JPH07234356A - 焦点検出装置 - Google Patents

焦点検出装置

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JPH07234356A
JPH07234356A JP6025505A JP2550594A JPH07234356A JP H07234356 A JPH07234356 A JP H07234356A JP 6025505 A JP6025505 A JP 6025505A JP 2550594 A JP2550594 A JP 2550594A JP H07234356 A JPH07234356 A JP H07234356A
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lens
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/28Systems for automatic generation of focusing signals
    • G02B7/34Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane
    • G02B7/346Systems for automatic generation of focusing signals using different areas in a pupil plane using horizontal and vertical areas in the pupil plane, i.e. wide area autofocusing

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】撮影画面の光軸上と光軸外に焦点検出領域を有
する焦点検出光学系を備えた焦点検出装置において、装
着する撮影レンズの射出瞳との不適合による焦点検出光
束のケラレを抑え、安定した焦点検出精度を有する焦点
検出装置を提供する。 【構成】焦点検出光学系を少なくとも2つ備え、各焦点
検出光学系において、撮影レンズによる像を1対の光電
変換素子列上に第二次像として形成し、該第二次像の相
対位置関係より撮影レンズの焦点検出を行なう焦点検出
装置において、撮影画面の光軸外に焦点検出領域を有す
る焦点検出光学系の対の絞り開口のコンデンサレンズに
よる逆投影を撮影レンズの光軸寄りに向け、光軸と交差
する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等に用いて最適
なTTL(Through The Lens)位相差検出方式による焦点
検出装置に関し、特に撮影レンズ像面内の複数領域での
合焦状態を検出する際に好適な焦点検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】カメラ等に用いられるTTL位相差検出
方式による焦点検出装置の基本構成を図14に示す。こ
の焦点検出装置は、撮影レンズ1の後方の光軸O上に、
順次配置された視野マスク20と、コンデンサレンズ3
0と、絞りマスク40と、再結像レンズ50と、光電変
換素子60とからなる。視野マスク20、コンデンサレ
ンズ30、絞りマスク40、再結像レンズ50および光
電変換素子60により焦点検出光学系が構成される。こ
の焦点検出光学系の射出瞳10は、コンデンサレンズ3
0を介して絞りマスク40と共役な位置に在る。図の例
では、撮影レンズ1の位置と重なっている。視野マスク
20は、予定結像面(フィルム等価面)近傍に位置す
る。
【0003】射出瞳10の分割された二つの領域10
1、102を透過した光束は、撮影レンズ1により、視
野マスク20近傍に被写体の第1次像を形成する。視野
マスク20により光束の抽出が行われ、コンデンサレン
ズ30への被写体からの光束が制限される。コンデンサ
レンズ30を透過した光束は、同様に不要な光束を制限
する絞りマスク40の開口401、402を経て、再結
像レンズ50の正レンズ部501、502により光電変
換素子列60の素子列601、602上に二次像として
再形成される。
【0004】つまり、撮影レンズ1により形成される一
次像の後方に、コンデンサレンズ30及び絞りマスク4
0と再結像レンズ50より成る再結像系によって、その
一次像と略相似な二つの二次像を1対の光電変換素子列
601,602上に再結像させ、両二次像の相対的な位
置関係に基づいて撮影レンズ1の焦点調節状態を検出す
る。1対の光電変換素子列601,602上の二つの二
次像は、撮影レンズ1の焦点調節状態に応じて、その相
対的な位置関係が変化する。例えば、両二次像は、ピン
トが視野マスク面より前方で合っている場合には、互い
に遠ざかり、後方で合っている場合には、互いに近づ
く。したがって、光電変換素子列601,602の両出
