JP4112053B2 - パワーステアリングの油圧コントロールバルブ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両の左右操向輪を軽快に操舵するためのパワーステアリングに用いる油圧コントロールバルブ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
実公平5-37904号に開示されたパワーステアリングの油圧シリンダを伸縮動させる機構によれば、ステアリングケース内のハンドル軸がハンドルによって回転され、その回転が第一サンギアから第一遊星ギアを介し第一リングギアに伝達されて第一リングギアの外周面上の切換操作アームを直立姿勢から左方向および右方向に揺動変位させて、油圧コントロールバルブ装置に備わるステアリング弁を弁ケース内で押し方向、または、引き方向に摺動操作されて中立位置から給油位置に切り換わり、油圧シリンダが伸縮動される。そして、その伸縮動は操舵アームからステアリングケース内のフィードバック軸に伝達され回転させる。この回転は、フィードバック軸に設置した第二キャリアから第二遊星ギア、第二サンギア、第一キャリア、第一遊星ギアを経て前記第一リングギアを前述とは反対方向へ回転させることとなり、これによりステアリング弁が中立位置に戻されて前記油圧シリンダの伸縮動を停止させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の従来技術では、ステアリング弁を中立位置から一方の給油位置に切換えたときに、車輪に使用するゴムタイヤの剛性不足により操向時に生じる弾性変形や、ステアリングリンク系の相互連結部、並びに、ハンドルと操舵アームとの間に介在されたフィードバック用のステアリング機構中のガタ、などがあると操舵アームの回動変位量がステアリング弁に正確に伝わられず、本来なら中立位置に戻して油圧シリンダを停止させるべきところが他方の給油位置までオーバストロークされてしまい、その結果、ステアリング弁が、振動的に、一方の給油位置と他方の給油位置との間で往復動され、油圧シリンダの伸縮動の停止位置が定まらず、操向輪の振れ(シミー現象)が発生してステアリング性能が低下する不具合があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解決するため、本発明では以下のような手段を用いる。ハンドル操作により中立位置から油圧シリンダに対する給油位置へ切換えられると共に、油圧シリンダの伸縮動がフィードバックされてこの給油位置から中立位置へ自動的に戻るように構成されたステアリング弁において、該ステアリング弁の切換動作に連動してその切換速度を抑制する緩衝体を設け、前記緩衝体は、前記ステアリング弁に連結したダンパピストンと、該ダンパピストンにより区画形成された一対のダンパ室と、各ダンパ室内に充填した圧縮流体と、前記ダンパ室間の流体移動を許容する絞り通路と、を備えたものに構成し、前記ダンパ室の各々に対し前記ステアリング弁の低圧回路を接続し、前記ダンパ室の各々にオイルを供給するための給油口を、前記ステアリング弁が中立位置のときには前記ダンパ室の各々と連通し、前記ステアリング弁が給油位置方向へ変位したときにはオイル圧縮側のダンパ室との連通が前記ダンパピストンの外周面によって可及的に遮断されるように、設ける。
【0010】
【発明の実施の形態】
添付の図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。図1は、車両に装備されたパワーステアリングの模式斜視図、図2はステアリングケース内部の側面断面図、図3は、図2のa−a矢視断面図である。
【0011】
図1には本発明を適用するパワーステアリングの一例が示され、フロントデフケース1より左右に突出した車軸ケース2,2の外端に前輪3L,3Rが旋回自在に支持されている。そして、前輪3L,3Rのナックルアーム4L,4Rに接続したタイロッド5L,5Rの各々を機体中央の操舵アーム6に枢結し、該操舵アーム6と機体シャーシ7との間に複動型の油圧シリンダ8を介在連結して、この油圧シリンダ8が伸縮動することにより前輪3L,3Rを左または右方向へ旋回させることができる。
