JPH0723271U - 化学発光式ガス分析計 - Google Patents

化学発光式ガス分析計

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JPH0723271U
JPH0723271U JP5836693U JP5836693U JPH0723271U JP H0723271 U JPH0723271 U JP H0723271U JP 5836693 U JP5836693 U JP 5836693U JP 5836693 U JP5836693 U JP 5836693U JP H0723271 U JPH0723271 U JP H0723271U
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JP
Japan
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ozone
capillary
sample
flow rate
valve
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Application number
JP5836693U
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English (en)
Inventor
日出樹 小池
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Horiba Ltd
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Horiba Ltd
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Publication date
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  • Investigating Or Analysing Materials By The Use Of Chemical Reactions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オゾン発生濃度が高く、高濃度のオゾンを容
易に供給できる大型のオゾン発生ユニットや、高価な真
空ポンプを用いること無く、測定濃度レンジが低濃度か
ら高濃度のワイドレンジにわたり、安価に高感度化を実
現できる化学発光式ガス分析計を得ること。 【構成】 サンプルキャピラリー1を備えたサンプルラ
イン2と、上流側から順にオゾンキャピラリー3および
オゾン発生器14を備えたオゾンライン15とをそれぞ
れ検出器16に接続し、開閉弁SV1 とキャピラリー8
を備えたサンプルライン分岐流路9をサンプルキャピラ
リー1の入口側aと出口側bとにわたって接続し、さら
に開閉弁SV2 とキャピラリー10を備えたオゾンライ
ン分岐流路11をオゾンキャピラリー3の入口側cと出
口側dとにわたって接続してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車や煙道などの排ガスその他のサンプルガスの成分を測定する 化学発光式ガス分析計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種分析計として、図2に示すものが知られている。 図2において、化学発光式ガス分析計では、サンプルキャピラリー1を備えた サンプルライン2と、上流側から順にオゾンキャピラリー3および空気(または 酸素)を原料としてオゾン(O3 )を発生するオゾン発生器4を備えたオゾンラ イン5とをそれぞれ検出器6に接続してある。この検出器6では、オゾンとサン プルガスS中のNOとを反応発光させ、それによりNO濃度を検出する。更に、 この化学発光式ガス分析計は高感度化を図る上で検出器6内を真空にする真空ポ ンプ7を備えている。この真空ポンプ7はサンプルガスS中のNOが低濃度の場 合に、検出器6内を減圧して高感度化を図るためのものである。。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前記従来の化学発光式ガス分析計は、低濃度を測定するために高価な 真空ポンプ7が必要であり、しかもメンテナンスも必要であった。
【0004】 また、高濃度を測定するために、高濃度のNOガスでも十分に下記の反応 NO+O3 →NO2 +O2 が完了するように、オゾン発生濃度の高いオゾン発生ユニットが必要であり、そ のため、オゾン発生器4を含むオゾン発生ユニットが大型化するおそれがあり、 また、高価であった。