力を比較することにより、適正な合焦状態を検出するこ
とができる。
【0005】このような基本原理に基づく焦点検出装置
において従来一般には、前述のように、射出瞳10の位
置はコンデンサレンズ30を介して絞りマスク40と共
役な位置に在り、焦点検出光学系毎の固有な構成により
固定的に決まってしまう。
【0006】すなわち、射出瞳10の光束の透過する2
つの領域101、102は絞りマスク40の二つの開口
401、402のコンデンサレンズ30による逆投影像
になっているために、位置が固定され且つ互いに分離独
立した領域になっている。
【0007】焦点検出精度は2つの焦点検出光束の重心
の開き角、所謂重心開角に起因し、重心開角が大きくな
れば検出精度は向上する。
【0008】また、図13(A)(B)および次式に示
すように、焦点検出光学系の焦点調節量に対応する能
力、所謂デフォーカス検出範囲△Zは、焦点検出光束の
片側重心開角φ、焦点検出光学系の固有な構成により固
定的に決まってしまう射出瞳10と撮影レンズの予定焦
点面20との間の距離L、および第二次像の相対位置関
係を検索する範囲の撮影レンズの予定焦点面相当の片側
長さdによって決まる。
【0009】
【数1】
【0010】ここで、(A)は、d>0で無限遠側のデ
フォーカス検出範囲を表し、(B)は、d<0で近距離
側のデフォーカス検出範囲を表す。
【0011】以上より明らかに、焦点検出精度を向上さ
せるために焦点検出光束の重心開角を大きくして、さら
に比較的確保しにくい近距離側(d<0)のデフォーカ
ス検出範囲、つまり近距離側デフォーカス検出範囲の劣
化を回避するためには、射出瞳10を撮影レンズの予定
焦点面からより離れた位置に設定するような焦点検出光
学系の構成とする必要がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した焦点
検出装置では次のような問題点を生じている。
【0013】すなわち、実際に装着する撮影レンズの射
出瞳の位置は一定ではなく、撮影レンズの種類によって
様々で、コンデンサレンズ30を介して絞りマスク40
と共役な位置とは異なる場合が多い。
【0014】撮影レンズの実際の射出瞳位置が著しく異
なる場合は、撮影画面(予定焦点面)の光軸外でしかも
光軸より離れた位置に焦点検出領域を有する焦点検出光
学系について、撮影レンズの実際の射出瞳の光軸に関し
て極めて不対称な2つの領域を透過する光束を用いて焦
点検出を行わざるを得なくなり、そのため、2つの光束
の対称性が損なわれて開口効率による光束の一部欠損、
所謂ケラレが生じて焦点検出不能となることが生じる。
【0015】このような問題点を解決するために従来
は、たとえば特開昭63−284513号公報等から明
らかなように、撮影画面光軸外に焦点検出領域を有する
焦点検出光学系の対の絞り開口の配列方向に垂直な方向
の径を小さく構成して、共役関係にある射出瞳の2つの
分割領域の面積を小さくする方法が知られている。
【0016】しかし、この方法による改善は、撮影画面
光軸から離れた位置において光軸の円周方向に配置され
た焦点検出領域を有する焦点検出光学系に限定されるも
のであり、撮影画面光軸の径方向に配置された焦点検出
領域を有する焦点検出光学系については、何ら改善する
ものではない。
【0017】また、射出瞳の2つの分割領域の面積を小
さくしてしまうと、撮影画面に到達する焦点検出光束の
光量が減少してしまうため、焦点検出に係わる低輝度に
対応し得る能力の劣化を招いてしまう。
【0018】特開平1−288810号公報等において
は、撮影画面の中心部に焦点検出領域を有する焦点検出
光学系と、周辺部に焦点検出領域を有する焦点検出光学
系とで、射出瞳の2つの分割領域の重心間隔等を異なら
せる方法も提案されている。
【0019】しかし、前述の通り焦点検出精度は2つの
焦点検出光束の重心開角に依存するため、射出瞳の2つ
の分割領域の重心間隔を狭めると、撮影画面光軸外に焦
点検出領域を有する焦点検出光学系の焦点検出精度が、
撮影画面光軸上に焦点検出領域を有する焦点検出光学系
に比較して著しく劣化してしまう。また、この方法も、
撮影画面光軸から離れた位置において光軸の円周方向に
配置された焦点検出領域を有する焦点検出光学系に限定
されるものであり、撮影画面光軸の径方向に配置された
焦点検出領域を有する焦点検出光学系については、何ら
改善するものではない。
【0020】光軸外において径方向に配置された焦点検
出領域に関する問題に関して、図6に示した、従来技術
による焦点検出装置によりさらに説明する。この焦点検
出装置は、図14で説明したと同様に、撮影レンズの後
方の光軸O上に、順次配置された視野マスク22と、コ
ンデンサレンズ32と、絞りマスク42と、再結像レン
ズ52と、光電変換素子62とからなる。図の見やすさ
のため、視野マスク22と絞りマスク42とは光軸から
