JPH06124507A - 再生装置 - Google Patents

再生装置

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JPH06124507A
JPH06124507A JP4274558A JP27455892A JPH06124507A JP H06124507 A JPH06124507 A JP H06124507A JP 4274558 A JP4274558 A JP 4274558A JP 27455892 A JP27455892 A JP 27455892A JP H06124507 A JPH06124507 A JP H06124507A
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JP
Japan
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signal
address
phase
head
reproduction
Prior art date
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Application number
JP4274558A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Asakura
浩之 朝倉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッドが「遅れ」位相のヘッドから「進み」
位相のヘッドに切り換わるときには、ライトインヒビッ
ト信号によってメモリのアドレスの歩進を停止して2水
平周期分の差を補正すると共に、ヘッドが「進み」位相
のヘッドから「遅れ」位相のヘッドに切り換わるときに
はアドレス歩進信号によってアドレスを歩進して同じデ
ータのだぶりをなくすことで、テレビジョンモニタの管
面上で画像として再生したときに、画像が上方によるこ
とがなく、また、画像が振動して見えるようなことがな
いようにする。 【構成】 180度の対向位置に位置しない複数の回転
ヘッドを用いて可変速再生を行うようにした再生装置に
おいて、再生した再生信号を記憶するメモリ12と、複
数の回転ヘッドの配置により生じる再生信号の位相ずれ
を、基準とする再生信号の位相に合致させるためのジョ
グプロセス回路14及びメモリコントローラ15とを有
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばアナログのVT
R等に適用して好適な再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般にアナログVTRは、複数の回転ヘ
ッドにより、記録しようとする情報を磁気テープに傾斜
トラックを形成する如く記録し、記録した情報を複数の
回転ヘッドにより再生するように構成されている。
【0003】回転ヘッド装置は例えば標準用ヘッド、並
びに長時間用ヘッドを近接して回転ドラムに取り付け、
更にこれら標準用ヘッド、並びに長時間用ヘッドに夫々
180度の対向位置に標準用ヘッド並びに長時間用ヘッ
ドを取り付けて構成される。
【0004】つまり再生が標準モードの場合、A及びB
チャンネルの2つの標準用ヘッドで再生を行い、再生が
長時間モードのときにはA及びBチャンネルの2つの長
時間用ヘッドで記録再生を行うように構成されている。
【0005】また、近年「ジョグ・シャトル」と称され
る機能がVTRに付加されている。この「ジョグ・シャ
トル」とは、「ジョグ」や「シャトル」動作を行うため
の「ジョグダイヤル」等と称される操作キーや「シャト
ルキー」等と称される操作キーを用いて各種再生を行う
ものである。
【0006】即ち、「ジョグ」は、磁気テープを一時停
止させ、この後「ジョグダイヤル」を回転させて1コマ
分ずつ磁気テープを走行させ、画面上で再生情報を1コ
マずつ映出させる機能である。もちろんこのとき回転ヘ
ッドは磁気テープを走査し続けている。
【0007】一方、「シャトル」とは、「シャトルキ
ー」を回転させ、その回転角度に応じた速度で再生を行
う機能である。
【0008】このようなアナログVTRで通常の再生速
度と異なる可変速再生、例えば静止状態、n倍速(但
し、標準の再生速度を1倍速とした場合でnは1以外で
ある)の再生を行った場合は、傾斜トラックを形成する
如く記録された情報を良好に得ることができない。
【0009】これはAチャンネルとBチャンネルのアジ
マス角が異なるからである。
【0010】そこで従来では、可変速再生時には、Aチ
ャンネルの標準用ヘッド及びAチャンネルの長時間用ヘ
ッドからの再生信号、並びにBチャンネルの標準用ヘッ
ド及びBチャンネルの長時間用ヘッドからの再生信号を
選択的に得るようにしている。
【0011】ところが、上述のように、Aチャンネルの
標準用ヘッド及びAチャンネルの長時間用ヘッドからの
再生信号、並びにBチャンネルの標準用ヘッド及びBチ
ャンネルの長時間用ヘッドからの再生信号を得るように
した場合、その再生信号をテレビジョンモニタに供給
し、その管面上に映出させると、1フィールド毎に画像
が管面上において移動し、良好な画像映出状態を得るこ
とができない。
【0012】そこで、従来では、Aチャンネルの標準用
ヘッド及びこれに隣接するBチャンネルの長時間用ヘッ
ドで、また、Bチャンネルの標準用ヘッド及びこれに隣
接するAチャンネルの長時間用ヘッドで再生するように
している。
【0013】しかしながら、このような方法で再生する
と、Aチャンネルの標準用ヘッド及びこれに隣接するB
チャンネルの長時間用ヘッド間、また、Bチャンネルの
