JPH07232185A - 浄化槽 - Google Patents

浄化槽

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JPH07232185A
JPH07232185A JP2404094A JP2404094A JPH07232185A JP H07232185 A JPH07232185 A JP H07232185A JP 2404094 A JP2404094 A JP 2404094A JP 2404094 A JP2404094 A JP 2404094A JP H07232185 A JPH07232185 A JP H07232185A
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JP
Japan
Prior art keywords
fumarolic
septic tank
tank
bundle
filter medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP2404094A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichiro Nakamoto
政一郎 仲本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP2404094A priority Critical patent/JPH07232185A/ja
Publication of JPH07232185A publication Critical patent/JPH07232185A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄効果が大きく、しかも濾材或いは接触材
の全体を洗浄することができる浄化槽を提供するにあ
る。 【構成】 内部に濾材21が設けられた嫌気濾床が設け
られた浄化槽において、濾材21の下方に複数本の噴気
管22、23からなる噴気管の束24が設けられ、噴気
管の束24を構成する複数本の噴気管22、23の相互
に異なる位置に多数の噴気口221、231が設けられ
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、浄化槽に関し、詳しく
は、内部に濾材が設けられた嫌気濾床及び接触材が設け
られた接触曝気槽が設けられた浄化槽において、濾材及
び接触材のいずれかの逆洗が容易な浄化槽に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、特開平4−187296
号公報等に記載されているように、浄化槽の濾材の下方
に噴気管を設け、噴気管の噴気孔から気泡を噴出させ、
気泡の勢いにより水流を発生させ、水流により濾材の洗
浄を行い濾材の目詰まりを解消するようにした浄化槽が
知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
浄化槽においては、濾材の各部分に一様に気泡を接触さ
せて一様に洗浄するために噴気管に多数の噴気孔を穿設
すると噴気孔の口径が小さくならざるを得ず、小さい噴
気孔から噴出する気泡は小さいものであって洗浄効果が
小さい。逆に洗浄効果を上げようとして大きい気泡を噴
出するために噴気孔の口径を大きくすると、噴気孔の間
隔は大とならざるを得ず、噴気孔の間隔が大きくなると
気泡の噴出箇所が限定され、気泡に接触しない濾材の部
分が生じ、濾材の全体が洗浄されないことになる。
【0004】このような課題は、嫌気濾床の濾材のみな
らず接触曝気槽の接触材の洗浄についても同様である。
本発明は、従来の浄化槽におけるこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的とするところは、上
記の問題を解決し、洗浄効果が大きく、しかも濾材或い
は接触材の全体を洗浄することができる浄化槽を提供す
るにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の本発明浄化槽は、内部に濾材が設け
られた嫌気濾床及び接触材が設けられた接触曝気槽が設
けられた浄化槽において、濾材及び接触材のいずれかの
下方に複数本の噴気管からなる噴気管の束が設けられ、
噴気管の束を構成する複数本の噴気管の相互に異なる位
置に多数の噴気口が設けられていることを特徴とするも
のである。
【0006】又、請求項2記載の本発明浄化槽は、請求
項1記載の本発明浄化槽において、噴気管の束が2本の
噴気管からなり、一方の噴気管には、口径1〜3mmの
噴気口が30〜100mmの間隔をおいて設けられ、他
方の噴気管には口径3〜6mmの噴気口が100〜15
0mmの間隔をおいて設けられていることを特徴とする
ものである。
【0007】本発明において、噴気管の材質は、特に限
定されないが、例えば、硬質塩化ビニル樹脂、ポリエチ
レン、ポリプロピレン、FRP、等の合成樹脂が軽量で
あって耐久性に富むために好適に使用でき、ステンレス
鋼、アルミニウム、銅等の金属も使用できる。
【0008】本発明における、複数本の噴気管からなる