外れた位置に示してある。視野マスク22、コンデンサ
レンズ32、絞りマスク42、再結像レンズ52および
光電変換素子62により焦点検出光学系が構成される。
撮影画面の光軸上および光軸から外れた左右の位置の計
3箇所に焦点検出領域を有し、各箇所では、垂直方向に
伸びた焦点検出領域とこれに直交した水平方向に伸びた
焦点検出領域とを有する。したがって、この装置では、
実質的に6個の焦点検出光学系を有するものとみること
ができる。図上、Pa,Pb,Pcは、撮影レンズによ
って変わる射出瞳の実際の位置を示している。
【0021】各焦点検出光学系の射出瞳は、コンデンサ
レンズ32を介して絞りマスク42と共役な位置に在
る。図6の従来装置では、各焦点検出光学系についての
「共役な位置」は光軸O上の同一位置に存在する。この
場合、図7に示すように、最外側の焦点検出光線は、q
2、r2に相当し、実際の射出瞳Pa、Pb、Pcの外
側となる。すなわち、ケラレが生じる。なお、図7は、
比較のために本発明に関する光線束も記載されている
が、これについては後述する。
【0022】このようにして、光軸外の焦点検出領域に
対応する光束が実際の射出瞳Pa、Pb、Pcでケラレ
る状態を図8(A)(B)(C)に示す。図から分かる
ように、いずれの場合の光軸外の径方向に配置された焦
点検出領域について、その1対の光線束のうち一方のみ
についてケラレが生じている。これが、光軸外の径方向
の焦点検出領域に関しては適正な焦点検出が行なえない
ことの原因となっていた。
【0023】本発明は、このような従来の不具合に鑑み
てなされたもので、撮影画面の光軸上と光軸外に焦点検
出領域を有する焦点検出光学系を有する焦点検出装置に
おいて、装着する撮影レンズの射出瞳との不適合による
焦点検出光束のケラレを抑え、安定した焦点検出精度を
有する焦点検出装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明による焦点検出装置は、撮影レンズの予定焦点
面近傍に位置するコンデンサレンズと、該コンデンサレ
ンズの後方に設けられ、前記撮影レンズの瞳を2つの領
域に分割する1対の開口を有する絞りマスクと、該絞り
マスクの開口に対応する1対の再結像レンズとを有する
焦点検出光学系を少なくとも2つ備え、各焦点検出光学
系により前記撮影レンズによる像を1対の光電変換素子
列上に第二次像として形成し、該第二次像の相対位置関
係より前記撮影レンズの焦点検出を行なう焦点検出装置
において、前記少なくとも2つの焦点検出光学系は、前
記予定焦点面の光軸上に配置された第1の焦点検出領域
と、光軸外に配置された第2の焦点検出領域とを有し、
前記第2の焦点検出領域に対応する焦点検出光学系に係
るコンデンサレンズを介した絞りマスクの逆投影は、前
記撮影レンズの光軸と交差して、該光軸をはさんで当該
焦点検出領域と反対側で前記光軸から外れた位置に当該
絞り開口の像を形成することを特徴とする。
【0025】この焦点検出装置において、前記第2の焦
点検出領域に対応する焦点検出光学系に係るコンデンサ
レンズの光軸を偏心させる。または、前記第2の焦点検
出領域に対応する焦点検出光学系に係るコンデンサレン
ズの光軸を傾斜させる。
【0026】前記第2の焦点検出領域は、前記撮影レン
ズの光軸外において、該光軸の径方向に沿って配置され
たものであってもよい。
【0027】前記撮影レンズの予定焦点面の光軸外にお
いて、前記第2の焦点検出領域と略直交するように前記
撮影レンズの光軸の円周方向に沿って配置された第3の
焦点検出領域を有する第3の焦点検出光学系を備えてよ
い。
【0028】前記予定焦点面の光軸外に焦点検出領域を
有する焦点検出光学系は、そのコンデンサレンズから光
電変換素子列までの距離を、前記予定焦点面の光軸上に
焦点検出領域を有する焦点検出光学系の当該距離と異に
するものであってもよい。この場合、前記光軸外に焦点
検出領域を有する焦点検出光学系は、前記光軸上に焦点
検出領域を有する焦点検出光学系と、前記絞り開口の大
きさを異にするとともに前記絞り開口の逆投影像の大き
さを略等しくすることが好ましい。
【0029】前記光軸外に焦点検出領域を有する焦点検
出光学系のコンデンサレンズを介した絞りの共役点と、
前記光軸上に焦点検出領域を有する焦点検出光学系のコ
ンデンサレンズを介した絞りの共役点とは、前記光軸に
沿う方向に関して略同一位置に存在するものであっても
よい。
【0030】前記光軸外に焦点検出領域を有する焦点検
出光学系のコンデンサレンズを介した絞りの共役点と、
前記光軸上に焦点検出領域を有する焦点検出光学系のコ
ンデンサレンズを介した絞りの共役点とは、前記光軸に
沿う方向に関して異なる位置にあってもよい。
【0031】前記焦点検出光学系として、前記光軸上に
焦点検出領域を有する第1の焦点検出光学系と、該第1
の焦点検出光学系を挾んで前記光軸外にそれぞれ焦点検
