JPH07232658A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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- JPH07232658A JPH07232658A JP2848594A JP2848594A JPH07232658A JP H07232658 A JPH07232658 A JP H07232658A JP 2848594 A JP2848594 A JP 2848594A JP 2848594 A JP2848594 A JP 2848594A JP H07232658 A JPH07232658 A JP H07232658A
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- JP
- Japan
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- input shaft
- guide portion
- shaft
- actuating mechanism
- axial direction
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シール部材の使用を不要とし耐久性の向上を
図る。 【構成】 入力軸10と出力軸のピニオンシャフト14
とをトーションバー12で連結し、この両軸の相対回転
量に応じてスプール弁式の弁作動機構40が作動され
る。弁作動機構40は固定部材のハウジング30内に入
力軸10の軸線と平行に配置され、相対回転を軸線方向
の運動に変換する部材として傾斜長孔70Aと軸方向溝
70Bを有するスリーブ部材70、入力軸に突設され長
孔70Aに係合する駆動ピン72と出力軸に突設され溝
70Bに係合するガイドピン74が設けられている。
図る。 【構成】 入力軸10と出力軸のピニオンシャフト14
とをトーションバー12で連結し、この両軸の相対回転
量に応じてスプール弁式の弁作動機構40が作動され
る。弁作動機構40は固定部材のハウジング30内に入
力軸10の軸線と平行に配置され、相対回転を軸線方向
の運動に変換する部材として傾斜長孔70Aと軸方向溝
70Bを有するスリーブ部材70、入力軸に突設され長
孔70Aに係合する駆動ピン72と出力軸に突設され溝
70Bに係合するガイドピン74が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスプール弁式の弁作動機
構を有するパワーステアリング装置に関する。
構を有するパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかる型式のパワーステアリング
装置としては、特開昭60−199765号公報に記載
のものが知られている。
装置としては、特開昭60−199765号公報に記載
のものが知られている。
【0003】このものはアシスト力を発生するシリンダ
への油圧の給排を制御する弁作動機構であるスプール弁
を、ラックに噛合するピニオンを備えたピニオンシャフ
トと一体的にハウジング内で回動するバルブボディ内に
収容配置するようにしている。そして、このバルブボデ
ィの外周に作動油通路としての複数の環状溝を形成し弁
作動機構の所定部位と連通するようにしている。
への油圧の給排を制御する弁作動機構であるスプール弁
を、ラックに噛合するピニオンを備えたピニオンシャフ
トと一体的にハウジング内で回動するバルブボディ内に
収容配置するようにしている。そして、このバルブボデ
ィの外周に作動油通路としての複数の環状溝を形成し弁
作動機構の所定部位と連通するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来のものにあっては、ピニオンシャフトと一体的にハ
ウジング内で回動するバルブボディに弁作動機構を配置
するようにしているので、小型化という観点からは評価
できるが、作動油通路としての環状溝からの作動油の洩
れを防止するために、バルブボディ外周とハウジング内
周との間にシール部材を装着せざるを得ないものであっ
た。
従来のものにあっては、ピニオンシャフトと一体的にハ
ウジング内で回動するバルブボディに弁作動機構を配置
するようにしているので、小型化という観点からは評価
できるが、作動油通路としての環状溝からの作動油の洩
れを防止するために、バルブボディ外周とハウジング内
周との間にシール部材を装着せざるを得ないものであっ
た。
【0005】ピニオンシャフトと一体的に回動するバル
ブボディは、操舵中常に回転するものであるから、回動
に伴う摩耗によって劣化しやすく耐久性の観点から好ま
しいものではない。
ブボディは、操舵中常に回転するものであるから、回動
に伴う摩耗によって劣化しやすく耐久性の観点から好ま
しいものではない。
【0006】本発明の目的は、かかるシール部材の使用
を不要とし耐久性の向上を図ることのできるパワーステ
アリング装置を提供することにある。
を不要とし耐久性の向上を図ることのできるパワーステ
アリング装置を提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、さらに後の実施例の
