JPH07232408A - 熱硬化性樹脂製複合被覆構造体及びその施工方法 - Google Patents

熱硬化性樹脂製複合被覆構造体及びその施工方法

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JPH07232408A
JPH07232408A JP2540294A JP2540294A JPH07232408A JP H07232408 A JPH07232408 A JP H07232408A JP 2540294 A JP2540294 A JP 2540294A JP 2540294 A JP2540294 A JP 2540294A JP H07232408 A JPH07232408 A JP H07232408A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】クラック追随性のある複合被覆構造体を作る。 【構成】1)基体(基礎下地) 2)接着剤層としてプライマー塗布して削設孔を有する
不織布シート接着 3)軟質弾性防水材層としてポリウレタン樹脂系防水剤
塗布 4)繊維強化熱硬化樹脂層として内面、外面に不飽和ポ
リエステル樹脂を塗布含浸したガラス繊維を載置 5)化粧材を上面塗布 して熱硬化性樹脂製複合被覆構造体で耐水性、クラック
追随性のある複合被覆構造体を作る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート及びモル
タル構造物、金属駆体に対して適用される亀裂追随性、
防水性、炭酸ガス障壁性、遮塩性、駆体との一体性、耐
水膨れ性に優れた複合被覆構造体、土本建築物及び複合
被覆構造体施工法に係わるものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物や金属駆体を基体と
して塗膜防水は基体クラックに追随する為に伸び率が高
く、非接着タイプの浮し貼り工法が良いことはよく知ら
れている事であるが、自動車・フォークリフトのハンド
リングにより塗膜が回転しシワや切れが発生するという
問題がある。又、その対策として保護モルタルで押さえ
ているが相当な重量アップとなる。又、ウレタンの脱気
工法が一般に使用されているが、塗膜が柔らかく車の移
動に対して塗膜が傷ついたりシワが生じる。又、タイヤ
のスリップにより汚れる。これらを解決する為に表面を
固い塗膜で被覆する必要があるが、固い材料を被覆した
場合には重量物による極端なタワミにより表面にクラッ
クが入る結果となる。又、浮し貼り工法の場合、線膨張
係数の大きいものは太陽熱での伸縮によりシワや膨れが
発生するという問題がある。一方、密着工法では基体の
クラックが発生した場合、伸び率の高いものはクラック
に追随するが耐荷重性が不足し、表層はほこりやタイヤ
の汚れが付着する。従って表層に固い伸びの小さいもの
を化粧層として塗布しているが、クラックが発生した場
合ヒビ割れした場所に力が集中し切れてしまうという問
題がある。固い材料で接着力が強い場合には切断を生じ
接着力が弱い場合には基体より剥離して浮きを生じる。
浮き・膨れを生じた場所に自動車が通るとさらに欠陥部
が拡大されてしまう。又、基体が朝・昼・晩などの温度
差により伸縮し基体が伸びた場合硬度の高く伸びのない
材料では膨れやキレツを発生し、自動車などの重量物の
移動により、さらに拡大され重大な欠陥となる。また一
方、防水被覆塗膜性構造体としては特公昭52−258
77号に記載されているように柔軟性のある不飽和ポリ
エステル樹脂と繊維補強材を組み合わせたFRP(繊維
補強プラスチックス)構造体、あるいは特開昭58−1
89071号に記載されているように発泡ポリウレタン
樹脂の被覆構造体が知られている。又、特開平1−21