出領域を有する第2および第3の焦点検出光学系とを備
え、該第2および第3の焦点検出光学系における当該コ
ンデンサレンズから光電変換素子列までの距離を、前記
第1の焦点検出光学系の当該距離より短く構成してもよ
い。
【0032】前記コンデンサレンズの前方の、前記撮影
レンズの予定結像面近傍に配置され、前記各焦点検出領
域を制限する開口を有する視野マスクをさらに備えても
よい。
【0033】少なくとも6個の焦点検出領域に対応した
6個の前記焦点検出光学系を備え、該6個の焦点検出領
域として、前記光軸上において十字型に配置された第1
の1対の焦点検出領域と、前記光軸外の一方において十
字型に配置された第2の1対の焦点検出領域領域と、光
軸に対して該第2の1対の焦点検出領域と反対側におい
て十字型に配置された第3の1対の焦点検出領域とを有
してもよい。
【0034】
【作用】本発明においては、射出瞳が撮影レンズの予定
焦点面からより離れた位置に在る焦点検出光学系を、撮
影画面の光軸外に焦点検出領域が在るように配置して、
対の絞り開口のコンデンサレンズによる逆投影を撮影レ
ンズの光軸寄りに向け、光軸と交差する構成とした。
【0035】すなわち、撮影画面の光軸外に焦点検出領
域を有する焦点検出光学系の対の絞り開口の外接円の中
心のコンデンサレンズによる逆投影が、実際に装着する
撮影レンズの射出瞳位置が多く分布する撮影レンズの光
軸上の位置付近で光軸と交差するようにしている。つま
り、撮影画面の光軸外に焦点検出領域の最も外側に対応
する対の焦点検出光束も、実際に装着する撮影レンズの
射出瞳位置が多く分布する撮影レンズの光軸上の位置付
近で光軸に対して略対称となるため、ケラレが回避され
る。
【0036】本発明は、特に、撮影画面光軸外において
その径方向に配置された焦点検出領域を有する焦点検出
光学系についても、ケラレを回避することが可能とな
る。従って、撮影画面の光軸外に配置される焦点検出領
域としても、撮影画面の水平、垂直方向、あるいはそれ
らが互いに交差する十字形のものを採用することができ
る。
【0037】また、撮影画面の光軸外の焦点検出光学系
の全長を光軸上の焦点検出光学系の全長と異なるような
構成を採ることにより、カメラボディ内の空間的余裕に
適合させ、焦点検出装置ひいてはカメラ全体の大型化を
回避することができる。
【0038】上述のような、射出瞳と絞りマスクとの共
役関係を構成するコンデンサレンズの使用倍率が焦点検
出光学系毎に異なる焦点検出装置においては、絞り開口
の大きさを全長の異なる焦点検出光学系毎に異ならせ、
撮影レンズの光軸上の任意の位置における絞り開口の逆
投影像の大きさが略等しい構成とすることにより、焦点
検出光学系毎の撮影画面に到達する焦点検出光束の光量
が略均一となり、各焦点検出光学系の焦点検出に係わる
低輝度に対応し得る能力を略同等に確保し得る。
【0039】また、光軸外の焦点検出光学系に係る射出
瞳と撮影レンズの予定焦点面間の距離Lを、光軸上の焦
点検出光学系に比較して長く構成することにより、近距
離側デフォーカス検出範囲を確保することが可能とな
る。
【0040】さらに、撮影画面の光軸上に焦点検出領域
を有する焦点検出光学系は、撮影レンズの軸外の不対称
な収差等の撮影が軽微で、光軸外の焦点検出光学系に比
較して焦点検出の信頼性が高いことから、光軸上の焦点
検出光学系の射出瞳と撮影レンズの予定焦点面間の距離
を長く構成して、より広範囲な近距離側デフォーカス検
出をさせることも可能である。
【0041】
【実施例】図1〜図5によって、本発明の第1の実施例
を説明する。
【0042】図1は、第1の実施例に係る焦点検出装置
の構成を示す。この焦点検出装置は、図6に示した焦点
検出装置と同様、撮影画面の光軸上および光軸外の2ヵ
所に、それぞれ水平、垂直の互いに直交する焦点検出領
域を有する。すなわち、各箇所の焦点検出光学系は、垂
直(縦)方向と、これに直交する水平(横)方向の二つ
の部分領域が結合したものであり、視野マスク21、絞
りマスク41、再結像レンズ51、光電変換素子61の
1つの焦点検出光学系に寄与する部分の垂直部分と水平
部分を有する。この意味では、図1の装置は計6個の焦
点検出光学系を有すると見ることができる(本明細書で
は、「焦点検出光学系」およびこれに対応する「焦点検
出領域」なる語を狭義ではこの意味で用いている。) 図15に、カメラのファインダ(図示せず)から見た場
合に、焦点検出領域が撮影画面に対してどのような関係
にあるかを示す。この例では、光軸O上に、十字型に直
交した垂直方向に伸びた焦点検出領域VLと、水平方向
に伸びた焦点検出領域HLとを有する。また、光軸Oか
ら外れた画面左側に十字型に直交した垂直方向に伸びた
焦点検出領域VMと、水平方向に伸びた焦点検出領域H
Mとを有する。さらに、光軸Oから外れた画面右側に十
字型に直交した垂直方向に伸びた焦点検出領域VNと、