説明から明らかとなろう。
説明から明らかとなろう。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の一形態は、操舵力が入力される入力軸と操
舵部材を駆動する出力軸とをトーションバーで連結し、
該入力軸と出力軸との相対回転量に応じて作動されるス
プール弁式の弁作動機構を有するパワーステアリング装
置において、前記スプール弁式の弁作動機構を前記入力
軸および出力軸を回転自在に支持する固定部材に配置
し、前記入力軸と出力軸との相対回転を該両軸の軸線方
向の運動に変換する運動方向変換手段を設け、該運動方
向変換手段により前記弁作動機構を作動するようにした
ことを特徴とする。
に、本発明の一形態は、操舵力が入力される入力軸と操
舵部材を駆動する出力軸とをトーションバーで連結し、
該入力軸と出力軸との相対回転量に応じて作動されるス
プール弁式の弁作動機構を有するパワーステアリング装
置において、前記スプール弁式の弁作動機構を前記入力
軸および出力軸を回転自在に支持する固定部材に配置
し、前記入力軸と出力軸との相対回転を該両軸の軸線方
向の運動に変換する運動方向変換手段を設け、該運動方
向変換手段により前記弁作動機構を作動するようにした
ことを特徴とする。
【0009】また、同じく、本発明の他の形態は、前記
スプール弁式の弁作動機構は前記入力軸と平行に配置さ
れ、前記運動方向変換手段は、前記入力軸に軸線方向に
摺動自在に嵌装され、軸線に対し傾いた傾斜案内部と、
軸線方向の案内部と、前記弁作動機構駆動用のフランジ
とが形成されたスリーブ部材と、前記入力軸に突設され
前記傾斜案内部に係合する駆動ピンと、前記出力軸に固
設され前記軸線方向案内部に係合するガイドピンとを備
えていることを特徴とする。
スプール弁式の弁作動機構は前記入力軸と平行に配置さ
れ、前記運動方向変換手段は、前記入力軸に軸線方向に
摺動自在に嵌装され、軸線に対し傾いた傾斜案内部と、
軸線方向の案内部と、前記弁作動機構駆動用のフランジ
とが形成されたスリーブ部材と、前記入力軸に突設され
前記傾斜案内部に係合する駆動ピンと、前記出力軸に固
設され前記軸線方向案内部に係合するガイドピンとを備
えていることを特徴とする。
【0010】また、本発明のさらなる他の形態は、前記
スプール弁式の弁作動機構は前記入力軸と平行に配置さ
れ、前記運動方向変換手段は、前記入力軸に軸線方向に
一体的に摺動自在に嵌装されたスリーブ部材およびリン
グ部材であって、軸線に対し傾いた傾斜案内部と軸線方
向の案内部とが形成されたスリーブ部材と、前記弁作動
機構駆動用レバーを備え前記スリーブ部材に対し回動自
在なリング部材と、前記入力軸に突設され前記傾斜案内
部に係合する駆動ピンと、前記出力軸に固設され前記軸
線方向案内部に係合するガイドピンとを備えていること
を特徴とする。
スプール弁式の弁作動機構は前記入力軸と平行に配置さ
れ、前記運動方向変換手段は、前記入力軸に軸線方向に
一体的に摺動自在に嵌装されたスリーブ部材およびリン
グ部材であって、軸線に対し傾いた傾斜案内部と軸線方
向の案内部とが形成されたスリーブ部材と、前記弁作動
機構駆動用レバーを備え前記スリーブ部材に対し回動自
在なリング部材と、前記入力軸に突設され前記傾斜案内
部に係合する駆動ピンと、前記出力軸に固設され前記軸
線方向案内部に係合するガイドピンとを備えていること
を特徴とする。
【0011】さらに、本発明のさらなる他の形態は、前
記スプール弁式の弁作動機構は前記入力軸と直角方向に
配置され、前記運動方向変換手段は、前記入力軸に軸線
方向に一体的に摺動自在に嵌装された第1および第2の
スリーブ部材であって、軸線に対し傾いた第1傾斜案内
部と軸線方向の案内部とが形成された第1スリーブ部材
と、軸線に対し傾いた第2傾斜案内部が形成され、前記
弁作動機構駆動用レバーと前記第2傾斜案内部に係合す
るピンとを備えたリング部材が嵌装された第2スリーブ
部材と、前記入力軸に突設され前記第1傾斜案内部に係
合する駆動ピンと、前記出力軸に固設され前記軸線方向
案内部に係合するガイドピンとを備えていることを特徴
とする。
記スプール弁式の弁作動機構は前記入力軸と直角方向に
配置され、前記運動方向変換手段は、前記入力軸に軸線
方向に一体的に摺動自在に嵌装された第1および第2の
スリーブ部材であって、軸線に対し傾いた第1傾斜案内
部と軸線方向の案内部とが形成された第1スリーブ部材
と、軸線に対し傾いた第2傾斜案内部が形成され、前記
弁作動機構駆動用レバーと前記第2傾斜案内部に係合す
るピンとを備えたリング部材が嵌装された第2スリーブ
部材と、前記入力軸に突設され前記第1傾斜案内部に係
合する駆動ピンと、前記出力軸に固設され前記軸線方向
案内部に係合するガイドピンとを備えていることを特徴
とする。
【0012】本発明の好ましい実施の形態では、前記固
設部材は操舵部材を摺動自在に支持するシリンダに固設
されたハウジングであることを特徴とする。
設部材は操舵部材を摺動自在に支持するシリンダに固設
されたハウジングであることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、操舵力が入力軸に入力される
とトーションバーで連結された出力軸が回転し操舵部材
