JPH0933429A - オゾン濃度計 - Google Patents

オゾン濃度計

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JPH0933429A
JPH0933429A JP18714995A JP18714995A JPH0933429A JP H0933429 A JPH0933429 A JP H0933429A JP 18714995 A JP18714995 A JP 18714995A JP 18714995 A JP18714995 A JP 18714995A JP H0933429 A JPH0933429 A JP H0933429A
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JP
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gas
atmospheric
intensity
measurement
ultraviolet light
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JP18714995A
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Tomohiro Tanaka
朋広 田中
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、大気汚染物質濃度分を含まないオゾ
ン濃度値を計測するとともに大気汚染物質濃度値をも計
測する。 【解決手段】測定ガス1とオゾンの存在しない大気ガス
22とを交互に測定セル4に送るガス切替手段23と、
測定ガス1に対する紫外光の透過光の強さ及び大気ガス
22に対する紫外光の透過光の強さに基づいて測定ガス
1のオゾン濃度値を求めるオゾン濃度演算手段29とを
備え、かつ大気汚染物質を含まないガス27を測定セル
4に送るガス供給手段24と、大気ガス22に対する紫
外光の透過光の強さ及び大気汚染物質を含まないガス2
7に対する紫外光の透過光の強さに基づいて大気汚染物
質濃度値を求める大気汚染物質濃度演算手段30とを備
えたオゾン濃度計である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紫外線の吸収を利
用してオゾン濃度を計測する環境用等のオゾン濃度計に
関する。
【0002】
【従来の技術】図2は環境用オゾン濃度計の構成図であ
る。測定ガス1は、ゼロガス生成器2を通過して三方向
弁3に送られ、かつ直接にこの三方向弁3に送られてい
る。
【0003】このうちゼロガス生成器2は、測定ガス中
のオゾンを吸着・分解してゼロガス、すなわちオゾンの
含まないガスを生成するものとなっている。又、三方向
弁3の出力端には、測定セル4、流量計5、バルブ6及
びポンプ7が接続されている。
【0004】このうち測定セル4には、低圧水銀ランプ
8から放射される紫外光が入射し、かつこの測定セル4
を透過した紫外光の光路上には、この測定セル4を透過
した光の強さを検出する検出器9が配置されている。
【0005】マイクロコンピュータ10は、この検出器
9から出力される検出信号を入力し、測定セル4を透過
した光の強さからオゾン濃度を求めて表示器11に表示
出力する機能を有している。
【0006】このような構成であれば、測定ガス1は、
ポンプ7により引かれ、ゼロガス生成器2においてオゾ
ンが吸着・分解されてオゾンの含まないガス、すなわち
ゼロガス12として生成され、このゼロガス12が三方
向弁3を通って測定セル4に送られる。
【0007】又、測定ガス1は、ポンプ7により引か
れ、直接に三方向弁3を通って測定セル4に送られる。
ここで、三方向弁3は、切り替え動作によってゼロガス
12と測定ガス1とを交互に測定セル4に送る。
【0008】この測定セル4では、測定ガス1が導入さ
れると、この測定ガス1に対して低圧水銀ランプ8から
