JPH0723543U - 窓貼り用遮光フィルム - Google Patents
窓貼り用遮光フィルムInfo
- Publication number
- JPH0723543U JPH0723543U JP6200493U JP6200493U JPH0723543U JP H0723543 U JPH0723543 U JP H0723543U JP 6200493 U JP6200493 U JP 6200493U JP 6200493 U JP6200493 U JP 6200493U JP H0723543 U JPH0723543 U JP H0723543U
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- light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 貼付作業が容易な窓貼り用遮光フィルムを得
る。 【構成】 透明支持体11の少なくとも片面に金属薄膜
層12を有する金属薄膜支持体1の両面に着色層2、
2’を介してプラスチックフィルム3、3’を積層し、
一方のプラスチックフィルム3の表面に粘着剤層5、離
型フィルム6を設け、もう一方のプラスチックフィルム
3’の表面にハードコート層7を設けた構成とする。
る。 【構成】 透明支持体11の少なくとも片面に金属薄膜
層12を有する金属薄膜支持体1の両面に着色層2、
2’を介してプラスチックフィルム3、3’を積層し、
一方のプラスチックフィルム3の表面に粘着剤層5、離
型フィルム6を設け、もう一方のプラスチックフィルム
3’の表面にハードコート層7を設けた構成とする。
Description
【0001】
本考案は一般に自動車の窓ガラスもしくは、ビルの窓ガラス等に貼付して、外 部からの射し込む太陽光を遮蔽したり室内のプライバシーを保護したり、ガラス の破損による二次災害を防止するための窓貼り用遮光フィルムに関する。
【0002】
従来、夏季における室内の冷房効果を向上するためや、外部から室内のプライ バシーを保護するためや、地震や台風、爆発や自動車事故により窓ガラスが割れ てガラスが飛散したりするのを防止するために、日照調節機能が付与された窓貼 り用遮光フィルムが自動車の窓ガラスやビルの窓ガラス等に貼付されている。 このような日照調節機能を付与した窓貼り用遮光フィルムとして、プラスチッ クフィルムに金属薄膜層を形成したメタライジングフィルムが使用されている。 このメタライジングフィルムは、金属が可視光〜赤外光域で高い反射率を持つこ とを利用して、夏季や冬季における冷暖房効果を向上させるというものである。
【0003】 しかし、このメタライジングフィルムは、日中において外部から見た際のギラ ツキによる反射公害という問題があるため、メタライジングフィルムの片面ある いは両面に着色樹脂層を設けることが提案されている。 このような窓貼り用遮光フィルムは、日照調節機能の他にガラスの飛散防止と いう重要な機能があり、この機能を高めるために窓ガラスに貼付するための粘着 剤層の膜厚をベースフィルムと同等あるいはベースフィルムより厚くすることが 要求されるようになった。 しかし、このように粘着剤層の厚さを厚くすると、フィルムの腰が弱くなり、 特に広い面積での取り扱いが難しくなり貼着時の作業に熟練を要していた。
【0004】
本考案は、上記問題点を解決するために提案されたものであり、ガラスの飛散 防止効果を高めるために厚い粘着剤層を有していても、フィルムの腰が弱くなる ことなく、貼着時の作業を容易に行うことのできる窓貼り用遮光フィルムを提供 することを目的とする。
【0005】
上記目的を達成する本考案の窓貼り用遮光フィルムは、透明支持体の少なくと も片面に金属薄膜層を有する金属薄膜支持体の両面に、着色層を介してプラスチ ックフィルムを積層したものである。 また、本考案の窓貼り用遮光フィルムは、前記窓貼り用遮光フィルムの一方の プラスチックフィルム上に粘着剤層を介して離型フィルムを積層したものである 。
【0006】 本考案の窓貼り用遮光フィルムの一実施例を図面を参照して説明する。なお、 本考案における「部」はすべて重量基準である。 図1は、本考案の窓貼り用遮光フィルムを示しており、金属薄膜支持体1の両 面に着色層2、2’、着色層2、2’上にプラスチックフィルム3、3’が積層 されて構成されている。
【0007】 金属薄膜支持体1は、透明支持体11と、透明支持体11の少なくとも片面に 設けられた金属薄膜層12からなる。 透明支持体11としては、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ リカーボネート、塩化ビニルなどのフィルムが使用される。厚さは、その使用用 途にもよるが、通常4〜188μmが好ましく使用される。 金属薄膜層12は、アルミニウム、ニッケル、銅、銀、金、パラジウムなどの 金属の単体あるいは合金、錫、シリコン、チタニウム、インジウム、ジルコニウ ムなどの酸化物を真空蒸着法などにより形成したものである。 金属薄膜支持体1は上記した材料を使用したものであれば何れも使用可能であ るが、例えばポリエステルフィルムにアルミニウムを蒸着したものなどが、コス ト、耐候性、貼付作業性等の点から好ましく使用される。
【0008】 着色層2、2’は、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル系樹脂、ニト ロセルロース、エポキシ系樹脂などの樹脂に着色剤を含有させて形成できる。 また、着色層2、2’に使用される着色剤としては、退色、変色などに問題が ないような染顔料を必要な色調に応じて選択して使用すればよい。 着色層2、2’の厚さとしては、その使用用途にもよるが、通常0.5〜20 μmの範囲が好ましい。 着色層2、2’と後述するプラスチックフィルム3、3’との接着が十分でな い場合には、着色層2、2’とプラスチックフィルム3、3’との間に接着剤層 4、4’を設けることができる(図2参照)。接着剤層4、4’としては、ウレ タン系樹脂、ポリエステル系樹脂等の粘着剤ないし接着剤を使用することができ る。
【0009】 プラスチックフィルム3、3’としては、透明なフィルムであれば良く、例え ばポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、塩化ビニ ルなどのフィルムが使用可能である。厚さとしては、その用途にもよるが、通常 4〜188μmの範囲が好ましい。
【0010】 これらの各層の積層方法としては、例えば金属薄膜支持体1上の両面に着色層 2、2’をバーコーティング、グラビアコーティング、ロールコーティング、ホ ットメルトコーティング等の公知の塗布方法により積層し、必要により片面に接 着剤層4、4’が設けられたプラスチックフィルム3、3’の接着剤層4、4’ 面と、前記着色層2、2’面とを、公知の貼着方法例えばドライラミネート法に より貼着することにより積層する方法などにより形成する。
