JPH0723344A - 磁気記録再生装置 - Google Patents
磁気記録再生装置Info
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- JPH0723344A JPH0723344A JP5145895A JP14589593A JPH0723344A JP H0723344 A JPH0723344 A JP H0723344A JP 5145895 A JP5145895 A JP 5145895A JP 14589593 A JP14589593 A JP 14589593A JP H0723344 A JPH0723344 A JP H0723344A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 回転シリンダー上に固定されたヘッドを用い
て同一トラックを複数回再生し、出力信号の画質の良い
部分だけをメモリ上で合成することでスロー再生を行
う。 【構成】 回転シリンダー上に固定されたヘッドを用い
て記録再生を行う磁気記録再生装置で再生された画面２
画面分を記憶するメモリとメモリの書き込み制御回路と
画質識別回路を有し、テープをスロー送りし同一トラッ
クを複数回再生し、そのトレースごとの画質の良い部分
だけをメモリ上でつないでゆき、１枚の画像が完成する
度に出力する事で、シリンダー上のヘッドを圧伝素子な
どを用いて変位させる事無しにノイズの無いスロー再生
を行う。
て同一トラックを複数回再生し、出力信号の画質の良い
部分だけをメモリ上で合成することでスロー再生を行
う。 【構成】 回転シリンダー上に固定されたヘッドを用い
て記録再生を行う磁気記録再生装置で再生された画面２
画面分を記憶するメモリとメモリの書き込み制御回路と
画質識別回路を有し、テープをスロー送りし同一トラッ
クを複数回再生し、そのトレースごとの画質の良い部分
だけをメモリ上でつないでゆき、１枚の画像が完成する
度に出力する事で、シリンダー上のヘッドを圧伝素子な
どを用いて変位させる事無しにノイズの無いスロー再生
を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は磁気テープに映像信号を
記録再生する磁気記録再生装置に関する。
記録再生する磁気記録再生装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年、磁気記録再生装置において通常再
生画のみならず特殊再生画の画質が重要視される場合が
多くなってきた。現在、最も多く使われているテープを
用いた磁気記録再生装置（以下ＶＴＲと略称す）は回転
ドラムに磁気テープを巻き付けて、磁気テープの長手方
向に対してある角度を持たせたトラック上に映像信号を
記録している。（以下この方式をヘリカルスキャン方式
と呼ぶ。）ヘリカルスキャン方式のＶＴＲにおいてスロ
ーモション再生を行った場合、記録したトラックの傾き
と再生ヘッドの軌跡が一致せず、時間軸のずれや画面の
一部の信号対雑音比が劣化したりする。このため安定し
たスローモーション画を得るために、簡易的には磁気テ
ープ間欠に送って静止画再生を繰り返したり、また、完
全なスローモーション画を得るためには、ドラムに取り
付けたヘッドをドラムの回転方向に対して垂直に可動さ
せ、記録されたトラック上を正確にトレースするように
制御したりする必要がある。
生画のみならず特殊再生画の画質が重要視される場合が
多くなってきた。現在、最も多く使われているテープを
用いた磁気記録再生装置（以下ＶＴＲと略称す）は回転
ドラムに磁気テープを巻き付けて、磁気テープの長手方
向に対してある角度を持たせたトラック上に映像信号を
記録している。（以下この方式をヘリカルスキャン方式
と呼ぶ。）ヘリカルスキャン方式のＶＴＲにおいてスロ
ーモション再生を行った場合、記録したトラックの傾き
と再生ヘッドの軌跡が一致せず、時間軸のずれや画面の
一部の信号対雑音比が劣化したりする。このため安定し
たスローモーション画を得るために、簡易的には磁気テ
ープ間欠に送って静止画再生を繰り返したり、また、完
全なスローモーション画を得るためには、ドラムに取り
付けたヘッドをドラムの回転方向に対して垂直に可動さ