放射された紫外光が照射される。そして、この紫外光
は、測定ガス1を透過することにより、この測定ガス1
に含まれるオゾンにより吸収され、検出器9に到達す
る。
【0009】この検出器9は、測定ガス1を透過した紫
外光を受光し、この透過光の強さに応じた検出信号を出
力する。又、測定セル4では、ゼロガス12が導入され
ると、このゼロガス12に対して低圧水銀ランプ8から
放射された紫外光が照射される。そして、この紫外光
は、ゼロガス12を透過して検出器9に到達する。
【0010】この検出器9は、ゼロガス12を透過した
紫外光を受光し、この透過光の強さに応じた検出信号を
出力する。マイクロコンピュータ10は、測定ガス1を
測定セル4に導入したときの検出器9の出力信号を取り
込んでその透過光の強さIxを求め、又、ゼロガス12
を測定セル4に導入したときの検出器9の出力信号を取
り込んでその透過光の強さIo を求める。
【0011】そして、マイクロコンピュータ10は、測
定ガス導入時の透過光の強さIx及びゼロガス12導入
時の透過光の強さIo を式(1) に代入して演算し、オゾ
ン濃度値O3 (ppm) を求め、これを表示器11に表示出
力する。
【0012】 O3 (ppm) =(106 T/273×P・K・L) × log(Io /Ix) …(1) ここで、Tは温度(k)、Pは圧力(atm )、Kは吸光
係数( 134cm-1 atm-1)、Lは光路長(cm)である。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記オ
ゾン濃度計では、ゼロガス生成器2を用いてオゾンの含
まないゼロガス12を生成しているが、このゼロガス生
成器2は、測定ガス1に含まれるオゾンを吸着・分解す
るばかりでなく、大気汚染物質、例えばNO2 、SO
2 、H2 S、NH3 などをも吸着・分解してしまう。
【0014】このため、ゼロガス12導入時の透過光の
強さIo は、オゾン及び大気汚染物質をなくしたガスに
対する値となり、計測されるオゾン濃度値O3 は、オゾ
ン濃度+大気汚染物質濃度(オゾン相当換算値)分とな
ってしまう。そこで本発明は、大気汚染物質濃度分を含
まないオゾン濃度値を計測できるオゾン濃度計を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1によれば、測定
ガスを測定セルに送るとともにこの測定セルに紫外光を
照射し、その透過光の強さを検出する機能を備えたオゾ
ン濃度計において、測定ガスとオゾンの存在しない大気
ガスとを交互に測定セルに送るガス切替手段と、測定ガ
スに対する紫外光の透過光の強さ、及び大気ガスに対す
る紫外光の透過光の強さに基づいて測定ガスのオゾン濃
度値を求めるオゾン濃度演算手段と、を備えたオゾン濃
度計である。
【0016】このような手段を講じたオゾン濃度計であ
れば、測定ガスとオゾンの存在しない大気ガスとがガス
切替手段によって交互に測定セルに送られる。この測定
セルでは、測定ガスが導入されると、この測定ガスに紫
外光が照射され、その透過光の強さが検出され、又、大
気ガスが導入されると、この大気ガスに紫外光が照射さ
れ、その透過光の強さが検出される。
【0017】オゾン濃度演算手段は、測定セルにおいて
検出された測定ガスに対する紫外光の透過光の強さ、及
び大気ガスに対する紫外光の透過光の強さを受け取り、
これらの透過光の強さに基づいて測定ガスのオゾン濃度
値を求める。
【0018】これにより、このオゾン濃度値には、大気
汚染物質濃度分を含まないものとして計測される。請求
項2によれば、請求項1のオゾン濃度計に、大気汚染物
質を含まないガスを測定セルに送るガス供給手段と、大
気ガスに対する紫外光の透過光の強さ、及び大気汚染物
質を含まないガスに対する紫外光の透過光の強さに基づ
いて大気汚染物質濃度値を求める大気汚染物質濃度演算
手段と、を付加したオゾン濃度計である。
【0019】このような手段を講じたオゾン濃度計であ