【0012】
前記油圧シリンダ8を伸縮駆動するためのステアリング機構Aが、ハンドル9に接続するハンドル軸10と、操舵アーム6の回動支点上に固設したフィードバック軸11との間に介装されている。このステアリング機構Aは、次のような構成をしている。即ち、前記ハンドル軸10とフィードバック軸11とを同一軸線上に突き合わせて軸受け支持するステアリングケース12を設ける。そして、ハンドル軸10のケース内端に刻設した第一サンギア10aを、複数個の第一遊星ギア13を介してステアリングケース12の内壁に摺動自在に案内保持した第一リングギア14と噛み合い連結する。該第一リングギア14の外周面上には切換操作アーム15が植設され、その先端に形成した球節部15aはステアリングケース12の一側壁面から突出される。
【0013】
一方、前記フィードバック軸11のケース内端に、複数個の第二遊星ギア16を枢支する第二キャリア11aを一体的に設け、この第二遊星ギア16を、ステアリングケース12の内壁にボルト17によって固定した第二リングギア18、並びに、第二サンギア19と噛み合わせる。該第二サンギア19は、前記第一遊星ギア13を枢支する第一キャリア20の回転中心上に設けた伝動軸21に連結される。
【0014】
前記ステアリングケース12の一側壁面上には前記油圧シリンダ8を伸縮駆動するための油圧コントロールバルブ装置Vを設置する。この油圧コントロールバルブ装置Vに備わるスプール形のステアリング弁22の一端側に凹部22aが形成され、該凹部22a内に前記切換操作アーム15の球節部15aが挿入される。ハンドル9を左右に回転させると、その回転がハンドル軸10、サンギア10a、遊星ギア13、第一リングギア14を介して、切換操作アーム15を図3でみて直立姿勢から左方向および右方向に揺動変位させ、それによって、ステアリング弁22が弁ケース23内で押し方向、または、引き方向に摺動操作される。
【0015】
弁ケース23には図4に示すように、エンジン(図示せず)により駆動される油圧ポンプPの吐出口が接続されるポンプポート24、並びに、該ポンプポート24に通じる入口環状溝24aと、前記油圧シリンダ8の一方の油室が接続される第一シリンダポート25、並びに、該第一シリンダポート25に通じる第一出口環状溝25aと、前記油圧シリンダ8の他方の油室が接続される第二シリンダポート26、並びに、該第二シリンダポート26に通じる第二出口環状溝26aと、油タンク27に通じる低圧回路28が接続されるドレンポート29、並びに、該ドレンポート29に油路29aを介して接続される第一ドレン環状溝29b,第二ドレン環状溝29cが、それぞれ設けられている。なお、この低圧回路28には、他の油圧アクチュエータ(図示せず)駆動用の油圧回路をシリーズ接続して、低圧回路28を流れるドレン油を有効利用しても良い。
【0016】
前記ステアリング弁22は,中立位置(N)とその両側に第一給油位置(C1)と第二給油位置(C2)とを有する3位置切換式に構成されたものであって、該ステアリング弁22が図4に示す中立位置(N)にあるときには、入口環状溝24aをステアリング弁22の小径部22bと内部油路22cとにより第一ドレン環状溝29bに連通して油圧ポンプPからの圧油をドレンポート29から低圧回路28へアンロードする一方、第一出口環状溝25aと第二出口環状溝26aとをステアリング弁22のランド部22dにてそれぞれ閉鎖する。
【0017】
そして、前記ステアリング弁22が、切換操作アーム15の揺動により矢印(イ)方向に摺動されると第一給油位置(C1)に切換わり、入口環状溝24aをステアリング弁22の小径部22bと内部油路22cとから第一出口環状溝25aに通じさせて油圧ポンプPからの圧油を第一シリンダポート25に導く一方、第二出口環状溝26aが、ステアリング弁22の小径部22e、第二ドレン環状溝29c、油路29aからドレンポート29に通じて、これにより油圧シリンダ8が伸長方向に駆動される。
【0018】