【0005】 本考案は、上記のような課題を解決するものであって、オゾン発生濃度が高く 、高濃度のオゾンを容易に供給できる大型のオゾン発生ユニットや、高価な真空 ポンプを用いること無く、測定濃度レンジが低濃度から高濃度のワイドレンジに わたり、安価に高感度化を実現できる化学発光式ガス分析計を得ることを目的と するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の化学発光式ガス分析計は、サンプルキャピラリーを備えたサンプルラ インと、上流側から順にオゾンキャピラリーおよびオゾン発生器を備えたオゾン ラインとをそれぞれ検出器に接続してある化学発光式ガス分析計において、開閉 弁とキャピラリーを備えたサンプルライン分岐流路を前記サンプルキャピラリー の入口側と出口側とにわたって接続し、さらに開閉弁とキャピラリーを備えたオ ゾンライン分岐流路を前記オゾンキャピラリーの入口側と出口側とにわたって接 続してあることを特徴とする。
【0007】
【作用】
上記構成により、低濃度レンジでは、高感度化を図る上で検出器内を真空にす るため必要であった高価な真空ポンプを用いる代わりに、サンプルライン分岐流 路中の開閉弁を開放することにより、サンプル流量を、サンプルキャピラリーだ けによるサンプル流量に、サンプルライン分岐流路中のキャピラリーによるサン プル流量を加えた流量に増やすとともに、オゾンライン分岐流路中の開閉弁を閉 じて感度が最適となるようにオゾン供給流量を少なくする。
【0008】 一方、高濃度レンジでは、低濃度レンジのときのサンプル流量のままでは、オ ゾンが足りなくなり、したがって、大型のオゾン発生ユニットに依存する必要が あるけれども、サンプルライン分岐流路中の開閉弁を閉じてサンプル流量を少な くするとともに、感度が最適となるようにオゾンライン分岐流路中の開閉弁を開 放してオゾン供給流量を増加させることにより、オゾン発生濃度が高く、高濃度 のオゾンを容易に供給できる大型のオゾン発生ユニットに依存する必要がなくな る。すなわち、感度に余裕のある高濃度レンジにおいては、大型のオゾン発生ユ ニットを用いること無く、少ないサンプル流量で感度を最適に制御できて高感度 化を図ることができる。そのため、本考案では、高価な真空ポンプや大型のオゾ ン発生ユニットを用いること無く、測定濃度レンジが低濃度から高濃度のワイド レンジにわたり、安価に高感度化を実現できる化学発光式ガス分析計を提供でき る。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例について説明する。なお、本考案は、それによって限定 を受けるものではない。また、図2の従来例と同一符号のものは、同一または相 当物である。 図1において、化学発光式ガス分析計は、サンプルキャピラリー1を備えたサ ンプルライン2と、上流側から順にオゾンキャピラリー3およびオゾン発生器1 4を備えたオゾンライン15とをそれぞれ検出器16に接続してあるものであっ て、開閉弁SV1 とキャピラリー8を備えたサンプルライン分岐流路9をサンプ ルキャピラリー1の入口側aと出口側bとにわたって接続し、さらに開閉弁SV 2 とキャピラリー10を備えたオゾンライン分岐流路11をオゾンキャピラリー 3の入口側cと出口側dとにわたって接続してある。
【0010】 本実施例では、サンプルキャピラリー1により、一定のサンプル流量〔例えば 、100ml/min(100ミリリットル毎分)〕を常時流し、サンプルキャ ピラリー1に並列配置されたキャピラリー8もサンプルキャピラリー1と同量の サンプル流量を流す。すなわち、キャピラリー8は開閉弁SV1 が開放されてい る(OPEN)ときは、サンプル流量として例えば、100ml/minまで流すこ とが可能である。
【0011】 また、オゾンキャピラリー3は、空気(または酸素)の供給源Kからオゾンラ イン15の上流側にわたって設けられた空気(または酸素)の供給ラインLを介 してオゾン発生器14に一定量の空気(または酸素)を流すためのものであり、 オゾンキャピラリー3に並列配置されたキャピラリー10も、本実施例では、オ ゾンキャピラリー3と同量の空気(または酸素)をオゾン発生器14に流す。こ れにより、開閉弁SV2 が開放されている(OPEN)ときは、オゾン供給流量をオ ゾンキャピラリー3だけによるオゾン流量に、オゾンライン分岐流路11中のキ ャピラリー10によるオゾン流量を加えた流量にまで増やすことが可能である。 なお、符号20,21は共に調圧器である。
【0012】 この実施例のものは上記構成を有するから、サンプルガスS中のNO濃度が低 い低濃度レンジでは、開閉弁SV1 をOPENとし、サンプルキャピラリー1および キャピラリー8の両方から、サンプル流量として検出器16に計200ml/m in供給される。
【0013】 この際、サンプル流量と感度とが一次の比例関係にあり、そのサンプル流量で 感度が最適となるように、開閉弁SV2 を閉じてオゾン流量の検出器16への供 給をオゾンキャピラリー3のみからに制限する。
【0014】 このように低濃度レンジでは、サンプルライン分岐流路9中の開閉弁SV1 を 開放することにより、サンプル流量を倍にするとともに、オゾンライン分岐流路 11中の開閉弁SV2 を閉じてオゾン供給流量を少なくすることにより、高感度 化を達成できる。そのため、本実施例では、高価な真空ポンプ7を用いること無 く、容易に高感度化を実現できる。