れば、測定ガスとオゾンの存在しない大気ガスとがガス
切替手段によって交互に測定セルに送られるとともに、
大気汚染物質を含まないガスがガス供給段によって測定
セルに送られる。
【0020】この測定セルでは、測定ガスが導入される
と、この測定ガスに紫外光が照射され、その透過光の強
さが検出され、又、大気ガスが導入されると、この大気
ガスに紫外光が照射され、その透過光の強さが検出さ
れ、さらに大気汚染物質を含まないガスが導入される
と、この大気汚染物質を含まないガスに紫外光が照射さ
れ、その透過光の強さが検出される。
【0021】オゾン濃度演算手段は、測定セルにおいて
検出された測定ガスに対する紫外光の透過光の強さ、及
び大気ガスに対する紫外光の透過光の強さを受け取り、
これらの透過光の強さに基づいて測定ガスのオゾン濃度
値を求める。
【0022】又、大気汚染物質濃度演算手段は、測定セ
ルにおいて検出された大気ガスに対する紫外光の透過光
の強さ、及び大気汚染物質を含まないガスに対する紫外
光の透過光の強さに基づいて大気汚染物質濃度値を求め
る。
【0023】これにより、大気汚染物質濃度分を含まな
いオゾン濃度値を計測できるとともに大気汚染物質濃度
値をも計測できる。請求項3によれば、請求項2記載の
オゾン濃度計において、大気ガスを分解剤に通すことに
より大気汚染物質を含まないガスを得るオゾン濃度計で
ある。
【0024】このような手段を講じたオゾン濃度計であ
れば、測定ガスとオゾンの存在しない大気ガスとがガス
切替手段によって交互に測定セルに送られるとともに、
大気ガスを分解剤に通すことにより大気汚染物質を含ま
ないガスを作成し、この大気汚染物質を含まないガスを
ガス供給段によって測定セルに送る。
【0025】この測定セルでは、測定ガスに紫外光を照
射してその透過光の強さを検出し、大気ガスに紫外光を
照射してその透過光の強さを検出し、さらに大気汚染物
質を含まないガスに紫外光を照射してその透過光の強さ
を検出する。
【0026】オゾン濃度演算手段は、測定ガスに対する
紫外光の透過光の強さ及び大気ガスに対する紫外光の透
過光の強さに基づいて測定ガスのオゾン濃度値を求め
る。又、大気汚染物質濃度演算手段は、大気ガスに対す
る紫外光の透過光の強さ及び大気汚染物質を含まないガ
スに対する紫外光の透過光の強さに基づいて大気汚染物
質濃度値を求める。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。なお、図2と同一部分に
は同一符号を付してある。図1は環境用のオゾン濃度計
の構成図である。
【0028】測定ガスサンプルライン20は、測定ガス
を送るものである。この測定ガスは、例えばオゾンが排
オゾン処理装置で処理されずに排出されたときの監視の
ために、排オゾン処理装置のガス排出口付近からサンプ
リングされる。
【0029】大気ガスライン21は、通常オゾンの存在
しない大気ガス22を送るものである。この大気ガス2
2は、測定ガス1の影響のないところからサンプリング
される。
【0030】これら測定ガス1及び大気ガス22には、
どちらにも大気汚染物質の影響があり、両者の差はオゾ
ン濃度のみとなる。これら測定ガスサンプルライン20
及び大気ガスライン21は、ガス切替手段としての第1
の三方向弁23の各弁口に接続されている。
【0031】この第1の三方向弁23は、残りの弁口が
第2の三方向弁24を介して測定セル4に接続されてい
る。この第1の三方向弁23は、測定ガスサンプルライ
ン20又は大気ガスライン21の各弁口を交互に開放し
て、測定ガス1又は大気ガス22を交互に測定セル4に
送る機能を有している。
【0032】一方、大気ガスライン21には、大気ガス
バイパスライン25が分岐して分解剤室26に接続され
ている。この分解剤室26は、大気ガスバイパスライン
25を通して導入される大気ガス22を分解剤に通すこ
とにより、大気ガスから大気汚染物質、例えばNO2
SO2 、H2 S、NH3 などを含まないガス、すなわち