水平方向に伸びた焦点検出領域HNとを有する。
【0043】図1に戻り、6個の焦点検出光学系は、視
野マスク21、コンデンサレンズ31、絞りマスク4
1、再結像レンズ51、および光電変換素子列61から
構成される。これらは、それぞれ個々の焦点検出光学系
に対応する部分を有する。
【0044】図2に、図1の視野マスク21を撮像レン
ズ側から見た拡大正面図を示す。視野マスク21は、撮
影レンズの予定焦点面近傍におかれ、撮影画面内で焦点
検出を行う領域を制限するものである。視野マスク21
は、3つの開口21L、21M、21Nを持つ。開口2
1Lは、撮影レンズの光軸O上におかれ、開口21M、
21Nは、撮影レンズの光軸Oから外れた位置におかれ
る。また、開口21L、21M、21Nは、それぞれ、
略長方形の垂直方向の開口212、214、216と、
水平方向の開口211、213、215とを重ねた十字
型をしている。1個の長方形の開口は、1つの焦点検出
領域に対応し、例えば開口212と211とは、交差
(直交)した2つの焦点検出領域に対応している。ま
た、開口213と、開口215は、撮影レンズの光軸外
において径方向に伸びた焦点検出領域に対応し、開口2
14と、開口216は、光軸外において円周方向に伸び
た焦点検出領域に対応している。
【0045】コンデンサレンズ51は、図1に示したよ
うに、3つの正レンズ部311、312、313からな
る。コンデンサレンズ31の正レンズ部311は、視野
マスク21の開口21Lに、正レンズ部312は開口2
1Mに、正レンズ部313は開口21Nにそれぞれ対応
し、コンデンサレンズ31は、視野マスク21により制
限された撮影レンズからの光束を集光する。
【0046】絞りマスク41は、図3に撮影レンズ側か
ら見たその拡大正面図を示すように、コンデンサレンズ
31の正レンズ部311に対応して光束を制限する開口
41L1、41L2、41L3、41L4(中央部41
L)と、正レンズ部312に対応して光束を制限する開
口41M1、41M2、41M3、41M4(側部41
M)と、正レンズ部313に対応して光束を制限する開
口41N1、41N2、41N3、41N4(側部41
N)の、12個の開口からなる。撮影レンズの光軸O上
において、コンデンサレンズ31の正レンズ部311か
らの光束は、絞りマスク41の開口41L1、41L2
と、開口41L3、41L4との直交する二方向に2つ
に分割される。同様に、撮影レンズの光軸O外におい
て、コンデンサレンズ31の正レンズ部312からの光
束は、絞りマスク41の開口41M1、41M2と、開
口41M3、41M4との直交する二方向に2つに分割
され、コンデンサレンズ31の正レンズ部313からの
光束は、絞りマスク41の開口41N1、41N2と、
開口41N3、41N4との直交する二方向に2つに分
割される。
【0047】再結像レンズ51は、図4に撮影レンズ側
から見たその拡大正面図を示すように、絞りマスク41
の開口41L1、41L2、41L3、41L4に対応
した正レンズ部51L1、51L2、51L3、51L
4(中央部51L)と、絞りマスク41の開口41M
1、41M2、41M3、41M4に対応した正レンズ
部51M1、51M2、51M3、51M4(側部51
M)と、絞りマスク41の開口41N1、41N2、4
1N3、41N4に対応した正レンズ部51N1、51
N2、51N3、51N4(側部51N)とからなる。
【0048】光電変換素子61は、図5に撮影レンズ側
から見たその拡大正面図を示すように、光電変換素子6
1の素子列61L1、61L2、61L3、61L4
(中央部61L)と、素子列61M1、61M2、61
M3、61M4(側部61M)と、素子列61N1、6
1N2、61N3、61N4(側部61N)とからな
る。絞りマスク41の開口41L,41M,41Nを通
った光束は、再結像レンズ51の正レンズ部51L,5
1M,51Nを通って、光電変換素子61の対応する素
子列に導かれる。
【0049】第1の実施例において特徴的なことは、撮
影レンズ(図示せず)の光軸外の焦点検出領域に対応す
る焦点検出光学系に係るコンデンサレンズを介した絞り
マスクの逆投影が、光軸と交差して、該光軸をはさんで
当該焦点検出領域と反対側で光軸から外れた位置に当該
絞り開口の像を形成することである。そのために、コン
デンサレンズ31の両外側に位置する正レンズ部31
2、313の光軸を、逆投影が内向するように偏心させ
る。
【0050】なお、本実施例では、各2対の絞り開口4
1L、41M、41Nのコンデンサレンズ31を介した
共役点11L、11M、11Nが、撮影レンズの光軸O
方向に関して略同一の位置に存在する。
【0051】再度、図7を参照する。本実施例による最
外側の焦点検出光線は、同図においてq1に相当し、従
来技術による最外側の焦点検出光線q2より内側に在
り、実際の射出瞳Pa、Pb、Pcの内側となる。さら