【0015】 一方、サンプルガスS中のNO濃度が高い高濃度レンジでは、サンプルライン 分岐流路9中の開閉弁SV1 をCLOSE して、サンプル流量を、200ml/mi nから100ml/minに減少させる。サンプル流量が200ml/minの ままであると、検出器16での、”サンプル濃度×サンプル流量”で定義される 「NOの絶対量」が増加して反応に必要なオゾンが高濃度必要になるためである 。そして、そのサンプル流量で感度が最適となるようにオゾンライン分岐流路1 1中の開閉弁SV2 をOPENとし、オゾン量の検出器16への供給を増加させる。
【0016】 このように高濃度レンジでは、低濃度レンジのときのサンプル流量のままでは 、オゾンが足りなくなり、したがって、大型のオゾン発生ユニットに依存する必 要があるけれども、本実施例では、サンプルライン分岐流路9中の開閉弁SV1 を閉じてサンプル流量を少なくするとともに、感度が最適となるようにオゾンラ イン分岐流路11中の開閉弁SV2 を開放してオゾン供給流量を増加させること により、オゾン発生濃度が高く、高濃度のオゾンを容易に供給できる大型のオゾ ン発生ユニットに依存する必要がなくなる。すなわち、感度に余裕のある高濃度 レンジにおいては、大型のオゾン発生ユニットを用いること無く、少ないサンプ ル流量で感度を最適に制御できて高感度化を図ることができる。
【0017】 このように本実施例では、低濃度から高濃度のワイドレンジにわたり、安価に 高感度化を実現できる化学発光式ガス分析計を提供できる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、低濃度レンジでは、高感度化を図る上で検出器 内を真空にするため必要であった高価な真空ポンプを用いる代わりに、サンプル ライン分岐流路中の開閉弁を開放することにより、サンプル流量を、サンプルキ ャピラリーだけによるサンプル流量に、サンプルライン分岐流路中のキャピラリ ーによるサンプル流量を加えた流量に増やすとともに、オゾンライン分岐流路中 の開閉弁を閉じてオゾン供給流量を少なくすることにより、高価な真空ポンプを 用いること無く、高感度化を実現できる。
【0019】 一方、高濃度レンジでは、低濃度レンジのときのサンプル流量のままでは、オ ゾンが足りなくなり、したがって、大型のオゾン発生ユニットに依存する必要が あるけれども、サンプルライン分岐流路中の開閉弁を閉じてサンプル流量を少な くするとともに、感度が最適となるようにオゾンライン分岐流路中の開閉弁を開 放してオゾン供給流量を増加させることにより、オゾン発生濃度が高く、高濃度 のオゾンを容易に供給できる大型のオゾン発生ユニットに依存する必要がなくな る。すなわち、感度に余裕のある高濃度レンジにおいては、大型のオゾン発生ユ ニットを用いること無く、少ないサンプル流量で感度を最適に制御できて高感度 化を図ることができる。
【0020】 上述したように本考案では、低濃度から高濃度のワイドレンジにわたり、高価 な真空ポンプや大型のオゾン発生ユニットを用いること無く、安価に高感度化を 実現できる化学発光式ガス分析計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す構成説明図である。
【図2】従来例を示す構成説明図である。
【符号の説明】
1…サンプルキャピラリー、2…サンプルライン、3…
オゾンキャピラリー、8…キャピラリー、9…サンプル
ライン分岐流路、10…キャピラリー、11…オゾンラ
イン分岐流路、14…オゾン発生器、15…オゾンライ
ン、16…検出器、SV1 ,SV2 …開閉弁、a…サン
プルキャピラリーの入口側、b…サンプルキャピラリー
の出口側、c…オゾンキャピラリーの入口側、d…オゾ
ンキャピラリーの出口側。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプルキャピラリーを備えたサンプル
    ラインと、上流側から順にオゾンキャピラリーおよびオ
    ゾン発生器を備えたオゾンラインとをそれぞれ検出器に
    接続してある化学発光式ガス分析計において、開閉弁と
    キャピラリーを備えたサンプルライン分岐流路を前記サ
    ンプルキャピラリーの入口側と出口側とにわたって接続
    し、さらに開閉弁とキャピラリーを備えたオゾンライン
    分岐流路を前記オゾンキャピラリーの入口側と出口側と
    にわたって接続してあることを特徴とする化学発光式ガ
    ス分析計。
JP5836693U 1993-09-30 1993-09-30 化学発光式ガス分析計 Pending JPH0723271U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016180617A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 新コスモス電機株式会社 化学発光式ガス検出装置および化学発光式ガス検出方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016180617A (ja) * 2015-03-23 2016-10-13 新コスモス電機株式会社 化学発光式ガス検出装置および化学発光式ガス検出方法

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