せ、記録されたトラック上を正確にトレースするように
制御したりする必要がある。
【０００３】図４に従来のヘッドを可動させる機構を有
したＶＴＲの再生系のブロック図を示す。図４におい
て、４０１は磁気テープ、４０２は磁気ヘッド、４０３
はプリアンプ、４０４は映像信号再生回路、４０５はヘ
ッド駆動機構、４０６はヘッド駆動回路、４０７はレベ
ル検出回路、４０８は制御回路である。図４のＶＴＲに
おいてスローモーション再生を行うとき、磁気テープ４
０１に記録された映像信号を磁気ヘッド４０２で再生
し、プリアンプ４０３で出力を増幅し、映像信号再生回
路４０４で映像信号に復調する。また、プリアンプ４０
３の出力をレベル検出回路４０７でその信号レベルに相
当する信号に変換し、レベル検出回路４０７の出力信号
を最大にするように制御回路４０８で磁気ヘッド４０２
の高さを制御する制御信号を作り、制御回路４０８の出
力信号をヘッド駆動回路４０６に入力し、磁気ヘッド４
０２が取り付けられたヘッド駆動機構４０５でドラムに
取り付けた磁気ヘッド４０２をドラムの回転方向に対し
て垂直に可動させる。その結果として磁気ヘッドを記録
されたトラック上を正確にトレースさせることができ
る。
したＶＴＲの再生系のブロック図を示す。図４におい
て、４０１は磁気テープ、４０２は磁気ヘッド、４０３
はプリアンプ、４０４は映像信号再生回路、４０５はヘ
ッド駆動機構、４０６はヘッド駆動回路、４０７はレベ
ル検出回路、４０８は制御回路である。図４のＶＴＲに
おいてスローモーション再生を行うとき、磁気テープ４
０１に記録された映像信号を磁気ヘッド４０２で再生
し、プリアンプ４０３で出力を増幅し、映像信号再生回
路４０４で映像信号に復調する。また、プリアンプ４０
３の出力をレベル検出回路４０７でその信号レベルに相
当する信号に変換し、レベル検出回路４０７の出力信号
を最大にするように制御回路４０８で磁気ヘッド４０２
の高さを制御する制御信号を作り、制御回路４０８の出
力信号をヘッド駆動回路４０６に入力し、磁気ヘッド４
０２が取り付けられたヘッド駆動機構４０５でドラムに
取り付けた磁気ヘッド４０２をドラムの回転方向に対し
て垂直に可動させる。その結果として磁気ヘッドを記録
されたトラック上を正確にトレースさせることができ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の磁気記録再
生装置では、ヘッドを特殊な機構を用いて可動させるた
め価格が高くなり、信頼性を高めるのが困難であったり
する。又、簡易的に間欠送りでスローモーション再生を
行う場合、逆方向でノイズが出てしまう。また、間欠送
りをそれほど早く行うことができないため通常再生の５
分の１速度程度迄が限界である。
生装置では、ヘッドを特殊な機構を用いて可動させるた
め価格が高くなり、信頼性を高めるのが困難であったり
する。又、簡易的に間欠送りでスローモーション再生を
行う場合、逆方向でノイズが出てしまう。また、間欠送
りをそれほど早く行うことができないため通常再生の５
分の１速度程度迄が限界である。
【０００５】本発明は上記の問題点を解決し、特殊な可
動機構を用いたヘッドを用いず比較的早い速度のスロー
モーション再生を可能にする磁気記録再生装置を提供す
るのを目的とする。
動機構を用いたヘッドを用いず比較的早い速度のスロー
モーション再生を可能にする磁気記録再生装置を提供す
るのを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明では、各々１フィールド分の画像情報を記憶す
る容量を持つ２個のメモリと、前記メモリの書き込み及
び読み出しを制御するメモリ制御手段と、再生された再
生映像信号を前記メモリへ供給する再生映像信号供給手
段と、前記再生映像信号の画質の良い部分を判別してそ
の判断結果を前記メモリ制御手段に供給する画質判別手
段と、磁気テープを送るテープ送り機構とを有するもの
である。
に本発明では、各々１フィールド分の画像情報を記憶す
る容量を持つ２個のメモリと、前記メモリの書き込み及
び読み出しを制御するメモリ制御手段と、再生された再
生映像信号を前記メモリへ供給する再生映像信号供給手