大気ゼロガス27として第2の三方向弁24に送る機能
を有している。
【0033】この第2の三方向弁24は、ガス供給手段
としての機能を有するもので、2つの弁口に第1の三方
向弁23、分解剤室26が接続され、残りの弁口が測定
セル4に接続されている。
【0034】この第2の三方向弁24は、第1の三方向
弁23から送られてくる測定ガス1又は大気ガス22を
測定セルに送り、又は分解剤室26からの大気ゼロガス
27を測定セル4に送る機能を有している。
【0035】測定セル4には、低圧水銀ランプ8から放
射される紫外光が入射し、かつこの測定セル4を透過し
た紫外光の光路上には、この測定セル4を透過した光の
強さを検出する検出器9が配置されている。
【0036】又、測定セル4のガス排出側には、流量計
5、バルブ6及びポンプ7が接続されている。マイクロ
コンピュータ28は、検出器9から出力される検出信号
を取り込んで測定ガス1のオゾン濃度値を求め、さらに
は測定ガス1の大気汚染物質濃度値をも求める機能を有
している。
【0037】原理的には、 オゾン濃度=測定ガス(オゾン+大気汚染物質分)−大
気ガス(大気汚染物質分) として算出し、かつ 大気汚染物質濃度=大気ガス(大気汚染物質分)−(大
気汚染物質分なし) として算出する。
【0038】具体的にマイクロコンピュータ28のオゾ
ン濃度演算手段29は、検出器9からの検出信号を取り
込み、測定ガス導入時の透過光の強さをIx、大気ガス
導入時の透過光の強さをIo とし、これらを式(2) に代
入して演算し、オゾン濃度値O3 (ppm) を求め、これを
表示器11に表示出力する機能を有している。
【0039】 O3 (ppm) =(106 T/273×P・K・L) × log(Io /Ix) …(2) ここで、Tは温度(k)、Pは圧力(atm )、Kは吸光
係数( 134cm-1 atm-1)、Lは光路長(cm)である。
【0040】マイクロコンピュータ28の大気汚染物質
濃度演算手段30は、検出器9からの検出信号を取り込
み、大気ガス導入時の透過光の強さをIy、大気ゼロガ
ス導入時の透過光の強さをIqとし、これらを式(3) に
代入して演算し、大気汚染物質値Z(ppm) を求め、これ
を表示器11に表示出力する機能を有している。
【0041】 Z(ppm) =(106 T/273×P・K・L) × log(Iq/Iy) …(3) 次に上記の如く構成されたオゾン濃度計の作用について
説明する。
【0042】ポンプ7が吸引動作を行っているとき、第
1の三方向弁23及び第2の三方向弁24は、それぞれ
開放する弁口の切替動作を行う。例えば、測定ガス1の
オゾン濃度値を計測する場合、第1の三方向弁23は、
測定ガスサンプルライン20側と大気ガスライン21側
との各弁口を交互に開放し、このとき第2の三方向弁2
4は、第1の三方向弁23側の弁口のみを開放する。
【0043】これにより、測定ガス1と大気ガス22と
は、ポンプ7の吸引動作に引かれ、第1の三方向弁23
から第2の三方向弁24を通って測定セル4に送られ
る。この測定セル4では、測定ガス1が導入されると、
この測定ガス1に対して低圧水銀ランプ8から放射され
た紫外光が照射される。そして、この紫外光は、測定ガ
ス1を透過することにより、この測定ガス1に含まれる
オゾンにより吸収され、検出器9に到達する。
【0044】この検出器9は、測定ガス1を透過した紫
外光を受光し、この透過光の強さに応じた検出信号を出
力する。又、測定セル4では、大気ガス22が導入され
ると、この大気ガス22に対して低圧水銀ランプ8から
放射された紫外光が照射される。そして、この紫外光
は、大気ガス22を透過して検出器9に到達する。
【0045】この検出器9は、大気ガス22を透過した
紫外光を受光し、この透過光の強さに応じた検出信号を
出力する。マイクロコンピュータ28のオゾン濃度演算
手段29は、検出器9からの検出信号を取り込み、測定
ガス1の導入時の透過光の強さをIx、大気ガス22の
導入時の透過光の強さをIo とし、これらを上記式