9242号にはポリウレタン樹脂層とFRP層を複合化
し、亀裂追随性、防水性、炭酸ガス障壁性、遮塩性等を
向上した施工法が提案されている。それとは別に特開昭
60−195253号及び特開昭60−195254号
が提案されている。両者はコンクリート製建造物におい
て、繊維強化熱硬化製樹脂を用いるものである。最近で
は、上記の改良法として特開平3−261547号があ
る。基体(D)上に引張伸び率30%以上の高分子組成
物質C層(例えば塗膜型樹脂組成物質層、シート状体か
らなる高分子組成物質層、補強材により強化した塗膜型
樹脂組成物層又は1液湿気硬化ポリウレタン樹脂層)、
ついで繊維強化熱硬化樹脂用接着剤B層(例えばイソシ
アネート基含有樹脂又は1液湿気硬化ウレタン樹脂がC
層及びB層を兼用)、そして最上層に繊維強化熱硬化樹
脂A層を設けるものである。しかし、繊維強化熱硬化樹
脂層の密着工法では、繊維強化熱硬化樹脂の破断伸びが
小さく、上記した問題が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】人、自動車や手押し車
などの重量物が通る事が出来、軽量で防水層の全体の伸
びが0.5〜100%の伸びの小さい物であっても基体
の動きに追随し、基体の動きや気温差による防水層の伸
び縮みに対して外観上膨れやシワが起こらない防水層を
発明しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に鋭意研究した結果、本発明に到達したもので、本発明
は防水面上からの衝撃及び車両等の重量物の移動に対
し、防水層の損傷がなく、基体面からの水分の脱気及び
基体との追随性も飛躍的に向上することを目的としたも
のであり、複合被覆構造体の構造が下から 一層目 基体 二層目 接着剤層 三層目 通気性を有した不織布層 四層目 軟質弾性防水材層 五層目 熱硬化樹脂用接着剤層 六層目 繊維強化熱硬化樹脂層 からなることを特徴とする熱硬化性樹脂製複合被覆構造
体である。防水面上からの衝撃及び車両等の重量物の移
動に対し、表層部を高強度の繊維強化熱硬化樹脂層とす
るとともに基体内面からの水分の除去及び基体との追随
性を向上するために通気性を有した不織布層を挿入し、
さらに両者間に軟質弾性防水材層を積層することにより
表層部と不織布層の伸縮緩和と防水性の両立をもたらし
たものであり、従来は本発明の繊維強化熱硬化樹脂層の
浮し貼り工法は繊維強化熱硬化樹脂の破断伸びが小さく
不可能と考えられ、実際に例を見なかったものである。
又、複合被覆構造体全体の強度を保持し、不織布を介し
て複合被覆構造体全体の剥離を防止し、接着性をよくす
るために不織布に複数の削設孔を設けるものであり、防
水性能の向上のために、両者間に軟質弾性防水材層を積
層したものであり、あるいは不織布の表面又は内面に薄
膜のゴム又は熱可塑性エラストマーからなるフィルム層
を設けたものである。基体と不織布層は密着状態にはな
らず、その為基体の伸縮に対し防水層が保護され、クラ
ック・破損に至らず、又複合被覆構造体の剛軟を調整す
るために軟質弾性防水材層に発泡体を用いたり、多層の
複合被覆構造体の順序を 一層目 基体 二層目 接着剤層 三層目 軟質弾性防水材層 四層目 通気性を有した不織布層 五層目 熱硬化樹脂用接着剤層 六層目 繊維強化熱硬化樹脂層 にすることで性能を変え、視覚向上には複合被覆構造体
の六層目の上に七層目に化粧層を積層し、具体的には熱
硬化性樹脂製複合被覆構造体において、下記の工程にて 一層目 基礎下地(基体) 二層目 接着剤として1液性湿気硬化型ポリウレタンプ
ライマー又はゴム系プライマー塗布 三層目 通気性を有した不織布として有孔ポリエステル
繊維不織布 四層目 軟質弾性防水材層として2液硬化型ポリウレタ