段と、前記再生映像信号の画質の良い部分を判別してそ
の判断結果を前記メモリ制御手段に供給する画質判別手
段と、磁気テープを送るテープ送り機構とを有するもの
である。
【０００７】
【作用】上記の構成によって、テープ送り機構が磁気テ
ープを通常再生時の速度より遅い速度で連続して正方向
もしくは逆方向に送るとき、メモリ制御手段は、画質判
別手段の判別結果により、複数トラック分の画質の良い
部分をつなぎ合わせて１フィールドの画像を構成するよ
うにメモリの一方に対して書き込みを制御すると同時
に、前記メモリの他方に対して読み出し動作を行うよう
読み出しを制御することにより、特殊な可動機構を持っ
たヘッドを用いることなく、高画質のスローモーション
再生が可能になる。
ープを通常再生時の速度より遅い速度で連続して正方向
もしくは逆方向に送るとき、メモリ制御手段は、画質判
別手段の判別結果により、複数トラック分の画質の良い
部分をつなぎ合わせて１フィールドの画像を構成するよ
うにメモリの一方に対して書き込みを制御すると同時
に、前記メモリの他方に対して読み出し動作を行うよう
読み出しを制御することにより、特殊な可動機構を持っ
たヘッドを用いることなく、高画質のスローモーション
再生が可能になる。
【０００８】
【実施例】図１に本発明の一実施例のＶＴＲの再生系の
ブロック図を示す。図１において１０１は磁気テープ、
１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄは磁気ヘッド
である。磁気ヘッド１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１
０２ｄのドラム上での位置を図２に示す。１０３ａ、１
０３ｂ、１０３ｃ、１０３ｄはプリアンプ、１０４はプ
リアンプ選択回路、１０５は映像信号復調回路、１０６
は同期分離回路、１０７は書き込みクロック及びアドレ
ス発生回路、１０８はフレーミング検出回路、１０９は
フレーミング訂正回路、１１０は画質判別回路、１１１
はメモリ書き込み読みだし制御回路、１１２ａ、１１２
ｂはメモリ、１１３はメモリ選択回路、１１４は読みだ
しクロック及びアドレス発生回路である。
ブロック図を示す。図１において１０１は磁気テープ、
１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄは磁気ヘッド
である。磁気ヘッド１０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１
０２ｄのドラム上での位置を図２に示す。１０３ａ、１
０３ｂ、１０３ｃ、１０３ｄはプリアンプ、１０４はプ
リアンプ選択回路、１０５は映像信号復調回路、１０６
は同期分離回路、１０７は書き込みクロック及びアドレ
ス発生回路、１０８はフレーミング検出回路、１０９は
フレーミング訂正回路、１１０は画質判別回路、１１１
はメモリ書き込み読みだし制御回路、１１２ａ、１１２
ｂはメモリ、１１３はメモリ選択回路、１１４は読みだ
しクロック及びアドレス発生回路である。
【０００９】図１のＶＴＲにおいて磁気テープ１０１に
記録された信号は、磁気ヘッド１０２ａ、１０２ｂ、１
０２ｃ、１０２ｄで再生される。各磁気ヘッド１０２
ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄで再生された信号を
プリアンプ１０３ａ、１０３ｂ、１０３ｃ、１０３ｄで
それぞれ増幅する。プリアンプ１０３ａ、１０３ｂ、１
０３ｃ、１０３ｄの出力信号のうち必要な信号をプリア
ンプ選択回路１０４で選択し、映像信号復調回路１０５
で映像信号に復調する。映像信号復調回路１０５の出力
信号から同期分離回路１０６で同期信号を分離し、同期
信号分離回路１０６の出力信号を基準に書き込みクロッ
ク及びアドレス発生回路１０７でメモリ１１２ａ、１１
２ｂの書き込みクロックとアドレス信号を発生させる。
記録された信号は、磁気ヘッド１０２ａ、１０２ｂ、１
０２ｃ、１０２ｄで再生される。各磁気ヘッド１０２
ａ、１０２ｂ、１０２ｃ、１０２ｄで再生された信号を
プリアンプ１０３ａ、１０３ｂ、１０３ｃ、１０３ｄで
それぞれ増幅する。プリアンプ１０３ａ、１０３ｂ、１