(2) に代入して演算し、オゾン濃度値O3 (ppm) を求
め、これを表示器11に表示出力する。
【0046】一方、大気汚染物質濃度値を計測する場
合、第1の三方向弁23は、大気ガスライン21側のみ
を開放し、かつ第2の三方向弁24は、第1の三方向弁
23側と分解剤室26側の各弁口を交互に開放する。
【0047】これにより、大気ガス22は、ポンプ7の
吸引動作に引かれ、第1の三方向弁23から第2の三方
向弁24を通って測定セル4に送られる。又、大気ガス
22は、大気ガスバイパスライン25を通って分解剤室
26に入り、この分解剤室26を通ることにより大気汚
染物質、例えばNO2 、SO2 、H2 S、NH3 などを
含まない大気ゼロガス27となり、第2の三方向弁24
を通って測定セル4に送られる。
【0048】すなわち、測定セル4には、大気ガス22
と大気ゼロガス27とが交互に送られる。この測定セル
4では、大気ガス22が導入されると、この大気ガス2
2に対して低圧水銀ランプ8から放射された紫外光が照
射される。そして、この紫外光は、大気ガス22を透過
して検出器9に到達する。
【0049】この検出器9は、大気ガス22を透過した
紫外光を受光し、この透過光の強さに応じた検出信号を
出力する。又、測定セル4では、大気ゼロガス27が導
入されると、この大気ゼロガス27に対して低圧水銀ラ
ンプ8から放射された紫外光が照射される。そして、こ
の紫外光は、大気ゼロガス27を透過して検出器9に到
達する。
【0050】この検出器9は、大気ゼロガス27を透過
した紫外光を受光し、この透過光の強さに応じた検出信
号を出力する。マイクロコンピュータ28の大気汚染物
質濃度演算手段30は、検出器9からの検出信号を取り
込み、大気ガス22の導入時の透過光の強さをIy、大
気ゼロガス27の導入時の透過光の強さをIqとし、こ
れらを式(3) に代入して演算し、紫外線吸収にて検出さ
れる大気汚染物質値Z(ppm) を求め、これを表示器11
に表示出力する。
【0051】又、オゾン濃度値O3 と大気汚染物質値Z
とを連続的に計測する場合、例えば第1の三方向弁23
を測定ガスサンプルライン20側と大気ガスライン21
側との各弁口を順に開放する。このとき第2の三方向弁
24は、第1の三方向弁23側の弁口のみを開放する。
【0052】続いて、第1の三方向弁23を大気ガスラ
イン21側のみを開放し、この状態に第2の三方向弁2
4を第1の三方向弁23側と分解剤室26側の各弁口を
順に開放する。これ以降、上記第1及び第2の三方向弁
23、24の開放動作を繰り返す。
【0053】これにより、測定セル4には、測定ガス
1、大気ガス22、大気ゼロガス27が順に繰り返し送
られる。この測定セル4では、測定ガス1が導入された
ときに低圧水銀ランプ8から放射される紫外光を照射し
て、測定ガス1を透過した紫外光の強さを検出し、又、
大気ガス22が導入されたときに低圧水銀ランプ8から
放射される紫外光を照射して、大気ガス22を透過した
紫外光の強さを検出し、さらに又、大気ゼロガス26が
導入されたときに低圧水銀ランプ8から放射される紫外
光を照射して、大気ゼロガス26を透過した紫外光の強
さを検出する。
【0054】マイクロコンピュータ28は、検出器9か
らの検出信号を取り込み、測定ガス1の導入時の透過光
の強さをIx、大気ガス22の導入時の透過光の強さを
Io、大気ガス22の導入時の透過光の強さをIy、大
気ゼロガス27の導入時の透過光の強さをIqとして一
時記憶する。
【0055】そして、マイクロコンピュータ28のオゾ
ン濃度演算手段29は、上記式(2)を演算してオゾン濃
度値O3 (ppm) を求めてこれを表示器11に表示出力
し、又、大気汚染物質濃度演算手段30は、上記式(3)
を演算して大気汚染物質値Z(ppm) を求めてこれを表示
器11に表示出力する。
【0056】この場合、オゾン濃度値O3 (ppm) と大気
汚染物質値Z(ppm) とは、交互に求めて交互に表示出力