ン防水材塗布 五層目 熱硬化樹脂用接着剤層として軟質不飽和ポリエ
ステル樹脂塗布 六層目 繊維強化熱硬化樹脂層としてガラス繊維上面下
面軟質不飽和ポリエステル樹脂を含浸し硬質不飽和ポリ
エステル樹脂最上層塗布 する熱硬化性樹脂製複合被覆構造体の施工方法である。
【0005】本発明を図面をもとに説明する。図1は従
来の熱硬化性樹脂製複合被覆構造体の一般的な断面図で
ある。図2は従来の熱硬化性樹脂製複合被覆構造体の基
体の割れ目1aから水分が浸入し膨れ1bが発生した断
面図である。図3は本発明の一般的な断面図である。本
発明の特徴は不織布3を用いることである。不織布は、
基体の伸縮に対する防水層の保護と防水層の膨れ防止に
寄与する。本発明の熱硬化性樹脂製複合被覆構造体の硬
軟の硬さ調整は軟弾性防水材層3を非発泡体で施工する
か、発泡体にするかによって、硬さの硬軟及び厚みが調
整される。又視覚の美的観賞には最上層に化粧層を設け
ることで解決できる。図4は本発明の効果の一つである
基体の割れ目1aからの水分の脱気13aを示す断面図
である。水分の脱気は不織布3を通して矢印のように脱
気される。
【0006】図5は本発明の一般的な断面図である。本
発明の基体1は、セメントコンクリート、アスファルト
コンクリート石綿スレート、アルミ板、FRP、プラス
チック、本質物、金属などの単独あるいは組合わせで構
成されたもので、その形状は何れのものでもよく、構造
物の表面であれば球面、曲面、延長面、平面、垂直面、
斜面、天井面等いずれでも活用可能である。
【0007】基体上に必要に応じて下地処理、プライマ
ー処理を行う。プライマーとしては、一液性湿気硬化型
ウレタンプライマー、ビスフェノールA型エポキシ/ポ
リアミン系プライマー、不飽和ポリエステル系プライマ
ー及びゴム系接着剤を用いることができる。
【0008】不織布シート3は市販の合成繊維又は天然
繊維のものを用いるが、複数の削設孔4を設け鎖効果を
もたらすようにする。
【0009】不織布シート上に塗布する二液硬化型ポリ
ウレタン防水材としては通常の水酸基を有するポリオー
ルとイソシアネート基をもつ化合物の二液型の主剤に架
橋剤、充填剤などを添加して用いる。
【0010】軟質弾性防水材は目的に応じて非発泡体及
び発泡体といずれの方法でも使用可能である。ポリウレ
タン樹脂系防水剤の上に下地処理、プライマー処理を行
う。プライマー処理の後に軟質不飽和ポリエステル樹脂
を塗布する。軟質不飽和ポリエステル樹脂を塗布するの
はクラック追随性をもたせるためである。軟質不飽和ポ
リエステル樹脂の上にガラス繊維を載置する。ガラス繊
維は織物と違ってガラス繊維の上部及び下部に塗布した
樹脂の反応を円滑化し、しかもガラス繊維のもつれあっ
た量感がクラック追随性に相乗効果をもたらす。
【0011】ガラス繊維の上部に硬質不飽和ポリエステ
ル樹脂を塗布する。上部に硬質不飽和ポリエステル樹脂
を塗布するのは、擦傷性を防ぐためである。上面塗布に
は硬質不飽和ポリエステル樹脂を用いる。
【0012】本発明でよりよい構造体を作る方法として
図2のようにガラス繊維を二層にする防水工法がある。
一層目のガラス繊維7の下部、上部に軟質不飽和ポリエ
ステル樹脂を塗布し、二層目のガラス繊維7の下部、上
部に硬質不飽和ポリエステル樹脂を塗布する方法があ
る。
【0013】本発明の塗布はハケ、ローラー又はスプレ
ー塗装で行い、ガラス繊維は不飽和ポリエステル樹脂塗
布後ローラーで押圧しながら圧着させる。
【0014】プライマーとして使用する一液性湿気硬化
型ウレタンプライマーに使用されるポリイソシアネート
としては例えば2.4−トリレンジイソシアネート、
2.6−トリレンジイソシアネート、2.4/2.6=
65/35(重量比)トリレンジイソシアネート、2.