が駆動される。このとき操舵部材の負荷が大きいとトー
ションバーの捩れのために入力軸と出力軸との間に相対
回転が生ずる。この相対回転は運動方向変換手段によっ
て入力軸の軸線方向運動に変換され、固定部材に配置さ
れたスプール弁式の弁作動機構が作動される。
とトーションバーで連結された出力軸が回転し操舵部材
が駆動される。このとき操舵部材の負荷が大きいとトー
ションバーの捩れのために入力軸と出力軸との間に相対
回転が生ずる。この相対回転は運動方向変換手段によっ
て入力軸の軸線方向運動に変換され、固定部材に配置さ
れたスプール弁式の弁作動機構が作動される。
【0014】従って、スプール弁式の弁作動機構が固定
部材に配置されているので、従来の如きシール部材を必
要としない。
部材に配置されているので、従来の如きシール部材を必
要としない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づき説
明する。
明する。
【0016】図1において、10は不図示のコラムシャ
フトに連結される入力軸であり、その中空内部にトーシ
ョンバー12を有している。トーションバー12の一端
は入力軸に固設されその他端部のセレーションが出力軸
としてのピニオンシャフト14の同じくセレーションに
相対回転不能に係合されている。ピニオンシャフト14
のピニオンは操舵部材としてのピストンロッド16に一
体的に形成されたラック18に噛合している。ピストン
ロッド16にはピストン20が固設されシリンダ22を
それぞれ左右の作動油圧室22L,22Rに画成してい
る。
フトに連結される入力軸であり、その中空内部にトーシ
ョンバー12を有している。トーションバー12の一端
は入力軸に固設されその他端部のセレーションが出力軸
としてのピニオンシャフト14の同じくセレーションに
相対回転不能に係合されている。ピニオンシャフト14
のピニオンは操舵部材としてのピストンロッド16に一
体的に形成されたラック18に噛合している。ピストン
ロッド16にはピストン20が固設されシリンダ22を
それぞれ左右の作動油圧室22L,22Rに画成してい
る。
【0017】本実施例においては、シリンダ22とギア
ハウジングとが一体に形成されており、ラック18が一
体的に形成されたピストンロッド16が所定のリンケー
ジを介してナックルアームを駆動し、操舵が行われる。
従って、本明細書ではシリンダ22はギアハウジングと
同じ意味でも用いられる。
ハウジングとが一体に形成されており、ラック18が一
体的に形成されたピストンロッド16が所定のリンケー
ジを介してナックルアームを駆動し、操舵が行われる。
従って、本明細書ではシリンダ22はギアハウジングと
同じ意味でも用いられる。
【0018】しかして、前述のピニオンシャフト14は
シリンダ22にベアリング24,26によって回転自在
に支承されている。
シリンダ22にベアリング24,26によって回転自在
に支承されている。
【0019】30はシリンダ(ギアハウジング)22に
固設された固定部材としてのハウジングであり、本実施
例では3つの部分、すなわち、底部30A、中間部30
B、上部30Cにより構成されている。ハウジング上部
30Cにはベアリング32が配設され、入力軸10を回
転自在に支承している。またハウジング中間部30Bに
はスプール弁式の弁作動機構40が配置されている。
固設された固定部材としてのハウジングであり、本実施
例では3つの部分、すなわち、底部30A、中間部30
B、上部30Cにより構成されている。ハウジング上部
30Cにはベアリング32が配設され、入力軸10を回
転自在に支承している。またハウジング中間部30Bに
はスプール弁式の弁作動機構40が配置されている。
【0020】この弁作動機構40は前述の左右の作動油
圧室22L,22Rの油圧を制御すべく左右対称の関係
で配列されている。従って、片側のみを説明することと
するが、左右を区別する必要があるときは符号の後に左
の場合「L」を、右の場合「R」を付す。
圧室22L,22Rの油圧を制御すべく左右対称の関係
で配列されている。従って、片側のみを説明することと
するが、左右を区別する必要があるときは符号の後に左
の場合「L」を、右の場合「R」を付す。
【0021】弁作動機構40は、ハウジング中間部30
Bに形成された、入力軸10および出力軸14の軸線と
平行な空孔内に摺動自在に配設されたスプール弁42と
ドレンポペット44とスプール弁42を閉鎖方向に付勢
するインレットスプリング46とスプール弁42および
ドレンポペット44の間に設けられたドレンスプリング
48とを主に備えている。インレットスプリング46の
ばね定数がドレンスプリング48のそれよりも大きく設
定されている。
Bに形成された、入力軸10および出力軸14の軸線と
平行な空孔内に摺動自在に配設されたスプール弁42と
ドレンポペット44とスプール弁42を閉鎖方向に付勢
するインレットスプリング46とスプール弁42および
ドレンポペット44の間に設けられたドレンスプリング
48とを主に備えている。インレットスプリング46の
ばね定数がドレンスプリング48のそれよりも大きく設
定されている。
【0022】スプール弁42はその中心にドレン用の貫
通孔42Aが穿設され、その外周にシール42Bが装着