この油圧シリンダ8の伸長動作により前輪3L,3Rが左右一方向に操舵されると共に、その操舵変位量がナックルアーム4L,4R、タイロッド5L,5R、操舵アーム6を通じてステアリングケース12内のフィードバック軸11に伝達されて第二キャリア11aを回転させ、第二遊星ギア16、第二サンギア19、第一キャリア20、第一遊星ギア13を経て前記第一リングギア14を前述とは反対方向へ回転させ、これによりステアリング弁22が矢印(ロ)方向に摺動されて中立位置(N)に戻り前記油圧シリンダ8の伸長動作を停止させる。
【0019】
また、前記ステアリング弁22が、切換操作アーム15の揺動により矢印(ロ)方向に摺動されると第二給油位置(C2)に切換わり、入口環状溝24aをステアリング弁22の小径部22eから第二出口環状溝26aに通じさせて油圧ポンプPからの圧油を第二シリンダポート26に導く一方、第一出口環状溝25aが、ステアリング弁22の小径部22b、内部油路22c、第一ドレン環状溝29bからドレンポート29に通じて、これにより油圧シリンダ8が縮小方向に駆動される。そして、この油圧シリンダ8の縮小動作を受けて回転するフィードバック軸11によりステアリング弁22が矢印(イ)方向、即ち、中立位置(N)に戻り前記油圧シリンダ8の縮小動作が停止される。なお、このステアリング弁22の一端側と前記弁ケース23との間にはスプリング機構30が配設されて、ステアリング弁22を図4に示す中立位置(N)に復帰させる方向に付勢している。
【0020】
次に、以上のような油圧コントロールバルブ装置Vにおいて適用した、本発明の要部である、ステアリング弁22の切換動作を緩慢にするための緩衝体Dを説明する。図4には、ステアリング弁22の他端側で該弁22と同一軸線上に前記緩衝体Dを配設した例が示されている。即ち、ステアリング弁22の他端側を弁ケース23の一側壁より突出させ、この突出したステアリング弁22を覆うようにしてその一側壁上にシリンダケース31を取付ボルト32にて固定設置する。そして、シリンダケース31内に位置するステアリング弁22のの外周面上にダンパピストン33を軸線方向に一体摺動可能に設置し、該ダンパピストン33によってシリンダケース31内に2つのダンパ室31a,31bを区画形成する。
【0021】
これらのダンパ室31a,31bには圧縮流体が充填されると共に、両ダンパ室31a,31b間を相互連通させて圧縮流体の移動を許容する絞り通路34を、ダンパピストン33の一側面から他側面にかけて貫通状に設けて、緩衝体Dを圧縮流体式ダンパーに構成している。35はダンパ室31a内の圧縮流体がケース外へ漏れないようにするためのシールスリーブであり、36はダンパ室31b内の流体がケース外へ漏れないようにするためのシールリングである。
【0022】
前記2つのダンパ室31a,31bへ供給する圧縮流体にはガス、エア、オイルなどが挙げられるが、特に本発明では、前記ステアリング弁23の低圧回路28に流れるオイルを利用することとした。即ち、前記ドレンポート29に通じる油路29aから油路29dを分岐させて弁ケース23の一側壁面上に開口させると共に、前記シリンダケース31には、前記2つのダンパ室31a,31bにオイルを供給するための給油口35を設け、前記油路29dに対して油路36を介して接続するのである。前記低圧回路28には管路抵抗が生じているので、油圧ポンプPが作動し、且つ、ステアリング弁23が中立位置(N)のときには給油口35にオイルが導入される状態となる。
【0023】
前記ダンパピストン33はシリンダケース31内において、ステアリング弁23が中立位置(N)のときに、図4に示す如く、2つのダンパ室31a,31bの容積をほぼ均等にする位置に設定される。一方、前記給油口35の末端は、前記ステアリング弁23が中立位置(N)のときにダンパピストン33の外周面33a上に開口すると共に、その内径を、図5や図6に示すようにダンパピストン33の厚みよりも大きく設定する。これにより、給油口35を各ダンパ室31a,31bに同時連通させるためのアンダーラップ部UL,ULが形成される。
【0024】
このアンダーラップ部UL,ULのアンダーラップ量は前記ハンドル9の遊びと略一致するように設定する。なお、33bはダンパピストン33の外周縁に加工形成した傾斜面であって、その傾斜角度によりアンダーラップ量を調整することができる。
【0025】