標準用ヘッド及びこれに隣接するAチャンネルの長時間
用ヘッド間には2水平周期分に相当する距離の差がある
ので、その再生信号をテレビジョンモニタに供給し、そ
の管面上に映出させると、画像が振動しているように見
えてしまう。
【0014】そこで、図6に示すような回路を用いてこ
のような画像の振動を防止するようにしている。
【0015】図6において、1は図示しないVTR本体
回路からのアナログ再生信号が供給される入力端子で、
この入力端子1を介して供給されるアナログ再生信号は
A−Dコンバータ2でディジタル再生信号に変換され、
この後メモリ3に書き込まれる。
【0016】このメモリ3は例えば書き込み及び読み出
しアドレスを発生するアドレス発生回路を含み、後述す
るジョグプロセス回路6からのライトインヒビット信号
に基いて書き込み時のアドレスの歩進(インクリメン
ト)を行う。
【0017】このジョグプロセス回路6は入力端子4を
介して図示しないVTR本体回路から供給されるアドレ
スリセット信号及び入力端子5を介して図示しないVT
R本体回路から供給されるヘッドセレクト信号に基いて
ライトインヒビット信号を生成し、生成したライトイン
ヒビット信号をメモリ3に供給し、メモリ3のアドレス
発生回路が発生する書き込みアドレスの歩進を制御す
る。
【0018】ここでヘッドセレクト信号は、図示しない
VTR本体回路の回転ヘッドに対応する1対の再生アン
プの出力のレベルを比較して得る信号で、1対の回転ヘ
ッドからの再生信号の内、再生レベルの大きいほうを選
択するための信号である。
【0019】また、アドレスリセット信号は、記録され
た映像信号の垂直同期信号に対応する回転位相の位置、
即ち、1フィールドに対応する信号で、メモリ3のアド
レス発生回路をリセットするためのものである。
【0020】次に図7を参照して図1に示した再生系の
高速可変速再生時の動作を説明する。
【0021】図示しないVTR本体回路から図7Aに示
すような情報(A〜D、G〜S、CD、E、F、E、
F、G、H、I、J、・・・・。夫々1水平期間のデー
タを示し、説明の便宜上実際のライン数より少なく示
す)が入力端子2及びA−Dコンバータ2を介してメモ
リ3に供給され、これと共に、入力端子4を介して図示
しないVTR本体回路から図7Bに示すようなアドレス
リセット信号、並びに入力端子5を介して図7Cに示す
ようなヘッドセレクト信号が夫々ジョグプロセス回路6
供給されると、ジョグプロセス回路6は図7Dに示すよ
うなライトインヒビット信号を得、これをメモリ3のア
ドレス発生回路に供給する。
【0022】また、この図7Aに示すように、最初のフ
ィールドにおいて、図7Cのヘッドセレクト信号が示す
ように、ヘッドが「遅れ」位相のヘッドから「進み」位
相のヘッドに切り換わるので、入力信号は「A、B、
C、D、G」となり、本来あるはずの「E、F」が供給
されない。
【0023】そして次のフィールドにおいて、図7Cの
ヘッドセレクト信号が示すように、ヘッドが「進み」位
相のヘッドから「遅れ」位相のヘッドに切り換わるの
で、入力情報が「E、F、E、F」と2回供給される。
尚、「進み」位相のヘッドに切り換わっていることをハ
イレベル“1”で表し、「遅れ」位相のヘッドに切り換
わっていることをローレベル“0”で表している。
【0024】もし、このまま図7Aに示す入力データを
図1に示したD−Aコンバータ7でアナログ信号にした
後に出力端子8を介して例えばテレビジョンモニタに供
給し、その管面上に画像として映出し、この画像を見た
場合、あたかも画像が振動しているように見えてしま
う。
【0025】従って、図1において説明したように、メ
モリ3に入力データを書き込むときに、以下に説明する
ような各種操作を行う。
【0026】さて、図7Cに示すヘッドセレクト信号の
変化が多くなることによって図7Dに示すライトインヒ
ビット信号がアクティブとなる回数が増加する。このと
き図7Eに示すように、ライトインヒビット信号がハイ
レベル“1”となっている期間のデータ「A、B」はメ
モリに書き込まれず、また、これによってデータ「S」
のあと2ライン分が何もない状態となり、更に次のフィ
ールドにおいては、ライトインヒビット信号がハイレベ
ル“1”となっている期間のデータ「E、F、G、H」
は書き込まれず、これによって「I、J、・・・・」以
下のデータが書き込まれる。
【0027】図7E及び図7Bから分かるように、この
メモリ3に対する書き込みの操作によって図7Bに示す
最初のフィールドにおいて、アドレスリセット信号がハ
イレベル“1”となったところからも、次のフィールド
においてアドレスリセット信号がハイレベル“1”とな
ったところからもメモリ3から出力されるデータは何れ
も「C、D」であり、即ち、各フィールドの最初の数ラ
インを揃えることができ、これによって画像が振動して
いるように見えることはない。
【0028】このことを図8のタイミングチャートを参
照して説明する。先ず、入力端子1を介して図示しない
VTR本体回路からの入力映像信号がA−Dコンバータ
2に供給され、この入力映像信号がこのA−Dコンバー
タ2によってディジタルデータになされ、この後メモリ
3に供給される。
【0029】一方ジョグプロセス回路6には入力端子4
を介して図8Bに示す如きヘッドセレクト信号が供給さ
れ、図7で説明したアドレスリセット信号に基いて図8
Cに示す如きライトインヒビット信号を発生する。
【0030】そしてこのライトインヒビット信号によっ
て図7で説明したようにメモリのディジタルデータを書
き込み、この後D−Aコンバータ7でアナログ映像信号
に変換し、出力端子8を介して出力する。