に内向する角度の最も大きい光線r1に関しても、射出
瞳Pa〜Pc付近の範囲では従来技術による光線r2よ
り内側で、射出瞳Pa、Pb、Pcの内側となるため、
ケラレが回避される。
【0052】このようにして、本発明により光軸外の焦
点検出領域に対応する光束について、撮影レンズの実際
の射出瞳Pa、Pb、Pcとの関係を図9(A)(B)
(C)に示す。いずれの位置においても、光束は、射出
瞳の内側を通過し、ケラレが回避されることが分かる。
【0053】本実施例の構成によれば、撮影画面光軸外
においてその径方向に配置された焦点検出領域を有する
焦点検出光学系についても、ケラレを回避することが可
能となる。従って、撮影画面の光軸外においても、その
焦点検出領域として、撮影画面の光軸から離れた位置に
おいても水平、垂直方向に交差する十字形のものを採用
することが可能になる。
【0054】図10によって、本発明の第2の実施例を
説明する。
【0055】第2の実施例は、撮影画面の光軸上、光軸
外に水平、垂直の互いに直交する焦点検出領域を有する
焦点検出光学系の絞りマスク43L、43M、43N、
再結像レンズ53L、53M、53N、光電変換素子列
63L、63M、63Nが各々別体に構成され、各2対
の絞り開口43L、43M、43Nのコンデンサレンズ
33を介した共役点13L、13M、13Nは、撮影レ
ンズの光軸O方向に関して略同一の位置に在る。また、
絞り開口の逆投影を内向させるために、コンデンサレン
ズ33の両外側に位置する正レンズ部332、333の
光軸を内側に傾けている。これ以外の構成は、第1の実
施例と同様である。
【0056】図10に示すように、本実施例では、撮影
画面の光軸外の焦点検出光学系の全長(換言すれば、視
野マスク23またはコンデンサレンズ33から光電変換
素子63までの距離)が光軸上の焦点検出光学系のそれ
より短くなるような構成としている。そのために、主に
射出瞳と絞りマスクとの共役関係を構成するコンデンサ
レンズの使用倍率を異ならせて、コンデンサレンズと絞
りの距離を焦点検出光学系毎に異ならせる。この構成に
より、焦点検出光学系の物理的構造をカメラボディ内の
空間的余裕に適合させ、焦点検出装置全体、ひいてはカ
メラの大型化を回避することができる。
【0057】また、これに伴い、絞りマスクの絞り開口
の大きさを全長の異なる焦点検出光学系毎に異ならせ、
撮影レンズの光軸上の任意の位置における絞り開口の逆
投影像の大きさが略等しい構成とすることが好ましい。
すなわち、中央の絞りマスク43Lの絞り開口を、両側
の絞りマスク43M,43Nの絞り開口より大きくす
る。この構成によれば、焦点検出光学系毎の撮影画面に
到達する焦点検出光束の光量が略均一となり、各焦点検
出光学系の焦点検出に係わる低輝度に対応し得る能力を
略同等に確保し得る。
【0058】図11によって、本発明の第3の実施例を
説明する。
【0059】第3の実施例は、第2の実施例と同様、撮
影画面の光軸上、光軸外に水平、垂直の互いに直交する
焦点検出領域を有する焦点検出光学系の絞りマスク44
L、44M、44N、再結像レンズ54L、54M、5
4N、光電変換素子列64L、64M、64Nが各々別
体に構成されている。しかし、第2の実施例と異なり、
撮影画面の光軸外に焦点検出領域を有する焦点検出光学
系の各2対の絞り開口44M、44Nのコンデンサレン
ズを介した共役点14M、14Nは、光軸上に焦点検出
領域を有する焦点検出光学系の2対の絞り開口44Lの
コンデンサレンズを介した共役点14Lに比較して、撮
影レンズの光軸Oに沿う方向に関して遠い位置に存在す
る。この構成は、コンデンサレンズの倍率を適性に設定
することにより可能である。また、この実施例において
も、中央の絞りマスク43Lの絞り開口を、両側の絞り
マスク43M,43Nの絞り開口より大きくしている。
【0060】本実施例は、次の点を考慮したものであ
る。すなわち、撮影画面の光軸外に焦点検出領域を配置
すると、撮影レンズの光軸外の不対称な収差等の制約に
よる焦点検出の信頼性から長い焦点検出領域を確保する
ことが困難となることがあり、図13における第二次像
の相対位置関係を検索する範囲の撮影レンズの予定焦点
面相当の片側長さdを長く確保することが出来なくな
り、デフォーカス検出範囲が狭くなってしまう。このよ
うな場合に、光軸外の焦点検出光学系に係る射出瞳と撮
影レンズの予定焦点面間の距離Lを、光軸上の焦点検出
光学系のそれに比較して長く構成することにより、同様
の近距離側デフォーカス検出範囲を確保することが可能
となる。
【0061】図12によって、本発明の第4の実施例を
説明する。
【0062】第4の実施例においても、撮影画面の光軸
上、光軸外に水平、垂直の互いに直交する焦点検出領域
を有する焦点検出光学系の絞りマスク45L、45M、
45N、再結像レンズ55L、55M、55N、光電変