ハンドル9により前述の如く第一リングギア14が回転され、例えば図7、図8に示すように中立位置(N)にある前記ステアリング弁22が矢印方向、即ち、第一給油位置(C1)方向に摺動変位されるときには、前記ダンパピストン33の外周面33aによってオイル圧縮側のダンパ室31aに対する給油口35の開口面積が減少しアンダーラップ部ULが小さくなる。そして、前記ステアリング弁22の摺動変位が進行してハンドル9の遊びが無くなり、やがて図9、図10に示されるように、前記ダンパピストン33の外周面33aが、ダンパ室31aに対する給油口35の連通を遮断した時点で、ダンパピストン33により圧縮されるオイルは絞り通路34を通過してダンパ室31a外へ徐々に排出されることとなり、これによりステアリング弁22の切換動作が緩慢にされて最終的に第一給油位置(C1)に切り換わる。
【0026】
そして、前述のフィードバック軸11にてステアリング弁22がこの第一給油位置(C1) ら中立位置(N)に戻る際には、図9でみて前記ステアリング弁22がダンパピストン33と共に反矢印方向に摺動することになるが、このときに、それまでオイル圧縮側であったダンパ室31a内がダンパピストン33の変位により負圧となりダンパ室31a外のオイルが絞り通路34を経てダンパ室31a内に導入されることとなる。これによりステアリング弁22の中立位置(N)への切換動作も緩慢にされる。
【0027】
逆に、ステアリング弁22が中立位置(N)から第二給油位置(C2)へ切換えられるときにはダンパ室31b内のオイルが、ダンパピストン33の反矢印方向への変位により圧縮され、前記と同様に、絞り通路34を通過してダンパ室31b外へ徐々に排出されることになり、これによりステアリング弁22の切換動作が緩慢になる。また、フィードバック軸11にてステアリング弁22が中立位置(N)に戻される際には、前記ステアリング弁22がダンパピストン33ダンパ室31b内が負圧となりダンパ室31b外のオイルが絞り通路34を経てダンパ室31b内に導入されることとなる。これによりステアリング弁22の中立位置(N)への切換動作も緩慢にされる。
【0028】
次に図12に基づいて本発明の第二実施例に係る油圧コントロールバルブ装置を説明する。この実施例においては、第一実施例のものが緩衝体Dにシリンダケース31を必要としたのに対し、それを不要としたことに特徴がある。即ち、ステアリング弁22の小径部22bと凹部22aとの間に位置する部分の外周面上に前記ダンパピストン33を設置し、ステアリング弁22と一体摺動自在に固定する。そして、このダンパピストン33を弁ケース23に設けた凹部内に収容させ、該凹部の解放端をシールカバー37にて閉鎖することによりその前後にダンパ室31a,31bが区画形成される。そして、前記ステアリング弁23のドレンポート29に通じる油路29aの一部を両ダンパ室31a,31bと軸方向でオーバラップするように延伸させ、この延伸部分の油路と直角方向に給油口35を穿設する。この給油口35と両ダンパ室31a,31bとの連通関係やその他の構成は第一実施例と同じであるので説明は省略する。
【0029】
次に図13に基づいて本発明の第三実施例に係る油圧コントロールバルブ装置を説明する。前述の実施例がいずれもステアリング弁22の一部がダンパピストン33のピストンロッドを兼ねさせていたのに対し、この実施例においては、弁ケース23から完全分離したシリンダケース31とそのカバー31aに内装されたダンパピストン33の中心部から相反する方向へピストンロッド39を設けると共に、該ピストンロッド39の軸線をステアリング弁22の軸線と平行させるようにシリンダケース31を弁ケース23の外壁面に設置する。そして、ピストンロッド39の一端を、弁ケース23の外方へ延伸したステアリング弁22の一端と連結板40を介して接続する一方、ステアリング弁23のドレンポート29に通じる油路29aから分岐した油路29dとダンパ室31a,31bの給油口35とを、弁ケース23とシリンダケース31との合わせ面を通じて接続するのである。本実施例によれば、緩衝体Dがステアリング弁22に対して後付け可能となり、パワーステアリングにおいて前述した不具合が実際に発生した時点で取り付ければ良く、不具合が発生しない場合には油路29dの開口端を封止しておくのである。