【0031】この出力信号は図8Dに示すように、図8
Aに示した入力映像信号より映像部分が時間的に短いも
のとなるが、上述したように、最初のフィールドと次の
フィールドのラインを同じデータとなるようにしている
ので、出力画像を見た場合、画像が振動しているように
見えることはなくなる。
【0032】図9は1フィールドの間に2回ヘッドが切
り換えられた場合を示している。メモリ3には図9Aに
示すような情報が入力される。
【0033】このときジョグプロセス回路6には図9B
に示すようなアドレスリセット信号並びに図9Cに示す
ようなヘッドセレクト信号が夫々供給される。
【0034】ジョグプロセス回路6はアドレスリセット
信号及びヘッドセレクト信号に基いて図9Dに示すよう
なライトインヒビット信号を得、これをメモリ3のアド
レス発生回路に供給する。
【0035】図9Cのヘッドセレクト信号が示すよう
に、最初にヘッドが「遅れ」位相のヘッドから「進み」
位相のヘッドに切り換わっているところでは、入力情報
は「A、B、C、D、E、H」と、「F、G」が抜けて
いる。そして次にヘッドが「進み」位相のヘッドから
「遅れ」位相のヘッドに切り換わっているところでは、
入力情報は「K、L」が2回供給され、次にヘッドが
「遅れ」位相のヘッドから「進み」位相のヘッドに切り
換わっているところでは、入力情報は「・・・・L、
M、N、O、R、S、・・・・」と、「P、Q」が抜け
ている。
【0036】更に次にヘッドが「進み」位相のヘッドか
ら「遅れ」位相のヘッドに切り換わっているところで
は、「C、D」が2回供給され、次にヘッドが「遅れ」
位相のヘッドから「進み」位相のヘッドに切り換わって
いるところでは、情報は「・・・・E、F、G、J、K
・・・・」と、「H、I」が抜けている。
【0037】更に次にヘッドが「進み」位相のヘッドか
ら「遅れ」位相のヘッドに切り換わっているところで
は、「M、N」が2回供給され、次にヘッドが「遅れ」
位相から「進み」位相に切り換わっているところでは、
「・・・・O、P、Q、T・・・・」と、「R、S」が
抜けている。
【0038】ところで、上述と同様にこの入力のままで
出力すると、図9Bに示すアドレスリセット信号が最初
にハイレベル“1”となったところでは入力情報は、
「A、B、・・・・」と始まり、次にアドレスリセット
信号がハイレベル“1”となったところでは、入力情報
は、「C、D・・・・」と始まるので、画像が振動して
いるように見えることになる。
【0039】しかしながら、図9Aに示す情報の内、
「A、B」は図9Dに示すライトインヒビット信号がハ
イレベル“1”となっているのでメモリ3に書き込まれ
ず、図9Dに示すように「C、D、E、H、I、J、
K、L」が書き込まれる。
【0040】そしてこの次にライトインヒビット信号が
ハイレベル“1”となっている期間に対応する情報
「K、L、M、N」はメモリ3に書き込まれず、この情
報「K、L、M、N」の次の情報「O、R、S、T」が
書き込まれる。そして図9Eに示すように、この情報の
後は、メモリ3には、次にメモリ3にアドレスリセット
信号が供給されるまで何も書き込まれない。
【0041】さて、図9Bに示すように、次のアドレス
リセット信号がメモリ3のアドレス発生回路に供給され
ると、先ず「C、D」がメモリ3に記憶され、次にライ
トインヒビット信号がハイレベル“1”となるので、こ
の期間に対応する情報「C、D、E、F」はメモリ3に
書き込まれず、この情報の次の情報「G、J、K、L、
M、N」が書き込まれる。
【0042】更に次にライトインヒビット信号がハイレ
ベル“1”となっている期間に対応する情報「M、N、
O、P」はメモリ3に書き込まれず、この情報の次の情
報「Q、T」が書き込まれる。
【0043】そして図9Eに示すように、この情報の後
は、メモリ3には、次にメモリ3にアドレスリセット信
号が供給されるまで何も書き込まれない。
【0044】そして、図9Bに示すように、次のアドレ
スリセット信号がメモリ3のアドレス発生回路に供給さ
れると、先ず「C、D」がメモリ3に記憶され、以下同
様にして順次情報が操作されてメモリ3に書き込まれ
る。
【0045】そして図9Eに示す如きメモリ3に書き込
まれた情報をD−Aコンバータ7でアナログ信号に変換
し出力端子8を介してテレビジョンモニタに供給し、そ
の管面上に画像として映出すると、図9B及び図9Eか
ら明らかなように、フィールドの最初のラインを同一の
ものとすることができ、映像部分が短くはなってはいる
ものの、画像が振動しているように見えることはない。
【0046】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の場
合、画像が振動しているように見えないようにすること
ができても、映像部分を短くした分だけ、テレビジョン
モニタの管面上において画像が上部によってしまうとい
う不都合があった。
【0047】本発明はかかる点に鑑みてなされたもの
で、テレビジョンモニタの管面上に映出した画像が振動
して見えないようにすると共に、1フィールド分の映像
部分を本来の長さで映出し、安定した画像を出力するこ
とのできる再生装置を提案しようとするものである。
【0048】
【課題を解決するための手段】本発明は、180度の対
向位置に位置しない複数の回転ヘッドを用いて可変速再
生を行うようにした再生装置において、再生した再生信
号を記憶する記憶手段12と、複数の回転ヘッドの配置
により生じる再生信号の位相ずれを、基準とする再生信
号の位相に合致させる制御手段14、15とを有するも
のである。
【0049】更に本発明は上述において、制御手段1
4、15が複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信