０３ｃ、１０３ｄの出力信号のうち必要な信号をプリア
ンプ選択回路１０４で選択し、映像信号復調回路１０５
で映像信号に復調する。映像信号復調回路１０５の出力
信号から同期分離回路１０６で同期信号を分離し、同期
信号分離回路１０６の出力信号を基準に書き込みクロッ
ク及びアドレス発生回路１０７でメモリ１１２ａ、１１
２ｂの書き込みクロックとアドレス信号を発生させる。
【００１０】また、同期信号分離回路１０６の出力信号
をもとにフレーミング検出回路１０８で映像信号の第一
フィールドか第２フィールドかを判別する。フレーミン
グ訂正回路１０９は、フレーミング検出回路１０８の出
力がノイズで誤動作し、同一トラックを再生しているに
も関わらず変化した場合は、再生しているトラックが変
化するまでフレーミング検出信号を固定し、または、再
生しているトラックが変化したにも関わらず状態が変化
しない場合に、フレーミング判別信号を以前と反対に切
り替える。なお、どちらのトラックを再生しているか
は、フレーミング訂正回路１０９に供給されるヘッド切
り換え信号およびコントロールパルスで判断される。同
期分離回路１０６の出力信号を画質判別回路１１０で監
視し、同期信号がドロップアウトなどで乱され、正常で
ない場合はメモリにそのときの磁気ヘッドで再生された
映像信号を書き込まないように制御する。
をもとにフレーミング検出回路１０８で映像信号の第一
フィールドか第２フィールドかを判別する。フレーミン
グ訂正回路１０９は、フレーミング検出回路１０８の出
力がノイズで誤動作し、同一トラックを再生しているに
も関わらず変化した場合は、再生しているトラックが変
化するまでフレーミング検出信号を固定し、または、再
生しているトラックが変化したにも関わらず状態が変化
しない場合に、フレーミング判別信号を以前と反対に切
り替える。なお、どちらのトラックを再生しているか
は、フレーミング訂正回路１０９に供給されるヘッド切
り換え信号およびコントロールパルスで判断される。同
期分離回路１０６の出力信号を画質判別回路１１０で監
視し、同期信号がドロップアウトなどで乱され、正常で
ない場合はメモリにそのときの磁気ヘッドで再生された
映像信号を書き込まないように制御する。
【００１１】メモリ書き込み読みだし制御回路１１１
は、メモリ１１２ａ、メモリ１１２ｂのどちらに現在再
生されている映像信号を書き込むかを、コントロールパ
ルスとヘッド切り替え信号の位相と画質判別回路１１０
の出力とフレーミング訂正回路１０９の出力とから判断
する。また、メモリ選択回路１１３を制御し、どちらの
メモリから信号を出力するかを選択する。さらに、プリ
アンプ１０３ａ、１０３ｂ、１０３ｃ、１０３ｄの出力
信号のうち必要な信号をプリアンプ選択回路１０４で選
択するための制御信号も出力する。読みだしクロック及
びアドレス発生回路１１４は基準信号に同期してメモリ
から信号を読みだすためのクロックとアドレス信号を発
生する。
は、メモリ１１２ａ、メモリ１１２ｂのどちらに現在再
生されている映像信号を書き込むかを、コントロールパ
ルスとヘッド切り替え信号の位相と画質判別回路１１０
の出力とフレーミング訂正回路１０９の出力とから判断
する。また、メモリ選択回路１１３を制御し、どちらの
メモリから信号を出力するかを選択する。さらに、プリ
アンプ１０３ａ、１０３ｂ、１０３ｃ、１０３ｄの出力
信号のうち必要な信号をプリアンプ選択回路１０４で選
択するための制御信号も出力する。読みだしクロック及
びアドレス発生回路１１４は基準信号に同期してメモリ
から信号を読みだすためのクロックとアドレス信号を発
生する。
【００１２】図１のＶＴＲにおいて、通常再生の１／２
倍速より遅い速度で磁気テープを送ることで、映像信号
が記録されたテープ上の同一トラックを少なくとも２回
以上再生する事が出来る。前記動作で再生された映像信
号の画質の良い部分を選択し、メモリ書き込み読みだし
制御回路１１１でメモリ１１２ａまたはメモリ１１２ｂ
の一方を用いて、前記画質が良いと判断した部分画像
を、メモリ上に書き込みクロック及びアドレス発生回路
１０７の制御する位置に書き込む。
倍速より遅い速度で磁気テープを送ることで、映像信号
が記録されたテープ上の同一トラックを少なくとも２回