4/2.6=80/20(重量比)トリレンジイソシア
ネート、4.4′−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、ヘキサメチレンジイソシアネート、フェニレンジイ
ソシアネート、1.5−ナフタレンジイソシアネート、
メタキシリレンジイソシアネート、水添加トリレンジイ
ソシアネート、水添加4.4′−ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、粗製トリレンジイソシアネート、ポリメ
チレンポリフェニルイソシアネート等が挙げられる。そ
して、これらの単独又はこれらの混合物として用いるこ
とができる。また、ポリオールとしては、従来ポリウレ
タンの製造に用いられているポリオール類がいずれも使
用でき、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、グリセリン、トリメチロールエタン、トリメチロー
ルプロパン、ヒマシ油、ジグリセリン、ソルビトール、
ペンタエリスリトール、ジペンタエリスリトール等の活
性水素含有化合物、及び上述の活性水素含有化合物とエ
チレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシ
ド、スチレンオキシド、テトラハイドロフラン等のアル
キレンオキシド類の単独又は混合物を付加重合して得ら
れる、末端水酸基2個以上を有する平均分子量3000
以下平均官能基数2以上、好ましくは平均分子量200
〜1000平均官能基数2〜2.5の活性水素含有ポリ
マーが使用される。その他ポリエステルポリオール、ポ
リε−カプロラプトンポリオール、アクリルポリオー
ル、ポリイミン、ポリアミド、尿素樹脂及びメラミン樹
脂等の平均分子量3000以下平均官能基数1.5以
上、好ましくは平均分子量200〜1000平均官能基
数2〜2.5の活性水素含有ポリマーも併用することが
できる。
【0015】本発明に使用する二液性ポリウレタン樹脂
系防水剤はイソシアネート化合物は同じであるが、イソ
シアネート化合物とポリオール成分とプレポリマーを作
るものも含まれる。ポリオール成分の平均分子量は20
0〜3000と幅広く 1)末端イソシアネート遊離基含有プレポリマー+ポリ
オール 2)イソシアネート化合物+ポリオール 3)エマルジョン型ポリウレタン樹脂系防水剤 などがある。これらのイソシアネート及びポリオールの
両成分は分子末端がイソシアネートになるような割合
で、公知慣用のウレタン化反応を通してウレタンプレポ
リマーとされる。次いで、このウレタンプレポリマーは
希釈可能な溶剤で希釈されて、樹脂分10〜70重量
%、好ましくは15〜50重量%の樹脂溶液が調整され
る。
【0016】本発明に使用する不飽和ポリエステル樹脂
としては、α,β−不飽和二塩基酸又はその酸無水物
と、芳香族飽和二塩基酸又はその酸無水物と、グリコー
ル類の重縮合によって製造され、場合にとっては酸成分
として脂肪族或いは脂環族飽和二塩基酸を併用して製造
された不飽和ポリエステル30〜80重量部を、α,β
−不飽和単量体70〜20重量部に溶解して得られるも
のが挙げられる。又、ビニルエスチル樹脂とは、不飽和
ポリエステルの末端をビニル変性したもの、及びエポキ
シ樹脂骨格の末端をビニル変性したものである。これら
は、必要により増粘剤、充填剤、硬化触媒、硬化促進
剤、低収縮化剤等を添加するが、特に硬化触媒、硬化促
進剤の添加は有用である。上記のα,β−不飽和二塩基
酸又はその酸無水物としては、マレイン酸、無水マレイ
ン酸、フマル酸、イタコン酸、シトラコン酸、クロルマ
レイン酸及びこれらのエステル等があり、芳香族飽和二
塩基酸又はその酸無水物としては、フタル酸、無水フタ
ル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ニトロフタル酸、
テトラヒドロ無水フタル酸、エンドメチレンテトラヒド
ロ無水フタル酸、ハロゲン化無水フタル酸及びこれらの