号の位相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させ
るために記憶手段12の水平方向のアドレス操作を行う
ようにしたものである。
【0050】更に本発明は上述において、制御手段1
4、15が複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信
号の位相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させ
るために再生信号の間引きを行うようにしたものであ
る。
【0051】更に本発明は上述において、基準となる再
生信号が他の再生信号に対して位相が進んでいるもので
ある。
【0052】更に本発明は上述において、制御手段を、
記憶手段12に書き込みアドレス信号を供給するアドレ
ス発生手段15と、少なくとも複数の回転ヘッドを切り
換える切り換え信号に基いてアドレス発生手段15が発
生する書き込みアドレス信号を操作して、再生信号の遅
れに応じて書き込みアドレスの歩進を停止、または再生
信号の進みに応じて書き込みアドレスの先送りを行う制
御手段14で構成したものである。
【0053】更に本発明は上述において、制御手段を、
記憶手段12に読み出しアドレス信号を供給するアドレ
ス発生手段15と、少なくとも複数の回転ヘッドを切り
換える切り換え信号に基いてアドレス発生手段15が発
生する読み出しアドレス信号を操作して、再生信号の遅
れに応じて読み出しアドレスの歩進を停止、または、再
生信号の進みに応じて読み出しアドレスの先送りを行う
制御手段14とで構成したものである。
【0054】
【作用】本発明の構成によれば、再生した再生信号を記
憶手段12で記憶し、制御手段14、15によって複数
の回転ヘッドの配置により生じる再生信号の位相ずれ
を、基準とする再生信号の位相に合致させる。
【0055】更に上述において本発明の構成によれば、
制御手段14、15が複数の回転ヘッドの配置により生
じる再生信号の位相ずれを、基準とする再生信号の位相
に合致させるために記憶手段12の水平方向のアドレス
操作を行う。
【0056】更に上述において本発明の構成によれば、
制御手段14、15が複数の回転ヘッドの配置により生
じる再生信号の位相ずれを、基準とする再生信号の位相
に合致させるために再生信号の間引きを行う。
【0057】更に上述において本発明の構成によれば、
他の再生信号に対して位相が進んでいるものを基準とな
る再生信号にし、複数の回転ヘッドの配置により生じる
再生信号の位相ずれを、基準とする再生信号の位相に合
致させる。
【0058】更に上述において本発明の構成によれば、
アドレス発生手段15により、記憶手段に書き込みアド
レス信号を供給すると共に、制御手段14によって、少
なくとも複数の回転ヘッドを切り換える切り換え信号に
基いてアドレス発生手段15が発生する書き込みアドレ
ス信号を操作して、再生信号の遅れに応じて書き込みア
ドレスの歩進を停止、または再生信号の進みに応じて書
き込みアドレスの先送りを行う。
【0059】更に上述において本発明の構成によれば、
アドレス発生手段15により、記憶手段12に読み出し
アドレス信号を供給すると共に、制御手段14によっ
て、少なくとも複数の回転ヘッドを切り換える切り換え
信号に基いてアドレス発生手段15が発生する読み出し
アドレス信号を操作して、再生信号の遅れに応じて読み
出しアドレスの歩進を停止、または、再生信号の進みに
応じて読み出しアドレスの先送りを行う。
【0060】
【実施例】以下に、図1を参照して本発明再生装置の一
実施例について詳細に説明する。
【0061】この図1において、10は図示しないVT
R本体回路からのアナログ再生信号が供給される入力端
子で、この入力端子10を介して供給されるアナログ再
生信号をA−Dコンバータ11でディジタル再生信号に
変換し、この後メモリ12に供給する。
【0062】このメモリ12は例えば書き込み及び読み
出しアドレスを発生するアドレス発生回路を含み、後述
するジョグプロセス回路14からのライトインヒビット
信号及びアドレス歩進信号に基いて書き込み時のアドレ
スの歩進(インクリメント)を行う。
【0063】ここで、このメモリ12は例えばFIFO
(ファースト・イン・ファースト・アウト)でもフィー
ルドメモリでも良い。
【0064】15はメモリコントローラで、図示しない
VTRの再生モードに基いて水平及び垂直アドレスリセ
ット信号を得、垂直アドレスリセット信号をメモリ12
及びジョグプロセス回路14に夫々供給し、水平アドレ
スリセット信号をメモリ12に供給する。
【0065】ジョグプロセス回路14は入力端子13を
介して図示しないVTR本体回路から供給されるヘッド
セレクト信号及びメモリコントローラ15から供給され
る垂直アドレスリセット信号に基いてライトインヒビッ
ト信号及びアドレス歩進信号を夫々生成し、生成したラ
イトインヒビット信号及びアドレス歩進信号をメモリ1
2に夫々供給する。
【0066】また、16はD−Aコンバータで、メモリ
12から読み出されたデータをアナログ信号に変換す
る。このD−Aコンバータ16の出力は出力端子17を
介して図示しないテレビジョンモニタに供給され、その
管面に画像として映出される。
【0067】ここで、ライトインヒビット信号は、遅れ
位相の信号を進み位相の信号に合わせてメモリ12に書
き込むため、メモリコントローラ15によるアドレスリ
セットを禁止してメモリ12のアドレスを歩進(インク
リメント)させないようにする位相差分だけの信号であ
り、また、アドレス歩進信号は、ライトインヒビット信
