して不良品が発生するのを防止で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例を示す処理槽の縦断面
図。
【図2】この発明の第2の実施例を示す処理槽の縦断面
図。
【図3】同じく第3の実施例を示す処理槽の縦断面図。
【符号の説明】
1…処理槽、6…基板、9…排気管(排気手段)、11
…排気ポンプ(排気手段)、12…導入孔(導入手
段)、14…遮蔽体(導入手段) 15…上下駆動源(導入手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/304 351 S 361 H 23/15

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理槽内に供給された基板を処理する処
    理装置において、上記処理槽内の雰囲気を外部へ排出す
    る排出手段と、この排出手段による排気時に上記処理槽
    内に清浄空気を導入する導入手段とを具備したことを特
    徴とする基板の処理装置。
  2. 【請求項2】 上記導入手段は、上記処理槽に形成され
    た導入孔であることを特徴とする請求項1記載の基板の
    処理装置。
  3. 【請求項3】 上記導入手段は、上記処理槽に形成され
    た導入孔と、この導入孔に対向して設けられた遮蔽体
    と、この遮蔽体を上記導入孔に対して接離する方向に駆
    動しその駆動量に応じて上記導入孔から上記処理槽内へ
    導入される清浄空気の量を制御する駆動手段とから構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の基板の処理
    装置。
  4. 【請求項4】 上記導入手段は、上記処理槽に形成され
    た導入孔と、この導入孔に対向して設けられた遮蔽体
    と、上記遮蔽体を上記導入孔に対して接離する方向に駆
    動することでその駆動量に応じて上記導入孔から上記処
    理槽内へ導入される清浄空気の量を制御する駆動手段
    と、上記遮蔽体に弾性的にスライド自在かつ揺動自在に
    支持された軸体と、この軸体の先端に設けられ上記遮蔽
    体が所定のストロ−ク以上駆動されると上記導入孔を閉
    塞するシ−ル体とから構成されていることを特徴とする
    請求項1記載の基板の処理装置。
  5. 【請求項5】 処理槽内に供給された基板を処理する処
    理装置において、上記処理槽に洗浄液を供給して上記基
    板を洗浄する洗浄液供給手段と、上記処理槽に上記洗浄
    液供給手段によって供給される洗浄液とほぼ同じ部位か
    ら気体を噴射して上記洗浄槽の内面に付着した洗浄液を
    吹き飛ばす気体供給手段とを具備したことを特徴とする
    基板の処理装置。
JP2686094A 1994-02-24 1994-02-24 基板の処理装置 Pending JPH07235522A (ja)

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