エステル等があり、脂肪族或いは脂環族飽和二塩基酸と
しては、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、アジピン酸、
セバシン酸、アゼライン酸、グルタル酸、ヘキサヒドロ
無水フタル酸及びこれらのエステル等があり、それぞれ
単独或いは併用して使用される。グリコール類として
は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエ
チレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、1.3−ブタ
ンジオール、1.4−ブタンジオール、2−メチルプロ
パン、1.3−ジオール、ネオペンチルグリコール、ト
リエチレングリコール、テトラエチレングリコール、
1.5−ペンタンジオール、1.6−ヘキサンジオー
ル、ビスフェノールA、水素化ビスフェノールA、エチ
レングリコールカーボネート、2.2−ジ−(4−ヒド
ロキシプロポキシジフェニル)プロパン等が挙げられ、
単独或いは併用して使用されるが、そのほかにエチレン
オキサイド、プロピレンオキサイド等の酸化物も同様に
使用できる。又、グリコール類と酸成分の一部としてポ
リエチレンテレフタレート等の重縮合物も使用できる。
又、上記α,β−不飽和単量体としては、スチレン、ビ
ニルトルエン、α−メチルスチレン、クロルスチレン、
ジクロルスチレン、ビニルナフタレン、エチルビニルエ
ーテル、メチルビニルケトン、メチルアクリレート、エ
チルアクリレート、メチルメタクリレート、アクリロニ
トリル、メタクリロニトリル等のビニル化合物及びジア
リルフタレート、ジアリルフマレート、ジアリルサクシ
ネート、トリアリルシアヌレート等のアリル化合物など
の不飽和ポリエステルやビニルエステル樹脂と架橋可能
なビニルモノマー或いはビニルオリゴマー等が挙げら
れ、単独或いは併用して用いられるが、一般的にはスチ
レンが使用される。増粘剤は不飽和ポリエステル等の有
する水酸基、カルボキシル基やエステル結合等と化学的
に結合して線状又は一部交又結合を生じせしめて分子量
を増大させ、不飽和ポリエステル樹脂を増粘させる性質
を有するもので、例えばトルエンジイソシアネートのご
時ジイソシアネート類、アルミニウムイソプロポキシ
ド、チタンテトラプトキシの如き金属アルコキシド類、
酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ベリリウムの
如き2価金属の酸化物、水酸化カルシウムの如き2価金
属の水酸化物等を挙げることができる。増粘剤の使用量
は不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して通常
0.2〜5重量部、好ましくは0.5〜4重量部の割合
である。そして必要ならば水の如き極性の強い物質を増
粘助剤として少量使用することができる。着色剤として
は、従来公知の有機及び無機の染料、顔料がいずれも使
用できるが、なかでも耐熱性、透明性に優れ、かつ不飽
和ポリエステル等の硬化を著しく妨害することのないも
のが好ましく用いられる。本発明ではガラス繊維を繊維
強化材として使っているが、他にアミド、アラミド、ビ
ニロン、ポリエステル、フェノール等の有機繊維、カー
ボン繊維、金属繊維、セラミック繊維あるいはそれらの
組合わせも使用される。施工性、経済性を考慮した場
合、好ましいのはガラス繊維、有機繊維である。繊維の
形態は平織り、朱子織り、マット状等があるが、施工
性、厚み保持等よりマット状等があるが、施工性、厚み
保持等よりマット状が好ましい。又、ガラスロービング
を20〜100mmにカットして、チョプドストランド
にして使用することも可能である。 充填剤としては、
炭酸カルシウム粉、クレー、アルミナ粉、タルク、硫酸
バリウム、シリカパウダーガラス粉、ガラスビーズ、マ
イカ、水酸化アルミニウム、セルロース糸、硅砂、川
砂、寒水石、大理石屑、砕石などの公知のものが挙げら