号による位相補正によりメモリ12の本来の位置に書き
込むことのできなくなった進み位相の信号を正しいアド
レスに書き込むため、強制的にアドレスを位相差分だけ
歩進(インクリメント)させる信号である。
【0068】また、ヘッドセレクト信号は、図示しない
VTR本体回路の回転ヘッドに対応する1対の再生アン
プの出力のレベルを比較して得る信号で、1対の回転ヘ
ッドからの再生信号の内、再生レベルの大きいほうを選
択するための信号である。
【0069】また、垂直アドレスリセット信号は、記録
された映像信号の垂直同期信号に対応する回転位相の位
置、即ち、1フィールドに対応する信号で、メモリ3の
アドレス発生回路をリセットするためのものである。
【0070】次に図2を参照して図1に示した再生系の
高速可変速再生時の動作を説明する。
【0071】遅れ位相と進み位相の差はこの場合2ライ
ンに設定してあり、アルファベット1ブロック分が1ラ
インに相当するものとする。入力されているデータは遅
れ位相基準で順に「A、B、C、・・・・」となってお
り、アドレスリセット毎に「A」から始まるものとす
る。また、本来1画面のライン数は262/263また
は312/313である(これ以外も考え得る)が、説
明の都合上簡略化して図示及びその説明を行う。
【0072】図示しないVTR本体回路から図2Aに示
すような情報(A〜D、G〜S、CD、E、F、E、
F、G、H、I、J、・・・・)が入力端子10及びA
−Dコンバータ11を介してメモリ12に供給され、こ
れと共に、メモリコントローラ15から図2Bに示すよ
うな垂直アドレスリセット信号、並びに入力端子13を
介して図2Cに示すようなヘッドセレクト信号が夫々ジ
ョグプロセス回路14に供給されると、ジョグプロセス
回路14は図2Dに示すようなライトインヒビット信
号、並びに、図2Eに示すようなアドレス歩進信号を
得、これをメモリ12のアドレス発生回路に供給する。
【0073】また、この図2Aに示すように、最初のフ
ィールドにおいて、図2Cのヘッドセレクト信号が示す
ように、ヘッドが「遅れ」位相のヘッドから「進み」位
相のヘッドに切り換わるので、入力信号は「A、B、
C、D、G」となり、本来あるはずの「E、F」が供給
されない。
【0074】そして次のフィールドにおいて、図2Cの
ヘッドセレクト信号が示すように、ヘッドが「進み」位
相のヘッドから「遅れ」位相のヘッドに切り換わるの
で、入力情報が「E、F、E、F」と2回供給される。
尚、「進み」位相のヘッドに切り換わっていることをハ
イレベル“1”で表し、「遅れ」位相のヘッドに切り換
わっていることをローレベル“0”で表している。
【0075】もし、このまま図2Aに示す入力データを
図1に示したD−Aコンバータ16でアナログ信号にし
た後に出力端子17を介して例えばテレビジョンモニタ
に供給し、その管面上に画像として映出し、この画像を
見た場合、あたかも画像が振動しているように見えてし
まう。
【0076】従って、図1において説明したように、メ
モリ12に入力データを書き込むときに、以下に説明す
るような各種操作を行う。
【0077】さて、図2Cに示すヘッドセレクト信号の
変化が多くなることによって図2Dに示すライトインヒ
ビット信号がアクティブとなる回数が増加する。このと
き図2Dに示すように、ライトインヒビット信号がハイ
レベル“1”となっている期間のデータ「A、B」は水
平アドレスが歩進しないので、メモリに書き込まれな
い。このままでメモリ12から読み出すと最初の画面の
ブロック「G」以降が2ライン分上によってしまい、画
像が振動しているように見えてしまう。
【0078】そこで、最初のデータを書き込んでいると
きに、進み位相への切り換わりが生じた場合は、図2E
に示すアドレス歩進信号をメモリコントローラ15から
の水平アドレスリセット信号に加え、ブロック「G」を
書き始めるアドレスを下げるようにする。
【0079】即ち、図2Fに示すように、最初の画面の
アドレスが“2”から“3”に歩進する際に図2Fに示
すアドレス歩進信号をメモリコントローラ15からの水
平アドレスリセット信号に加えることによってアドレス
を“2”から“5”にする。
【0080】この簡単な操作だけでメモリ12には必ず
同じアドレスのエリアに書き込まれるべきデータが取り
込まれることになるので、可変速時のいわゆる画像のが
たつき(振動)を抑制することはできる。従って、位相
の切り換わる点が1つの画像の中に多く存在しても画像
を縮めることがなく、これによって高速の可変速再生に
も対応することができる。
【0081】次のフィールドにおいては、ヘッドが「進
み」位相のヘッドから「遅れ」位相のヘッドに切り換わ
るので、データ「E、F」が2回供給されるが、ライト
インヒビット信号がハイレベル“1”となっている期間
は水平アドレスが歩進しないので、メモリ12にデータ
「E、F、G、H」は書き込まれない。そして、データ
「E、F」の後にはデータ「I、J、・・・・」が書き
込まれる。
【0082】図3は1フィールドの間に2回ヘッドが切
り換えられた場合を示している。メモリ12には図3A
に示すようなデータが入力される。
【0083】このときジョグプロセス回路14には図3
Bに示すような垂直アドレスリセット信号並びに図3C
に示すようなヘッドセレクト信号が夫々供給される。
【0084】ジョグプロセス回路14は垂直アドレスリ
セット信号及びヘッドセレクト信号に基いて図3Dに示
すようなライトインヒビット信号を得、これをメモリ1
2のアドレス発生回路に供給すると共に、ヘッドセレク
ト信号が示すヘッドの切り換えの時点にアクティブとな
るアドレス歩進信号を発生し、このアドレス歩進信号を