噴気管の束においては、複数本の噴気管が上下に縦方向
に重ねられていてもよく、左右に横方向に並列されてい
てもよく、上下に縦方向に重ねられたものが左右に並列
されていてもよい。
【0009】
【作用】請求項1記載の本発明浄化槽においては、濾材
及び接触材のいずれかの下方に複数本の噴気管からなる
噴気管の束が設けられ、噴気管の束を構成する複数本の
噴気管の相互に異なる位置に多数の噴気口が設けられて
いるので、洗浄効果の大きい大径の気泡を発生するする
ために噴気管に設ける噴気口の口径を大きくし、その為
に噴気口の間隔が大きくなっても、噴気管の束を構成す
る複数本の噴気管に設ける噴気口の位置を相互に異なっ
たものとすることにより、気泡の発生位置が限定され
ず、大きい気泡を濾材及び接触材のいずれかに一様に当
てることかできる。従って、本発明浄化槽においては、
送気管からの気泡による洗浄効果が大きく、濾材及び接
触材のいずれかの全体を洗浄できる。
【0010】請求項2記載の本発明浄化槽においては、
噴気管の束が2本の噴気管からなり、一方の噴気管に
は、口径1〜3mmの噴気口が30〜100mmの間隔
をおいて設けられ、他方の噴気管には口径3〜6mmの
噴気口が100〜150mmの間隔をおいて設けられて
いるので、先ず口径3〜6mmの噴気口から大径の気泡
を発生させて濾材及び接触材のいずれかの主要箇所の生
物膜や汚泥に貫通孔を開け、次いで口径1〜3mmの噴
気口から小径の気泡を発生させて、貫通孔に小径気泡に
よる水流を通すことにより全体箇所を洗浄するができ
る。
【0011】
【実施例】次に、本発明の実施例を、図面を参照しなが
ら説明する。図1は本発明浄化槽の一例の断面を示す説
明図、図2は図1に示す本発明浄化槽の濾材を取り去っ
た状態を示す平面図である。
【0012】図1、2において、1は合併処理型浄化槽
の本体、2は本体1内に設けられた第1嫌気濾床槽であ
り、第1嫌気濾床槽2の内部には2段の濾材21が設け
られ、各段の濾材21の下方の前後に上下2本の硬質塩
化ビニル樹脂製噴気管22、23からなる噴気管の束2
4が設けられている。
【0013】3は本体1内の第1嫌気濾床槽2に隣接し
て設けられた第2嫌気濾床槽であり、第2嫌気濾床槽の
内部に濾材31が設けられている。4は本体1内の第2
嫌気濾床槽2に隣接して設けられた接触曝気槽であり、
接触曝気槽4の内部には接触材41、散気管42、噴気
管43が設けられている。
【0014】5は本体1内の接触曝気槽4に隣接して設
けられた沈殿槽、6は本体1内の沈殿槽5の上方に設け
られた消毒槽であり、消毒槽6には薬剤容器61が設け
られている。尚、11は本体1の上方に設けられたマン
ホール、21は第1嫌気濾床槽2に設けられた汚水導入
管、62は消毒槽6に設けられた排出管である。
【0015】第1嫌気濾床槽2内において、2段の濾材
21の下方の前後に設けられている上下2本の噴気管2
2、23からなる噴気管の束24は図2、3に示すよう
に、日の字形に組み立てられており、上方の噴気管22
には口径2mmの噴気孔221が50mmの間隔をおい
て穿設されている。下方の噴気管23には口径4mmの
噴気孔231が120mmの間隔をおいて穿設されてい
る。
【0016】上下の噴気管22、23の一側部には、図
3に示すように、分岐管222、232が分岐され、分
岐管222、232には送気管223、233が接続さ
れ、送気管223、233は図4に示すように、バルブ
224、234を介して統合送気管24の一端に接続さ
れ、統合送気管25の他端はブロアー26に接続されて
いる。
【0017】図3に示す上下2本の噴気管22、23か
らなる噴気管の束24は、2段の濾材21の下方の前後
に設けられているので、全部で4組設けられていること
になる。図4においては、2組の噴気管22、23と送
気管223、233の配管が図示されており、他の2組
の噴気管22、23と送気管223、233の配管は省
略されている。
【0018】第1嫌気濾床槽2内において、2段の濾材
21の下方には、濾材受け27が設けられ、濾材受け2
6は図5に示すように、枠体271に網272が張設さ
れて構成され、濾材受け27は図6に示すように、本体
1の側壁に取付けられた受け具12に支持されている。
【0019】濾材受け27の上に濾材21が支持されて
いる。濾材受け27に図6に示すように、噴気管支持具
28が取付けられ、噴気管支持具28に2本の噴気管2
2、23からなる噴気管の束24が取付けられている。
【0020】〔実施例の作用〕次に、図に示す本発明浄
化槽の作用について説明する。導入管21から第1嫌気
濾床槽2に導入された汚水は第1嫌気濾床槽2から第2
嫌気濾床槽3に移動して嫌気性処理が行われ、次いで、
接触曝気槽4において好気性処理が行われた後、沈殿槽
5内で固形分が沈殿される。沈殿槽5内の上澄みの処理
水が薬剤容器61の下方を経由して消毒槽6に流入し、
排出管61から排出される。
【0021】浄化槽の処理が進行して日々が経過し、第
1嫌気濾床槽2内の濾材21の表面に汚泥、生物膜が蓄
積し、濾材21に目詰まりが生じると、噴気管の束24
のうちの下方の噴気管23に送気する送気管233のバ
ルブ234を1個づつ開けることによりブロアー26か