れ、なかでも硬化時半透明性を与えるのでガラス粉、水
酸化アルミニウム、硫酸バリウムなどが好ましい。硬化
触媒としては、不飽和ポリエステル樹脂、ビニルエステ
ル樹脂等に作用するもので、例えばアゾイソブチロニト
リルのようなアゾ化合物、ターシャリープチルパーベン
ゾエート、ターシャリーパーオクトエート、ベンゾイル
パーオキサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、
ジクミルパーオキサイド等の有機過酸化物等を挙げるこ
とができ、不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対し
て通常0.3〜3重量部の範囲で用いることができる。
硬化促進剤としては、有機酸の金属塩類特にコバルト
塩、例えばナフテン酸コバルト、オクチル酸コバルト、
アセチルアセトンコバルト等が使用される。アルキルリ
ン酸エステル等の従来公知のものを挙げることができ、
例えば不飽和ポリエステル樹脂100重量部に対して通
常0.5〜5重量部の割合で用いることができる。低収
縮剤としては、熱可塑性樹脂が使用でき、その具体例と
してはメチルメタクリレート、エチルメタクリレート、
ブチルメタクリレート、メチルアクリレート、エチルア
クリレートなどのアクリル酸又はメタクリル酸の低級ア
ルキルエステル類、スチレン、塩化ビニル、酢酸ビニル
などの単量体の単独重合体又は共重合体類、前記ビニル
単量体の少なくとも1種と、ウラリルメタクリレート、
イソビニルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリ
ルアミド、ヒドロキシルアルキルアクリレート又はメタ
クリレート、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、
アクリル酸、メタクリル酸、セチルステアリルメタクリ
レートよりなる単量体の少なくとも1種の共重合体など
のほか、セルロースアセテートブチレート及びセルロー
スアセテートプロピオネート、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン等がある。
【0017】本発明の基体(基礎下地、下地)追従性試
験について述べる。試験片の作成は300mm×300
mmの複合被覆構造体(厚み5mm)を真半分に切断
し、これを突き合わせた物を基体とし、これを図8、図
10のように幅25mmの短冊状にカットした物をテス
トピースとする。図3の本発明の方法で作った試験片1
1は図7(正面断面図)、図8(側面断面図)のような
形状である。従来例の図1の方法で作った試験片11は
図9(正面断面図)、図10(側面断面図)である。基
体追従性試験は恒温恒湿の部屋で(20℃×50%R
H)TCM−500万能引張り試験機を用いて、図1
1、図12のように試験片を挟持して フルスケール :500kg クロスヘッドスピード: 1mm/min チャートスピード :10mm/min チャック間距離 :165mm の条件で行う。
【0018】
【作用】複合被覆構造体の構造が 1)基礎下地(基体)に 2)接着剤層としてプライマー塗布して削設孔を有する
不織布シート接着 3)軟質弾性防水材層としてポリウレタン樹脂系防水剤
塗布 4)繊維強化熱硬化樹脂層として内面、外面に不飽和ポ
リエステル樹脂塗布、含浸し、ガラス繊維を載置し 5)化粧材を上面塗布 することでクラック追随性のある構造体が得られる。
【0019】実施例として表1の如き仕様で行い、表2
に衝撃試験(併せて基体との追随性及び脱気性、ハンド
リング性によるしわ、汚れ及び温度変化による基体から
の浮き)の結果を示す。 プライマー・U−007 東洋ゴム工業(株)製 一液
湿気硬化型ポリウレタンプライマー SSNシート 東洋ゴム工業(株)製 ポリ
エステル繊維不織布 防水材161 東洋ゴム工業(株)製 二液
硬化型ポリウレタン防水材 プライマー・U−011 東洋ゴム工業(株)製 一液