換素子列65L、65M、65Nが各々別体に構成され
る。但し、撮影画面の光軸上に焦点検出領域を有する焦
点検出光学系の2対の絞り開口45Lのコンデンサレン
ズを介した共役点15Lは、光軸外に焦点検出領域を有
する焦点検出光学系の各2対の絞り開口45M、45N
のコンデンサレンズを介した共役点15M、15Nに比
較して、撮影レンズの光軸Oに沿う方向に関して遠い位
置に存在する。この点以外は、第3の実施例と同様であ
る。
【0063】本実施例は、次の点を考慮したものであ
る。すなわち、撮影画面の光軸上に焦点検出領域を有す
る焦点検出光学系は、撮影レンズの光軸外の不対称な収
差等の撮影が軽微で、光軸外の焦点検出光学系に比較し
て焦点検出の信頼性が高いことから、光軸上の焦点検出
光学系の射出瞳と撮影レンズの予定焦点面間の距離を長
く構成して、より広範囲な近距離側デフォーカス検出を
させたものである。
【0064】なお、図示しないが、焦点検出光学系のコ
ンデンサレンズと絞りの距離は同一であるが、絞りマス
クの逆投影像の位置が焦点検出光学系毎に異なる構成も
考えられる。この場合にも、共役関係を構成するコンデ
ンサレンズの使用倍率を焦点検出光学系毎に異ならせれ
ばよい。このような焦点検出装置においても、同様に絞
り開口の大きさを射出瞳の撮影レンズ光軸Oに沿う方向
に関する位置が異なる焦点検出光学系毎に異ならせ、撮
影レンズの光軸上の任意の位置における絞り開口の逆投
影像の大きさが略等しい構成とすることにより、各焦点
検出光学系の焦点検出に係わる低輝度に対応し得る能力
を略同等に確保し得る。
【0065】さらに、上述のコンデンサレンズの使用倍
率が焦点検出光学系毎に異なる構成に加えて、撮影画面
の光軸外に焦点検出領域を有する焦点検出光学系の対の
絞り開口のコンデンサレンズによる逆投影を撮影レンズ
の光軸寄りに向ける、あるいは絞りの逆投影を撮影レン
ズの光軸と交差させる構成とすることにより、本発明の
目的とするところの、撮影画面の光軸上、光軸外の焦点
検出光学系における、同等の焦点検出精度、近距離側デ
フォーカス検出範囲を得て、さらにケラレを回避するこ
とが可能となる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撮
影画面の光軸上と光軸外に焦点検出領域を有する焦点検
出光学系を備えた焦点検出装置において、撮影画面の光
軸外に焦点検出領域が在る焦点検出光学系の対の絞り開
口のコンデンサレンズによる逆投影を撮影レンズの光軸
寄りに向け、光軸と交差する構成とした。これによっ
て、焦点検出精度、近距離側デフォーカス検出範囲を十
分確保し、装着する撮影レンズの射出瞳との不適合によ
る焦点検出光束のケラレを抑え、安定した焦点検出精度
を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の構成を示す説明図。
【図2】第1の実施例に係る視野マスクの開口形状を示
す説明図。
【図3】第1の実施例に係る一体に形成された絞りマス
クの開口形状を示す説明図。
【図4】第1の実施例に係る一体に形成された再結像レ
ンズの形状を示す説明図。
【図5】第1の実施例に係る一体に形成された光電変換
素子列の形状を示す説明図。
【図6】従来技術による焦点検出装置の構成を示す説明
図。
【図7】本発明と従来技術によるケラレの状況差を示す
説明図。
【図8】従来技術における、実際の射出瞳Pa、Pb、
Pcでの焦点検出光束のケラレを示す説明図。
【図9】本発明における、実際の射出瞳Pa、Pb、P
cでの焦点検出光束のケラレ回避を示す説明図。
【図10】第2の実施例の構成を示す説明図。
【図11】第3の実施例の構成を示す説明図。
【図12】第4の実施例の構成を示す説明図。
【図13】無限遠側および近距離側デフォーカス検出範
囲の説明図。
【図14】焦点検出の原理を示す説明図。
【図15】ファインダから見た焦点検出領域の説明図。
【符号の説明】
11N,11L,11M…共役点 21,22,23,24,25…視野マスク 31,32,33,34,35…コンデンサレンズ 41,42,43,44,45…絞りマスク 51,52,53,54,55…結像レンズ 61,62,63,64,65…光電変換素子列 311,312,313…コンデンサレンズの正レンズ O…光軸 Pa,Pb,Pc…撮影レンズの射出瞳

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】撮影レンズの予定焦点面近傍に位置するコ
    ンデンサレンズと、該コンデンサレンズの後方に設けら
    れ、前記撮影レンズの瞳を2つの領域に分割する1対の
    開口を有する絞りマスクと、該絞りマスクの開口に対応
    する1対の再結像レンズとを有する焦点検出光学系を少
    なくとも2つ備え、各焦点検出光学系により前記撮影レ