された第1ランド42Cとテーパ面が形成された第2ラ
ンド42Dとが形成されている。
通孔42Aが穿設され、その外周にシール42Bが装着
された第1ランド42Cとテーパ面が形成された第2ラ
ンド42Dとが形成されている。
【0023】また、ドレンポペット44はその先端にス
プール弁42の貫通孔42Aを閉鎖すべく円錐頭44A
を、中間部にドレンスプリング48のシートを兼ねるフ
ランジ44Bを備え、該フランジ44Bにはドレン孔4
4Cが穿設されている。
プール弁42の貫通孔42Aを閉鎖すべく円錐頭44A
を、中間部にドレンスプリング48のシートを兼ねるフ
ランジ44Bを備え、該フランジ44Bにはドレン孔4
4Cが穿設されている。
【0024】さらに、上述したハウジング中間部30B
の空孔は、その両端において拡径され作用室50が形成
されている。また、その拡径により生じたエッジ部が上
述のスプール弁42のテーパ面と当接するように寸法設
定が行われている。
の空孔は、その両端において拡径され作用室50が形成
されている。また、その拡径により生じたエッジ部が上
述のスプール弁42のテーパ面と当接するように寸法設
定が行われている。
【0025】ハウジング中間部30Bには上記作用室5
0に連通するシリンダポート51L,51R、および上
記スプール弁42の第1ランド42Cと第2ランド42
Dとの間に画成される空間に連通するポンプポート52
L,52Rが形成されている。
0に連通するシリンダポート51L,51R、および上
記スプール弁42の第1ランド42Cと第2ランド42
Dとの間に画成される空間に連通するポンプポート52
L,52Rが形成されている。
【0026】しかして、ポンプポート52L,52Rに
はモータ60によって駆動されるポンプ62の吐出側が
チェックバルブ64を介して連通される。なお、本実施
例ではこの連通路にアキュムレータ66が配設され、圧
力作動スイッチ68は蓄圧力が所定圧力以下に低下した
とき作動しモータ60を回転させるようにされている。
はモータ60によって駆動されるポンプ62の吐出側が
チェックバルブ64を介して連通される。なお、本実施
例ではこの連通路にアキュムレータ66が配設され、圧
力作動スイッチ68は蓄圧力が所定圧力以下に低下した
とき作動しモータ60を回転させるようにされている。
【0027】上に説明した構成は本発明の第1および第
2の実施例(図1および図2)に共通する。
2の実施例(図1および図2)に共通する。
【0028】次に、運動方向変換手段の構成につき説明
するに、本発明の第1の実施例では、スリーブ部材70
を備えている。
するに、本発明の第1の実施例では、スリーブ部材70
を備えている。
【0029】スリーブ部材70は入力軸10に軸線方向
に摺動自在に嵌装されており、その中腹部に軸線に対し
て傾いた傾斜案内部としての所定幅を有する長孔70A
が形成されている。なお、長孔に限らずその内周面に長
溝を形成するようにしてもよい。また、スリーブ部材7
0はその下側部に軸線方向の案内部として案内溝ないし
は案内スロット70Bが形成されると共にその上部に弁
作動機構駆動用の円板状のフランジ70Cが形成されて
いる。
に摺動自在に嵌装されており、その中腹部に軸線に対し
て傾いた傾斜案内部としての所定幅を有する長孔70A
が形成されている。なお、長孔に限らずその内周面に長
溝を形成するようにしてもよい。また、スリーブ部材7
0はその下側部に軸線方向の案内部として案内溝ないし
は案内スロット70Bが形成されると共にその上部に弁
作動機構駆動用の円板状のフランジ70Cが形成されて
いる。
【0030】そして、スリーブ部材70の長孔70Aに
は入力軸10に穿設した駆動ピン72が係合され、案内
溝70Bには出力軸としてのピニオンシャフト14に固
設されたガイドピン74が係合されている。
は入力軸10に穿設した駆動ピン72が係合され、案内
溝70Bには出力軸としてのピニオンシャフト14に固
設されたガイドピン74が係合されている。
【0031】しかして、上述の円板状のフランジ70C
は前述の線対称に配置された弁作動機構40の左右のド
レンポペット44の後端部44DLおよび44DRに挾
持される形態で配置されている。
は前述の線対称に配置された弁作動機構40の左右のド
レンポペット44の後端部44DLおよび44DRに挾
持される形態で配置されている。
【0032】かかる構成になる本発明の第1実施例にあ
っては、操舵力が付与されていない、すなわち、中立の
直進走行時には図1に示す状態にあり、アキュムレータ
66に蓄圧された圧力がチェックバルブ64および閉鎖
位置にあるスプール弁42により保持されている。この
ときポンプ62は停止している。スプール弁42はイン
レットスプリング46の方がドレンスプリング48より
もばね定数が大きく、またランド42C,42Dの圧力
作用面の受圧面積が等しく設定されているので移動しな
い。
っては、操舵力が付与されていない、すなわち、中立の
直進走行時には図1に示す状態にあり、アキュムレータ
66に蓄圧された圧力がチェックバルブ64および閉鎖
位置にあるスプール弁42により保持されている。この
ときポンプ62は停止している。スプール弁42はイン
レットスプリング46の方がドレンスプリング48より
もばね定数が大きく、またランド42C,42Dの圧力