【0011】 図3は、他の実施例を表すものであり、片面に金属蒸着層を有する金属薄膜支 持体1の両面に着色層2、2’を設け、プラスチックフィルム3、3’を積層し 、さらに一方のプラスチックフィルム3’上にはプラスチックフィルム表面のキ ズ防止等のためにハードコート層7を設け、また、もう一方のプラスチックフィ ルム3上には、貼付作業を容易とするために粘着剤層5および離型フィルム6を 積層して構成している。粘着剤層5の厚さは、その使用用途にもよるが通常20 〜50μmの範囲で使用される。
【0012】
[実施例1] 厚さ12μmのポリエステルフィルム(Tタイプ:ダイアホイルヘキスト社製 )の片面にアルミニウムを蒸着した金属薄膜支持体1の両面に、下記処方の着色 層用塗布液を塗布、乾燥して厚さ5μmの着色層2、2’を形成し、その着色層 2、2’上に厚さ6μmのポリエステルフィルム(Tタイプ:ダイアホイルヘキ スト社製)からなるプラスチックフィルム3、3’をラミネートし、さらに一方 のプラスチックフィルム3’上に1μmのハードコート層7を設け、もう一方の プラスチックフィルム3上に厚さ25μmの粘着剤層5(AR−2120:リキ ダイン社製)を介して離型フィルム6を積層して、厚さ60μm(離型フィルム を除く)の窓貼り用遮光フィルムを得た。
【0013】 着色層用塗布液: ポリエステル樹脂 100部 (バイロン#300:東洋紡積社製) 着色剤 5部 (スピロン・ブラックMH:保土谷化学工業社製) 酢酸エチル 100部 酢酸ブチル 100部 硬化剤 10部 (コロネートL:日本ポリウレタン工業社製)
【0014】 [比較例1] 厚さ25μmのポリエステルフィルム(Tタイプ:ダイアホイルヘキスト社製 )の片面にアルミニウムを蒸着した金属薄膜支持体の両面に、実施例1で使用し た着色層用塗布液を塗布、乾燥して厚さ5μmの着色層を形成し、一方の着色層 上に、厚さ25μmの粘着剤層(AR−2120:リキダイン社製)を介して離 型フィルムを積層して、厚さ60μm(離型フィルムを除く)の窓貼り用遮光フ ィルムを得た。
【0015】 上記実施例1及び比較例1で得られた窓貼り用遮光フィルムの離型フィルムを 剥がし、実際に窓貼り作業を行って作業性について比較したところ、実施例1で 得られた窓貼り用遮光フィルムは腰がありフィルムの取り扱いが非常に容易であ ったが、比較例1で得られた窓貼り用遮光フィルムはフィルムの腰が無くガラス の貼付作業が難しかった。
【0016】
上述のように構成してなる本考案の窓貼り用遮光フィルムは、金属蒸着層を有 しているため日照調節機能が良好であり、両面に着色層を有しているために屋内 外ともに反射によるギラツキがないものであり、また3枚のプラスチックフィル ムを貼り合わせた構造としたためフィルムに腰があり窓ガラスへの貼付時の作業 が非常に容易となるものである。さらに、2つの着色層の表面をプラスチックフ ィルムが保護する構成となるため着色層のキズや剥離もなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を表す断面図。
【図2】本考案の他の実施例を表す断面図。
【図3】本考案の他の実施例を表す断面図。
1・・・・・金属薄膜支持体 11・・・・透明支持体 12・・・・金属薄膜層 2、2’・・着色層 3、3’・・プラスチックフィルム 5・・・・・粘着剤層 6・・・・・離型フィルム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B60J 3/00 A
Claims (2)
- 【請求項1】窓ガラス等の表面に粘着剤を介して貼り付
けて使用される窓貼り用遮光フィルムであって、前記窓
貼り用遮光フィルムが透明支持体11の少なくとも片面
に金属薄膜層12を有する金属薄膜支持体1の両面に着
色層2、2’を介してプラスチックフィルム3、3’を
積層したものであることを特徴とする窓貼り用遮光フィ
ルム。 - 【請求項2】請求項1記載の窓貼り用遮光フィルムの片
面に粘着剤層5を介して離型フィルム6を積層したこと
を特徴とする窓貼り用遮光フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200493U JPH0723543U (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 窓貼り用遮光フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6200493U JPH0723543U (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 窓貼り用遮光フィルム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0723543U true JPH0723543U (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=13187581
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6200493U Pending JPH0723543U (ja) | 1993-10-13 | 1993-10-13 | 窓貼り用遮光フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723543U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014151563A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-08-25 | Nippon Zeon Co Ltd | 自着性シート |
JP2014163967A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Sumitomo Realty & Development Co Ltd | 窓ガラス及び異なる色の窓ガラスを使用した建築物 |
-
1993
- 1993-10-13 JP JP6200493U patent/JPH0723543U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014151563A (ja) * | 2013-02-08 | 2014-08-25 | Nippon Zeon Co Ltd | 自着性シート |
JP2014163967A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Sumitomo Realty & Development Co Ltd | 窓ガラス及び異なる色の窓ガラスを使用した建築物 |
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