以上再生する事が出来る。前記動作で再生された映像信
号の画質の良い部分を選択し、メモリ書き込み読みだし
制御回路１１１でメモリ１１２ａまたはメモリ１１２ｂ
の一方を用いて、前記画質が良いと判断した部分画像
を、メモリ上に書き込みクロック及びアドレス発生回路
１０７の制御する位置に書き込む。
【００１３】磁気テープ１０１は通常再生より遅く送ら
れているため、前述の画質の良いと判断できる部分画像
の位置が各トレースごとに異なるため、あるトラックを
再生し始めてから次のトラックに移動するまで、各トレ
ースごとに前記動作を繰り返す事で、画像をメモリ上で
つなぎ合わせ、１フィールドの画像を構成した後、前記
つなぎ合わせた画像を出力画像として、次の１フィール
ドの画像を他方のメモリ上で前記と同様につなぎ合わせ
て構成している間出力することで、ノイズの無いスロー
モーション再生を行うことができる。
れているため、前述の画質の良いと判断できる部分画像
の位置が各トレースごとに異なるため、あるトラックを
再生し始めてから次のトラックに移動するまで、各トレ
ースごとに前記動作を繰り返す事で、画像をメモリ上で
つなぎ合わせ、１フィールドの画像を構成した後、前記
つなぎ合わせた画像を出力画像として、次の１フィール
ドの画像を他方のメモリ上で前記と同様につなぎ合わせ
て構成している間出力することで、ノイズの無いスロー
モーション再生を行うことができる。
【００１４】図３に４分の１倍速の時の再生信号の例を
示す。図３に示すように、各トレースにおける出力の大
きい部分ａ、ｂ、ｃ、ｄを前述の画質の良い部分とみな
し、順次メモリ上でつなぎ１画像を構成する。また図１
の構成に於て、前記のメモリ１１２ａを第一フィールド
用、メモリ１１２ｂを第二フィールド用とし、再生され
た信号が第一フィールドの場合は第一フィールド用のメ
モリ１１２ａに書き込み、第二フィールドの場合は第二
フィールド用のメモリ１１２ｂに書き込む。このように
すると、読みだしているメモリがどちらかという情報だ
けでその画像のフレーミングが判別できる。
示す。図３に示すように、各トレースにおける出力の大
きい部分ａ、ｂ、ｃ、ｄを前述の画質の良い部分とみな
し、順次メモリ上でつなぎ１画像を構成する。また図１
の構成に於て、前記のメモリ１１２ａを第一フィールド
用、メモリ１１２ｂを第二フィールド用とし、再生され
た信号が第一フィールドの場合は第一フィールド用のメ
モリ１１２ａに書き込み、第二フィールドの場合は第二
フィールド用のメモリ１１２ｂに書き込む。このように
すると、読みだしているメモリがどちらかという情報だ
けでその画像のフレーミングが判別できる。
【００１５】また図１の構成に於て、隣合うトラック毎
にヘッドのアジマスを変えて記録されたＶＨＳフォーマ
ットのテープを再生する場合でも、異なったアジマス角
を持つヘッド対１０２ａ、１０２ｄと、もう一組の異な
ったアジマス角を持つヘッド対１０２ｂ、１０２ｃとを
ドラム上で１８０度対向する位置に配し、同一トラック
を再生するとき、そのトラックのアジマスと同じアジマ
スを持つヘッドに対応したプリアンプの出力をプリアン
プ選択回路１０４で選択することで、同一トラックを再
生する回数が同じテープ速度で２個のヘッドで再生する
場合より増え、より画質のよい部分をメモリ上でつなぐ
ことができる。
にヘッドのアジマスを変えて記録されたＶＨＳフォーマ
ットのテープを再生する場合でも、異なったアジマス角
を持つヘッド対１０２ａ、１０２ｄと、もう一組の異な
ったアジマス角を持つヘッド対１０２ｂ、１０２ｃとを
ドラム上で１８０度対向する位置に配し、同一トラック
を再生するとき、そのトラックのアジマスと同じアジマ
スを持つヘッドに対応したプリアンプの出力をプリアン
プ選択回路１０４で選択することで、同一トラックを再
生する回数が同じテープ速度で２個のヘッドで再生する
場合より増え、より画質のよい部分をメモリ上でつなぐ
ことができる。
【００１６】また、図１の構成に於て、書き込みは再生
された信号から分離した同期信号を基準にしメモリに書
き込み、読み出しは基準となる信号を基にしてメモリか
ら読み出すので再生信号の時間軸変化の補正を同時に行
える。また、再生された信号と基準となる信号が共に第