作用面の受圧面積が等しく設定されているので移動しな
い。
【0033】ステアリングホイールが操舵され操舵力が
入力軸10に入力されると、トーションバー12を介し
てピニオンシャフト14が回転しラック18が形成され
たピストンロッド16が左右のいずれかの方向に動き車
輪の転舵が行われる。
入力軸10に入力されると、トーションバー12を介し
てピニオンシャフト14が回転しラック18が形成され
たピストンロッド16が左右のいずれかの方向に動き車
輪の転舵が行われる。
【0034】このとき、ラック18の負荷に対応してト
ーションバー12が捩られ、この捩り量に応じて入力軸
10とピニオンシャフト14との間に相対回転変位が生
ずる。従って、ガイドピン74と案内溝70Bとの係合
によりピニオンシャフト14との相対回転が阻止されて
いるスリーブ部材70は、入力軸10の駆動ピン72と
傾斜長孔70Aとの係合により、入力軸10の相対回転
に伴って軸線方向のいずれかに移動する。例えば、スリ
ーブ部材70が軸線方向上方に移動されると、フランジ
70Cが左ドレンポペット44Lをドレンスプリング4
8のセット荷重に抗って押圧し、その円錐頭44Aでも
ってスプール弁のドレン用貫通孔42Aが閉鎖される。
ーションバー12が捩られ、この捩り量に応じて入力軸
10とピニオンシャフト14との間に相対回転変位が生
ずる。従って、ガイドピン74と案内溝70Bとの係合
によりピニオンシャフト14との相対回転が阻止されて
いるスリーブ部材70は、入力軸10の駆動ピン72と
傾斜長孔70Aとの係合により、入力軸10の相対回転
に伴って軸線方向のいずれかに移動する。例えば、スリ
ーブ部材70が軸線方向上方に移動されると、フランジ
70Cが左ドレンポペット44Lをドレンスプリング4
8のセット荷重に抗って押圧し、その円錐頭44Aでも
ってスプール弁のドレン用貫通孔42Aが閉鎖される。
【0035】そして、さらに相対回転が増大していく
と、インレットスプリング46のセット荷重に抗ってス
プール弁42を移動させる。この移動に伴いランド42
Dのテーパ面がエッジ部から離れるので、アキュムレー
タに蓄圧されていた圧力が作用室50を通ってシリンダ
22の左側作動油圧室22Lに導入されアシスト力を付
与する。
と、インレットスプリング46のセット荷重に抗ってス
プール弁42を移動させる。この移動に伴いランド42
Dのテーパ面がエッジ部から離れるので、アキュムレー
タに蓄圧されていた圧力が作用室50を通ってシリンダ
22の左側作動油圧室22Lに導入されアシスト力を付
与する。
【0036】このとき右側作動油圧室22R内の作動油
は作用室50R、スプール弁の貫通孔42AR、ドレン
ポペットの貫通孔44Cからハウジング30内に抜け、
ドレン孔30Dを介してドレンタンクDにドレンされ
る。
は作用室50R、スプール弁の貫通孔42AR、ドレン
ポペットの貫通孔44Cからハウジング30内に抜け、
ドレン孔30Dを介してドレンタンクDにドレンされ
る。
【0037】次に、本発明の第2の実施例につき説明す
る。この実施例が前実施例と異なるのは、前述のように
その運動方向変換手段の部分であり、スリーブ部材70
に一体に形成されたフランジ70Cに対応する部位の構
成が異なっている。
る。この実施例が前実施例と異なるのは、前述のように
その運動方向変換手段の部分であり、スリーブ部材70
に一体に形成されたフランジ70Cに対応する部位の構
成が異なっている。
【0038】すなわち、第2の実施例におけるスリーブ
部材170は、フランジ170Cが前実施例のフランジ
70Cに比べ小径である以外スリーブ部材70と同様の
構成であり傾斜長孔170A、軸方向の案内溝170B
を備えている。
部材170は、フランジ170Cが前実施例のフランジ
70Cに比べ小径である以外スリーブ部材70と同様の
構成であり傾斜長孔170A、軸方向の案内溝170B
を備えている。
【0039】そして、スリーブ部材170のフランジ1
70C上のスラストベアリング172を介してリング部
材174が相対回転自在に設けられ、リング部材174
はカラー176によりスリーブ部材170と軸方向に一
体に動くよう保持されている。
70C上のスラストベアリング172を介してリング部
材174が相対回転自在に設けられ、リング部材174
はカラー176によりスリーブ部材170と軸方向に一
体に動くよう保持されている。
【0040】さらに、リング部材174には弁作動機構
40駆動用のレバー174Aが突設されており、該レバ
ー174Aは前実施例と同様に中立位置での左右のドレ
ンポペット44L,44Rの間に当接して位置されてい
る。傾斜長孔170Aには入力軸10に突設した駆動ピ
ン72が、案内溝170Bにはガイドピン74がそれぞ
れ係合するのは前実施例と同じである。
40駆動用のレバー174Aが突設されており、該レバ
ー174Aは前実施例と同様に中立位置での左右のドレ
ンポペット44L,44Rの間に当接して位置されてい
る。傾斜長孔170Aには入力軸10に突設した駆動ピ
ン72が、案内溝170Bにはガイドピン74がそれぞ
れ係合するのは前実施例と同じである。
【0041】しかして、入力軸10と出力軸であるピニ
オンシャフト14との間に相対変位があると、前実施例