メモリコントローラ15からの水平アドレスリセット信
号に加える。
【0085】図3Cのヘッドセレクト信号が示すよう
に、最初にヘッドが「遅れ」位相のヘッドから「進み」
位相のヘッドに切り換わっているところでは、入力情報
は「A、B、C、D、E、H」と、「F、G」が抜けて
いる。
【0086】しかしながら、図3Dに示すライトインヒ
ビット信号がハイレベル“1”の期間は水平アドレスが
歩進しないので、この期間に対応する入力情報「A、
B」はメモリ12に書き込まれず、次の情報「C、D、
E」が書き込まれる。
【0087】また、図3Eに示すアドレス歩進信号が図
3Dに示す水平アドレスリセット信号に加算されるの
で、図2の場合と同様に入力情報「C、D、E」がメモ
リ12に書き込まれた後は、図3Fに示すようにアドレ
スが2ライン分歩進され、3ライン目のアドレスから入
力情報「H、I、J、K、・・・・」のように書き込ま
れる。
【0088】次にヘッドが「進み」位相のヘッドから
「遅れ」位相のヘッドに切り換わっているところでは、
入力情報は「K、L」が2回供給されるが、図3Dに示
すライトインヒビット信号がハイレベル“1”の期間に
は水平アドレスが歩進しないので、この期間に対応する
入力情報「K、L」はメモリ12に書き込まれず、次の
情報「M、N、O」が書き込まれる。
【0089】次にヘッドが「遅れ」位相のヘッドから
「進み」位相のヘッドに切り換わっているところでは、
入力情報は「・・・・L、M、N、O、R、S、・・・
・」と、「P、Q」が抜けている。ここでは、図3Eに
示すアドレス歩進信号が図3Dに示す水平アドレスリセ
ット信号に加算されるので、図2の場合と同様に入力情
報「M、N、O」がメモリ12に書き込まれた後は、図
3Fに示すようにアドレスが2ライン分歩進され、3ラ
イン目のアドレスから入力情報「R、S、T、C・・・
・」のように書き込まれる。
【0090】次にヘッドが「進み」位相のヘッドから
「遅れ」位相のヘッドに切り換わっているところでは、
「C、D」が2回供給されるが、図3Dに示すライトイ
ンヒビット信号がハイレベル“1”の期間は水平アドレ
スが歩進しないので、この期間に対応する入力情報
「C、D」はメモリ12に書き込まれず、次の情報
「E、F、G」が書き込まれる。
【0091】次にヘッドが「遅れ」位相のヘッドから
「進み」位相のヘッドに切り換わっているところでは、
入力情報は「・・・・C、D、E、F、G、J、・・・
・」と、「H、I」が抜けている。ここでは、図3Eに
示すアドレス歩進信号が図3Dに示す水平アドレスリセ
ット信号に加算されるので、図2の場合と同様に入力情
報「E、F、G」がメモリ12に書き込まれた後は、図
3Fに示すようにアドレスが2ライン分歩進され、3ラ
イン目のアドレスから入力情報「J、K、L、M・・・
・」のように書き込まれる。
【0092】次にヘッドが「進み」位相のヘッドから
「遅れ」位相のヘッドに切り換わっているところでは、
「M、N」が2回供給されるが、図3Dに示すライトイ
ンヒビット信号がハイレベル“1”の期間は水平アドレ
スが歩進しないので、この期間に対応する入力情報
「M、N」はメモリ12に書き込まれず、次の情報
「O、P、Q」が書き込まれる。
【0093】次にヘッドが「遅れ」位相のヘッドから
「進み」位相のヘッドに切り換わっているところでは、
入力情報は「・・・・M、N、O、P、Q、T、・・・
・」と、「R、S」が抜けている。ここでは、図3Eに
示すアドレス歩進信号が図3Dに示す水平アドレスリセ
ット信号に加算されるので、図2の場合と同様に入力情
報「O、P、Q」がメモリ12に書き込まれた後は、図
3Fに示すようにアドレスが2ライン分歩進され、3ラ
イン目のアドレスから入力情報「T、C、D、・・・
・」のように書き込まれる。そして、以下同様にして順
次情報が操作されてメモリ12に書き込まれる。
【0094】そして図1に示したメモリ12に書き込ま
れた情報をD−Aコンバータ16でアナログ信号に変換
し出力端子17を介してテレビジョンモニタに供給し、
その管面上に画像として映出すると、図3B及びFから
明らかなように、フィールドの最初のラインを同一のも
のとすることができ、しかもアドレス歩進信号によって
アドレスを歩進して情報を書き込むようにしているの
で、映像部分の長さを元のままとでき、画像が振動して
いるように見えないようにできると共に、映像部分が管
面上において上方によることはない。
【0095】次の図4を参照して他の実施例について説
明する。この図4において図1と対応する部分には同一
符号を付しその詳細説明を省略する。
【0096】この図4においては、図1に示した回路と
同様に、図示しないVTR本体からの再生信号をA−D
コンバータ11でディジタルデータにし、このディジタ
ルデータをメモリ12に書き込む。
【0097】このとき、メモリコントローラ15はメモ
リ12に対して書き込み・読み出し垂直アドレスリセッ
ト信号、書き込み水平アドレスリセット信号及び読み出
し水平アドレスリセット信号を夫々供給する。
【0098】また、ジョグプロセス回路14はメモリコ
ントローラ15からの書き込み・読み出し垂直アドレス
リセット信号及び入力端子13を介して図示しないVT
R本体から供給されるヘッドセレクト信号に基いてライ
トインヒビット信号及びリードインヒビット信号を得、
これらを例えばメモリ12のアドレス発生回路に夫々供
給する。
【0099】即ち、この例においては、上述した書き込
み時のメモリ12の操作に加え、読み出し側のアドレス
の歩進をリードインヒビット信号で停止させ、これによ
って読み出しを「ウエイト」させることによって出力画
像を安定させるようにしている。但し、この場合、書き