一フィールドの場合、共に第二フィールドの場合、再生
された信号が第一フィールド、基準となる信号が第二フ
ィールドの場合、再生された信号が第二フィールド、基
準となる信号が第一フィールドの場合で、それぞれメモ
リからの基準信号に対するメモリの読み出しタイミング
を２分の１ライン分変化させることで、インタレースの
関係を補正する。
された信号から分離した同期信号を基準にしメモリに書
き込み、読み出しは基準となる信号を基にしてメモリか
ら読み出すので再生信号の時間軸変化の補正を同時に行
える。また、再生された信号と基準となる信号が共に第
一フィールドの場合、共に第二フィールドの場合、再生
された信号が第一フィールド、基準となる信号が第二フ
ィールドの場合、再生された信号が第二フィールド、基
準となる信号が第一フィールドの場合で、それぞれメモ
リからの基準信号に対するメモリの読み出しタイミング
を２分の１ライン分変化させることで、インタレースの
関係を補正する。
【００１７】なお、上記の実施例はアジマス記録された
テープを再生する場合を示しているが、アジマス角を付
けずに記録するフォーマットのＶＴＲでは、２つのヘッ
ドと２つのプリアンプで上述の動作を行うことが可能な
のは言うまでもない。
テープを再生する場合を示しているが、アジマス角を付
けずに記録するフォーマットのＶＴＲでは、２つのヘッ
ドと２つのプリアンプで上述の動作を行うことが可能な
のは言うまでもない。
【００１８】
【発明の効果】本発明の構成によって、特殊な可動機構
を持ったヘッドを用いることなく、正逆方向とも、通常
再生の２分の１倍の速度まで高画質のスローモーション
再生が可能な磁気記録再生装置を提供できる。
を持ったヘッドを用いることなく、正逆方向とも、通常
再生の２分の１倍の速度まで高画質のスローモーション
再生が可能な磁気記録再生装置を提供できる。
【図１】本発明の一実施例の映像記録再生装置の再生系
の構成を示すブロック図
の構成を示すブロック図
【図２】本発明の一実施例の映像記録再生装置のドラム
上の磁気ヘッド位置を示す図
上の磁気ヘッド位置を示す図
【図３】本発明の一実施例の再生信号の例を示す図
【図４】従来の映像記録再生装置の再生系の構成を示す
ブロック図
ブロック図
１０１ 磁気テープ １０２ａ、１０２ｂ、１０２ｃ，１０２ｄ 磁気ヘッド １０３ａ、１０３ｂ，１０３ｃ，１０３ｄ プリアンプ １０４ プリアンプ選択回路 １０５ 映像信号復調回路 １０６ 同期分離回路 １０７ 書き込みクロック及びアドレス発生回路 １０８ フレーミング検出回路 １０９ フレーミング訂正回路 １１０ 画質判別回路 １１１ メモリ書き込み読みだし制御回路 １１２ａ、１１２ｂ メモリ １１３ メモリ選択回路 １１４ 読みだしクロック及びアドレス発生回路
Claims (6)
- 【請求項１】 回転ドラム上の１８０度対向する位置に
磁気ヘッドを配置し磁気テープに映像信号を記録再生す
る磁気記録再生装置であって、各々１フィールド分の画
像情報を記憶する容量を持つ２個のメモリと、前記メモ
リの書き込み及び読み出しを制御するメモリ制御手段
と、前記磁気テープから前記磁気ヘッドで再生された再
生映像信号を前記メモリへ供給する再生映像信号供給手
段と、前記再生映像信号の画質の良い部分を判別してそ
の判断結果を前記メモリ制御手段に供給する画質判別手
段と、前記磁気テープを送るテープ送り機構とを有し、
前記テープ送り機構が磁気テープを通常再生時の速度よ
り遅い速度で連続して正方向もしくは逆方向に送ると
き、前記メモリ制御手段は、前記画質判別手段の判別結
果により、複数回のヘッドトレース分の前記画質の良い
部分をつなぎ合わせて１フィールドの画像を構成するよ
うに前記メモリの一方に対して書き込みを制御すると同
時に、前記メモリの他方に対して読み出し動作を行うよ
う読み出しを制御するようにしたことを特徴とする磁気
記録再生装置。 - 【請求項２】 請求項１に於て、磁気ヘッドが互いに異
なるアジマスを持つ２個のヘッドを含み、隣合うトラッ
ク毎にアジマスを変えて記録された磁気テープを再生す
るとき、再生映像信号供給手段は、前記２個のヘッドの
うち、再生するトラックのアジマスと同一のアジマスを
持つヘッドで再生された再生映像信号をメモリへ供給す
るようにしたことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項３】 請求項１ないし請求項２のいずれかに於
て、再生映像信号が第１フィールドか第２フィールドか
を検出してその検出結果をメモリ制御手段に供給するフ
レーミング検出手段を有し、２個のメモリのうち一方は
第一フィールド用メモリとし他方は第二フィールド用メ
モリとし、前記メモリ制御手段は前記フレーミング検出
手段の検出結果により、前記再生映像信号が第一フィー
ルドの場合は前記第一フィールド用メモリに書き込み、
前記再生映像信号が第二フィールドの場合は前記第二フ
ィールド用メモリに書き込むよう書き込みを制御するこ
とを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項４】 請求項３に於て、同一のトラックを再生
しているにも関わらず、フレーミング検出手段の検出結
果が変化した場合は再生しているトラックが変化するま
で前記フレーミング検出段の検出結果を固定し、再生し
ているトラックが変化したにも関わらず前記フレーミン
グ検出手段の検出結果が変化しない場合は前記フレーミ
ング検出手段の検出結果を反転するように前記検出結果
を訂正し、その訂正結果をメモリ制御手段に供給するフ
レーミング訂正手段を有したことを特徴とする磁気記録
再生装置。 - 【請求項５】 請求項１ないし請求項４のいずれかに於
て、再生映像信号から同期信号を分離してそれをメモリ
制御手段に供給する同期分離手段と、前記メモリ制御手
段に基準信号を供給する基準信号供給手段とを有し、前
記メモリ制御手段は、前記同期分離手段で分離された同
期信号を基にして書き込みを制御すると共に、前記基準
信号を基にしてメモリの読み出しを制御するようにした
ことを特徴とする磁気記録再生装置。 - 【請求項６】 請求項５に於て、メモリ制御手段は、再
生映像信号と基準信号が共に第一フィールドの場合もし
くは共に第二フィールドの場合と、前記再生映像信号が
第一フィールドで前記基準信号が第二フィールドの場合
もしくは前記再生映像信号が第二フィールドで前記基準
信号が第一フィールドの場合とで、それぞれ前記基準信
号に対するメモリの読み出しタイミングを２分の１水平
同期期間だけ変化させるよう読み出しを制御することを
特徴とする磁気記録再生装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14589593A JP3307001B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 磁気記録再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP14589593A JP3307001B2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | 磁気記録再生装置 |
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| JPH0723344A true JPH0723344A (ja) | 1995-01-24 |
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| JP (1) | JP3307001B2 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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1993
- 1993-06-17 JP JP14589593A patent/JP3307001B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1603133A1 (en) * | 2004-06-03 | 2005-12-07 | Sony Corporation | Dubbing apparatus and dubbing method |
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