と同様にスリーブ部材170はリング部材174と共に
軸線方向に移動し、弁作動機構40の駆動を行う。しか
しながら、リング部材174はスリーブ部材170がピ
ニオンシャフト14と共に回転するのに対しスラストベ
アリング172の作用でそのままの回転位置に止まって
いる。
オンシャフト14との間に相対変位があると、前実施例
と同様にスリーブ部材170はリング部材174と共に
軸線方向に移動し、弁作動機構40の駆動を行う。しか
しながら、リング部材174はスリーブ部材170がピ
ニオンシャフト14と共に回転するのに対しスラストベ
アリング172の作用でそのままの回転位置に止まって
いる。
【0042】従って、本実施例においては入力軸10に
対し回転自在なリング部材174を設けたことにより、
弁作動機構駆動用のレバー174Aを一定位置に止めて
おくことができるので、ハウジング30を小さくするこ
とができる。
対し回転自在なリング部材174を設けたことにより、
弁作動機構駆動用のレバー174Aを一定位置に止めて
おくことができるので、ハウジング30を小さくするこ
とができる。
【0043】次に、本発明の第3の実施例につき、図3
ないし図5を参照しつつ説明する。
ないし図5を参照しつつ説明する。
【0044】本実施例が前実施例と大きく異なる点は、
対称に配列された弁作動機構40を入力軸10の軸線に
対し直角方向に配置したことであり、この配置の変更に
伴い運動方向変換手段に変更が加えられている。
対称に配列された弁作動機構40を入力軸10の軸線に
対し直角方向に配置したことであり、この配置の変更に
伴い運動方向変換手段に変更が加えられている。
【0045】すなわち、本実施例にかかる弁作動機構1
40は基本的作用は前実施例のものと同様であるが、構
成上若干の変更が加えられている。
40は基本的作用は前実施例のものと同様であるが、構
成上若干の変更が加えられている。
【0046】まず、図4において、本例の弁作動機構1
40は左右のバルブボディ141を備えており、該バル
ブボディ141がハウジング130に入力軸10の軸線
に対し直角方向に向けて固設されている。そして、バル
ブボディ141に形成された空孔内に摺動自在にスプー
ル弁142およびドレンポペット144が配設されてい
る。スプール弁142はバルブボディ141に螺着され
たプラグ147に保持されたインレットスプリング14
6により付勢され、そのテーパ面がエッジ部に当接する
閉鎖位置に保持されること前実施例と同じである。
40は左右のバルブボディ141を備えており、該バル
ブボディ141がハウジング130に入力軸10の軸線
に対し直角方向に向けて固設されている。そして、バル
ブボディ141に形成された空孔内に摺動自在にスプー
ル弁142およびドレンポペット144が配設されてい
る。スプール弁142はバルブボディ141に螺着され
たプラグ147に保持されたインレットスプリング14
6により付勢され、そのテーパ面がエッジ部に当接する
閉鎖位置に保持されること前実施例と同じである。
【0047】なお、本実施例では前実施例におけるドレ
ンポペット44のドレン孔44Cに換え、バルブボディ
141にドレンポート149が形成されている。その他
については前実施例と同じであるから同一機能部位には
前実施例に用いた符号に100を加えた符号を用いて示
し、重複説明を避ける。
ンポペット44のドレン孔44Cに換え、バルブボディ
141にドレンポート149が形成されている。その他
については前実施例と同じであるから同一機能部位には
前実施例に用いた符号に100を加えた符号を用いて示
し、重複説明を避ける。
【0048】次に、ハウジング130はほぼ円筒状に形
成されシリンダ(ギアハウジング)22に固設されてい
る。
成されシリンダ(ギアハウジング)22に固設されてい
る。
【0049】本実施例における運動方向変換手段は、入
力軸10に軸線方向に一体的に摺動自在に嵌装された第
1および第2のスリーブ部材270および370を含ん
でいる。第1スリーブ部材270は前実施例のスリーブ
部材70,170と同様な第1傾斜長孔270Aと軸線
方向の案内溝270Bと小径のフランジ270とを有し
ている。第2スリーブ部材370は第1傾斜長孔270
Aと同一方向に傾斜した第2傾斜長孔370Aおよびフ
ランジ370Cを有している。そして、第1および第2
のスリーブ部材270および370は、図5に示すよう
にフランジ同士が対向され、その間にスラストベアリン
グ272に介在されて連結リング274によって連結さ
れている。連結リング274は断面L字状に形成され、
その短片部と第2のスリーブ部材370のフランジ37
0Cとの間にスラストベアリング276を介在させた
後、その長片部を第1スリーブ部材270のフランジ2
70Cにねじ止めすることにより、両スリーブ部材の相
対回転を許しつつ両者を軸線方向に連結している。
力軸10に軸線方向に一体的に摺動自在に嵌装された第
1および第2のスリーブ部材270および370を含ん
でいる。第1スリーブ部材270は前実施例のスリーブ
部材70,170と同様な第1傾斜長孔270Aと軸線
方向の案内溝270Bと小径のフランジ270とを有し
ている。第2スリーブ部材370は第1傾斜長孔270
Aと同一方向に傾斜した第2傾斜長孔370Aおよびフ