    ンズによる像を1対の光電変換素子列上に第二次像とし
    て形成し、該第二次像の相対位置関係より前記撮影レン
    ズの焦点検出を行なう焦点検出装置において、 前記少なくとも2つの焦点検出光学系は、前記予定焦点
    面の光軸上に配置された第1の焦点検出領域と、光軸外
    に配置された第2の焦点検出領域とを有し、 前記第2の焦点検出領域に対応する焦点検出光学系に係
    るコンデンサレンズを介した絞りマスクの逆投影は、前
    記撮影レンズの光軸と交差して、該光軸をはさんで当該
    焦点検出領域と反対側で前記光軸から外れた位置に当該
    絞り開口の像を形成することを特徴とする焦点検出装
    置。
  2. 【請求項2】前記第2の焦点検出領域に対応する焦点検
    出光学系に係るコンデンサレンズの光軸を偏心させたこ
    とを特徴とする請求項1記載の焦点検出装置。
  3. 【請求項3】前記第2の焦点検出領域に対応する焦点検
    出光学系に係るコンデンサレンズの光軸を傾斜させたこ
    とを特徴とする請求項1記載の焦点検出装置。
  4. 【請求項4】前記第2の焦点検出領域は、前記撮影レン
    ズの光軸外において、該光軸の径方向に沿って配置され
    たことを特徴とする請求項1記載の焦点検出装置。
  5. 【請求項5】前記撮影レンズの予定焦点面の光軸外にお
    いて、前記第2の焦点検出領域と略直交するように前記
    撮影レンズの光軸の円周方向に沿って配置された第3の
    焦点検出領域を有する第3の焦点検出光学系を備えたこ
    とを特徴とする請求項4記載の焦点検出装置。
  6. 【請求項6】前記予定焦点面の光軸外に焦点検出領域を
    有する焦点検出光学系は、そのコンデンサレンズから光
    電変換素子列までの距離を、前記予定焦点面の光軸上に
    焦点検出領域を有する焦点検出光学系の当該距離と異に
    することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載さ
    れた焦点検出装置。
  7. 【請求項7】前記光軸外に焦点検出領域を有する焦点検
    出光学系は、前記光軸上に焦点検出領域を有する焦点検
    出光学系と、前記絞り開口の大きさを異にするとともに
    前記絞り開口の逆投影像の大きさを略等しくすることを
    特徴とする請求項6記載の焦点検出装置。
  8. 【請求項8】前記光軸外に焦点検出領域を有する焦点検
    出光学系のコンデンサレンズを介した絞りの共役点と、
    前記光軸上に焦点検出領域を有する焦点検出光学系のコ
    ンデンサレンズを介した絞りの共役点とは、前記光軸に
    沿う方向に関して略同一位置にあることを特徴とする請
    求項1〜7記載の焦点検出装置。
  9. 【請求項9】前記光軸外に焦点検出領域を有する焦点検
    出光学系のコンデンサレンズを介した絞りの共役点と、
    前記光軸上に焦点検出領域を有する焦点検出光学系のコ
    ンデンサレンズを介した絞りの共役点とは、前記光軸に
    沿う方向に関して異なる位置にあることを特徴とする請
    求項6または7記載の焦点検出装置。
  10. 【請求項10】前記焦点検出光学系として、前記光軸上
    に焦点検出領域を有する第1の焦点検出光学系と、該第
    1の焦点検出光学系を挾んで前記光軸外にそれぞれ焦点
    検出領域を有する第2および第3の焦点検出光学系とを
    備え、該第2および第3の焦点検出光学系における当該
    コンデンサレンズから光電変換素子列までの距離を、前
    記第1の焦点検出光学系の当該距離より短く構成したこ
    とを特徴とする請求項6〜9のいずれかに記載の焦点検
    出装置。
  11. 【請求項11】前記コンデンサレンズの前方の、前記撮
    影レンズの予定結像面近傍に配置され、前記各焦点検出
    領域を制限する開口を有する視野マスクをさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜10記載の焦点検出装置。
  12. 【請求項12】少なくとも6個の焦点検出領域に対応し
    た6個の前記焦点検出光学系を備え、該6個の焦点検出
    領域として、前記光軸上において十字型に配置された第
    1の1対の焦点検出領域と、前記光軸外の一方において
    十字型に配置された第2の1対の焦点検出領域領域と、
    光軸に対して該第2の1対の焦点検出領域と反対側にお
    いて十字型に配置された第3の1対の焦点検出領域とを
    有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記
    載の焦点検出装置。
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