したり、又は交互に求めてそれを連続的に表示出力して
もよい。
【0057】このように上記一実施の形態においては、
測定ガス1とオゾンの存在しない大気ガス22とを交互
に測定セル4に送り、測定ガス1に対する紫外光の透過
光の強さ、及び大気ガス22に対する紫外光の透過光の
強さに基づいて測定ガス1のオゾン濃度値O3 を求める
ようにしたので、NO2 、SO2 、H2 S、NH3 など
の大気汚染物質分を含まない正確な測定ガス1のオゾン
濃度値O3 を計測できる。
【0058】又、大気汚染物質を含まない大気ゼロガス
27を測定セル4に送り、大気ガス2に対する紫外光の
透過光の強さ、及び大気ゼロガス27に対する紫外光の
透過光の強さに基づいて大気汚染物質濃度値を求めるよ
うにしたので、オゾン濃度値O3 の計測に限らず、紫外
線吸収にて検出される大気汚染物質濃度値Zをも計測で
きる。
【0059】この場合、大気ゼロガス27は、分解剤室
26を通すことにより容易に得ることができ、測定ガス
1及び大気ガス22のサンプリングによりオゾン濃度値
3及び大気汚染物質濃度値Zを計測できる。
【0060】
【発明の効果】以上詳記したように本発明の請求項1に
よれば、大気汚染物質濃度分を含まないオゾン濃度値を
計測できるオゾン濃度計を提供できる。又、本発明の請
求項2及び3によれば、大気汚染物質濃度分を含まない
オゾン濃度値を計測できるとともに大気汚染物質濃度値
をも計測できるオゾン濃度計を提供できる。
【0061】又、本発明の請求項3によれば、測定ガス
及びオゾンの存在しない大気ガスを導入することによっ
て、大気汚染物質濃度分を含まないオゾン濃度値を計測
できるとともに大気汚染物質濃度値をも計測できるオゾ
ン濃度計を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるオゾン濃度計の第1の実施形態
を示す構成図。
【図2】従来のオゾン濃度計の構成図。
【符号の説明】
1…測定ガス、4…測定セル、7…ポンプ、8…低圧水
銀ランプ、9…検出器、11…表示器、20…測定ガス
サンプルライン、21…大気ガスライン、22…大気ガ
ス、23…第1の三方向弁、24…第2の三方向弁、2
5…大気ガスバイパスライン、26…分解剤室、27…
大気ゼロガス、28…マイクロコンピュータ、29…オ
ゾン濃度演算手段、30…大気汚染物質濃度演算手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定ガスを測定セルに送るとともにこの
    測定セルに紫外光を照射し、その透過光の強さを検出す
    る機能を備えたオゾン濃度計において、 前記測定ガスとオゾンの存在しない大気ガスとを交互に
    前記測定セルに送るガス切替手段と、 前記測定ガスに対する前記紫外光の透過光の強さ、及び
    前記大気ガスに対する前記紫外光の透過光の強さに基づ
    いて前記測定ガスのオゾン濃度値を求めるオゾン濃度演
    算手段と、を具備したことを特徴とするオゾン濃度計。
  2. 【請求項2】 大気汚染物質を含まないガスを前記測定
    セルに送るガス供給手段と、 前記大気ガスに対する前記紫外光の透過光の強さ、及び
    前記大気汚染物質を含まないガスに対する前記紫外光の
    透過光の強さに基づいて大気汚染物質濃度値を求める大
    気汚染物質濃度演算手段と、を付加したことを特徴とす
    る請求項1記載のオゾン濃度計。
  3. 【請求項3】 前記大気ガスを分解剤に通すことにより
    前記大気汚染物質を含まないガスを得ることを特徴とす
    る請求項2記載のオゾン濃度計。
JP18714995A 1995-07-24 1995-07-24 オゾン濃度計 Pending JPH0933429A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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