ランジ370Cを有している。そして、第1および第2
のスリーブ部材270および370は、図5に示すよう
にフランジ同士が対向され、その間にスラストベアリン
グ272に介在されて連結リング274によって連結さ
れている。連結リング274は断面L字状に形成され、
その短片部と第2のスリーブ部材370のフランジ37
0Cとの間にスラストベアリング276を介在させた
後、その長片部を第1スリーブ部材270のフランジ2
70Cにねじ止めすることにより、両スリーブ部材の相
対回転を許しつつ両者を軸線方向に連結している。
【0050】さらに、第2スリーブ部材370の外周に
はリング部材372が嵌装され、該リング部材372は
その外方に突設されたレバー372Aおよび内方に突設
されたピン372Bを有している。ピン372Bは第2
スリーブ部材370に形成された第2の傾斜長孔370
Aに係合し、レバー372Aはハウジング130の通孔
130A内を延在し前述の弁作動機構140の対向配置
されたドレンポペット144Lおよび144Rの間にア
ダプタ374Lおよび374Rが介在されて当接状態で
配置されている。なお通孔130Aはレバー372Aの
回転運動のみ許容し、軸線方向の運動は規制する。
はリング部材372が嵌装され、該リング部材372は
その外方に突設されたレバー372Aおよび内方に突設
されたピン372Bを有している。ピン372Bは第2
スリーブ部材370に形成された第2の傾斜長孔370
Aに係合し、レバー372Aはハウジング130の通孔
130A内を延在し前述の弁作動機構140の対向配置
されたドレンポペット144Lおよび144Rの間にア
ダプタ374Lおよび374Rが介在されて当接状態で
配置されている。なお通孔130Aはレバー372Aの
回転運動のみ許容し、軸線方向の運動は規制する。
【0051】上記構成になる本発明の第3の実施例にお
いて、入力軸10と出力軸としてのピニオンシャフト1
4との間に回転方向に相対変位があると、入力軸10に
突設された駆動ピン72と第1傾斜長孔270Aとの係
合により、第1スライド部材270および第2スライド
部材370が共に軸線方向に移動する。第2スライド部
材370が軸線方向に移動すると、ピン372Bが第2
の傾斜長孔370Aに係合されているリング部材372
がカム作用により回転し、そのレバー372Aはアダプ
タ374を介してドレンポペット144を移動させるこ
とになる。
いて、入力軸10と出力軸としてのピニオンシャフト1
4との間に回転方向に相対変位があると、入力軸10に
突設された駆動ピン72と第1傾斜長孔270Aとの係
合により、第1スライド部材270および第2スライド
部材370が共に軸線方向に移動する。第2スライド部
材370が軸線方向に移動すると、ピン372Bが第2
の傾斜長孔370Aに係合されているリング部材372
がカム作用により回転し、そのレバー372Aはアダプ
タ374を介してドレンポペット144を移動させるこ
とになる。
【0052】しかして、前実施例で説明したのと同様
に、ドレンポペット144ひいてはスプール弁142が
移動されて圧油が所定の作動油圧室に供給され、アシス
ト力が生ずる。
に、ドレンポペット144ひいてはスプール弁142が
移動されて圧油が所定の作動油圧室に供給され、アシス
ト力が生ずる。
【0053】上述した実施例では弁作動機構の方向(対
称的に配置されているスプール弁の軸線方向)を入力軸
に対し平行に配置するか、直角方向に配置するかで相違
する。この相違は、車両においてレイアウト上有利な方
を選択できるのでそれぞれ効果的である。
称的に配置されているスプール弁の軸線方向)を入力軸
に対し平行に配置するか、直角方向に配置するかで相違
する。この相違は、車両においてレイアウト上有利な方
を選択できるのでそれぞれ効果的である。
【0054】さらに、上述した実施例では、車両のバウ
ンド時等にラック(本例ではピストンロッド16と同
じ)の偏心が生じたとしても、出力軸と入力軸との相対
角変位が生じない限り弁作動機構が作動することがない
ので、いたずらにアシスト力が生ずることなくステアリ
ング剛性を高め車両の直進走行性が向上するという効果
もある。
ンド時等にラック(本例ではピストンロッド16と同
じ)の偏心が生じたとしても、出力軸と入力軸との相対
角変位が生じない限り弁作動機構が作動することがない
ので、いたずらにアシスト力が生ずることなくステアリ
ング剛性を高め車両の直進走行性が向上するという効果
もある。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、スプール弁式の弁作動機構を固定部材に配置
したので、耐久性の問題を生ずるようなシール部材を不
要とすることができる。
によれば、スプール弁式の弁作動機構を固定部材に配置
したので、耐久性の問題を生ずるようなシール部材を不
要とすることができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す断面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB−B線断面図である。