【0030】
次に図14,15は、ダンパ室31a,31b内に充填したオイルを一方のダンパ室から他方のダンパ室へ移動許容するための絞り通路の第一変形例を示したものである。この絞り通路は、ダンパピストン33には穿設せず、シリンダケース31の給油口35からダンパ室31a,31b方向へ二手に分かれた油路41a,41bの末端に絞り通路34a,34bとして穿孔され、ダンパ室31a,31bの各々に接続する。
【0031】
また、図16に示す絞り通路34の第二変形例では、前記ダンパ室31a,31bの内径に対し相対的に前記ダンパピストン33の外径を小さく設定することにより隙間dを形成してこれを絞り通路34とするのである。この実施例によれば絞り通路34を機械加工する工程を省略させることができる。
【0032】
【発明の効果】
請求項1によれば、緩衝体がステアリング弁の切換速度を抑制するので、操向輪の振れ(シミー現象)が発生することがない。また、前記緩衝体を圧縮流体式ダンパーとして、低コストで簡素、かつ、作動の安定したものに構成することができる。また、ステアリング弁の低圧回路を流れるオイルをダンパ用の圧縮流体に利用できるので更に低コスト化が図れると共に、ダンパ室内は常時このオイルで満たしておくことができる。そして、緩衝体のダンパ作動のタイミングをハンドルの遊びに略一致させることができ、オペレータの操縦感覚に違和感を与えることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両に装備されたパワーステアリングの模式斜視図である。
【図2】ステアリングケース内部の側面断面図である。
【図3】図2のa−a矢視断面図である。
【図4】本発明の第一実施例に係る油圧コントロールバルブ装置の側面断面図である。
【図5】ステアリング弁が中立位置のときの要部拡大断面図である。
【図6】図5のb−b矢視断面図である。
【図7】ステアリング弁が一方の給油位置に切り換わる直前の動作説明図である。
【図8】図7のc−c矢視断面図である。
【図9】ステアリング弁が一方の給油位置に切り換わった動作説明図である。
【図10】図9のd−d矢視断面図である。
【図11】パワーステアリングの油圧回路図である。
【図12】本発明の第二実施例に係る油圧コントロールバルブ装置の側面断面図である。
【図13】同じく第三実施例に係る油圧コントロールバルブ装置の側面断面図である。
【図14】絞り通路の第一変形例を示す要部拡大図である。
【図15】図14のe−e矢視断面図である。
【図16】絞り通路の第二変形例を示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
A ステアリング機構S 油圧シリンダV 油圧コントロールバルブ装置UL アンダーラップ部22 ステアリング弁23 弁ケース28 低圧回路31a ダンパ室31b ダンパ室33 ダンパピストン34 絞り通路35 給油口
Claims (1)
- ハンドル操作により中立位置から油圧シリンダに対する給油位置へ切換えられると共に、油圧シリンダの伸縮動がフィードバックされてこの給油位置から中立位置へ自動的に戻るように構成されたステアリング弁において、該ステアリング弁の切換動作に連動してその切換速度を抑制する緩衝体を設け、前記緩衝体は、前記ステアリング弁に連結したダンパピストンと、該ダンパピストンにより区画形成された一対のダンパ室と、各ダンパ室内に充填した圧縮流体と、前記ダンパ室間の流体移動を許容する絞り通路と、を備えたものに構成し、前記ダンパ室の各々に対し前記ステアリング弁の低圧回路を接続し、前記ダンパ室の各々にオイルを供給するための給油口を、前記ステアリング弁が中立位置のときには前記ダンパ室の各々と連通し、前記ステアリング弁が給油位置方向へ変位したときにはオイル圧縮側のダンパ室との連通が前記ダンパピストンの外周面によって可及的に遮断されるように、設けたことを特徴とする油圧コントロールバルブ装置。
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