湿気硬化型ポリウレタンプライマー ケミルーフFL−12 東洋ゴム工業(株)製 軟質
不飽和ポリエステル樹脂 マット450 東洋ゴム工業(株)製 ガラ
ス繊維 ケミルーフFL−45 東洋ゴム工業(株)製 硬質
不飽和ポリエステル樹脂 表面マット 東洋ゴム工業(株)製 ガラ
ス繊維 ケミルーフFLT 東洋ゴム工業(株)製 硬質
不飽和ポリエステル樹脂 比較として 従来例(1) ウレタン FRPの密着工法による構
造体 従来例(2) ウレタンの密着工法による構造体−表
面層が熱硬化樹脂 従来例(3) ウレタンの密着工法による構造体 従来例(4) 塩ビシートの浮し貼り工法
【0020】
【表1】
【0021】衝撃試験の方法を示す。 装置及び材料 1)落下用鋼球 落下用の鋼球はJIS B 1501(玉軸受用鋼球)
に規定する呼び直径63.5mm、質量1±0.05k
gの鋼球を使用する。 2)落球試験機 内径82mm、長さ1000mmのアルミニウムまたは
それと同等の管の上端部に鋼球を保持及び落下させるス
ナップ装置を設置し、下端部の管を支持する一辺が25
0mmのベースを取り付けて、鋼球の下端から試験体表
面までの距離が1mになるよう設定した構造とする。 3)敷き砂支持台 コンクリート床面に内径の一辺が50cm、深さが5c
mの砂箱型枠を置き、5号けい砂を敷きつめ定規で平坦
に均し支持台とする。鋼球を落球試験機のスナップホッ
クに装着し、ホックのグリップを握って規定の高さから
試験体中央部分に自然落下させ表面のひびわれ、ハガレ
の状態を観察する。尚参考のために基体との追随性試
験、脱気性(外観)、ハンドリング性及び温度変化によ
る基体からの浮きの結果を示す。 評価方法 1)衝撃試験 前述。 2)基体との追随性試験 前述。 3)脱気性 基体のコンクリートブロックを湿潤状態に1ヶ月間保持した後、 コンクリート面を密閉し防水層表面を80℃に昇温し、表面層の 膨れ・外観を観察する。 4)ハンドリング性 防水層上で自動車のハンドリング操作を行い、防水層 のしわ、汚れを観察する。 5)温度変化による 雰囲気温度80℃、24時間放置後の防水層浮き状態 基体からの浮き を観察する。
【0022】
【表2】
【0023】
【発明の効果】
1)軟質弾性防水材としてポリウレタン樹脂を使用した
場合FRPの複合防水のため、水密性に優れている。 2)軟質不飽和ポリエステル樹脂と硬質不飽和ポリエス
テル樹脂及び不織布を使い分けて使用したため下地のク
ラックに無理なく追随可能である。 3)継ぎ目がなく、耐久性の高い防水塗膜のため、植物
根による損傷はない。 4)土壌微生物などにより分解されにくく、土壌溶液の
化学成分に対する耐久性が優れている。 5)不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維でFRPを構
成したため耐荷重性に優れている。 6)工法的に区画毎に行うので、塗膜に損傷があっても
その区画を除去すれば復元可能である。 7)FRPを使用しているので機械的強度に優れてい
る。 8)軟質弾性防水材として発泡体を使用した場合所望の
硬さのものがうることができる。 9)基体(下地)追従性(追随性とは同義語である)は
図13のように従来の1.5mmにくらべ3.5mmと
2倍以上とすぐれている。 10)不織布を使用しているので、ひび割れ、剥がれ及
び亀裂発生はない。その上脱気性も優れている。 11)防水層上での自動車のハンドリングにとるしわ、
汚れの発生はなく、その上温度変化による基体からの浮
きも発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来の複合被覆構造体の断面図。
【図2】図2は従来の複合被覆構造体の基体の割れ目か
らの水分による膨れを示す断面図。
【図3】図3は本発明の複合被覆構造体の断面図。
【図4】図4は本発明の複合被覆構造体の基体の割れ目
からの水分の不織布からの脱気を示す断面図。
【図5】図5は本発明の別の複合被覆構造体の断面図。