10 入力軸 12 トーションバー 14 ピニオンシャフト(出力軸) 30 ハウジング 40,140 弁作動機構 42,142 スプール弁 44,144 ドレンポペット 70,170,270,370 スリーブ部材 70A,170A,270A,370A 傾斜長孔 70B,170B,270B 案内溝 70C,170C フランジ 72 駆動ピン 74 ガイドピン 174,372 リング部材 174A,372A レバー
Claims (5)
- 【請求項1】 操舵力が入力される入力軸と操舵部材を
駆動する出力軸とをトーションバーで連結し、該入力軸
と出力軸との相対回転量に応じて作動されるスプール弁
式の弁作動機構を有するパワーステアリング装置におい
て、 前記スプール弁式の弁作動機構を前記入力軸および出力
軸を回転自在に支持する固定部材に配置し、 前記入力軸と出力軸との相対回転を該両軸の軸線方向の
運動に変換する運動方向変換手段を設け、 該運動方向変換手段により前記弁作動機構を作動するよ
うにしたことを特徴とするパワーステアリング装置。 - 【請求項2】 前記スプール弁式の弁作動機構は前記入
力軸と平行に配置され、 前記運動方向変換手段は、 前記入力軸に軸線方向に摺動自在に嵌装され、軸線に対
し傾いた傾斜案内部と、軸線方向の案内部と、前記弁作
動機構駆動用のフランジとが形成されたスリーブ部材
と、 前記入力軸に突設され前記傾斜案内部に係合する駆動ピ
ンと、 前記出力軸に固設され前記軸線方向案内部に係合するガ
イドピンとを備えていることを特徴とする請求項1に記
載のパワーステアリング装置。 - 【請求項3】 前記スプール弁式の弁作動機構は前記入
力軸と平行に配置され、 前記運動方向変換手段は、 前記入力軸に軸線方向に一体的に摺動自在に嵌装された
スリーブ部材およびリング部材であって、軸線に対し傾
いた傾斜案内部と軸線方向の案内部とが形成されたスリ
ーブ部材と、 前記弁作動機構駆動用レバーを備え前記スリーブ部材に
対し回動自在なリング部材と、 前記入力軸に突設され前記傾斜案内部に係合する駆動ピ
ンと、 前記出力軸に固設され前記軸線方向案内部に係合するガ
イドピンとを備えていることを特徴とする請求項1に記
載のパワーステアリング装置。 - 【請求項4】 前記スプール弁式の弁作動機構は前記入
力軸と直角方向に配置され、 前記運動方向変換手段は、 前記入力軸に軸線方向に一体的に摺動自在に嵌装された
第1および第2のスリーブ部材であって、軸線に対し傾
いた第1傾斜案内部と軸線方向の案内部とが形成された
第1スリーブ部材と、 軸線に対し傾いた第2傾斜案内部が形成され、前記弁作
動機構駆動用レバーと前記第2傾斜案内部に係合するピ
ンとを備えたリング部材が嵌装された第2スリーブ部材
と、 前記入力軸に突設され前記第1傾斜案内部に係合する駆
動ピンと、 前記出力軸に固設され前記軸線方向案内部に係合するガ
イドピンとを備えていることを特徴とする請求項1に記
載のパワーステアリング装置。 - 【請求項5】 前記固設部材は操舵部材を摺動自在に支
持するシリンダに固設されたハウジングであることを特
徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のパワース
テアリング装置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2848594A JPH07232658A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | パワーステアリング装置 |
KR1019950704605A KR960701767A (ko) | 1994-02-25 | 1995-02-27 | 압력 제어 장치(Pressure Control Device) |
PCT/JP1995/000291 WO1995023086A1 (fr) | 1994-02-25 | 1995-02-27 | Dispositif de commande de pression |
DE19580329T DE19580329T1 (de) | 1994-02-25 | 1995-02-27 | Drucksteuerungsgerät |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2848594A JPH07232658A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232658A true JPH07232658A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12249973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2848594A Pending JPH07232658A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07232658A (ja) |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP2848594A patent/JPH07232658A/ja active Pending
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