込みと読み出しを同期させて行うことが望ましく、非同
期で行うようにした場合、リードインヒビット信号の位
相合わせが必要となる。
【0100】次に、図5を参照して図4に示した回路の
動作を説明する。
【0101】先ず、入力情報の書き込みについて説明す
ると、図5Aに示すように、入力情報が「A、B、・・
・・」と供給され、このとき図5Dに示すライトインヒ
ビット信号が“1”となっている期間に対応する情報
「A、B」はメモリ12に書き込まれない。
【0102】そして図5Cに示すように、ヘッドが「遅
れ」位相のヘッドから「進み」位相のヘッドに切り換わ
る部分においては、情報「C、D」が書き込まれている
アドレスの次のアドレスから「G、H、I、・・・・
S」のように情報がメモリ12に書き込まれる。
【0103】次に図5Bに示す書き込み・読み出し垂直
アドレスリセット信号がハイレベル“1”となるとメモ
リ12の図示しないアドレス発生回路がリセットされ、
入力情報「C」から順にメモリ12に書き込まれるが、
ヘッドが「進み」位相のヘッドから「遅れ」位相のヘッ
ドに切り換わる部分では、図5Aに示すように、「E、
F」が2回も供給される。
【0104】しかしながら、図5Dに示すライトインヒ
ビット信号がハイレベル“1”となっている期間は水平
アドレスは歩進しないので、この期間に対応する情報
「E、F」はメモリ12に書き込まれないので、図5E
に示すように、次の入力情報「G、H、I、・・・・」
が書き込まれる。
【0105】図5Eに示すように、上述したメモリ12
に対する書き込み操作によって、最初のフィールドの先
頭と次のフィールドの先頭に対応するメモリ12のアド
レスのデータが何れも「C、D」とでき、また、同じデ
ータが2回供給されてもそのままアドレスがインクリメ
ントされてメモリ12にだぶって書き込まれることがな
い。
【0106】次に、読み出しのときの動作について説明
する。
【0107】図5Eのようにメモリ12に書き込まれた
データは順次メモリ12のアドレス発生回路からのアド
レス信号によって読み出されるが、メモリコントローラ
15からのリードインヒビット信号(図5F)がハイレ
ベル“1”となっている期間においては読み出しアドレ
スが歩進しないので、図5Gに示すように、データ
「G」が1回読み出された後に更に2回読み出される。
【0108】従って、図5Eに示すメモリ12のデータ
をそのまま読み出してテレビジョンモニタの管面上に映
出した場合よりも更に安定して画像を出力することがで
きる。
【0109】このように、本例においては、ヘッドが
「遅れ」位相のヘッドから「進み」位相のヘッドに切り
換わるときには、ライトインヒビット信号によってメモ
リ12のアドレスの歩進を停止して2水平周期分の差を
補正すると共に、ヘッドが「進み」位相のヘッドから
「遅れ」位相のヘッドに切り換わるときにはアドレス歩
進信号によってアドレスを歩進して同じデータのだぶり
をなくすようにしたので、テレビジョンモニタの管面上
で画像として再生したときに、画像が上方によることが
なく、また、画像が振動して見えるようなことはない。
【0110】また、本例においては、ヘッドが「遅れ」
位相のヘッドから「進み」位相のヘッドに切り換わると
きには、ライトインヒビット信号によってメモリ12の
アドレスの歩進を停止して2水平周期分の差を補正する
と共に、ヘッドが「進み」位相のヘッドから「遅れ」位
相のヘッドに切り換わるときにはラインインヒビット信
号によってアドレスを停止して同じデータのだぶりをな
くすようにし、更に読み出しのときに、リードインヒビ
ット信号によって読み出しアドレスをデータがつめられ
た分だけ停止し、同一データを複数読ませるようにした
ので、テレビジョンモニタの管面上で画像として再生し
たときに、画像が上方によることがなく、また、画像が
振動して見えるようなことはない。
【0111】また、一般にVTRににおいては、テープ
スピードに応じて正方向変速再生時には鉛直方向に画像
が縮み、逆方向変速再生時には鉛直方向に画像が伸びる
が、この伸縮を制御する場合、速度に応じて書き込み、
読み出しの間引きを行って画面枠の大きさを制御する
が、本例においては、書き込み側のアドレスの歩進を操
作しているので、この制御に影響を及ぼすことはない。
【0112】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得ることは勿論である。
【0113】
【発明の効果】上述せる本発明によれば、再生した再生
信号を記憶手段で記憶し、制御手段によって複数の回転
ヘッドの配置により生じる再生信号の位相ずれを、基準
とする再生信号の位相に合致させるようにしたので、い
わゆる画像の振動をなくして画像を安定して映出できる
と共に、管面上において画像が上方によらないようにす
ることができる。
【0114】更に上述において本発明によれば、制御手
段が複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信号の位
相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させるため
に記憶手段の水平方向のアドレス操作を行うようにした
ので、上述の効果に加え、簡単な回路構成とできる。
【0115】更に上述において本発明によれば、制御手
段が複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信号の位
相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させるため
に再生信号の間引きを行うようにしたので、上述の効果
に加え、テープスピードによる画面枠の伸び縮みの制御