【図6】図6は本発明の他の複合被覆構造体の断面図。
【図7】図7は本発明の基体追従性試験片の正面断面
図。
【図8】図8は図7の側面断面図。
【図9】図9は従来例の基体追従性試験片の正面断面
図。
【図10】図10は図9の側面断面図。
【図11】図11基体追従性試験のための万能引張り試
験機と試験片の正面図。
【図12】図12は基体追従性試験のための万能引張り
試験機と試験片の側面図。
【図13】図13は本発明と従来工法との基体追従性試
験の評価を示すグラフ。
【符号の説明】
1 基体(基礎下地) 1a 基体割れ目 1b 膨れ 2 接着剤層 2a プライマー 3 不織布(シート)層 4 削設孔 5 軟質弾性防水材層 5a ポリウレタン樹脂系防水剤 6 熱硬化樹脂用接着剤層 6a 軟質不飽和ポリエステル樹脂 6b 硬質不飽和ポリエステル樹脂 7 ガラス繊維(繊維強化材) 9 化粧層(上面塗布) 10 繊維強化熱硬化樹脂層 11 試験片 11a 短冊状切断 12 万能引張り試験機 13 水分 13a 水分の脱気 14 多重層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八塚 清計 兵庫県加古郡稲美町六分一字内ヶ池1176番 地 東洋ゴム工業株式会社兵庫事業所兵庫 工場内 (72)発明者 西田 和茂 兵庫県加古郡稲美町六分一字内ヶ池1176番 地 東洋ゴム工業株式会社兵庫事業所兵庫 工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複合被覆構造体の構造が 一層目 基体 二層目 接着剤層 三層目 通気性を有した不織布層 四層目 軟質弾性防水材層 五層目 熱硬化樹脂用接着剤層 六層目 繊維強化熱硬化樹脂層 からなることを特徴とする熱硬化性樹脂製複合被覆構造
    体。
  2. 【請求項2】複合被覆構造体の不織布に複数の削設孔を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の熱硬化性樹脂製
    複合被覆構造体。
  3. 【請求項3】複合被覆構造体の不織布に表面又は内面に
    薄膜のゴム又は熱可塑性エラストマーからなるフィルム
    層を有した不織布であることを特徴とする請求項1及び
    請求項2記載の熱硬化性樹脂製複合被覆構造体。
  4. 【請求項4】軟質弾性防水材層が発泡体であることを特
    徴とする請求項1、請求項2及び請求項3記載の熱硬化
    性樹脂製複合被覆構造体。
  5. 【請求項5】複合被覆構造体の構造が 一層目 基体 二層目 接着剤層 三層目 軟質弾性防水材層 四層目 通気性を有した不織布層 五層目 熱硬化樹脂用接着剤層 六層目 繊維強化熱硬化樹脂層 からなることを特徴とする請求項1、請求項2、請求項
    3及び請求項4記載の熱硬化性樹脂製複合被覆構造体。
  6. 【請求項6】複合被覆構造体の六層目に上に七層目に化
    粧層を積層したことを特徴とする請求項1、請求項2、
    請求項3、請求項4及び請求項5記載の熱硬化性樹脂製
    複合被覆構造体。
  7. 【請求項7】熱硬化性樹脂製複合被覆構造体において、
    下記の工程にて 一層目 基礎下地(基体) 二層目 接着剤として1液性湿気硬化型ポリウレタンプ
    ライマー又はゴム系プライマー塗布 三層目 通気性を有した不織布として有孔ポリエステル
    繊維不織布 四層目 軟質弾性防水材層として2液硬化型ポリウレタ
    ン防水材塗布 五層目 熱硬化樹脂用接着剤層として軟質不飽和ポリエ
    ステル樹脂塗布 六層目 繊維強化熱硬化樹脂層としてガラス繊維上面下
    面軟質不飽和ポリエステル樹脂を含浸し硬質不飽和ポリ
    エステル樹脂最上層塗布 を施工することを特徴とする熱硬化性樹脂製複合被覆構
    造体の施工方法。
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