らの圧縮空気を下方の噴気管23に送気し、下方の噴気
管23に比較的大きな間隔をおいて設けられた各噴気孔
231から大径の気泡が噴出される。大径の気泡の噴出
により上昇水流が発生し、上昇水流により、濾材21の
表面の主要部に付着している汚泥、生物膜が破れて貫通
孔が生じる。
【0022】次いで、噴気管の束24のうちの上方の噴
気管22に送気する送気管223のバルブ224を1個
づつ開けることによりブロアー25からの圧縮空気を上
方の噴気管22に送気し、上方の噴気管22に比較的大
きな間隔をおいて設けられた噴気孔221から小径の気
泡が噴出される。この小径の気泡の噴出により発生する
上昇水流が先に開けられた汚泥、生物膜の貫通孔内に貫
通して貫通孔を拡大し、濾材21の内部に進入して濾材
21の洗浄を確実に行うことかできる。
【0023】以上、本発明の実施例を図により説明した
が、本発明の具体的な構成は図示の実施例に限定される
ものではなく、本発明の要旨を逸脱しない設計変更は本
発明に含まれる。例えば、図示の実施例のように、噴気
管の束を濾材の下方に設ける代わりに接触材の下方に設
けてもよい。又、図示の実施例のように、噴気管の束を
日の字形とする代わりに口の字形、或いは目の字形、或
いは、その他の形状としてもよい。又、図示の実施例の
ように、噴気管の束を構成する上方の噴気管に小口径の
噴気孔を穿設する代わりに大口径の噴気孔を穿設しなも
よい。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明浄化槽において
は、洗浄効果の大きい大径の気泡を発生するするために
噴気管に設ける噴気口の口径を大きくし、その為に噴気
口の間隔が大きくなっても、噴気管の束を構成する複数
本の噴気管に設ける噴気口の位置を相互に異なったもの
とすることにより、気泡の発生位置が限定されず、大き
い気泡を濾材及び接触材のいずれかに一様に当てること
かできる。従って、本発明浄化槽においては、送気管か
らの気泡による洗浄効果が大きく、濾材及び接触材のい
ずれかの全体を洗浄できる。
【0025】請求項2記載の本発明浄化槽においては、
先ず口径3〜6mmの噴気口から大径の気泡を発生させ
て濾材及び接触材のいずれかの主要箇所の生物膜や汚泥
に貫通孔を開け、次いで口径1〜3mmの噴気口から小
径の気泡を発生させて、貫通孔に小径気泡による水流を
通すことにより濾材及び接触材のいずれかの全体箇所を
洗浄するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明浄化槽の一例の断面を示す説明図。
【図2】図1に示す本発明浄化槽の濾材を取り去った状
態を示す平面図。
【図3】図1、2に示す本発明浄化槽の噴気管を示す斜
視図。
【図4】図3に示す噴気管の配管状態を示す説明図。
【図5】図1、2に示す本発明浄化槽の濾材受けを示す
平面図。
【図6】図1、2に示す本発明浄化槽の濾材受け付近を
示す断面図。
【符号の説明】 1 浄化槽本体 11 マンホール 2 第1嫌気濾床槽 21 導入管 22、23 噴気管 221、231 噴気孔 222、232 分岐管 223、233 送気管 224、234 バルブ 24 噴気管の束 25 統合送気管 26 ブロアー 3 第2嫌気濾床槽 4 接触曝気槽 5 沈殿槽 6 消毒槽 61 薬剤容器 62 排出管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に濾材が設けられた嫌気濾床及び接
    触材が設けられた接触曝気槽が設けられた浄化槽におい
    て、濾材及び接触材のいずれかの下方に複数本の噴気管
    からなる噴気管の束が設けられ、噴気管の束を構成する
    複数本の噴気管の相互に異なる位置に多数の噴気口が設
    けられていることを特徴とする浄化槽。
  2. 【請求項2】 噴気管の束が2本の噴気管からなり、一
    方の噴気管には、口径1〜3mmの噴気口が30〜10
    0mmの間隔をおいて設けられ、他方の噴気管には口径
    3〜6mmの噴気口が100〜150mmの間隔をおい
    て設けられていることを特徴とする請求項1記載の浄化
    槽。
JP2404094A 1994-02-22 1994-02-22 浄化槽 Pending JPH07232185A (ja)

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JP2404094A JPH07232185A (ja) 1994-02-22 1994-02-22 浄化槽

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001137885A (ja) * 1999-11-16 2001-05-22 Hitachi Chem Co Ltd 濾過層洗浄用散気管、好気濾床槽及び汚水浄化槽
JP2005342652A (ja) * 2004-06-04 2005-12-15 Fuji Clean Kogyo Kk 水処理装置

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