に影響することがない。
【0116】更に上述において本発明によれば、他の再
生信号に対して位相が進んでいるものを基準となる再生
信号にし、複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信
号の位相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させ
るようにしたので、上述の効果に加え、テープスピード
による画面枠の伸び縮みの制御に影響することがない。
【0117】更に上述において本発明によれば、アドレ
ス発生手段により、記憶手段に書き込みアドレス信号を
供給すると共に、制御手段によって、少なくとも複数の
回転ヘッドを切り換える切り換え信号に基いてアドレス
発生手段が発生する書き込みアドレス信号を操作して、
再生信号の遅れに応じて書き込みアドレスの歩進を停
止、または再生信号の進みに応じて書き込みアドレスの
先送りを行うようにしたので、いわゆる画像の振動をな
くして画像を安定して映出できると共に、管面上におい
て画像が上方によらないようにすることができる。
【0118】更に上述において本発明によれば、アドレ
ス発生手段により、記憶手段に読み出しアドレス信号を
供給すると共に、制御手段によって、少なくとも複数の
回転ヘッドを切り換える切り換え信号に基いてアドレス
発生手段が発生する読み出しアドレス信号を操作して、
再生信号の遅れに応じて読み出しアドレスの歩進を停
止、または、再生信号の進みに応じて読み出しアドレス
の先送りを行うようにしたので、いわゆる画像の振動を
なくして画像を安定して映出できると共に、管面上にお
いて画像が上方によらないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明再生装置の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】本発明再生装置の一実施例の説明に供するタイ
ミングチャートである。
【図3】本発明再生装置の一実施例の説明に供するタイ
ミングチャートである。
【図4】本発明再生装置の一実施例の他の例を示す構成
図である。
【図5】本発明再生装置の一実施例の他の例の説明に供
するタイミングチャートである。
【図6】従来の再生装置の例を示す構成図である。
【図7】従来の再生装置の例の説明に供するタイミング
チャートである。
【図8】従来の再生装置の例の説明に供するタイミング
チャートである。
【図9】従来の再生装置の例の説明に供するタイミング
チャートである。
【符号の説明】
12 メモリ 14 ジョグプロセス回路 15 メモリコントローラ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 180度の対向位置に位置しない複数の
    回転ヘッドを用いて可変速再生を行うようにした再生装
    置において、 再生した再生信号を記憶する記憶手段と、 上記複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信号の位
    相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させる制御
    手段とを有することを特徴とする再生装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段は、 上記複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信号の位
    相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させるため
    に上記記憶手段の水平方向のアドレス操作を行うように
    したことを特徴とする請求項1記載の再生装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段は、 上記複数の回転ヘッドの配置により生じる再生信号の位
    相ずれを、基準とする再生信号の位相に合致させるため
    に再生信号の間引きを行うようにしたことを特徴とする
    請求項1記載の再生装置。
  4. 【請求項4】 上記基準となる再生信号は他の再生信号
    に対して位相が進んでいることを特徴とする請求項1記
    載の再生装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段は、上記記憶手段に書き込
    みアドレス信号を供給するアドレス発生手段と、 少なくとも上記複数の回転ヘッドを切り換える切り換え
    信号に基いて上記アドレス発生手段が発生する書き込み
    アドレス信号を操作して、上記再生信号の遅れに応じて
    書き込みアドレスの歩進を停止、または上記再生信号の
    進みに応じて書き込みアドレスの先送りを行う制御手段
    から構成されることを特徴とする請求項1記載の再生装
    置。
  6. 【請求項6】 上記制御手段は、 上記記憶手段に読み出しアドレス信号を供給するアドレ
    ス発生手段と、 少なくとも上記複数の回転ヘッドを切り換える切り換え
    信号に基いて上記アドレス発生手段が発生する読み出し
    アドレス信号を操作して、上記再生信号の遅れに応じて
    読み出しアドレスの歩進を停止、または、上記再生信号
    の進みに応じて読み出しアドレスの先送りを行う制御手
    段とから構成されることを特徴とする請求項1記載の再
    生装置。
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